| > ここ三日ぐらい雷が鳴りっぱなしですよ。
> 雨はそれ程伴わないので気楽ですが、停電がしばしば…。
以前に比べると、最近は停電などほぼ皆無になっていたのに、
私の住む所では、ここ半月で3回も停電しましたね。
まあ、数分程度ですぐには復旧しましたけど。
ところで、小さな時には凄く怖かった雷ですが、
最近は結構好きですね、夜の雷などは特に。
闇夜を切り裂く閃光を轟音は、まさに自然が生み出す芸術的な花火です。
電気製品がやられないようにコンセントを抜き、雷が映えるよう部屋を真っ暗にして、
ここ数日は雷鑑賞を楽しんでいます(笑)。
> > それって中国が五輪のときに雨が降らないようにするためのロケット弾だか打ちましたよね?
> > それで中国で降らなかった雨がアジア各地域などにきている気がします・・・
> アレって雨を予め強制的に降らせて、雨の元を断つんじゃありませんでしたっけ?
> まぁ、本来降るべき所に降らないので影響が無いとも言い切れませんが…。
「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる(バタフライ効果)」てな感じで、
気象現象とは複雑でカオスなモノなので、全く関係ないとまでは断言しませんけど、
まあ、基本的にはほぼ無関係ですよね、北京の人工降雨とは。
まずそもそも、雨が降る原理というのは、
水蒸気の塊である雲が上空で冷やされる事で、その中で小さな氷の結晶が生まれ、
その結晶が核となり、周りの水蒸気を吸着して氷の粒となり落下し、
落下途中の摩擦熱で氷が溶けて、水滴となって地上に降りてくると言った感じです。
(ちなみに雷とは、雲の中で氷の結晶同士がぶつかり合い生じた静電気の塊)
で、人工降雨の仕組みというのは、雨を降らせそうな雲を発見すると、
その雲にドライアイスやヨウ化銀などを吹きかけて、人工的に氷の結晶を作るんです。
つまりは、単に雨を早く降らせるだけのモノですね。
ですので例えば、前日にあやしい雨雲を見付けたら早めに雨を降らせ、
当日は晴天にするとかは出来ますが(100%成功する訳ではないです)、
韓国や日本に大雨を降らせるほど、大規模なモノではないですね。
もしもそんな事が出来るなら、それはもう立派な気象兵器ですし(笑)。
それに、人間が自然に干渉できるのは本当に微々たる程度なので、
ここまで大きな事は、現在の人類には出来ません。
> ただ、近年の温暖化による異常気象の可能性も否定出来ないかと。
う〜ん、否定は出来ませんけど、肯定もし辛いですね・・・・
「ゲリラ豪雨」と呼ばれるモノは、基本的には「巨大な夕立ち」ですが、
それが何故巨大化したかと言えば、前線が停滞して大気が不安定な為で、
もしもこれに人為的な要因を考慮に加えるとしたら、それはヒートアイランド現象であり、
CO2(二酸化炭素)による「地球温暖化」現象とは、あまり関係ないですからねえ。
正直な所、最近のニュースや報道を見ていると、
「ヒートアイランド現象」と「CO2による地球温暖化現象」とを、
キチンと区別して理解できている人は少ない気もします。
毎度の事ですが、報道ステーションの古舘は、まず間違いなく理解してないでしょうね(笑)。
傍目で見ていてもあの人は、時事問題や社会問題に興味がないのが伝わってくるのに、
何でそこまでして、ニュースキャスターをやりたいんですかねえ?
トーキング・ブルースみたいに、「無駄な1人しゃべり(良い意味で)」をさせれば、
まさに天下一品の人なのに、何故に興味もなく向かない分野をやるんでしょ?
やはりキャスター職が、アナウンサーとしての最高のステータスだからでしょうか?
と、少々脱線してしまいましたが、話を元に戻しますと、
そもそも、当然の如く語られるCO2による地球温暖化現象からして、
「CO2の温室効果」と「CO2による温暖化の可能性」を認める学者は多くても、
「人類が排出したCO2が地球温暖化の主要因である」と断言している学者は、
御用学者を除いてしまえば、あまり居ないと思うんですが、
(前述のように、気象現象とは複雑でカオスなモノなので、普通は断言しません)
しかし現実では、既にCO2主犯説が定説として扱われてますよねえ?
前々から感じているんですが、「報道=文系」という日本の構造は、
明らかに、日本の科学報道を劣らせている要因になっていると思います。
あと気になるのは、確信犯的に地球温暖化を煽る人ですね。
海面の高さは今まで、ずっとあまり変わらなかったが、
昨今になり温暖化で上昇しているみたいな感じで語る人が居たりしますが、
縄文時代の関東地方からして、当時の海岸線ってこんな感じ↓ですからねえ。
http://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/kasumi/rekishi/img/p24_01.gif
だからと言って、縄文人が物凄い量のCO2を排出する暮らしをしていた訳ではありません(笑)。
まあ、縄文時代の例は極端にしても、数十年単位で海進や海退が起きていたりします。
そして特に気になるのが、やたらと「1970年前後から」のデータを持ち出すこと。
CO2排出量が増大したのも、詳細な観測をし始めたのも1970年より前なのに、
何で1970年前後からのデータがよく使われるかと言えば・・・・1970年以前のデータを出すと、
それまでは、地球の平均気温が低下していた事が解ってしまうからです。
実際に1970年くらいまでは、地球温暖化ではなく「氷河期の到来」が心配されていました。
まあ、気候とは変動するモノであり、不変な方がむしろ異常ですからねえ。
もちろん、地球温暖化や環境の問題に関して、真剣に検討するのは私も大賛成ですし、
安易な懐疑派にも与しませんけど、こんなペテン的手法を使う人間には本当に腹が立ちます。
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