[スレッド全体]

[8317] まとめてレス返信 削除
2008/9/6 (土) 16:01:54 徳翁導誉

> > 地方紙の記者が、福田首相からあの最後の言葉を引き出したと、
> > 主要メディアは嬉々としてそれを報じてますけど、でもあれって、
> > あの程度の質問すら出来ない、主要メディアの首相付き記者のレベルの低さを、
> > それと気付かずに暴露しているだけのような気も・・・・

> あの記者会見、私はたまたまTVを見ていたのでリアルタイムで見ました。
> 最初テレビ朝日で見ていてその後MHKに変えたんですが、変えた理由はなぜかテレビ朝日の中継では記者の質問の音声がマイクを通して聞こえてこなかったんですよ。
> まさか記者側のマイクが用意されてないのかなぁ、とおもいつつチャンネル変えたらNHKの方では記者の声がちゃんと聞こえてきて、
> その後の会見場の映像で、首相が立っている演題の前の通路にちゃんとマイクがありました。

私の場合、NHK-BSでサッカーを見ていたら、「30分後に首相が緊急会見」と流れたので、
そこからずっと、地上波のNHKニュースで見てましたね。

> ともかく質問が聞こえなかったので記者と首相のやり取りが成り立っているのかどうかさえもわからない状況だったんですが、
> NHKにチャンネル変えてみていたら、記者が「質問は2点あります。」と言って質問しているにも関わらず、
> 福田さんは1つしか答えず、しかも答えないまま次の記者の質問に移ってしまっている。
> 質問のレベルもさることながら、記者会見の進行すらまともにしない、といういい加減さにあきれました。

ああ、あれですか。
私も見ていて、「最初の質問には答えなかったなあ」とは思いましたけど、
それと同時に、あの質問の仕方では「まあ、しょうがないかな?」とも思いましたからねえ。

ああいう一問一答形式の会見で同時に2つの質問をするには、それなりの尋ねた方があるのに、
あの記者の質問は、敬語が下手な為か言葉の通りやテンポが悪かったですし、
印象としては、あの中で一番下手な質問者だったと思います。
現に実際、彼の前に質問した記者も、2つの質問をしてましたけど、
その時は福田首相も、ちゃんと2問とも答えてましたので。
自ら最初に「2つお伺いします」と言ったのも、恐らくは質問下手を自身でも認識し、
話し方の勉強をした結果なのだとは思うのですが、
であれば、欲張らずに1つの質問に絞れば良かったですし、
そもそも、そんな記者をあの場に派遣する新聞社にも問題があるかと感じました。

それに、質問下手か否かは置いておくにしても、
次の質問へと移るまでは間があるのですから、最初の問いに答えなかった段階で、
「最初の質問は?」とか、少し言えば良いだけなのに、それも無かったかと思います。
一問一答形式である為、一方の質問に答えているうちに、
もう一方の質問を忘れてしまう事などはよくある事ですし、
記者が本当にそれを聞きたくて質問したのであれば、それくらいの手間は払うべきです。

って、進行以上に一番の問題は、首相を突然辞任しての会見であるのに、
わずか12分そこそこで、質疑応答を終えてしまった事なんでしょうけど。
お互いに、形式的すぎるんですよねえ・・・・
まあ、だからこそ、そう言った悪い場慣れをしていない地方記者から、
ああ言った質問が出たのでしょうけど。

> そして、福田さんの最後の言葉を引き出した質問って奴ですが、管理人さんご指摘の点ももちろんですが、
> あの質問のレベルというか意義はどこにあるんでしょうか?

一応、念の為に、最初に断っておきますが、
主要メディアは「あの最後の言葉を引き出した」と報道していると書いただけで、
私の認識としては、「あの程度の質問」といった感じです。
あの質問自体を、別に評価している訳ではありません。

ただその一方で、他の質問者よりはマシだったかな?と思ったのも事実です。
いつもの事ではありますが、主要メディアによる質問って、
社の方で事前に質問集が出来ていて、ただ淡々と「お遣い役」を果たし、
形式的な質問を重ねているだけのような印象を受けるんです。
「これが知りたい」というジャーナリストとしての探求心も、
「切り込んでやる」という気概も感じられないんです。
で、想定問答集のような流れにいつもなってしまうと・・・・
まあこれは、その場にいる記者の問題よりも、主要メディアの体質的問題なんでしょうけど。

だからこそ、「他人事のように印象を持つ」という、
記者の感情が入った「普通の質問」が、逆に栄える結果になったんでしょうね。
まあ、相手をわざと怒らせる事で、相手の本音を引き出す手法はあるものの、
別にあれって、質問内容からすれば、そうした意図があって為されたモノでもないですし、
あの場で、福田首相から、ああした発言が飛び出すのも、
通常の質疑応答が、どれだけ馴れ合いであるかの1つの現れだとも思います。

> つまりは、短気で癇癪持ちの福田さんの性格をメディアにさらしただけで、それ以外の意味もなければ福田さんの性格としては目新しくもないんじゃないような・・・。
まあ、あれはあれで少しくらいは意味があったと思いますよ。
「知っている人は知っている」とか、「何となくは知っている」って段階から、
最後のアレで、日頃ニュースにはあまり関心のない層にまで、
「誰もが明確に認識する」事になった訳ですから。
辞める時に知るっていうのもなんですけど、
でもまあ、知らないよりはずっとマシですし、
ああいう人を総理総裁へと押し上げた党の方は、残っている訳ですからねえ。


> > 機会を待つような余裕のある状態では無いですからねえ。
> 民主が経験不足で4年後に負ける可能性が現状大きいような・・・
> 自民の足の引っ張り合いもそろの頃には消えてるはず。

その4年後まで、下野した自民党が形を維持できているかが分からないんですよ。
「政権交代を狙う」という脆弱な中心軸しかない民主党は、
政権を握ることで、結束が今以上に強まる事は確かである反面、
今まで「政権を維持する」目的だけで結束してきた自民党が、
政権を失った時に、その結束を維持できるか否かは誰にも分かりません。

もしも次回の総選挙で、自民党が下野し、民主党が第一党になった時、
民主党だけでは過半数に達しなければ、連立政権を築く必要があります。
もちろん、社民党や国民新党、公明党などと連立する可能性はあるんですが、
政権の安定性を考えた場合、民主党側としても、
まとまった議席数を持ち、政策の近い連立相手が欲しいですし、
そうなった場合、民主党に近い自民党の一部がまとまって新党を作り、
民主党と連立政権を作る可能性もあります。
そうやって大きな分裂が起きた場合には、自民党に4年後があるかどうかも・・・・

まあ、そうやって自民党も割れて、未熟な政権運営のゴタゴタから民主党も割れて、
そこで最後で最大の政界再編を起こし、右派と左派の二大政党が誕生して、
政策により政権交代が起こるシステムにと言うのが、小沢が考えている青写真のような気もします。
確かに、それが一番分かり易いのは事実なんですけど、
二大政党制を目指してから、もう何度も失敗を繰り返している訳ですし、
完成度の高さを求めるあまり、失敗の危険性を増させるのであれば、
もう、今の自民党と民主党のままで良いので、
とにかく二大政党制を一度試してもらいたいのが個人的な意見です。
せっかく小選挙区制を導入し、制度面での二大政党制への道筋を付けたのに、
そのメリットが活かされる前に、前回の郵政選挙で小選挙区制のデメリットが先に出てますし。
それに短い期間とは言え、戦前には既に、
立憲政友会と立憲民政党の二大政党制が実現した事があるんですから。


> > 自民党も良い方向にリニューアルできたかも知れないのに、
> > 政権への飢餓感を覚えたまま、中途半端に戻ってしまった為、
> > それまで自民党が持っていた「政権政党としての矜持」みたいなモノまで、失ってしまいましたから。

> 下手なダイエットしてリバウンドした人みたいですからね、
> 欲に歯止めが掛からない・・・
> 一旦断食させる?

まあ、そんな感じですね。
飯が「利権」で、断食は「下野」ですか。

> > 消費期限が切れ、負の遺産と化しても、それを続けるのが続き、
> > そしてまた誰かが・・・と言うのが、江戸時代からの日本人の伝統なんですかねえ?
> > 今の時代は、田中角栄の亡霊が未だに生き続けていると言えるのかも?

> そうすると民主党自体が闇将軍の亡霊かと。
> 角福戦争最終幕となって欲しいですね。

いや、角福戦争とか、そういった政局のことではなく、
日本全体のシステムのことです。
「江戸時代から」とか書いてあるのも、その為です。
個人的にはあまり好きではないですが、それでもやはり田中角栄とは凄い政治家ですよ。
ただ、角栄システムというのは、当時は「罪より功」が大きかったのかも知れませんけど、
あれから数十年経過した今となっては、「功より罪」が大きいのだと思います。

[▼次のスレッド]
INCM/CMT
Cyclamen v3.72