▽ 2009/6/14 (日) 02:08:17 ▽ ミクシャ |
| > あっ、面白かったですか。それは良かった(笑)。
> 正直言うと、結果を知っている人には物足りなく、歴史に興味がないと見向きもしないと言う、
> まことに視聴者ターゲットが分かり難い番組なので、
> どういった感想が返ってくるか、ちょっと不安ではありました。
> パイロット版よりも更に安上がりに見えるのは、金融危機の影響なのかな?
なるほど。ですが、ライトな歴史ファンを対象としたのであれば、有り得るかも。
例えば、授業で習っていた頃歴史は好きだったけど、その後接点が無くなってそのまま社会人に〜
という人がいるのなら、興味は引けるのでは。
あるいは私がそうでしたが、結果は分かっていても、ゲストの考え方に着目する楽しみ方もありますし、
また、恥ずかしながら結果を知っているだけでしたので、転換点を三つに絞って過程を追っていくというのも
理解を助けることになりました。厳島もそれなりに楽しめましたね。
> まあ最近の日本では、ほとんどストはないですよね。
> 欧米に比べれば、日本は労働者の権利が弱いですから・・・・
> まあ集団的自衛権と同じですね、「権利はあるけど行使は出来ない」と(笑)。
> とは言え、あまり強すぎると、却って社会や経済が機能不全を起こしかねませんし、
> いろいろと難しいところではありませけど。
> ストの弊害で言えば、特にフランスが有名ですかねえ?
> 鉄道も、バスも、電力も、ガスも、消防も、警察も、
> 定期的にストが行われ、それが長期化する事も珍しくありませんから。
> 日本で同じようなことが行われたら、冗談抜きで社会機能が麻痺しますよ。
労組も強くないですね。日本の会社員は企業戦士と揶揄されるほど、会社に対する所属意識が
強いのもあるでしょうが・・・。改善されたのは過労死とかが問題になり始めた頃でしょうか?
争議権の使いどころは難しいですが、濫用しすぎるならナショナルセンターから指導したり
最終的には司法が介入することで、バランスを取ることはできないですかね。
日本では公務員の争議は禁じられていますが、国労や動労の遵法闘争は酷かったようで。
それが逆に、世論から労組に対するネガティブイメージを持たせた点は否めませんね。
> う〜ん、地方局って金がないですからねえ。
> 独自編成は行ってますけど、独自制作の方は・・・・
> 特番を除けば、日頃はせいぜい夕方の地域密着情報番組くらいかと。
> 延長時に「一部の地域」となる原因は、地方は民放局の数が少ないからなんです。
> 簡単に言えば、9時までは日本テレビ、9時からはフジテレビみたいに編成していると。
> 大都市圏の人が地方の番組表を見たら、民放局の少なさに驚くと思いますよ(笑)。
> ・佐賀県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=saga
> ・福井県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=fukui
> ・宮崎県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=miyazaki
凄いですね。都市圏に住む自分から見ると、ちょっと可哀想な・・・
地方まで全国一律のサービスを行渡らせると地方局が潰れる。
かといって今のままだと、地方局の独自性を生み出せるが、放送格差は残る。
こうなったら県レベルの地方局の合併吸収を促進して、例えば近畿圏、九州圏レベルのテレビ局を作り、
全国区の放送と競合させる・・・というのが良いのかな。相当困難ですが
> ぶっちゃけて言えば、民放キー局は基本的にBSデジタルなんて要らないんです(笑)。
> BSでも真面目に番組制作へ力を入れ、視聴率が取れる番組を作ったとしても、
> それは地上波の視聴率を奪う事とイコールであり、真面目にやっても損をする。
> かと言って、新規参入なんてさせたくないから、放送枠だけは押さえちゃう。
> 放送枠を保持しているだけだと赤字なので、通販番組を垂れ流して逆に金が貰えれば黒字になる。
> それが民放キー局のBSデジタルの実体ですからねえ・・・・
> 逆に、BSデジタルのみの放送局である「BS11」などは、
> 昼間の通販番組で金を貯め、それを元手にして夜間の番組を流してますので、
> 民放キー局の方はあれでも、こうした独立局系の方は大目に見てあげたいんですよねえ。
> まあ、ダブル・スタンダードになっちゃうかも知れませんが(笑)。
BSは副業でドル箱ですか。なんとまあ・・・
独立局の方が民放キー局より人気が集まるようになれば良いのですが。
こんな記事が出てきましたね。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090611_285743.html
> 「記者クラブ制度」に関しては、政権交代が起きれば変化があるかも知れませんよ。
> 民主党って既に、海外やフリーの記者に会見をオープンにしてますから、
> 民主党が政権を取った場合、それが政府にも持ち込まれる可能性は高いかと。
> とは言え、いくら記者会見をオープンにした所で、情報発信側の構造が変わる訳ではないので、
> 実際はそんなに大きく変わる事はないかも?
> でもまあ、やらないよりは、やった方が良いと、私などは思いますけど。
そうした努力はあればマシではありますけれど、慣例として定着させるなり
法令として今後も永続できるようにはした方がいいですよね。
ホワイトハウスや青瓦台では登録式になっているようですが・・・
それにしても、自民党内では廃止運動が起こらないのが不思議ですね。
> ただし、報道に対して政治の手が入る事には、私は反対ですね。
> 報道とは根元的に、政治への監視役を担っている訳で、
> 監視対象者がその監視役へ手を突っ込むのは、民主政治の根幹に関わる問題なので。
> って、本当ならば、そう言う隙を政治側に与えないように、
> 報道側が自らを厳しく律し、自己浄化をしていくべきなんでしょうけど、
> BSデジタルでも書いたように、現状では思いっきり独占利権の保全団体ですからねえ・・・・
民主主義の常道には外れますが、今のこうした状況を作り出したのは他ならぬマスコミ自身では。
言論の自由、体制の監視、この言葉を胸壁として聖域化し続けてきたのは問題だと思います。
一方で、例えば最高裁まで行った博多駅事件では、取材の自由について「止むを得ない場合は制限されることもある」
としていたり、捜査機関が取材資料を差し押さえられたり、取材源の秘匿が守れないなど
現在の司法運用では表現の自由や報道の自由がしっかり守られているとは言えないんですよねえ。
ある面では民主主義的な面で報道機関の権利を守るようにし、もう一方でマスコミの構造を再建する、というのが
これからの日本に必要な改革ではないかなと思います。
(でも本当はお上があれこれ決めるよりも、NPOとかの市民団体が力をつけて、
「監視役の監視役」を担って欲しいんですけどね。まだ日本の市民社会はその面で未成熟なので
もっと先になるんでしょう・・・。)
> しかも読売新聞のナベツネなどに至っては、自ら政治の中心に手を突っ込みますし。
> 監視役がプレイヤーになってどうするのかと?
> 最近では厚生労働省の分割案も、彼の提案だと言われてますからねえ。
> 直接的に政治へ加わり、報道を使って世論形成をしようとするんですから、本当にタチが悪いです。
> まあ逆に言えば、所詮はただのサラリーマン社長でありながら、
> ここまで出来る渡邉恒雄という人物が、大変興味深い存在ではありますけど(笑)。
ナベツネはプロ野球再編問題の時にも巨人軍オーナーとして、中心に立っていましたね。
報道と政治がここまで近すぎるというのは、非難されてしかるべきですよね。
日本の新聞局での報道記者は取材先がころころ変わるんですよね。一つの場所は1〜2年程度で。
正力松太郎との出会いから、強力な保守人脈を形成できたようですが、
冷戦期に万年与党だった自民党との繋がりは、そこまで押し上げた要因なのでしょうね。
> って、イタリアなどはもっと凄くくて、ナベツネのような人間が首相をやってます。
> 正直言って、ナベツネが可愛く見えるくらいの(笑)。
> ベルルスコーニという現職のイタリア首相なのですが、
> イタリアに4つある民放局のうち3局を所有し、サッカーではACミランのオーナー。
> そして何より、その失言癖は大変有名で、
> 欧州議会でドイツ人議員が彼を批判すると、「あなたはナチスの看守役にピッタリだ」
> オバマが大統領に当選すると、「オバマは若くてハンサム、そして日焼けしている」
> サルコジがイタリア人女性と再婚すると、「あなたの妻は、私があげたものだ」
> 中国の以前の大躍進政策に対して、「毛沢東は、赤ん坊を茹でて肥料にした」などなど、
> その内容は日本の政治家がやる失言の比ではありません(笑)。
> まあ先日も、トップレス・パーティーをやって叩かれてましたね。
> この人もこの人で、なかなかに観察対象としては興味深い人物です。
イタリアはマフィア関連の疑惑の中でキリスト教民主党が崩壊してしまいましたからね・・・。
日本では佐川事件とかリクルート事件の後、細川内閣が誕生した時も、自民党は残ったのですけど。
さすがラテン系の首相という感じですか、ね。それでも失言はひどいですがw
そう言えば、サミット中にプチ整形をしたとかマスコミに取り上げられていました。
ポプリスモなところが人気の秘訣なのかも。
> NHK局内でも、「今はまだ早い」という反対意見があったそうですが、
> 「待っていても良い時期が来る訳ではない」と、制作側が押し切ったのだとか。
> こういう所は、NHKの中にも「骨がある人が居るなあ」と思いますよ。
それは驚きですね。この頃って、まだ赤報隊事件で朝日新聞が狙われたのが
記憶に新しい頃でしたから。
> > 太平記は見た覚えが無いのですが、配役層が厚過ぎますねえ。
> 今でこそ、隠れた名作と呼ばれてたりもしますけど、
> 放送当時は、「トレンディー大河」とか揶揄されてたんですよ(笑)。
> バブル期に作られた若者向けのお洒落なドラマは、
> 当時、「トレンディー・ドラマ」と呼ばれていたんですが、
> そうしたドラマの若い出演者を、太平記では大量に配役してましたので。
> ですが、それが前評判を覆し、結構ハマってたんですよねえ。
> 例えば陣内孝則の佐々木道誉などは、個人的にかなりの当たり役だと思いますし。
> それ以外に中堅やベテランでも、なかなか配役は良かったですよ。
> まあ個人的には、後藤久美子の北畠顕家と、赤井英和の楠木正季はアウトでしたけど(笑)。
トレンディードラマと言われつつ、今にして見ると、若い出演者はどれも演技力の高い
人々が多いですね。豊作の時代だったんですよ。
真田広之も、陣内孝則も、柳葉敏郎も、今の映画では主役級の人々ですし。
この翌年には渡辺謙で独眼流政宗を放送していますからね。
> > 鎌倉炎上が語り草になったのでしたっけ?マイナーな時代背景の中でそれだけのものを
> > 作れたのは、幸運なことかもしれません。
> 片岡鶴太郎の北条高時と、フランキー堺の長崎円喜が、良い味を出してるんですよね。
> ただ、鎌倉幕府の滅亡までに半分の話数を消費した為に、
> その後の南北朝動乱の展開が、早いこと早いこと(笑)。
> 尊氏・直義の兄弟が対立する観応の擾乱など、アッという間に過ぎてしまいましたし。
> とは言え、そうした時間配分での難点を除けば、個人的にかなり高評価な作品ですね。
> 当サイト内の「批評ページ」に、私の大河ドラマのレビューも書いてあるんですが、
> 私が見てきた大河ドラマの中では、最高点の「90点」をこの作品に付けてます。
> http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/review/hihyou.cgi?mode=saiten_jump
直義との兄弟対立の中で、南北朝の抗争がさらに混沌になるんですがねえ。
室町幕府が磐石になるのは義満の登場を待たなければなりませんし、
それ以降も「後南朝」として残り続けたり・・・。
却って、後半部分に手を出すとキリの良い終わりを見つけるのが難しくなったかもしれませんね。
> だからこそ、「坂の上の雲」の制作が発表された時は驚いたんですよ。
> NHKがここまで大規模に日露戦争をドラマ化する訳ですから。
> それに、原作者である司馬遼太郎は生前、この作品の映像化を拒んでましたからねえ。
> (まあ原作者が死ねば、権利は遺族に移りますけど・・・こんなにすぐ許可するとは)
> まさにダブルで驚きでした。
なるほど、そういうことでしたか。
> あと、抗議や圧力というのは、別に左からのモノだけではありません。
> 下手をすると、右からの方が強いかも?
> 例えば、不平等条約が完全撤廃されるまでの日本軍は、
> 欧州兵の捕虜は紳士的に扱いましたけど、一方で中国人などは平気で殺してます。
> こうした事実を少し描いただけでも、右側の反発は大きいように思いますよ。
> 日本の立場から見れば、日清や日露は致し方ない面がありますけど、
> 客観的に見ると、日本が取った行動で擁護しきれないモノも確かにありますからねえ。
> まあ、時代が時代だったと言えば、それまでなんですが、
> 特に日清戦争なんて、日本軍が交戦のうえ朝鮮王宮を軍事占領してから、
> 「朝鮮の独立を守る」として、清国に対して戦争を始めてますし・・・・
> 実際、その強引な開戦経緯には、明治天皇なども激怒してますので。
長崎事件などの逆のケースもありましたが、旅順虐殺は著名ですね。
乙未事変などは完全にテロですし。安重根を笑えない部分はありますよね・・・。
坂之上の雲にそうした記述があるかどうか、撮影されるかどうかは分からないですが。 |
|
|