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[23928] Re2:近未来ww3 感想戦用スレ返信 削除
2022/4/29 (金) 16:45:03 ブラジル

早期開戦・早期決着は二大陣営(+核)の戦場だとよくあることではありますが、
そうは言いながらも今回の戦場は戦争開始があまりに早かった。
ですから、東側は(もっと言えば西側も)攻撃の態勢を全く整えられていませんでした。
だから泥仕合になった訳ですね。

二大陣営戦場はお互いがお互いの許容範囲を探りながら、戦争準備を整えて勝率を上昇させていく戦場です。
その観点で言えば、今回の東側の言動は「攻撃の態勢を整える」という点では間違ってはいませんが、「西側(と中立国)の許容範囲内で準備を行う」という点が全くのお粗末でした。

それ故にアメリカ殿は、「お互いの許容範囲を探る」ことを諦めるしかありませんでした。
このとき、アメリカ殿が「東側の行動を全て許容する」という方向で諦めていた場合、当然の帰結として東側が圧勝します。
そうなると選択肢は二つ。「西側もがむしゃらに戦争準備をする」(競争)と「東側が戦争準備を整える前に攻める」(先制)しかありません。

その二つであれば、勝率が高くなるのは後者です。時間を掛ければ西側が戦争準備を進めるよりも、早く頭数の多い東側が戦争準備を進めるリスクがあります。
また、西側から見た時に、東側の姿勢はあまりに強硬です。好きにさせればいつ攻めてくるか分かりません。
こうなると先手が圧倒的有利な二大陣営戦場においては、準備不足であっても強引に開戦するしかないでしょう。

いくつかの国は、アメリカ殿を批判されていますが、戦略的に見ればこれ以外の選択肢はありません。
東側はあまり意図していなかったと思いますが結果的に他の選択肢を無くしていきましたから。

そして、アメリカ殿からすれば、困難なタイミングでの戦争を強いられた上で東側が「降伏」ではなく「投了」を口にしたことに不快感を覚えるのは当然だと思います。
結局、インド殿以外からは明確に降伏の言及はありませんでしたし。
あと、戦略の瑕疵には触れず全て核が悪いと言わんばかりの態度もちょっと頂けないかと。

個人的には、東側が短期決戦特有の「攻撃までの準備」ではなく、通常戦場と同じ「国力増強」を念頭に置いていたことが戦略的な不備だったと思います。
過去戦場を見返しても攻撃開始までのビジョンが無く、国力増強と防戦への言及(核報復もここに含みます)が圧倒的だったので。
攻撃は最大の防御、ではありませんが、攻撃できる態勢というのはそのまま反撃できる態勢でもあります。
故に、東側が攻撃開始までのビジョンを有していれば、アメリカ殿が仕掛けた際も少しは戦況も変わったかもしれません。
これに関しては核の先手優位を考えれば一概には言えませんけど。



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