| > 関西の笑いのつぼと関東の笑いのつぼは違うというのは本当でしたか。
「関東の笑い」と一括りにされると、それもちょっと違うんですよねえ。
関東、特に東京って、それこそ日本各地から人が集まる所なので、
東京の基準とは、ほぼ「日本の平均値」なんだと思います。
言い方を変えれば、「東京の笑い」と「江戸の笑い」は違うって感じでしょうか?
私の経験では、こうした集合体である「東京」と、
以前より続く「江戸」の違いに、最も疎いのは、
「東京と大阪」という思考パターンを持つ関西人(大阪人)だと思います。
例えばお笑いなら、関西芸人以外はほとんど、関東芸人として認識してませんか?(笑)
当然の事ながら、九州や北海道など、非関西芸人にもいろいろな出身者が居ます。
それに、「関西の笑いと関東の笑い」という風に、明確な違いがあったなら、
ここまで大勢の関西芸人が、東京で活躍していないでしょうしねえ。
まあ、つまりは「日本の平均値」なんだと。
ですから、「よしもと新喜劇」みたいな、関西色の強い笑いですと、
日本の平均値からのズレも大きくなり、全国進出時に失敗したのだと思います。
逆に言えば、そうした地域の特性に合わせているから、
長寿番組となっている側面もあろうかと。
まあ、全国進出時の失敗には、そうしたズレを修正すべく、
変に手を加えすぎてしまった事も、要因の1つではあったんでしょうけど。
そう考えると、ドリフの「8時だよ全員集合」とは、
同じ、舞台形式で見せる番組として、全国基準で実によく出来ていたんでしょうね。
って、私が書くと、どうも展開が理屈っぽくなりますね(笑)。
まあ、理屈ついでに書いてしまえば、
関西の笑いの本質とは、「天丼(同じネタを繰り返す笑い)」なんだと思います。
吉本や松竹の新喜劇などは、まさにその典型であろうかと。
「あそこで笑う」「ここで笑う」といった感じに、
関西独自の笑いのタイミングを、小さい時から刷り込まれていないと、
同じネタを見ても、関西人以外には、そこまで笑えないと言いますか、
もっと言ってしまえば、「関西全体の身内ネタ」みたいな傾向があると思います。
学校の先生のモノマネみたいなもので、他校ではポカーンでも、
校内では大爆笑だったりするような感じでしょうか?
> う〜ん、自分は上岡龍太郎時代を知らないのですが、西田敏行でも充分面白いですよ。
そっかあ・・・言われてみれば、
上岡龍太郎が引退してから、もう8年も経ってるんですね。
じゃあ、鶴瓶とやってたパペポなんかも知らないですよねえ?
ちなみに、ハマった番組で挙げた「大阪EXテレビ」とは、上岡と紳助でやっていた番組で、
現在はテレビ東京の看板番組である「なんでも鑑定団」なんかも、
その番組の一企画から始まったものです。
番組が終了する際、上岡か紳助を司会にする条件で、
各企画をオーディションに掛け、テレビ東京が落札したのが始まりです。
でもまあ、EXテレビで放送していた時は、やっている内容は同じでも、
「お宝自慢をするような金持ちが、偽物だと鑑定されてどう反応するか楽しむ」という、
実にブラックな企画ではありましたけどね(笑)。
> まぁ、ちょっと自分がずれてるのかな?とは思いますが。
> 学校で「崖の上のポニョ」の話で持ちきりの時に「スカイ・クロラ良いよな」って
> 言ってましたからね(笑)
で、私みたいな人間がそこにいると、
「でも、押井の作品ってさあ・・・」という話になると(笑)。
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