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[22977] 新型コロナウイルスについて返信 削除
2020/3/23 (月) 00:01:00 初雪戦線

今回の新型コロナウイルスについて、この掲示板を使って情報共有をしませんか?

というのも、現在我々はインターネットの普及によって自分に近い人たちとしか交流しないようになっており、コロナウイルスに関しても特定の情報源からの偏った情報しか入手できなくなっています。
そこでこの掲示板で情報を共有し合うことにより、可能な限り普段自分では接しない情報源から少しでも多角的に情報を集められればと考えています。
専門的な知識を持たない方でももちろん結構ですので、こういう報道があるとか、こういう風に自分は考える、などたくさん返信をいただければ幸いです。

管理人様ヘ:無いとは思いますが、もしも収拾がつかないような事態になったときはこの投稿ごと削除してもらってかまいません。


自分はこの件に関してホント何にも知らないのですが、人に情報提供を頼んでおいて自分で何も情報を出さないのはアレなので基礎情報だけまとめておきます。

3月22日23時時点で、国内感染者数1055人(前日比+40人)、死亡37人
日本からの入国を禁止している国:64か国(中国・韓国・インド・ドイツ・フランス・ロシア・カナダ・ブラジル・オーストラリア等)

全世界での感謝数26.7万人、死者1.1万人、感染が確認された国と地域が187
イタリアで感染者4.5万人・死者4000人、中国感染者8万人・死者3000人、イラン2万人・1400人、スペイン2万人・1000人
フランス1.2万人・450人、アメリカ1.5万人・200人、イギリス4000人・170人、オランダ3000人・106人、韓国8000人・100人、ドイツ1.8万人・45人、スイス4800人・43人


[22984] Re:新型コロナウイルスについて返信 削除
2020/3/25 (水) 22:11:30 徳翁導誉

> 管理人様ヘ:
> 無いとは思いますが、もしも収拾がつかないような事態になったときは
> この投稿ごと削除してもらってかまいません。

了解しました。
ただ、私自身の管理方針からすると、スパム広告や嫌がらせ目的でも無い限り、
基本的には、コチラから削除する事はありませんけどね。
自分で言うのも何ですが、「言論の自由と責任」に関して、
普通からすると度が過ぎるほど、個人的に重視してますので(笑)。


> 今回の新型コロナウイルスについて、この掲示板を使って情報共有をしませんか?
そうですね、良い試みかと思います。

> というのも、現在我々はインターネットの普及によって自分に近い人たちとしか交流しないようになっており、
> コロナウイルスに関しても特定の情報源からの偏った情報しか入手できなくなっています。

本題に入る前に、いきなりツッコミになっちゃうのですが(笑)、
ネットよりもリアルの方が、それこそ物理的に、近い人としか交流できませんし、
ネット自体にしても、SNSであったり、AIによるオススメ記事であったり、
そればかりだと入ってくる情報が偏るだけで、全体的な情報は多様で豊富かと?
逆に、ネット情報は多すぎて、どれを信じたら良いか解らないとなれば、
公式情報とマスコミ情報を両天秤にかけておけば、無難な所に落ち着くと思います。

でもまあ、そんな事を言ってる私自身、こう7〜8年くらい前から、
父親がテレビのチャンネル権を握っていた事で、子供の頃から続いていた
ニュース番組を見る習慣が失われてしまい、今ではもっぱらYahooニュースばかりです(苦笑)。
ただ、肯定や否定を前提に、自分に都合の良い情報を集めると、真相からは離れちゃいますから、
その辺りは注意しつつ、疑問が残る記事なら、他社のネット記事も読み比べ、
それでも疑問が残るようなら、ネットで自力検索って感じですね。
(今回の新型コロナの件では行っていませんが、本を読んで背景となる知識を補う場合もあります)
数ヶ月前からYouTubeを本格的に見始めたので、最近は数分のニュース動画もたまに見ます。
あとは主に、昼飯時に流れている「ひるおび」のテレビ情報と、周囲からの世間話くらい?
逆に言うと、私の情報源も、実はその程度です・・・・

> そこでこの掲示板で情報を共有し合うことにより、
> 可能な限り普段自分では接しない情報源から少しでも多角的に情報を集められればと考えています。
> 専門的な知識を持たない方でももちろん結構ですので、
> こういう報道があるとか、こういう風に自分は考える、などたくさん返信をいただければ幸いです。

う〜ん、私も別に専門家では無いものの、疑問があれば一応調べるタイプなので、
自分なりの解答みたいなモノは持ってはいるものの、
一般的には、どんな疑問や不安があったりするのか、掴めてない所はありますから、
具体的な議題みたいなモノがあれば、もう少し語りやすいと思います。
ただ、それだけだと話が進まないので、とりあえず適当なQ&Aでも作ってみますかね?
(再度言いますけど、私は専門家では無い為、内容に絶対な保証はありません)


▼ Q1.実際の所、新型コロナウイルスって、どれくらい怖いの?
   まず最初に、そもそもコロナウイルスって何かと言うと、
   簡単に言えば、いわゆる「風邪」を引き起こすウイルスですね。
   風邪というのは、鼻や喉に炎症を起こす、数多くあるウイルスの総称であり、
   あまり大事になりませんけど、悪化させると気管支や肺まで炎症が及びます。
   で、コロナウイルスというのは、ライノウイルスと並んで、
   風邪ウイルスの2トップであり、この2つで風邪の半分を占めてたかと?
   そういう意味では、よくある風邪なので、基本的には寝てれば直ります(笑)。
 
   ただ、ここで1つ厄介なのは、今回のコロナが「新型」であるという点ですね。
   人間の免疫機能というのは、1度感染すると抗体が出来て、
   同じウイルスが再度襲ってきても、撃退できるようになっています。
   では何故、人は何度も風邪をひくのかと言えば、
   前述の通り、同じ風邪でも原因となるウイルスは様々で、以前のモノとは別物だったり、
   同じウイルスであっても、パターンが微妙に異なると、抗体が上手く働きにくい為です。
   そして今回のコロナは、微妙どころか結構パターンが異なるので「新型」と呼ばれ、
   新型だからこそ、抗体を持つ人が居らず、爆発的に感染が広まっていると。
 
   一般的に、病人以外だと、子供や老人が感染に対して心配されるのは、
   子供はまだ保有する抗体のタイプ数が少なく、老人は免疫機能が低下してるからですけど、
   (逆に、免疫を過剰反応させるウイルスだと、免疫力の強い若者層の被害が増えます)
   今回の新型コロナの場合、重症者が老人に集中していて、子供は目立たないのは、
   大人も抗体を持たない新型なので、子供と条件が変わらないからかも?
   まあ、これは完全に、素人である私の推測ですけどね。
 
   という事で、結論としては、
   個人レベルで見た場合は、まあ単なる風邪と大差ないので、そこまで心配要りません。
   (新型なので凶悪化してる可能性はあるものの、それを示すデータは今の所ありません)
   ただし社会レベルで見ると、症状は単なる風邪であっても、全体の感染者数が多くなれば、
   必然的に、重症化する人や、死亡する人が増えてくる訳ですね。
   そういう意味で「怖い」と思いますが、それをどれだけ重大と捉えるかは人それぞれかと?
   基本的には、良くも悪くも「新しい風邪」ですから、
   「新しい」の方に重点を置くか、「風邪」の方に重点を置くかの話です。


▼ Q2.マスクって、感染予防に効果あるの?
   まず最初に、人はどうやってウイルスに感染するかというと、
   それは基本的に、目・鼻・口といった粘膜にウイルスが付着する事で起こります。
   まあ、粘膜自体は他の部分にもありますけど、表に出てるのはそれくらいです。
   そして、いったん感染すると、人はどうやってウイルスを体外に排除するかと言えば、
   咳や くしゃみ、汗や糞尿で排出するか、体温を上げて熱で殺します。
   感染で熱が上がるのは、ウイルスの所為ではなく、人体の免疫機能によるもなので、
   無理に解熱すると、却って体内でのウイルス増殖を助けてしまう危険性もありますね。
 
   で、マスクの効果に関して、感染予防の観点から見ると、効果は限定的と言えるかと?
   ウイルス自体は非常に小さく、マスクの編み目の大きさでは、簡単にすり抜けます。
   言うなれば、網戸で砂埃を抑えようというようなモノですからねえ。
   ただし、咳や くしゃみと同時に排出されるウイルスの場合、
   くっついてる飛沫(水)が大きいですから、こちらは防げる可能性が上がります。
   網戸の例を続ければ、飛沫のウイルスは小石くらいのサイズにはなるでしょうか?
   また、自分の手に付着したウイルスを、口などに入れない点でマスクは有効ですね。
   しかし、外出先はまだしも、自宅内でも常にマスクをする人は少ないでしょうし、
   その危険性を防ぐという意味でも、効果は限定的ですかね。
 
   と言いますか、花粉症の時の症状を思い起こしてもらうと解りますが、
   目や鼻に症状が強く出ても、口や喉に出る症状は軽微な訳で、
   守るべき粘膜は、恐らく鼻や目なんですよね(飲食で異物慣れした口は強いと)。
   そういう意味では、口にだけマスクをして、鼻が出ていては効果薄で、
   ゴーグルでもしない限り、ウイルスは目からも入ってきますし、
   そもそも、どんなにマスクをしていても、横や上下の隙間からは入ってきます。
   感覚的な数字ですけど、マスクをキチンと装着してても、防げるのは3割くらい?
   まあ通常なら、感染確率が1%くらいだと、マスクをしても0.7%になる程度なので、
   「効果はあるか?」と問われても、正直、誤差の範疇だとは思うのですが、
   仮に感染確率が50%に上がれば、35%まで下げられるので、有意性はありますよね。
 
   あと、自分が感染者であった場合、感染拡大の防止という意味では、
   咳や くしゃみの飛沫を抑えられるので、効果は十分にあります。
   ただしウイルスは汗からも排出されますし、飛沫や糞尿が手に付く事もあるので、
   感染者が素手で触ったモノは、十分に感染源に成り得るんですよねえ。
   そして、このような間接接触による感染拡大は、飛沫感染より多いかも知れません。
   そういう意味では、ライブハウスやアリーナのように歓声を挙げないから、
   パチンコや満員電車は大丈夫という主張は、正直どうかと・・・・
   トイレなどで間接接触なんて事も十分に有り得ますしね。


▼ Q3.PCR検査は精度に問題あるから、積極的に行う必要性は無い?
   確かに、検査結果の精度は100%ではありません。
   特に感染初期でウイルスの数が少なければ、陽性でも陰性と出る可能性は高いです。
   しかし、だからと言って、検査を行う必要性が無いのでしょうか?
   少なくとも、私はそうは思いません。
 
   そもそも、検査精度が7割前後なんて、他の検査で普通なのでは?
   確かガン検診の精度も、その程度だったかと記憶しています。
   だとすると、ガン検診も意味が無いんですかねえ?
   一貫して「そう思う」という人は、それもアリと思うんですけど、
   新型コロナじゃ駄目だけど、ガン検診ならOKでは、二重基準となります。
   それに、1回の検査での精度が低くくても、何度もやれば精度は上がりますし、
   それでも偽陰性が出るレベルなら、別に陽性でも症状的に多分心配ありません。
 
   また、検査をし過ぎると患者数が増え、医療崩壊に繋がるという意見がありますが、
   ハッキリ言って、それでは本末転倒では無いでしょうか?
   もちろん、病床にも、医者が診られる患者の数にも、当然ながら限界があります。
   ですから、最悪の事態を想定して、ある程度の余力を残した上で、
   重症者が少なければ、無症状者まで隔離入院させられれば理想的ですし、
   重症者が多ければ、軽症者でも自宅待機させるのが現実的ですから、
   何段階かのマニュアルを作り、状況に応じて適切に対応すれば良いんです。
   それには、出来る限り正確なデータを集められないと、適切な判断は難しいですし、
   統計上の重症数や死者数を減らす事よりも、実際の重症数や死者数を減らす事の方が、
   本来の政策としては、何十倍も重要なはずですからねえ。


▼ Q4.休校や自粛は、いつまで続けるべきなのか?
   正直な所、これには確たる正解というのは、存在しないと思います。
   何を重視し、どこを危険と見て、どのあたりで折り合いを付けるべきか、
   人それぞれによって、望む答えは違ってくるでしょうからねえ。
   個人的には、不承不承でもウイルスと共生しながら、
   正しく恐れるのが最良解だとは考えているものの、
   未知の恐怖に対して、完全に取り除きたい心情も十分に理解できる為、
   それが世間の多数意見であれば、厳しく対応するのもアリとは思うんです。
 
   ただ、そうは言っても、中国ほど人権軽視な対応はさすがに取れませんし、
   他の先進国と比べても、対応が場当たり的で、中途半端な所はあるでしょう。
   それでも結局、政治というのは結果が全てであり、
   どれだけ厳しい状況であっても、政治家が問われるのは常に結果責任です。
   ですから今回も、いくら対策に疑問はあっても、被害が抑えられればOKで、
   どの程度の被害を許容範囲とするかも、世間の大勢で良いとは思っています。
   しかし一方で、「世間の大勢」というのも、果たして個々人は、
   一体どこまで想定し、決断しているのかが、甚だ疑問な所はあると・・・・
   例えば、今回の休校や自粛の処置にしても、このレベルの対応を選んだ場合、
   どれだけの期間が必要で、どの程度の効果が見込めるのか?
   その点を考慮した上で、賛成や反対をしているか、見えない所があるんですよね。
 
   でもまあ、こういった抽象的な話に終始しても、イメージが湧きにくいので、
   簡単にですが、ちょっとグラフを描いてみました。
   まず最初は、私たちもよく見る、国が出してるグラフ↓
   
   対策をしなければ緑色の曲線で、対策をすれば赤色の曲線になり、
   医療体制を強化して、青色の破線を上に引き上げるとする図ですが、
   これだけだと、ちょっと解り難いですよねえ?
 
   そもそも、赤い曲線になる為の対策が、よく伝わってきません。
   総理は最初、2週間の自粛を要請し、更に10日ほどの延長を求めた一方、
   新年度となる4月に向けて、要請を緩める方向に進んでますし、
   3週間あまりを過ぎた所で、世間でも「コロナ疲れ」なんて言葉が流行始め、
   桜の開花も相俟って、気持ちが緩んできたようには感じます。
   でも本来、感染症の対策というのは、既に入ってきた段階だと、
   初期段階だけ行えば良いのではなく、下火になるまでの継続が大前提です!!
   新年度になったからと言って、別にウイルスは感染拡大を忖度してくれません。
   (まあ、統計上の数字の方は、人の忖度で操作できますけども・苦笑)
 
   では実際、赤の曲線にする為に、どれだけ対策を継続するべきなのか?
   正直、科学的な正確さを追求するほど、具体的な数値は出し難くなりますけど、
   それでは普通の人はイメージし辛いでしょうから、白紙になってる時間軸を、
   この際、誤解を恐れず書き足すなら、多分こんな感じ↓です(2ヶ月前後の誤差アリ)。
   
   ぶっちゃけ、今の段階は、まだまだ序盤も良い所でして、
   現状路線で行くならば、7月中旬まで、現状の対策継続が必要では無いかと?
   まあ、それでも、ここから患者数は増えていく可能性が高いですし、
   仮に順調に事が進んでいても、予定通り五輪を開催できたかは・・・・
   欧州に感染が拡大した時点で、今年の通常開催は正直無理だとは思いました。
 
   で、「こんな自粛ムード、7月までなんて耐えられない」となり、
   もしも4月から、これまでの対策を完全に解除してしまった場合は、
   赤い曲線を描き続けるのではなく、紫色の曲線となります↓
   
   簡単に言えば、緑の曲線が横滑りしてくるだけで、
   自粛した3週間分、ピークを遅らせる事は出来ますが、ただそれだけになります。
   その遅滞させた3週間の内に、医療体制をバッチリ整えられたというのなら、
   意味ある引き延ばし策とも言えるものの、実際の所は・・・・
   正直な話、そんな短時間で医療体制が整えられるなら、誰も苦労はしませんしね。
   (まあ現実的には、中途半端に解除して、赤と紫の中間を描くのかな?)
 
   そして最後に、こちらも空白な縦軸の患者数ですけど・・・正直、予測不能です。
   と言いますか、どうしたって医療対応側には限界値がありますから、
   Q3でも少し書きましたけど、その時々の状況に応じて、
   軽症者まで含めて診るべき患者としたり、重症者のみに絞ったり、
   最悪の場合、重篤な患者は非情でも切り捨てたりなど、
   統計上はどうあれ、医療対応的に縦軸の患者数に関しては、
   数値が変化するよりも、定義が変化する方が現実的なのかも?
   とりあえず、医療関係者の間で感染拡大させない事が、実際には最優先です。
   病院が機能不全に陥れば、それこそ医療崩壊の状態になりますから。
 
   それにしても、最終的に日本の死者数は、どこくらいまで行くんですかねえ?
   そもそも肺炎は、いまの日本社会で、死因の第3位であり、
   その死者数は年間12万人前後、平均だと毎月1万人が肺炎で亡くなっています。
   ぶっちゃけた話、80代も後半を過ぎると、ガンで亡くなる人よりも、
   肺炎で亡くなる人の方が多いのが現実かと(ウチの祖父も最期は肺炎でした)。
   ですので、仮に日本でも数千人の方が、今回の肺炎で亡くなる事になっても、
   「死因の肺炎が新型コロナ由来か?否か?」という違いであれば、
   統計的に言ってしまうと、そこまでのインパクトは無いのかも知れません。
   ところで、現在の日本の検査体制では、検査後に死亡した例は聞きますが、
   肺炎で亡くなった方のPCR検査まで、行っているのでしょうか?
   もし行ってなければ、感染者数と同様、死亡者数も正確な数値は出てきませんよね。
   そうなると、「日本は過少申告してる」という指摘も、あながち否定できないかも?


▼ Q5.東京五輪を延期するなら、開催時期はいつ頃になりそう?
   どうやら、1年の開催延期で決まったようですが、まあ妥当な所ですよね。
   年内の秋に延期と言っても、それまでに収まっていなかったり、
   もしくは涼しくなって再燃している危険性もありますし、
   そもそも五輪は、数多くの競技を同時開催するイベントな為、
   1年のカレンダーを季節単位で動かすのは、正直、現実的ではありません。
   アメリカのプロ・スポーツによる放映権の問題が、どうのという声もありますけど、
   もちろん、それも1つですが、決して全てではありません。
 
   例えば秋に開催しても、サッカーやバスケはシーズンが既に始まってますし、
   野球・テニス・ゴルフなども、シーズンが佳境に入っています。
   プロ野球であれば、日本シリーズを潰してまで、五輪に協力するでしょうか?
   そりゃ確かに、五輪が最大の舞台である競技は、日程の無理も効くでしょうけど、
   人気のある競技ほど、プロ化が進んでおり、五輪はオマケみたいな存在な訳で、
   厳しい言い方をしてしまえば、そこで秋開催を強行しても、行えるのは、
   一流競技は二流選手しか集まらず、一流選手が集まるのは二流競技ばかりの五輪?
   五輪がアマの大会だった頃は、別にそれでも問題なかったのですが、
   IOCが五輪の商業化を進めた結果、今や五輪はプロの大会となり、
   そしてプロ化が進んだ人気競技ほど、五輪の価値は下がる・・・と言うか、
   各競技が自分たちで主開するW杯や世界選手権の価値を高める為、
   五輪の価値を下げる方向に進んでいる現状があるので、それを加速させる恐れはあります。
 
   そういう意味では、延期するとすれば1年後か2年後の同時期しか無い訳で、
   来年の夏には、アメリカで世界陸上、日本の福岡で世界水泳の予定がある一方、
   (ちなみにIOC内の格付けは、陸上・水泳・体操の3競技がAランクで、分配金も多い)
   今回はサッカーW杯がカタール開催で、異例の冬開催となりましたから、
   世陸と世水が動かせるなら2021年、それが無理なら2022年しかありませんでした。
   で、陸上連盟が世陸の1年延期を容認した時点で、大勢はほぼ決まっていたと。
   まあ日本の政府側としても、安倍総理の総裁任期である来年9月までの開催が絶対でしたし、
   既に出場権を得た選手たちからしても、1年ならギリギリ許容範囲内だったでしょうから、
   落ち着く所に落ち着いたのだとは思います。
   いくら何でも、今の状況じゃ、予定通りに今年の夏に開催は無理でしたし、
   五輪直前にあるサッカーの欧州選手権と南米選手権は、早々に1年延期してましたので。
   と言いますか、「1年程度の延期」との事で、暑くなる前の開催案も浮上してますが、
   欧州選手権や南米選手権と被る日程は・・・ちょっと難しいんじゃないですかねえ?
   いや個人的には、全部いっぺんに行うなら、それはそれで楽しいでしょうし、
   もしもマラソンや競歩が東京に帰ってくるなら、そっちの方が嬉しいですけども(笑)。
 
   それにしても、2020年は日本にとって「終わり(衰退)の始まり」の年になると、
   前々から思っており、五輪はその最後の徒花になると見ていたのですが、
   まさか、ここまでの展開が待っていようとは、さすがに想定外すぎました(苦笑)。


> 自分はこの件に関してホント何にも知らないのですが、
> 人に情報提供を頼んでおいて自分で何も情報を出さないのはアレなので基礎情報だけまとめておきます。
> 3月22日23時時点で、国内感染者数1055人(前日比+40人)、死亡37人
> 全世界での感謝数26.7万人、死者1.1万人、感染が確認された国と地域が187

イタリアで感染が広まり始めた段階で、世界的なパンデミック騒乱は不可避になりました。
国境が事実上なかったEU内では、自由な人の往来が、ウイルスの拡散に繋がりますし、
欧米間の交流を考えても、やはりアメリカ大陸にも飛び火はしますよね。
そして、アジアやアフリカで拡大している分には、対岸の火事であっても、
いざ自分たちにまで降りかかると、やはり欧米は声(影響力)が大きいですから。
更に、高温多湿なアジアなどに比べると、普段から感染に深く注意している訳でもなく、
握手やハグ、キスなど、接触系の挨拶を行う文化ですから、いったん入れば一気に広がると。

> イタリアで感染者4.5万人・死者4000人、
本当、イタリアでは急速に拡大しましたよね。
まあ一部報道では、これを病床数不足が招いた医療崩壊となってますけど、
実際には、若者と高齢者と同居する家族が多かった事と、
医者から感染が広まった事が、恐らくは主要因だったのかなぁ?
日本とイタリアの病床数を比べ、財政難からイタリアのベッド数は少ない印象がありますが、
人口1000人あたりで、日本が13.1床、イタリアが3.2床、平均が4.7床ですから
先進国の病床数↓を見ると、そもそも日本のベッド数が飛び抜けて多いんですよ。
https://www.nli-research.co.jp/files/topics/58024_ext_15_2.jpg
その一方で、人口1000人あたりの医師数↓で見ると、
https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/001/934/34/N000/000/000/07071907.jpg
日本が2.0人、イタリアが3.8人、平均が3.0人と、こちらは逆転しています。
要するに日本とイタリアでは、根本的に医療体制が異なるんです。

ちなみに日本の医療が、ベッドが多くて、医師が少ない理由は、
ベッドを増やして長期入院の患者を増やし、1人の医師が多くの患者を診る事で、
収入を増やして、支出を抑えるという、ビジネス・モデルになっているからですね・・・・
1人の医師に2人分の患者を任せて、1.5倍の給料を支払えば、
病院側も利益が増えますし、医師側も大変ですが給料は高くなります。
そして医師の負担を軽くすべく、入院による患者の管理や、患者との接触が少ない1分診療、
それでも人手不足の分は、 研修医や大学院生をタダ働きで補うと(いわゆる無給医問題)。
って、途中から日本の医療問題の話になっちゃいましたね(苦笑)。

そういう意味ではイタリアは、病気を持った老人でも、
出来るだけ入院させずに自宅で過ごせるようにし、
都会へ仕事・勉強・遊びに行く孫が、家に帰れば祖父母の世話をする為、
外でもらってきたウイルスを持ち帰って、同居する老人に感染させてしまい、
医師数が多いからこそ、密接に行われる検診により、医師にまで感染が広がり、
それをまた、医師を介して患者に広げてしまう・・・という構図ですかねえ。
精密な検査をしなければ、それこそ症状は、単なる風邪だった訳ですし、
そういう意味では、イタリアの充実した町医者のネットワークが、
今回は却って、感染を広めてしまう結果になったのかも?

あと、今回のような感染症対策の場合、重要なのは一般病床ではなく、専門病床の数であり、
日本は3000床(?)なのを、この1ヶ月間で3300床(?)に増やしたとテレビでチラ見した一方、
(ネットで調べてみたものの、このデータの情報源は探し出せず、正確性には自信なし)
日本より人口の少ないイタリアは6000床、ドイツに至っては2万8000床だそうで、
もしかしたら、専門病床の定義の違いがあるのかも知れませんけど、
(東京都は現在118床で、重症用700床&軽症用まで含めて4000床を目指してるらしいです)
イタリアの件は病床数の問題より、単に爆発的な感染拡大があったか否かの話なのかも?
そして、数日前から急に「オーバーシュート」という単語が踊るようになった
現在の日本の大都市圏に関しても、決して他人事では無いのかも知れません。

> 中国感染者8万人・死者3000人、
> 韓国8000人・100人、

近年の嫌韓反中な風潮も働いてか、新型コロナ対策でも、いろいろ言われてる中韓ですが、
もちろん完璧では無いものの、客観的に見て、日本よりも良くやっている気はしますけどね。
まあこれは、事前にSARSやMERSの被害にあっており、
準備や経験が日本より豊富にあった事が、大きいかと思います。
公共心に乏しい中国民や、「心配せずとも何とかなる」ケンチャナヨ精神の韓国民が、
今回の新型コロナに対して、日本人よりも遥かに過敏に反応しているのは、
直近でSARSやMERSの恐怖を体感していたからでしょうね。

そういう意味で、今回の新型コロナの世界的パンデミックが、
人類にもたらした最大のメリットは、
これで「新型インフルエンザ」に対する準備が、官民共に進むであろう事ですね!!
ハッキリ言って、ヒト-ヒト感染する新型インフルの脅威は、新型コロナの比ではありません。
100年前の新型インフルでは、全世界で5000万人の死者を出したと言われており、
この100年間で医療は進歩したものの、世界人口は4倍以上も増え、
しかも人々の往来は、100年前と比較にならないほど増えている現代社会においては、
数億人単位で死者が発生しても、決しておかしくない危険性を孕んでますからねえ。
新型インフルの発生は、地震と同じく早いか遅いかで、「来ない」という可能性は低く、
まあ、新型コロナも収束してない段階で、不謹慎な感想かも知れませんが、
全くの無防備で新型インフルを迎えるよりは、準備が出来て良かったと考えています。

> イギリス4000人・170人、
イギリスが独自路線として示した「集団免疫」という戦略は、
ウイルスと共生しながら、大多数に抗体を持たせ、犠牲者数を最小限に抑えるという
科学面や歴史面の視点に立つと、恐らくは最も合理的な選択だったのですが、
それでも国民の心情的に「恐怖との共同生活」は、やはり政治面で実行困難な選択でしたね。
結局は反対意見に抗えず、わずか2週間で、他国同様の封鎖政策に一転しました。
まあ、一昔前のイギリス国民であれば、議会や政府の選択を信頼したかも知れませんけど、
政争の具として国民投票を利用した結果、想定外にEU離脱が決まってしまい、
しかも離脱交渉も内外共にゴタゴタした、いま現在のイギリスでは、
合理性で恐怖心や不安感を押さえ込むのは、ちょっと無理だったのかも知れません。
実現可能であるなら、私も集団免疫戦略を支持しますが、まあ実現は不可能でしょうね。
既に世界規模での、集団ヒステリー状態に陥ってるようなモノですし・・・・

> イラン2万人・1400人、スペイン2万人・1000人
> フランス1.2万人・450人、アメリカ1.5万人・200人、
> オランダ3000人・106人、ドイツ1.8万人・45人、スイス4800人・43人

ここでは国名が挙がっていませんけども、
個人的には、南半球のブラジルやオーストラリアでの感染拡大に注目してますね。
北半球の国々では、これから春を迎え、そして夏へと進んでいきますが、
南半球の国々は、逆にここから冬に進んでいく為、感染の拡大が危惧されますし、
それが再び、北半球が秋に入る半年後まで続いているとなると、
地球規模で人類が往来する現代、ウイルスがずっと循環し続ける恐れは出てきます。

あとは・・・やはり何だかんだ言って、世界一の大国アメリカの行方ですよね。
あの国の医療費は、国民の負担額も、国家の負担額も、日本以上なのですが、
その大部分が一部の富裕層に注ぎ込まれる為、トップの医療技術は最先端な一方で、
平均以下の人たちの医療レベルは、途上国とは言いませんが、中進国並みかも?
今年は大統領選挙もありますし、選挙に行方にも影響するのかなぁ・・・・
それにしても、自由を尊重するあの国が、1億人以上に外出禁止を命ずるとは!?
世界経済の中心地であるニューヨークさえ、人の動きを止めてしまいましたし、
本当に、戦時下でも有り得なかった程の、前代未聞なアメリカの状況だと思います。
仮に、新型コロナ自体の影響は、結果として限定的であったとしても、
今回のコロナ禍がもたらした社会の変動は、歴史的に大きな転換点に成り得るかも?


[22990] 新型コロナ関連のオススメ動画を紹介返信 削除
2020/3/31 (火) 22:14:21 徳翁導誉

> > そこでこの掲示板で情報を共有し合うことにより、
> > 可能な限り普段自分では接しない情報源から少しでも多角的に情報を集められればと考えています。
> > 専門的な知識を持たない方でももちろん結構ですので、
> > こういう報道があるとか、こういう風に自分は考える、などたくさん返信をいただければ幸いです。

> う〜ん、私も別に専門家では無いものの、疑問があれば一応調べるタイプなので、
> 自分なりの解答みたいなモノは持ってはいるものの、
> 一般的には、どんな疑問や不安があったりするのか、掴めてない所はありますから、
> 具体的な議題みたいなモノがあれば、もう少し語りやすいと思います。
> ただ、それだけだと話が進まないので、とりあえず適当なQ&Aでも作ってみますかね?
> (再度言いますけど、私は専門家では無い為、内容に絶対な保証はありません)

う〜ん、誰からも反応ナシかぁ・・・・(苦笑)
まあ、新型コロナの情報は、マスコミでも散々報じられてますし、
わざわざ私みたいな素人が、あれこれ語る話でも無いのかな?
ただ、この1週間のうちにも、東京での感染者急増&志村けん急逝があり、
(昭和世代としては、ドリフを語りたい所もありますけど、それはまた話題が別かな)
世間的や政治的にも危機感が増し、また新たなフェーズに突入した観はありますよね。
価値観が極端から極端に振れるほど、世の中は混乱の度を増すモノなので、
その危機感が吉と出るか、凶と出るかは、神のみぞ知る近未来の話ですけども、
とりあえず、和牛券だの、お魚券だのとかいう話は、立ち消えになったのかな?

まあ、それはともかく、前回の投稿後、
こんな動画↓を見つけたので、紹介しておきますね。

「リスク・マネジメントに基づく新型コロナウイルス対策の提案」
https://www.youtube.com/watch?v=GrfbIYOlSTE
https://www.youtube.com/watch?v=cO3pORA6H3M
京都大学が数年前に、国策レベルの危機対応を研究する部署を
設立したという話は聞いていましたけど、そのトップが出した動画だそうです。
この方が肩書きから離れ、個人の意見として語っている動画まで見ると、
感情的で過激な言動も目立ち、正直どうかと思う所もあったのですが、
少なくとも、この動画の内容に関しては、私もほぼ同意見な感じです。
とりあえずコチラの方は専門家なので、素人の私よりは説得力が有ろうかと?(笑)

ちなみに前回、今回の件で、新たな本は別に読んでないと言いましたが、
私の予備知識になってる、以前読んだ本としては、この1冊がオススメ。

「感染症と文明 共生への道」
https://www.amazon.co.jp/dp/4004313147

まあ、いちいち読書するのは大変という方には、
正確性は少し置くとして、コチラのニュース解説動画が見やすくて解りやすいかも?

テレビ東京NEWS「人類vs感染症」
https://www.youtube.com/watch?v=Fd5WqmlQpkE
https://www.youtube.com/watch?v=wFRCQy02V-E
動画の最後に参考文献を紹介する姿勢は、非常に評価が出来るのですが、
如何せん挙げられた書籍が、学術系の啓蒙書でなく、娯楽系の読み物ばかりなので、
差し引いて聞く必要はありますが、その分だけ内容的には面白くなっているかと。


> ▼ Q5.東京五輪を延期するなら、開催時期はいつ頃になりそう?
>    どうやら、1年の開催延期で決まったようですが、まあ妥当な所ですよね。
>    年内の秋に延期と言っても、それまでに収まっていなかったり、
>    もしくは涼しくなって再燃している危険性もありますし、
>    そもそも五輪は、数多くの競技を同時開催するイベントな為、
>    1年のカレンダーを季節単位で動かすのは、正直、現実的ではありません。

やはり東京五輪は、そのまま1年スライドして、
2021年7月23日(金)の開幕に決定しましたね。
早速、トップページのカウントダウンを再設定しましたけど、
あとは、五輪前の予選日程も含めて、それまでに状況がどうなっているのか?

> > イタリアで感染者4.5万人・死者4000人、
> 本当、イタリアでは急速に拡大しましたよね。
> まあ一部報道では、これを病床数不足が招いた医療崩壊となってますけど、
> 実際には、若者と高齢者と同居する家族が多かった事と、
> 医者から感染が広まった事が、恐らくは主要因だったのかなぁ?
> 日本とイタリアの病床数を比べ、財政難からイタリアのベッド数は少ない印象がありますが、
> 人口1000人あたりで、日本が13.1床、イタリアが3.2床、平均が4.7床ですから
> 先進国の病床数↓を見ると、そもそも日本のベッド数が飛び抜けて多いんですよ。
> https://www.nli-research.co.jp/files/topics/58024_ext_15_2.jpg
> あと、今回のような感染症対策の場合、重要なのは一般病床ではなく、専門病床の数であり、
> 日本は3000床(?)なのを、この1ヶ月間で3300床(?)に増やしたとテレビでチラ見した一方、
> (ネットで調べてみたものの、このデータの情報源は探し出せず、正確性には自信なし)
> 日本より人口の少ないイタリアは6000床、ドイツに至っては2万8000床だそうで、
> もしかしたら、専門病床の定義の違いがあるのかも知れませんけど、
> (東京都は現在118床で、重症用700床&軽症用まで含めて4000床を目指してるらしいです)
> イタリアの件は病床数の問題より、単に爆発的な感染拡大があったか否かの話なのかも?
> そして、数日前から急に「オーバーシュート」という単語が踊るようになった
> 現在の日本の大都市圏に関しても、決して他人事では無いのかも知れません。

数値が合わない部分もある為、これまた別の定義なのかも知れませんが、
とりあえず、「各国のICUベッド数(人口10万人あたり)」をまとめたデータ↓を発見。
https://specials-images.forbesimg.com/imageserve/5e6a0fadaa5428000759a47e/960x0.jpg
https://www.forbes.com/sites/niallmccarthy/2020/03/12/the-countries-with-the-most-critical-care-beds-per-capita-infographic/
 アメリカ34.7床 ドイツ29.2床 イタリア12.5床 フランス11.6床 韓国10.6床
 スペイン9.7床 日本7.3床 イギリス6.6床 中国3.6床 インド2.3床
う〜ん、やはり日本がイタリアの事をどうこう言える程、万全な体制では無さそうですね。

> > アメリカ1.5万人・200人、
> それにしても、自由を尊重するあの国が、1億人以上に外出禁止を命ずるとは!?
> 世界経済の中心地であるニューヨークさえ、人の動きを止めてしまいましたし、
> 本当に、戦時下でも有り得なかった程の、前代未聞なアメリカの状況だと思います。

東京・渋谷のスクランブル交差点↓とか、随分と人が少なくなりましたけど、
https://www.youtube.com/watch?v=_11BYUkE5Rk
NY・タイムズスクエアの三角地帯↓と見比べてしまうと、
https://www.youtube.com/watch?v=mRe-514tGMg
同じ 世界屈指の繁華街でありながら、現在の街の様子は まるで異なります。

ここへ来て、東京での感染者増加の傾向が、
「感染爆発したニューヨークの動向に似ている」という記事が増えてきましたね。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57436400R30C20A3CE0000/
まあ、日本の方がアメリカよりも感染自体は早かったですし、
一概に似ているとは言えないと思うものの、急増する可能性は十分にあろうかと?
今までの日本の対策は、基本的に、表面化したクラスター潰しに尽力してきましたけど、
水面下での拡大防止は消極的でしたので、一度溢れ出したら手に負えないかも・・・・

とりあえず、一旦緩んだ3連休の結果は、今週から来週にかけて現れるでしょうから、
その数字の如何で、ロックダウン(都市封鎖)の現実味も変わってくるかと思います。
逆に言うと、国や都の内々にでも、その数値が出てこない内は、
噂で流れたロックダウンや非常事態宣言は、なかなか決断できない気がします。
(ちょうど明日はエイプリル・フールですけど、どんなデマが流される事やら!?)
まあ、そこまで果断な対応ができる為政者なら、とっくに動いてるでしょうし、
諸外国に比べると、適切な対応さえ欠けてる面は確かにある一方、
かと言って、既に「有事モード」になってる欧米諸国のようになると、
適切さよりも、過剰さの方が、国民から支持されるパニック状態が加速しますし、
実は却って、場当たり的だったり、利害や保身だったり、決断力に欠いたりでも、
必要以上にバタバタしない方が、結果としては良い事もあるので、難しいですが・・・・

> 仮に、新型コロナ自体の影響は、結果として限定的であったとしても、
> 今回のコロナ禍がもたらした社会の変動は、歴史的に大きな転換点に成り得るかも?

まだ終息の目処どころか、どこまで拡大するか未知数な現状ですけども、
どんなに長期化した所で、感染拡大は数年の内には収まるでしょうし、
コロナ後の変革された社会の方が、それよりずっと長く大きく影響があるはずなので、
今の内から考えてみたい気持ちはあるのですが、この状況下ですと尚早なのかなぁ?

とりあえず、今まで頭の中で描いてた「世界の未来予想図」を、
大きく変更させる程の激震では無いものの、変化は劇的に加速させる気がするんです。
そういう意味で私たちはWW2終結以降、最大の「国際有事」に直面しているのかも?
平成の初年度にも、冷戦構造の崩壊という一大転換点がありましたけど、
令和の初年度に起こった今回のコロナ禍は、それに劣らぬ転換点になるかも知れません。


[22995] 新型コロナウイルスは世界を変え、歴史を動かします。返信 削除
2020/4/3 (金) 23:45:43 聖職者

▼ 徳翁導誉様
> > > そこでこの掲示板で情報を共有し合うことにより、
> > > 可能な限り普段自分では接しない情報源から少しでも多角的に情報を集められればと考えています。
> > > 専門的な知識を持たない方でももちろん結構ですので、
> > > こういう報道があるとか、こういう風に自分は考える、などたくさん返信をいただければ幸いです。

> > う〜ん、私も別に専門家では無いものの、疑問があれば一応調べるタイプなので、
> > 自分なりの解答みたいなモノは持ってはいるものの、
> > 一般的には、どんな疑問や不安があったりするのか、掴めてない所はありますから、
> > 具体的な議題みたいなモノがあれば、もう少し語りやすいと思います。
> > ただ、それだけだと話が進まないので、とりあえず適当なQ&Aでも作ってみますかね?
> > (再度言いますけど、私は専門家では無い為、内容に絶対な保証はありません)

> う〜ん、誰からも反応ナシかぁ・・・・(苦笑)
> まあ、新型コロナの情報は、マスコミでも散々報じられてますし、
> わざわざ私みたいな素人が、あれこれ語る話でも無いのかな?


 今日、拝読しました。読みました。
遅くなって申し訳ありませんでした。
細かい所でどうしても同意できない所や表現のあり方では多々ありましたが、
もはや、長文を書く気力がないのと、そもそも、丁寧な長文を書き、グラフまで用意されている方に対して、
些細な事でうだうだでは言うべきではないということで。
<22984>Re:新型コロナウイルスについて 徳翁導誉 〔3/25 22:11〕 のうち、8割ぐらい賛同いたします。
以下、いつもどおり、私の滅茶苦茶な視点・考えからコメントしたします。


> ただ、この1週間のうちにも、東京での感染者急増&志村けん急逝があり、
> (昭和世代としては、ドリフを語りたい所もありますけど、それはまた話題が別かな)
> 世間的や政治的にも危機感が増し、また新たなフェーズに突入した観はありますよね。
> 価値観が極端から極端に振れるほど、世の中は混乱の度を増すモノなので、
> その危機感が吉と出るか、凶と出るかは、神のみぞ知る近未来の話ですけども、
> とりあえず、和牛券だの、お魚券だのとかいう話は、立ち消えになったのかな?
>
> まあ、それはともかく、前回の投稿後、
> こんな動画↓を見つけたので、紹介しておきますね。
>
> 「リスク・マネジメントに基づく新型コロナウイルス対策の提案」
> https://www.youtube.com/watch?v=GrfbIYOlSTE
> https://www.youtube.com/watch?v=cO3pORA6H3M
> 京都大学が数年前に、国策レベルの危機対応を研究する部署を
> 設立したという話は聞いていましたけど、そのトップが出した動画だそうです。
> この方が肩書きから離れ、個人の意見として語っている動画まで見ると、
> 感情的で過激な言動も目立ち、正直どうかと思う所もあったのですが、
> 少なくとも、この動画の内容に関しては、私もほぼ同意見な感じです。
> とりあえずコチラの方は専門家なので、素人の私よりは説得力が有ろうかと?(笑)
>
> ちなみに前回、今回の件で、新たな本は別に読んでないと言いましたが、
> 私の予備知識になってる、以前読んだ本としては、この1冊がオススメ。
>
> 「感染症と文明 共生への道」
> https://www.amazon.co.jp/dp/4004313147
>
> まあ、いちいち読書するのは大変という方には、
> 正確性は少し置くとして、コチラのニュース解説動画が見やすくて解りやすいかも?
>
> テレビ東京NEWS「人類vs感染症」
> https://www.youtube.com/watch?v=Fd5WqmlQpkE
> https://www.youtube.com/watch?v=wFRCQy02V-E
> 動画の最後に参考文献を紹介する姿勢は、非常に評価が出来るのですが、
> 如何せん挙げられた書籍が、学術系の啓蒙書でなく、娯楽系の読み物ばかりなので、
> 差し引いて聞く必要はありますが、その分だけ内容的には面白くなっているかと。



 時間があるときに動画を見る事にします。
紹介ありがとうございます。

 
>
> > ▼ Q5.東京五輪を延期するなら、開催時期はいつ頃になりそう?
> >    どうやら、1年の開催延期で決まったようですが、まあ妥当な所ですよね。
> >    年内の秋に延期と言っても、それまでに収まっていなかったり、
> >    もしくは涼しくなって再燃している危険性もありますし、
> >    そもそも五輪は、数多くの競技を同時開催するイベントな為、
> >    1年のカレンダーを季節単位で動かすのは、正直、現実的ではありません。

> やはり東京五輪は、そのまま1年スライドして、
> 2021年7月23日(金)の開幕に決定しましたね。
> 早速、トップページのカウントダウンを再設定しましたけど、
> あとは、五輪前の予選日程も含めて、それまでに状況がどうなっているのか?


 東京オリンピックは完全にやめてほしいです。
とてもではないですが1年たってもできる状態ではないです。
大会組織委員会とか関係者は招致責任を取ってほしい。
前から言っていますが私はオリンピックとかイベントは大反対、招致に合意した覚えもないのに。
勝手に開くなと言い続けています。

 
> > > イタリアで感染者4.5万人・死者4000人、
> > 本当、イタリアでは急速に拡大しましたよね。
> > まあ一部報道では、これを病床数不足が招いた医療崩壊となってますけど、
> > 実際には、若者と高齢者と同居する家族が多かった事と、
> > 医者から感染が広まった事が、恐らくは主要因だったのかなぁ?
> > 日本とイタリアの病床数を比べ、財政難からイタリアのベッド数は少ない印象がありますが、
> > 人口1000人あたりで、日本が13.1床、イタリアが3.2床、平均が4.7床ですから
> > 先進国の病床数↓を見ると、そもそも日本のベッド数が飛び抜けて多いんですよ。
> > https://www.nli-research.co.jp/files/topics/58024_ext_15_2.jpg
> > あと、今回のような感染症対策の場合、重要なのは一般病床ではなく、専門病床の数であり、
> > 日本は3000床(?)なのを、この1ヶ月間で3300床(?)に増やしたとテレビでチラ見した一方、
> > (ネットで調べてみたものの、このデータの情報源は探し出せず、正確性には自信なし)
> > 日本より人口の少ないイタリアは6000床、ドイツに至っては2万8000床だそうで、
> > もしかしたら、専門病床の定義の違いがあるのかも知れませんけど、
> > (東京都は現在118床で、重症用700床&軽症用まで含めて4000床を目指してるらしいです)
> > イタリアの件は病床数の問題より、単に爆発的な感染拡大があったか否かの話なのかも?
> > そして、数日前から急に「オーバーシュート」という単語が踊るようになった
> > 現在の日本の大都市圏に関しても、決して他人事では無いのかも知れません。

> 数値が合わない部分もある為、これまた別の定義なのかも知れませんが、
> とりあえず、「各国のICUベッド数(人口10万人あたり)」をまとめたデータ↓を発見。
> https://specials-images.forbesimg.com/imageserve/5e6a0fadaa5428000759a47e/960x0.jpg
> https://www.forbes.com/sites/niallmccarthy/2020/03/12/the-countries-with-the-most-critical-care-beds-per-capita-infographic/
>  アメリカ34.7床 ドイツ29.2床 イタリア12.5床 フランス11.6床 韓国10.6床
>  スペイン9.7床 日本7.3床 イギリス6.6床 中国3.6床 インド2.3床
> う〜ん、やはり日本がイタリアの事をどうこう言える程、万全な体制では無さそうですね。


 私は医療体制は国とか民族によって変わるべきなので適切な水準は存在しないという考えです。
そもそも、個人・個人の遺伝子の配列がすべて違っている以上、
すべての個人の病気に対するリスクは一緒ではないのですから。
医師・ベットが多いとか少ないとか関係ないと思います。
そもそも、いくら医療体制がきちんとしたとしても、
現場の医師らが医療活動・診察行為を拒否すれば何も意味がありません。
何が重要かといえば、有事の際の体制です。
有事の際にどれだけ個人の私権を制限できるか、医師の意思を潰せるかということです。
公共の名の元か、集団利益の名の元か、村十分・村百分の名の元か・・・・・

 
> > > アメリカ1.5万人・200人、
> > それにしても、自由を尊重するあの国が、1億人以上に外出禁止を命ずるとは!?
> > 世界経済の中心地であるニューヨークさえ、人の動きを止めてしまいましたし、
> > 本当に、戦時下でも有り得なかった程の、前代未聞なアメリカの状況だと思います。

> 東京・渋谷のスクランブル交差点↓とか、随分と人が少なくなりましたけど、
> https://www.youtube.com/watch?v=_11BYUkE5Rk
> NY・タイムズスクエアの三角地帯↓と見比べてしまうと、
> https://www.youtube.com/watch?v=mRe-514tGMg
> 同じ 世界屈指の繁華街でありながら、現在の街の様子は まるで異なります。
>
> ここへ来て、東京での感染者増加の傾向が、
> 「感染爆発したニューヨークの動向に似ている」という記事が増えてきましたね。
> https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57436400R30C20A3CE0000/
> まあ、日本の方がアメリカよりも感染自体は早かったですし、
> 一概に似ているとは言えないと思うものの、急増する可能性は十分にあろうかと?
> 今までの日本の対策は、基本的に、表面化したクラスター潰しに尽力してきましたけど、
> 水面下での拡大防止は消極的でしたので、一度溢れ出したら手に負えないかも・・・・


 なにか、違う事を考えていると思います。
上の方々は・・・・・・
私が気にしているのは人口構成とか年金財政の数字が気になっています。
それと新型コロナウイルスの致死率をかけると地獄が見えました。
2〜5%の致死率で200〜500万人は死亡しますからね。
 
> とりあえず、一旦緩んだ3連休の結果は、今週から来週にかけて現れるでしょうから、
> その数字の如何で、ロックダウン(都市封鎖)の現実味も変わってくるかと思います。
> 逆に言うと、国や都の内々にでも、その数値が出てこない内は、
> 噂で流れたロックダウンや非常事態宣言は、なかなか決断できない気がします。
> (ちょうど明日はエイプリル・フールですけど、どんなデマが流される事やら!?)
> まあ、そこまで果断な対応ができる為政者なら、とっくに動いてるでしょうし、
> 諸外国に比べると、適切な対応さえ欠けてる面は確かにある一方、
> かと言って、既に「有事モード」になってる欧米諸国のようになると、
> 適切さよりも、過剰さの方が、国民から支持されるパニック状態が加速しますし、
> 実は却って、場当たり的だったり、利害や保身だったり、決断力に欠いたりでも、
> 必要以上にバタバタしない方が、結果としては良い事もあるので、難しいですが・・・・


 もう、過剰だろうがなんだろうが警察官・自衛隊を総動員して、
ロックダウン(都市封鎖)するレベルです。
若者や高齢者たちがクラスターになっている事実がある以上、早急に動くべきです。
すでにパニックになっているので、いまさら、パニック状態が加速してもやむえないです。
上でも書きましたが、
公共の名の元か、集団利益の名の元か、村十分・村百分の名の元か・・・・・
とかで動かないといけない局面です。
それに対抗したい人々は自由とか民主の名の元に立ち上がるべきなのです。
今は戦いの場です。
勘違いする、している方々が多いですが我々の敵は新型コロナウイルスではなく、人間なのです。
人間の敵は人間しかいません。
ウイルスは敵ではなく最後は共存しなければならないものです。
現に人間の意思による恐怖と言うパニックが社会を襲っているではないですか?

> > 仮に、新型コロナ自体の影響は、結果として限定的であったとしても、
> > 今回のコロナ禍がもたらした社会の変動は、歴史的に大きな転換点に成り得るかも?

> まだ終息の目処どころか、どこまで拡大するか未知数な現状ですけども、
> どんなに長期化した所で、感染拡大は数年の内には収まるでしょうし、
> コロナ後の変革された社会の方が、それよりずっと長く大きく影響があるはずなので、
> 今の内から考えてみたい気持ちはあるのですが、この状況下ですと尚早なのかなぁ?
>
> とりあえず、今まで頭の中で描いてた「世界の未来予想図」を、
> 大きく変更させる程の激震では無いものの、変化は劇的に加速させる気がするんです。
> そういう意味で私たちはWW2終結以降、最大の「国際有事」に直面しているのかも?
> 平成の初年度にも、冷戦構造の崩壊という一大転換点がありましたけど、
> 令和の初年度に起こった今回のコロナ禍は、それに劣らぬ転換点になるかも知れません。


 歴史を振り返ると疫病の流行が世界史を動かしてきました。
 
 古代ギリシャでは、「アテナイの疫病」により、アテナイの有能な指導者ペリクレスがなくなり、
ペロポネソス戦争でアテナイが敗北する原因となり、スパルタが勝利したがために、古代ギリシャ文明は破滅する道を選ぶことになりました。
(私はペリクレスならペロポネソス戦争に勝てたもしくは史実よりはるかにましな結果になったと考えています。)

 東ローマ帝国ユスティニアヌス帝の時代、地中海世界でペストが大流行し、
 その影響で東ローマ帝国内の人口は激変しました。その結果、ユスティニアヌス帝が進めていたローマ帝国再興が失敗に終わる結果となったばかりか、
東ローマ帝国自体が完全に傾いてしまい、翌世紀に勃興した宗教勢力だったイスラム教勢力を止めることが出来ずに中東に彼らの一大勢力が出来る結果となり、
その後の世界史の流れは大きく変わりました。

 14世紀、モンゴルの平和の元でユーラシア世界はそれまでの歴史上最大の繁栄を謳歌していましたが、
そのグローパル化によるヒト・モノの流れの活発化が黒死病の大流行を招き中国から欧州・中東世界で多数の人々がなくなりました。
その影響で、欧州では労働力不足が起こり、農民らの封建権力に対する反発が多発し、中世封建社会体制がカオスに突入し、
十字軍の活動失敗とあわさり、キリスト教会の権威が低下、歴史的に向かいつつあった流れが壊れてしまいました。
(私の私見ではここまでの歴史の流れ的には、欧州世界はキリスト教による神権体制へ向かっていたという見解です。)
中東世界では隆盛が極めていたエジプトのマムルーク朝下で商人階層に多大な死者が出たことで、
国家権力がその穴埋めに介入し、その結果、商業・産業の効率などが低下し、
その後の大航海時代におけるポルトガル海洋勢力によるインド洋支配の阻止失敗、
オスマントルコ帝国によるエジプト征服などを招く遠因となりました。
中国ではモンゴル人支配下の元朝下でしたがこの黒死病の大流行、それに加えて黄河の大氾濫などで、
元朝がガタガタになり、紅巾の乱が発生し、貧農出身の朱元璋がモンゴル人支配を打破し、明朝を建国しました。
(ここからは私見、この明朝、どうも中華思想強めになってしまったことから内向きになってしまい、
欧州海洋勢力に対抗することをせずにその後の西洋優位の世界史の流れを作ってしまったように感じられます。)

 1918年?頃にはスペイン風邪が大流行しました。全世界で5000万人余りがなくなりましたが、
この影響で第一次世界大戦が終結したとか終結が早まったと言われるほどです。


以上、私見が混ざりましたが。このように影響が世界史を動かしてきましたし、
それまでの世界史の流れをぶっ壊してきました。

なので今回の新型コロナウイルスもそういうものになると思われますので、
我々は世界史の転換点にいると考えております。


[23000] 新型コロナウイルスと来るべき未来返信 削除
2020/4/5 (日) 15:04:08 初雪戦線

すみません、返信遅れました。
あと拙い文章ですみません。

・インターネットと情報の偏り

いきなりコロナに関係ない話題ですがw

> 本題に入る前に、いきなりツッコミになっちゃうのですが(笑)、
> ネットよりもリアルの方が、それこそ物理的に、近い人としか交流できませんし、
> ネット自体にしても、SNSであったり、AIによるオススメ記事であったり、
> そればかりだと入ってくる情報が偏るだけで、全体的な情報は多様で豊富かと?


うーん、インターネットには豊富な情報があるのは確かなのですが、それが各個人にまんべんなく入ってくるかどうかというのはまた別問題だと思うんですよね。
ネットの基本は検索ですが、そもそもその検索という行為自体が自分の知っている範囲のことしか検索しませんし。
そういう意味では家族なんかは逆に今の時代、それぞれがばらばらのニュースソースに接しいるので情報源としては多様性に富んでいるのではないかと思ってます。

・私の周辺でのコロナの影響

一応私のほうでも生活関連の情報を共有しておきます。
この春から新大学生なのですが、入学式は映像参加になりました。
資料配布などがあったので大学自体には集まったのですが、教室でスクリーンを見るだけ、学生以外の保護者なども不参加でした。
授業自体も20日から始まることになっています。これはほかの大学の学生も多くがそんな感じらしいです。
ただ若者自身はあまり重大視はしてない、というのは私も感じます。
あと個人的には図書館が閉まるのが結構つらいw

・コロナウイルスに関する情報

現時点で役に立った情報ソースをまとめておきます。

安川新一郎 note
https://note.com/syasukaw

専門家会議の「クラスター対策」の解説 ――新型コロナウイルスに対処する最後の希望
https://note.com/kyoshimine/n/n6bf078a369f9

NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/

堀江貴文 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=xDBtQCQ6fWk

・コロナウイルスの今後について

現在、ウイルスがアマゾンの奥地からアフリカまで拡散されてしまった以上、もうこれは「集団免疫を獲得して死者の推移が落ち着いたあたりで世間で話題にならなくなる」
というのが現実的な落としどころなのでしょうか?
仮にロックダウン等をして日本で感染者がいなくなったとしても、海外からの渡航者によってウイルスがもたらされるのは防ぎようがありませんからね。
ワクチンや治療薬の開発状況にもよるでしょうが、少なくとも1年くらいはこんな状態が続く、という感じなのでしょうか?

・世界の今後について

> > 仮に、新型コロナ自体の影響は、結果として限定的であったとしても、
> > 今回のコロナ禍がもたらした社会の変動は、歴史的に大きな転換点に成り得るかも?

> まだ終息の目処どころか、どこまで拡大するか未知数な現状ですけども、
> どんなに長期化した所で、感染拡大は数年の内には収まるでしょうし、
> コロナ後の変革された社会の方が、それよりずっと長く大きく影響があるはずなので、
> 今の内から考えてみたい気持ちはあるのですが、この状況下ですと尚早なのかなぁ?


> とりあえず、今まで頭の中で描いてた「世界の未来予想図」を、
> 大きく変更させる程の激震では無いものの、変化は劇的に加速させる気がするんです。
> そういう意味で私たちはWW2終結以降、最大の「国際有事」に直面しているのかも?
> 平成の初年度にも、冷戦構造の崩壊という一大転換点がありましたけど、
> 令和の初年度に起こった今回のコロナ禍は、それに劣らぬ転換点になるかも知れません。


「コロナが歴史を劇的に加速させる」ということは、私が勝手に頭の良いと思っている方々が皆一様に口にするので、管理人さんにもぜひ詳しく話していただきたいです。
私自身もトランプ大統領の誕生であったり、引きこもり人口が100万人近い、などのニュースを聞いているとこれから世の中変わっていくとは思っているのですが、
それが具体的にどういう方向性で変化していくのか?ということに関しては全く見当がついていません。

唯一、堀江貴文さんだけが「これからは収入と仕事が減っていき、余った時間で(お金を使わない)余暇を充実させる方向に変化していく」と具体的に未来像を提示しています。
確かにある程度そうなのだろうと思うのですが、一方でそれはコインの表側しか見てないような、実は裏側にはとんでもないことになっているのではないか?という気がしています。

話が多少それますが、ベーシック・インカムなんかも最初は明るい話かと思って調べていたのですが、調べれるうちにこれが階級制度であるというのがよくわかりましたし。


[23132] コロナ後の世界とベーシック・インカム返信 削除
2020/6/3 (水) 21:10:50 徳翁導誉

> > > 仮に、新型コロナ自体の影響は、結果として限定的であったとしても、
> > > 今回のコロナ禍がもたらした社会の変動は、歴史的に大きな転換点に成り得るかも?

> > まだ終息の目処どころか、どこまで拡大するか未知数な現状ですけども、
> > どんなに長期化した所で、感染拡大は数年の内には収まるでしょうし、
> > コロナ後の変革された社会の方が、それよりずっと長く大きく影響があるはずなので、
> > 今の内から考えてみたい気持ちはあるのですが、この状況下ですと尚早なのかなぁ?

> 「コロナが歴史を劇的に加速させる」ということは、私が勝手に頭の良いと思っている方々が
> 皆一様に口にするので、管理人さんにもぜひ詳しく話していただきたいです。
> 私自身もトランプ大統領の誕生であったり、引きこもり人口が100万人近い、などの
> ニュースを聞いているとこれから世の中変わっていくとは思っているのですが、
> それが具体的にどういう方向性で変化していくのか?ということに関しては全く見当がついていません。

とりあえず先週、全国的にも緊急事態宣言が解除されましたし、
まずは一段落という事で、この話題にも少し触れておきましょうかねえ?(笑)

まあ、短期的な予測から順に、長期的なモノへと書いていきますと、
まず最初は、新型コロナの流行は、今回限りで終わるものではなく、
今年の秋から春にかけて、来年の秋から春にかけてと、
第2波・第3波が襲ってくる可能性は、十分に有り得るという話でしたが、
これに関しては、緊急事態宣言が出される前から、
早くもコロナ疲れが見られた、3月下旬の当時ならまだしも、
既に今となっては、広く認識されてる事だと思いますので、詳しく述べる必要は無いかな?
その時の状況次第では、来年に延期した東京五輪の開催も難しいかも知れませんし、
ひょっとしたら、無観客や観客数を減らしての開催になるかも?
・・・って、ソーシャル・ディスタンスだとか、新しい生活様式だとか、
今の段階では言ってますけど、まあさすがに来年はまだ厳しいとして、
恐らく5年後の大阪万博の頃には、今まで通りに戻ってるんじゃないですかねえ?(笑)
というか、逆にこの調子のままだった場合、入場待ちの行列とか どうなるんでしょ?
もちろん、並ばずに入れるようになれば、それに越した事は無いですけども。

あとは、日本の悪平等主義と言いますか、事無かれ主義・責任回避主義と言いますか、
春の甲子園が中止に追い込まれた事で、夏の開催も危惧しましたけど、そうなりましたね。
一部の部活で、地方予選が行えてない競技があったのは、事前に把握してましたし、
その事で、横並びにインターハイ自体を中止してしまう恐れも感じていて、
高野連は高体連から独立していても、もう同調圧力には逆らえないだろうと?
正直な所、夏はやろうと思えば、出来たと思うんですけどね・・・・
また、部活だけでなく学業自体も、休校が4月までなら、何とかカバー出来たでしょうし、
逆に6月以降まで延びてれば、9月入学も本気で検討の必要があったでしょうけど、
2ヶ月(5月)というのが、帳尻合わせを無理強いさせられる形になりそう。
ただでさえ、ドタバタの教育改革や、五輪不況が就活を直撃しそうな世代なのに(泣)。
この世代は後に、「コロナ世代」とか呼ばれたりするんですかねえ?

続いては、これも最近では、見掛けるようになってきた意見ですけども、
「お金よりも命が大事」と経済を止めてしまった事で、
これから襲ってくる不況が、下手をしたらコロナ以上の被害をもたらす可能性ですね。
倒産や失業者が増えれば、どうしたって自殺者は増えてきますので、
その数が、新型コロナによる死者数を上回る事だって、十分に有り得るでしょうし、
自殺まで行かなくても、人生が狂わされる人は大勢出るかも知れません。
そういう意味では、目先のデメリットと、将来のデメリットを見据えた上で、
バランス良く政策が採れれば一番だったのでしょうが、現実的には難しいですよね。

あと、今回はリーマンショックや世界恐慌などと違い、
人為的に経済を止めただけなので、すぐに回復できるという意見もありますが、
世界規模で数ヶ月に亘り経済を止めて、ダメージが無いわけ無い気がしますし、
自粛生活によって、世界的に消費マインドが落ち込んでしまったり、
世界流通を基本とした現行の経済システムが、今まで通りに機能するのか?など、
経済分野に疎い私でも、そんな気安く楽観視できない状況にあると思うんですけどね。

また、特に日本に関して言うと、五輪特需の反動による五輪後のリスク、
加速する人口減少と少子高齢化、下降線を辿る日本の国際競争力、
AI普及と外国人労働者の流入、アベノミクスのツケとインフレ爆弾などなど、
これらの不安要因が折り重なって、ついには東京でさえ人口減少が始まる2025年頃から、
日本経済は不況に見舞われる可能性が、かなり高いのでは?と見ていたのですが、
今回のコロナ禍があり、そして東京五輪も延期(中止も?)となった事で、
その危機が前倒しで襲ってくる危険性が、少なからず有る気がするんですよね。
私も詳しくないですけど、とりあえず金でも買っておくべきなのか?(苦笑)

そして、これは世界各国も同様・・・というか、日本以上なのですが、
今回のコロナ禍を「有事」と捉え、惜しみなく資金を投じましたから、
これからの財政問題が、それこそ世界規模で心配ですよね。
特に最近は、「現代貨幣理論(MMT)」という甘い誘惑が広がり始めており、
昨今のポピュリズム傾向とも相俟って、ジャブジャブと赤字国債を刷りまくる
無自覚に綱渡りを始めてしまう国が、出てくるのでは無いでしょうか?
まあ正直な所、私も必ずしも「財政健全化しなければ財政破綻する」とは考えておらず、
MMTに関しても、そんなにトンデモ理論だとは思っていないです。
貨幣の価値は信用によって生まれ、紙切れにさえ価値を与えていますし、
結局、景気は「気」次第ですから、どんなに危なそうに見えても、
みんなが大丈夫と思えてる限りは、大丈夫なモノだと思うんです。

とは言え、どんな状況になっても、みんなが大丈夫と思い続けられるかは・・・・
MMTというのは、インフレ危機が生じない範囲内においては有効だと思いますけど、
国債をジャブジャブ刷って、インフレを考慮しないなんて理論は、不完全でしょうし、
インフレは増税と国債発行でコントロールできるという見方も、私は甘い気がします。
そんな簡単な話なら、人類の歴史からインフレが無くなりますよ(苦笑)。
また、日本国債の場合は円建てですし、購入層の大部分も日本人なので、
デフォルトの心配は無いという意見もありますけど、
敗戦直後の時のように、ハイパーインフレを起こして、国債が紙切れとなり、
日本国民の多くが資産を失った事実も、「問題ない」と思うなら、成り立つ意見でしょうね。
私は、日本がそんな状況になっても、デフォルトはしてないから大丈夫とは思えませんけど。

って、話がちょっと脱線気味になってしまいましたので、話を戻すと、
ポピュリズムの台頭、自国第一主義、対立の扇動、格差と差別の問題などなど、
コロナ禍の前から、世界中でいろいろとトラブルが生じつつあった中、
今までは抑えていく方向に進んできた、国家による強権の発動が、
今回のコロナ対応により、一転して解除される実例が生まれてしまい、
この流れだと、本当に、危険な火遊びに乗り出す国が出て来かねないというか、
コロナ以前に比べると、その確率はグッと上がってしまった気がするんですよね。
30年以内に、大国間で戦争が起こる可能性も、決して無くは無いと思います。

あと、ネットで世界が繋がり、国際企業が国家以上の存在になっていた流れも、
国家は強権を発動しない前提での力関係でしたので、それも変わってくるのかな?
コロナ前後で最も変わった事としては、長らく続いてきた国家権力の弱体化という傾向が、
ここで一転して、強まる方向に変わり始めた事なんだと思います!!
進捗著しいAIやデジタルの技術、ビッグデータなどと合わさる事で、
国民を監視したり、コントロールしたりする方向に進みそうな気がしますし、
それに対する国民側の警戒感や嫌悪感も、コロナ対策の中で薄らいだ気がするんです。
まあ、安心で合理的で、コントロールされる社会の状況を、
ユートピアと捉えるか? ディストピアと捉えるか? は、国民の気持ち次第ですけど。

ただ、こうした流れになった時に、
人権というブレーキが働かない中国は、やはり有利だと思いますし、
抱える膨大な国内市場と、成長著しい技術発展とが相俟って、
国際社会における中国の存在感がピークに達するのは、
今回のコロナ禍の影響もあって、10年か20年は早まるかも知れません。
そうなると、従来の見立てにあった、中国がピークを迎える頃には、
同時に、1人っ子政策のツケで、急激な人口減少と少子高齢化に襲われるという予想も、
社会全体が成熟しきる前に、成長の下降線を迎えるという予想も、修正が必要なのかな?
もちろん、前者に関しては、必ず訪れる中国の危機ではあるのですが、
後者に関して言うと、成長が早まれば、多少なりとも状況が変化するかもしれませんし、
そうして、中国の好調期が長く続くようだと、国際社会にも大きな影響を与えますよね。
アメリカ1強の時代から、Gゼロへの流れというのは、トランプ自身が進めちゃってますので。

って、何だか政治の話ばかりになってしまいましたので、市民生活の話に戻しますと、
今までは なかなか進まなかった、リモートによる労働や教育への転換が、
今回の世界的な外出自粛により、一気に進んだというのは、みなさん御存知の通りでしょうけど、
メディアも、ショッピングも、ネットが当たり前となった時代、
労働や教育の流れも、一旦始まれば後戻りはしないでしょうし、
逆に言えば、いち早く波に乗れた所が、1人勝ちできる状況になるかも?
そして、それは世界規模で同時に起きていて、そもそもネットは世界中に繋がってますから、
競争相手も、選択先も、全てが世界基準になっていくんですよね。
そうなると顧客側からすれば、質も上がり、選択肢も増え、メリットは大きいのですが、
サービスを提供する側、つまりは消費者目線から労働者目線に転じると、
グローバル化が更に加速する訳で、一部の人にはチャンスでも、大部分の人にはピンチでしょうね。

リモート・ワークとなれば、通勤に無駄な時間を使う必要が無くなりますけども、
つまりそれって、都会でも地方でも仕事が出来る訳で、能力がある人であれば、
田舎で暮らしながら、リモートで仕事とか、有意義な生活が送れそうでしょうが、
競争相手が増える訳で、そうじゃ無い人たちは大変ですよね・・・・
しかも、都会と地方に限らず、競合は世界にまで広がる訳ですし、
更には、デジタル向きに仕事内容が最適化されると、AIすら競合関係となります。
これだと、中間層の消滅に拍車が掛かり、格差は広がる一方になるのかな?
ギグ・エコノミーといった、労働力の切り売りが普及すると、労働単価も下がってくるでしょうし。
(いや勿論、1つの作品をみんなで作り上げるギグ・セッション自体は、価値があると思いますが)
あと、日本は全面的な都市封鎖は行わず、一部の休業要請に止めた為、
諸外国に比べると、オンライン化への大転換に乗り遅れた可能性はありますが、
とは言え、それでも日本で、ここまで急激に広まるとは、私的にも予想外でしたね。

その一方で、これは後述するのですが、
こうしたグローバル化や、AI技術の進歩などもあって、
近年では、「ベーシック・インカム」導入の意見を、耳にするケースが増えてきましたけど、
この政策は、それ自体の有効性よりも、実現の為の障壁の方が高くて、
実現性に関しては、なかなか難しいモノが今まではあったのですが、
今回のコロナ対策により、世界各国で現金給付という政策が行われましたし、
また同時に、失業者の急増や大不況、格差拡大の加速化などが重なるようだと、
上手く行くかは別として、導入に前向きな国が現れてくるかも知れませんね。
少なくとも その確率は、今回の件をキッカケに急上昇したように思われます。


> 唯一、堀江貴文さんだけが「これからは収入と仕事が減っていき、
> 余った時間で(お金を使わない)余暇を充実させる方向に変化していく」と具体的に未来像を提示しています。

ホリエモンは、都知事選に出るんですかねえ?
まあ今回は小池再選が濃厚で、自民党も独自候補の擁立を見送りましたし、
野党側も統一候補を出せ無さそうな状況なので、結果は火を見るよりも明らかですが、
それでもホリエモンが出馬してくれれば、賑やかし程度にはなりそうですからねえ(笑)。
少なくとも、都知事選が無関心にスルーされてしまうよりは、遥かにマシかと?

ちなみに、「仕事や収入が減り、金を使わない余暇が増える」というのは、
未来像と言いますか、十数年前と見比べると、そのまま現在の実状ですけどね。
まあ、仕事が減れば収入が減り、収入が減れば余暇にお金を使えないのは、
当たり前と言えば当たり前の事ですし、その傾向は今後、更に顕著になっていくでしょうが、
その一方で、「仕事が減れば時間は余るのか?」「無料や格安でも余暇は充実するのか?」
というのは、必ずしも一筋縄では行かない話のように思えます。

仕事が減っても収入が必要なら、ダブルワークやトリプルワークを強いられ、
それこそ「貧乏 暇なし」で、時間的にも、精神的にも、経済的にも、
とても余暇なんて楽しめる余裕は、なかなか持てなさそうです・・・・
また、確かに以前に比べると、無料や格安で楽しめる娯楽の質はグンと上がりましたけど、
しかし一方で、質の高い娯楽を生むには、相応の投資が必要なのは明らかであり、
逆に、そこそこ値段で楽しめる娯楽の質は、却って落ちてきている印象がありますね。
一部の金持ちであれ、多くの大衆であれ、文化を支えるにはパトロンの存在が不可欠なので。

これは何も娯楽産業に限らず、全ての業界でも言える事で、
ユニクロの服も、ダイソーの100円グッズも、安い値段でそこそこの商品が買え、
それは今までに比べると良い事である反面、高い値段で凄く良い商品との間にあった、
そこそこ値段で買えた、なかなか良い商品が消えてしまったという側面があります。
まあ要するに、1億総中流から、2極化の時代に入ったって事なんでしょうけど、
それを「充実」と呼べるかは、甚だ疑問な所がありますね・・・・

でもまあ、その2つの課題が解消される事こそ、
ホリエモンが描く未来像って事なのかも知れませんし、
恐らく、その解消法として念頭にあるのが、ベーシック・インカムの導入なんでしょうね。
ベーシック・インカムとして、最低限の生活が行える程度の金額が支給されれば、
「生きていく為の仕事」から、「充実感を得る為の仕事」に変わっていき、
生活する為に、余裕なく働く環境からは、ある程度解放されるかも知れません。
また、多少なりとも、時間的・精神的・経済的に余裕が生まれてくれば、
「娯楽への投資」も増えていき、質的にも充実する方向に進む可能性は有り得ます。

ですけど厳しい言い方をすれば、理想像を思い描くだけなら、誰にだって出来るんです。
なので、ここで重要となってくるのが、
「どうすれば、それを導入できるのか?」という方法論と、
「どうすれば、導入したモノを持続できるのか?」とい方法論なんですよね。
ハッキリ言ってしまうと、その辺りの能力が欠けている為に、
ホリエモンは、企業家としても、実業家としても、失敗してしまった訳ですし、
知らない人が聞けば、実に凄そうに思える話も、
知ってる人が聞くと、酷く薄っぺらい印象しか与えなかったので、
球団買収の件も、フジテレビ買収の件も、金の臭いに吸い寄せられた人間しか集まらず、
小泉郵政選挙で刺客候補として擁立されるも落選して、
最後は、粉飾決算で逮捕され、有罪となって刑務所送りでしたからねえ・・・・
前にも言いましたけど、常識に囚われない見方が出来る人なので、決して無能では無いですし、
良くも悪く目立つ、その行動力やアピール力というのも、別に嫌いじゃないですけど、
ただし、自分を大きく見せようというか、自らを過大評価しているタイプの人ですよね。
言動の大きさの割に、これと言う成果を何も残せていませんし、評価すらされていませんので。

まあホリエモン評は、これくらいにしておくとして、
ベーシック・インカムというのは、どうやって実現させるかのが、非常に難しい政策なんです。
まず最初に指摘されるのは、やはり財源の問題ですよね。
ぶっちゃけ、大増税をして、再配分の割合を増やす以外に、
まともな方法論は無いと思いますけど、それを大多数の有権者が納得するか否か?
それに、働かなくても生きていけるなら、怠け者ばかりの社会となり、
堕落して活力が失われる事を心配する意見も、決して少なくはないでしょう。
それらの反対意見を押し退けて、導入に持ち込むのは、並大抵の努力では出来ません。
また、仮に導入が果たせても、それが上手く回り続けられるかは別問題です。

例えば100年前にも、「共産革命」というモノが世界中を席巻しました。
正直、ベーシック・インカムよりも更に進んだ考え方ですし、理想論と言えば理想論でした。
では、それほど難しい政策が、一体どのようにして導入に至ったかと言えば、
2度の世界大戦の後に、暴力によって成し遂げられているんですよね。
そのような非常な手段が、ベーシック・インカム導入でも可能でしょうか?
(ただし今回のコロナ禍も、ある意味では有事であり、日本で言えば10万円給付のように、
 世界的にも同様の政策が採られたので、それが導入実現の端緒になる可能性は有り得ます)
そして、もし仮に、その導入が実現できたとして、
果たしてそれは、長い期間 継続して行えていけるモノなのでしょうか?
実際、ソ連も、東欧の社会主義国も、今では残ってませんよねえ?
そもそも、国家が存続していた時から、制度上の不備をいろいろと抱えており、
戦後昭和の日本こそが「世界で最も成功した社会主義国」とか言われたりしましたから(笑)。

ただこれも、実は重要な示唆を含んでいまして、
フランス革命の有名なスローガンに、「自由・平等・友愛」というのがありますが、
この中の「自由」と「平等」というのは、共存のバランスが非常に難しいモノなんですよね。
つまり何が言いたいかと言うと、冷戦期には資本主義と社会主義の2つの考え方があって、
自由を求める資本主義は、競争によって活力を生む反面、貧富の格差が生じて平等が失われ、
平等を求める社会主義は、保護によって安定を生む反面、活力が失われて自由も抑圧されました。
まあ政治的にも、権力が集中する社会主義は腐敗しやすかったり、
財力が集中する資本主義も腐敗しやすかったりと、それぞれ問題を抱えていましたけど、
立場が異なる敵が実在するという状況には、実は良い面もあったんですよね。
それは、資本主義でも保護を採り入れたり、社会主義でも競争を採り入れたりと、
敵の存在を意識する事で自制が働き、バランスが取られるという事でした。
ですが、その冷戦構造が、社会主義陣営の自壊により、あっさりと幕を閉じると、
自制を失った資本主義が暴走し始め、そして現在の状況に至る訳ですね・・・・

そういう意味では、ベーシック・インカムの政策案というのも、
ある意味では、社会主義の良い面も採り入れようとしていた
バランス感覚のある資本主義時代への懐古運動なのかも知れませんし、
技術進歩に伴う「デジタル社会主義」や「AI共産主義」といった
リバイバル運動なのかも知れません。
ただ、そうは言っても、やはり実現への道は困難ですよねえ・・・・
再配分を充実させる条件というのは、みんなが相当に余裕が有るか、
逆に、みんなが限界なほど余裕が無いかの、2択でしょうし、
まあ前者は有り得ないでしょうから、基本的には後者のケースだと思うんです。
って、この条件を迎えてる時点で、かなりヤバい社会状況ですよね(苦笑)。
そして、その前段階として、社会全体は落ちてきても、
「自分さえ何とかなれば」という、利己主義が剥き出しの時期を迎えるはずで、
その頃は再配分に対して、最も厳しい状況となるでしょうから、
ベーシック・インカムというのは、実現へのハードルが、相当に高い課題だと感じています。

> 話が多少それますが、ベーシック・インカムなんかも最初は明るい話かと思って調べていたのですが、
> 調べれるうちにこれが階級制度であるというのがよくわかりましたし。

ベーシック・インカムが階級制度になるかは、運用の仕方次第でしょうけどね。
社会階級を固定化する為の、飼い殺しの制度としてベーシック・インカムを使うなら、
確かにそうなる可能性はありますけど、必ずしもそうだとは限らないと思います。
例えば中東の産油国とかだと、国民には毎月30万円とかを配る替わりに、
王族たちによる独裁と、富の集約を認めさ、一切の文句を言わせない方法とかは、
そういう意味では、階級制度的なベーシック・インカムかも知れませんね。

とは言え、制限のない自由主義や資本主義とかも、
社会の格差を拡大させ、それを固定化させる特徴を持っていますから、
その言い方であると、自由主義や資本主義が階級制度であるとも言えてしまいます。
ですが実際は、やり方次第で、そうならない方法論とかもあるんですよね。
なのでベーシック・インカムも、例えば学費無償化とセットであれば、
貧しい家庭の出身者でも、実力次第で立身出世が叶い、階級の固定化は避けられます。
実際、教育や福祉が充実していた社会主義国の方が、
世襲の多い資本主義国よりも、そうしたケースは多かったでしょうから。

あとは、実際に配る金額の多寡であったり、
どの部分を無償化したり、限度額を設けたりするかですよね?
ベーシック・インカムの利点としては、
年金・医療費・学費・雇用保険・生活保護などを一律に一括して渡す事で、
それぞれの運用経費で失われる、大幅な支出分を抑えられると共に、
これ以上は補償しないよという、制限を設ける制度でもあります。
その為、例えば支給額以上に医療費が掛かる場合、その人たちは切り捨てるのか?
それとも、限度額を設けて救済するのか?で、
同じ制度でも、意味合いがかなり変わってくるはずです。
また、どれだけの金額を配るかで、「最低限の生活」で言う所の
「最低限」の度合いが、やはり動いては来ますよねえ・・・・

要するに、ベーシック・インカム導入で、明るくなるか? 暗くなるか? は、
正直な所、全ては運用次第であり、制度自体で決まる話では無いという事です。


[23172] 都知事選と解散総選挙返信 削除
2020/7/8 (水) 19:42:53 徳翁導誉

> > > > 仮に、新型コロナ自体の影響は、結果として限定的であったとしても、
> > > > 今回のコロナ禍がもたらした社会の変動は、歴史的に大きな転換点に成り得るかも?

> > > まだ終息の目処どころか、どこまで拡大するか未知数な現状ですけども、
> > > どんなに長期化した所で、感染拡大は数年の内には収まるでしょうし、
> > > コロナ後の変革された社会の方が、それよりずっと長く大きく影響があるはずなので、
> > > 今の内から考えてみたい気持ちはあるのですが、この状況下ですと尚早なのかなぁ?

> > 「コロナが歴史を劇的に加速させる」ということは、私が勝手に頭の良いと思っている方々が
> > 皆一様に口にするので、管理人さんにもぜひ詳しく話していただきたいです。
> > 私自身もトランプ大統領の誕生であったり、引きこもり人口が100万人近い、などの
> > ニュースを聞いているとこれから世の中変わっていくとは思っているのですが、
> > それが具体的にどういう方向性で変化していくのか?ということに関しては全く見当がついていません。

> とりあえず先週、全国的にも緊急事態宣言が解除されましたし、
> まずは一段落という事で、この話題にも少し触れておきましょうかねえ?(笑)

う〜ん、そして再び、誰からも反応ナシと(苦笑)。
緊急事態宣言の解除を待ったので、話題的に時機を逸したのか?
それとも、コロナ後の世界など、そもそも あまり関心を持たれてない話題だったのか?
今回のコロナ不況は、下手をすると、第二次大戦前の世界恐慌さえ、
連想させる感じになりつつある気が、個人的にはしてるんですけどねえ・・・・

もちろん、歴史そのままな再展開は有り得ませんし、
消費が落ち込んだまま、大規模な資金投入が続けば、
実体経済と大きく乖離した金融バブルさえ、一時的に起こる危険性もありそうですけど、
自国主義や保護主義だとか、ブロック化だとか、社会主義的政策だとか、
ポピュリズムにファシズムだとかは、歴史をなぞりそうな気がするんですよ。
ニューディール政策的なモノや、大企業の国有化など、世界各国でも起こり得るかも?
あと、コロナ対策だけでなく、コロナ不況による失業対策や、左派的ポピュリズムにより、
定額給付金が常態化して、ベーシック・インカムとなれば、見方次第では共産主義的ですし、
ビッグデータやAIの活用によって、100年前よりは上手く運用できるかも知れません。

また、それこそ最悪の場合、そこから戦争という危険性も、決して無く無いと思います。
そして、その危険性を軽視した政治家が暴走した時、それは現実になっていくと・・・・
実際に戦争が始まるまで、「自分たちは戦前にいる」などと、多くの人は考えもしないでしょうし。


> > 唯一、堀江貴文さんだけが「これからは収入と仕事が減っていき、
> > 余った時間で(お金を使わない)余暇を充実させる方向に変化していく」と具体的に未来像を提示しています。

> ホリエモンは、都知事選に出るんですかねえ?
> まあ今回は小池再選が濃厚で、自民党も独自候補の擁立を見送りましたし、
> 野党側も統一候補を出せ無さそうな状況なので、結果は火を見るよりも明らかですが、
> それでもホリエモンが出馬してくれれば、賑やかし程度にはなりそうですからねえ(笑)。
> 少なくとも、都知事選が無関心にスルーされてしまうよりは、遥かにマシかと?

結局、ホリエモン自身は都知事選に出馬しなかったものの、
ホリエモン新党からN国党の立花が出るも、日本第一党の桜井にすら遠く及ばない大惨敗・・・・
維新の小野も供託金没収ラインをギリギリ越えられず、れいわの山本も伸び悩み、
結果的には、思ってた以上に現職・小池の圧勝に終わりましたね。

とは言え、この人が今後4年間、
都知事を勤め上げると思っている人は、一体どれくらい居るのかなぁ?(苦笑)
来年の東京五輪が、開催されるにせよ、中止されるにせよ、
そこを終えてしまえば、当人にも都政への関心など、さほど無いでしょうし、
一段落後に、衆院選があるようなら、国政復帰も普通に有り得そうな気が・・・・
ただ、そうなると今度は、衆議院の解散が何時あるかですよね?
衆議院の任期は来年10月までなので、それまでに選挙があるのは確実ですが、
噂されてるように、今年の秋にでも解散があるようだと、
さすがに、このタイミングでは、都知事を辞職しての国政復帰は無さそう。
それこそ前回の衆院選同様、野党の足並みや準備が整わない状況ですので、
このコロナ下での解散批判を気にせず、「今なら負けない」と打って出れば、
自公で過半数は十分にキープできるとは思いますけど、どうするんでしょ?
(まあ、そこには当然、日本や国民の事など二の次なのですが・・・・)

とりあえず現状では、ポスト安倍に向けて、自民党内の抗争が激化し始めた中で、
(最近、自民党議員の事件が続いてるのは、内ゲバによるリークの結果だと見ています)
総理がレイムダック化しないよう、解散カードをちらつかせてる印象ですけど、
このまま政権求心力の低下が続けば、本当に解散に打って出る可能性はある気がします。
とりあえず選挙をやれば、党内における求心力は回復できますからねえ。
まあ、自民党の総裁任期は来年9月ですから、真っ当な政治であれば、
新総裁のもと、衆院選に挑むのが本来の姿なのでしょうけど、
影響力を残す為の「禅譲」を考えるのであれば、小泉政権末期のように、
安倍政権で選挙を行った上で、後継者にバトンタッチという手順になるかも?
以前は党内からも、安倍4選を求める声がありましたけど、
コロナ対応のマズさと、総理本人の疲労度合いから見て、その線はもう無いかと。
それでも、五輪だけは自分の手で行いたい意向が、思っていた以上に強いみたいで、
改憲着手も時間的に厳しい中、五輪から逆算した政権運営になっていくのかも知れません。

ちなみに来年7月には、都議選もあるんですけど・・・現状のままでは、
前回大勝した都民ファーストの急落は避けられないでしょうし、
年内に衆院選が無いようなら、小池側から何かを仕掛けてくる可能性も?
小池本人の政治目標は、一にも二にも「日本初の女性総理」の座でしょうから、
いざとなれば、東京五輪や都民ファーストだって、切り捨て対象なはずで、
国政転身の起爆剤として、自ら「五輪返上」を決断する可能性もある気はします。
五輪開催となると、来年の夏まで都知事として縛られる為、
却って政治的には、開催に固執しない方が自由にカードを切れる面はあるんですよね。
(勿論こちらも、東京や都民の事など二の次なのですが・・・・)

とは言え、小池自身には、組織や資金力はありませんから、
特に国政となると、どこかに寄宿せねばならないんですけど、
前回の衆院選では民進党を乗っ取ろうとするも、「排除」発言で自爆しましたし、
現状での選択肢となると、なかなか見当たらないのが実状だと思うんですよねえ。
小池人気にしても、3年前ほど高い状態では無く、勢いだけでは勝てないので。
そうなると、他力の要素は強くなりますけど、維新と国民民主が合併して、
そこの首相候補として担いでもらうのが、一番現実的なのかなぁ?
旧・希望の党である国民民主の面々が、小池にどういう感情を抱いてるかは不明ですけど、
今の国民民主には小沢が居るというのは、関係性の上では何気に大きい気はします。
ただ、この新党の場合は、自公から政権の座を奪い取ると言うよりは、
自公を過半数割れに追い込み、自公と連立して政権参画を目指す形になりそうかな?
(自民党の改憲勢力からしても、数の問題だけでなく、公明党に対する牽制に使えますし)

あと、辞職する都知事の後任候補としては、後継者なんて育てていませんから、
ここはもう橋下に立ってもらい、都民ファーストは看板を「東京維新」に変えるのが、
手っ取り早い気はしますし、これなら維新側にもメリットはありそうかも?
今回の都知事選にしても、維新の候補は供託金没収でしたし、
維新は現状、やはり大阪の地域政党から、勢力を拡大できてはいませんので、
都民ファーストを居抜き出来るなら、双方にとってWin-Winかも知れません。
小池ブームが沈静化した今、現状だと都議員たちの再選も、なかなか厳しいでしょうし。
(この場合、既に都民ファーストから維新に乗り換えた音喜多は、活用法がありそう)
また、維新と旧民主で新党となれば、名古屋の河村も合流しやすいかも?
そうなれば、3大都市から国政に「新しい風」を吹き込む構図を演出できるかと。

・・・って、これだけ書いておいて何ですけども、
本当にこんな風に展開するとは、まるで思ってませんけどね(苦笑)。

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