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[23895] 戦況の変化と停戦の行方(その1)返信 削除
2022/4/5 (火) 23:58:46 徳翁導誉

> すいません、おっしゃってくださっているように全部に返信するのは難しいので(笑)
> 個人的に気になったところだけ返信します。

今の調子だと、返信を重ねる度に、倍々ゲームで文章量が増えていきますし、
そろそろ私も、無編集に返信を垂れ流すのは、控えた方が良さそうですかねえ?(笑)
容量オーバーで、返信が2回に分かれるとか、以前はほぼ無かったのに、
今では、結構な頻度で発生させてますから・・・・

> それとやはりウクライナに関する報道が減ってきましたね。
> 戦線にあまり変化がないというのも理由なのでしょうが、
> やはり人はどんなことにも慣れていくのだなとも思いました。

それでも、開戦から1ヶ月以上が経ち、
ウクライナ軍の巻き返しや、ロシア軍の撤退などあるとは言え、そこまで大きな動きは無い中で、
ニュースや報道番組でも、未だに半分以上の時間が割かれている事を思えば、
今までの事例に比べると、やはり関心は高いんじゃないですかねえ?
国内のコロナ感染が、早くも第7波を迎えそうであるのに、そちらの報道は限定的ですし、
「慣れ」や「疲れ」という意味では、ウクライナ戦争以上に、新型コロナの方が大きいかも?

と言いますか、3月下旬の代表戦ウィークで、世界でも続々とW杯出場国が決まり、
いろいろな国の試合映像を見たり、W杯本番の抽選会を見たりしましたが、
日本ほど感染対策を行っている国は、東アジアを中心に、ほんの一握りといった感じで、
世界的には既に、withコロナを受け入れて、日常生活に戻りつつ印象を受けました。
で、戦争の影響もあり、これだけ新型コロナのマスコミ報道が減ってくると、
そろそろ日本でも、同じ様な流れになってくるかも知れませんし、
実際、ここ最近は街中でも、マスクをしてない人がポツポツ増えた気がします(花粉症の季節期なのに・笑)。
また、欧州での戦争や制裁の影響が、遠く離れた日本でも「物価上昇」という形で現れるのは、これからですし、
テレビで見る戦争報道よりも、こちらの方が より如実に市民生活に打撃を与えますので、
そうなってくると、日本国民の関心も、戦争やコロナ以上に、こちらへと向かってくるかも知れません。

> > > ゼレンスキー大統領が各国の国会で演説を行ってるのが話題ですね…
> > これまでゼレンスキーは、各国に合わせた演説を行ってきましたし、
> > 時にはドイツやイスラエルなどで、相手国に対する苦言を述べたりもしていたので、
> > 日本に対して、いったい何を語るのか?というのは、正直かなり興味があったのですが、
> > いざ演説を聞くと・・・当たり障りのない内容で、ちょっと肩透かし(笑)。

> これについては私も同意見でした。
> 領土問題を抱えているという意味ではもう少し踏み込んだことも言えたのかなと思いますが。

まあ、さすがに北方領土や日露戦争、広島・長崎に関して触れるのは、
政治的に難しいですし、私も避けてくるだろうと事前に思ってましたけど、
福島に関しては、そうした政治的な問題も少なそうなので、触れても良かった気はするんですけどね。
触れないなら触れないで、ロシア軍の侵攻を「津波」に例えたのは、個人的に余計だと感じましたし。

> 後本筋ではないですが同時通訳って聞きにくいですね…
> 後で文章を見ないと結局良くわからなかったです。

まあ同時通訳は、いつもあんな感じですよ。
日本語話者の通訳だと聞き易さはありますが、今度は文意の正確さが失われがちですし、
と言いますか、同時通訳って あのレベルでも、かなりの超人技ですからねえ!!(笑)
逆に言えば、もっと聞きやすくとか、正確にとか、理解しやすくとなれば、
身も蓋も無いですが、やはり生よりも、編集された録画で観る方が、ずっと良いとは思います。
どちらかと言えば、生中継って、そのリアルタイム性を味わうのがメインな所がありますので。

それこそ最近はYouTubeとかでも、切り抜き編集動画が大人気ですし、
短時間にまとめられ、理解しやすく加工された動画は、今の時代性にもマッチしている気がします。
もっと言うなら、長い動画を自動的に編集&加工するAIとか、
分厚い本や外国の本を翻訳&要約して、それを自動的に図解&動画化するAIとか生まれてくれば、
今以上に知識の受容が容易になりますし、かなりの需要があるのでは?とか考えますね。
それこそ私も、そんな便利ツールがあれば、是非とも欲しいので(笑)。

> > あと、一番最初にサッカーの話が出てくるのは、2012年に欧州選手権をポーランドと共催した誇りと、
> > FWシェフチェンコに代表される サッカー人気の高さを思えば、ツカミはOKな感じでしょうか?(笑)

> 今回の件でロシアのサッカーチームのウクライナ人コーチが、
> 色々剥奪されているのを見るとサッカーの影響力は大きいんだろうなとは思いましたね。

先日も、カタールW杯の抽選会があり、日本の対戦相手がスペインやドイツに決まりましたけど、
正直 私だって、悲惨な戦争の話などよりも、平和的にサッカーの話とかしたいのが本音ですよ!!
今大会は史上初の冬開催ですが、その頃は戦況が一体どうなっているのか・・・・

ちなみに、ウクライナ代表も、ロシア代表も、欧州予選の残り3枠を争うプレーオフに進出してましたが、
この戦争勃発により、ウクライナの試合は延期となり、ロシアに至っては予選から追放されて、
理想を言うなら「政治とスポーツは別物」としたい所ですが、やはり現実はモロに影響を受けるんですよね。
そして、その判断基準は「戦争は絶対にNG」みたいな原理原則論ではなく、多分的に政治的であり、
旧ユーゴは「悪者」だから排除されたけど、アメリカの戦争は「正義」だから議論さえ起こらず、
ロシアのクリミア併合やドンバス紛争でさえ、W杯の開催国であれば不問に付されると(苦笑)。
中国のウイグル問題や女子テニス・彭帥さんの問題にしても、IOCは北京五輪の為に見て見ぬふりでしたが、
その一方で、欧米諸国は逆に政治利用しようとして、過度に焚き付けていたのも事実ですからねえ・・・・

ちなみに、ウクライナ代表で歴代最多出場を誇る、元主将のティモシュクが、
ロシアの所属クラブから去らない事を理由に、記録剥奪の上に追放処分となったらしいですが、
一方、ロシア代表の方では、現主将のジュバが、自身の父親がウクライナ人という事もあり、
監督と話し合った結果、代表招集をキャンセルしたらしく(抗議ではなく心労が理由)、
その事でロシア議会の副議長から、「裏切り者」「ウクライナ代表に行け」と批判されたみたいですね。
でもまあロシア代表自体は、W杯予選からも排除されてしまったので、
招集されても合宿しか出来ませんし、いつ国際舞台に復帰できるかも見通せない状況ですが・・・・

あと、ウクライナ政府側は、ロシアの代表チームだけでなく、
様々なスポーツ競技で、個々のロシア人選手まで排除するよう働きかけており、
この動きに関しては、さすがに欧米各国でも物議を醸していますね。

> > 例えば、当時はまだ、自民党との政権交代を狙える立場にあった社会党が、
> > 「アメリカの豊かさ、ソ連の社会保障、イギリスの議会政治、日本国憲法の平和主義」を掲げた際、
> > 世論の反応は、なかなか良かったと聞いてますからねえ。

> 正直物心がついたころにはソ連がなかったので良くわからないのですが、
> 社会主義国のソ連ってやはり社会保障が手厚いという印象だったんですかね?

いや私の方も、冷戦が終わった時は小学生でしたから、そんなに詳しい訳じゃありませんよ(笑)。
ただまあ、鉄のカーテンの向こうから宣伝されてた程、充実した保障内容では無かったとは言え、
江田ビジョンが出された60年代始めだと、日本よりは充実してたんじゃないでしょうか?

とりあえず、共産圏であれば、医療と教育が無料で受けられましたし、
国家が仕事を斡旋するので失業の概念が無く、病気や高齢になれば充分な年金が貰えますからねえ。
老人・病人・障害者・母子家庭など、いわゆる社会的弱者にとっては、
今よりもっと良い暮らしというか、人並みの暮らしが出来る社会体制だった訳で、
ソ連時代を懐かしむ人とかは、現在の生活が苦しい、今の社会的弱者層に多い気がします。
民族・性別・地方・貧富はあまり関係が無く、勉強次第で誰でも出世の機会があった社会でしたし、
例えば、8年前の経済制裁すら耐え切った、ロシア中央銀行の現総裁であるナビウリナなんて、
ウラル出身でタタール人の女性ですからねえ(世界でも女性の総裁は彼女くらいだそうで)。
また、共産圏は教育費が無料という事で、貧しいアメリカ人の大学生が、
キューバに留学して医者になるというケースも、それほど珍しい話では無かったかと。
まあキューバの場合、東側諸国と比べても医療レベルは引けを取らず、
平均寿命に関しては、却ってアメリカよりも高いくらいでしたからねえ。
そしてキューバも国家戦略として、医師の国際派遣を積極的に行っていた事情もあったりします。

って、こんな事を書いていると、何だか理想的な社会にも思えますが(笑)、
好景気も不景気もない経済というのは、安定している反面、刺激に乏しく退屈ではあるでしょうし、
あくせく働く必要がない反面、頑張っても大して見返りはなく、経済発展のスピードが遅い社会。
必要な商品は揃っていても、欲しい商品には恵まれず、住宅も家電も自動車も全て同じで、
娯楽の種類も少ないから、みんなで集まって飲み会をして、週末には地元のサッカーチームを応援し、
10年に1度くらい、同じ東側の国へ、家族や同僚と海外旅行に連れてって貰える程度。
近所で助け合える生活と言えば聞こえは良いですが、そこには監視社会の側面も付いてきますし、
一般国民と、一握りの特権階級との間に、アッパー・ミドル層が無いから、
平穏だけど退屈な暮らすだけならまだしも、成長意欲は大きく欠けた世界・・・・

結局、パイの再配分を社会システムとしては高性能でも、パイ自体を大きくする能力に欠け、
戦後10年や20年は上手く行っていたものの(実際、当時は韓国よりも北朝鮮の方が豊かでした)、
30年40年と経つと、資本主義経済の方がググッと成長した上に、
共産主義への対抗政策として、日本や欧州では社会保障の充実を図っていきましたからねえ。
パイ自体を大きくして、再配分の割合まで増やしたとなれば、西側の社会保障も負けなくなりましたし、
逆に共産圏は、パイは大して増えないのに、軍事費などの負担が増して再配分の割合は減り、
しかも制度疲労が起こっていても、なかなか改善できない社会システムでしたので、
この頃になると逆転して、あとは歪みが大きくなって、東側は一気に瓦解って感じだったかな?
そして、西側諸国の中でも特に日本は、55年体制・官僚主導・護送船団・終身雇用などなど、
褒め言葉なのか? 揶揄なのか? 「世界で最も成功した社会主義国」と呼ばれるに至ると(笑)。

で、それで世界は めでたし、めでたし・・・かと思ったら、
共産主義という競争相手を失った事で、資本主義の暴走というか、原点回帰が始まり、
負担の大きい社会保障は、ガンガンと削られていき、
強力な再配分機能を持っていた累進課税の制度も緩んでいき、
経済のグローバル化は、先進国と途上国の差を縮めた反面、各国での格差は拡大させてしまい、
共産圏が提供していた、つつましい日常の生活レベルすら、
満足に享受できない人たちを増やしちゃったんですよね。
それに、共産圏と比べればハイレベルなものの、
「必要な商品は揃っていても、欲しい商品には恵まれない」という意味では、
ユニクロやダイソーばかりになった資本主義社会も、結局は似た者同士なのかも知れません(笑)。

まあ、今更ながらに、理想論を言わせてもらえるなら、
自由主義社会が、共産主義的な社会保障を取り入れたように、
共産主義社会が、資本主義的な経済成長を上手く取り入れる事が出来て、
2つの社会や制度が、良い意味で競争し合えていれば、もっとマシな世界になっていたのかも?
働けど働けど我が暮らし楽にならず な世界だと、平穏だけど退屈な世界さえ、理想郷に映るでしょうし。

> > ゼレンスキー周辺は、政治的には素人でも、映像作りや売り込みではプロの面々ですし、
> > それこそ開戦直後、13名の離島守備隊が、投降を拒否して全員玉砕したとして、
> > 華々しく喧伝され、大統領も英雄勲章を贈ると述べてましたけど、
> > その後、実はロシア軍の捕虜として、生き延びていた事が明らかになったんですよね。

> このニュースを聞いたとき正直プロバガンダやってるなと思いましたね。
> それと同時に本格的な戦争になってしまったなとも思いましたが。

まあ戦争なので、プロパガンダはあって当然ですし、
良い悪いは別として、それこそ当事者であれば、時にそれが必要となる事もあるのでしょうけど、
少なくとも私たち第3国の立場にいる人間は、安易にそれに乗るべきでは無いと思うんですよね。
これはドラマではなくリアルの出来事なので、娯楽的に勧善懲悪視する行為は不健全な気がするので。

> > いや当然ですが、デモ参加者に「暴徒化しろ!」と言ってる訳ではありませんよ。
> > ただ現実的に、平和なデモよりも、暴徒化した群衆の方が、政権崩壊に繋がりやすいという話で。
> > そして、それを今の時代にアメリカでやろうとしたのが、選挙で敗れたトランプでした(苦笑)。

> そういえばトランプ支持派は議会の占拠とかやってましたねぇ…
> あれで政権奪回とかになれば民主主義国家とは…
> になってしまいますが…

正気を失ったかのように映るトランプの暴走に、さすがの中国も疑心暗鬼となって、
「核戦争を起こす気では?」という疑念まで、生まれていたと言いますからねえ・・・・

そこでアメリカ軍の制服組トップは、大統領には無断で中国軍トップと直接コンタクトを取り、
「アメリカ側から中国を攻撃する事は無い。もし攻撃する際は必ず事前に伝える」
と話して、中国側を安心させると共に、
米軍内部では、中国を刺激しないよう軍事演習を延期した上で、
「大統領から核発射の命令が出ても、私を通さない限り従うな」と指示が出てたらしいですからねえ。
文民統制(シビリアン・コントロール)という点では、明らかに逸脱した行動ですけど、
逆に言えば、そうした行動を迫られるくらい、当時のトランプの行動は異常と映ったのでしょうし、
アメリカの政治がここまで進んでしまったというのは、かなりの危機だとは思います。

とは言え、トランプ大統領の誕生というのは、あくまでも結果であり、
トランプがアメリカを狂わせたのではなく、アメリカが狂ってきた為にトランプ登場となった訳で、
そういう意味では、民主主義って本当に、その時々の国民レベルを表す鏡なんですよね。
言ってしまえば、今回のロシアやウクライナにしても、
プーチンを選んだのはロシア国民であり、ゼレンスキーを選んだのはウクライナ国民であると。
意地悪な物言いですが、ウクライナ国民が「ゼレンスキーで良かった」と本気で思うなら、何も言えません。
また、そういう意味では、日本における改憲か? 護憲か?という議論も、
もちろん憲法の条文は重要ですけども、それ以上に重要なのは何よりも「民意」ですからねえ!!
どれだけ9条を死守しようとも、国民世論が好戦的な方向へ流れれば、戦争は普通に起こり得るでしょうし、
逆に9条を改正しても、日本国民が真に平和を希求するならば、そうそう戦争には至らないはずです。

> とはいえ、郵便での投票が有効って個人的には違和感がありましたね。
> これはやはり私が日本の占拠に慣れているからなんでしょうかねぇ…

一応、郵便投票は日本でも、身体障害者や海外在住者を対象に行われていますけどね。
そしてアメリカの場合、国土が物凄く広いですから、投票所が遠ければ郵便投票も手段の1つでしょうし、
それに何より、アメリカの有権者が選ぶのは、大統領ではなく各州を代表して投票する選挙人であり
選挙の1ヶ月半後に、選挙人による間接選挙で大統領が決まるシステムなのも、
通信網や交通網が未発達だった、当時の名残ではありますからねえ(笑)。
こちらに比べれば、郵便投票はまだそこまで、個人的に違和感は無いかも?
そのうち、自宅や外出先でも、オンラインで投票が可能となれば、
それはある意味で、郵便投票のデジタル化みたいな事でもあるしょうし。

> > 現状だと、やはり政治的な信念がある人くらいしか立ち上がらないでしょうし、
> > そういった人間は、社会全体だと一部に過ぎ無い事を思えば、
> > もっと反政権的な民意が高まるには、政治信条よりも、市民生活が苦しくなる必要があるかと?
> > ただしロシアの場合、ダーチャと呼ばれる郊外別荘を、庶民たちでも結構保有しており、
> > 経済制裁やコロナ禍の中でも、それで何とか自給自足が出来ちゃったりする社会なので、
> > 他の国に比べると、なかなか崩れないって所はありそう(国防意識も世界標準よりも高い国民性ですし)。

> ルーブルは暴落していますし、
> 一部報道ではロシアのスーパーでは売られている物が明らかに減っているということもあるみたいですが、
> この状況が酷くなったり続いたりすれば可能性はあるというとこでしょうか。

為替的に、どれだけルーブルの価値が下がっても、
ロシア国内でルーブルを使う限りは、そんなに関係無いですからねえ。
もちろん、輸入品の値段が高騰すれば、それに伴って物価も高騰するでしょうから、
それはそれで大変でしょうけど、それでも食糧や燃料は自給自足が出来ちゃう国ですし、
制裁が長くなれば、欧米から輸入品も、次第に中国製品に取って代わられるかも知れず、
そうなれば、質は低くなっても、我慢できない・・・というレベルまでは落ちない可能性も?

とは言え、ソ連時代は生産力は高くても、輸送力や分配機能が低くて、物不足を起こしてましたし、
ソ連崩壊後は、欧米企業が入ってきて、その辺りは改善されたかも知れませんが、
もしかしたら、物流ノウハウは欧米企業に任せっきりで、国内企業だけでは未だに能力不足かも知れず、
仮に そうだとすれば、単純に輸入品だけが品薄で、スーパーの棚が空になるだけでなく、
輸送力や分配機能の問題から、国産品まで品薄になる可能性も、もしかしたら あるのかも知れませんね。
そうなると、久しぶりに配給制が復活するのかな?(笑)
って、ソ連時代を覚えている中高年層はまだしも、資本主義しか知らない若者層の不満は高まるかも?

> ロシアの一般国民はどうなんでしょうか?
> ソ連時代の思いからやはり反米的な思いは強いのか、
> 冷戦崩壊から30年経ってもうそういう思いもないのか。

2014年の調査↓によると、アメリカが好きなロシア国民は23%との事。
http://www.garbagenews.net/archives/2179342.html
日本は66%で、欧州諸国は60〜70%台ですから、やはり低い感じかな?
でも、中東諸国は10%台なので、こちらの方が反米色が強いかも。

そして、この調査では、アメリカへの好感度と同時に、中国への好感度も調べてますけど、
アジア・アフリカ・中南米と、欧米諸国以外は、米中の好感度にそこまで大差が無い反面、
日本の7%という低さが、一際目立ってますね(笑)。
そういう意味では、ロシア国民の反米色は、日本国民の反中色よりも大分マシであると。

また、これは個人的な感覚ですけども、ロシア国民のアメリカに対する意識は、
もちろん、ソ連時代からの流れで、特別な思いはあるでしょうけど、
それは反米色という以上に、アメリカに対する「ライバル意識」と表現する方が妥当な気がしますし、
逆に言うと、ライバルだからと言って、必ずしも嫌いだという事にはならず、
今となっては、アメリカと張り合えてた時代を懐かしがったり、却って憧れの意識とかも強そう。
アメリカが嫌いだという意見があったにしても、それは主に、
ソ連崩壊後に、ロシア経済を滅茶苦茶にされたという、90年代の恨みであったり、
00年代の中頃から始まった、新たなる米露対立による影響の方が、ずっと大きい気はします。

ちなみに、日本社会で急速に「嫌韓反中」が増えたのも、ちょうど同じ頃の00年代でしたね・・・・
う〜ん、そうやって改めて考えると、2003年のイラク戦争が、1つの時代的な転換点だったのかなぁ?
EU内では、あの戦争に対する賛否が分かれた事で、結果的にイギリスのEU離脱へと繋がりましたし、
旧東側の東欧諸国がアメリカに擦り寄った事で、アメリカはロシアへの工作を深める一方、
ロシアもアメリカに倣って、武力を背景とした強引な戦略が増えていきましたし、
中東の不安定化やイスラム国の台頭なども、ここがキッカケではありましたからねえ。
って、東アジアの対立の方は、イラク戦争とはあまり関係無しに、
1997年に起こったアジア通貨危機からの回復過程で、いろいろと変化が生じた結果かも知れませんが?

> > > ロシアがアメリカと対立的になることってそうメリットがあるとは思えないんですよねぇ。
> > WW2オンラインをプレーすると、実感できるかも知れませんけど、
> > 地政学的に言うと、実はロシアって、アメリカのベスト・パートナーです(笑)。
> > アメリカは海を通して、欧州とアジアという2大世界と面していますが、
> > ロシアは陸続きで、欧州とアジアに面しており、
> > 海洋国家と大陸国家で住み分けしつつ、この2大世界を挟み込む立地にある為、
> > 分け合って支配する事が可能なんですよね。
> > 同盟関係ではなく、仮想敵同士でしたけど、それが最も上手くハマったの冷戦構造です!!
> > 言い方は悪いですが、米ソがプロレスを繰り広げる事で、欧州とアジアを分割支配できたと。
> > ちなみにアメリカから見て、イギリスと日本は、それぞれ欧州とアジアへの橋頭堡として最適です(苦笑)。

> そうですね。
> ソ連とアメリカは利益が被りにくいですし、
> 逆に言うとソ連と中国アメリカと日本・イギリスは相性が悪いですよねぇ。
> まぁ、カナダがイギリス領ではない米英間は当時よりはマシかもしれませんが、
> それでも…

まあ、並び立とうとするから、相性が悪いのであって、
上下や主従がハッキリしてしまえば、却って補完関係になれますけどね。
まさしく、今の日本とアメリカのように(苦笑)。

そういう意味では、ロシアと中国の関係も、もしもアメリカという共通の敵が居なければ、
利害が衝突し合う、対立関係となってしまいがちですけど、
今回のロシアの失態により、中国のとの上下関係がハッキリしてしまえば、
却って中露両国は、安定的なパートナーに成り得るかも知れませんよ。
それこそ、このまま西側諸国からの経済制裁が続けば、そのうち中国企業がロシア市場を席巻しそうですし、
中国とロシアが統一的な市場となれば、必然的に中央アジア諸国も、そこに飲み込まれていきます。
また、ウクライナの戦後復興に関しても、もし仮に、中国の企業と中国人の労働者が流れ込めば、
移民国家のカナダやオーストラリアで、中国色が強まっているのと同じように、
ウクライナでも中国色が強まるかも知れず、そうなれば「一帯一路構想」はかなり前進するかと?
それこそ、モンゴル帝国の支配下に置かれた「パクス・タタリカ(タタールのくびき)」の再来というか、
ユーラシアが一帯一路構想で、中国の影響下に入る「パクス・シニカ」の到来って感じでしょうか(苦笑)。

そして、もしも今後、中国が停戦合意の仲裁国となれば、国際政治における存在感は更に増しますし、
両国の橋渡し役となる事で、ロシア支配地域だけでなく、ウクライナ本国側でも復興事業を担える上、
ウクライナ中立化の保証国として、中国軍が入ってくるなら、ロシアだって無茶は出来なくなる一方で、
中国は経済面だけでなく、軍事面においてまで、ユーラシアで影響力の拡大してくる可能性があると。
ただしその一方で、これだけロシア軍がウクライナで苦戦する姿を見てしまうと、
中国としても、台湾に軍事侵攻というシナリオは、随分と遠離ったかも?
実戦経験が豊富と言われていたロシア軍ですら、この有様なのですから、
実戦不足を指摘される中国軍など尚更ですし、しかも海まで越える必要がありますからねえ。
あとは、ウクライナ本国側がEU諸国と隣接している事を考えれば、特に経済面において、
一帯一路構想における欧州での橋頭堡として、ウクライナの重要性も非常に増しますので、
こういう展開になれば、アメリカ側が手をこまねいてる隙に、中国が漁夫の利を得て、
アメリカと中国の世界的な主導権争いが、本格的に激しさを増してくるかも知れません。

・・・って、中国も今後は、深刻な少子高齢社会を迎えますし、
いくら人口自体は多いと言っても、かなり妄想に近い展開ではあるんでしょうけどね(笑)。
清王朝の皇帝と、帝政ロシアの女帝が、もしも政略結婚していたら?とか、
日露戦争でロシア側が勝利し、もしもロシアの勢力圏が、北京にまで及んでいたら?とか、
中国共産党のリーダーが毛沢東ではなく、もしもソ連に従順であったなら?とか、
それこそ妄想が許されるなら、いろいろと有り得ない展開だって考えられますし(笑)、
また、もうそれはそれで、いっそ架空の世界でも作り上げて、物語化してしまうのも面白いかな?とも。
世界で人気の歴史ファンタジー系ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」とかも、
一応 全話見たんですけど、正直いまいちハマらなかったんですよねえ・・・・
まあ、私自身は文才など皆無なので、物語としてマトモなモノが書けるとは全く思えませんけど、
単に世界観の設定を考えるだけであれば、歴史知識の妄想から、いろいろと楽しめそうですし、
どうせ無駄に長文を垂れ流すなら、創作活動に用いた方が、まだ有益なのか?と思わなくも無いと(苦笑)。

> > > 声が大きいだけの少数派って結局のところ反発を受ける方が多いと思うんですよねぇ。
> > > 根拠はと言われるとありませんけど。

> > う〜ん、そうした側面が無いとは言いませんが、
> > どちらかと言うと、それで反発するのは、逆方向にいる「声が大きいだけの少数派」かな?
> > 大部分の人は、自分の関心が無い主張なんて、「ふ〜ん」と聞き流して気にも止めませんし、
> > それで引っ掛かるのは、逆鱗じゃないですけど、反対方向にアンテナが立っていてこそです(笑)。

> そういうものなのですかねぇ…
> 個別に番組名を出してアレなのですが、
> サンデーモーニングって左寄りの番組だなぁと感じるのですが、
> ネットの世界では毎回叩かれてますよねぇ。
> あの番組に出ている人って声が大きい少数派にあたる人が多いと思うのですが…

サンデーモーニングは、昭和から35年続く長寿番組ですからねえ。
確かに今でこそ、「左寄りの番組」という印象が強いでしょうけども、
放送開始当時は、社会全体が今よりも「左寄り」でしたので、至って普通のスタンスというか、
一般的なニュース番組に比べるとラフな見た目の割に、意外と骨太な所もありましたかねえ?
例えば、台湾が民主化されていく際、あれほど力を入れて報じてた番組は、恐らく他には無かったでしょうし、
今でこそネトウヨ芸者となったケント・ギルバートも、この番組での10年間に及ぶ出演で有名になりました。
昨年いっぱいで番組を卒業した張本勲の発言とかも、今となっては時代錯誤な内容なのは確かでしょうが、
20年30年前なら普通の発言であり、今でも同じ感覚のままの視聴者だって、恐らく少なく無いはずです(笑)。

まあ、そういう意味では、あの番組が特別変わって見えるのは、
ここ20年くらいの間に、日本の社会全体が大きく「右旋回」したのに、
関口宏という個人が中心軸にあったからこそ、35年経ってもあまり番組が変わらなかったからであり、
だからこそ時代に取り残されて、「左寄り」として見られるようになった感じでしょうか?
あれで左寄りなら、昭和末期から平成初頭の報道番組は、左翼番組ばかりだったでしょうね(笑)。
まあ確かに、90年代までの日本って、全体的にも左寄りな社会でしたから、そう間違いでも無いですが、
ですけど今の日本社会は、当時の左側への傾き以上に、右側へと傾いている認識も必要かも知れません。
そもそも1人のメイン司会者のもと、35年も続いてる報道番組というのが、他にありませんから・・・・

そして、これだけ番組が長く続いているという事は、それだけの視聴者を抱えている訳であり、
そうした視聴者層が、果たして「声が大きい少数派」に該当するか?となると、ちょっと疑問ですかね。
恐らく、メインの年齢層は かなり高いでしょうけど(笑)、
20年くらい前の感覚を持ち続けている層と捉えれば、決して少数派では無い気がしますし、
声の大きさという面では、右傾化という時流に逆らってる層なので、
確かにテレビに出演している人たちは、声が大きな人たちでしょうけど、
それを支持している人たちは、逆に声が小さいというか、そんなにネット発信とかもしてない層でしょうから、
人数的には多くても、声が小さいから、あまり目立った存在では無いのかも知れませんよ。

で、逆説的に言えば、ここ20年で急拡大したネトウヨ層とは、根本的に相性が悪いでしょうし、
「ネットの世界では毎回叩かれている」というのも、「まあ、そうだろうなぁ」とは思いますよ。
正直、サンモニはここ10年くらい、まともに見てませんけど、出演陣の顔触れを見ても、
彼らが気持ち良く感じる方向とは、まるで異なる主張がされてる事でしょうし、
番組的には昔から、出演陣の左右バランスは取っているものの、
右側の保守系でもハト派な顔触れなので(河野洋平・田中秀征・舛添要一・岡本行夫・寺島実郎あたり)、
岸田政権を支持せず、石破を叩くような自民党支持者には、思いっ切り左偏重に見えている事かと?
番組的には「右から左まで」でも、彼らからすれば「左から極左まで」と映っているはず(笑)。

> それを批判しているネットに書き込んでいる人って声の大きい少数派なのかなぁ…
> まぁ、そういう人たちが多数派とは思いませんが、
> 匿名でないと声の出せない批判者ってところなのかなぁ。

少数派・・・と呼ぶには、近年はかなり人数が増えているでしょうね。
私も、解りやすいから「ネトウヨ」という単語を用いてますけど、
今では既に、活動範囲がネットを越えて、マスコミの報道内容などにも影響を与え始めてますし、
ネット情報の又聞きみたいな感じで、間接的にネット情報に踊らされる人たちも増えてきましたから。
「ネトウヨ化する老人たち」という話は、ちょっと話題になりましたね。

ただ一方で、そうしたネトウヨ的な層と、左寄り的な層だと、一体どちらが多いか?となれば、
まだまだ現状だと、左寄りな層の方が多いと思いますよ。
それこそ、左寄り的な番組の代表例として、サンモニの名前が挙がるとして、
ネトウヨ的な番組の代表例として、何か具体的に番組名が挙がるかとなると・・・・
DHCが枠を買って放送していた「ニュース女子」とかも、ローカルの深夜枠で放送されていた程度で、
徐々にネット配信へと移っていき、1年前にはネット配信さえ終わっちゃいましたからねえ。
別に「右寄り=ネトウヨ」では無いですし、それを支えるだけの層としての厚みは無いと思うんですよ。

また、国会の議席数とか、政党支持率の調査などから、左寄りな人たちが少ないイメージもありますけど、
実際に、比例代表における政党別の得票率を見てみると、
自民党は33%前後(3人に1人)、旧民主党は20%前後(5人に1人)って感じなので、
単純な人数比で見れば、そこまで自民党が圧倒している訳でも、旧民主党が不人気な訳でも無いんです。
その一方で、ネトウヨ層の厚みは、一昨年の愛知でのリコール騒動を見れば、おおよその実態が解るかと?

> > 例えば政治の話を続けるなら、知事の人気とかって、その辺りが顕著に現れやすく、
> > 小池知事にせよ、橋下知事にせよ、東国原知事にせよ、
> > 初当選時の選挙では、そこまでの得票率で勝ってる訳じゃないんですよ。
> > しかし、ひとたび当選して、マスコミも大々的に報じると、一気に支持率が爆上がりすると!
> > それこそ、選挙前の賛成・反対なんて意見は、簡単に消し飛んでしまう程に(笑)。

> 小池知事は正直分かりませんが、
> 橋下知事は小泉総理のやり方をうまく模倣したなぁと思いましたけどねぇ。
> ワンイシューでの問題提起と反対勢力のラベリングというのはまさに小泉総理のやり方かなと。
> その意味で都構想の否定は彼にとって痛かったのでしょうけど。

う〜ん、橋下&小泉の2人は、確かに手法的には似た所もあった反面、
そこまで同じかと言われると、そこまででは無いかな?というのが、個人的な感想でしょうか。

小泉首相の場合、狙いはあくまでも、
自民党内での主導権(経世会の追い落とし)であり、「郵政民営化」は政局の手段であって、
国民からの支持も、それを成し遂げる為の道具にしか過ぎませんでしたからねえ。
一方で橋下知事の場合は、狙い自体は、地盤沈下を続ける大阪の復活にあり、
「大阪都構想」は、それを成し遂げる為の方法論であって、
最後は住民投票が必要ですから、懸命に住民へアピールしてたって感じでしょうか?
そういう意味では、郵政民営化と大阪都構想は、「ワンフレーズ政治」という面では同じでも、
その目的はまるで異なりましたし、逆に言えば手段や道具として割り切れていたからこそ、
パフォーマンス性が徹底されており、より効果を発揮できたのかな?とは思います。
逆に言えば、権力闘争よりも大阪復活なんて夢を抱いたばかりに、扇動政治家としてはレベルが落ち、
増やした味方の分だけ、敵の数まで増やし、橋下支持だが都構想は不安という層を丸め込めなかった時点で、
うまく模倣できたとも、あまり思えないんですよねえ、私としては・・・・

って、小泉&橋下の両名が嫌いか?となると、実はそこまで嫌いでは無くて(笑)、
首相や知事という、権力のトップに居たからこそ、その手法も含めて批判的な評価になるだけで、
例えば小泉首相とかも、野党第一党の党首とかであれば、あの役者ぶりは非常に活きたと思いますし、
タレント橋下徹に関しては、却って好きなくらいではあったんですよね。
また、最終的に政治とは結果が全てなので、時と場合によってはパフォーマンスもアリですけど、
結局の所、自民党内で傍流だった清和会が、長年に渡って権力を握り続けられた事は、
小泉政治の目的としては達成出来ていても、それが私たち日本国民の利益に繋がったかは別問題であり、
大阪復活を目指した橋下政治も、2度とも住民投票で否決され、大阪の府市統合は実現しませんでしたからねえ。
これに、民主党による政権交代も含め、最終的には「日本の立て直し」が成るなら、
誰が、どんな方法で、どういう政策を目指しても、個人的には別に構わないんですよね。
もちろん、私には私なりの理想像がありますが、それが必ずしも多くの賛同を得られるとは限りませんし、
国民全体の幸福の最大化と不幸の最小化さえ出来れば、結果として、誰が多く得をしても大して気にならないと。

> > そういう意味では、一昔前までの右肩上がりな時代と違って、
> > 停滞期から下り坂へと突入した昨今の社会情勢下では、
> > 自分が何かを得る事よりも、他者が何かを失う方が、より得に感じるというか、
> > そちらの方が機会が多いからこそ、大バッシング時代を迎えているような気はしますね。
> > 「自国第一主義」とか言っても、どうすれば国益が最大化するか?ではなく、
> > どこに叩けるターゲットが居るか?の方が、その主題になってしまっている感もあります。

> 一億総バッシング時代なんて言われ方もしますが、
> 今までは井戸端会議で話題に上がるだけだったものが、
> 誰でも簡単にネットに書き込める時代(意見を外に発信できる時代)になりましたからねぇ。
> 身内に向けているつもりでもそれが誰でも見ることができるということを覚えておかないと、
> 逆に自分がバッシングの対象となる怖い世の中になりましたよね。

個人的には、「一国の総理」よりも、「一介の芸人」の方が、
あれやこれやと倫理観を問われる時代になったのは、何だか不思議な感じはしますけどね(苦笑)。
まあ、それだけ「バッシングの娯楽化」が進んでるって事かな?とも思います。

何か不祥事を犯して、過度に叩かれてる芸能人のタイプって、大体の場合、
ちょっとナルシストっぽい、優等生や芸達者な人たちで、薄く広く人気がある反面、
そんな感じを「何となく気に食わない」と思っている人たちも、一定数は抱えてる事が多い気がします。
で、それがある時、何らかのキッカケがあると、熱烈なファンは少ないので人気は一気に無くなる一方、
元々好きじゃなかった人たちは、ここを好機として一気に嫌いへと転じ、一斉にバッシングに掛かると。
そうなると、叩ける大義名分を得ている事を隠れ蓑にして、どこまでも過激化していき、
集団&匿名で行うので、バッシング行為に対する自覚や責任を抱く感覚は乏しく、
画面越しなのでリアル感は少なく、それでいてネット越しだとリアルタイム性があって、
もう本当に、視聴者参加型の時代劇とでも言いましょうか、勧善懲悪劇でスッキリできるんでしょうね。

> しかし、反ウクライナに傾きかけたのはあの一瞬で結局反露に戻りましたね。
> ゼレンスキー大統領の演説が良かったという書き込みも多く見ましたし、
> その意味ではあの演説も成功だったのかも。

いや〜、あの演説が成功だったかは兎も角、
ネット上だと、反ウクライナな発言が、じわじわ増え続けている印象を受けるのですが、
う〜ん、矢羽雅朝さんと私とでは、接触している所が違うんですかねえ?
ただ、テレビ報道などでも先週あたりを境にして、ウクライナ側に都合の悪い情報も、
本当に僅かながら出てくるようになりましたし、それはネトウヨ層が騒いだ効果なのかな?とも(笑)。

でもまあ、欧米メディアの方も、少し似た感じにはなってきてますし、
開戦から1ヶ月が経ち、戦況も膠着化しつつある事もあって、ウクライナ一辺倒の視点から変わってきたのか、
はたまた、ロシアの作戦転換もあって、そろそろ本当に停戦交渉への流れを作る為にも、
ヒートアップさせ過ぎた民意を、ここらで一旦クールダウンさせようという、隠れた意向があるのか、
その辺りの事情は解らないものの、確かに先週あたりから、小さな潮目が見て取れた感じはしていますね、個人的には。
例えば、日本のテレビ番組でも、アゾフ大隊について触れる報道が出てきましたし、
また、未だ例外的とは言え、こうした意見↓が出てきた事には、私も正直驚きましたからね。

「玉川徹氏 ミンスク合意破棄目指したウクライナ大統領を疑問視」
https://news.yahoo.co.jp/articles/56945e358ab0e7022623675502777c3366141e7c

「ロシア軍が敵視するアゾフ連隊司令官への独自インタビュー」
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000249505.html

> > ですけど、ゼレンスキーが取った行動というのは、ヤクザに喧嘩を売るようなモノですからねえ。
> > もちろん、理不尽な要求を受けても、それを毅然と拒否すれば格好良いですし、
> > ヤクザが仕返しに発砲してきたら、社会通念的に悪いのは明らかにヤクザの側ですよ。
> > とは言え、その発砲により、家族が命を失うなんて事になったら、
> > 一家の主として、その対応が間違いでは無かったと、本当に言えるのでしょうか?
> > ヤクザだって、ナメられた おまんま食い上げですから、暴力行為に及ぶ可能性は現実的に充分あります。
> > 今回の一件って、解りやすく言ってしまえば、そういう話だと思ってますし、
> > 警察は介入せず、家族の犠牲は増えていき、それでも正義を貫く事は、本当に正しいのか否か?

> この例えは分かりやすいですね。
> ただ、ウクライナとしてはヤクザに襲われたら、
> 警察(アメリカ・もしくはNATO)が助けてくれることも、
> ある程度期待していたのかなぁとも思いますけど。

そこは警察としても、民事不介入 もしくは 管轄外なので(苦笑)。
・・・と、冗談はさておき、本気でアメリカやNATOの参戦を期待していたのだとすれば、
それは本当に、ゼレンスキーの政治的センスが皆無だと言えますし、
そこは政治素人だったので、盛大に読み間違えた可能性も充分あるかとは思いますが、
でも、昨年末あたりからは、欧米諸国よりも、ロシア軍侵攻の危険性をヒシヒシと感じてたはずで、
プーチンの「虎の尾を踏んだ」焦りのような感じが、画面越しでも見て取れましたからねえ。

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