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[7943] Re3:グルジアと宇宙返信 削除
2008/8/18 (月) 17:03:23 徳翁導誉

> 宇宙は関係ないんですけど、ロシア軍は今だグルジアに留まり続けているらしいですね。
まあ、そんなに簡単に撤退するくらいであれば、始めから、
他国内に軍隊を進めるなんて、大胆な真似はしませんからねえ。
グルジア大統領のサーカシビリが、ロシアとの講和を求めるどころか、
「CIS脱退」なんてカードをちらつかせている現状では、尚更の事かと。
こうなってしまえば、ロシアも、グルジアも、
「戦闘勃発前の状態に戻す」なんて条件では矛を収められないですし。

南オセチアやアブハジアを実際に独立させるのは、国際政治的に難しいにしても、
ロシアの支援により事実上独立している現状を、グルジア中央政府が認めるなり、
反露親NATO路線のサーカシビリを失脚させない限り、
ロシアも即時撤退なんて事は承伏できないでしょうし、
かと言って、上記のような条件をサーカシビリが呑めるはずもない。
まあ当分の間は、こんなグダグダした状態が続くんじゃないですかねえ?
グルジアの為にロシアとやりあおうなんて殊勝な国なんて無いでしょうし。


> この様子だと、アルメニアやアゼルバイジャンの動きが気になってきますが、動くと思いますか?
アルメニアやアゼルバイジャンが動くって、何がですか?
グルジアとアルメニア、アルメニアとアゼルバイジャンは確かに険悪な関係ではありますが、
今回の事を踏まえて、どうこうなんて事は無いと思いますけどねえ。
特にグルジアとアゼルバイジャンなんて、パイプライン関連でしか影響を受けないでしょうし。


> 後、管理人殿も言ってますが、ほんとになぜ欧米VSロシアの関係は崩れないんですかね・・。
> 冷戦はとっくに終わり、ソ連も崩壊したのですがね・・・。

いや別に、「欧米vsロシア」の関係で固定化しているなんて事は言ってませんけどね。
特にEUなんて、ロシアから送られる天然ガスに依存し過ぎて、
エネルギー面では、ロシアに首根っこを掴まれている状態ですし。
まあ、そうした状況を打破しようと、コーカサス地域に手を伸ばし始めたのが、
今回のグルジア状勢の遠因の1つではありますが・・・・

とは言え、「子分か敵か」の二者択一しかないアメリカ(もちろん極端に言ってますよ)はまだしも、
EUとロシアは、対立したり、協力したり、場面場面によっていろいろですよ。
EUはロシアと対抗(=対立に非ず)する為に作られた側面もありますし、
ロシアはその時々によって、ヨーロッパの一員にもなりますので。
でもまあ、国とは多かれ少なかれ、国益を求めて他国と対立するモノですし、
それが大国同士ともなれば、その対立が大きく目立つだけの話なんですけどね。
EU内部でも、それは然りです。

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