| すみません、いろいろお返事したいのですが仕事が超多忙で時間がなかなか取れないので
三浦九段の件のみについて。
文春第1弾から1週間が過ぎ、三浦九段の反論が出てきてこの1週間はめまぐるしく情勢が動きましたね。
> そもそも、不正をしたのなら処分が軽過ぎますし、不正が無ければ処分する事自体がおかしい訳で、
> 確証の無いまま「疑わしいから」と、こうして軽率に重大な処分を下した事が全ての発端なんですよ!!
> もちろん処分理由としては、不正の疑いではなく、「休場届けの不提出」という事になってますけど、
> 三浦九段の主張通り、竜王戦に出場するつもりであれば、休場届けなんて出す必要が無い訳で、
> こんな理由では案の定、休場すると言った言わないの水掛け論に陥ってしまっています・・・・
> 良い悪いは別として、連盟側もやるならやるで、やり方が凄く中途半端なんですよね。
このときはまだ連盟はソフトランディングを図ろうとしていたんでしょうね。
しかし既報の通り三浦九段が徹底抗戦を決め込んだことで、連盟、三浦九段のどちらかが(あるいは両方が)
致命的な傷を負うことになってしまいましたね。
> 別に理不尽でも世間は無関心ですから、世間対策であれば問題をゴタつかせないのが1番なはずです。
> そういう意味では、もしも米長会長の時代であれば、三浦九段をキチンと黙らせていた可能性も?(苦笑)
> ・・・って、そもそも米長時代なら、こんな表沙汰になる前に、噂を握り潰してた方が有り得るのかな?
> 現在の谷川会長は、神輿としての格は十分でも、トラブルを解決する政治能力は乏しいでしょうからねえ。
確かにトップにはある種の剛腕も必要ですね。
米長会長の時代なら、まずは不正を訴えてきた渡辺竜王に対して
「グダグダ言うな。金属探知機を導入するんだから過去のことは忘れてちゃんと
竜王戦を三浦と戦え。それ以上文句いうと本当に竜王位をはく奪するぞ」くらいは言っていたかと思います。
こんかいの騒動の中で谷川会長はちょっと空気すぎますね。
> ただ、文春の記事にあった極秘会議での「99.9%やってますね」という発言が、
> もし仮に、「将棋ソフトに詳しい」とされる千田五段の発言であったら、かなりマズい気がしました。
> 本当の専門家であれば、「99.9%」なんて数字は実際にそうした結果が出ない限り、絶対に使用を避けますし、
> 今回の条件を見ると、そのような数字が出るような状況には、ハッキリ言って見えません。
> なのに、こうした発言をするという事は、それ自体が統計の素人である事を表しているんですよね。
> しかし、「99.9%」の数字を専門家の意見として、真実だと他の棋士たちが信じてしまえば、
> これは印象のミスリードに繋がりますから、かなりマズい事態のように思えます・・・・
> もちろん、99.9%発言をしたのが千田五段であれば、という仮定の話ですけど。
> って、そこは週刊誌の記事なので、厳密にはそんな発言をした棋士が居ない可能性もありますが(笑)。
ここは千田五段がtwitterで完全に否定していましたね。
そうなると千田五段以外の誰かが99.9%やっていると決めつけたのか、あるいは文春記者の先走りか・・・
> > 一方、竜王戦の挑戦者差し替えという将棋連盟の処置も、このような状況では仕方ないといったところでしょうか。
> > それこそ、竜王戦の最中やもし三浦九段が竜王位を奪取した後に、文春砲がさく裂していたら
> > 取り返しのつかないことになっていたでしょうし。
> いや〜、私の印象としては、その逆ですけどねえ・・・・
> 確かに今年の竜王戦だけを見れば、途中で不正疑惑が起きるよりも、幾らかマシだったかも知れません。
> しかし、来年以降の竜王戦の事まで考えると、私は却って状況が悪くなったように感じています。
文春第一弾が出たときは、私の中では三浦九段は黒に近いと思っていたので、
うまくダメージコントロールができたのではないかと感じましたが、
その後の状況を見ると連盟の処置は全くの悪手でしたね。
先週コメントを書いたときは、三浦九段の黒を示す証拠を連盟が実は握っていたと思っていましたが、
まさか証拠が何もない状態で渡辺竜王が「三浦九段と指すくらいなら竜王位をはく奪されてもいい」と
連盟を脅していたとは夢にも思いませんでした。
> 三浦九段の挑戦を受ける立場の渡辺竜王は、日頃から三浦嫌いを公言している事で知られますけど、
> タイトルを争う利害関係者であり、悪感情をもつ渡辺竜王が、今回の不正疑惑の告発を自ら行い、
> 極秘会議を開いて、それを週刊誌にリークし、更に処分を下す場に居たのは、流石にバランスを欠き過ぎですよ。
> 渡辺竜王としては、「今後の将棋界を守る為に」という使命感からの行動だったそうですが、
> やはり私には暴走に見えますし、これを許容してしまった事が、将棋界にとって最大の悪手だったように思えます。
> もし今回の不正が事実で、これから証拠が開示されても、この経緯に問題がある事に変わりは無いはずですし、
> 前述のように、PCやスマホを調べても不正の証拠が見付からなかった場合には、
> それはそれで、このような経緯では、また別の大スキャンダルに発展しかねないと思いますからね。
これはほんとその通りですね。今となっては、一連の流れは渡辺竜王の暴走が引き起こした災いとしか言いようがないです。
> 「疑わしいかも知れないが、それだけで処分すべきでない」という両名の主張が、ベストだったと思います。
> 「竜王戦の最中に週刊誌報道があれば、棋戦が中止されかねない」という渡辺竜王の主張も、
> ここまで事件が大きくなった今となっては、来年以降も含めて、悪い状況に陥ったようにしか見えません・・・・
これも本当に羽生三冠のいう通りだと思います。
> 三浦九段が徹底抗戦で突き進むなら、もう裁判の場で白黒つけるしか無くなりますけど、
> その判決で黒と出れば、三浦九段の棋士生命が終わるのは当然として、将棋界も大打撃ですし、
> 白と出ても、三浦九段の疑いが完全に晴れる訳でもなければ、所属する将棋界も存亡の危機に陥ると。
> だからと言って裁判まで行かなれば、無駄に騒ぎ立てて、自体を悪化させただけに終わります。
> また、ひょっとしたら、ここまで事態を大きくしてしまった渡辺竜王も、問題視されるかも知れません。
> (今までの流れを踏まえれば、裁判に訴えて三浦九段が勝利しない限り、その可能性は低いのでしょうけど)
> それらが組み合わされると、いろいろ知ってるように見えるだけな気がします
個人的には、今の状況では三浦九段は白の可能性が高いと思っています。
現在、三浦九段のスマホやPCを第三者の調査機関で調査しているところですが、
三浦九段の2回目の反論文を見るとおそらく黒の証拠は出ないでしょうね。
そうなると、いよいよ落としどころがなくなるわけで、連盟が全面的に謝罪して三浦九段の名誉を回復する方向にいけば
いいのですが、もし連盟がそれでもうやむやにしようとするとそれこそ裁判沙汰になって将棋界は壊滅的に信用を失うことになるでしょう。
以前から連盟の稚拙さはいろいろ言われていましたが、
三浦九段を呼び出したときの会議を録音していない等、ここまで無能だとは思ってもいませんでした。
渡辺竜王も私は今までは結構好きな棋士だったのですが、今回の一連の騒動の首謀者であると考えると
うんざりするくらい嫌いになりましたね。そういう将棋ファンも多いのではないでしょうか。
今回の騒動について連盟は公式見解を全然出していませんが、
そういった将棋ファンを軽視するような態度を取り続けるといずれはファンから見捨てられることは必定かと。
スポンサーである新聞社ばかり目を向けて、肝心の将棋ファンが置き去りにされている状態が続いているように思えます。
将棋界がファンから信用を失う可能性が高いという危機なのに、連盟や棋士たちはこの事態をどう捉えているんでしょうかね。 |
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