[スレッド全体]

[11217] Re:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/5/20 (水) 22:41:19 ルーキウス

▼ 徳翁導誉さん
> ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。
> ちなみに、この「名将の采配」は、単発企画での放送時に見た時、
> 韓信の「井けい口の戦い(背水の陣)」をやってましたね。
> その時のシチュエーションをゲストに解説し、
> ゲストが作戦をいろいろ考えた後、正解として史実の結果を見る番組で、
> 企画としては興味深かったものの、放送の方は正直イマイチでしたが、
> まあ恐らく見るでしょうね(どの戦争を選ぶかも興味ありますし)。

なかなか面白そうですね。
昔はヒストリーチェンネルでそういった系統のを見ていましたが、
最近はあまり見ていないです。


> > あまり詳しくはないんで知らないんですが、
> > 飛び加藤(実在するのかは知りませんが)はざっと逸話を見る限り個人だと、
> > 私はずっと思っていたんですが違うんでしょうか?

> 逸話や講談などで語られる「飛び加藤」や「果心居士」などは、
> 確かに個人で行動した事になってますけど、
> そもそも、彼ら自体が実在の人物かどうかも判らないですし、
> もしも実在していたとして、そんな伝説の通りだったかと言えば・・・・
> あの辺は個人的に、多分に脚色された「ものがたり」だと認識してまうので。

やっぱりそうですかね。だとすれば夢がないないので少し残念ですが。
まあ、史学科の学生の言うことじゃないですが。


> まあ、仮に実在し、本当に個人で活動していたとしても、
> 実際に活動するとなれば、それをサポートする名も無き下っ端は居たでしょうし、
> それもなく、たった1人で活動していたとしたら、
> 一体どんな活動をしていたのか?という疑問も湧いてきます。
> 1人では、忍者の主要活動の「情報活動」は不可能でしょうし・・・暗殺くらい?
> でも、そんな小説みたいな暗殺が本当にあったかと言われれば・・・・

聞かないですねえ。実行しようとして、途中で殺され記録に残っていないとかもありそうではありますが…
インテリジェンス系や謀略系の話は史料が少ないのでよく分からないです。
そのおかげで某幕僚長のようなことが起こってしまうんでしょうが。
まあ、100%ないとは言いませんが、宝くじで一等を取るよりも低い可能性しかないでしょうね。


[11243] ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/5/22 (金) 21:33:20 徳翁導誉

> > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> > 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> > そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。

> なかなか面白そうですね。
> 昔はヒストリーチェンネルでそういった系統のを見ていましたが、
> 最近はあまり見ていないです。

「名将たちの戦場」や「戦火の歴史」とかですか?
懐かしいですねえ・・・・
私もそうした番組が放送されていた時は、よくヒストリーチャンネルを見てたんですが、
どうも最近はUFOモノや陰謀ネタなど、「これ、歴史か?」という番組が多くなり、
(そちらの方が視聴者が多いのは解りますが、歴史専門チャンネルとの存在意義は?)
ここの所、ほとんど視聴する機会は無くなってしまいました。
歴史関連の番組としては、専門局ではないですが、
「チャンネル銀河」の方が、よく見るくらいですし。
NHKの再放送番組が多い局で、昨年はハイビジョンで「映像の世紀」を見ましたね。
今は同じ時間帯で「街道をゆく」がやってます。
ただ、基本的にドラマがメインの局なので、ヒストリーチャンネルには頑張って貰いたいです。
もう一度、「秘録 第二次世界大戦」とかやってくれないかなあ?
と言いますか、ヒストリーチャンネルの再放送ではなく、地上派で放送して欲しい作品です、あれは。


> > あの辺は個人的に、多分に脚色された「ものがたり」だと認識してますので。
> やっぱりそうですかね。だとすれば夢がないないので少し残念ですが。
> まあ、史学科の学生の言うことじゃないですが。

いや、言うくらいなら、別に良いんじゃないですか?
「これは無いだろうな」と思っていた中にも、意外に真実が1つや2つは隠れていて、
それを見つけた時というのは、小さな真実に大きな喜びを感じられますし、
まあ、夢の方へ史実を曲げていこうとさえしなければ、それはそれで良いのではないかと(笑)。
あと、郷土史家には、史実を夢の方に曲げたがるタイプが多い気がしますね。
何も、教科書に載ってる歴史上の大人物と変に絡めなくても、
その時代を生きた人々の記録としてだけで、それは十分に刺激的なモノだと思うんですけどねえ?
例えば書籍などでも、幕末維新の英傑たちは出てこなくても、
「武士の家計簿」などは十分に面白い一冊ですからねえ。
私たち自身も、そのほとんどの人たちは所詮「庶民」なんですから、
英雄豪傑(現代で言えば政治家や企業家?)の話ばかりではなく、
その時代、その時代の「自分たち(と同じ庶民)」が、どう生きていたかは興味深いですよ。


> > 1人では、忍者の主要活動の「情報活動」は不可能でしょうし・・・暗殺くらい?
> > でも、そんな小説みたいな暗殺が本当にあったかと言われれば・・・・

> 聞かないですねえ。実行しようとして、途中で殺され記録に残っていないとかもありそうではありますが…

まず、謀反目的での暗殺でしたら、
その後の為にもメッセージ性が必要でしょうから、
そうした、忍者を使っての暗殺という手段は採らないでしょうし、
策謀目的での暗殺となれば、近衆を抱き込んで直接殺害する方が有効ですからねえ。
大物になればなる程、警護体制も強固で、1人で暗殺なんて不可能でしょうし、
1人で暗殺が可能な警護程度の人物に対して、
わざわざそんな、イメージするような忍者を使い、暗殺する程の手間を掛けるのか?
と言った疑問が湧く訳です。

> インテリジェンス系や謀略系の話は史料が少ないのでよく分からないです。
忍者に関してであれば、江戸初期に書かれた「萬川集海」が有名ですね。
まあ、私は読んだこと無いですけど。
そもそも歴史史料とか関係なく、
日本語で読めるインテリジェンス系の書籍で、良いのって何かありますか?
最近のですと、佐藤優や手嶋龍一などの著作も何冊かは読みましたが、
どうも少し物足りなかったので。
そう言えば、以前読んだ中野学校出身者の自伝は、ちょっと面白かった記憶が。
・・・って、内容の方は全くと言って良いほど覚えてませんけど(笑)。

> そのおかげで某幕僚長のようなことが起こってしまうんでしょうが。
先日、本屋でたまたま「田母神塾」なんて本が並んでいるのを見付け、
何となく取ってみて、パラパラと読んでみたら・・・・
本屋で衆目があるのに、思わず本当に少し吹き出してしまいました(笑)。
って、これが空自の制服組トップであった事を考えると、笑い事ではないんですけど。
日本の自衛隊は、世界で唯一の「王道の軍隊」に為り得ると、
個人的には期待しているんですが、やはり無理なんでしょうかねえ?

「武」を以て治める「覇道」と、「徳」を以て治める「王道」。
根元的に暴力機関である軍隊とは、どうしても覇道的性質を持ってしまいますが、
専守防衛などという、軍事的には真に馬鹿げた思想(言い換えれば「徳」)を、
本気で掲げる軍隊など、日本の自衛隊以外には地球上に存在しません。
武器を持っているのに、自分たちが先に撃たれるまで絶対に撃たない。
こんな狂気じみた行動を取るなんて、他国の軍隊には絶対に無理ですよ。
ですが、だからこそ、国際平和の為には「価値」がある。
治安維持を目的に、イラクやアフガニスタンなどに駐留し、
自らの身に危険を感じれば、罪もない女子供を撃ち殺せてしまう。
そうした軍隊が現地に生むのは、治安の維持よりも憎悪の連鎖ですからねえ。
治安維持や武装解除を真の意味で行う際、その監視役の軍隊に求められるのは、
人々を押さえ込む圧倒的な軍事力より、それを完遂する圧倒的な精神力だと思うんです。
もちろん、それは軍事力を背景として持っている事が前提の精神力ではありますが、
表裏共に軍事力で抑えては、現地民のその時点での行動は抑えられても、
気持ちの方は逆に反発させ、後日の更なる反動へと繋がりかねませんからね。

治安維持、武装解除、復興開発、災害救助などなど、そうした事の為に命を張る軍隊。
確かに危険を伴う任務ではありますが、世界に於ける大国の義務として、
同じ血を流すなら、戦闘によるモノではなく、平和の為のモノであって欲しいんです。
戦闘行動により現地で反感を買う軍隊ではなく、平和活動による現地で好感を得る軍隊。
実際に自衛隊は、他国と同様の「国民を守る軍隊」という中にあって、
「災害援助」という部分が、かなり大きく占められる珍しい軍隊ですし、
(これに関しては、その基礎を作った辻政信の凄さか? 珍しくも・笑)
日本の「専守防衛」の思想とも相俟って、それを目指せる最先端に居る軍隊かと私は思うんです。
アメリカにしても、ロシアにしても、中国にしても、
覇権を求める超大国とは、向こうから勝手に他国へ「ムチ」を振るのですから、
どうせ、そうした超大国に日本が協力するのであれば、
反感を買う「ムチ」の分野ではなく、好感を得る「アメ」の分野を担当すれば良いんです(笑)。
「そんな美味しい部分だけ済むか?」と思われるかも知れませんが、
それを納得させる為の根拠としてこそ、「憲法第九条」が存在するんです!!

「改憲して、普通の軍隊に」という声もよく聞きますけど、
「世界的に見て、希少価値と付加価値の高い軍隊」を、
わざわざ「普通の軍隊」にするメリットってなんなんでしょ?
違いがある、特徴がある、そうした事こそ、何物にも代え難い「価値」があると言うのに。
また、世界との商売が繁栄に直結する日本にとっては、
モノを売り、顧客を確保する為にも、「良いイメージ」こそ特大の価値があります。
「自衛隊」「憲法第九条」「被爆国」「平和国家」などなど、
日本もカードはいっぱい持ってるんですから、それを有効に使えば良いんです。
別に、イメージ用のカードなので、国内に於ける実際の運用は本音と建前でも構いません。
でもまあ、カードとして有効に機能していけば、虚勢も実体へ近付いていきますし、
それで日本国民が得られるモノが、平和であり富であるのなら、それは申し分はない話かと。
・・・って、あれ?
書いてたら、途中で思いっきり話が脱線してる(笑)。


[11274] 「名将の采配」の放送ラインナップ返信 削除
2009/5/24 (日) 16:51:47 徳翁導誉

> > > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> > > 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> > > そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。
> > > まあ恐らく見るでしょうね(どの戦争を選ぶかも興味ありますし)。

6月の番組表で確認した所、
来月より始まる「名将の采配」のラインナップは、
第1回が「カンネー」、第2回が「サラミス」、第3回が「厳島」でした。
(第4回以降はウィンブルドン・テニス中継の影響でお休み)
以前書いたように、どの戦争を選ぶか興味はありましたが、
出し惜しみ無しの、思いっきり直球的なラインナップですね(笑)。
パイロット版では「井けい口」でしたし。

前番組のタイムスクープハンター同様、全8回シリーズだと聞いていますが、
ここまで直球的だと、残り5回のラインナップも当てられるかなあ?
知名度のあるアレクサンドロスやナポレオンを入れてくるとすれば、
「イッソス」や「アウステルリッツ」が妥当な所か?
あと、エンターテイメントとして扱うには、時代的に近すぎるので、
世界大戦を題材として用いるのは、恐らく避けてくるでしょうね。
それと第3回で日本と言う事は、もう1回くらい後半で日本が来るでしょうから、
そうなると、厳島と時代を被せない為に源平あたりで「一ノ谷」?
それとも、戦国時代の人気なら被ってもOKと、もう1本も戦国で来るか?
戦国だと「川中島」「姉川」「関ヶ原」等々たくさんあって、予想は難しいなあ。
時代的には近いですが、NHKが年末に「坂の上の雲」を放送する事を考えると、
意外と大穴で「日本海海戦」とかも、ひょっとしたら有り得るのか?
パイロット版でやっただけなので、中国も1つくらいは入れたい所でしょうし、
人気面から言うと、三国志の中から「赤壁」や「漢中」あたりか?
何食わぬ顔で「ルウム戦役」あたりを、しれっと混ぜてきたら笑うんだけどな(笑)。

って、実は本当に学研が、歴史群像シリーズのノリで出してる
「一年戦争全史・上下巻」は、何気によく出来てんだよなあ・・・・
http://www.amazon.co.jp/dp/4056045038
銀英伝とかでも出して・・・って、知名度的に無理かあ。
あと設定の詰めも、ガンダムは意外としっかりしてますからねえ。
amazonのレビューでは酷評されてますけど(笑)、
宝島社文庫の「ガンダム一年戦争」なども、
文庫レベル(しかも宝島)としては、そこそこ面白かったですし。
http://www.amazon.co.jp/dp/4796628177/


[11287] Re:「名将の采配」の放送ラインナップ返信 削除
2009/5/26 (火) 03:03:38 ルーキウス 〔HomePage

▼ 徳翁導誉さん
> > > > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> > > > 火曜深夜のこの時間帯は、歴史企画系の番組が続いていくのかなあ?
> > > > そうだったら、歴史好きとしては嬉しいなあ。
> > > > まあ恐らく見るでしょうね(どの戦争を選ぶかも興味ありますし)。

> 6月の番組表で確認した所、
> 来月より始まる「名将の采配」のラインナップは、
> 第1回が「カンネー」、第2回が「サラミス」、第3回が「厳島」でした。
> (第4回以降はウィンブルドン・テニス中継の影響でお休み)
> 以前書いたように、どの戦争を選ぶか興味はありましたが、
> 出し惜しみ無しの、思いっきり直球的なラインナップですね(笑)。
> パイロット版では「井けい口」でしたし。
>
> 前番組のタイムスクープハンター同様、全8回シリーズだと聞いていますが、
> ここまで直球的だと、残り5回のラインナップも当てられるかなあ?

どうせなら、予想合戦とかやったら面白いかもと思います。
当てる自信なんて無いですが。


> 知名度のあるアレクサンドロスやナポレオンを入れてくるとすれば、
> 「イッソス」や「アウステルリッツ」が妥当な所か?

個人的にはイッソスよりかは、ガウガメラ(教科書ではアルベラの方が多いかな?)のほうが知名度的には高い気がします。

直球も良いんですが、変化球としてマールバラとか中東とか日本ではマイナーな物にも期待したいです。


> 何食わぬ顔で「ルウム戦役」あたりを、しれっと混ぜてきたら笑うんだけどな(笑)。
それはそれで見てみたいですw


> って、実は本当に学研が、歴史群像シリーズのノリで出してる
> 「一年戦争全史・上下巻」は、何気によく出来てんだよなあ・・・・
> http://www.amazon.co.jp/dp/4056045038

本屋で立ち読みしましたが、内容に関しても面白いですが、何よりイラストが良いです。


> 銀英伝とかでも出して・・・って、知名度的に無理かあ。
> あと設定の詰めも、ガンダムは意外としっかりしてますからねえ。
> amazonのレビューでは酷評されてますけど(笑)、

銀英伝の知名度ってどのくらいなんでしょうかね?
うちの教授は知っていましたが。


[11766] Re:「名将の采配」の放送ラインナップ返信 削除
2009/7/3 (金) 00:35:45 メッシーナ商会

▼ 徳翁導誉さん
> 6月の番組表で確認した所、
> 来月より始まる「名将の采配」のラインナップは、
> 第1回が「カンネー」、第2回が「サラミス」、第3回が「厳島」でした。

見逃しちゃいました…(笑)


[11773] Re2:「名将の采配」の放送ラインナップ返信 削除
2009/7/4 (土) 19:24:13 徳翁導誉

> > 6月の番組表で確認した所、
> > 来月より始まる「名将の采配」のラインナップは、
> > 第1回が「カンネー」、第2回が「サラミス」、第3回が「厳島」でした。

> 見逃しちゃいました…(笑)

前番組のタイムスクープハンターも深夜に一挙再放送とかありましたので、
NHKの番組表をチェックしていれば、そのうち再放送も望めるかも?
ちなみに、今後のラインナップは、
第4回が「ガウガメラ」、第5回が「上田」、
第6回が「アウステルリッツ」、第7回が「城濮」だそうでう。


[11284] Re:ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/5/26 (火) 02:09:39 ルーキウス 〔HomePage

グループ発表のリーダーなんかに選ばれてしまいました…
レポートも立て込んでいるのに忙しいことこの上ないです。

▼ 徳翁導誉さん
> > 昔はヒストリーチェンネルでそういった系統のを見ていましたが、
> > 最近はあまり見ていないです。

> 「名将たちの戦場」や「戦火の歴史」とかですか?
> 懐かしいですねえ・・・・
> 私もそうした番組が放送されていた時は、よくヒストリーチャンネルを見てたんですが、
> どうも最近はUFOモノや陰謀ネタなど、「これ、歴史か?」という番組が多くなり、
> (そちらの方が視聴者が多いのは解りますが、歴史専門チャンネルとの存在意義は?)
> ここの所、ほとんど視聴する機会は無くなってしまいました。

そういえばですか、学研って歴史群像とかの歴史物も、ムーとかオカルト物も出していますし、
意外とこういうジャンルは近いものがあるんですかね?


> 「チャンネル銀河」の方が、よく見るくらいですし。
> NHKの再放送番組が多い局で、昨年はハイビジョンで「映像の世紀」を見ましたね。
> 今は同じ時間帯で「街道をゆく」がやってます。

今までこのチャンネルは知りませんでした。
最近はテレビを見る機会が減り、ニュースがやっているときはニュースを、
やっていないときはATXしか見ていないですw


> ただ、基本的にドラマがメインの局なので、ヒストリーチャンネルには頑張って貰いたいです。
> もう一度、「秘録 第二次世界大戦」とかやってくれないかなあ?
> と言いますか、ヒストリーチャンネルの再放送ではなく、地上派で放送して欲しい作品です、あれは。

これは私は見ていないと思います。
再放送を希望ですが、地上波はきついですかね?


> 英雄豪傑(現代で言えば政治家や企業家?)の話ばかりではなく、
> その時代、その時代の「自分たち(と同じ庶民)」が、どう生きていたかは興味深いですよ。

庶民史ですか、史学科では案外やっている人はいますが、
一般受けはしないところですかね?
まあ、一般受けすることと、史学科でやっていることには乖離がありますが、
それは大抵の学問でいえることでしょうけど。


> > > 1人では、忍者の主要活動の「情報活動」は不可能でしょうし・・・暗殺くらい?
> > > でも、そんな小説みたいな暗殺が本当にあったかと言われれば・・・・

> > 聞かないですねえ。実行しようとして、途中で殺され記録に残っていないとかもありそうではありますが…

> まず、謀反目的での暗殺でしたら、
> その後の為にもメッセージ性が必要でしょうから、
> そうした、忍者を使っての暗殺という手段は採らないでしょうし、
> 策謀目的での暗殺となれば、近衆を抱き込んで直接殺害する方が有効ですからねえ。
> 大物になればなる程、警護体制も強固で、1人で暗殺なんて不可能でしょうし、
> 1人で暗殺が可能な警護程度の人物に対して、
> わざわざそんな、イメージするような忍者を使い、暗殺する程の手間を掛けるのか?
> と言った疑問が湧く訳です。

まあ、世の中合理的な人間ばかりではないですから、
たまにそういう武将がいてもおかしくはないでしょう。
可能性としては、ほとんど私怨や個人での報復として(雇用)ならあり得るかもしれないとは思います。


> > インテリジェンス系や謀略系の話は史料が少ないのでよく分からないです。
> 忍者に関してであれば、江戸初期に書かれた「萬川集海」が有名ですね。
> まあ、私は読んだこと無いですけど。
> そもそも歴史史料とか関係なく、
> 日本語で読めるインテリジェンス系の書籍で、良いのって何かありますか?

まあ、軍事や戦略論自体マイナーですから、それよりもマイナーなインテリジェンス系で無いのは仕方がないかと。


> ・・・って、内容の方は全くと言って良いほど覚えてませんけど(笑)。
私もたまにあります、読んだのが高校くらいだと、面白かったのは覚えてるけど内容は…
というのがあります。


> > そのおかげで某幕僚長のようなことが起こってしまうんでしょうが。
> 先日、本屋でたまたま「田母神塾」なんて本が並んでいるのを見付け、
> 何となく取ってみて、パラパラと読んでみたら・・・・
> 本屋で衆目があるのに、思わず本当に少し吹き出してしまいました(笑)。
> って、これが空自の制服組トップであった事を考えると、笑い事ではないんですけど。

最近あの人は本を結構出している気がします。
読んでもあまりためになりそうにないので立ち読みすらしていないですがw
ゴーストライターとかも使っているのかは分からないですが、
すべて自分で書いているならその速度を分けてほしいw
それより幾らもうけているんだろうか?


> 日本の自衛隊は、世界で唯一の「王道の軍隊」に為り得ると、
> 個人的には期待しているんですが、やはり無理なんでしょうかねえ?
>
> 「武」を以て治める「覇道」と、「徳」を以て治める「王道」。
> 根元的に暴力機関である軍隊とは、どうしても覇道的性質を持ってしまいますが、
> 専守防衛などという、軍事的には真に馬鹿げた思想(言い換えれば「徳」)を、
> 本気で掲げる軍隊など、日本の自衛隊以外には地球上に存在しません。
> 武器を持っているのに、自分たちが先に撃たれるまで絶対に撃たない。
> こんな狂気じみた行動を取るなんて、他国の軍隊には絶対に無理ですよ。
> ですが、だからこそ、国際平和の為には「価値」がある。
> 治安維持を目的に、イラクやアフガニスタンなどに駐留し、
> 自らの身に危険を感じれば、罪もない女子供を撃ち殺せてしまう。
> そうした軍隊が現地に生むのは、治安の維持よりも憎悪の連鎖ですからねえ。
> 治安維持や武装解除を真の意味で行う際、その監視役の軍隊に求められるのは、
> 人々を押さえ込む圧倒的な軍事力より、それを完遂する圧倒的な精神力だと思うんです。
> もちろん、それは軍事力を背景として持っている事が前提の精神力ではありますが、
> 表裏共に軍事力で抑えては、現地民のその時点での行動は抑えられても、
> 気持ちの方は逆に反発させ、後日の更なる反動へと繋がりかねませんからね。
>
> 治安維持、武装解除、復興開発、災害救助などなど、そうした事の為に命を張る軍隊。
> 確かに危険を伴う任務ではありますが、世界に於ける大国の義務として、
> 同じ血を流すなら、戦闘によるモノではなく、平和の為のモノであって欲しいんです。
> 戦闘行動により現地で反感を買う軍隊ではなく、平和活動による現地で好感を得る軍隊。
> 実際に自衛隊は、他国と同様の「国民を守る軍隊」という中にあって、
> 「災害援助」という部分が、かなり大きく占められる珍しい軍隊ですし、
> (これに関しては、その基礎を作った辻政信の凄さか? 珍しくも・笑)
> 日本の「専守防衛」の思想とも相俟って、それを目指せる最先端に居る軍隊かと私は思うんです。
> アメリカにしても、ロシアにしても、中国にしても、
> 覇権を求める超大国とは、向こうから勝手に他国へ「ムチ」を振るのですから、
> どうせ、そうした超大国に日本が協力するのであれば、
> 反感を買う「ムチ」の分野ではなく、好感を得る「アメ」の分野を担当すれば良いんです(笑)。
> 「そんな美味しい部分だけ済むか?」と思われるかも知れませんが、
> それを納得させる為の根拠としてこそ、「憲法第九条」が存在するんです!!
>
> 「改憲して、普通の軍隊に」という声もよく聞きますけど、
> 「世界的に見て、希少価値と付加価値の高い軍隊」を、
> わざわざ「普通の軍隊」にするメリットってなんなんでしょ?
> 違いがある、特徴がある、そうした事こそ、何物にも代え難い「価値」があると言うのに。
> また、世界との商売が繁栄に直結する日本にとっては、
> モノを売り、顧客を確保する為にも、「良いイメージ」こそ特大の価値があります。
> 「自衛隊」「憲法第九条」「被爆国」「平和国家」などなど、
> 日本もカードはいっぱい持ってるんですから、それを有効に使えば良いんです。
> 別に、イメージ用のカードなので、国内に於ける実際の運用は本音と建前でも構いません。
> でもまあ、カードとして有効に機能していけば、虚勢も実体へ近付いていきますし、
> それで日本国民が得られるモノが、平和であり富であるのなら、それは申し分はない話かと。
> ・・・って、あれ?
> 書いてたら、途中で思いっきり話が脱線してる(笑)。

なかなか難しいと思いますよ。
結局国際社会はアナーキーであり、パワーのある国のわがままがまかり通るところですから、
徳で世の中を渡りきっていくのはかなり厳しいでしょう。
もし、日本が欧州に有るのであれば、徳路線で行くことに何の問題もないかなとは思いますが、
日本の周囲の情勢を見るに厳しいところがあると思います。
日本の現状では、孝公とおなじく徳において殷周の聖王に及ばない道しかないのでしょう。
とは言え、面白い内容ですので、詳しく議論していきたいです。


[11302] Re2:ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/5/27 (水) 23:13:07 徳翁導誉

> グループ発表のリーダーなんかに選ばれてしまいました…
> レポートも立て込んでいるのに忙しいことこの上ないです。

まあ、返信はいつでもOKですよ。
所詮は雑談ですし(笑)。

> > ただ、基本的にドラマがメインの局なので、ヒストリーチャンネルには頑張って貰いたいです。
> > もう一度、「秘録 第二次世界大戦」とかやってくれないかなあ?
> > と言いますか、ヒストリーチャンネルの再放送ではなく、地上派で放送して欲しい作品です、あれは。

> これは私は見ていないと思います。
> 再放送を希望ですが、地上波はきついですかね?

「きつい」というのは、ニーズ(視聴率)的にですか?
それとも、映像的なグロ的にですか?
グロさの面では、そこまで過激ではなかったと思いますが、
如何せん題材が題材だけに、無くはなかったかと。
ニーズ的には・・・まあ、無理でしょうね。
仮にあったとしても、NHKでBSかなあ?(それすら望み薄ですが)
DVD-BOXの発売は5年ほど前ですが、英国での本放送は35年は前のモノですし。
ただ、それだけ古い番組なので、生き証人が大勢に登場します。
例えばドイツならシュペーアやデーニッツ、日本なら木戸幸一や淵田美津雄など。
未見でしたら、是非ともオススメです!!
WW2を扱った映像番組としては、これ以上のモノを私は知りませんので。

ちなみにヒストリーチャンネルでも、最近は放送してませんね。
最も最近の放送は、2008年の新年早々に「26時間一挙放送」なんて、
かなり馬鹿げた放送形態が最後でしたね。
お屠蘇気分の中、不眠不休で見続けるような番組じゃありませんよ(笑)。

> > わざわざそんな、イメージするような忍者を使い、暗殺する程の手間を掛けるのか?
> > と言った疑問が湧く訳です。

> まあ、世の中合理的な人間ばかりではないですから、
> たまにそういう武将がいてもおかしくはないでしょう。
> 可能性としては、ほとんど私怨や個人での報復として(雇用)ならあり得るかもしれないとは思います。

そうした目的での雇用は確かにあると思いますけど、
それで雇われた人物が「忍者」と呼べるかは、別問題だと思いますよ(笑)。
何と言いますか、例えばネットの闇サイトで殺人依頼が実行されたとして、
その実行者が「殺し屋」とか「ヒットマン」と呼ぶのは、何か違う気がしますし。

> > > そのおかげで某幕僚長のようなことが起こってしまうんでしょうが。
> > 先日、本屋でたまたま「田母神塾」なんて本が並んでいるのを見付け、
> > 何となく取ってみて、パラパラと読んでみたら・・・・
> > 本屋で衆目があるのに、思わず本当に少し吹き出してしまいました(笑)。
> > って、これが空自の制服組トップであった事を考えると、笑い事ではないんですけど。

> 最近あの人は本を結構出している気がします。
> 読んでもあまりためになりそうにないので立ち読みすらしていないですがw

まあ、多筆な人は、書いてる内容が同じ事がほとんどですけどね。
他の著作もパッと見てみた限り、その例に当てはまるかと思います。
でもまあ、良いんじゃないですかねえ、
内容が重複していても、買ってくれる固定客が居るのであれば。
自己啓発本とか、マニュアル本とかで、そう言うのはよく有りませんか?
例えば、中谷彰宏のとか。

> ゴーストライターとかも使っているのかは分からないですが、
> すべて自分で書いているならその速度を分けてほしいw

文章を書くのは素人なので、かなり編集の手が加わって入るんでしょうけど、
ゴーストライターは使ってないんじゃないですかねえ?
と言うか、基本的な内容が同じなので、使う必要もないような・・・・
解りませんけど、対談形式で質問しながら話を聞き、それをまとめる形ではないかと。

> それより幾らもうけているんだろうか?
「田母神塾」の発行部数が7万部だそうで、
価格が税抜き1300円に、印税が恐らく10%くらいでしょうから、
この1冊での収入は、単純計算で「910万円」ですか。


> > 日本の自衛隊は、世界で唯一の「王道の軍隊」に為り得ると、
> > 個人的には期待しているんですが、やはり無理なんでしょうかねえ?

> なかなか難しいと思いますよ。
> 結局国際社会はアナーキーであり、パワーのある国のわがままがまかり通るところですから、
> 徳で世の中を渡りきっていくのはかなり厳しいでしょう。
> もし、日本が欧州に有るのであれば、徳路線で行くことに何の問題もないかなとは思いますが、
> 日本の周囲の情勢を見るに厳しいところがあると思います。

え〜と、何か勘違いされてませんか?
ここで言っているのは、日本の「イメージ戦略」の話です。
徳などで治まる軍事や国際政治なんて、有る訳がありません。
「悪魔の学問」という異名を持つ地政学とかも語ってるのに、
今更、そんなおとぎ話などはしませんよ(笑)。
まあ、実現可能と思われる範囲での理想は求めますけど。

取り敢えず、もっと砕けた書き方をすれば、
例えばアメリカ軍は、イラクへ侵攻し、イラクへ駐留しています。
イラク人としては、フセイン体制が倒されたので、侵攻自体はまだ我慢できても、
治安維持を唱い駐留する米兵の過剰防衛により、
一般市民が誤って殺され続ければ、アメリカや米兵への怒りや恨みは増し続け、
アメリカがイラクの為している行動も、全ては反感へと繋がって行きます。
かと言って米兵に、「危険を感じても、やられるまで攻撃するな」と言うのは無理です。
ああいう危険地帯では、まずは自分の身を守るなんて、あまりにも当たり前の事ですから。
しかしこれでは、アメリカにとっても、イラクにとっても、不幸の連鎖が続くのみです。
そんな軍事の常識の中で、「専守防衛」などという非常識な理念を掲げ、
しかも本当に実行している軍隊が、世界にたった1つあります。
それこそが日本の「自衛隊」です。

自衛隊をそんな危険な任務に・・・という意見もあるでしょうけれど、
どのみち、このまま行けば、日本は国際貢献を求められ、
ここ最近の展開を鑑みると、恐らく戦場へと送られる日も遠くないかも知れません。
戦場での戦闘に比べれば、戦後の治安維持の方が安全ですし、
殺傷する為の戦いよりも、平和の為の戦いの方が、日本の自衛隊には向いていると思います。
その上、日本は「専守防衛」の信条により、それをより上手く行える能力がある。
それを上手く行えば、日本には「良いイメージ」を与えられる事になり、
モノを買い、モノを売らなければ、1億を越える国民を養えない日本にとって、
そう言った好印象こそが、何よりもの「武器」になると。

9・11テロの後、アメリカがアフガニスタンへ空爆を行った際、
敵を攻撃しながら、現地民を味方に付ける豊臣秀吉の戦い方を元に、
「オペレーション・ヒデヨシ」などと名付けて、
タリバン空爆と、支援物資の投下を行いましたが、
そんな事で、現地民の心をたらし込めるかと言えば・・・・
本家の日本こそ、真の「秀吉作戦」をやるべきなんです(笑)。
日本は単独で大立ち回りが出来る超大国ではありません。
WW2でもそうでしたが、アメリカや中国などと対等にやり合おうと思えば、
アジア諸国を味方に付けるしか、手はないんです。
しかし大戦では、稚拙な軍政により、却って反感を買った面の方が大きかったはずです。
失敗を繰り返さない為にも、失敗から学ばなければなりません。
その為にこそ、災害時にはいち早く駆けつけ、平和の為には命を張り、
アジア人の心をたらし込まなければなりません。
それは何も次の戦争だけでなく、平時の経済や政治にも絡んでくる事です。

正直、自分でも極端な意見のようにも思うんですが、
しかし、その中にも実現性を見出して居るのは、
日本がアフガニスタンで行えた戦後復興の成果にあります。
国連の復興ミッションで、アメリカは国軍の創設、ドイツは警察組織の再建、
イタリアは司法制度の構築、イギリスは麻薬対策と役割分担が決まる中、
日本の担当分野はなんと「軍閥や武装勢力の武装解除と兵士動員解除」。
「日本は敗戦国としての経験があるから」なんて理由で引き受けて来ちゃったんですけど、
どう考えたって、5ヶ国による役割分担の中で、最も危険な仕事ですよ!?
軍閥から武器を取り上げ、彼らを解散させようって言うんですから。
それほどの仕事を、安易な想像力で安請け合いして来たのは、十分に問題有りですが、
しかし日本の文民たちは、危険の中でそれをやり遂げたんですよねえ。
「文民ですらここまで出来たのだから、自衛隊も」と言うのが、私の考えの根底にはあります。

って、肝心のアフガニスタンの方は、
復興は国連、治安維持はNATO、タリバン掃討は米軍と、おのおのバラバラに行動し、
アメリカの選挙の事情から、復興計画を変更したり、強行な軍事行動を起こしたりと、
アフガン復興へのプロセスは、滅茶苦茶にされて行くんですけどね・・・・
それで今、タリバンが再台頭してきて、「イラクからアフガンへ」などと言っている。
こうした展開により、日本による軍閥解体が逆にアダとなってしまっている面もあり、
同じアジア人としては、アメリカに好き勝手に引っかき回されるのが非常に腹立たしくもあり、
アジア人の手で平和裏に解決できないのが悲しくもあるんです。
だからこそ、自衛隊の海外展開能力を欲している面もあります。

そういう意味では、小沢の「国連待機部隊」構想というのも面白い案だとは思います。
ただし私の場合は、国連軍としての戦闘参加までは認めませんけど。
と言うか、国連軍での戦闘行為は、明らかに憲法9条に違反すると解釈してますので。
ですけど、この構想自体は面白い。
災害救助や復興、治安維持、テロ対策などの精鋭専門部隊。
言うなれば「日本版海兵隊」とも言えるかな?
ただしアメリカのそれとは違い、海外侵攻の先兵ではなく、海外支援の先兵ですが。
その一方で、揚陸能力ついて触れている所を考えると、
日本の島嶼部が占領された際に、再奪取させる役割も想定に入っているのかなあ?
少なくとも、社民党や旧社会党系との連携も考えて、
「自衛隊は増やさないけど、国連待機部隊は別」という考えがある事だけは解ります(笑)。

ああ、国連待機部隊の話とか、またも脱線気味ですね・・・・
結局、ぶっちゃけた話で内容を端的に言いますと、
核の傘の中にありながら「非核」を唱え、国防力を増強しながら「平和」を唱え、
それでいて、「非核」や「平和」という印象を海外へ植え付ける「イメージ戦略」。
「専守防衛」と「憲法9条」は、その為のキャッチ・フレーズに、というだけの話です。
そう言う意味では「唯一の被爆国」というカードも、もっと有効に使うべきだと思います。
政治カードとしての利用は、被爆者を蔑ろにするような行為かも知れませんが、
それで得られるモノが「平和」であれば、それでもやるだけの価値はあると思いますし。

> > 前番組のタイムスクープハンター同様、全8回シリーズだと聞いていますが、
> > ここまで直球的だと、残り5回のラインナップも当てられるかなあ?

> どうせなら、予想合戦とかやったら面白いかもと思います。
> 当てる自信なんて無いですが。

予想合戦とは、その対象となるモノに注目が集まるからこそ盛り上がる訳で、
多分これで予想しあっても、それに乗ってくる人はほとんど居ないかと・・・・

> > 知名度のあるアレクサンドロスやナポレオンを入れてくるとすれば、
> > 「イッソス」や「アウステルリッツ」が妥当な所か?

> 個人的にはイッソスよりかは、ガウガメラ(教科書ではアルベラの方が多いかな?)のほうが知名度的には高い気がします。

う〜ん、そうですかねえ?
イッソスが天下分け目の決戦というイメージなのに対して、
ガウガメラは駄目押し的なイメージの戦いですし、
単純に歴史的な重要度言えば、ガウガメラの方が強いかも知れませんが、
こと印象度となりますと、イッソスの方が強いように私は思います。
ちょっと違うかも知れませんが、戦国時代に例えれば、
「イッソス=関ヶ原」「ガウガメラ=大坂の陣」みたいな感じでしょうか?
って、一般の視聴者からしたら、そんな差は微々たるモノで、
どちらでも変わりないかと思いますけどね。

> > 銀英伝とかでも出して・・・って、知名度的に無理かあ。
> 銀英伝の知名度ってどのくらいなんでしょうかね?
> うちの教授は知っていましたが。

小説の発行部数で見ますと、累計で1500万部(本伝10巻・外伝4巻)という事なので、
それだけで見ると、司馬遼太郎の「坂の上の雲」と同じくらいですか。
まあ、これを高いと見るか?低いと見るか?ですね。
ちなみに、ここで銀凡伝を始めた時に参加者へ取ったアンケートでは、
元ネタである銀英伝を知っている人は、回答者の3〜4割くらいだったかな?
アニメ化されているとは言っても、基本的にOVAシリーズですので、
地上派放送で言われるように、3〜5倍の知名度アップは望めないでしょうし、
(鋼の錬金術師などアニメ化で発行部数が7倍になったとか言ってたかな?)
その辺の数値を参考に、私の感覚で適当に換算すると、
本やゲーム、DVDなどで金を落とすコアなファンで数十万人、
アニメは見たことあるライトなファンで数百万人って所じゃないでしょうか?
あとついでに、銀英伝は現在ファミリー劇場(月〜水)で放送されてますね。


[11341] Re3:ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/6/1 (月) 03:55:55 ルーキウス

すいませんが眠いので手短です。

▼ 徳翁導誉さん
> > > ただ、基本的にドラマがメインの局なので、ヒストリーチャンネルには頑張って貰いたいです。
> > > もう一度、「秘録 第二次世界大戦」とかやってくれないかなあ?
> > > と言いますか、ヒストリーチャンネルの再放送ではなく、地上派で放送して欲しい作品です、あれは。

> > これは私は見ていないと思います。
> > 再放送を希望ですが、地上波はきついですかね?

> 「きつい」というのは、ニーズ(視聴率)的にですか?
> それとも、映像的なグロ的にですか?
> グロさの面では、そこまで過激ではなかったと思いますが、
> 如何せん題材が題材だけに、無くはなかったかと。
> ニーズ的には・・・まあ、無理でしょうね。

ニーズ的にですよ。
授業でもそういう関連の映像が出るときに、
気になるんだったら少し外に出ても良いよという先生がいますが、
今まで出て行った生徒を見たことがないですし、
今時の人はショックなんて受けないと思います。
食事中以外は。


> 仮にあったとしても、NHKでBSかなあ?(それすら望み薄ですが)
> DVD-BOXの発売は5年ほど前ですが、英国での本放送は35年は前のモノですし。
> ただ、それだけ古い番組なので、生き証人が大勢に登場します。
> 例えばドイツならシュペーアやデーニッツ、日本なら木戸幸一や淵田美津雄など。
> 未見でしたら、是非ともオススメです!!
> WW2を扱った映像番組としては、これ以上のモノを私は知りませんので。
>
> ちなみにヒストリーチャンネルでも、最近は放送してませんね。
> 最も最近の放送は、2008年の新年早々に「26時間一挙放送」なんて、
> かなり馬鹿げた放送形態が最後でしたね。
> お屠蘇気分の中、不眠不休で見続けるような番組じゃありませんよ(笑)。

いいですね、デーニッツのインタビューとかとかは見てみたいです。
最近は有名どころは死んでしまいましたので残念です。
回想本とかみても最近死んだ人とかがいますが、
そういうのを見たときは最近の出来事だったんだなあと思いますが、
どうしても60年以上前なので歴史としかとらえられないです。
たまにチェックして放送を待ち望みます。


> > 可能性としては、ほとんど私怨や個人での報復として(雇用)ならあり得るかもしれないとは思います。
> そうした目的での雇用は確かにあると思いますけど、
> それで雇われた人物が「忍者」と呼べるかは、別問題だと思いますよ(笑)。
> 何と言いますか、例えばネットの闇サイトで殺人依頼が実行されたとして、
> その実行者が「殺し屋」とか「ヒットマン」と呼ぶのは、何か違う気がしますし。

たしかにそうですね、ところで闇サイトで募集をかける人って、
すぐに足がつくことが分からないんでしょうか?


> まあ、多筆な人は、書いてる内容が同じ事がほとんどですけどね。
> 他の著作もパッと見てみた限り、その例に当てはまるかと思います。
> でもまあ、良いんじゃないですかねえ、
> 内容が重複していても、買ってくれる固定客が居るのであれば。

それってマヌケが搾取されているのではw


> 自己啓発本とか、マニュアル本とかで、そう言うのはよく有りませんか?
> 例えば、中谷彰宏のとか。

うーん、読まないジャンルなので分からないです。


> > それより幾らもうけているんだろうか?
> 「田母神塾」の発行部数が7万部だそうで、
> 価格が税抜き1300円に、印税が恐らく10%くらいでしょうから、
> この1冊での収入は、単純計算で「910万円」ですか。

儲かるなあ、それだけもうけるのは少々納得がいかない面も。


> > > 日本の自衛隊は、世界で唯一の「王道の軍隊」に為り得ると、
> > > 個人的には期待しているんですが、やはり無理なんでしょうかねえ?

> > なかなか難しいと思いますよ。
> > 結局国際社会はアナーキーであり、パワーのある国のわがままがまかり通るところですから、
> > 徳で世の中を渡りきっていくのはかなり厳しいでしょう。
> > もし、日本が欧州に有るのであれば、徳路線で行くことに何の問題もないかなとは思いますが、
> > 日本の周囲の情勢を見るに厳しいところがあると思います。

> え〜と、何か勘違いされてませんか?
> ここで言っているのは、日本の「イメージ戦略」の話です。
> 徳などで治まる軍事や国際政治なんて、有る訳がありません。
> 「悪魔の学問」という異名を持つ地政学とかも語ってるのに、
> 今更、そんなおとぎ話などはしませんよ(笑)。
> まあ、実現可能と思われる範囲での理想は求めますけど。

勘違いしていましたか、失礼しました。


> 取り敢えず、もっと砕けた書き方をすれば、
> 例えばアメリカ軍は、イラクへ侵攻し、イラクへ駐留しています。
> イラク人としては、フセイン体制が倒されたので、侵攻自体はまだ我慢できても、
> 治安維持を唱い駐留する米兵の過剰防衛により、
> 一般市民が誤って殺され続ければ、アメリカや米兵への怒りや恨みは増し続け、
> アメリカがイラクの為している行動も、全ては反感へと繋がって行きます。
> かと言って米兵に、「危険を感じても、やられるまで攻撃するな」と言うのは無理です。
> ああいう危険地帯では、まずは自分の身を守るなんて、あまりにも当たり前の事ですから。
> しかしこれでは、アメリカにとっても、イラクにとっても、不幸の連鎖が続くのみです。
> そんな軍事の常識の中で、「専守防衛」などという非常識な理念を掲げ、
> しかも本当に実行している軍隊が、世界にたった1つあります。
> それこそが日本の「自衛隊」です。
>
> 自衛隊をそんな危険な任務に・・・という意見もあるでしょうけれど、
> どのみち、このまま行けば、日本は国際貢献を求められ、
> ここ最近の展開を鑑みると、恐らく戦場へと送られる日も遠くないかも知れません。
> 戦場での戦闘に比べれば、戦後の治安維持の方が安全ですし、
> 殺傷する為の戦いよりも、平和の為の戦いの方が、日本の自衛隊には向いていると思います。
> その上、日本は「専守防衛」の信条により、それをより上手く行える能力がある。
> それを上手く行えば、日本には「良いイメージ」を与えられる事になり、
> モノを買い、モノを売らなければ、1億を越える国民を養えない日本にとって、
> そう言った好印象こそが、何よりもの「武器」になると。
>
> 9・11テロの後、アメリカがアフガニスタンへ空爆を行った際、
> 敵を攻撃しながら、現地民を味方に付ける豊臣秀吉の戦い方を元に、
> 「オペレーション・ヒデヨシ」などと名付けて、
> タリバン空爆と、支援物資の投下を行いましたが、
> そんな事で、現地民の心をたらし込めるかと言えば・・・・
> 本家の日本こそ、真の「秀吉作戦」をやるべきなんです(笑)。
> 日本は単独で大立ち回りが出来る超大国ではありません。
> WW2でもそうでしたが、アメリカや中国などと対等にやり合おうと思えば、
> アジア諸国を味方に付けるしか、手はないんです。
> しかし大戦では、稚拙な軍政により、却って反感を買った面の方が大きかったはずです。
> 失敗を繰り返さない為にも、失敗から学ばなければなりません。
> その為にこそ、災害時にはいち早く駆けつけ、平和の為には命を張り、
> アジア人の心をたらし込まなければなりません。
> それは何も次の戦争だけでなく、平時の経済や政治にも絡んでくる事です。
>
>
>
> って、肝心のアフガニスタンの方は、
> 復興は国連、治安維持はNATO、タリバン掃討は米軍と、おのおのバラバラに行動し、
> アメリカの選挙の事情から、復興計画を変更したり、強行な軍事行動を起こしたりと、
> アフガン復興へのプロセスは、滅茶苦茶にされて行くんですけどね・・・・
> それで今、タリバンが再台頭してきて、「イラクからアフガンへ」などと言っている。
> こうした展開により、日本による軍閥解体が逆にアダとなってしまっている面もあり、
> 同じアジア人としては、アメリカに好き勝手に引っかき回されるのが非常に腹立たしくもあり、
> アジア人の手で平和裏に解決できないのが悲しくもあるんです。
> だからこそ、自衛隊の海外展開能力を欲している面もあります。
>
> そういう意味では、小沢の「国連待機部隊」構想というのも面白い案だとは思います。
> ただし私の場合は、国連軍としての戦闘参加までは認めませんけど。
> と言うか、国連軍での戦闘行為は、明らかに憲法9条に違反すると解釈してますので。
> ですけど、この構想自体は面白い。
> 災害救助や復興、治安維持、テロ対策などの精鋭専門部隊。
> 言うなれば「日本版海兵隊」とも言えるかな?
> ただしアメリカのそれとは違い、海外侵攻の先兵ではなく、海外支援の先兵ですが。
> その一方で、揚陸能力ついて触れている所を考えると、
> 日本の島嶼部が占領された際に、再奪取させる役割も想定に入っているのかなあ?
> 少なくとも、社民党や旧社会党系との連携も考えて、
> 「自衛隊は増やさないけど、国連待機部隊は別」という考えがある事だけは解ります(笑)。
>
> ああ、国連待機部隊の話とか、またも脱線気味ですね・・・・
> 結局、ぶっちゃけた話で内容を端的に言いますと、
> 核の傘の中にありながら「非核」を唱え、国防力を増強しながら「平和」を唱え、
> それでいて、「非核」や「平和」という印象を海外へ植え付ける「イメージ戦略」。
> 「専守防衛」と「憲法9条」は、その為のキャッチ・フレーズに、というだけの話です。
> そう言う意味では「唯一の被爆国」というカードも、もっと有効に使うべきだと思います。
> 政治カードとしての利用は、被爆者を蔑ろにするような行為かも知れませんが、
> それで得られるモノが「平和」であれば、それでもやるだけの価値はあると思いますし。

自分を縛ることでうまく行うイメージ戦略と言うことなら有効ではありますが、
矛盾点をつかれると痛い面があると思います。
そこを何とかするのがプロパガンダと外交の力でしょうが。


国連待機部隊ですが、私は国連自体信用していないのであまり好きではありません。
常任理事国が仕切っている割には、小さきことでは小国が票の関係上影響力を持って、
いろいろうるさいし、日本は金だけは出さされるし。
国連に不満のある諸国にあと何カ国かがあれば、有志諸国が独立して新たな国連をという妄想があります。
あくまで妄想で現実には無理でしょうが。


> 正直、自分でも極端な意見のようにも思うんですが、
> しかし、その中にも実現性を見出して居るのは、
> 日本がアフガニスタンで行えた戦後復興の成果にあります。
> 国連の復興ミッションで、アメリカは国軍の創設、ドイツは警察組織の再建、
> イタリアは司法制度の構築、イギリスは麻薬対策と役割分担が決まる中、
> 日本の担当分野はなんと「軍閥や武装勢力の武装解除と兵士動員解除」。
> 「日本は敗戦国としての経験があるから」なんて理由で引き受けて来ちゃったんですけど、
> どう考えたって、5ヶ国による役割分担の中で、最も危険な仕事ですよ!?
> 軍閥から武器を取り上げ、彼らを解散させようって言うんですから。
> それほどの仕事を、安易な想像力で安請け合いして来たのは、十分に問題有りですが、
> しかし日本の文民たちは、危険の中でそれをやり遂げたんですよねえ。
> 「文民ですらここまで出来たのだから、自衛隊も」と言うのが、私の考えの根底にはあります。

敗戦国としての経験ですか、そりゃ無茶なといった感じに思います。
それなら、戦勝国としての経験豊富な国の方が向いているんじゃないかと思いますが、
うまくいくもんなんですね。
話はそれますが、イタリアに軍の再建や麻薬対策をまかせたらひどいことになりそうだw
ヘタリアやらマフィア的なことで。


> > > 前番組のタイムスクープハンター同様、全8回シリーズだと聞いていますが、
> > > ここまで直球的だと、残り5回のラインナップも当てられるかなあ?

> > どうせなら、予想合戦とかやったら面白いかもと思います。
> > 当てる自信なんて無いですが。

> 予想合戦とは、その対象となるモノに注目が集まるからこそ盛り上がる訳で、
> 多分これで予想しあっても、それに乗ってくる人はほとんど居ないかと・・・・

そうですね、失礼しました。


> > > 知名度のあるアレクサンドロスやナポレオンを入れてくるとすれば、
> > > 「イッソス」や「アウステルリッツ」が妥当な所か?

> > 個人的にはイッソスよりかは、ガウガメラ(教科書ではアルベラの方が多いかな?)のほうが知名度的には高い気がします。

> う〜ん、そうですかねえ?
> イッソスが天下分け目の決戦というイメージなのに対して、
> ガウガメラは駄目押し的なイメージの戦いですし、
> 単純に歴史的な重要度言えば、ガウガメラの方が強いかも知れませんが、
> こと印象度となりますと、イッソスの方が強いように私は思います。
> ちょっと違うかも知れませんが、戦国時代に例えれば、
> 「イッソス=関ヶ原」「ガウガメラ=大坂の陣」みたいな感じでしょうか?
> って、一般の視聴者からしたら、そんな差は微々たるモノで、
> どちらでも変わりないかと思いますけどね。

うーん、どうでしょうか?
ガウガメラの方が動員した兵力は上ですし、
講和や夜襲の拒否などエピソードが豊富ですから、
視聴者の食いつきも良いかなあと思います。
知名度的にはおっしゃるようにいおなじ程度でしょう。

個人的にはテュロス攻防戦とか希望ですw
映像としてだけならかなり面白いんですが、
あの映画でも映像化されなかったですし。

> > > 銀英伝とかでも出して・・・って、知名度的に無理かあ。
> > 銀英伝の知名度ってどのくらいなんでしょうかね?
> > うちの教授は知っていましたが。

> 小説の発行部数で見ますと、累計で1500万部(本伝10巻・外伝4巻)という事なので、
> それだけで見ると、司馬遼太郎の「坂の上の雲」と同じくらいですか。
> まあ、これを高いと見るか?低いと見るか?ですね。

高いですね、寧ろ坂の上の曇って意外と売れていない。

> ちなみに、ここで銀凡伝を始めた時に参加者へ取ったアンケートでは、
> 元ネタである銀英伝を知っている人は、回答者の3〜4割くらいだったかな?

意外と多いですね、ちなみに東洋史のところでは、
知っている人はほとんどいない感じです。


> アニメ化されているとは言っても、基本的にOVAシリーズですので、
> 地上派放送で言われるように、3〜5倍の知名度アップは望めないでしょうし、
> (鋼の錬金術師などアニメ化で発行部数が7倍になったとか言ってたかな?)
> その辺の数値を参考に、私の感覚で適当に換算すると、
> 本やゲーム、DVDなどで金を落とすコアなファンで数十万人、
> アニメは見たことあるライトなファンで数百万人って所じゃないでしょうか?

かなり多いと個人的には思います。

> あとついでに、銀英伝は現在ファミリー劇場(月〜水)で放送されてますね。
ファミリー劇場でですか、いろいろなとこで再放送していますねえ。
ほぼ全部見て、気に入ったところは録画してあるので見ないとは思いますが。


[11358] Re4:ヒストリーチャンネルとか、自衛隊とか返信 削除
2009/6/3 (水) 23:31:59 徳翁導誉

そうそう、そう言えば来週8日(月)から、
「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」で、
「完全再現!史上最強の軍隊」とかいう番組をやるそうです。
http://www.ngcjapan.com/explore/2blddp0000007ofh.html
面白いかどうかは解りませんが、一応報告までに。
1日目が「エル・アラメイン」「クルスク」、
2日目が「バルジ」「ミッドウェー」、
3日目が「スターリングラード」「シンガポール」だとか。


> > 結局、ぶっちゃけた話で内容を端的に言いますと、
> > 核の傘の中にありながら「非核」を唱え、国防力を増強しながら「平和」を唱え、
> > それでいて、「非核」や「平和」という印象を海外へ植え付ける「イメージ戦略」。
> > 「専守防衛」と「憲法9条」は、その為のキャッチ・フレーズに、というだけの話です。

> 自分を縛ることでうまく行うイメージ戦略と言うことなら有効ではありますが、
> 矛盾点をつかれると痛い面があると思います。

いや、それを矛盾点としない為の有効な道具こそ、
「専守防衛」と「憲法9条」であると言う話を、前々回よりしている訳なのですが・・・・
う〜ん、意図が伝わりませんかねえ?

> 国連待機部隊ですが、私は国連自体信用していないのであまり好きではありません。
国連もまた、単なる「道具(ツール)」に過ぎない訳で、
そこに「信用」とか、「好悪」とか持ち込むこと自体、
何だか違うような気もするのですが?
簡単に言えば、都合の良いように利用すれば良いというだけの話です。
おっしゃられるように、日本は金を出してるんですから。
(まあ、本当にそんなに上手く日本が国連を利用できるかは、また別問題ですけどね)

そもそも「国連待機部隊」構想と言うのも、そう言うたぐいの話ですよ。
兵を出したい時は、国連の名を利用して出すんです。
兵を出したくない時は、国連の名を利用して出さないんです。
参加するか否か、どういった陣容で出すかなど、そう言った事は日本側が決める事ですので。
「国連に軍隊を預ける」という内容に、食い付く人も居ますけど、
その部分の前提は「国連が世界政府みたいになれば」という、現実性皆無な条件設定で(笑)、
ぶっちゃけ、旧社会党系を黙らせる為のレトリックにしか過ぎませんからねえ。


> > 小説の発行部数で見ますと、累計で1500万部(本伝10巻・外伝4巻)という事なので、
> > それだけで見ると、司馬遼太郎の「坂の上の雲」と同じくらいですか。
> > まあ、これを高いと見るか?低いと見るか?ですね。

> 高いですね、寧ろ坂の上の曇って意外と売れていない。

銀英伝の方は公称で、坂の上の方は実数ですし、
巻数で比べると全14巻と全6巻、
しかも銀英伝は、愛蔵版だ、最終版だ、復刻版だと、いろんなバージョンを出してますので、
1巻あたりで比べると、4〜5倍くらい違ってくるのかも知れませんね。
それに、田母神塾が7万部で900万円ですよ。
それが1500万部となれば・・・と言うか、司馬作品は他にも売れ筋がゴロゴロと(笑)。


[11389] インテリジェンス関連書籍紹介返信 削除
2009/6/6 (土) 00:03:58 ボーフォルド

古い話の横レス失礼します。
専門書の類になりますが網羅的に見るならば
中西輝政・小谷賢編『インテリジェンスの20世紀』千倉書房2007年
と後ろの参考文献からたどれば良いかと思います。

とりあえず参考までに自分が読んで面白かった本を羅列しておきます。
小谷賢『日本軍のインテリジェンス なぜ情報が生かされないのか』講談社選書メチエ 2007年
 日本軍がどれほどの情報を集めていたか、それがどう活用されていたかを
 可能な限り実証を試みた研究書。

大森義夫『日本のインテリジェンス機関』文芸春秋 2005年
 戦後のインテリジェンスの元締めである内調室長による
 現代のインテリジェンス体制の概説とエピソード集・

ティム・ワイナー『CIA秘録』文藝春秋 2008年
 ジャーナリストの手による実証的CIA史
 CIAが人間の作った組織に過ぎないことが実感できます。

落合浩太郎『CIA失敗の研究』文芸春秋 2005年
 インテリジェンスの概説込で新書で読めるCIA史。


[11402] Re:インテリジェンス関連書籍紹介返信 削除
2009/6/7 (日) 23:57:14 徳翁導誉

> 中西輝政・小谷賢編『インテリジェンスの20世紀』千倉書房2007年
> 小谷賢『日本軍のインテリジェンス なぜ情報が生かされないのか』講談社選書メチエ 2007年
> 大森義夫『日本のインテリジェンス機関』文芸春秋 2005年
> ティム・ワイナー『CIA秘録』文藝春秋 2008年
> 落合浩太郎『CIA失敗の研究』文芸春秋 2005年

紹介、ありがとうございます。
機会がありましたら、読んでみますね。
それにしても、題名に「インテリジェンス」と付くモノが多い事が示すように、
ここ最近に出版された書籍が多いですね。
まあ最近は、すぐに絶版になる事も多いので、手に触れやすい利点はあるんですが、
逆に、長く読み継がれているような「古典的名著」とかって無いんですかねえ?

あと、ふと思ったんですが、いろいろと読む以外にも、
仮想の物語でも作って、そこにそれらをどう上手く組み合わせるか考えたりするのも、
理解の為の一助になるかも知れませんね。
多くの視点からいろいろ試みた方が、全体像の理解も深まるモノですし。


[11413] Re2:インテリジェンス関連書籍紹介返信 削除
2009/6/8 (月) 23:32:37 ボーフォルド

▼ 徳翁導誉さん
> > 中西輝政・小谷賢編『インテリジェンスの20世紀』千倉書房2007年
> > 小谷賢『日本軍のインテリジェンス なぜ情報が生かされないのか』講談社選書メチエ 2007年
> > 大森義夫『日本のインテリジェンス機関』文芸春秋 2005年
> > ティム・ワイナー『CIA秘録』文藝春秋 2008年
> > 落合浩太郎『CIA失敗の研究』文芸春秋 2005年

> 紹介、ありがとうございます。
> 機会がありましたら、読んでみますね。
> それにしても、題名に「インテリジェンス」と付くモノが多い事が示すように、
> ここ最近に出版された書籍が多いですね。
> まあ最近は、すぐに絶版になる事も多いので、手に触れやすい利点はあるんですが、
> 逆に、長く読み継がれているような「古典的名著」とかって無いんですかねえ?
>
> あと、ふと思ったんですが、いろいろと読む以外にも、
> 仮想の物語でも作って、そこにそれらをどう上手く組み合わせるか考えたりするのも、
> 理解の為の一助になるかも知れませんね。
> 多くの視点からいろいろ試みた方が、全体像の理解も深まるモノですし。



近代を扱うインテリジェンス学は、70年代頃に始まった学問領域でして
(やりたくても資料の壁があったので)
日本ではようやく端緒についたくらいですから、ちょっと私には古典は思いつかないですね。

冷戦期アメリカの苦悩とか、本読んでもいまいちピンと来ないのが
ゲームだと「あああれは仕方ないよね」と追体験で理解できたりしますし、
物語を書く上では作者は全部情報が解ってますけど、
キャラクターは知りませんから、そういうのもインテリジェンスの理解には良いかもしれませんね。


[11420] Re3:インテリジェンス関連書籍紹介返信 削除
2009/6/9 (火) 22:46:39 徳翁導誉

> > まあ最近は、すぐに絶版になる事も多いので、手に触れやすい利点はあるんですが、
> > 逆に、長く読み継がれているような「古典的名著」とかって無いんですかねえ?

> 近代を扱うインテリジェンス学は、70年代頃に始まった学問領域でして
> (やりたくても資料の壁があったので)
> 日本ではようやく端緒についたくらいですから、ちょっと私には古典は思いつかないですね。

確かに「近代」と限定してしまえば、そうなるのでしょうけど、
「情報戦」や「諜報活動」というのは、いにしえの世から行われていた訳ですし、
時代時代でその手段は変わっても、本質的な面には普遍的な要素があるでしょうから、
そうした主旨で、古典の存在を尋ねてみた次第です。
例えば、この話題の発端となった忍者などに関しても、
既出ですけど「萬川集海」のような書物の存在がある訳ですし。


> > あと、ふと思ったんですが、いろいろと読む以外にも、
> > 仮想の物語でも作って、そこにそれらをどう上手く組み合わせるか考えたりするのも、
> > 理解の為の一助になるかも知れませんね。
> > 多くの視点からいろいろ試みた方が、全体像の理解も深まるモノですし。

> 冷戦期アメリカの苦悩とか、本読んでもいまいちピンと来ないのが
> ゲームだと「あああれは仕方ないよね」と追体験で理解できたりしますし、
> 物語を書く上では作者は全部情報が解ってますけど、
> キャラクターは知りませんから、そういうのもインテリジェンスの理解には良いかもしれませんね。

と言いますか、物語が出来上がるのは副次的な効果で、
制作する過程の上で、理解が深まったりしないかなあ?などと考えています。
端的に言いますと、黒沢明が映画「隠し砦の三悪人」で用いた手法ですね。

一応簡単ですが、その映画のあらすじを紹介しますと、
戦国時代、御家再興を目指した1人の武士が、
姫と軍資金と共に落ち延びる中、途中で知り合った2人の農民と一緒に、
次々と襲いかかるピンチを切り抜け、敵地領内を越えていくストーリーで、
日本映画史の中でも、傑作の1つに数えられています。
(ちなみにスターウォーズは、この作品に影響を受けて作られました)
で、そのシナリオ制作方法というのが、
まず最初に、監督の黒沢明が切り抜け困難なピンチをいきなり設定し、
それを3人の脚本家と共に、「うまい切り抜け方はないか?」と頭をひねり合い、
「これだ!!」という解決案が出ると、再び黒沢が次のピンチを設定する。

まあ、そんな感じで、同じように物語の設定を用意し、
それを土台に、案を出し合いながら物語を作っていけば、
いろいろと面白い事でも出来るかなあ?とか考えた次第であると(笑)。
設定を考えるのも、解決策を練るとは異なった視点からの思考を必要としますし、
場合によっては、解決策が先で後から設定を考えたりとかも良いですしね。
物語のシナリオさえ作れれば、Flashでサウンドノベル化とかも出来ますし。

[▼次のスレッド]
INCM/CMT
Cyclamen v3.72