| 前回の書き込みの続きということで。
▼真田丸最終話
前回の「前夜」がちょっとがっかりな内容だったので、最終話はどうなるのかと危惧していましたが、
内容的には良い最終話だったと思います。
曲がりなりにも夏の陣最終決戦の過程が見られましたし。
秀頼、淀殿らの面々が大坂城落城を見て唖然とするラストも、まあありかなと。
短銃を持った信繁が単騎で家康の陣に乗り込むのはおいおいと思いましたが、
まあ信繁と家康の生涯を1年間描いてきたということで、これもまあありかなと思いました。
1年間の総括ですが、50話のうち個人的ベスト3は以下の通りです。
・第1位 第11回 祝言
西村雅彦演じる室賀正武と昌幸の対峙は真田丸全話の中でも屈指の好演でしたね。あの緊張感はたまらなかったです。
結婚式と暗殺という明と暗の対比も素晴らしい演出でした。
定番の文句の「黙れ小童!」を室賀が言わないところがかえって室賀の疑惑を深めるという演出も、
三谷幸喜の脚本の良さを感じました。
・第2位 第20回 前兆
秀吉の恐ろしさが前面に出た話でした。そして石田三成が単なる融通の利かない男ではなく、
熱い正義感を持って秀吉に諫言するというのも良かったですね。
最初に三成が登場したときはどうやって信繁が三成に惹かれていくのか疑問でしたが、
今回の話で信繁が三成を信頼していくのに説得力を持たせることができたと思いました。
それにしても秀吉が三成に切腹を命じるシーンは、真田丸全話の中でも一番緊張感があったと思います。
そして、その中で何もできない信繁。主人公万能の最近の大河ドラマと違ってリアリティがありましたね。
・第3位 第13回 決戦
真田丸のいくさのシーンの中で一番良かったのがこの回だったと思います。
最後の昌幸の登場シーンはオープニングの音楽も相まってカッコよかったですね。
昌幸のいくさ上手というのも、この回の話で十分に説得力を持たせることができたと思います。
そう考えると、信繁をはじめとした大坂の陣浪人五人衆のいくさ上手の様子が真田丸ではちゃんと描けていないんですよね。
・次点 第25回 別離 幼い鶴松が亡くなったときのでんでん太鼓は悲しすぎました。
こうやって振り返ってみると、三谷幸喜脚本は前半に力を入れ過ぎて後半が淡々としてしまったと感じましたね。
印象に残った回はどれも秀吉が亡くなるまでの前半の話でした。
大坂城に信繁が入ってからのラスト10話は一番脚本に力を入れないといけないところですが、
後藤又兵衛ら浪人5人衆とか本来はもっと活躍すべきキャラを
秀吉や三成、上杉景勝ほど深く掘り下げられなかったのが終盤の尻すぼみにつながったような気がします。
▼鹿島アントラーズvsレアル・マドリード
実は日曜夜8時に生で観ていたのはこちらの試合のほうでした。
これまでのアントラーズの戦いぶりから見て大差にはならないと思っていましたが、
予想以上にアントラーズが善戦しましたね。
レアル・マドリードの油断もあったかもしれませんが、ジャイアントキリングが
起きるかもしれないという雰囲気はテレビ画面からひしひしと感じましたね。
90分終了間際に幻の「2枚目のイエローカード」が出ていれば、
もしかしたら延長戦が違った結果になったかもしれませんし。
ただ、欲を言えばやはりACLを勝ち上がってアジア代表として今回のクラブW杯の活躍を見せてほしかったですね。
開催国枠となると、もし仮にレアルを破って優勝したとしても、どうしても色眼鏡で見られてしまいますし。
10年くらい前はJリーグチームもACLで好成績を残していましたが、
最近はなかなかACL決勝トーナメントを勝ち抜けないので、アントラーズには
ACLでも活躍してもらって今回のクラブW杯がフロックではないところを証明してもらいたいところです。
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