| > > > 関西の笑いのつぼと関東の笑いのつぼは違うというのは本当でしたか。
> > 「関東の笑い」と一括りにされると、それもちょっと違うんですよねえ。
> > 関東、特に東京って、それこそ日本各地から人が集まる所なので、
> > 東京の基準とは、ほぼ「日本の平均値」なんだと思います。
> > 言い方を変えれば、「東京の笑い」と「江戸の笑い」は違うって感じでしょうか?
> そういう事ですか。
> 実際東京には住んだことが無いので分かりませんでした。
こういう話をする場合、「笑い」よりも「方言」の方が分かり易いかも知れません。
関西では、標準語のことを「東京弁」といったりしますけど、
標準語と「江戸言葉(江戸弁)」とは、また別にあるって所でしょうか。
まあ、標準語は元々、山の手言葉を元にして造られたと言われているので、
東京弁という言い方も間違えではないものの、個人的には違和感もありますね。
標準語は明治政府によって人工的に造られたモノの上に、
地方からいろいろな言葉が入ってきて、出来上がっているモノですから。
逆に言えば、例えば明石家さんまによりテレビを通して広まった
「〜でんねん」「〜まんねん」という言い方などが、
全国的には、一括りに「関西弁」として認識されてますけど、
関西に住む人間からしたら、やはり違和感がありますよねえ?
実際、大阪弁と京言葉(京都弁)でも、それなりに違いがありますし、
テレビで造られたエセ関西弁は、自分たちの言葉ではないと感じているのでは?(笑)
> そういう点が今日の国民的番組が無い原因の一つでしょうか?
いや、それはあまり関係ないと思いますよ。
> > 「あそこで笑う」「ここで笑う」といった感じに、
> > 関西独自の笑いのタイミングを、小さい時から刷り込まれていないと、
> > 同じネタを見ても、関西人以外には、そこまで笑えないと言いますか、
> > もっと言ってしまえば、「関西全体の身内ネタ」みたいな傾向があると思います。
> ああ、それはありますね。
> 吉本新喜劇でも、これが来ると分かってるネタも多いですしね。
池乃めだかにしても、島木譲二にしても、チャーリー浜にしても、
「同じネタをいったい何年やってるんだ!?」って感じになりますけど、
それでも、あれはもう、関西人にとっての「黄門様の印籠」みたいなもので、
お約束的に「出てきたら笑う」という習慣が染みついてるんですよねえ(笑)。
まあ、出演者が全員一斉に、そのネタでコケたりする連帯感というのは、
場を変えれば、宝塚歌劇などとも通ずるモノもあるのかも?(笑)
それに比べると、東京発のテレビによる笑いというのは、
ネタも、芸人も、飽きられたら捨てる「使い捨て」になりがちですよね。
消費財である笑いを、耐久財へと昇華している関西は、それはそれで幸せな構造なのだと思います。
> この前の27時間テレビでビートたけしが明石屋さんまとナインティナインの岡村の車に絵を
> 書く企画やったときに結構な数の苦情電話が来たみたいなので。
> 個人的には、ああいうのはあっていいと思うんですが、どうでしょう。
今年の27時間テレビは、久々に面白かったですね。
車のは、元となったビッグ3(タモリ・たけし・さんま)の方もリアルタイムで見てたので、
何だか懐かしさもあって良かったです。
ただ当時と違うのは、展開を予想できてしまう事でしょうか。
たけしが全国をたらい回し(最後は東京のスタジオなんだろうなあ)。
ベスト10発表で、めちゃイケとは関係ない15年以上前のビッグ3の映像が登場。
そして、映像後に「中継」の音が鳴った事で、カメラが切り替わる前に笑ってしまうと(笑)。
「感動」とかの方は、日本テレビの24時間テレビに任せて、
フジの27時間テレビはやはり、「笑い」で行って良いんだと思います。
「なまか」とか、あんな意味不明なモノは要りませんよ(笑)。
あとは、テレビ朝日の「27時間チャレンジテレビ」も復活して欲しいなあ・・・・
ブリーフ4とか言って、たけし・鶴瓶・今田・東野が4人組で暴れ過ぎたのが原因なのか、
わずか2回で終了してしまったんですよねえ(笑)。
> 昔プロレスラーが家を解体する企画もありましたし。
これですね↓
http://www.youtube.com/watch?v=7LIthJ04sEs
う〜ん、リアルタイムで見た記憶があるんですけど、
いつ頃の、何の番組だったのかなあ?
ライガーが改名後で、天山が改名前なので、90年代前半だというのは分かりますが。
一応、ここに出てくるレスラーは全員わかりますね(笑)。
それにしても、破壊王も、天コジも、みんな若いなあ・・・・
> > > まぁ、ちょっと自分がずれてるのかな?とは思いますが。
> > > 学校で「崖の上のポニョ」の話で持ちきりの時に「スカイ・クロラ良いよな」って
> > > 言ってましたからね(笑)
> > で、私みたいな人間がそこにいると、
> > 「でも、押井の作品ってさあ・・・」という話になると(笑)。
> で、議論が白熱して周りからは白い目で見られると(笑)
ただ私の場合は、無駄に知識があったり、無駄に分析していたりはするものの、
基本的には「非オタ」なので、白熱した展開にはならないでしょうけどね(笑)。
自分の方から言い合いをする程までの熱情は、持ち合わせていませんので。
まあ、だからこそ、冷静に客観的に語れるのかも知れませんけど。
例えば、「アニメ映画」って事でしたら、押井や庵野などの作品だけでなく、
宮崎作品も、クレヨンしんちゃんやドラえもんなどの映画も、同じ土台の上に並べて語りますし、
もっと深い話に入ると、「海の神兵」とか戦中のアニメ映画まで話題に引っ張ってきてしまいます。
って、そんな態度が、相手に火を付けてしまう事もあるのですが(笑)。
なので、通常は聞き役に徹したりしています。
情報収集好きな私としては、相手にしゃべらせた方が、情報を得やすいですしね。
> ずれてるついでに知り合いから「面白い映画無い?」と聞かれて答えたのが押井守の作品でしたから。
私が「面白い映画無い?」と聞かれたら、
たぶん「白黒時代の黒澤映画」を推すんでしょうね。
カラー作品は賛否両論があるので(私は好きです)、誰にでも勧められるモノではないものの、
白黒時代の娯楽作は、やはり歴代邦画の中でも随一かと。
白黒という事で敬遠される向きもありますが、
白黒でなければ出せない迫力や味わいもありますからねえ。
> ここまで書いといて今更ですが、押井守は一番好きな映画監督の1人です(笑)
スカイ・クロラが上映された影響なのか、
先月CSで放送していた劇場版パトレーバーを2本、久しぶりに見ましたけど、
1つの映画作品としては、やはり面白いなあと思いました。
ただ、原作の付きの作品を、自分好みに塗り替えたり、壊したりという手法だと、
どうしても、諸手を挙げて評価をとはならないんですよねえ・・・・
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