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[11432] Re12:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/11 (木) 16:08:24 ボーフォルド

まぁ、私よりも説得力のある議論を管理人様がされているようなので
お問い合わせの件について参照リンクをはりつつお答えするにとどめます。

・定額給付金について、民主党はどのような論理を持って反対したのか?
2008/12/20
 平成20年度第2次補正予算について(コメント)
http://www.dpj.or.jp/news/?num=14826
「GDP比0.4%の税金を投入して同0.1%の経済効果(内閣府試算)しかない天下の愚策」

そして民主党の対案としての景気対策は当時このようなものでした。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=14667
元々民主党政権が予算の組み替えで使うつもりで主張していた「埋蔵金」
ですので、それを使って民主党の訴えてきた政策(高速無料化、子供手当て、道路特定財源の廃止)等に
使うように求めているわけです。

また、一議員としては学校耐震化に使うべしとの意見を述べた人もいるようです。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=14721


・民主党の新型インフルエンザ対策は具体的にどう行われていたか?
http://www.dpj.or.jp/news/?search=%90V%8C%5E%83C%83%93%83t%83%8B%83G%83%93%83U
基本的には現場と言っても今回は霞ヶ関・永田町の範疇ではないのでしょうか。
報道資料を一通り読み返し、オンライン検索を試してみたのですが見当たりませんでしたが
直接病院なり隔離施設でも現場視察してましたっけ?
これが内外の専門家の意見の聴取にあたりませんかねぇ、むしろ党単位やった方が合理的ではないかと。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/health/249155
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090501/kng0905012007005-n1.htm
夜中に会見して役所の電話をパンクさせておいて
「危機管理が〜」と言い出すよりは合理的だと私は思いますが。

http://blog.goo.ne.jp/kobeooi/e/fd8664a0cdd48d97b2b93707a5660aad
なお、神戸の市議会議員からは早く視察に来てくれと言われておったりします。

http://era-tsushin.at.webry.info/200905/article_30.html
ついでに、私の見聞きするコピペはこうでした。
いやまぁ、自民党側も同じことをやっているわけですが。
http://www.jimin.jp/jimin/daily/09_04/28/210428e.shtml

コピペ御指摘の「オナニー会議」とやらは、
普段の政官関係見てたらよくある話でしかございませんで
政治部の記者なら日常風物詩のはずなんですがねぇ…?

関連して申し上げますが、社会では普通に
畑違いの上役・取引先に業務をご説明申し上げる場面は多々あると思います。
そして往々にしてそういった作業を面倒がって省く人こそ
トンチキな「命令」を下さって組織に破滅的な損害を出してくれたりします。
「今何してる?」「ところで何か困っていることはないか?」
ウザいと思う反面で、この発問が途絶えてしまうとなかなか上手く回らないものです。

なお、今回の対応への批判はこのようなものがあります。
これも我々が知ることが出来るのは政治争点化しているからでして、
問題を発見し、批判する力というものはそれそのものに意義があるのでは。
http://diamond.jp/series/tsujihiro/10071/

また、今回保健所の機能パンクが問題となりましたが、
90年代半ばより保健所の数が財政的理由から削減に向かっていることを指摘しておきます。
http://www.ipss.go.jp/s-toukei/j/19_s_toukei/7/253.html


・議員と官僚
うん総務省が業務を会計検査院が支出をしっかりとチェックをしておりますね>監査
だからこそ、これまで人口割で見れば効率的かつ
全般で見れば公正な行政形態が保たれているわけです。

くだんの居酒屋タクシーの件でも悪質者でも「自己申告」で出てくるのは
そこいらへん、本気で監査したら把握されるという恐怖がなければ名乗りではしませんし。
ちなみに5年で200万だと、一年40万、一月3万強ですから
毎回約3000円誤魔化して月10回乗れば…と考えるとさほど異常には見えません。
通勤手当もらって自転車で通勤するようなものですね。

ただ、彼ら行政監査は基本的には現状を維持管理する役割を果たしているのであって
予算の抜本的組み換えやらはできないし、官僚として個別政策に嘴を挟むことも嫌います。
年金にせよ、医療にせよシステムそのものに問題が出ている場合は、
現状の不平派の意見を政治家が吸い上げて議論するよりないのではなかろうか、と私は思います。

官僚の労働については、民主党以前から国会会期中は担当部署はそんなものでしたよ。
…いや、まぁ改善すべきではありますが、まがりなりにも大組織である役所よりも
質問者側である議員とそのスタッフが大変ですよ、個人事業主レベルで対応してるので。
膨大な作業を必要とする情報を求めるってことは、受け手も膨大な情報を処理してるわけです。


相手が長妻じゃなかったら職場の上司の愚痴を言ってるようなものですし。
官僚や政治家の中立性なんてものは私はそもそも信じておりません。
だからこそ相互批判が活性化して、自分の判断材料が増えて欲しいのです。

なお、御指摘の岡田克也の公務員時代の岡田興産役員兼任の件ですが
http://www.dpj.or.jp/news/?num=4032
役職兼任は事実のようですが、大店法成立による利益誘導は訴訟の事実認定で否定されております。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200902/2009020500661
実際問題、担当課長でもなかったらそんなに法案までタッチできないかと思います。

まぁ、私もツッコミがなかったらわざわざ調べたりはしませんでしたので
御指摘を頂いたことで大いに勉強になりました。ひとつ「無意味な問いは無い」という事で。


[11531] Re13:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/15 (月) 03:09:41 現ビルマ

定額給付金について
これまでの情報をまとめると

定額給付金のコンセプトは、足の遅い他の経済対策が機能する、効果をあげるまでのつなぎである
定額給付金は2兆円。その経済効果は3分の1の7000億円

辺りまでは、皆さんと合意出来ると思います

私としては
まず、コンセプト自体に問題があるようには見受けられません
時間が掛かるが効果的な政策もやってほしいですが
実際今現在ぼこぼこなんですから、多少効果が薄くともある程度即効性を持った政策が出せるなら出すべきでしょう
次に、この不況の中、買い手とし現金がもらえるというのは助かりますし、売り手としてお客さんに現金が行くのも助かります
先月に比べると今月売り上げぜんぜん違いますし
最後に、7000億円という金額の多寡ですが、正直よく分かりません。大きすぎて実感が沸きません
ただ、金額の多寡を以って定額給付金を拒絶するなら、より以上に効果が大きく早く金が掛からない対案を出すべき、と思うので
それを思いつかず、見掛けなった以上、最善ではないが次善ではある、と納得しています

クルーグマンさんが、7000億の経済効果では足りないと言った
与謝野さんが、2兆では低すぎる、と周囲に漏らしていたらしい、ということは分かりました

皆さんとしては
どの部分が悪く、どうすれば良かったとお考えなのでしょうか?
コンセプトがおかしいのでしょうか。では、どういったコンセプトで経済対策を組めばよかったのでしょうか?
2兆円を使って、7000億円という効率が悪かったのでしょうか
では即効性があるという条件化でそれ以上の効率のある経済政策とは如何なるものでしょうか?
効果が出るまでに時間が掛かりすぎる政策でしょうか。でしたら
それ以上にはやくまた、2兆を使って7000億より多少劣る程度の効率を持った政策とはどういったものでしょうか?

民主党はこの問いに答えを出さず、自分達で作った経済対策も投げ捨てて
定額給付金を前提に組まれた予算案を定額給付金抜きで、とやってしまったんで
ちょっと賛成できないんですよね
普通、建設的に行くなら
一部が間違っているがコンセプトが間違っていないなら、その一部に成り代わるものを提案するか
その一部を前提にしているコンセプト自体を間違っているとして、コンセプトそれ自体の代案を出し、大幅な調整するか、するでしょう
一部を前提にしているコンセプトは間違っているけど、一部を引っこ抜いてそのまま調整なし、とはしないでしょう


新型インフルエンザについて
これ、4/29の時点で
http://www-bm.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/090429-03.html ということになっているようです
38度以下、か、諸症状が出ていない感染者で、かつ、渡航歴がないと、すり抜けてしまう、ということでして
条件が緩ければ、検査する側がパンクしますし、マニュアルとしては十分だと思います
現在でも、↑に加え、医師が疑った場合と言うものが加えられ
すでに国内感染してるので渡航云々が重要視されなくなった程度の変更しかありませんし、
取りうる限り最良の方法であったとは思いませんが、まあ、こんなものではないかと

5月28日だったかの予算委員会の動画見ましたが
思った以上に仕事してますね
んー、これを見ると、民主のインフルエンザ対策委員会は仕事をしてなかった、とはいいずらいですね
ただ、これ、仕事はインフルエンザの対策ではなく、対策の調査ですよね
直接的に対策できるわけじゃないので、名称で損してる部分はあるんじゃないかと
実際動画見るまで、直接的な対策を出した、とは聞いていなかったので、仕事してない、と思い込んでました


質問主意書
http://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/trueth/seijika4.html
とりあえず、再読した上で調べましたけど
この人多分官僚関係者で自分の周りの例だけで文章書いてるっぽいですね。幾つか間違ってます
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0812/0812170690/1.php
鈴木宗雄さんのが出してますし。つか、出しすぎだろ……
で、えーと、そのちょっと察しは悪い方でして、結局
長妻さんは
他にもっと官僚の負担の小さい資料請求の方法があるのに
そちらを選ばず質問主意書を濫用している、と聞いた私の見解は間違ってる、ということなんですよね?
桂さんの、ガン云々、警察署云々も直接関係省庁の担当者に問い合わせれば分かる事ですし
そちらの方が掛かる人件費は大幅に少なくて済みます
実際、上で私が見た予算委員会のインフル関連の質問の根拠は大体、厚生労働省に聞いた、ですが
すでに対策がなされていなければ、そこそこの成果を挙げたかもしれない、というものでした
必要な状況はあるのでしょうが
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0812/0812280345/1.php
ここまでの経費を掛けて頻繁に質問主意書を使わなければならない理由と言うがちょっと思いつきません


県の一人当たりの借金という数字の意味
>その収入とは、どこから得られるモノなのでしょうか?
>その支出とは、何の為に使われるモノなのでしょうか?
>そして役所が、収入を増やし、支出を抑えると言うことはどう言う事でしょうか?
府民、府、府民の負担が増え、サービスが低下する。まあ、なんか上手い事やっても収入は増えるんでしょうが
一人当たりの借金って見た目にインパクトありますけど
でも、別に数字としての使い道ってほとんどないですよね
府民から見たら、税金を幾ら払うのか、と、どのくらいのサービスが受けられるのか、が重要で
一人当たりの借金の額はどうでもいいわけでして
低所得者ばかりが集まる、人口の多い県で、サービスは物凄いおろそかなんだけど
県の借金は少ないので、一人当たりの借金は少ない県と
高所得者ばかりが集まる、人口の少ない県で、サービスは物凄いきめ細かなんだけど
県の借金は多いので、一人当たりの借金は大きい県があったとして
一人当たりの借金の額は前者が圧倒的に少ないですが、だからと言ってどちらの県が上手く行っているか一概には言えないでしょう
だから、ニュースなんかで一人当たりの借金という数字を見るたびに、インパクト重視の記事なんだな、と一歩引いちゃうんですよね

国の借金
まず、貸し手が国民、借り手が国。多少は外国からも借りてたり、それ以上に貸してたりしますが複雑になるので無視
借り手の国に借金が増える、ということは、貸し手の国民の利子収入と返済額が増える、ということ
借り手の国が借金返済に増税したとしても、貸し手の国民に増税分の借金が返済されるだけ
借金とは言え金は金なので、国内で流れる金が増えインフレになる
インフレになると、借り手の税金による収入が増える為、借金が減る
借金が減れば、金は金で、国内に流れていた金が減るのでインフレが収まる
と言うわけで
国内に限れば金も借金も、経済を滑らかに動かすための道具に過ぎないんですよね
いきなりハイパーインフレとか、明日から税率200%とか、すれば破綻しますけど
それがゆっくり行われるなら特に問題ないんですよ
後は信用の問題ですね
税金を払わないとか、金を貸さないとかするとやっぱり破綻します
国債の利率の少なさ見る限りこういう面では信用されてるんじゃないかな?
信用と速度にさえ気をつければ破綻しない、ということなので
まあ、まず破綻は無いだろうな、と思っています

書くのに詰まって時間が掛かりすぎたので幾つかの項目端折りました
時間掛けた上これですみません


[11546] Re14:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/15 (月) 22:58:55 ボーフォルド

私、本質的には政府支出による経済対策自体に懐疑的なんですが。
定額給付金の欠点は経済対策、福祉対策、選挙対策がごちゃまぜになって行われて
どれについても中途半端な事が問題であろうと考えます。

定額減税やら既存の福祉政策拡充で間に合う話ですし、
これをわざわざ「政治的」案件にしたてあげる必要はありません。
「一体的な予算措置」だと言いますが、麻生氏の当初想定から今日に至るまで
時期がずれ込んでおりますし、大きな影響があったとも思えません。

民主党の主張通り、物流コスト下げても良かったと思います。
消費増税とのリンクで麻生給付金が語られたのは、経済的にも政治的にも失敗でしょう。


質問趣意書くらいの情報の記録と公開はやっていただいた方がありがたいですね。
素人の情報公開請求の手間と対応の遅さを考えるとねぇ…
もうちぃと専門家としてのアーキビストを増やして貰いたいものです。


まぁ、一般の会社で考えれば、従業員一人当たりの
債務なんて普通考えない数字ですしねぇ。
ただ、構造的赤字に陥っている会社の従業員がどういう目に遭うのかは想像に難くありませんが。


[11576] Re15:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/17 (水) 20:35:27 徳翁導誉

> > 皆さんとしては
> > どの部分が悪く、どうすれば良かったとお考えなのでしょうか?
> > コンセプトがおかしいのでしょうか。では、どういったコンセプトで経済対策を組めばよかったのでしょうか?

> 私、本質的には政府支出による経済対策自体に懐疑的なんですが。
> 定額給付金の欠点は経済対策、福祉対策、選挙対策がごちゃまぜになって行われて
> どれについても中途半端な事が問題であろうと考えます。

前回も書きましたが、やはり政府が出来る範囲では限度がありますからねえ。
だからと言って、何もやらない訳には行かない・・・・
という事で、質問の主旨からは少し逸れるかも知れませんが、
そうした状況下で政府が行えた最大の経済対策とは、
個々の対策云々以前に「解散総選挙」だったのでは?と私は個人的に思います。

麻生自ら「回復までに3年掛かる」と言った経済危機に対して、
直近の参院選で負け、政権交代の可能性がかなりの現実味を帯びている最中、
選挙管理目的で発足された内閣が、余命数ヶ月の状況で政権の座に居座っていては、
どんなに有効な対策を打とうとしても、市場からも世界からも信用は得られませんよ。
長期に及ぶ思い切った対策が必要な時期に、信用を得られないのは致命的です。
その成果の善し悪しは別として、選挙の結果により小泉が郵政民営化を断行できたように、
自公政権であれ、民国社政権であれ、総選挙によって国民の信託を得た政府により、
その3年間を乗り切る事こそが、最良の経済対策だったように思うんです。

言うなれば、個々の具体的な対策は「戦術」で、民意や信用を得るのは「戦略」ですかねえ?
どれほど素晴らしい戦術を集めた所で、戦略的に劣勢な状況では効果が薄く、
一方、戦略的に優勢で有れば、例えそこそこの戦術でも成果は上がる・・・と言った感じで。


> > 質問主意書
> > http://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/trueth/seijika4.html
> > とりあえず、再読した上で調べましたけど
> > この人多分官僚関係者で自分の周りの例だけで文章書いてるっぽいですね。幾つか間違ってます

と言いますか、まあ簡単に言ってしまえば、
それぞれの立場の人間が、それに基づいて発言する事には価値がありますけども、
それが自分の立場に都合の良いようにしか書いてないのであれば、
立場が異なる者としては、それを鵜呑みにしてはマズイですよねえ?と言う主旨でした。


> > > > 県の一人当たりの借金という数字の意味
> > > その収入とは、どこから得られるモノなのでしょうか?
> > > その支出とは、何の為に使われるモノなのでしょうか?
> > > そして役所が、収入を増やし、支出を抑えると言うことはどう言う事でしょうか?

> > 府民、府、府民の負担が増え、サービスが低下する。まあ、なんか上手い事やっても収入は増えるんでしょうが
> > 一人当たりの借金って見た目にインパクトありますけど
> > でも、別に数字としての使い道ってほとんどないですよね

まあ、数値の具体的な使い道という事に関しては、
現状を認識させる為の「インパクト」を与えるのが、最大の役目でしょうね。

> > 一人当たりの借金の額は前者が圧倒的に少ないですが、だからと言ってどちらの県が上手く行っているか一概には言えないでしょう
「借金」自体が、一概に悪だとは言いませんけど、
それが「破綻」目前まで積もってしまった状況では、そうも言ってられませんよ・・・・
そして、そうした切迫した状況を身近に感じて貰うため数値こそ、
その「一人当たりの借金額」だと、私は考えています。
財政再建団体へ陥る法的基準をそのまま話した所で、それを実感できる市民は多くないでしょうし。

> まぁ、一般の会社で考えれば、従業員一人当たりの
> 債務なんて普通考えない数字ですしねぇ。

企業に例えるのであれば、従業員よりも株主の方が近いかも?

> > 国内に限れば金も借金も、経済を滑らかに動かすための道具に過ぎないんですよね
「金は道具」、確かにその通りなんですが、
道具の置かれた状況の変化により、利用者が振り回されてしまえば、
仮にその道具自体に影響が無くとも、
それは本当に道具としての価値を保持し得たと言えるのでしょうか?


P.S.
すみません。
間が空いてしまった所為か、どうも筆が乗ってこないので、
手短な返信で終わってしまいました・・・・
でもまあ、返信が来ないのを「ズケズケと書いて怒らせたかな?」と少し心配したのですが、
取り敢えず、そうでなかったようなので安心しました(笑)。

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