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[11304] 小泉ジュニアの話とか返信 削除
2009/5/27 (水) 23:20:10 徳翁導誉

こちらの話題の方がサブになっているので、こっちを分けます。
http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/kjbn/kjbn.cgi?tree=r11212

> 世襲に関してはどうでもいいの一言ですが・・・
> 小泉ジュニアは気になりますね〜。
> まぁ公認得られなくても勝つんでしょうが。

まあ小泉進次郎は、自民公認なしで無所属から出ても、
まず間違えなく、当選できるでしょうけどね。
何たって、引き継ぐ地盤がこれ↓ですので。

前回の郵政選挙での圧勝順位(2位候補との得票差)
1位 3.86倍 小泉純一郎(自民:神奈川11区)
2位 3.73倍 安倍晋三(自民:山口4区)
3位 3.24倍 加藤紘一(自民:山形3区)
4位 2.79倍 小渕優子(自民:群馬5区)
5位 2.77倍 大野功統(自民:香川3区)
6位 2.70倍 二階俊博(自民:和歌山3区)
7位 2.60倍 小沢一郎(民主:岩手4区)
8位 2.40倍 平沢勝栄(自民:東京17区)
9位 2.36倍 渡辺喜美(自民:栃木3区)
10位 2.33倍 高村正彦(自民:山口1区)

代替わりにより、無党派層からの得票は幾らか減るでしょうけど、
それでも当選は鉄板と考えて良いかと(例え自民党の公認が得られずとも)。
まあ、もしも本当に自民党が小泉Jr.を公認しなかったとしても、
その選挙区に自民党の候補を立てる事もないでしょうし、
当選した後に自民党へ・・・というコースが予想されてますからねえ。
だからこそ、自民党が民主党と同じく「無所属当選後の入党も禁止」とすれば、
これは本当に面白くなって来るんですけどね。
無所属議員のままでは、世襲させる意味がほとんどありませんから。

ちなみに民主党は、同選挙区に横粂とか言う候補を立てるのだとか。
私は見た事ないんですが、フジテレビの「あいのり」に出ていたそうなので、
ひょっとしたら、見ていた人は知ってるかも?
まあ「小泉鉄板区=民主党捨て区」なので、ぶっちゃけ誰でも良いんでしょうけど、
テレビへの出演経験があるイロモノ候補とは言え、小泉Jr.と同い年で、
「総理の息子&関東学院大留年&プータロー」vs「トラック運転手の息子&東大卒&弁護士」
という経歴の対比は、選挙の当落は別にして、ちょっと面白いですね(笑)。
ダブル・スコアまで離されなければ、ある意味では民主党の勝利と言えるかも?
と言うか、神奈川が属する南関東ブロックは、小選挙区34、比例代表22なので、
ダブル・スコアにならない程に民主党が圧勝する流れですと、
ひょっとしたらひょっとして、比例復活の可能性も無くは無いかも?
小選挙区で3分の2、比例区で半分取れば、南関東では全員当選となりますから。
そう言った意味では、小泉Jr.の当選は既定路線とは言え、注目区の1つになるかも?

あと、個人的に注目しているのは、北海道ブロックですかねえ?
北海道って旧社会党が強い地域だったので、そもそも自民党は弱いのですが、
今回はひょっとすると、民主党全勝&自民党全敗が見られるかも知れません。
もしそうなると、比例復活で救われる自民党候補は2名といった所でしょうから、
町村信孝・中川昭一・武部勤の3名による、熾烈な蹴落とし合いが見られます(笑)。
実はこの3人って当落線上なんですよ。
そんな中、1年ほど前なら彼ら以上に当選が厳しいと予想されていた与謝野馨は、
その後の総裁選出馬、そして現在の3大臣職の兼務(財務・金融・経済財政)により、
比例復活できるかどうか所か、一躍、小選挙区での当選が有力視されるようになりましたね。

> 新党でも作らないかなぁw
小泉で新党というのは、やはりどう考えても無理ですよ。
何よりも、小泉は金を持ってないですから。
泡沫政党を作るだけならまだしも、それなりの政党を作ろうと思えば、
それこそ、滅茶苦茶に金が掛かりますからねえ。
西松問題の時に、小沢の蓄財がいろいろ言われましたが、
ぶっちゃけた話、金丸の件を考えても、あれは恐らく新党設立用の資金だと思います。


> > 元々の話題である資料廃棄に関してですが、
> > 官庁の資料廃棄については、自民党と民主党の協議がまとまり、
> > 今国会にでも、首相の最終許可が必要になりそうですね。

> 万が一(というほど低い確率ではないでしょうが)政権交代が起これば、
> あとでブーメランとなって民主党に帰ってくるかもw(最終許可の件)

なぜ、ここで民主党がどうのという話に?
責任の所在が明確となり、その責任者が国民の代表たる首相となれば、
利益を得る・・・と言うか、今までほど損害を受けなくなるのは国家と国民です。
国家と国民の利益に対して、自民だの民主だのと言った政党に何の意味が?

> 未だに(なぜか)人気のある(?)元首相の後継者ですから自民党もむげにはできないでしょうから、
> 何らかの解決策が示されるとは思いますが。

いや、小泉にそこまでの力は・・・・
もともと、党内での政治力も、財力もなく、
国民の支持率&それで得たチルドレンだけが後ろ盾なので、
給付金の件で造反した時に、同調者が1人しか居なかった現状では、
もうほとんど力はないですよ。
却って小泉Jr.を「世襲の象徴」に仕立てる事で、自民党は劇場を演出する手もあると思います。
前回の郵政選挙とでは、小泉の立場が逆になる訳ですね。
まあ実際問題として、そう言った思い切った手を自民党が打てるとは思いませんけど。

> > 「信長の野望オンライン」にしても、「信長の野望インターネット」の発展系ではないですし、
> > 「太閤立志伝」もそうですが、「維新の嵐」のオンライン版なども面白いと思うんですけど。

> 私はやったこと無いので分かりませんが、たぶんSLG系のほうが確実に黒い展開になるでしょうから、
> 黒い展開の少ないRPGが人気かなと勝手に思っています。

「信長の野望インターネット」で同盟を組み、機を見て裏切ったら、
他のプレイヤーからも総叩きにあった・・・なんてレビューを、
以前に見た事がありますね、そう言えば(笑)。

> > 一方で、東南アジアの住居は高床で、床下で鶏や豚を飼ってましたので、
> > 硝石を格安で輸入できたという話らしいです。

> 東南アジアはそういう理由で硝石がとれるんですね。

あとは、コウモリが大量に住んでいる洞窟などからも、
硝石を採っていたという話ですね。

> 儲かっていたんでしょうか?商人もそうですが、家の持ち主とかは。
当時の日本から東南アジアって、片道で1ヶ月前後の航海が必要ですし、
それでも頻繁に貿易が行われていた事を考えれば、
商人はかなり儲かったでしょうねえ。
例えばルソンの壺なんて、1つが米300石相当で売れたなんて記録が残ってますし、
呂宋助左衛門などは、その壺を50個も輸入したらしいので、
単純計算で「1万5000石」の収益となり、もう大名クラスですよね(笑)。
あと持ち主とかの方はよく解らないですが、小遣い稼ぎ程度じゃないですかねえ?
硝石なんて家畜の糞で、ルソンの壺なんかただの民具ですし、
売る方も儲かって・・・となると、逆に商人はそこまで儲からなくなるでしょうから。

> > > 鉄も日本でもとれるはずですし。
> > あっ、すみません。書き間違えですね。
> > 「鉄」ではなく、「鉛」です。
> > 主要産地であるタイ(シャム)から鉛を輸入し、
> > 日本で弾丸に鋳造したから、それをまたタイに売る事もあったのだとか。
> > 亀井茲矩がタイから鉛を大量に買い付け、それを家康に献上したという話も残ってますね。

> 昔から加工貿易ってあったんですねえ。
> にしても、鉛がとれないのは知りませんでした。勉強になりました。

いや、鉛は日本でも採れますよ。
ただ単に、掘るより輸入した方が安上がりだっただけかと。

> > 箱庭をやるなら、「馴れ合いもOK」という前提でゲームを作った方が良いでしょうね。
> > 例えば、戦争要素とは切り離せない戦国時代などではなく、
> > 江戸のような泰平の時代を選び、プレイヤーは大名となって藩を豊かにするって感じで。

> 江戸時代ですか。
> 個人的にはおなじ系統?になるのかは分かりませんが、
> トロピコとかが開発系だったら好きです。
> あのノリで江戸時代をやったら面白いかな?

考える上で、トロピコとかカタンなども一応参考にしてますよ。
ディプロマシーがWW2オンラインになっちゃうので、
そのままの形でって事にはならないでしょうけれども(笑)。

> > > > 秀吉が日本統一した所からゲームが始まり、世界を切り取りに行く「秀吉の野望」や、
> > > GETEN3って確かこんな感じのゲームでしたよね?

> > GETENやEUと言うよりは、信長の野望の世界版と言った方が近いかな?
> > どうせ仮想歴史を楽しむなら、もっと脳汁が湧くような演出が欲しいんですよ(笑)。

> 管理人様は人物中心のゲームがということですね。
> 最近私は洋ゲーが多いというか、あまり人物中心の国内の物をやらないので、
> 多少実感のわかないところではあります。最近やったのはランペルールとかです。

そうですね、誤解を恐れず言ってしまえば、
組織運営ゲームではなく、群像劇のキャラゲーって感じでしょうか?

> > あと、講演会などはあまり行かないですね。
> > 生の空気感は面白いですが、終わってみると話の内容をほとんど覚えてませんので(笑)。
> > 学校の授業をほとんど聞いて来なかった私には、講演とかはあまり向いていないのかも?

> 授業をあまり聞いていなかったとは意外です。
> まじめに聞いていそうなイメージがあったので

そうですか?
まあでも、最近の対応の仕方だと、そう見えるのかなあ?
ほとんど運営がメインになってしまって、
このサイトを始めた頃のように、
「書いてる文章の半分は冗談」って状況じゃなくなってしまいましたし。
まあ、真面目に対応しないと運営として機能しませんし、
ある程度の共同認識がないと冗談って通じ辛いので、控えている面もありますからねえ。

> 話はそれますが、今分割案の出ている厚労省は、何であんなもんを一つにしたんだろうか?
> 分野がまあ近いとはいえ、かなり違う面が大きいと思うんですが。

そうかあ・・・橋本行革による中央省庁再編も、もう10年以上前の事なんですよねえ。
当の橋本自身も、現在では既に鬼籍には入ってますし。
あの当時の日本は、バブル崩壊を引きずり続けていた状態で、
「日本を抜本から改革しなければならない」と、
橋本首相がぶち上げた改革の1つが、この中央省庁再編だったんです。
現在では「1府12省庁」ですが、省庁再編が行われるまで「1府22省庁」もあり、
官庁の代名詞とも言える「縦割り行政」が、大きな問題ともなっていたんです。
そこで省庁の統廃合を行う事で、行政のスリム化と効率化を図り、
強大すぎる大蔵省の分割と、弱すぎた首相権限の強化も同時に行おうとしたんです。

ですが、あれほど巨大な中央官庁を改革しようと言うのですから、
並大抵の人物では当然完遂する事が出来ず、結局この橋本行革も、
「どの省とどの省を統合するか」という話になってしまいました・・・・
「切れ者」と呼ばれた橋本は、行政改革の必要性は十分認識していたのでしょうけど、
切れると言って所詮は「カミソリ」でしたからねえ。
これだけの大事業をやるには、同じはモノでも「マサカリ」くらいでないと(笑)。
でも大蔵省の分割(財務省と金融庁)に関しては、よく出来たなあとは思います。
その一方で、結局は省庁の統合で終わってしまい、見た目の省庁数が減っただけで、
1人の大臣が担う分野が広がりすぎた面もあり、今回のような分割案が出たのかと。
そう言えば、そうしてやっとの事で分割させた財務省と金融庁の大臣職も、
麻生内閣では中川、そして与謝野と1人が兼務しちゃってますがね。
まあ大臣職の兼務だけに止めれば、そこまで悪い事ではないと個人的には思いますけど。
と言うか、厚労省の分割よりも先に、与謝野の3大臣職兼務を分割してやれよ、と(笑)。

> > > 一般的イメージとして清国海軍というと
> > > アヘン戦争のジャンク船から定遠・鎮遠の間の断絶があるわけで
> > > その間を埋めるのは貴重な営みと思います。

> > 以前、「中国で最も海軍が強かった時代は?」という話題で、
> > 「清朝末期ではないか?」という事になったのを思い出します。

> そろそろ、空母保有が進んできましたので変わりそうですね。
> 旧ソ連のを練習用に改装するのはもうそろそろ完了だったか、
> もう完了したかそんな感じでしたし。

中国も、インドも、国産空母を持とうとしてますね。
考えてみたら戦前の日本以来なのかな、アジアでは?
その内、空母の役割がどういったモノかも知らずに、
「日本も空母を持て」という意見が増えてくるんじゃないですかねえ?(笑)

> > まあ、中国史に興味を持つ人の中でも、
> > 中国の軍事史に興味を持つ人は少数派でしょうねえ。

> 私の場合は、軍事史がメインのやりたいことであって、
> 中国史の部分がメインじゃないですからw

それは解ってますよ(笑)。

> > 実際に私も、中国史と言えば主にそちらの知識の方が多いと思います。
> > って、そもそも私は、軍事の知識自体が乏しいですからねえ。
> > まあそれを言い出せば、歴史の方の所詮は趣味の範疇なのですが(笑)。

> いやー、趣味の範囲とはいえない知識量ですよ。
> たぶん、その人のやっている専門分野以外では、
> うちの史学科のゼミの面々と比べても勝っていると思います。

いや、それは買いかぶりだと思いますよ(笑)。
私なんて理系だったので、いわゆる「世界史未履修」組ですし。
って、あれが問題として表面化したのは何年前でしたっけ?


[11325] Re:小泉ジュニアの話とか返信 削除
2009/5/31 (日) 01:09:32 ラインフォード

ジュニアの話とかいろいろありますが、
確実に任期切れで解散となるわけで
これから日本の政治はどうなるんでしょうかね〜。


自民が良いとは言わないけど、民主に政権担当能力が
あるかといわれると、言葉に詰まらざるをえない・・・


[11327] Re2:小泉ジュニアの話とか返信 削除
2009/5/31 (日) 09:26:47

▼ ラインフォードさん
> ジュニアの話とかいろいろありますが、
> 確実に任期切れで解散となるわけで
> これから日本の政治はどうなるんでしょうかね〜。
>
>
> 自民が良いとは言わないけど、民主に政権担当能力が
> あるかといわれると、言葉に詰まらざるをえない・・・


第三勢力的な人が欲しいですね。
こんな雰囲気の時に、国家社会主義ドイツ労働党(ナチス)が
勢力を広げたんですかね?


[11328] Re3:小泉ジュニアの話とか返信 削除
2009/5/31 (日) 13:37:40 桂輝平

▼ 徳翁導誉さん
> > > まあ小泉進次郎は、自民公認なしで無所属から出ても、まず間違えなく、当選できるでしょうけどね。
> > > (中略)
> > > ちなみに民主党は、同選挙区に横粂とか言う候補を立てるのだとか。
> > > 私は見た事ないんですが、フジテレビの「あいのり」に出ていたそうなので、
> > > ひょっとしたら、見ていた人は知ってるかも?

これですね。 http://www.tvlife.jp/news/081119_12.php
そこそこ顔も良いので仮に小泉氏が無所属で出て、選挙前に特集とかされたりしたら
もしかしたらいい勝負になるんじゃないか…と思います。
私個人はこういうタレント議員って嫌いでしっかり議論が出来る人こそが政治家になるべきだと思うんですけどね。
いや、タレント議員で議論もしっかりこなせる人も中にはいますけれども。

> > > あと、個人的に注目しているのは、北海道ブロックですかねえ?
> > > 北海道って旧社会党が強い地域だったので、そもそも自民党は弱いのですが、
> > > 今回はひょっとすると、民主党全勝&自民党全敗が見られるかも知れません。

1区横道、2区三井、4区鉢呂、6区佐々木、7区仲野、8区金田、9区鳩山あたりの再選はほぼ確定でしょうね。
10区は小平が圧倒的"優勢"ですが"郵政"で割れた票を飯島がどこまで回収できるかによっては互角くらいになると思います。
3区、11区は五分五分、12区は自民有利。武部が小泉チルドレンの処遇をめぐって揉めれば応援が無くなり面白くなるかもしれません。
5区の町村ですが一応最大派閥の会長ですし、特別スキャンダルもあるわけでもないので苦戦はしても落ちる事は無いかと。

> > > そんな中、1年ほど前なら彼ら以上に当選が厳しいと予想されていた与謝野馨は、
> > > その後の総裁選出馬、そして現在の3大臣職の兼務(財務・金融・経済財政)により、
> > > 比例復活できるかどうか所か、一躍、小選挙区での当選が有力視されるようになりましたね。

実は前回の選挙で自分が一番注目していたのが静岡7区とこの選挙区です。
(あの世界経済共同体党の又吉氏が出てたから注目してた訳じゃないですよw)
静岡7区は郵政選挙の影響をもろに受けて分裂選挙になりましたが、
この選挙区も郵政民営化議論の影響をかなり受けていますよね。
当時民主党の主要論客であった海江田氏と小泉内閣&郵政問題でじわじわ知名度の上がっていた与謝野氏。
正直五分五分で前々回と同様海江田氏当選、与謝野氏がどこまで迫れるか…と思っていたら
全く逆の結果になって驚いた記憶があります。

> ▼ ラインフォードさん
> > 自民が良いとは言わないけど、民主に政権担当能力が
> > あるかといわれると、言葉に詰まらざるをえない・・・

民主もちゃんと議論が出来る人なら良いんですけどね…。
何かにつけて「陰謀だ」「我々の話を聞いてない」「全く答えになっていない」とか繰り返すばかりで
対案と言うものを出さない(出せない?)民主じゃねぇ…。
今回の党首選もサポーター投票と言う民主的な方法をあえて避けての代表選挙ですからねぇ。
正直民主党が持っている国民のイメージと実際の国民の意見には
かなり大きな隔たりがあると思いますよ。

はっきり言って今の日本国民は周辺との融和や"友愛"なんか求めていません。
今の日本国民が求めているのは安心安全安定のJapanブランドの復活ですよ。
治安的な意味でも工業製品的な意味でも食品的な意味でも各個人の生活的な意味でも。

▼ 臣さん
> 第三勢力的な人が欲しいですね。
> こんな雰囲気の時に、国家社会主義ドイツ労働党(ナチス)が
> 勢力を広げたんですかね?

今の日本の第三勢力と言うとどこになるんでしょうねぇ。
どちらにも就き得る蝙蝠的な意味での公明党か
どちらにも就かない共産党か…。

個人的には共産党を応援したい気もするんですよね。
外交面、教育面、歴史認識などでは自分の考え方とは真っ向から対立しますが、
労働問題に関しては共産党の考え方に賛同できます。
まぁそれも自分が労働者側の目線でしか物を見てないからであって
経営者側から見たら「共産党なんてとんでもない!」と思うのかもしれませんがw


[11335] 思いっきり選挙の話返信 削除
2009/5/31 (日) 22:11:30 徳翁導誉

> > > ジュニアの話とかいろいろありますが、
いや、「小泉ジュニアは気になりますね〜」と書かれたから、
返信したんじゃないですかぁ(笑)。

> > > 確実に任期切れで解散となるわけで
別に、任期切れが確実という訳ではないと思いますよ。
現首相の麻生もそうですが、日本には「サミットに出たい病」患者が多いですし、
国会の会期を2ヶ月延ばそうとしている事から鑑みて、
まず間違えなく、6〜7月の解散はないでしょうけれど、
9月の任期満了まで延ばすと、自民党総裁選を迎えてしまう為、
成就するかは別として、合法的に麻生降ろしを行おうという機運は必ず出てきます。
そう考えると、任期満了直前の8月解散は結構可能性がありますよ。

あと細かい事を言うと、
任期が切れる前に行うから「解散」なのであって、
任期が切れたら、それは「満了」であって解散ではありません。
ですので、「任期切れで解散」というのは、言葉的に有り得ませんね。
まあ、選挙を最大限に遅らせる奥の手として、
任期満了を迎える最後の日に解散し・・・というのも有りますが、
それを正確には、任期切れとは言わないでしょうし。

> 私個人はこういうタレント議員って嫌いでしっかり議論が出来る人こそが政治家になるべきだと思うんですけどね。
「あいのり」って確か、視聴者参加型の番組だったので、
それに出ていた素人が、タレント候補として分類されるのかどうか?
って、まあ別にどっちでも良いんですけどね(笑)。
私自身は、その人の顔写真すら見たことありませんし。
あと政治家に必要な能力って、議論する力も重要ですけど、
それ以上に、政策立案能力とその実行力や運営力こそ重要なのでは?
まあ野党議員であれば、後者よりも前者の方が現実的に有用かも知れませんが。

> いや、タレント議員で議論もしっかりこなせる人も中にはいますけれども。
一方でちゃんと、千葉県知事の森田みたいなのも居ますけどね(笑)。
東京からも、埼玉からも、追い出されてしまった森田を拾ってくれるなんて、
千葉県民は何と心が広いことか(笑)。
リニア構想なんて千葉県単位で見れば、メリットよりデメリットが遙かに大きいですし、
国民全体の公共の福祉に対して、自己犠牲の精神が備わっているのかな?


> 10区は小平が圧倒的"優勢"ですが"郵政"で割れた票を飯島がどこまで回収できるかによっては互角くらいになると思います。
う〜ん、互角というのは難しいんじゃないですかねえ?
小平は小選挙区制が導入されてから、4回の選挙を全て小選挙区で当選してますので、
前回の郵政選挙の票を見て、造反候補と刺客候補の票数を足せば・・・とはならないと思います。
旧民社党の2世として農家も労組も押さえ、風が与党に吹かないとなれば、
小平が圧勝するのでは?と私は考えています。

> 3区、11区は五分五分、12区は自民有利。武部が小泉チルドレンの処遇をめぐって揉めれば応援が無くなり面白くなるかもしれません。
> 5区の町村ですが一応最大派閥の会長ですし、特別スキャンダルもあるわけでもないので苦戦はしても落ちる事は無いかと。

まあ何だかんだ言って、町村や中川、武部などは、その辺の自民党議員とは違いますからねえ。
とは言え、彼らも「選挙に強い」と言う訳ではないですし、
政権交代という風が吹きそうな今度の総選挙では、まさに五分五分だと思いますよ。
北海道限定で言えば、民主党が鈴木宗男と連携したのは、やはり影響力大かと。
北海道比例区の得票数だけで見れば、新党大地は公明党や共産党より強いですからねえ。
あと、これは北海道に限った事ではないですが、
共産党が全選挙区擁立の方針を改めたのも、民主党にとっては追い風だと思います。
小選挙区で死票となっていた多くが、恐らく民主党へ流れるでしょうし。
それと、新代表の鳩山が北海道9区ですから、北海道の民主党候補が、
「民主党に政権を!北海道から総理を!!」と訴えれば、多少のプラス効果はあるかと。

そんな中、小選挙区当選の可能性が最も高いのは、おっしゃる通り町村だと思います。
やはり、千歳や恵庭の自衛隊票があるは大きいですよ。
仮に選挙区で落ちても、惜敗率で競われる比例復活では断然有利ですし、
町村が落ちるという事は、多分ないでしょうね。
逆に言えば、民主党が北海道全勝を目指すなら、最後の牙城はこの5区・町村だと思います。

> 実は前回の選挙で自分が一番注目していたのが静岡7区とこの選挙区です。
> (あの世界経済共同体党の又吉氏が出てたから注目してた訳じゃないですよw)

「腹を切って死ぬべき」と言ってもOKな所が、ある意味で選挙の良さですよね(笑)。
公共の電波で、電波ユンユンな意見を拝聴する事も出来ますし。
って、それが許されるのも、金を持ってる電波に限られるんですが・・・・
政権交代が起きて、供託金の額が下げられるようになれば、電波率も高まるのかなあ?
でもまあ、それもまた良しなんですけどね。
欧米諸国では無料や、高くても5〜10万円で選挙に出られるのに、
日本では、300万円だ、600万円だと掛かりますからねえ。
こんな被選挙権は、全く法の下の平等に則していませんよ。

> 静岡7区は郵政選挙の影響をもろに受けて分裂選挙になりましたが、
> この選挙区も郵政民営化議論の影響をかなり受けていますよね。

前回の選挙で、静岡7区は熱かったですよねえ。
現職の片山に、惜敗した城内、そしてNHKアナの斉木を擁立した民主と、
今回の選挙でも、きっとあそこは激戦になると思いますよ。
城内は今回も無所属での出馬なのかなあ?
それは平沼が新党を作るか否かに掛かってるんでしょうけど、
自民・片山や民主・斉木と異なり、どのみち比例復活が望めないのがキツいなあ・・・・
城内が議員復帰を目指すなら、小選挙区での当選しか道はないですし。
ついでに平沼ラインで言えば、小泉龍司とかどうするんですかねえ?

> 当時民主党の主要論客であった海江田氏と小泉内閣&郵政問題でじわじわ知名度の上がっていた与謝野氏。
> 正直五分五分で前々回と同様海江田氏当選、与謝野氏がどこまで迫れるか…と思っていたら
> 全く逆の結果になって驚いた記憶があります。

そうですか?
個人的には東京1区の結果は予想通りでしたね。
あそこは「1区現象」のまさに象徴的な選挙区ですし、
候補者のタマとしては、自民も民主も良い方なので、
「海江田か?与謝野か?」ではなく、結局は「風次第」で決まりますからねえ。
刺客だ何だと小泉旋風が吹く中では、小選挙区は与謝野だろうと思ってました。
とは言え、海江田が比例で落ちるとまでは予想してなかったなあ・・・・
自民が300議席越えを果たすほど圧勝するなんて、流石に思いませんでしたよ。

それにしても、「小泉内閣&郵政問題でじわじわ知名度の上がって」と言うのは、
与謝野もちょっと可哀想ですね(笑)。
彼は2000年の衆院選で落選こそしてますけど、
その前には、文部大臣や通産大臣を歴任した人物ですし、
与謝野晶子・鉄幹の孫として、多少は知られていた人ですから。
ただ、ここ1年で知名度が急激に上昇した事で、
もう海江田が、対等に渡り合える相手では無くなったと思います。
もしも麻生が首相就任後に即解散していたら、また違ったんでしょうけどね。
今度の選挙で、自公でも、民国社でも、過半数に達しなかった場合には、
与謝野が自民党側のキー・パーソンになるかも知れません。


> > > 自民が良いとは言わないけど、民主に政権担当能力が
> > > あるかといわれると、言葉に詰まらざるをえない・・・

そういう主旨の発言って結局、
「有権者はバカだ」って意味になっちゃうんですけどね、最終的に。
より良い民主政治を求める上で、政権交代というのは必須な訳で、
その為には、政権交代可能な政党を育てる責務が有権者にはあるのに、
それを半世紀も怠ってきたツケを払わされている時になって、
「その役割を担う党がない」と言って、余所に責任を被せようとしている訳ですから。
って、まさに「有権者はバカだ」という考えの元、行動しているのが小沢なんですけどね。
「バカだから俺がやらねば」という思考こそ、小沢が傲慢に見える最大の理由かと。

でもやはり、日本を良くしようと思えば、政権交代は必要なんですよ。
流れのない水が絶対に腐るように、固定化された権力は絶対に腐りますから。
「時期尚早と言う人間は、100年経っても時期尚早と言う。
 前例がないと言う人間は、200年経っても前例がないと言う」
これは、Jリーグ設立へ動いた時の川渕三郎の言葉ですけど、
確かに川渕は、いろいろと毀誉褒貶の激しい人物ですが、
新しい段階へ動かねばならない時、上記の言葉は至言だと私などは思います。
変わらねばならない時に、変わる事を恐れてそのままでは、
最終的に待っているのはジリ貧、そして衰退ですし、
特に日本政治の場合、変わるべき時は15年以上前に来ていたのに、
結局グダグダと時を浪費し、こんな事態にまで陥ってしまった訳ですからねえ。

それもこれも、この15年間に変革を行える政治家が小沢一郎しか現れず、
その小沢も、唯我独尊な理想主義者で、機会の多くを自らの手で壊してしまった。
ぶっちゃけた話をすれば、私は小沢一郎の事は好きじゃなんですよ。
政策面では合わない部分が多いですし、そもそも政治家としてのスタンスが嫌いですし。
でも現実問題として、その能力を満たす政治家があれしか居ない。
これもまた日本人が、「経済は一流、政治は三流」とか揶揄しながら、
政治を疎かにしてきたツケなんですけど、今更そんな事を言っても仕方がない。
政権交代も起きず、このまま小沢が引退という事態にでもなれば、
恐らくは更にもう20〜30年、日本政治のゴタゴタは続いていくと思います。
政治とは国家を機能させる為の根幹であり、その部分が半世紀も破綻し続けては、
冗談抜きで、本格的に日本はヤバくなるかも知れません・・・少子化だった重なりますし。

また民主党の政権担当能力に関してですが、私はそこまで心配はしていません。
まあ、前原や永田みたいなのばかりだと、そうも言い切れないのですが(笑)、
小泉によって若返りが行われ、大物が消えた自民党と比べると、
却って民主党や国民新党の方が、元自民党の大物が残ってるくらいですし、
良くも悪くも、鳩山の後ろには小沢が居ますからねえ。
政治家の能力を「選挙」「政局」「政策」の3つに大別した場合、
小沢が「選挙」に強い事は一般的にも有名ですし、
一方で、「政局」能力の低さが15年に及ぶ混沌をもたらしましたけど、
私の見る限りでは、小沢が最も優れているのは「政策」だと分析しています。
自分なりの「日本の青写真」を描ける政治家は、日本であれくらいじゃないですかねえ?
個人的に合う合わない以前に、まずは何より能力と実力が最優先と考えれば、
「黒衣の宰相」は本当に嫌ですけど、心配の方はあまりしてないですね。
そう言う意味では、次の次の衆院選で・・・となると、私も不安ですけど。

それに、正直なことを言ってしまえば、
現在でも、日本の政治を動かしてるのは官僚な訳ですし、
自民だろうが、民主だろうが、そんなに変わりませんよ(笑)。
後はどれだけ官僚をコントロール出来るかですが、
少なくとも現状で、そんな事が行われているかと言えば・・・・
麻生政権なんて、誕生した瞬間から既にレイムダック政権ですし、
今回の補正予算案とか見ても、良いようにあしらわれてるようにしか見えません。
官僚にとっては、小沢や菅などに乗り込まれる方が脅威だと思います。
ハッキリ言って、政治家としては欠点の多い菅直人ですけど、
あれほど正面切って官庁とやり合えたのは、平成の大臣でも皆無ですし。

民主党議員の多くは経験が乏しいので、政権交代が起きても混乱は起きるでしょうけど、
政権交代が可能な体制が築かれれば、少なくとも現状よりはマシになる可能性が高いです。
その為にも、多少の事は大目に見る国民の覚悟も必要ですよね。
半世紀のツケを払うんですから、いきなり上手く行く訳がありません。
また、それと同時に、政権を取れなかった政党を崩壊させてはいけません。
そう言った意味で心配なのは、仮に政権交代が行われたとして、
政権を担う民主党よりも、逆に政権を失った自民党の方なんですよねえ。
自民党が崩壊して民主党の単独政権が続けば、それは結局は同じ事ですし。
ぶっちゃけて言えば、自民党や民主党のことはどうだって良いんです。
最も重要なのは、政権交代が常時可能な体制ですので。

ちなみに、外交政策や防衛政策などにおいて、
民主党内にいる旧社会党系議員や、連立を組むであろう社民党の存在を気にする人が居ますが、
その辺の事は、全く心配いらないと思うんですよ。
10年ほど昔を思い起こせば、彼らの居た社会党が自民党と連立した時には、
それまで主張をあっさり翻し、自衛隊が合憲なら、安保条約も保持としましたから(笑)。
現実的な決断を強いられる状況に置かれれば、ほとんどの政治家はそちらに流れます。
個々の小さな事象を持ち出して、売国だ何だと言う人も居ますが、
そんなモノは、自民党や公明党の方も同じく持ち出せば五十歩百歩ですし。

> 民主もちゃんと議論が出来る人なら良いんですけどね…。
現状のような金融危機の中で、民主党の金融政策能力は正直不安なんですが、
CS放送でたまに見掛ける大塚耕平という議員は、結構面白い存在ですね。
日銀に20年近く勤務していた事もあり、金融をよく理解している印象を受けます。
参院2回の議員なので、いきなり重役への抜擢はないでしょうけれど、
実務方面では重用されるかも知れませんね。
あとは、民主党と関わりの深い「ミスター円」こと榊原英資を使うかどうかですね。
植草一秀は・・・まあ、無理でしょうけど(笑)。
いっその事、小沢を代表に返り咲かせて、佐藤優や鈴木宗男なども入閣させて
「国策捜査主張内閣」とかやっても面白いかも?(笑)
この政権なら、警察・検察・司法というアンタッチャブルな改革も進みそうですし。

> 何かにつけて「陰謀だ」「我々の話を聞いてない」「全く答えになっていない」とか繰り返すばかりで
> 対案と言うものを出さない(出せない?)民主じゃねぇ…。

内容は稚拙かも知れませんが、対案だけは結構出してませんか?
やってる格好を見せるのが主目的とは言え、官僚によるサポートもない状態で、
与党提出の政策案を批判点を探したり、対案を出そうと政策案作りをしたりしているので、
与党議員である事にあぐらをかいている小泉チルドレンなどに比べれば、
野党の若手議意の方が、却って立案能力は高いとも言われてますし。
まあ、小泉チルドレンは特殊例かも知れませんけどね。
生みの親である小泉自身が、教育もさせずに、「使い捨て」みたいな事を言ってますし。

とは言え、綺麗事抜きで本質的な事を言ってしまえば、
野党に課せられている役割って、対案を出すなんて事ではなく、
政府与党の問題点を露わにし、それを国民へ明確に示す事なんですけどね。
そして選挙時の野党最大の売りは、「政権与党の失政」であると。
「反対、反対ばかり」とよく言われますが、本当を言えばそれで良いんですよ。
仮に責めるのであれば、その「反対」の中身が伝わらない事に対して咎めるべきで。
って、そんな事をしてもマスコミは取り上げませんし、
何故マスコミが取り上げないかと言えば、国民が感心ないからで、
結局、国民的にはそう言ってるだけで、実際はどうでも良いって事なんでしょうけどね。
そう言った意味では、なぜ反対か中身を説くよりも、
イメージ的に攻撃した方が有効なんでしょうけどね、良いか悪いかは別として。
個人的な意見ですと、小泉は野党第一党の党首こそ、最も適した役回りだったかと思います(笑)。

あと「陰謀だ」というのは、西松の件だと思いますが、
個人的には、国策捜査などではなく、単なる検察の短慮な勇み足だと考えてますけど、
50年後や100年後に認識される歴史としては、
国策捜査だったという認識になっちゃうと思いますよ。
一連の経過の内容が内容ですからねえ。
現に、海外からの報道の目線では、
「国策捜査が行われ、マスコミもそれに荷担した」と見られているみたいですし。
まあ状況証拠だけ見れば、そう見られても致し方ない面はありますよ。
マレーシアやベネズエラで似たような事が起きた時も、日本でもそう見られましたし。
とは言え「陰謀」などというのは、議員が軽々に用いるべき単語ではないでしょうけどね。
ただ、今回の検察とマスコミの行動は、目に余るものがありましたけど・・・・

> 今回の党首選もサポーター投票と言う民主的な方法をあえて避けての代表選挙ですからねぇ。
あの時期での辞任ですので、私もてっきり、
サミット出席を考えれば、6月の解散はまず有り得ない状況を鑑みて、
7月の都議会選挙も見越し、サポーター投票込みの代表選を1ヶ月かけて行う事で、
マスコミや国民の目を集めたまま、都議選、そして総選挙へと流れ込むのかと考えました。
しかし、如何にルール通りとは言え、あのような代表決定の流れになった事から、
小沢の最優先事項は、「民主党による政権奪取」ではなく、
あくまで「政界再編&より完全な二大政党制の確立」なのだと再認識させられました。
親子2代で追い続ける理想実現も結構だが、正直な話もういい加減にして欲しい・・・・

> 正直民主党が持っている国民のイメージと実際の国民の意見には
> かなり大きな隔たりがあると思いますよ。

ですが、いわゆる「国民からの民主党のイメージ」なんて、
本当に政権を運営する事となった時には、何の役にも立たないと思いますがね(笑)。
そして男性の有権者は、そんな所に大して期待してないと思いますよ。
クリーンな事も大事ですが、何よりも重要なのはキチンと政権を運営する事ですし。
とは言え、有権者の半数は女性ですし、一概にそう言ってばかりもいられないのかな?
でもまあ、もともと民主党は、女性層からの支持は低いですからねえ。

> はっきり言って今の日本国民は周辺との融和や"友愛"なんか求めていません。
まあ、「友愛」だ何だのというキーワードは、
鳩山家の宗教事情なので、国民的には別にどうだって良いんですが、
平和である事や、仲良くしていく事は、求めてないなんて事はないと思いますよ。
根源的で抽象的過ぎて、この金融危機の最中、第一に唱える事では無いかも知れませんが。

> 今の日本国民が求めているのは安心安全安定のJapanブランドの復活ですよ。
> 治安的な意味でも工業製品的な意味でも食品的な意味でも各個人の生活的な意味でも。

「政治とは何か?」と問われると、どうも難しく考えすぎて、
「それは簡単には言えない」と答える政治家も多いのでしょうけど、
「国民が幸せに暮らせるようにすること」と、単純明快に答えた田中角栄の思考は、
今の時代だからこそ、もっと評価されるべきかも知れませんね。
まあ個人的には、好きな政治家じゃないんですけど(笑)。


> > 第三勢力的な人が欲しいですね。
> > こんな雰囲気の時に、国家社会主義ドイツ労働党(ナチス)が
> > 勢力を広げたんですかね?

これに関しては、ここでちょこちょこと書くよりは、
「ワイマル共和国 ヒトラーを出現させたもの」(中公新書)を読むのが一番かも?
名著と言われるものの1つですからね、あれは。
ついでなんで、「新書・文庫で読む歴史」みたいな企画ページでも作ってみようかな?
「少し歴史に興味があって」という中高生などには、
値段も手頃で入手もしやすい新書や文庫の名著が、
入門書として最も適しているように思いますので。

> 今の日本の第三勢力と言うとどこになるんでしょうねぇ。
> どちらにも就き得る蝙蝠的な意味での公明党か
> どちらにも就かない共産党か…。

そこで先日、「幸福の科学」が結成した「幸福実現党」ですか!?(笑)
幸福の科学の信者数がおおよそ分かるでしょうから、
それはそれで、データ収集の観点からは楽しみなんですけどね。
って、ここだと、新興宗教ブームの頃を知らない人の方が多いのかな?
「景山民夫や小川知子が広告塔として・・・」なんて言っても、
「誰それ?」って答えが返ってきそうですし(笑)。
とは言え、自民にとっては少しマイナスの要素なんですよねえ。
幸福の科学って、自民党支持団体の1つでしたし、
独自に候補を立てるなら、信者数分の票が自民党から逃げますので。

まあ、幸福の科学の話は置いておくとして、
小選挙区制が導入された現在では、現実的に第三勢力って難しいですよね。
それに、それが本当に誕生したとしても、
「2つの大を1つの小が操る」のは、民主政治として健全ではないでしょうし。
問題もありますが、やはり単純明快なのは二大政党制だと思いますよ。
と言うか、日本の政治がこの先どの道を進むにしても、
少なくとも1度はキチンと二大政党制を経る事が、必要だと私は思いますし。

> 個人的には共産党を応援したい気もするんですよね。
> 外交面、教育面、歴史認識などでは自分の考え方とは真っ向から対立しますが、
> 労働問題に関しては共産党の考え方に賛同できます。

「たしかな野党が必要です」なんて自称しているうちは、
共産党も、国民にとって結構有効な存在ですからねえ。
良い悪いは別にして、独自に強力な情報網も持ってますし、
二大政党制が機能し出せば、監視役としての重要性は更に増すように思います。
今回の西松の件に関しても、各議員への献金額を調べ上げたのは赤旗でしたし。

ただ問題なのは、二大政党制への流れの中で、
小選挙区制の影響もあり、ああした小政党が生き残れるのか・・・という所ですか?
民主党・・・と言うか、小沢が比例区削減に熱心なので、
二大政党制が実現すれば、民主も自民も比例区削減の方向に動く可能性は高いですし。
極端な話、衆院の「3分の2」条項もある事ですし、
「衆院は完全小選挙区制&参院は単純比例制」としても面白いのかも?


P.S.
NHKスペシャルの「インドの衝撃」第2回を見ながら書いてましたが、
今回もそこそこ面白い出来でしたね(再放送は火曜の深夜にあります)。
こちらの方も、今月行われたインドの選挙に関しての特集でした。
個人的には、アンベードカルが少し扱われていたのが嬉しかったかな?
アンベードカルは、Flash作成候補のかなり上位にいる人物でしたので。
まあ、何だかんだ言っても、やはりNHKスペシャルはよく出来てますよ。
民放じゃ、なかなかこうは出来ませんからねえ。

来週はJAPANデビューの第3回で、再来週はマネー資本主義の第3回かな?
第1回は酷評したJAPANデビューですけど、
批判の声を受けての事なのか、第2回はしっかりとした内容で、
(本放送では視聴を避けたものの、タイムスクープハンター後の再放送を、
 蒼天航路までの繋ぎとして見ていたら、結局最後まで見てしまいました・笑)
逆にマネー資本主義は、第2回が砕け過ぎていてがっかりでしたけど、
さてさて、両番組の第3回はどんな内容になりますかねえ?


[11351] Re:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/3 (水) 20:12:47 ラインフォード

▼ 徳翁導誉さん
> > > > ジュニアの話とかいろいろありますが、
> いや、「小泉ジュニアは気になりますね〜」と書かれたから、
> 返信したんじゃないですかぁ(笑)。



そういえば、そうでしたなw


しかし、国が回るってのは、
どこで判断するんですかね〜?
断片的な情報をかじって、私みたいなのは
漠然と日本の将来が暗いとか思ってたりするわけですが・・・w


[11352] Re2:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/3 (水) 20:17:04 ラインフォード

ちなみに、小沢の青写真ってどんなのになるんでしょう?
いまいち伝わってこないんですよね〜^^;


[11361] Re3:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/3 (水) 23:34:03 徳翁導誉

> しかし、国が回るってのは、
> どこで判断するんですかね〜?

「転換点」という事ですか?
まあそれは、歴史を学び、ニュースを見れば、
今度の選挙は、恐らく今後20年くらいの日本の行く末を左右する事になるかな?
という感じになると言いますかあ・・・・
どうしてそう思うかを説明しても良いんですが、長くなりますよ(笑)。

> 漠然と日本の将来が暗いとか思ってたりするわけですが・・・w
民主主義国家なのですから、
明るくなるか?暗くなるか?も、極端に言えば国民次第です(笑)。
不安材料なんて、いつの世にも必ずあるものですしね。

> ちなみに、小沢の青写真ってどんなのになるんでしょう?
> いまいち伝わってこないんですよね〜^^;

15年以上前に出た本で、私も事細かと内容を覚えている訳ではありませんが、
手っ取り早いのは、「日本改造計画」を読む事だと思いますよ。
日本の政治家が書いた本として、海外で未だに最も有名なのがこれですし。
http://www.amazon.co.jp/dp/4062064820/
とは言え、もっと簡単に掻い摘んで知りたいと想像しますので(笑)、
私なりにですが、ちょっと箇条書きしてみますかねえ?
って、私も別に小沢信者では無いので、内容の方が保証しませんけど。

1.政権交代を常時可能とする二大政党制への移行。
2.地方を300の地方単位に分割して自治を行い、地方と国家の二層構造に。
3.権力が限定的な首相の権限を強化。
4.政治家を官庁に送り、官僚を統制&有能な人材を有効活用。
5.指導型の行政組織から、審判型の行政組織へ。
6.無駄な規制を撤廃し、自由で競争力のある社会を構築。
7.弱者への最低限のセーフティー・ネットを構築。
8.対米従属路線から、真の日本独立路線への転換(在日米軍の縮小)。
9.中国とも連携を深め、日米中の三角形構造に(ただし最重要国はアメリカ)。
10.国連への重きを置き、国際貢献によって世界で認められる日本に。

テキトーに書いてみましたけど、これで合ってるんですかねえ?
詳しい方がいたら、修正を御願いします。
ちなみに小泉改革とは、上記で言うと「項目6」にあたる訳ですが、
それとセットで行わなければならない「項目7」を疎かにした為、
このような現状になっているとは言えますね。
まあ小泉の場合、昔から「変人&政局超大好き&政策無関心」って政治家だったので・・・・


[11367] Re4:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/4 (木) 04:09:40 現ビルマ

> > 1.政権交代を常時可能とする二大政党制への移行。
> > 2.地方を300の地方単位に分割して自治を行い、地方と国家の二層構造に。
> > 3.権力が限定的な首相の権限を強化。
> > 4.政治家を官庁に送り、官僚を統制&有能な人材を有効活用。
> > 5.指導型の行政組織から、審判型の行政組織へ。
> > 6.無駄な規制を撤廃し、自由で競争力のある社会を構築。
> > 7.弱者への最低限のセーフティー・ネットを構築。
> > 8.対米従属路線から、真の日本独立路線への転換(在日米軍の縮小)。
> > 9.中国とも連携を深め、日米中の三角形構造に(ただし最重要国はアメリカ)。
> > 10.国連への重きを置き、国際貢献によって世界で認められる日本に。


すみません、途中で送信してました
HNも一個前のです

小沢さんというか、民主自体、具体的にはどういうビジョンを持っているのか
全く分からなかったので、↑の10か条すごく助かりました
党首討論で官僚主導の政治はいかんと鳩山さんが繰り返していたのは、4のことなんですね

私は、政治に対する知識は小さく
主に2chの民主党の政策をウォッチするジョークスレを覗いてはゲラゲラ笑う程度です

ですので
そもそもそれがどういう意味なのか分からない、というのが幾つかあります
2、5ですね。まあそれは後でググルとして

3、6&7、10は良い面もあれば、悪い面もある
上手く使えれば良い方向に行きそうですね

残りの1、4、8&9については、昔の構想だからか、いや今の時代ではちょっと……と言う感じですね

勉強になりました。ありがとうございます


[11372] Re5:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/4 (木) 19:28:17 徳翁導誉

> > 1.政権交代を常時可能とする二大政党制への移行。
> > 2.地方を300の地方単位に分割して自治を行い、地方と国家の二層構造に。
> > 3.権力が限定的な首相の権限を強化。
> > 4.政治家を官庁に送り、官僚を統制&有能な人材を有効活用。
> > 5.指導型の行政組織から、審判型の行政組織へ。
> > 6.無駄な規制を撤廃し、自由で競争力のある社会を構築。
> > 7.弱者への最低限のセーフティー・ネットを構築。
> > 8.対米従属路線から、真の日本独立路線への転換(在日米軍の縮小)。
> > 9.中国とも連携を深め、日米中の三角形構造に(ただし最重要国はアメリカ)。
> > 10.国連への重きを置き、国際貢献によって世界で認められる日本に。

> 小沢さんというか、民主自体、具体的にはどういうビジョンを持っているのか
> 全く分からなかったので、↑の10か条すごく助かりました

これはあくまで「小沢の考え」(しかも支持者でもない私が解釈した)であって、
これが即ち、「民主党の考え」とイコールという事ではないですけどね。
小沢自身は結構右寄りの政治家ですが、民主党自体は比較的左寄りの政党ですので。


> そもそもそれがどういう意味なのか分からない、というのが幾つかあります
> 2、5ですね。まあそれは後でググルとして

私なりにまとめた文章ですから、検索のコツを知らないと多分うまく調べられないかと(笑)。
と言う事で、項目2と項目5を簡単に説明してみますね。

まず、項目2の「地方を300の地方単位に分割して自治を行い、地方と国家の二層構造に」とは、
まあ簡単に言ってしまえば、「地方分権を目指す」という事です。
例えるなら、アメリカが50の州からなっているように、日本を300の州に分割しようって事です。
日本の歴史を持ち出せば、「廃藩置県」の逆パターンって事ですかね?
現在の日本は大雑把に言うと、「国家>都道府県>市町村」という三層構造で、
ピラミッドの頂点にある国(中央)から、地方へと命令や意向を出すシステムになっており、
これが現在、いろいろと問題視されている訳ですね。
中央が金と権限を握り、それを地方へ分け与える現体制だと、中央の好き勝手が許されますから。
「地方の反乱」と呼ばれ、東国原や橋下などが持ち上げられているのも、その辺が1つの理由です。

で、小沢の考えとしては、現行の都道府県も市町村も取っ払って、
日本全体を新しく300の「市」に分割し、それを小さな地方政府にしたいみたいです。
人口が均等になるように分けるらしいので、1市あたり40万人ですか。
国民への基本的なサービスは、身近な存在である市がそれぞれ行い、
そして国は、その300市の代表が集まり外交や軍事など国家単位の事のみに専念すると。
要するに、「国家>都道府県>市町村」を「国家<300市」の二層構造に変えるって事ですね。
二層構想にすることで無駄が省け、その分だけ経費削減に繋がるとも考えているみたいです。
実はこの小沢構想、現実の社会でも少しだけ実現していて、
小沢が中心となり実現させた「小選挙区制」の「300選挙区」って、この構想の第1歩なんです。
つまり小沢構想では、衆議院議員とは各300市を代表して中央へ行く1人の代表者であると。

でもまあ、個人的にはあまり賛同できないんですよね、この案は。
地方分権の方向を目指すのは、私も大いに賛成なのですが、
(基本的に、中央集権は国家中心、地方分権は国民中心の体制なので)
小沢案の「1市あたり40万人」という行政単位だと、
きめの細かいサービスを行うには大きく、逆に大掛かりなサービスを行うには小さいので、
どうも中途半端なように思うんですよねえ・・・・
個人的には、「道州制」を採用しての三層構造がベターだと考えています。
民主党内で言えば、枝野なんかがこれと似たような考えだったかな?
まあ、経費を削減し、国との関係もシンプルにしたいと言う、
小沢の二層構想案も解らなくはないですけど、
国民中心の政治をする為に地方分権をやるなら、国民の利便性を第一に優先すべきですからねえ。

続いて、項目5の「指導型の行政組織から、審判型の行政組織へ」ですが、
項目2の解説が長くなりすぎたので、こちらは手短に説明しますと、
要は、行政が企業へあれこれと方針を指導する(行政指導や護送船団方式)のではなく、
行政は適切なルールだけを決めて、各企業の自由競争に任せれば、
後は違反が有ればそれを取り締まるだけで、行政の役割は十分だと言う事ですね。
ある意味では、項目6の「無駄な規制を撤廃し、自由で競争力のある社会を構築」にも通じます。
ちなみに、護送船団方式の代名詞であった「金融分野」に関しては、
その後の橋本内閣による「金融ビックバン」によって、その様相も結構変わりましたね。
まあ、それが良かったか悪かったかは、個々人の考え方でいろいろと分かれますけど。


> 3、6&7、10は良い面もあれば、悪い面もある
> 上手く使えれば良い方向に行きそうですね

前回書いたように、項目6に関しては小泉がやりましたね。
まあ、項目7は置き去りになってますし、項目6の中身自体も異なりますけど・・・・
あと項目3の「首相の権限強化」は、橋本行革によって幾らか実現し、
その恩恵を受けたのが、小泉であり安倍であったと。
項目10は・・・国連常任理事国入りを目指しているのも、これの一環と言えるのかな?
前回も書きましたように、「国家の青写真」を描ける政治家は日本になかなか居ないので、
小沢が自民党を離れてから、もう15年以上経ちますけど、
何だかんだで、自民党が行う政策指針の1つにはなってますよね、その構想案は。
とは言え、構想した本人でもない人が、部分的に政策を引っ張って来るので、
形だけ真似して、その政策の「真意」が全く組み込まれていない事も多い訳ですね。


> 残りの1、4、8&9については、昔の構想だからか、いや今の時代ではちょっと……と言う感じですね
え〜と、悪いですが、それは思いっきり正反対かと・・・・
まず項目1と項目4に関しては、まともな政治家の多くが、
戦前よりずっと目指している事であり、未だに実現できていない事でもあります。
自民党にいる国会議員だって、同じ事を唱えている人はたくさん居ますよ。
今すぐにとは勿論言わなくても、「政権交代可能な仕組みは必要」と考えるのは、
民主主義を理解していない政治家とか、利権政治家とかでない限り普通の事ですし、
「官僚を使いこなす」とかは、多くの首相がこれまでも言ったりしてます。
そう言えば、現首相の麻生も就任時にそう言ってましたね(結果は真逆ですけど)。
まあ実際、官僚を使いこなす所か、官僚を御せる首相の存在自体が稀ですからねえ・・・・

それと、項目8と項目9に関しては、
「今の時代では」と言うか、「今の時代だからこそ」という面があります。
現在の常識である「アメリカ一極集中」という現象は、
冷戦終結後のわずか20年あまりの常識でしかありません。
そして今、世界は、それが変化するかも知れない転換期を迎えている。
どの程度の変化になるかは、まだ誰も分かりませんが、
アメリカの存在感が落ち、中国の存在感が上がって来るであろう事は、
まず間違えないと、一般的には思われています。

日本の立場になって物事を考えた場合、
いつまでも対米従属路線を続けるのがベストとは言い切れません。
この世界には、潜在的な存在も含めて3つの超大国が存在します。
それはアメリカ・ロシア・中国であり、3つしかないその超大国の全てと、
国境(排他的経済水域を含む)を接する唯一の国こそ、この日本なのです。
そうした困難で重要な立地にある日本だからこそ、外交戦略は大変重要で、
「今まではこれで良かったから」と、時代の変化に対応しないでいると、
多大なる厄災に降りかかられる危険性も拭い去れません。
戦前のような失敗をまた繰り返しては、同じ轍を踏むだけですので。
(とは言え、日本の外交下手が、そう簡単に変わるとも思えませんけど)


[11382] Re6:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/5 (金) 05:14:49 現ビルマ

わざわざ、丁寧な説明すみません

2の300分割は、党首交代直後、ニュース・ゼロで鳩山さんが言ってましたね
いや、まあ、管理人さんから分かりやすく説明されれば、ああ、なるほどなあ、と納得できるものなのですが
その時の鳩山さんの説明が見事にグダグダでして
国民が市のサービスを選択できるって部分を強調しすぎて、キャスターの人から福祉面、地域格差などでフルボッコになってました
説明聞いて途中まで同じものだと気付きませんでしたよ
無駄の削除を取るか、サービスの質を取るか、になりそうですね

道州制はぐぐりました。財源などに微妙な難点もあるように思えますが、選択肢の一つとしては悪くないですね

5の審判型は、護送船団と金融ビッグバンでぐぐってみました
前者は少なくとも一定時期(バブル)までは効果的であり、後者はすでに当たり前になっていることが多くてなんとも……
あと、前者の護送船団方式って最近アメリカがGMに対して近いことやろうとしてしてませんか?

6,7は、郵政はどうなんですかね。当時はほぼノリで進んでましたけど
ネットに転がる小泉さんの評価って、美化と憎悪がたっぷり詰まってて、政治の知識が無いと良し悪しが付けにくいんですよね
まあ、あんまり無いからあんまり分からんわけですが

3の権限強化でまた橋本さんですか、その頃、政治に興味無かったので気付きませんでしたが、色々やってたんですね。この人

10は、うーん、私も小沢さんの真意は知りませんけど、少なくとも、現状、国連への働きかけで、こいつはよくやった、というのは思いつきませんね
常任理事国になってほしいとは思いませんが、なろうとして見事失敗してますし

今の時代だとちょっと……と言う発言ですが、すみません
ホントは、なんとなくダメじゃね? なんとなくムリじゃね? くらいの奴を集めました

1の常時政権交代可能ですが、中学の教科書にはそういうシステムです、と書いてあった気もしますが
今一、ちゃんと実践できてる姿が思い浮びませんで
多分、国民の政治への認識をえらい金と時間かけてどうにかしないと達成はむずかしいんじゃないかと
かつ、現行の制度がどうしようもないものか、というと、意外になんとかなってるんですよ
金融危機に対し、ジョークスレでたまに出る真面目な自民の政策と
それに絡んだMSNの書き起こしの記事見る限り
とりあえず、未来から借金こさえて、金が回りやすいようにするって言う部分はちゃんとおさえてるんですよね
このレベルででも対策打てるなら、無理に常時政権交代可能体勢で金と時間使わず、このままでもいいかな、と

4の政治家を官庁に、は
豚インフルで管さんがやったことを拡大する、くらいしか想像できませんで
アレは単純に仕事の邪魔してるようにしか見えなかったんで止めといたほうがいいんじゃないかと
政治家は政策を作る人、官僚は政策を実行できるようにする人と脳内で役割が真っ二つに割れてるせいかもしれません

麻生さんの今の状態が、官僚にコントロールされてる状態なんですね
なんとなく、一個前の福田さんみたいな状態を想像してました

8と9はどうなんですかね。私、軍事的な見地はまるでダメでして
そちらのほうでというのなら、そうなのかもなあ、と曖昧にうなづく事しかできません
軍事に比べればまだマシな経済的な見地からですと
中国の台頭というのは、まあ、あるんでしょうけど、米国と比較できるレベルになるって言うのは
ちょっと難しいんじゃないかと
不安定要素が多い上、これといった技術があんまり無いように思えます
沿岸部の大きな市場は美味しいので
欧州のハゲタカさんたちが頑張って中国でバブル起してくれる分には大歓迎ですけど
横からちゅーちゅー吸ったり、メイドインジャパンをガンガン売ったりするのもOKですけど
今以上に手を取っちゃうのはちょっと怖いですね

長々とすみません
私は興味深い話が聞けて大変楽しいですが
(今回は2の解説が、一番、おおなるほどこういうことか、となりました)
逆に言うとほとんど聞いてるだけなので、負担になるようならお返事自体結構ですし
負担にならない場合でも、ぐぐれば分かりそうな部分は解説省いていただいて大丈夫ですので


[11384] Re7:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/5 (金) 10:49:46 ボーフォルド

よくも悪くも民主ヘイトなネット空間って多いですし、
現実に現政権の利権で食っている人にとっちゃあ都合が悪いわけで
そういう空間に漬かっていればそういう認識にもなるんじゃないですか。

アメリカでもうちは代々共和党(民主党)なんて
土地柄、家柄はあるわけですからしかたないのかもしれませんが。


・地方行政の話
300市構想って、悪く言えばそもそもそういうもんです>福祉や格差問題
自己決定すれば悪い結果が出ても自己責任であるから
みんな政治に注目するだろうってことですね。
現在の選挙区単位で見れば「何も産業が無い」なんて事はほぼ無いので
それを活用してどうにかしろということです。

制度的に言って福祉を地方に丸投げすると、福祉を充実させると
福祉に頼る人間が集まってさらなる出費が出ますので、
基本的に福祉カットのインセンティブが生まれると指摘されています。
だからこそ、何をどう分配するかは大切です。その点説明足りないような気はします。

ただ、デメリットを述べるのも馬鹿らしいですから、
自分の案の利点のみをまくしたてるのも一種の弁論術ではあります。
無論、その点の批判はジャーナリズムなり他政党が果たすべき役割ですし、
それを見た上でどう判断するかは有権者の勝手ですが。

やや悪い表現をすれば、党利として現在の県は旧自治省(総務省)の、
市は保守系地方議員の影響ってまだまだありますんで
それを一度叩き壊して自分の権力基盤を樹立したいってのはあるのかもしれません。
小泉の市町村合併でだいぶ自民党地方議員が減って基盤が弱体化したと指摘されますよね?
サッチャーなんて労組の強い県を狙い撃ちで強制的に廃止して分割したりしてますし。

ただ合併ではじめて会計部分のヤバイ点が見えてきて…ということは往々にしてありました。
それまでの市町村にぶら下がってた農協なんかも合併しましたんで、
イロイロと黒い話(公金宴会やら裏金やら着服隠し)を人づてで聞いたりします。
そこまでしないと見えてこない地方政治の闇部分はあると思います。
といっても確定申告で自営業の方がやっている程度の闇でしかないことが殆どでしょうけど…
でも、まぁ県という単位、偶々現行制度が長くやっているだけで
明治には割と頻繁に組み替えをやってるんですよね。
難しく考えずにトライアンドエラーでいいような気もします。


・護送船団方式
まぁ、確かに現在のアメリカに近い点はあるかもしれませんが
一番脚の遅いのにあわせたり、成長産業と官が指定した以外の業界には全く支援が無かったりと
する点で本質的に異なったモデルだと思います。
潰すべきはGMだろうとバンバン潰す船団護衛なんてタンカーを守らない護衛艦隊みたいなもんです。


・金融政策
私は経済には疎いですので、皆様のご見識に添えないとは思いますが、
今の麻生政権大筋で間違った経済政策はしてないという点は同意します。
ただ、いーかげんな政策も大量に紛れ込んでしまっている現状では
それを野党が批判して、もっと○○に金を出せというのは正統なものだと思いますし、
どうせならもうちょっとわかりやすく大きな「夢」のある話を作って欲しいですね。


・説明責任と効率性
豚インフルのときの管や長妻が厚生省の多忙な役人を呼びつけて…の
コピペでも読まれましたかね?
ただ、航空の防疫強化がパフォーマンスであったという指摘も現場の担当者から
出ているように必ずしも当時の体制が効率的かつ万全であったかは疑問があります。

重大な間違いを犯したまま行動を続けるくらいならば
折にふれて批判が重ねられ、失敗を修正できる組織である方が最終的な効率が良くなると考えられます。
少なくとも民主制度による定期選挙はそうした考えを背景としているはずです。
アメリカはベトナムから撤退できたが、日本は中国大陸から撤退できなかった。
一概に論じるべきではありませんが、この差は民主主義の復元性への信頼性の違いにあるのでは?

戦史をふりかえってもシュリーフェンプランやら真珠湾やら
軍組織が「もう作戦が始まっているから邪魔をするな」といって
問題を深刻化させて誰も批判できなかった場合は多くあります。
大失敗をしないためには、行政組織に説明責任を面倒でも果たしてもらうよりないのではないでしょうか。


[11394] Re8:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/7 (日) 03:31:24 現ビルマ

・地方行政の話
県と市に対する影響云々勉強になりました
何処が何に強いというのは、実生活との関連が見えにくいので
おろそかにしがちなので助かります

>でも、まぁ県という単位、偶々現行制度が長くやっているだけで
>明治には割と頻繁に組み替えをやってるんですよね。
>難しく考えずにトライアンドエラーでいいような気もします。

これはどうなんですかね
同じ制度が長く続くことによって、一部は機能不全を起す、というのはわかりますし
より良いシステムの模索というのもわかりますが
制度を大幅に変えれば、一時的にも仕事は滞りますし、当然莫大な金が掛かります
このままのモデルでは十年以内に破綻するか、よっぽど良い仮想モデルができるまでは
監査なども含め小規模のモデルチェンジで十分ではないかと思います
コストとリスクをリターンが上回ってはじめて動いて欲しいかな、と。はい、すみません、ガチガチの保守派です

・護送船団方式
GMに対して護送船団方式だって言い方自体が矛盾がしてましたね。すみません
GMへの対応を見る限り、国が企業に口出す割合が増えるんじゃないかな、と思いました。社会主義国家アメリカとか洒落になりませんが

・金融政策
どれだったか忘れましたが予算案の中身をちらっとみたことありますが、総計で100案以上ありそうでしたよ
かなり短い間にあれだけばんばん対策打ってたら、そのうち一つや二つは将来的にヤバイの混じってても不思議には思いませんね
その辺り、きちんと(だが短時間で)精査して、それとそれは良くできてる。それ以外もそう悪いものは無い。だが、これとこれはヤバイだろう、とやってくれれば野党の鑑なんですが
私が見たところ、民主が叩いてたのって主に定額給付金でしたよね
あれ、物凄いスタンダードな初期の対策で、世界(台湾とドイツと後もう一国はニュースに載ってた)でもあっちこっち同じ事やってました
まずお金をあげて、次に補助金出して物を安く手に入れられる状況を作るってやりたいから、お金出させてって案に
いいや、お金出すのはダメだ。補助金は許す、なんて意味が分からん事言ってる暇があれば、予算案もっとしっかり調べればいいのにって思ってました
他の部分で何かきっちりと予算案の駄目な部分を指摘して、代わりにこっちに金を出せって批判ありましたっけ?
夢っていうか、麻生さん、予算に限らず、政策全般の魅力的な目標って下手ですね(3年で景気回復ってどうなったんだろう……回復基調らしいけど実感が……)

・説明責任と効率性
豚インフルの時に、菅さんと長妻さんが、ってコピペなんかあるんですか?
菅さんが役人呼びつけたのって、もうちょっと緊急性の低い別件じゃなかったでしたっけ?
ちょっと元のニュース見てないんで、それこそコピペが発信源かもしれないですけど

長妻さんは、どうでもいい上、手間の掛かる質問ナンタラ書を濫用する人ですよね
あれ正式な手順踏まないといけないんで、滅茶苦茶人件費掛かるんですよね
お役人様が、全省庁の職員でタクシー運転手から割引券、金券、ビールなど貰ったことあるか、の調査やらされてぶちぎれてましたよ
もらう事自体、公務員の内規に引っかかるから、当然ダメだけど
タクシーの運ちゃんのサービス断らせるだけのために
国民の血税=残業代幾ら分つぎ込む気だ、と
あ、調査結果、新聞に出てた通り、全省庁って規模で考えればめっさしょぼいです。総計100万とどかなかったんじゃないかな

で、菅さんに戻りますけど
私がニュースで見たのは、豚フルの担当者さんたちに話聞きに行って大したこと言わずに帰って来て報告、を何回か繰り返したくらいですよ
菅さん一応薬害で成果のこしてますが、防疫のプロって訳じゃないですからね
現場に行って話聞いても、何が正しくて何が正しくないのか、素人に判断されても困りますし、判断できないのに居ても邪魔ですし
何しにいったんだろうな、と

官僚の監視はいいんですけど、それって政治家にできるんでしょうか?
要求されるスキルが大分違うんじゃないか、と思います
必要なのは、官僚の仕事が専門分野ごとに理解でき、かつ、官僚と癒着しない存在ですよね
薬害や年金のリスクを考えれば、そういう存在を作る必要性は理解しますが
今の政治家にそれが可能な人材ってどれくらいいるんでしょうか?
100人居るとは思えません
やるならやるで0から作るか、似たような存在を何処からかひっぱってきた方が確実な気もします


[11396] Re9:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/7 (日) 11:26:29 ボーフォルド

▼ 現ビルマさん
> ・地方行政の話
> 県と市に対する影響云々勉強になりました
> 何処が何に強いというのは、実生活との関連が見えにくいので
> おろそかにしがちなので助かります
>
> >でも、まぁ県という単位、偶々現行制度が長くやっているだけで
> >明治には割と頻繁に組み替えをやってるんですよね。
> >難しく考えずにトライアンドエラーでいいような気もします。
>
> これはどうなんですかね
> 同じ制度が長く続くことによって、一部は機能不全を起す、というのはわかりますし
> より良いシステムの模索というのもわかりますが
> 制度を大幅に変えれば、一時的にも仕事は滞りますし、当然莫大な金が掛かります
> このままのモデルでは十年以内に破綻するか、よっぽど良い仮想モデルができるまでは
> 監査なども含め小規模のモデルチェンジで十分ではないかと思います
> コストとリスクをリターンが上回ってはじめて動いて欲しいかな、と。はい、すみません、ガチガチの保守派です


まぁ、そこいらをどう考えるかは政治哲学の問題ですね。
私も別に無理してやるもんではないと思います。
ただ現行の予算と権限の不均衡が大きい市町村制度がベストとも思いませんが。


> ・金融政策

防衛費総額が4.5〜5兆円ですから、単発の政策で2兆円って、大きいと思いません?
これで医療費削減を十年先延ばしにできる額です。
日本には批判材料としての地域振興券のデータもあるわけですし、
国民の注目も高い、これが政治の焦点にならなかったらそれこそ怠慢ですよ。
他の案件で審議を止めてたら、それはそれで
「たった数億のために十兆の金を止めるとは何事だ」って批判をうけたと思いますけどねぇ。

無論それもポジショントークとしてはアリですが、
それは自分の支持政党を大声で叫ぶ行為でしかないですね。


> ・問意質問書
期限の切り方と回答作成のために必要な判子が多くなる現状は
多分に問題があると思います。が、「調べろ」って言ってみないと
それがどれほどのものなのかさえ解らなかったんだから仕方が無い面はあります。

んで、居酒屋タクシーの御指摘の総額については一人で200万貰った豪の方もおられるようですけど?
http://news.shikoku-np.co.jp/national/detailed_report/200806/20080625000584.htm
現金のキックバックだと共謀すれば交通費と偽って公金の横領がまかり通るんですよ。
それにこの問題の本体は、省庁が何十億もタクシーチケットを購入して贅沢に使いまくっていた点であり、
なぜそんなに皆タクシーを使いたがるかを突っ込んでいたら偶々これが目に付いたに過ぎません。


・菅の動きについて
ああやっていることで内外の専門家が批判を漏らしやすいようにアピールする事も大切です。
それに国民の代表として行っておる以上、
素人たる政治家に納得できるように説明できないのでは困るわけです。
しかも今回の場合は同じく素人である与党政治家が中心になっての混乱拡大なので
現場の声を聞きに行ったカンは鋭かったと思います。

いや、水際防止を派手にやって国内検疫全くやってないとは流石に思わないですよ、普通。
神戸の件も医者の機転があって初めて明らかになったことですし。


・官僚と政治家
アメリカはいわば大学やらシンクタンクをストックにして、国家スタッフを2つ用意しておりますね。
猟官制度ならそういう方法もありますが、資格任用制をとっている日本ではなかなか難しいものはありますね。
誰もタダじゃあ働かないし、仕事をせずに金をくれるところもあまりないですから(笑
テクノクラートにして、現行の仕事を請け負わない(癒着しない)なんて存在を新規に成り立たせるのは難しいかと思います。

んで、結局現在最もそれに近いのは政党政治家しかいないんですよ。
それに専門家と言っても役所のキャリアは2,3年すれば畑違いに転属するわけですし、
20過ぎの頃に試験に通った奴なら上司が出来て、民意の吸い上げに心を砕き、2週間の選挙戦を勝ち抜いた人には出来ないってのは
実は幻想なんじゃなかろうかと思ってます。それこそ局長の横に机並べてやってたら身についてくるもんだと思いますよ。


[11410] Re10:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/8 (月) 00:01:09 徳翁導誉

既にボーフォルドさんの返信がありますので、私の方からは部分的に返信を。

> > > > 金融危機に対し、ジョークスレでたまに出る真面目な自民の政策と
そもそも、そのジョークスレがどれなのかが解らないんですが、
2chのコピペって、「麻生を支持したい」「民主党を叩きたい」というのが先ずあり、
それに合わせるように、ソースを曲解したり捏造したりのオンパレードなので、
不用意に信じ切っていては、簡単に踊らされるだけですよ。
信じたい事はまず疑い、疑いたい事はまず信じ、それを調べなければ、
(そうした為にこそ、ネットは大きな力を有するのですから)
踊りたいから踊らされる事となり、それは差別を生み出す構造と変わらなくなります。

> > > > 6,7は、郵政はどうなんですかね。当時はほぼノリで進んでましたけど
> > > > ネットに転がる小泉さんの評価って、美化と憎悪がたっぷり詰まってて、政治の知識が無いと良し悪しが付けにくいんですよね
> > > > まあ、あんまり無いからあんまり分からんわけですが

正直言って、小泉は郵政民営化の中身には、ほとんど関心がなかったと思いますよ。
自民党の非主流派所属であった小泉が、野党党首の菅と手を組み、
「郵政民営化」をメディアで声高に叫び回ったのは、もう十数年くらい前ですかねえ?
何でこの2人がタッグを組んだかと言えば、答えは単純明快。
自民党主流派にとって郵政とは、まさに巨大な「第2の財布」だったんです。
郵便貯金も簡易保険も、利子を付ける為には運用をせねばならず、
その運用先として、主流派の議員が地元へ公共工事を引っ張っていたと。
ですから、この財布を奪われる郵政民営化は、主流派にとって非常に痛かったんです。
で、テレビなどを回り、2人して批判を繰り広げた訳ですが、
菅の方は市民運動家あがりだけあって、理論武装がしっかりしていたものの、
小泉の方は・・・とにかく勢いで捲し立ててましたね(笑)。
子供だった私にすら、「主流派を攻撃したいだけ」という小泉の心の声が見て取れる程に。

そして、小泉が世論を味方に自民党総裁、そして総理大臣へと就任すると、
小泉は党内主流派を追い落とす為に、アメリカは350兆円もの郵政の金を狙う為に、
郵政の民営化へ向けて動き出した訳ですね。
郵政事業の効率化などは、その前に橋本が行った郵政公社化でも対応可能だったと思いますし、
有事に備えて、第2の財布を手放す事に危機感を抱く保守系の議員も居ましたけど、
結局は小泉の執念で強行され、あの狂乱の郵政選挙へと繋がっていくと・・・・
政策には無関心で有名な小泉でしたが、
自らの代名詞となった「郵政民営化」は、何が何でも実行する気構えでした。
その上、一部の財界人がそれに絡んできたんですよねえ。
例えばオリックスの宮内会長なんて、内閣府の「総合規制改革会議」議長として、
規制改革のレフェリー役を務めながら、それと同時にプレイヤーとしても参加し、
2400億円を掛けて作った「かんぽの宿」を、わずか100億円あまりで単独一括購入をしたと。
ここ数日、鳩山総務大臣が反旗を翻していますが、その大元の原因がこれです。


> > 制度を大幅に変えれば、一時的にも仕事は滞りますし、当然莫大な金が掛かります
> > このままのモデルでは十年以内に破綻するか、よっぽど良い仮想モデルができるまでは
> > 監査なども含め小規模のモデルチェンジで十分ではないかと思います

いや、もうそうした時期に突入しているから、いろいろと言われている訳で・・・・
一番わかりやすい例が大阪府ですかねえ?
平成になった頃は1兆円程度だった借金も、ここ十数年という短期間に、
借金を4兆円以上も増やして、今や6兆円近くに達しています。
橋下が府知事に就任し、乱暴なまでに経費削減へ奔走しているのも、
放っておけば、あと数年で大阪府が破綻すると言われている為です。
ついでに言いますと大阪の場合は、府だけでなく、市の方も5兆円もの借金を抱えており、
大阪市民は府と市の合計で、1人あたり200万円ほどとなります・・・・
って、国が抱える1人あたり600万円の借金に比べれば、可愛いモノかも知れませんけど(笑)。


> > 私が見たところ、民主が叩いてたのって主に定額給付金でしたよね
> > あれ、物凄いスタンダードな初期の対策で、世界(台湾とドイツと後もう一国はニュースに載ってた)でもあっちこっち同じ事やってました

> 日本には批判材料としての地域振興券のデータもあるわけですし、
> 国民の注目も高い、これが政治の焦点にならなかったらそれこそ怠慢ですよ。

で、2008年ノーベル経済学賞の受賞者であるクルーグマンから、
与謝野大臣が面と向かって、「定額給付金は0点だ」と言われてしまうと・・・・
ぶっちゃけ与謝野自身も、0点だとまでは思っていなくても、
大して効果がない事くらいは解っているんでしょうけどね。
まあ与謝野の場合は立場が立場なだけに、たまに婉曲的に漏らすくらいですけど、
自民党の重鎮クラスですと、平然と「公明党との連立コストだ」と言って憚りませんし、
そもそも、以前にも公明党の意見を入れて地域振興券をやりましたが、
これはボーフォルドさんも書かれていますけど、
「ほとんど効果がなかった」というのが一般的な結論ですからねえ。
正直言うと給付金政策は、公明党と麻生政権の都合です、あれは。


> > > > 8と9はどうなんですかね。私、軍事的な見地はまるでダメでして
> > > > そちらのほうでというのなら、そうなのかもなあ、と曖昧にうなづく事しかできません
> > > > 軍事に比べればまだマシな経済的な見地からですと
> > > > 中国の台頭というのは、まあ、あるんでしょうけど、米国と比較できるレベルになるって言うのは
> > > > ちょっと難しいんじゃないかと

時代が時代ですし、軍事面よりも経済面の方でこそ重要な話ですよ。
ハッキリ言いまして、ここ100年あまりの日中の力関係というのは、
日本の絶好長期と、中国の絶不調期とが、たまたま重なったという特殊な期間で、
中国がどの程度まで来るかは解らないものの、日本を抜くのは恐らく時間の問題ですよ。
アメリカと中国がどうこうと言う以前に、日本と中国がどうなるのかという話ですね。
1900年代前半の50年間、日本が欧米列強と何を争ったかと言えば、それは「中国市場」なんです。
別に「アメリカか?中国か?」の二択を迫っている問題ではありませんので、
中国とアメリカに挟まれた日本としては、その両国とどう上手く付き合っていくかと言う話です。
日本にとって最悪のシナリオは、米中が手を握り、日本が蔑ろにされる事ですので。

ちなみに、「戦前日本と中国市場」の話に関しては、
ちょうどタイムリーに、NHKの「JAPANデビュー」第3回で少し扱われてましたね。
9日深夜に再放送がありますので、興味があればチェックしてみるのも良いかも?
それにしても「JAPANデビュー」という番組は、第2回と第3回はちゃんと作られているのに、
なんで第1回だけ、あんなバランスを欠いた作りになったのかなあ?


[11414] Re11:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/9 (火) 12:56:37 現ビルマ

長くなってすみません
地域振興券、厚生労働省の対応、と色々調べるきっかけになったのと
郵貯利権の仕組みが勉強になりました

・金融政策
まず金を持たせて、次に商品を値引きし、商品を買いやすい環境を作る
というのが、定額給付金と、補助金絡みの景気対策に対する私の認識でした

その上で、これを完全に無意味化させるなら
もらった金を使わないことが絶対条件になります

期間は景気が上がるまで、ですね

で、どうすればそんな事が起こりえるのか、全く分からなかったんで
すでに失敗している同種の地域振興券について調べてみました

それで分かったんですが、私自身勘違いしていました
地域振興券の失敗は、全て貯蓄に回ったことではなく、その効果が短かったことでした
効果が無いんじゃないんですよ。効果があっても消費に継続性がないことが問題だったんですよ
一時的には消費が上がってます。地域振興券を使い果たすまでは、ね

それを踏まえれば
定額給付金の用途は初期のカンフル剤です。場繋ぎです
効果は、他の足の遅い政策が機能し始めるまでの時間が稼げればいいので、短くとも構わない
地方で公共事業やるにしても、給料袋に変わるのは大分先の話ですしね

定額給付金を不要とするなら
それに代わる、手早く出来て、即効性のある時間稼ぎの政策を対案として出すべきでしょう
野党はそれを打ち出し、定額給付金よりこちらの方が効率がいいので、取り替えろ、と迫ったのでしょうか?
そうでないのなら、何のために審議を止めていたのか理解できません

クルーグマンさんが、定額給付金を切って捨てたのって、米国じゃ上手く機能しなかったから、じゃなかったかな
与謝野さんがどう思ってるかは知りません。っていうか、この人誰か休ませて大臣兼任しすぎ

・質問主意書
みたいです。普段使わない単語は基本的に覚えられないんですよね。間にナンタラが入る
概要はhttp://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/trueth/seijika4.htmlを斜め読みしてください
……聞いてた話よりひどいですけど

タクシーの200万はこちらのミスですね。一部しか載ってないの見たか、何かと誤同したか、どちらにしろとすみません
でも、これ一人ですよね?
そこで考えてほしいのですが、何故、官僚は態々タクシーなんぞ使うのかってことなんですよ
件のお役人、ぶっちゃけ、チャット仲間なんですが
長妻ぁぁぁぁっ! と殺意の波動に取り付かれてる時って基本一時過ぎにちょろっと顔出すというケースが多いんですよ
なんでかというと、長妻さんの質問主意書って手間が掛かる上に、通常業務じゃないからなんですよ
ってゆーか、回ってくると基本残業確定なんですよ
深夜残業しすぎると普通に終電逃すんですよ
タクシーで帰るしかなくなるんですよ
私が知ってる官僚はその人一人だけなので、部署によってはタクシーが足代わりって所もあるのかもしれませんが
大部分はタクシー=大残業だと思いますよ
個人のタクシー利用で、ばれないように公金の横領って難しいんじゃないかな。残業代の方が横領できる金額より大きくなりそうな気がします
タクシーの運ちゃんどうやって、200万回収する気だったんだろ……

・菅さんの動きについて
いや、内外の専門家の意見欲しければ直接聞きに行けばいいんじゃないでしょうか?
直接来るより、現場で話聞いて帰って繰り返す方が批判を聞き出しやすいってのもちょっと分からない話です

菅さんは豚インフルチームの監査役のつもりなんですよね
監査する対象から、何をやっているのか説明されないと何一つわからないのに、どうすれば監査になるんでしょうか……
何をやっているのか説明しろというのなら分かりますが
俺が監査できるように説明しろって流石にハードル高すぎませんか?
ご自分の職業に当てはめて考えていただけるとその無茶っぷりが想像できると思います
わが身に置き換えて考えると、とりあえず、上の人間の正気を疑うところから始めることになりそうです

えーと、国内検疫って、国内の患者を探す作業って意図で書いてるんですよね
どうも字義的には国内に検問作って出入りの人間を検疫するって意味らしいです
厚生労働省は、対応できる病院(施設?)を全国で指定。フリーダイアルによる検診と発症の疑いがある者には←の病院を紹介。
通常の病院も発症の以下略。それらのアナウンス
国内だと大雑把にそういう対応してるようです
検疫で感染拡大までの時間を稼いで、↑の国内対応の準備を整えるって感じですね
神戸のお医者さんもマニュアルに従ったんじゃないですかね?
感染者にも人権があることを考えるとこれ以上の対応は難しいような気もします
どういう対応をすべきだと菅さんは言ってたんでしょうか?

・官僚と政治家
監査それ自体を仕事にするわけには行かないんですか?
官僚を得るのと同じように官僚の監査を得る
まあ、現在ある監査の強化でも良いんですが……

政治家って、国民の代表で、それぞれが掲げる政策に賛同する人たちに支えられてるわけですよね
要は、普通に、企業なり、業界なり、から金なり票なり貰ってるわけですから
中立な存在ではないでしょうし、中立である必要もないのでは?

まあ、官僚も、大店法だったかを推進し、見事とおしたら実家の企業が躍進しましたって人もいるんですけどね
ちなみに、この人、実家の企業の役職を得てるのばれて怒られてます。副業いけないのしらなかったそうで

・郵政
郵政、なんで解体解体言ってたのか、わからなかったんですが
利子稼ぎに便乗して、自分の地方に仕事を、ですか。これはわかりやすい
橋本さんの郵政公社化でも効率化は対応可能というのも、調べたわけじゃないですけど、説得力あります
まあ、郵貯の金とアメリカがどう関係するのか、は流石にちょっと分かりませんが……

・現行モデルの限界による地方の破綻
……が原因で大阪が破綻しかけているなら、他の地方も一気に破綻しかけるような気がします
大阪府のHP見た限り、歳入に対し、支出が大きすぎる、と言うだけの話なので、そこにメスを入れられれば解決はできる、と思います
実際、リストラ、予算削減で対応しようとしてますよね
(まあ、時折、大丈夫かよ、この人って思う時もありますが、なんとかやっていってるようだし、結構有能なスタッフ付いてるんじゃないかな)
もしも構造的な問題での破綻なら、計算上現行のモデルではこれ以上歳入に支出を近づけることができない、ので、別のモデルに移行せざるを得ない、となると思います
300市になるのか、道州制になるのか、知りませんが……

・府民、国民一人当たりの借金
それ、たまに見ますけど、なんか意味のある数字なんでしょうか?
府民の場合、大阪府の歳入と支出が問題なのであって、そこに何人の人間が住んでいようとどうでもいい話ですよね
一人しか住んでいない場合と1億2千万住んでいた場合では一人当たりの借金の額は大きく違いますが
大阪府としての歳入と支出が同じなら財政状況変わりはしませんし
(まあ一人しか住んでないと単なる一人暮らしの家計簿のような気もしますが……)
国民の場合
借り手が国で貸し手が国民
国債の利率が鬼のように低いので今以上にガンガン刷ってもまだまだ信用に余裕がある
もう最悪日銀に国債買い取らしちまおうぜ、デフレおわらねえし
あと、なんかあったかなあ、一人当たり以前に現在の国の借金に問題ないことだけはほぼ確実なんですが
まあ余裕ある時にでもちまちま返して置けばいいんじゃないですかね、道義の問題で

・中国の隆盛
うーん、その番組見てないんでなんとも、にこにこかつべにでも上がってたら拾ってみます
市場と言う点では破綻前の欧州も、まあそこそこでしたけど
今、どうにか生きてるの、(金融以外に)まともな産業を持っていたところだけですよね
アイスランドは極端な例としても、イギリスとドイツではドイツのほうが大分ましですし
中国って、これ、という産業あるんでしょうか?
台湾や韓国みたいに、幾つかの業種では見るところもある、というなら躍進も分からなくもないんですが


[11418] Re12:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/9 (火) 22:44:33 徳翁導誉

> それを踏まえれば
> 定額給付金の用途は初期のカンフル剤です。場繋ぎです

いや、あの〜、すみません。
カンフル剤目的である事は当然の事として、それを踏まえて書いてました。
え〜と、そうなると、何処まで踏まえて書けばいいのか、
ちょっと解らなくなってしまいました・・・・
う〜ん、まあ取り敢えず、クルーグマンと与謝野の事を書いておくと、
クルーグマンは、「そのカンフル剤では効果が薄すぎる」って意見でしょうし、
与謝野の方は、「やるならやるで、もっと即座に大規模に」って意見だと思います。


> ・質問主意書
> みたいです。普段使わない単語は基本的に覚えられないんですよね。間にナンタラが入る
> 概要はhttp://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/trueth/seijika4.htmlを斜め読みしてください
> ……聞いてた話よりひどいですけど
> 件のお役人、ぶっちゃけ、チャット仲間なんですが
> 長妻ぁぁぁぁっ! と殺意の波動に取り付かれてる時って基本一時過ぎにちょろっと顔出すというケースが多いんですよ

斜め読みと言うか、一応そのページを読み、他のページも幾つか読みましたけど、
当たり前かも知れませんが、思いっ切り「役人寄り」の主張でしたね。
役人には役人の立場があるので、いろいろ言い分があるのも確かでしょうけど、
それと同様に、政治家にも政治家としての立場と言い分があり、
そして私たちには、役人でもなく、政治家でもない、国民としての立場があります。
役人も、政治家も、「国民の為に仕事をする存在」であると捉えるのであれば、
主張に関して理解は出来ても、それに同意する事は出来ません(少なくとも私個人は)。

とは言え、現ビルマさんがその方の意見に賛同する事を否定はしません。
人それぞれ、考え方も違えば、立場も違う訳で、
しかも、それがチャット仲間だとあれば、そうなる事にも理解は出来ます。
ですけど、人が発する情報には、必ずベクトルが掛かります。
そうである以上、当事者である一方だけの意見を聞き、
もう一方を非難するというのは、公正な判断と言えるでしょうか?
その上、一般の国民は、別にそのどちらの側にも与していません。
「信じたい事はまず疑い、疑いたい事はまず信じ、それを調べなければ」と、
前回書いたのは、そう言う事です。
例えば、示されたリンクのページを読んで、
「この部分は少し引っかかるなあ?」とか、疑問に思ったりする箇所はありませんか?
私が私なりに引っかかった部分を書くのは簡単ですが、それでは角が立つかも知れませんし、
何より、自分自身で考えたり、感じたりする事には繋がりませんので、試しに問い掛けてみます。
気が向かなければ、返答しなくても構いません。

ただ、「信じる」と言う事と、「信じたい」という事は違いますからねえ。
まあ話がそこで完結しているのであれば、それはどちらでも良いのかも知れませんが、
それを元に何かを批判や批評しようと言うのであれば、
両者の区別を明確に付けるべきだと、私などは思います。
もう1度読んでみて、「引っかかる箇所はない、尤もな内容だ」と感じるのであれば、
その時はその時で、現ビルマさんの見解として尊重します。
あとついでに、私の書いている事も、簡単に信じちゃダメですよ。
私が書いている事が、全て正しいと言う事はないでしょうし、
「複数の観点から考察して中道公正に」という意識は、逆説的に言えば、
複数の方向からベクトルが掛かり、却って本質を見失う可能性もありますので。


> > > いや、水際防止を派手にやって国内検疫全くやってないとは流石に思わないですよ、普通。
> > > 神戸の件も医者の機転があって初めて明らかになったことですし。

> えーと、国内検疫って、国内の患者を探す作業って意図で書いてるんですよね
> どうも字義的には国内に検問作って出入りの人間を検疫するって意味らしいです

いや〜、横レスですけど、流石にそれは・・・・(笑)

> 検疫で感染拡大までの時間を稼いで、↑の国内対応の準備を整えるって感じですね
> 神戸のお医者さんもマニュアルに従ったんじゃないですかね?

簡単に言いますと、今回の対策では、
「日本にはまだ新型インフルエンザが到達してない」という大前提の元に行われ、
万が一、空港では未発症の患者が居た場合に備えて、海外渡航者のチェックを厳重にしたんです。
ですが、国内発見第1号は、そうした海外渡航者ではなく、
神戸の医者が「ひょっとしたら?」と思って検査を依頼し、
依頼を受けて検査が行われたからこそ、それが発見できたんです。
で、第1号の発見により調べてみたら、既に関西で拡大していたと・・・・
ぶっちゃけて言えば、政府が立てていた大前提は、その段階で既に壊れていたんです。

ですから、神戸で第1号が発見されたからと言って、
そこが日本で最初の発生地だとは限らないんです。
医者が機転を利かせて、マニュアル外の患者の検査を依頼し、
地元の検査機関がそれを受けたから、神戸で最初に見つかったと言うだけで。
マニュアル対象外ですから、ほとんどの医者は調べてませんでしたし、
個人的に怪しんだ医者が居ても、マニュアル対象外なので検査が行われなかったそうです。
まあ、季節性のインフルエンザと症状がほとんど変わらないので、
関西以外の地域でも、知らずに罹って、知らずに直ってる人も居るんじゃないですかねえ?

あと、既に日本へ到達していると考えるのが不可能だったかと言えば、決してそのような事はなく、
第1号発見前の段階で、医師資格を持つ野党議員から国会内で危険性を指摘されてましたし、
野党側が現場担当者を国会で証言させたことで、
現場の方からも、疑問の声が挙がっていた事が伝わりましたので、
野党の行った事が「邪魔だった」とか、「無駄だった」とかにはならないと思いますよ。
問題を洗い出し、提議し、解決していく事がなければ、同じ事を繰り返しかねません。
ある程度は失敗する事も致し方ないですけど、
野党側が何もしなければ、与党側は「あれで良かった」と言い続けたかも知れず、
そうなりますと、何の解決にもなりませんからねえ。


> タクシーの運ちゃんどうやって、200万回収する気だったんだろ……
その方法は、既にボーフォルドさんが書かれていますよ↓
> > > 現金のキックバックだと共謀すれば交通費と偽って公金の横領がまかり通るんですよ。
> > > それにこの問題の本体は、省庁が何十億もタクシーチケットを購入して贅沢に使いまくっていた点であり、
> > > なぜそんなに皆タクシーを使いたがるかを突っ込んでいたら偶々これが目に付いたに過ぎません。

凄く簡単に言えば、タクシーチケットに嘘の金額を書き込んだりする訳です。
例えば、実際には1万円しか掛かってないのに、「2万円掛かりましたよ〜」って感じで。
こうした口裏合わせをするには、個人タクシーの方が何かと便利な訳ですね。
で、差額の1万円を2人で折半すれば、お互いに得をする訳です。
飲みに行って、ホステスにチケットを配ったり・・・なんてケースもあったりします。
まあ、役所だけでなく、大手企業とかでもある話ですけどね。
ただ違うのは、役所の場合は、その金の出所が「税金」ってだけで。
とは言え、その「税金だ」という事が、事態を大きくする訳です。


> > 小泉は党内主流派を追い落とす為に、アメリカは350兆円もの郵政の金を狙う為に、
> > 郵政の民営化へ向けて動き出した訳ですね。

> まあ、郵貯の金とアメリカがどう関係するのか、は流石にちょっと分かりませんが……

え〜と、まず始めに、日米間には「年次改革要望書」というものがありまして、
毎年、日米両政府の間で、相手国に改善して貰いたい項目を要望書に書き交換しているんですが、
ぶっちゃけ日米の力関係的に、アメリカが日本に対して「こうしろ」という指令書ですね。
まあ、日本にも日本の国内事情というモノがありますので、
全てが全て、すぐに実行に移される訳ではないのですが、
実行に移されない限り、基本的にその項目は削除されずに要望され続けます。
「郵政民営化」も、アメリカが要求したそんな項目の1つでした。
簡単に言えば、小泉とアメリカの利益とが一致した訳ですね。

で、アメリカにとって、郵政民営化で何が得するかと言う事ですが、
まずその前に、「郵政」とは郵便貯金で230兆円、簡易保険で120兆円、
合わせて350兆円もの巨額資金を運用する組織だという事を覚えておいて下さい。
これって本当、途轍もなく巨大な資金を扱う組織なんですよ。
郵便貯金の230兆円は、「三菱UFJ」「三井住友」「みずほ」の合計預金額に等しく、
簡易保険の120兆円は、「日本生命」「第一生命」「明治安田」「住友生命」の合計資産額に等しい、
まさに1つの組織だけで、日本の民間銀行や民間保険会社と同じ資金力を持つ組織なんです。
日本の個人金融資産が1400兆円と言われてますので、郵政だけで実にその25%を占め、
世界中を見渡しても、これほど巨額な資金を運用する組織はありませんでした。
これくらいで、郵政がどれほど巨大な存在だったか、少しは伝わりましたかねえ?

そして前回も書きました通り、それほど巨額な350兆円という資金を運用する訳なんですが、
郵政は国営企業なので、大蔵官僚や国会議員などが運用に大きな影響力を及ぼし、
特殊法人や関連企業などへ赤字を垂れ流しては、それを税金で補填していたんです。
まあ、日本経済が右肩上がりの時は、それほど問題にはならなかったのですが、
バブル崩壊後、さすがにこのまま郵政を放置してはマズいと行われたのが「公社化」です。
これにより、直接的な運用は国家から切り離されたので、
以前に比べればマシになったとも言えるのですが、改革としては中途半端ですよね、これだと。
大蔵官僚や国会議員などの影響力も、何だかんだで残りますし。
その為、「完璧な改革を目指すなら民営化を」という意見の小泉が首相となり、
2003年に発足した郵政公社は、2007年に廃止されてしまうと。

状況説明を終えて、これでやっとアメリカの話へ移るのですが、
今までは、官僚や政治家が350兆円の運用を決めていたようなものなので、
対象となる投資先って、基本的に国内だったんですよ。
癒着も腐敗も生みましたが、一面では国内で上手く金を回す機関としても機能していました。
しかし、民営化で官僚や政治家の影響力が弱まることで、アメリカが言って来る訳ですね。
「アメリカの国債を買え」「アメリカの市場へ投資しろ」と。
「国民が貯金した350兆円もの資産が全て奪われる」みたいな極端な煽り方をする人も居ますが、
まあそこまで行かなくても、2〜3割ほどアメリカへ流れるだけで、
アメリカで回る資産が100兆円増え、日本で回る資産が100兆円減ると。

続いて、実際はこちらの方がアメリカの本題なのでは?と言われているのが、
日本の保険市場への参入ですね。
最初に出てきた年次改革要望書の中でアメリカは、
「簡易保険の切り離し」と「株式の完全市場公開」を求めてきたと記憶しているので。
極端に言えば、「簡易保険の市場を俺たちに分けろ」って事でしょうか?
世界最大の保険大国といえばアメリカですけど、その次に来るのは日本なので、
(保険制度とは先進国でこそ成り立ち、その中で日本は人口も格段に多いですから)
アメリカの保険業界が海外進出を狙うなら、未開拓の日本はまさにおいしい市場であると。
郵便貯金は何だかんだで支出も多く、郵便事業なんて簡単に儲かりませんからねえ。
一番手っ取り早く儲かる保険分野を切り離し、それを寄こせって真意なのですかねえ?

でもまあ個人的に、「郵政民営化」自体は反対って訳ではないですよ。
民営化すれば経営の健全化など、それなりにメリットもありますので。
しかしその反面、デメリットの方も巨大なんですよねえ・・・・
その業界の民間トップすら簡単に上回るモンスターの参入は、
下手をすれば、そうした民間企業をズタボロにしかねませんし、
日本の個人金融資産の4分の1を占める郵政が、転んだ時に与える国民への被害、
そして、「第2の財布」を戦略的に使用し出来なくなった国家の現状。
郵政民営化とは、まさに劇薬のような存在なので、
メリットとデメリットとをよく精査し、慎重に事を運んで欲しかったんですが、
結局小泉は、それを「政争の具」として利用しただけでしたからねえ・・・・
それによって、個人的に私腹を肥やしたりはしていないみたいですが、
かと言って取り巻きの財界人や政治家がやってたら、
国民が損害を受ける事に、変わりはないですからねえ。

郵政民営化だけでなく、北朝鮮問題にしても、皇位継承問題にしても、
その強力なアピール力により、国民へ問題認識をさせた面は大いに評価できるのですが、
それらも全て、小泉にとっては単なる政局の為の道具に過ぎず、
結局最後には中途半端なままで放り出しており、
それらが重要な問題であればこそ、その責任も大きいと私は思っています。
「良い面も確かにあったが、悪い面の方が大きかった」って感じでしょうか?
まあこれも個人的な評価ですので、視点が変われば、
異なる評価をする人も確実に居るんでしょうけどね。
歴代首相の中でも、賛否の評価が大きく分かれる人物の1人であるかと。


> ・府民、国民一人当たりの借金
> それ、たまに見ますけど、なんか意味のある数字なんでしょうか?
> 府民の場合、大阪府の歳入と支出が問題なのであって、そこに何人の人間が住んでいようとどうでもいい話ですよね

その収入とは、どこから得られるモノなのでしょうか?
その支出とは、何の為に使われるモノなのでしょうか?
そして役所が、収入を増やし、支出を抑えると言うことはどう言う事でしょうか?

> 借り手が国で貸し手が国民
破綻したら最悪ですね。
外国が日本にやったように、踏み倒す訳にも行きませんし。
いや、内国債だから破綻はしないか。
インフレ起こされて国民の資産が減るか、増税が待っているかで。
でもこれで、問題はないと言えるのでしょうか?

> もう最悪日銀に国債買い取らしちまおうぜ、デフレおわらねえし
いや、もう日銀は国債を買い取ってるんですが・・・・
今回の金融危機で、3月には毎月の国債買い取り額を30%程度増やした為、
このままでは、日銀が上限と設定する額に達するまで4年もなく、
日銀総裁をして「限界に近い」と発言してますし。
インフレ・ターゲットでもやるつもりですか?

> 一人当たり以前に現在の国の借金に問題ないことだけはほぼ確実なんですが
あの〜、「ほぼ確実」と言えるその根拠は?


> > ちなみに、「戦前日本と中国市場」の話に関しては、
> > ちょうどタイムリーに、NHKの「JAPANデビュー」第3回で少し扱われてましたね。
> > 9日深夜に再放送がありますので、興味があればチェックしてみるのも良いかも?

> うーん、その番組見てないんでなんとも、にこにこかつべにでも上がってたら拾ってみます

本日9日(火)の深夜24:45より再放送がありますよ。
動画投稿サイトで好まれるような部類の番組でもないですし、
そちらへ上がる事は、まず無いと思われます。
まあ、どうしても見て貰いたい番組って訳でもないので、別に良いのですが。

> 中国って、これ、という産業あるんでしょうか?
> 台湾や韓国みたいに、幾つかの業種では見るところもある、というなら躍進も分からなくもないんですが

逆に質問しますが、中国に何も産業がないのであれば、
日本は一体、中国と何を取り引きしているのでしょうか?
中国との貿易額は、遂にアメリカをも上回り、
日本にとっての最大貿易相手国なのですが・・・・
取り敢えず、日本が中国から輸入しているモノに関しては、
機械・衣類・家具・金属などが主みたいですね↓
http://www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/100econ/120doms/121prod/1212trad/jptrcnkr/im_cnhk.gif


[11433] Re13:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/11 (木) 16:11:46 桂輝平

便乗してレスつけます。

▼ 徳翁導誉さん
> > それを踏まえれば
> > 定額給付金の用途は初期のカンフル剤です。場繋ぎです

> いや、あの〜、すみません。
> カンフル剤目的である事は当然の事として、それを踏まえて書いてました。
> クルーグマンは、「そのカンフル剤では効果が薄すぎる」って意見でしょうし、
> 与謝野の方は、「やるならやるで、もっと即座に大規模に」って意見だと思います。

正直カンフル剤にもなっていないと思いますしね。
過労でフラフラで倒れそうな人に栄養ドリンク、
それもユンケルスターとかじゃなくてオロナミンCを飲ませて
「元気ハツラツゥ?ハツラツだよねぇ?ハツラツって言ってよ、頼むからさぁ!」
って迫っているような感じですかね。

> > ・質問主意書
> > 概要はhttp://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/trueth/seijika4.htmlを斜め読みしてください

> 斜め読みと言うか、一応そのページを読み、他のページも幾つか読みましたけど、
> 当たり前かも知れませんが、思いっ切り「役人寄り」の主張でしたね。

同じく「役人寄り」と言うか「アンチ政治家」とか「アンチ野党」って感じがするんですよねぇ。

> 例えば、示されたリンクのページを読んで、
> 「この部分は少し引っかかるなあ?」とか、疑問に思ったりする箇所はありませんか?
> 私が私なりに引っかかった部分を書くのは簡単ですが、それでは角が立つかも知れませんし、
> 何より、自分自身で考えたり、感じたりする事には繋がりませんので、試しに問い掛けてみます。

私としては別にこの質問主意書はとりたて問題になるようなものじゃあないと思いましたがね。

政治家が(政治家じゃなくても)○○をお示し願いたい。って言う時って大体
そのチョイスされたデータから何らかの傾向と対策を求めたいんですよ。
例えば
>例1)「ガン検診における胃ガン発見率に関する質問主意書」
>胃のバリウム検査において胃ガン発見率の高い医療機関ベスト五をお示し願いたい。
であれば胃がんを高確率で発見する事が出来る技術がそこにあると言うことを示している訳で
例え老人が多い地域であってもその医療機関の医師を集めて意見を聞くとか技術の継承とか何らかの対応が出来る訳ですよ。
あと、
>(4)全国1200の警察署を検挙率、(以下数項目)の高い順にすべて並べろ。
こういうソート(並び替え)とかMax・Min、範囲内を求めるとかそう言うのは
データさえあればデータベースソフトに任せればあっという間なんですよ
(もちろん何百万、何千万ともなれば相応の時間が掛かりますが千や万くらいなら)。
で、こういうデータを作る部署とか業者とかもちゃんといて
抜き出すとか絞り込むだけであれば単純なんです。
そこから傾向と対策を求めろ、となると若干難易度は上がりますが。

> 万が一、空港では未発症の患者が居た場合に備えて、海外渡航者のチェックを厳重にしたんです。
まぁこれはこれで必要だったと思いますよ。
実際に帰国した人で感染が確認された人もいるわけですし無駄ではなかったと。

ただ、
> で、第1号の発見により調べてみたら、既に関西で拡大していたと・・・・
> ぶっちゃけて言えば、政府が立てていた大前提は、その段階で既に壊れていたんです。
> ですから、神戸で第1号が発見されたからと言って、
> そこが日本で最初の発生地だとは限らないんです。

これなんですよねぇ問題は。
当然検疫開始以前に帰ってきた人もいるわけでそういう人から
日本国内に既に広がっていると言うのは自明の理でしょうに…。
野党からも指摘されてるんですもんねぇ。

> でもまあ個人的に、「郵政民営化」自体は反対って訳ではないですよ。
> 民営化すれば経営の健全化など、それなりにメリットもありますので。

まぁ「小泉純一郎の暴論・青論(http://www.amazon.co.jp/dp/4087802515)」によると
局長の中にはその場所を提供している、と言うだけで仕事何もしないのに局長になっている人や
更にはその局長を世襲している人もいたらしいので、民間になってそういう人は淘汰された…よね?

> 郵政民営化だけでなく、北朝鮮問題にしても、皇位継承問題にしても、
> その強力なアピール力により、国民へ問題認識をさせた面は大いに評価できるのですが、
> それらも全て、小泉にとっては単なる政局の為の道具に過ぎず、
> 結局最後には中途半端なままで放り出しており、
> それらが重要な問題であればこそ、その責任も大きいと私は思っています。
> 「良い面も確かにあったが、悪い面の方が大きかった」って感じでしょうか?
> まあこれも個人的な評価ですので、視点が変われば、
> 異なる評価をする人も確実に居るんでしょうけどね。
> 歴代首相の中でも、賛否の評価が大きく分かれる人物の1人であるかと。

様々な問題を啓発した部分は良かったんですけど啓発するだけして、
見栄えが良い所だけやって弊害部分を全部後任に回しちゃった部分は負でしょうね。
私も総合的に見ればマイナス面のほうが大きい首相だったと思います。

> > 中国って、これ、という産業あるんでしょうか?
> > 台湾や韓国みたいに、幾つかの業種では見るところもある、というなら躍進も分からなくもないんですが

> 取り敢えず、日本が中国から輸入しているモノに関しては、
> 機械・衣類・家具・金属などが主みたいですね↓
> http://www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/100econ/120doms/121prod/1212trad/jptrcnkr/im_cnhk.gif

工業で言えば部品を中国・インドネシア・マレーシア等で作り、韓国・台湾で組み立て、日本が最終チェックをして販売する
と言うのがかつてのイメージだったんですが、近年は中国国内の工業技術が高まった事により
企画・設計から組み立て・販売まで充分中国単独でやっていけるだけになっていると思いますよ。
とにかく広大な土地と安価な労働力があるので技術さえ与えればあっという間に日本もアメリカも追い抜いて世界トップに立てるでしょう。

農業に関しても残留農薬とか安全性が問題視されますが、
日本よりも広い農地があるんですから河川の氾濫とかが起きないように整備して
上手く工業化を絡めれば今より安価で日本よりも安全な食品が作れるはずなんですよ。

河川も日本みたいに小さな川だけじゃなく広大な船で入れるような運河があるわけですから内陸部の方まで流通できますし。
農林業というか木材加工業も日本なら大型トラックで運ばないといけないような物が船で大量に運べますしね。
道路なんかもガンガン建設していますしね。
道ができる→車が増える→輸送量が増える→コストが下がる→価格が下がる
これが正しい発展の仕方の一つなんですよ。日本の場合それよりも
道ができる→車が増える→交通渋滞が起きる→時間が掛かる→コストが掛かる→物価が上がる
と言うようになってますので中国ではいかに対応するかが見物ですが。
ちなみに最近カーナビで常に最新の道路情報(交通情報じゃなく地図情報)を
ネットでダウンロードして取得するモデルがあるんですが、
中国モデルがどのくらいの頻度で更新されるか気になりますw

衣類って言うのは未だに内陸の方で中心になってるのかなぁ…。
どうも明治初中期の日本の紡績業のイメージが…。

とにかく、仮に中国の日本嫌いが直って「お金よりも人と技術を回してくれ。中国、そして日本を共に発展させないか?」
と言って来たら面白い事になると思いますよ。
まぁそのためには中国民の成熟も必要なんですが、今の日本を見る限りそこまで問題じゃないかなぁとも思います。


[11447] Re14:思いっきり選挙の話返信 削除
2009/6/12 (金) 19:34:59 徳翁導誉

> > クルーグマンは、「そのカンフル剤では効果が薄すぎる」って意見でしょうし、
> > 与謝野の方は、「やるならやるで、もっと即座に大規模に」って意見だと思います。

> 正直カンフル剤にもなっていないと思いますしね。
> 過労でフラフラで倒れそうな人に栄養ドリンク、
> それもユンケルスターとかじゃなくてオロナミンCを飲ませて
> 「元気ハツラツゥ?ハツラツだよねぇ?ハツラツって言ってよ、頼むからさぁ!」
> って迫っているような感じですかね。

まあ、ここまで世界経済の市場が巨大化してしまいますと、
政治が手を突っ込んだ所で、効果の程はたかが知れてますからねえ。
とは言え一方で、「景気は気のもの」というのも事実なので、
駄目元であっても、政府が何らかのアピール行動を必要とされる場面もある。
そう言った意味では、あの程度の額でここまで実施を遅らせては、
小さな効果さえ減少させてしまうという面がありましたからねえ。

いっその事、思い切った奇策を採るなら、凄く乱暴な意見ですが、
「経済回復が見込まれる3年後には消費税を上げる」なんて案よりも、
「経済回復が見込まれるまでの3年間は消費税を下げる」とかやった方が効果的だったかも?
今回の補正予算で突っ込まれた15兆円を、仮に全て消費税減税分に当てるとしたら、
年間1%で2兆円の税収入なので、3年間は消費税率を2.5%に半減させる事も可能でしたし、
一律に税率を下げておくのではなく、経済状況とリンクさせて行くなら、
2009年度は2%、2010年度は3%、2011年度は4%、そして2012年度から5%に戻るとかでも良い訳です。
(経済回復がうまく行けば、消費税率を更に引き上げる呼び水にもなる方法ですし)
過去のいきさつから既に、消費税の税率変動は多くの所で対応可能な仕様なっており、
時限的に消費税率をダウンさせても、そんなに経費が掛かる訳でもないですからねえ。

> > > ・質問主意書
> > > 概要はhttp://www.ops.dti.ne.jp/~makinoh2/trueth/seijika4.htmlを斜め読みしてください

> > 斜め読みと言うか、一応そのページを読み、他のページも幾つか読みましたけど、
> > 当たり前かも知れませんが、思いっ切り「役人寄り」の主張でしたね。

> 同じく「役人寄り」と言うか「アンチ政治家」とか「アンチ野党」って感じがするんですよねぇ。

今はまだ現ビルマさんの返信待ちの状態なので、あまり詳しくは書けませんけど、
あのような政治家や野党へのスタンスこそ、
まさにステレオ・タイプ的な役人の認識ではないでしょうか?

> > で、第1号の発見により調べてみたら、既に関西で拡大していたと・・・・
> > ぶっちゃけて言えば、政府が立てていた大前提は、その段階で既に壊れていたんです。
> > ですから、神戸で第1号が発見されたからと言って、
> > そこが日本で最初の発生地だとは限らないんです。

> これなんですよねぇ問題は。
> 当然検疫開始以前に帰ってきた人もいるわけでそういう人から
> 日本国内に既に広がっていると言うのは自明の理でしょうに…。
> 野党からも指摘されてるんですもんねぇ。

「自明の理」とまで断言は出来ないんでしょうけど、
絶対、考慮に入れておくべき事ではありますよね。
「不利な条件は想定に入れない」というのは、旧日本軍がやった過ちの典型ですけど、
こう言う風潮が未だに改まらないのって、日本人の国民性に由来したりしてるんですかねえ?


> > でもまあ個人的に、「郵政民営化」自体は反対って訳ではないですよ。
> > 民営化すれば経営の健全化など、それなりにメリットもありますので。

> まぁ「小泉純一郎の暴論・青論(http://www.amazon.co.jp/dp/4087802515)」によると
> 局長の中にはその場所を提供している、と言うだけで仕事何もしないのに局長になっている人や
> 更にはその局長を世襲している人もいたらしいので、民間になってそういう人は淘汰された…よね?

これは多分、「特定郵便局」の話ですね。
う〜ん、でもあれはちょっと難しい問題では有るんですけどね。
コンビニやファミレスなどの「チェーン展開」している店に例えれば、
普通郵便局が「直営店」で、特定郵便局は「フランチャイズ加盟店」なんですよ。
言うなれば特定郵便局の局長とは、店の土地や建物を所有する「オーナー店長」な訳です。
異なる点と言えば、コンビニの店長と違って、収入の安定が大きく約束されている面ですか。
まあ、これが大きいって言えば、大きいんですけどね。
実質的な世襲も行われ、既得権益化しているのは確かですし。
とは言え、「既得権益だから廃止しろ」と、簡単には行かないんですよねえ・・・・

普通郵便局と特定郵便局の局数って「1:15」の割合で、
断然、特定郵便局の数の方が多いんですよ。
「○○中央郵便局」みたいな感じで、ドーンと巨大な局舎が建っているが普通郵便局で、
私たちが日頃よく見掛けるこぢんまりとした局舎は、そのほとんどが特定郵便局なんです。
民営化された事で、普通郵便局と特定郵便局の区分けが無くなり、
郵政側は、特定郵便局の建物や土地を買い取ろうとしてますが、
話がなかなか進まない上に、買い取るにも莫大な費用が掛かりますからねえ。
既に過疎地の郵便局では、子供が跡を継がない事で郵便局が廃止されかねない事情を抱え、
逆に利便性の高い所の局であれば、もっと儲かる賃貸先にと、これまた廃止の可能性が出てくる。
世襲の局長とは言っても、ちゃんと業務をこなしている人の方が大多数ですし、
「安定的な局長職を提供する事で、公共サービスである郵政システムも安定させる」と考えれば、
言われているような、悪の権化的なシステムではないと個人的には思うんですけどねえ?
賃貸料にしても、局長の給料にしても、どのみち掛かる訳ですし、
確かに不健全な面もありますけど、まあ持ちつ持たれつと言った感じで。

ちなみに、世襲の局長に関しては、
民営化する直前で、その数は全体の3割程度でしたかねえ?
よく使われたモデル・ケースほど、局長の年収がないケースも多く、
放っておいても、そのうち勝手に消えていった可能性はありますけどねえ・・・・
まあ、「郵政民営化」の正当性を主張する為の道具として、利用された面もあるかも?
あと世襲の局員であっても、最近は局長になるために、
一般職員と同様に、内部の試験を受けるケースも多くなっていると聞きます。
って、それがどの程度なのかは、よく知りませんが。


> ちなみに最近カーナビで常に最新の道路情報(交通情報じゃなく地図情報)を
> ネットでダウンロードして取得するモデルがあるんですが、
> 中国モデルがどのくらいの頻度で更新されるか気になりますw

そう言えば、東京湾アクアラインが出来た頃、
カーナビを付けてそこを走ると、カーナビがパニックを起こしたらしいですね(笑)。
まあカーナビからしたら、車が東京湾のど真ん中を走っている訳ですから、
パニックを起こしたとしても、当然と言えば当然かも知れませんが。

> 衣類って言うのは未だに内陸の方で中心になってるのかなぁ…。
> どうも明治初中期の日本の紡績業のイメージが…。

まあ衣類などの繊維業は、貧しい所から発展していく第一歩みたいなものですからねえ。
で、少し豊かになり人件費が上がると、もっと貧しい所へ移っていくと。
実際に現在は、中国からベトナム、そしてバングラデシュへと移転してますし。
そうした視点で見ると、旧植民地であったアジアとアフリカの発展の違いって、
繊維業の移転が行えるだけの下地が有るか?無いか?なんでしょうね。
アフリカで綿花を生産しても、繊維業が育ってないので欧米諸国などに買い叩かれ、
独立は果たしても、未だ経済植民地の立場からは脱せられないケースが多いようですから。

> まぁそのためには中国民の成熟も必要なんですが、今の日本を見る限りそこまで問題じゃないかなぁとも思います。
発展への中国最大の障害は、やはり「民主化」の問題でしょうね。
国民が経済的に豊になれば、自由や権利を求めるのは当然の流れでしょうし、
どんなに押さえ込んだ所で、天安門事件を起こさせた中国人の潜在的欲求を見れば、
これから更に発展を続けて行くなら、それが生じるのは不可避だと思いますので。
まあ逆に言えば、そこさえクリアーする事が出来れば、
今度は「中国と台湾の統合」なんていうのも、一気に現実味を帯びて来るんですけどね。
民主化し、台湾も香港も飲み込んだ中国の国力は、現在の比では無くなるかと。

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