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[11433] Re13:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/11 (木) 16:11:46 桂輝平

便乗してレスつけます。

▼ 徳翁導誉さん
> > それを踏まえれば
> > 定額給付金の用途は初期のカンフル剤です。場繋ぎです

> いや、あの〜、すみません。
> カンフル剤目的である事は当然の事として、それを踏まえて書いてました。
> クルーグマンは、「そのカンフル剤では効果が薄すぎる」って意見でしょうし、
> 与謝野の方は、「やるならやるで、もっと即座に大規模に」って意見だと思います。

正直カンフル剤にもなっていないと思いますしね。
過労でフラフラで倒れそうな人に栄養ドリンク、
それもユンケルスターとかじゃなくてオロナミンCを飲ませて
「元気ハツラツゥ?ハツラツだよねぇ?ハツラツって言ってよ、頼むからさぁ!」
って迫っているような感じですかね。

> > ・質問主意書
> > 概要はhttp://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/trueth/seijika4.htmlを斜め読みしてください

> 斜め読みと言うか、一応そのページを読み、他のページも幾つか読みましたけど、
> 当たり前かも知れませんが、思いっ切り「役人寄り」の主張でしたね。

同じく「役人寄り」と言うか「アンチ政治家」とか「アンチ野党」って感じがするんですよねぇ。

> 例えば、示されたリンクのページを読んで、
> 「この部分は少し引っかかるなあ?」とか、疑問に思ったりする箇所はありませんか?
> 私が私なりに引っかかった部分を書くのは簡単ですが、それでは角が立つかも知れませんし、
> 何より、自分自身で考えたり、感じたりする事には繋がりませんので、試しに問い掛けてみます。

私としては別にこの質問主意書はとりたて問題になるようなものじゃあないと思いましたがね。

政治家が(政治家じゃなくても)○○をお示し願いたい。って言う時って大体
そのチョイスされたデータから何らかの傾向と対策を求めたいんですよ。
例えば
>例1)「ガン検診における胃ガン発見率に関する質問主意書」
>胃のバリウム検査において胃ガン発見率の高い医療機関ベスト五をお示し願いたい。
であれば胃がんを高確率で発見する事が出来る技術がそこにあると言うことを示している訳で
例え老人が多い地域であってもその医療機関の医師を集めて意見を聞くとか技術の継承とか何らかの対応が出来る訳ですよ。
あと、
>(4)全国1200の警察署を検挙率、(以下数項目)の高い順にすべて並べろ。
こういうソート(並び替え)とかMax・Min、範囲内を求めるとかそう言うのは
データさえあればデータベースソフトに任せればあっという間なんですよ
(もちろん何百万、何千万ともなれば相応の時間が掛かりますが千や万くらいなら)。
で、こういうデータを作る部署とか業者とかもちゃんといて
抜き出すとか絞り込むだけであれば単純なんです。
そこから傾向と対策を求めろ、となると若干難易度は上がりますが。

> 万が一、空港では未発症の患者が居た場合に備えて、海外渡航者のチェックを厳重にしたんです。
まぁこれはこれで必要だったと思いますよ。
実際に帰国した人で感染が確認された人もいるわけですし無駄ではなかったと。

ただ、
> で、第1号の発見により調べてみたら、既に関西で拡大していたと・・・・
> ぶっちゃけて言えば、政府が立てていた大前提は、その段階で既に壊れていたんです。
> ですから、神戸で第1号が発見されたからと言って、
> そこが日本で最初の発生地だとは限らないんです。

これなんですよねぇ問題は。
当然検疫開始以前に帰ってきた人もいるわけでそういう人から
日本国内に既に広がっていると言うのは自明の理でしょうに…。
野党からも指摘されてるんですもんねぇ。

> でもまあ個人的に、「郵政民営化」自体は反対って訳ではないですよ。
> 民営化すれば経営の健全化など、それなりにメリットもありますので。

まぁ「小泉純一郎の暴論・青論(http://www.amazon.co.jp/dp/4087802515)」によると
局長の中にはその場所を提供している、と言うだけで仕事何もしないのに局長になっている人や
更にはその局長を世襲している人もいたらしいので、民間になってそういう人は淘汰された…よね?

> 郵政民営化だけでなく、北朝鮮問題にしても、皇位継承問題にしても、
> その強力なアピール力により、国民へ問題認識をさせた面は大いに評価できるのですが、
> それらも全て、小泉にとっては単なる政局の為の道具に過ぎず、
> 結局最後には中途半端なままで放り出しており、
> それらが重要な問題であればこそ、その責任も大きいと私は思っています。
> 「良い面も確かにあったが、悪い面の方が大きかった」って感じでしょうか?
> まあこれも個人的な評価ですので、視点が変われば、
> 異なる評価をする人も確実に居るんでしょうけどね。
> 歴代首相の中でも、賛否の評価が大きく分かれる人物の1人であるかと。

様々な問題を啓発した部分は良かったんですけど啓発するだけして、
見栄えが良い所だけやって弊害部分を全部後任に回しちゃった部分は負でしょうね。
私も総合的に見ればマイナス面のほうが大きい首相だったと思います。

> > 中国って、これ、という産業あるんでしょうか?
> > 台湾や韓国みたいに、幾つかの業種では見るところもある、というなら躍進も分からなくもないんですが

> 取り敢えず、日本が中国から輸入しているモノに関しては、
> 機械・衣類・家具・金属などが主みたいですね↓
> http://www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/100econ/120doms/121prod/1212trad/jptrcnkr/im_cnhk.gif

工業で言えば部品を中国・インドネシア・マレーシア等で作り、韓国・台湾で組み立て、日本が最終チェックをして販売する
と言うのがかつてのイメージだったんですが、近年は中国国内の工業技術が高まった事により
企画・設計から組み立て・販売まで充分中国単独でやっていけるだけになっていると思いますよ。
とにかく広大な土地と安価な労働力があるので技術さえ与えればあっという間に日本もアメリカも追い抜いて世界トップに立てるでしょう。

農業に関しても残留農薬とか安全性が問題視されますが、
日本よりも広い農地があるんですから河川の氾濫とかが起きないように整備して
上手く工業化を絡めれば今より安価で日本よりも安全な食品が作れるはずなんですよ。

河川も日本みたいに小さな川だけじゃなく広大な船で入れるような運河があるわけですから内陸部の方まで流通できますし。
農林業というか木材加工業も日本なら大型トラックで運ばないといけないような物が船で大量に運べますしね。
道路なんかもガンガン建設していますしね。
道ができる→車が増える→輸送量が増える→コストが下がる→価格が下がる
これが正しい発展の仕方の一つなんですよ。日本の場合それよりも
道ができる→車が増える→交通渋滞が起きる→時間が掛かる→コストが掛かる→物価が上がる
と言うようになってますので中国ではいかに対応するかが見物ですが。
ちなみに最近カーナビで常に最新の道路情報(交通情報じゃなく地図情報)を
ネットでダウンロードして取得するモデルがあるんですが、
中国モデルがどのくらいの頻度で更新されるか気になりますw

衣類って言うのは未だに内陸の方で中心になってるのかなぁ…。
どうも明治初中期の日本の紡績業のイメージが…。

とにかく、仮に中国の日本嫌いが直って「お金よりも人と技術を回してくれ。中国、そして日本を共に発展させないか?」
と言って来たら面白い事になると思いますよ。
まぁそのためには中国民の成熟も必要なんですが、今の日本を見る限りそこまで問題じゃないかなぁとも思います。


[11447] Re14:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/12 (金) 19:34:59 徳翁導誉

> > クルーグマンは、「そのカンフル剤では効果が薄すぎる」って意見でしょうし、
> > 与謝野の方は、「やるならやるで、もっと即座に大規模に」って意見だと思います。

> 正直カンフル剤にもなっていないと思いますしね。
> 過労でフラフラで倒れそうな人に栄養ドリンク、
> それもユンケルスターとかじゃなくてオロナミンCを飲ませて
> 「元気ハツラツゥ?ハツラツだよねぇ?ハツラツって言ってよ、頼むからさぁ!」
> って迫っているような感じですかね。

まあ、ここまで世界経済の市場が巨大化してしまいますと、
政治が手を突っ込んだ所で、効果の程はたかが知れてますからねえ。
とは言え一方で、「景気は気のもの」というのも事実なので、
駄目元であっても、政府が何らかのアピール行動を必要とされる場面もある。
そう言った意味では、あの程度の額でここまで実施を遅らせては、
小さな効果さえ減少させてしまうという面がありましたからねえ。

いっその事、思い切った奇策を採るなら、凄く乱暴な意見ですが、
「経済回復が見込まれる3年後には消費税を上げる」なんて案よりも、
「経済回復が見込まれるまでの3年間は消費税を下げる」とかやった方が効果的だったかも?
今回の補正予算で突っ込まれた15兆円を、仮に全て消費税減税分に当てるとしたら、
年間1%で2兆円の税収入なので、3年間は消費税率を2.5%に半減させる事も可能でしたし、
一律に税率を下げておくのではなく、経済状況とリンクさせて行くなら、
2009年度は2%、2010年度は3%、2011年度は4%、そして2012年度から5%に戻るとかでも良い訳です。
(経済回復がうまく行けば、消費税率を更に引き上げる呼び水にもなる方法ですし)
過去のいきさつから既に、消費税の税率変動は多くの所で対応可能な仕様なっており、
時限的に消費税率をダウンさせても、そんなに経費が掛かる訳でもないですからねえ。

> > > ・質問主意書
> > > 概要はhttp://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/trueth/seijika4.htmlを斜め読みしてください

> > 斜め読みと言うか、一応そのページを読み、他のページも幾つか読みましたけど、
> > 当たり前かも知れませんが、思いっ切り「役人寄り」の主張でしたね。

> 同じく「役人寄り」と言うか「アンチ政治家」とか「アンチ野党」って感じがするんですよねぇ。

今はまだ現ビルマさんの返信待ちの状態なので、あまり詳しくは書けませんけど、
あのような政治家や野党へのスタンスこそ、
まさにステレオ・タイプ的な役人の認識ではないでしょうか?

> > で、第1号の発見により調べてみたら、既に関西で拡大していたと・・・・
> > ぶっちゃけて言えば、政府が立てていた大前提は、その段階で既に壊れていたんです。
> > ですから、神戸で第1号が発見されたからと言って、
> > そこが日本で最初の発生地だとは限らないんです。

> これなんですよねぇ問題は。
> 当然検疫開始以前に帰ってきた人もいるわけでそういう人から
> 日本国内に既に広がっていると言うのは自明の理でしょうに…。
> 野党からも指摘されてるんですもんねぇ。

「自明の理」とまで断言は出来ないんでしょうけど、
絶対、考慮に入れておくべき事ではありますよね。
「不利な条件は想定に入れない」というのは、旧日本軍がやった過ちの典型ですけど、
こう言う風潮が未だに改まらないのって、日本人の国民性に由来したりしてるんですかねえ?


> > でもまあ個人的に、「郵政民営化」自体は反対って訳ではないですよ。
> > 民営化すれば経営の健全化など、それなりにメリットもありますので。

> まぁ「小泉純一郎の暴論・青論(http://www.amazon.co.jp/dp/4087802515)」によると
> 局長の中にはその場所を提供している、と言うだけで仕事何もしないのに局長になっている人や
> 更にはその局長を世襲している人もいたらしいので、民間になってそういう人は淘汰された…よね?

これは多分、「特定郵便局」の話ですね。
う〜ん、でもあれはちょっと難しい問題では有るんですけどね。
コンビニやファミレスなどの「チェーン展開」している店に例えれば、
普通郵便局が「直営店」で、特定郵便局は「フランチャイズ加盟店」なんですよ。
言うなれば特定郵便局の局長とは、店の土地や建物を所有する「オーナー店長」な訳です。
異なる点と言えば、コンビニの店長と違って、収入の安定が大きく約束されている面ですか。
まあ、これが大きいって言えば、大きいんですけどね。
実質的な世襲も行われ、既得権益化しているのは確かですし。
とは言え、「既得権益だから廃止しろ」と、簡単には行かないんですよねえ・・・・

普通郵便局と特定郵便局の局数って「1:15」の割合で、
断然、特定郵便局の数の方が多いんですよ。
「○○中央郵便局」みたいな感じで、ドーンと巨大な局舎が建っているが普通郵便局で、
私たちが日頃よく見掛けるこぢんまりとした局舎は、そのほとんどが特定郵便局なんです。
民営化された事で、普通郵便局と特定郵便局の区分けが無くなり、
郵政側は、特定郵便局の建物や土地を買い取ろうとしてますが、
話がなかなか進まない上に、買い取るにも莫大な費用が掛かりますからねえ。
既に過疎地の郵便局では、子供が跡を継がない事で郵便局が廃止されかねない事情を抱え、
逆に利便性の高い所の局であれば、もっと儲かる賃貸先にと、これまた廃止の可能性が出てくる。
世襲の局長とは言っても、ちゃんと業務をこなしている人の方が大多数ですし、
「安定的な局長職を提供する事で、公共サービスである郵政システムも安定させる」と考えれば、
言われているような、悪の権化的なシステムではないと個人的には思うんですけどねえ?
賃貸料にしても、局長の給料にしても、どのみち掛かる訳ですし、
確かに不健全な面もありますけど、まあ持ちつ持たれつと言った感じで。

ちなみに、世襲の局長に関しては、
民営化する直前で、その数は全体の3割程度でしたかねえ?
よく使われたモデル・ケースほど、局長の年収がないケースも多く、
放っておいても、そのうち勝手に消えていった可能性はありますけどねえ・・・・
まあ、「郵政民営化」の正当性を主張する為の道具として、利用された面もあるかも?
あと世襲の局員であっても、最近は局長になるために、
一般職員と同様に、内部の試験を受けるケースも多くなっていると聞きます。
って、それがどの程度なのかは、よく知りませんが。


> ちなみに最近カーナビで常に最新の道路情報(交通情報じゃなく地図情報)を
> ネットでダウンロードして取得するモデルがあるんですが、
> 中国モデルがどのくらいの頻度で更新されるか気になりますw

そう言えば、東京湾アクアラインが出来た頃、
カーナビを付けてそこを走ると、カーナビがパニックを起こしたらしいですね(笑)。
まあカーナビからしたら、車が東京湾のど真ん中を走っている訳ですから、
パニックを起こしたとしても、当然と言えば当然かも知れませんが。

> 衣類って言うのは未だに内陸の方で中心になってるのかなぁ…。
> どうも明治初中期の日本の紡績業のイメージが…。

まあ衣類などの繊維業は、貧しい所から発展していく第一歩みたいなものですからねえ。
で、少し豊かになり人件費が上がると、もっと貧しい所へ移っていくと。
実際に現在は、中国からベトナム、そしてバングラデシュへと移転してますし。
そうした視点で見ると、旧植民地であったアジアとアフリカの発展の違いって、
繊維業の移転が行えるだけの下地が有るか?無いか?なんでしょうね。
アフリカで綿花を生産しても、繊維業が育ってないので欧米諸国などに買い叩かれ、
独立は果たしても、未だ経済植民地の立場からは脱せられないケースが多いようですから。

> まぁそのためには中国民の成熟も必要なんですが、今の日本を見る限りそこまで問題じゃないかなぁとも思います。
発展への中国最大の障害は、やはり「民主化」の問題でしょうね。
国民が経済的に豊になれば、自由や権利を求めるのは当然の流れでしょうし、
どんなに押さえ込んだ所で、天安門事件を起こさせた中国人の潜在的欲求を見れば、
これから更に発展を続けて行くなら、それが生じるのは不可避だと思いますので。
まあ逆に言えば、そこさえクリアーする事が出来れば、
今度は「中国と台湾の統合」なんていうのも、一気に現実味を帯びて来るんですけどね。
民主化し、台湾も香港も飲み込んだ中国の国力は、現在の比では無くなるかと。

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