| > ・フランス
> フランスが2009年4月4日の首脳会議で、NATO軍事機構への43年ぶりの完全復帰を宣言したので、
> アメリカ陣営の傘下に変更、フランス陣営は存続。
> ・オーストラリア
> アメリカ海兵隊のオーストラリア駐留が決まったようなので、アメリカ陣営下に。
> ・NATO加盟国
> NATO加盟国をすべてアメリカ陣営国にしてほしい。
> チェコ・ハンガリー・ポーランド・ラトビア・クロアチア・アルバニア・ブルガリア・ルーマニアなど。
> これはロシアに対するけん制強化のためです。
まあ、オーストラリアに関してはまだしも、
フランスや、その他NATO諸国に関しては、アメリカ陣営には出来ないですよ。
ゲーム内の軍事同盟は、「主従同盟」に近いモノであり、
アメリカの初期陣営国になっているのは、基本的に、
米軍が駐留しているか、歴史的に隷属的な関係にある国になっています。
その為、例えばイスラエルなど、アメリカとの関係が深いものの、
言いなり状態では無いので、現代版では初期陣営国に組み込まれていません。
また冷戦後の「NATO」は、コソボ紛争やイラク戦争、欧州統合の動きなどを経た事で、
冷戦期のような、「アメリカ完全主導」の体制では無くなって来つつあります。
逆に言えば、だからこそフランスがNATOの軍事機構に完全復帰した訳ですし、
昨年のリビア介入など、フランスの暴走に、アメリカが巻き込まれた形でしたから。
それに、冷戦後に加わった旧東側諸国にしても、ロシアとの関係から、
米軍を駐屯させる事など、現状ではまず有り得ないでしょうし、
グルジアの件で一時緊張状態になったとは言え、そもそもロシアもNATOの準加盟国ですよ。
> ・中国陣営の立ち上げ。
> 中国陣営として上海協力機構を元に立ち上げてほしい。
> 中国・ロシア・カザフスタン・キルギス・ウズベキスタン・カザフスタン、
> モンゴル・インド・パキスタン・イラン・ベラルーシ・スリランカ・アフガニスタンなど。
> 中国・ロシア・インドなどを一緒にするのがまずいなら、
> 正式参加国だけでも…それでも、ロシアと中国が一緒になるか。
> まずいのでしたら、初期の経済会議としての採用をお願いします。
「上海協力機構」は、軍事同盟でも無ければ、経済統合でも有りません。
その名が示す通り、テロ対策等で「協力」する為の会議でしか無く、
アメリカに対する牽制的な色合いはあっても、
共同してアメリカと対立する程の団結力もありません。
そもそも中国とロシアなど、対米で手を組める時はあるでしょうが、
基本的には、お互いが、お互いを「仮想敵国」と見なしてますし、
ロシアはロシアで、旧ソ連諸国との軍事同盟や経済統合の深化を着実に進めており、
一方で中国も経済面では、ASEANとの自由貿易(AC-FTA)が既に2年前から始まっています。
旧ソ連のカザフスタンと、中国との国境上に「経済特区」を作るなど、
上海協力機構でも一応、経済面での協力体制も有ったりはしますが、
基本的にロシアも中国も、独自の「ルーブル圏」と「人民元圏」を構築する方向であり、
ロシアが人民元圏に入る構想も、中国がルーブル圏に入る構想も、現段階では皆無かと。
ですので、初期設定での経済会議は、軍事同盟以上にありません。
それにそもそも、前回などは「初期陣営なし」でやる程、
陣営の統制が大変な状況で、更に陣営諸国の数を増やすのは・・・・
と言いますか、これらの提案自体が、現実世界やゲーム性を考慮してと言うより、
単に21世紀を舞台にした疑似冷戦をやりたいだけにしか受け取れないのですが?
仮にそうだとすれば、「現代版をこうして欲しい」と提案するよりも、
「第三次大戦シナリオを作って欲しい」と提案した方が、より現実的で建設的かと。
> 石油輸出国機構(OPEC)を初期経済会議設定に入れてほしい。
> サウジアラビア・イラク・イラン・ベネズエラ・UAE・リビア・アルジェリア・ナイジェリア・アンゴラ・エクアドル
OPECは原油の産出量と価格を調整するだけの「石油カルテル」であり、
あの枠組みで経済統合をどうこうなどと言うのは、一向に聞いた事が有りません。
サウジやUAEなどで言えば、その辺は「湾岸協力会議(GCC)」の枠組みですし、
ベネズエラやエクアドルなら、先月発足した「中南米共同体(CELAC)」でしょ?
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