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[11303] Re2:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/5/27 (水) 23:15:20 徳翁導誉

> > 好評だったので、恐らく続編はあるでしょうけど、
> > それがあるか否かも、全ては視聴者の反応次第という枠なので、
> > 念の為に、メールを送ってみた方が良いのかなあ?(多分送らないけど)

> 1クール8回程度として、一年で2クールぐらいの頻度であれば、
> 定着するのでは、と思いますが・・・。
> 「ネタ切れ」になったりしないでしょうか(汗)

質を保てるかは解りませんが、ネタ自体は幾らでもあると思いますよ。
例えば江戸時代だけを取っても、様々な職業の人が居ましたし、
また、切り口を変えていけば、更にネタは増えますからねえ。
今回は江戸や室町が多かったですけど、明治とかもネタは豊富そうですし。

> > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> 第一回はカンネーの戦いですね。合戦や会戦をメインにした企画は
> NHKにしては珍しいです。焦点となる戦場を選ぶのに際して、何が基準になっているのでしょうか?
> 知名度や人気はさることながら、「歴史を変えた一戦」を考慮に入れているのでしょうか。
> 十三翼の戦いや、コンスタンティノープル攻略も出てきたりして。

パイロット版の番組を見た限りでは、「歴史を変えた一戦」といった所に比重は置かれず、
純粋に「采配」がメインの番組でしたね。
ゲストも将棋の棋士とか、野球の監督とかでしたし。
また、番組の構成上から、「これだ」というキーポイントのない戦いは、
例え有名で大きな戦いであっても、取り扱われる事はないかと思います。
そう言った意味では、「コンスタンティノープル攻略」は有り得るかも知れませんね?
「船を山越えさせる」という正解(史実)は、テレビ的には良さそうですし(笑)。


> そうでしたか。突っ走ればゴールデンと場違いな放送になりかねませんね。
> 修正を加えた結果、ヘキサゴンのような番組が出てくると。
> NHKが上手く軌道に乗せられるのに比して、民放では深夜からすると全く別の番組に
> なってしまったり、短命に終わってしまう差はなんなのでしょうか?

そもそもNHKでは、深夜1〜2時台の番組を、夜10〜11時台へ引き上げるくらいで、
深夜からゴールデンへと言った、無茶な枠移動はしていないように思います。
これくらいの移動なら、民放でも成功例はあるんじゃないですかねえ?
例えば最近ですと、テレ朝の「アメトーーク」だとか。

まあ、公共放送として受信料でやってるNHKと、CM収入でやってる民放とでは、
自ずと、「視聴率」への拘りが異なって来るのも当然ですけどね。
民放は視聴率(特にゴールデン)が収益に直結する訳ですし。
ですが皮肉な事に、今やゴールデンの視聴率トップはNHKなんですよねえ(笑)。
ここまで来ると、却って割り切っちゃう民放局なども出てきて、
「低視聴率でも利益が出れば良い」と、TBSなんて制作費削って低視聴率番組を垂れ流している為、
その日の最高視聴率番組が水戸黄門の再放送だったり、その日の平均視聴率が4%だったりと、
欧米諸国に比べれば、超破格値で電波を独占的に使用している立場であるのに、
随分とふざけた事態になっているんですよねえ・・・・

そう言えば先日、TBSアナウンサーのストライキがあった時に、
「アルバイトや派遣を切り、番組制作会社への支払いもカットしてるのに、
 自分たちだけ給料上げろってのはおかしくないか? 権利は認めるけど」と、
TBSラジオ内で、伊集院光に言われてたっけ(笑)。
まあラジオ業界なんて、この半年で人気番組が立て続けに潰されてますからねえ。
「聴取率(ラジオ版の視聴率)が取れてるのに、人気長寿番組が終わるのって、
 切られる出演者の責任じゃなくて、切ってる局側の責任じゃないの?」という発言も、
「一理あるなあ」とは思いますし(ラジオはスポンサー確保が大変なのも解りますけど)。

> 日本テレビ系列で「嵐の宿題くん」という深夜番組があるのですが、これの年末特番はそこそこ面白かったですね。
昆布や藁で船を作ったりするヤツですよねえ?
特番の方は、何度か見た事があります。
まあ、あれはあれで面白いんですけどね。


> 開始当初は衛星放送が地上波よりも普及するという話がありましたので、
> それと現在を比較するに、伸び悩んでいたかと思っていたのですが・・・。

う〜ん、「技術的にはそうした事も可能」という話だけで、
実際の所、本当にそうした事が起きるとは思われてませんでした。
簡単に言えば、東京のキー局が地上派と同じ電波をBSにも乗せれば、
地方の在住者でも、東京と同じ番組を同じ時間に視聴する事が可能となります。
そうなれば、日本全体で見た場合、恐らくBSの方が普及した事でしょう。
しかし、本当にそんな事をやれば、地方局はそのほとんどが壊滅してしまいます。
その為、地上派と同じ電波を流す再送信は、大きく制限されたんです。
現在ではそれも多少緩和されているのですが、キー局は地方に系列局を抱える事情から、
制限が厳しかった時代と、対応はほとんど変わってませんね。
地方系列局の少ないテレビ東京くらいかな、BSも有効活用しようとしているのは?
数日遅れでの番組のBS放送は、テレ東系列のなかった地方では好評だそうですし。

> でも知名度は低いですね。スポンサーとか付きにくそうですし、教養番組などが多い分、
> 視聴者の関心は低いようで。

教養番組は・・・あまり無いような気がしますが、
でも、海外の紀行モノや大自然モノは多いかな?
地上派は若者や女性へ偏重した作りが多いので、
最近では高齢層が、そういった番組を見る機会も増えているという記事は読んだ事があります。
あとスポンサーの方は、通販番組を垂れ流してる時間帯がかなり多いので、
スポンサーが付いていると言えば、そう言えなくはないかと(笑)。
って、本当は民放連の規則で「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言うのがあるんですけど、
ぶっちゃけ、そんな規則は全く守られていません(笑)。
ただし、これから新規参入するチャンネルに対しては、これを厳格に適用するのだとか・・・・
何と言うか、あまりにあからさま過ぎて、逆に笑えます。

> > > デジタル放送に完全移行したらどのような番組構成になるでしょうか・・・。
> > 既存の民放局が、無駄にチャンネル数やBSを抑えるくらいなら、
> > もっと新規参入させれば良いのに・・・と思うんですけどね。
> > 閉鎖的で、独占的な日本のマスコミ界を変革する為にも。

> ということは殆ど変わらない、ということですか。
> 大手五局が寡占を築いて利権護持しているのでは、不味いですよねえ。

更にマズいのは、各社程度の差こそあれ、
「新聞−テレビ−ラジオ」が一連の系列である5社なんですよねえ。
しかも、最も古いメディアである新聞が親玉なので、ネットとの融合が一向に進まない。
日本のマスコミ業界は、このトライアングルによる寡占状態が強固すぎて、
新規参入などは、現実的にほとんど有り得ません。
まあ一般視聴者の方も、新規参入なんか求めて無いという事情もあるのでしょうけど。
ちょうど1年半前、BSデジタルの方で「BS11」と「TwellV」が新規参入したんですが、
そもそも、この2つの新規局の存在自体、知っている方が少数派のような気がします・・・・
って、BS11の方は、まだ多少の努力が見えたりもするんですが、
TwellVの方は、もうほとんど通販専門局と化していますけどね(笑)。


> > 逆に、NHKが飛鳥時代のドラマ制作に挑戦した時、衣装も小道具も当然新調であった為、
> > 当初予定していた予算を大きく越えてしまい、責任者が地方へ飛ばされたなんて話も(笑)。

> 大化改新でしたっけ。あるいは聖徳太子でしたか。

その両方ですね。
当初の発表では「飛鳥3部作」との事だったのですが、
「聖徳太子」で金を掛けすぎ、責任者が地方へ飛ばされ、
衣装や小道具は既に作ってしまったので、やっつけで「大化改新」を作ったと。
まあ、その後に待っているのは「壬申の乱」ですから、
そんな中途半端な気持ちでは作れない題材なので、結局そこで打ち切りと・・・・
壬申の乱などと言ったら、武力による天皇位の簒奪劇ですからねえ。
相当の覚悟を持って「作ろう」と考えている人以外、まず手を出しませんよ。
そう言う意味ではやはり、大河で「太平記」をやった人は凄いと思います。

> 制作費の面でクリアできるなら、「坂の上の雲」がドラマ化されることですし、明治期の回を増やして欲しかったです。
> 江戸期は大河だけでなく、たびたび時代劇ドラマとして出てきますから作りやすいでしょうね。

まあ、本格的に作ろうと思えば別ですけど、
制作費の面では、明治はそんなに大変ではないと思いますよ。
明治が難しいのは、その近すぎる時代背景もありますが、
何より一般視聴者のウケが悪いんですよねえ(コアなファンも居ますけど)・・・・
簡単に言えば、「視聴率は取れないのに、抗議や圧力は多い題材」なので、
飛鳥や太平記のような物好きでも出てこない限り、作ろうという人が出てこないんですよ。


[11348] Re3:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/3 (水) 05:07:16 ミクシャ

> > 1クール8回程度として、一年で2クールぐらいの頻度であれば、
> > 定着するのでは、と思いますが・・・。
> > 「ネタ切れ」になったりしないでしょうか(汗)

> 質を保てるかは解りませんが、ネタ自体は幾らでもあると思いますよ。
> 例えば江戸時代だけを取っても、様々な職業の人が居ましたし、
> また、切り口を変えていけば、更にネタは増えますからねえ。
> 今回は江戸や室町が多かったですけど、明治とかもネタは豊富そうですし。

そうですねえ。江戸時代の被差別集落の生活や、漁撈民や狩猟の生活に密着するのも
面白そうだなあと思います。現代には残っていない、非日常の風景を切り取っても良いですね。
あとは琉球やアイヌとかも見てみたいかも。フォークロアの視点から作って見ると、嬉しいんですけども。
関心を寄せられることはできないかもしれませんが・・・。(費用面でも難アリですし)

> > > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> > 第一回はカンネーの戦いですね。合戦や会戦をメインにした企画は
> > NHKにしては珍しいです。焦点となる戦場を選ぶのに際して、何が基準になっているのでしょうか?
> > 知名度や人気はさることながら、「歴史を変えた一戦」を考慮に入れているのでしょうか。
> > 十三翼の戦いや、コンスタンティノープル攻略も出てきたりして。

> パイロット版の番組を見た限りでは、「歴史を変えた一戦」といった所に比重は置かれず、
> 純粋に「采配」がメインの番組でしたね。
> ゲストも将棋の棋士とか、野球の監督とかでしたし。
> また、番組の構成上から、「これだ」というキーポイントのない戦いは、
> 例え有名で大きな戦いであっても、取り扱われる事はないかと思います。
> そう言った意味では、「コンスタンティノープル攻略」は有り得るかも知れませんね?
> 「船を山越えさせる」という正解(史実)は、テレビ的には良さそうですし(笑)。

カンネーの戦いを視聴しましたが、意外と面白いですね。単調に戦いの経過をゲストと
見ていくのかと想像していましたが、ゲストに指揮を疑似体験させて、采配を考えさせると言うのは
良い意味で裏切られました。ゲストの考える采配を見て、色んな考え方があるもんだと。
戦場の選考は少数の不利で多数を負かせるというのが好まれるのですね。
コンスタンティノープルは厳しいかも・・・

> まあ、公共放送として受信料でやってるNHKと、CM収入でやってる民放とでは、
> 自ずと、「視聴率」への拘りが異なって来るのも当然ですけどね。
> 民放は視聴率(特にゴールデン)が収益に直結する訳ですし。
> ですが皮肉な事に、今やゴールデンの視聴率トップはNHKなんですよねえ(笑)。
> ここまで来ると、却って割り切っちゃう民放局なども出てきて、
> 「低視聴率でも利益が出れば良い」と、TBSなんて制作費削って低視聴率番組を垂れ流している為、
> その日の最高視聴率番組が水戸黄門の再放送だったり、その日の平均視聴率が4%だったりと、
> 欧米諸国に比べれば、超破格値で電波を独占的に使用している立場であるのに、
> 随分とふざけた事態になっているんですよねえ・・・・

視聴率目当てに不祥事を起こしたり、報道では扇情的な映像をわざと選んで流すことで、
メディアとしての質が低下したりと、テレビ局も視聴率に振り回されているような感じはしますね。
ゴールデンタイムを重視しているのに、入れる番組が無いなんて末期としか。

> そう言えば先日、TBSアナウンサーのストライキがあった時に、
> 「アルバイトや派遣を切り、番組制作会社への支払いもカットしてるのに、
>  自分たちだけ給料上げろってのはおかしくないか? 権利は認めるけど」と、
> TBSラジオ内で、伊集院光に言われてたっけ(笑)。
> まあラジオ業界なんて、この半年で人気番組が立て続けに潰されてますからねえ。
> 「聴取率(ラジオ版の視聴率)が取れてるのに、人気長寿番組が終わるのって、
>  切られる出演者の責任じゃなくて、切ってる局側の責任じゃないの?」という発言も、
> 「一理あるなあ」とは思いますし(ラジオはスポンサー確保が大変なのも解りますけど)。

ラジオはあまり聞くことが無いのでよくは分からないのですが、テレビがこれだけ苦戦しているなら
尚更ですよね。それでも人気番組を潰してしまうのはやりすぎかとは思いますが・・・
日本のストライキは欧米に比べて、世間からの風当たりが冷たいと言うのは
本当でしょうかね?それだけ根付いていないということにもなるでしょうけども。

> > 開始当初は衛星放送が地上波よりも普及するという話がありましたので、
> > それと現在を比較するに、伸び悩んでいたかと思っていたのですが・・・。

> う〜ん、「技術的にはそうした事も可能」という話だけで、
> 実際の所、本当にそうした事が起きるとは思われてませんでした。
> 簡単に言えば、東京のキー局が地上派と同じ電波をBSにも乗せれば、
> 地方の在住者でも、東京と同じ番組を同じ時間に視聴する事が可能となります。
> そうなれば、日本全体で見た場合、恐らくBSの方が普及した事でしょう。
> しかし、本当にそんな事をやれば、地方局はそのほとんどが壊滅してしまいます。
> その為、地上派と同じ電波を流す再送信は、大きく制限されたんです。
> 現在ではそれも多少緩和されているのですが、キー局は地方に系列局を抱える事情から、
> 制限が厳しかった時代と、対応はほとんど変わってませんね。
> 地方系列局の少ないテレビ東京くらいかな、BSも有効活用しようとしているのは?
> 数日遅れでの番組のBS放送は、テレ東系列のなかった地方では好評だそうですし。

なるほど。そうですか。地方局はそれこそ死活問題になりますか。
地方は地方で独自の番組編成を行っているところがほとんどですし、東京で試せない分、
地方でお試しに番組制作することもありますからね。
野球中継でも、9時を過ぎてしまうと「一部の地域」では番組が終わってしまいますけども
それを格差と見るか、地方の個性と見るかは難しいところです。

> > でも知名度は低いですね。スポンサーとか付きにくそうですし、教養番組などが多い分、
> > 視聴者の関心は低いようで。

> 教養番組は・・・あまり無いような気がしますが、
> でも、海外の紀行モノや大自然モノは多いかな?
> 地上派は若者や女性へ偏重した作りが多いので、
> 最近では高齢層が、そういった番組を見る機会も増えているという記事は読んだ事があります。
> あとスポンサーの方は、通販番組を垂れ流してる時間帯がかなり多いので、
> スポンサーが付いていると言えば、そう言えなくはないかと(笑)。
> って、本当は民放連の規則で「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言うのがあるんですけど、
> ぶっちゃけ、そんな規則は全く守られていません(笑)。
> ただし、これから新規参入するチャンネルに対しては、これを厳格に適用するのだとか・・・・
> 何と言うか、あまりにあからさま過ぎて、逆に笑えます。

収入源は通販ですか。しかし、民放連の規則を作っても守れないのでは、最初から作る意味があったのでしょうか。
そのくせ新規には強制と言うのも、本当チグハグですね。傍目には妨害するための措置にしか見えない(苦笑)
地上波のような華美な構成にはせずに、というところで存在意義を出そうとしているのかもしれませんが、
これから高齢人口と若年層が逆転する日本では、時代の先取りになるかもw

> > > > デジタル放送に完全移行したらどのような番組構成になるでしょうか・・・。
> > > 既存の民放局が、無駄にチャンネル数やBSを抑えるくらいなら、
> > > もっと新規参入させれば良いのに・・・と思うんですけどね。
> > > 閉鎖的で、独占的な日本のマスコミ界を変革する為にも。

> > ということは殆ど変わらない、ということですか。
> > 大手五局が寡占を築いて利権護持しているのでは、不味いですよねえ。

> 更にマズいのは、各社程度の差こそあれ、
> 「新聞−テレビ−ラジオ」が一連の系列である5社なんですよねえ。
> しかも、最も古いメディアである新聞が親玉なので、ネットとの融合が一向に進まない。
> 日本のマスコミ業界は、このトライアングルによる寡占状態が強固すぎて、
> 新規参入などは、現実的にほとんど有り得ません。
> まあ一般視聴者の方も、新規参入なんか求めて無いという事情もあるのでしょうけど。
> ちょうど1年半前、BSデジタルの方で「BS11」と「TwellV」が新規参入したんですが、
> そもそも、この2つの新規局の存在自体、知っている方が少数派のような気がします・・・・
> って、BS11の方は、まだ多少の努力が見えたりもするんですが、
> TwellVの方は、もうほとんど通販専門局と化していますけどね(笑)。

日本のメディア構造は本当に旧態依然ですね。第四権力とさえ言われるのに、行政の手が入らないのは
何故でしょうね。ただ、マスコミバッシングは醸成される空気にあるので、近い将来に
政治家の手が入るのではと期待していますが。。。
そういえば、報道や放送のチェック機関とかは働いているんですかねえ?
メディアの問題の中で外国受けが悪いのが、記者クラブ制度ですね。
アメリカのポリアーキーのランク付けをしているNGOの報告に、日本の減点部分があったのですが
そこに挙げられているのが、暴力団の存在と記者クラブ制度でしたし。
民営化や行政改革の次はメディア改革も期待したいところですが。。。

> > > 逆に、NHKが飛鳥時代のドラマ制作に挑戦した時、衣装も小道具も当然新調であった為、
> > > 当初予定していた予算を大きく越えてしまい、責任者が地方へ飛ばされたなんて話も(笑)。

> > 大化改新でしたっけ。あるいは聖徳太子でしたか。

> その両方ですね。
> 当初の発表では「飛鳥3部作」との事だったのですが、
> 「聖徳太子」で金を掛けすぎ、責任者が地方へ飛ばされ、
> 衣装や小道具は既に作ってしまったので、やっつけで「大化改新」を作ったと。
> まあ、その後に待っているのは「壬申の乱」ですから、
> そんな中途半端な気持ちでは作れない題材なので、結局そこで打ち切りと・・・・
> 壬申の乱などと言ったら、武力による天皇位の簒奪劇ですからねえ。
> 相当の覚悟を持って「作ろう」と考えている人以外、まず手を出しませんよ。
> そう言う意味ではやはり、大河で「太平記」をやった人は凄いと思います。

天皇家の権力抗争は中世まで続きますが、主体的に動けたのは上古までですしね。
菊タブーのあるこの国では、NHKでそれをやるのは意外とすごいのかも。
太平記は見た覚えが無いのですが、配役層が厚過ぎますねえ。
鎌倉炎上が語り草になったのでしたっけ?マイナーな時代背景の中でそれだけのものを
作れたのは、幸運なことかもしれません。

> > 制作費の面でクリアできるなら、「坂の上の雲」がドラマ化されることですし、明治期の回を増やして欲しかったです。
> > 江戸期は大河だけでなく、たびたび時代劇ドラマとして出てきますから作りやすいでしょうね。

> まあ、本格的に作ろうと思えば別ですけど、
> 制作費の面では、明治はそんなに大変ではないと思いますよ。
> 明治が難しいのは、その近すぎる時代背景もありますが、
> 何より一般視聴者のウケが悪いんですよねえ(コアなファンも居ますけど)・・・・
> 簡単に言えば、「視聴率は取れないのに、抗議や圧力は多い題材」なので、
> 飛鳥や太平記のような物好きでも出てこない限り、作ろうという人が出てこないんですよ。

抗議と圧力ですか。日清戦争以降は左巻きの方からは、プレ軍国主義の時代にしか映らないかも
しれませんけど、文明開化にロマンを求める人は少ないのでしょうか。
そういうプロデューサーが現れてくれるのを、気長に待つしかないですねw


[11359] Re4:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/3 (水) 23:32:35 徳翁導誉

> > > > ちなみに来月からの同じ時間では、「名将の采配」が放送されるそうです。
> カンネーの戦いを視聴しましたが、意外と面白いですね。単調に戦いの経過をゲストと
> 見ていくのかと想像していましたが、ゲストに指揮を疑似体験させて、采配を考えさせると言うのは
> 良い意味で裏切られました。ゲストの考える采配を見て、色んな考え方があるもんだと。

あっ、面白かったですか。それは良かった(笑)。
正直言うと、結果を知っている人には物足りなく、歴史に興味がないと見向きもしないと言う、
まことに視聴者ターゲットが分かり難い番組なので、
どういった感想が返ってくるか、ちょっと不安ではありました。
パイロット版よりも更に安上がりに見えるのは、金融危機の影響なのかな?


> 日本のストライキは欧米に比べて、世間からの風当たりが冷たいと言うのは
> 本当でしょうかね?それだけ根付いていないということにもなるでしょうけども。

まあ最近の日本では、ほとんどストはないですよね。
欧米に比べれば、日本は労働者の権利が弱いですから・・・・
まあ集団的自衛権と同じですね、「権利はあるけど行使は出来ない」と(笑)。
とは言え、あまり強すぎると、却って社会や経済が機能不全を起こしかねませんし、
いろいろと難しいところではありませけど。
ストの弊害で言えば、特にフランスが有名ですかねえ?
鉄道も、バスも、電力も、ガスも、消防も、警察も、
定期的にストが行われ、それが長期化する事も珍しくありませんから。
日本で同じようなことが行われたら、冗談抜きで社会機能が麻痺しますよ。


> なるほど。そうですか。地方局はそれこそ死活問題になりますか。
> 地方は地方で独自の番組編成を行っているところがほとんどですし、東京で試せない分、
> 地方でお試しに番組制作することもありますからね。
> 野球中継でも、9時を過ぎてしまうと「一部の地域」では番組が終わってしまいますけども
> それを格差と見るか、地方の個性と見るかは難しいところです。

う〜ん、地方局って金がないですからねえ。
独自編成は行ってますけど、独自制作の方は・・・・
特番を除けば、日頃はせいぜい夕方の地域密着情報番組くらいかと。
延長時に「一部の地域」となる原因は、地方は民放局の数が少ないからなんです。
簡単に言えば、9時までは日本テレビ、9時からはフジテレビみたいに編成していると。
大都市圏の人が地方の番組表を見たら、民放局の少なさに驚くと思いますよ(笑)。
・佐賀県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=saga
・福井県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=fukui
・宮崎県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=miyazaki


> > って、本当は民放連の規則で「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言うのがあるんですけど、
> > ぶっちゃけ、そんな規則は全く守られていません(笑)。
> > ただし、これから新規参入するチャンネルに対しては、これを厳格に適用するのだとか・・・・
> > 何と言うか、あまりにあからさま過ぎて、逆に笑えます。

> 収入源は通販ですか。しかし、民放連の規則を作っても守れないのでは、最初から作る意味があったのでしょうか。
> そのくせ新規には強制と言うのも、本当チグハグですね。傍目には妨害するための措置にしか見えない(苦笑)

ぶっちゃけて言えば、民放キー局は基本的にBSデジタルなんて要らないんです(笑)。
BSでも真面目に番組制作へ力を入れ、視聴率が取れる番組を作ったとしても、
それは地上波の視聴率を奪う事とイコールであり、真面目にやっても損をする。
かと言って、新規参入なんてさせたくないから、放送枠だけは押さえちゃう。
放送枠を保持しているだけだと赤字なので、通販番組を垂れ流して逆に金が貰えれば黒字になる。
それが民放キー局のBSデジタルの実体ですからねえ・・・・
逆に、BSデジタルのみの放送局である「BS11」などは、
昼間の通販番組で金を貯め、それを元手にして夜間の番組を流してますので、
民放キー局の方はあれでも、こうした独立局系の方は大目に見てあげたいんですよねえ。
まあ、ダブル・スタンダードになっちゃうかも知れませんが(笑)。


> 日本のメディア構造は本当に旧態依然ですね。第四権力とさえ言われるのに、行政の手が入らないのは
> 何故でしょうね。ただ、マスコミバッシングは醸成される空気にあるので、近い将来に
> 政治家の手が入るのではと期待していますが。。。
> そういえば、報道や放送のチェック機関とかは働いているんですかねえ?
> メディアの問題の中で外国受けが悪いのが、記者クラブ制度ですね。

「記者クラブ制度」に関しては、政権交代が起きれば変化があるかも知れませんよ。
民主党って既に、海外やフリーの記者に会見をオープンにしてますから、
民主党が政権を取った場合、それが政府にも持ち込まれる可能性は高いかと。
とは言え、いくら記者会見をオープンにした所で、情報発信側の構造が変わる訳ではないので、
実際はそんなに大きく変わる事はないかも?
でもまあ、やらないよりは、やった方が良いと、私などは思いますけど。

ただし、報道に対して政治の手が入る事には、私は反対ですね。
報道とは根元的に、政治への監視役を担っている訳で、
監視対象者がその監視役へ手を突っ込むのは、民主政治の根幹に関わる問題なので。
って、本当ならば、そう言う隙を政治側に与えないように、
報道側が自らを厳しく律し、自己浄化をしていくべきなんでしょうけど、
BSデジタルでも書いたように、現状では思いっきり独占利権の保全団体ですからねえ・・・・
しかも読売新聞のナベツネなどに至っては、自ら政治の中心に手を突っ込みますし。
監視役がプレイヤーになってどうするのかと?
最近では厚生労働省の分割案も、彼の提案だと言われてますからねえ。
直接的に政治へ加わり、報道を使って世論形成をしようとするんですから、本当にタチが悪いです。
まあ逆に言えば、所詮はただのサラリーマン社長でありながら、
ここまで出来る渡邉恒雄という人物が、大変興味深い存在ではありますけど(笑)。

って、イタリアなどはもっと凄くくて、ナベツネのような人間が首相をやってます。
正直言って、ナベツネが可愛く見えるくらいの(笑)。
ベルルスコーニという現職のイタリア首相なのですが、
イタリアに4つある民放局のうち3局を所有し、サッカーではACミランのオーナー。
そして何より、その失言癖は大変有名で、
欧州議会でドイツ人議員が彼を批判すると、「あなたはナチスの看守役にピッタリだ」
オバマが大統領に当選すると、「オバマは若くてハンサム、そして日焼けしている」
サルコジがイタリア人女性と再婚すると、「あなたの妻は、私があげたものだ」
中国の以前の大躍進政策に対して、「毛沢東は、赤ん坊を茹でて肥料にした」などなど、
その内容は日本の政治家がやる失言の比ではありません(笑)。
まあ先日も、トップレス・パーティーをやって叩かれてましたね。
この人もこの人で、なかなかに観察対象としては興味深い人物です。


> > 壬申の乱などと言ったら、武力による天皇位の簒奪劇ですからねえ。
> > 相当の覚悟を持って「作ろう」と考えている人以外、まず手を出しませんよ。
> > そう言う意味ではやはり、大河で「太平記」をやった人は凄いと思います。

> 天皇家の権力抗争は中世まで続きますが、主体的に動けたのは上古までですしね。
> 菊タブーのあるこの国では、NHKでそれをやるのは意外とすごいのかも。

NHK局内でも、「今はまだ早い」という反対意見があったそうですが、
「待っていても良い時期が来る訳ではない」と、制作側が押し切ったのだとか。
こういう所は、NHKの中にも「骨がある人が居るなあ」と思いますよ。

> 太平記は見た覚えが無いのですが、配役層が厚過ぎますねえ。
今でこそ、隠れた名作と呼ばれてたりもしますけど、
放送当時は、「トレンディー大河」とか揶揄されてたんですよ(笑)。
バブル期に作られた若者向けのお洒落なドラマは、
当時、「トレンディー・ドラマ」と呼ばれていたんですが、
そうしたドラマの若い出演者を、太平記では大量に配役してましたので。
ですが、それが前評判を覆し、結構ハマってたんですよねえ。
例えば陣内孝則の佐々木道誉などは、個人的にかなりの当たり役だと思いますし。
それ以外に中堅やベテランでも、なかなか配役は良かったですよ。
まあ個人的には、後藤久美子の北畠顕家と、赤井英和の楠木正季はアウトでしたけど(笑)。

> 鎌倉炎上が語り草になったのでしたっけ?マイナーな時代背景の中でそれだけのものを
> 作れたのは、幸運なことかもしれません。

片岡鶴太郎の北条高時と、フランキー堺の長崎円喜が、良い味を出してるんですよね。
ただ、鎌倉幕府の滅亡までに半分の話数を消費した為に、
その後の南北朝動乱の展開が、早いこと早いこと(笑)。
尊氏・直義の兄弟が対立する観応の擾乱など、アッという間に過ぎてしまいましたし。
とは言え、そうした時間配分での難点を除けば、個人的にかなり高評価な作品ですね。
当サイト内の「批評ページ」に、私の大河ドラマのレビューも書いてあるんですが、
私が見てきた大河ドラマの中では、最高点の「90点」をこの作品に付けてます。
http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/review/hihyou.cgi?mode=saiten_jump


> > 明治が難しいのは、その近すぎる時代背景もありますが、
> > 何より一般視聴者のウケが悪いんですよねえ(コアなファンも居ますけど)・・・・
> > 簡単に言えば、「視聴率は取れないのに、抗議や圧力は多い題材」なので、
> > 飛鳥や太平記のような物好きでも出てこない限り、作ろうという人が出てこないんですよ。

> 抗議と圧力ですか。日清戦争以降は左巻きの方からは、プレ軍国主義の時代にしか映らないかも
> しれませんけど、文明開化にロマンを求める人は少ないのでしょうか。
> そういうプロデューサーが現れてくれるのを、気長に待つしかないですねw

だからこそ、「坂の上の雲」の制作が発表された時は驚いたんですよ。
NHKがここまで大規模に日露戦争をドラマ化する訳ですから。
それに、原作者である司馬遼太郎は生前、この作品の映像化を拒んでましたからねえ。
(まあ原作者が死ねば、権利は遺族に移りますけど・・・こんなにすぐ許可するとは)
まさにダブルで驚きでした。

あと、抗議や圧力というのは、別に左からのモノだけではありません。
下手をすると、右からの方が強いかも?
例えば、不平等条約が完全撤廃されるまでの日本軍は、
欧州兵の捕虜は紳士的に扱いましたけど、一方で中国人などは平気で殺してます。
こうした事実を少し描いただけでも、右側の反発は大きいように思いますよ。
日本の立場から見れば、日清や日露は致し方ない面がありますけど、
客観的に見ると、日本が取った行動で擁護しきれないモノも確かにありますからねえ。
まあ、時代が時代だったと言えば、それまでなんですが、
特に日清戦争なんて、日本軍が交戦のうえ朝鮮王宮を軍事占領してから、
「朝鮮の独立を守る」として、清国に対して戦争を始めてますし・・・・
実際、その強引な開戦経緯には、明治天皇なども激怒してますので。


[11494] Re5:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/14 (日) 02:08:17 ミクシャ

> あっ、面白かったですか。それは良かった(笑)。
> 正直言うと、結果を知っている人には物足りなく、歴史に興味がないと見向きもしないと言う、
> まことに視聴者ターゲットが分かり難い番組なので、
> どういった感想が返ってくるか、ちょっと不安ではありました。
> パイロット版よりも更に安上がりに見えるのは、金融危機の影響なのかな?

なるほど。ですが、ライトな歴史ファンを対象としたのであれば、有り得るかも。
例えば、授業で習っていた頃歴史は好きだったけど、その後接点が無くなってそのまま社会人に〜
という人がいるのなら、興味は引けるのでは。
あるいは私がそうでしたが、結果は分かっていても、ゲストの考え方に着目する楽しみ方もありますし、
また、恥ずかしながら結果を知っているだけでしたので、転換点を三つに絞って過程を追っていくというのも
理解を助けることになりました。厳島もそれなりに楽しめましたね。

> まあ最近の日本では、ほとんどストはないですよね。
> 欧米に比べれば、日本は労働者の権利が弱いですから・・・・
> まあ集団的自衛権と同じですね、「権利はあるけど行使は出来ない」と(笑)。
> とは言え、あまり強すぎると、却って社会や経済が機能不全を起こしかねませんし、
> いろいろと難しいところではありませけど。
> ストの弊害で言えば、特にフランスが有名ですかねえ?
> 鉄道も、バスも、電力も、ガスも、消防も、警察も、
> 定期的にストが行われ、それが長期化する事も珍しくありませんから。
> 日本で同じようなことが行われたら、冗談抜きで社会機能が麻痺しますよ。

労組も強くないですね。日本の会社員は企業戦士と揶揄されるほど、会社に対する所属意識が
強いのもあるでしょうが・・・。改善されたのは過労死とかが問題になり始めた頃でしょうか?
争議権の使いどころは難しいですが、濫用しすぎるならナショナルセンターから指導したり
最終的には司法が介入することで、バランスを取ることはできないですかね。
日本では公務員の争議は禁じられていますが、国労や動労の遵法闘争は酷かったようで。
それが逆に、世論から労組に対するネガティブイメージを持たせた点は否めませんね。

> う〜ん、地方局って金がないですからねえ。
> 独自編成は行ってますけど、独自制作の方は・・・・
> 特番を除けば、日頃はせいぜい夕方の地域密着情報番組くらいかと。
> 延長時に「一部の地域」となる原因は、地方は民放局の数が少ないからなんです。
> 簡単に言えば、9時までは日本テレビ、9時からはフジテレビみたいに編成していると。
> 大都市圏の人が地方の番組表を見たら、民放局の少なさに驚くと思いますよ(笑)。
> ・佐賀県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=saga
> ・福井県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=fukui
> ・宮崎県 http://tv.yahoo.co.jp/listings/?area=miyazaki

凄いですね。都市圏に住む自分から見ると、ちょっと可哀想な・・・
地方まで全国一律のサービスを行渡らせると地方局が潰れる。
かといって今のままだと、地方局の独自性を生み出せるが、放送格差は残る。
こうなったら県レベルの地方局の合併吸収を促進して、例えば近畿圏、九州圏レベルのテレビ局を作り、
全国区の放送と競合させる・・・というのが良いのかな。相当困難ですが

> ぶっちゃけて言えば、民放キー局は基本的にBSデジタルなんて要らないんです(笑)。
> BSでも真面目に番組制作へ力を入れ、視聴率が取れる番組を作ったとしても、
> それは地上波の視聴率を奪う事とイコールであり、真面目にやっても損をする。
> かと言って、新規参入なんてさせたくないから、放送枠だけは押さえちゃう。
> 放送枠を保持しているだけだと赤字なので、通販番組を垂れ流して逆に金が貰えれば黒字になる。
> それが民放キー局のBSデジタルの実体ですからねえ・・・・
> 逆に、BSデジタルのみの放送局である「BS11」などは、
> 昼間の通販番組で金を貯め、それを元手にして夜間の番組を流してますので、
> 民放キー局の方はあれでも、こうした独立局系の方は大目に見てあげたいんですよねえ。
> まあ、ダブル・スタンダードになっちゃうかも知れませんが(笑)。

BSは副業でドル箱ですか。なんとまあ・・・
独立局の方が民放キー局より人気が集まるようになれば良いのですが。
こんな記事が出てきましたね。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090611_285743.html

> 「記者クラブ制度」に関しては、政権交代が起きれば変化があるかも知れませんよ。
> 民主党って既に、海外やフリーの記者に会見をオープンにしてますから、
> 民主党が政権を取った場合、それが政府にも持ち込まれる可能性は高いかと。
> とは言え、いくら記者会見をオープンにした所で、情報発信側の構造が変わる訳ではないので、
> 実際はそんなに大きく変わる事はないかも?
> でもまあ、やらないよりは、やった方が良いと、私などは思いますけど。

そうした努力はあればマシではありますけれど、慣例として定着させるなり
法令として今後も永続できるようにはした方がいいですよね。
ホワイトハウスや青瓦台では登録式になっているようですが・・・
それにしても、自民党内では廃止運動が起こらないのが不思議ですね。

> ただし、報道に対して政治の手が入る事には、私は反対ですね。
> 報道とは根元的に、政治への監視役を担っている訳で、
> 監視対象者がその監視役へ手を突っ込むのは、民主政治の根幹に関わる問題なので。
> って、本当ならば、そう言う隙を政治側に与えないように、
> 報道側が自らを厳しく律し、自己浄化をしていくべきなんでしょうけど、
> BSデジタルでも書いたように、現状では思いっきり独占利権の保全団体ですからねえ・・・・

民主主義の常道には外れますが、今のこうした状況を作り出したのは他ならぬマスコミ自身では。
言論の自由、体制の監視、この言葉を胸壁として聖域化し続けてきたのは問題だと思います。
一方で、例えば最高裁まで行った博多駅事件では、取材の自由について「止むを得ない場合は制限されることもある」
としていたり、捜査機関が取材資料を差し押さえられたり、取材源の秘匿が守れないなど
現在の司法運用では表現の自由や報道の自由がしっかり守られているとは言えないんですよねえ。
ある面では民主主義的な面で報道機関の権利を守るようにし、もう一方でマスコミの構造を再建する、というのが
これからの日本に必要な改革ではないかなと思います。
(でも本当はお上があれこれ決めるよりも、NPOとかの市民団体が力をつけて、
「監視役の監視役」を担って欲しいんですけどね。まだ日本の市民社会はその面で未成熟なので
もっと先になるんでしょう・・・。)

> しかも読売新聞のナベツネなどに至っては、自ら政治の中心に手を突っ込みますし。
> 監視役がプレイヤーになってどうするのかと?
> 最近では厚生労働省の分割案も、彼の提案だと言われてますからねえ。
> 直接的に政治へ加わり、報道を使って世論形成をしようとするんですから、本当にタチが悪いです。
> まあ逆に言えば、所詮はただのサラリーマン社長でありながら、
> ここまで出来る渡邉恒雄という人物が、大変興味深い存在ではありますけど(笑)。

ナベツネはプロ野球再編問題の時にも巨人軍オーナーとして、中心に立っていましたね。
報道と政治がここまで近すぎるというのは、非難されてしかるべきですよね。
日本の新聞局での報道記者は取材先がころころ変わるんですよね。一つの場所は1〜2年程度で。
正力松太郎との出会いから、強力な保守人脈を形成できたようですが、
冷戦期に万年与党だった自民党との繋がりは、そこまで押し上げた要因なのでしょうね。

> って、イタリアなどはもっと凄くくて、ナベツネのような人間が首相をやってます。
> 正直言って、ナベツネが可愛く見えるくらいの(笑)。
> ベルルスコーニという現職のイタリア首相なのですが、
> イタリアに4つある民放局のうち3局を所有し、サッカーではACミランのオーナー。
> そして何より、その失言癖は大変有名で、
> 欧州議会でドイツ人議員が彼を批判すると、「あなたはナチスの看守役にピッタリだ」
> オバマが大統領に当選すると、「オバマは若くてハンサム、そして日焼けしている」
> サルコジがイタリア人女性と再婚すると、「あなたの妻は、私があげたものだ」
> 中国の以前の大躍進政策に対して、「毛沢東は、赤ん坊を茹でて肥料にした」などなど、
> その内容は日本の政治家がやる失言の比ではありません(笑)。
> まあ先日も、トップレス・パーティーをやって叩かれてましたね。
> この人もこの人で、なかなかに観察対象としては興味深い人物です。

イタリアはマフィア関連の疑惑の中でキリスト教民主党が崩壊してしまいましたからね・・・。
日本では佐川事件とかリクルート事件の後、細川内閣が誕生した時も、自民党は残ったのですけど。
さすがラテン系の首相という感じですか、ね。それでも失言はひどいですがw
そう言えば、サミット中にプチ整形をしたとかマスコミに取り上げられていました。
ポプリスモなところが人気の秘訣なのかも。
 
> NHK局内でも、「今はまだ早い」という反対意見があったそうですが、
> 「待っていても良い時期が来る訳ではない」と、制作側が押し切ったのだとか。
> こういう所は、NHKの中にも「骨がある人が居るなあ」と思いますよ。

それは驚きですね。この頃って、まだ赤報隊事件で朝日新聞が狙われたのが
記憶に新しい頃でしたから。

> > 太平記は見た覚えが無いのですが、配役層が厚過ぎますねえ。
> 今でこそ、隠れた名作と呼ばれてたりもしますけど、
> 放送当時は、「トレンディー大河」とか揶揄されてたんですよ(笑)。
> バブル期に作られた若者向けのお洒落なドラマは、
> 当時、「トレンディー・ドラマ」と呼ばれていたんですが、
> そうしたドラマの若い出演者を、太平記では大量に配役してましたので。
> ですが、それが前評判を覆し、結構ハマってたんですよねえ。
> 例えば陣内孝則の佐々木道誉などは、個人的にかなりの当たり役だと思いますし。
> それ以外に中堅やベテランでも、なかなか配役は良かったですよ。
> まあ個人的には、後藤久美子の北畠顕家と、赤井英和の楠木正季はアウトでしたけど(笑)。

トレンディードラマと言われつつ、今にして見ると、若い出演者はどれも演技力の高い
人々が多いですね。豊作の時代だったんですよ。
真田広之も、陣内孝則も、柳葉敏郎も、今の映画では主役級の人々ですし。
この翌年には渡辺謙で独眼流政宗を放送していますからね。

> > 鎌倉炎上が語り草になったのでしたっけ?マイナーな時代背景の中でそれだけのものを
> > 作れたのは、幸運なことかもしれません。

> 片岡鶴太郎の北条高時と、フランキー堺の長崎円喜が、良い味を出してるんですよね。
> ただ、鎌倉幕府の滅亡までに半分の話数を消費した為に、
> その後の南北朝動乱の展開が、早いこと早いこと(笑)。
> 尊氏・直義の兄弟が対立する観応の擾乱など、アッという間に過ぎてしまいましたし。
> とは言え、そうした時間配分での難点を除けば、個人的にかなり高評価な作品ですね。
> 当サイト内の「批評ページ」に、私の大河ドラマのレビューも書いてあるんですが、
> 私が見てきた大河ドラマの中では、最高点の「90点」をこの作品に付けてます。
> http://f25.aaa.livedoor.jp/~douyo/review/hihyou.cgi?mode=saiten_jump

直義との兄弟対立の中で、南北朝の抗争がさらに混沌になるんですがねえ。
室町幕府が磐石になるのは義満の登場を待たなければなりませんし、
それ以降も「後南朝」として残り続けたり・・・。
却って、後半部分に手を出すとキリの良い終わりを見つけるのが難しくなったかもしれませんね。

> だからこそ、「坂の上の雲」の制作が発表された時は驚いたんですよ。
> NHKがここまで大規模に日露戦争をドラマ化する訳ですから。
> それに、原作者である司馬遼太郎は生前、この作品の映像化を拒んでましたからねえ。
> (まあ原作者が死ねば、権利は遺族に移りますけど・・・こんなにすぐ許可するとは)
> まさにダブルで驚きでした。

なるほど、そういうことでしたか。

> あと、抗議や圧力というのは、別に左からのモノだけではありません。
> 下手をすると、右からの方が強いかも?
> 例えば、不平等条約が完全撤廃されるまでの日本軍は、
> 欧州兵の捕虜は紳士的に扱いましたけど、一方で中国人などは平気で殺してます。
> こうした事実を少し描いただけでも、右側の反発は大きいように思いますよ。
> 日本の立場から見れば、日清や日露は致し方ない面がありますけど、
> 客観的に見ると、日本が取った行動で擁護しきれないモノも確かにありますからねえ。
> まあ、時代が時代だったと言えば、それまでなんですが、
> 特に日清戦争なんて、日本軍が交戦のうえ朝鮮王宮を軍事占領してから、
> 「朝鮮の独立を守る」として、清国に対して戦争を始めてますし・・・・
> 実際、その強引な開戦経緯には、明治天皇なども激怒してますので。

長崎事件などの逆のケースもありましたが、旅順虐殺は著名ですね。
乙未事変などは完全にテロですし。安重根を笑えない部分はありますよね・・・。
坂之上の雲にそうした記述があるかどうか、撮影されるかどうかは分からないですが。


[11514] Re6:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/14 (日) 19:39:57 徳翁導誉

> 厳島もそれなりに楽しめましたね。
私も少々楽しくなってきました(笑)。
何だかんだ言って、「戦術」を扱う番組なんて地上波にありませんからねえ。
次回のサラミス海戦の後は、ウィンブルドンで2週ほどお休みですが、
その次からは、どの戦場を選んでくるのかも興味ありますし。

> 最終的には司法が介入することで、バランスを取ることはできないですかね。
日本の司法って、そうしたバランス機関としての役割が欠けてますからねえ・・・・

> こうなったら県レベルの地方局の合併吸収を促進して、例えば近畿圏、九州圏レベルのテレビ局を作り、
> 全国区の放送と競合させる・・・というのが良いのかな。相当困難ですが

実現が可能であれば、私もそれが良いのでは?と思います。
地域レベルでなくても、各県に複数ある民放局を「1県1局」に統合すれば良いと思います。
キー局系列が広域放送圏である関東・関西・東海には、既に「独立UHF局」がありますし、
全国対象の放送局はBSで、地域や各県対象の放送局は地上波で、って感じでも面白かったかと?
まあ、「キー局の放送を垂れ流せばOK」という今までの方針ではいけなくなり、
経営的にも、かなり苦労はすると思いますけど、必然的に地域密着は深まるでしょうし、
1県1局に集約する事で情報発信力は強くなり、番組制作の自由度も格段にアップするので、
やる気のある放送人さえ居れば、現状よりも良くなると思いますよ。
って、もう放送界は既得権益が固定化してますし、
視聴者側もそうした変革を望んでないので、特に変わる事はないでしょうけどね。

> > ぶっちゃけて言えば、民放キー局は基本的にBSデジタルなんて要らないんです(笑)。
> > BSでも真面目に番組制作へ力を入れ、視聴率が取れる番組を作ったとしても、
> > それは地上波の視聴率を奪う事とイコールであり、真面目にやっても損をする。
> > かと言って、新規参入なんてさせたくないから、放送枠だけは押さえちゃう。
> > 放送枠を保持しているだけだと赤字なので、通販番組を垂れ流して逆に金が貰えれば黒字になる。
> > それが民放キー局のBSデジタルの実体ですからねえ・・・・

> BSは副業でドル箱ですか。なんとまあ・・・

いやいや、「ドル箱」とまでは言ってませんよ(笑)。
あくまで、「赤字を出さない」程度の話です。
「放送枠を押さえる」というのが、本来の目的ですので。

> 独立局の方が民放キー局より人気が集まるようになれば良いのですが。
> こんな記事が出てきましたね。
> http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090611_285743.html

結局、「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言う条件を設けられると、
新規参入できるのは、有料放送しか無くなりますからねえ・・・・
別業種の大企業による新規参入とかも噂されてましたけど、
現在の経済状況では、そんな余計な分野に手を出す余裕は無いでしょうし。
で、選ばれた新規参入局の顔ぶれは、CSの放送局ばかりとなると・・・・
「e2」が始まり、CS局への登録もかなり簡単になったのに、
今更CS局がBSでも放送を始めた所で、得する視聴者なんて居るんですかねえ?
経費上昇に伴う視聴料アップで、却って損する視聴者の方が多いかも知れません。
「全国で放送大学が見易くなる」くらいしか、プラス要素が無いような気も・・・・


> > 「記者クラブ制度」に関しては、政権交代が起きれば変化があるかも知れませんよ。
> > 民主党って既に、海外やフリーの記者に会見をオープンにしてますから、
> > 民主党が政権を取った場合、それが政府にも持ち込まれる可能性は高いかと。

> そうした努力はあればマシではありますけれど、慣例として定着させるなり
> 法令として今後も永続できるようにはした方がいいですよね。
> ホワイトハウスや青瓦台では登録式になっているようですが・・・

法令としてやるのは無理・・・と言うか、ダメでしょ?
取材する側の権利を制限する事になりますので。
でもまあ、慣例を打ち破ってさえしまえば、定着すると思いますよ。
ひとたび門戸を開放すれば、ふたたび閉ざすのは難しいでしょうし。

> それにしても、自民党内では廃止運動が起こらないのが不思議ですね。
まあ、マスコミと自民党は「持ちつ持たれつ」の関係でしたからねえ。
共に相手をうまく利用していたのですから、わざわざ変える必要はないでしょうし。

> > ただし、報道に対して政治の手が入る事には、私は反対ですね。
> > 報道とは根元的に、政治への監視役を担っている訳で、
> > 監視対象者がその監視役へ手を突っ込むのは、民主政治の根幹に関わる問題なので。

> 民主主義の常道には外れますが、今のこうした状況を作り出したのは他ならぬマスコミ自身では。

しかしその一方で、マスコミをそうさせたのは消費者である国民自身です。
マスコミと言えど営利団体なので、消費者の反応には逆らえません。
結局、日本人がそれを求めてこなかった事にも、問題の一端はあると思いますよ。


> > > 太平記は見た覚えが無いのですが、配役層が厚過ぎますねえ。
> > 今でこそ、隠れた名作と呼ばれてたりもしますけど、
> > 放送当時は、「トレンディー大河」とか揶揄されてたんですよ(笑)。

> トレンディードラマと言われつつ、今にして見ると、若い出演者はどれも演技力の高い
> 人々が多いですね。豊作の時代だったんですよ。
> 真田広之も、陣内孝則も、柳葉敏郎も、今の映画では主役級の人々ですし。
> この翌年には渡辺謙で独眼流政宗を放送していますからね。

いや、太平記は1991年放送で、独眼竜政宗は1987年放送ですよ。

> > 日本の立場から見れば、日清や日露は致し方ない面がありますけど、
> > 客観的に見ると、日本が取った行動で擁護しきれないモノも確かにありますからねえ。

> 長崎事件などの逆のケースもありましたが、旅順虐殺は著名ですね。
> 乙未事変などは完全にテロですし。安重根を笑えない部分はありますよね・・・。
> 坂之上の雲にそうした記述があるかどうか、撮影されるかどうかは分からないですが。

どうなりますかねえ?
物議を醸しそうモノは、あっさり流してしまうのが常道でしょうけど(笑)。


[11658] Re7:来月から同時間で「名将の采配」返信 削除
2009/6/23 (火) 00:08:35 ミクシャ

> > 厳島もそれなりに楽しめましたね。
> 私も少々楽しくなってきました(笑)。
> 何だかんだ言って、「戦術」を扱う番組なんて地上波にありませんからねえ。
> 次回のサラミス海戦の後は、ウィンブルドンで2週ほどお休みですが、
> その次からは、どの戦場を選んでくるのかも興味ありますし。

サラミス海戦も上々でしたね。地理的に制約のある戦いだったので、三回目の采配(作戦)については
大方見当が付いてしまうのが、少し残念でしたが・・・(ゲストの独創性ある采配が見たかったので)
第四回は「ガウガメラの戦い」ですか。管理人様の好きな(?)アレクサンドロス大王が指揮した戦いですね。
それ以降についてはフリードリヒ二世など持ってくるのではと期待しています。
七年戦争とか逆転劇にちょうど良いですからね。
本編で中国がまだ無いですね・・・パイロット版をまんま流したらどうしよう(汗)

> > 最終的には司法が介入することで、バランスを取ることはできないですかね。
> 日本の司法って、そうしたバランス機関としての役割が欠けてますからねえ・・・・

うーん。今の司法をバランス機関として期待するのは間違っているのでしょうか。

> > こうなったら県レベルの地方局の合併吸収を促進して、例えば近畿圏、九州圏レベルのテレビ局を作り、
> > 全国区の放送と競合させる・・・というのが良いのかな。相当困難ですが

> 実現が可能であれば、私もそれが良いのでは?と思います。
> 地域レベルでなくても、各県に複数ある民放局を「1県1局」に統合すれば良いと思います。
> キー局系列が広域放送圏である関東・関西・東海には、既に「独立UHF局」がありますし、
> 全国対象の放送局はBSで、地域や各県対象の放送局は地上波で、って感じでも面白かったかと?
> まあ、「キー局の放送を垂れ流せばOK」という今までの方針ではいけなくなり、
> 経営的にも、かなり苦労はすると思いますけど、必然的に地域密着は深まるでしょうし、
> 1県1局に集約する事で情報発信力は強くなり、番組制作の自由度も格段にアップするので、
> やる気のある放送人さえ居れば、現状よりも良くなると思いますよ。
> って、もう放送界は既得権益が固定化してますし、
> 視聴者側もそうした変革を望んでないので、特に変わる事はないでしょうけどね。

なるほどー。達見ですね。日本には経営状態も良くないのに、地方局が多すぎるんですね。
キー局から切り離す分、期限付きで中央政府から助成金を工面すれば・・・。
あるいはプロ野球やJリーグのように、各県に本拠地を置く企業をスポンサーに付けるとかw
地域密着と言うとNHKとぶつかりそうな気もしますが、そこはNHKに引いてもらって。
一県一局であれば、局地災害などの時も十全に発信力を生かせますからね。
ただ・・・挙げられた独立UHF局が置かれているのは日本の人口密集地帯で、裏日本や四国などで実施すると
ますます経営難になるかもしれませんねえ。(こうなると二県一局とか)
固定化された以上、再び流動的になる可能性は低いかもしれませんが、金融危機やテレビ離れが
進んでいる中、放送局は苦境に立たされているのですから、これからが変革のチャンスとも言えるかもしれないですよ。
一気に進めなくとも漸進的に進められれば・・・。
今後のメディア構造を考える上で、様々なプランを考慮しておくべきかと。

> > > ぶっちゃけて言えば、民放キー局は基本的にBSデジタルなんて要らないんです(笑)。
> > > BSでも真面目に番組制作へ力を入れ、視聴率が取れる番組を作ったとしても、
> > > それは地上波の視聴率を奪う事とイコールであり、真面目にやっても損をする。
> > > かと言って、新規参入なんてさせたくないから、放送枠だけは押さえちゃう。
> > > 放送枠を保持しているだけだと赤字なので、通販番組を垂れ流して逆に金が貰えれば黒字になる。
> > > それが民放キー局のBSデジタルの実体ですからねえ・・・・

> > BSは副業でドル箱ですか。なんとまあ・・・

> いやいや、「ドル箱」とまでは言ってませんよ(笑)。
> あくまで、「赤字を出さない」程度の話です。
> 「放送枠を押さえる」というのが、本来の目的ですので。

言いすぎでしたかw
失礼しました。

> > 独立局の方が民放キー局より人気が集まるようになれば良いのですが。
> > こんな記事が出てきましたね。
> > http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090611_285743.html

> 結局、「CMや通販などは全体の18%以内に抑える」と言う条件を設けられると、
> 新規参入できるのは、有料放送しか無くなりますからねえ・・・・
> 別業種の大企業による新規参入とかも噂されてましたけど、
> 現在の経済状況では、そんな余計な分野に手を出す余裕は無いでしょうし。
> で、選ばれた新規参入局の顔ぶれは、CSの放送局ばかりとなると・・・・
> 「e2」が始まり、CS局への登録もかなり簡単になったのに、
> 今更CS局がBSでも放送を始めた所で、得する視聴者なんて居るんですかねえ?
> 経費上昇に伴う視聴料アップで、却って損する視聴者の方が多いかも知れません。
> 「全国で放送大学が見易くなる」くらいしか、プラス要素が無いような気も・・・・

別業種の大企業による新規参入ってソフト○ンクでしょうか。
CSも大多数は火の車で、経営状態も耐えうるとは思えないのですがねえ。
キー局に倣って赤字を出さない経営も民放連の条件では出来ないでしょうし。
QVCはさすがにナンセンスですが、CS局が参入しようとしている背景には何があるんですかね?
「e2」で視聴が容易になったということは、CS側も重々承知の上かと思いますが・・・。

> > > 「記者クラブ制度」に関しては、政権交代が起きれば変化があるかも知れませんよ。
> > > 民主党って既に、海外やフリーの記者に会見をオープンにしてますから、
> > > 民主党が政権を取った場合、それが政府にも持ち込まれる可能性は高いかと。

> > そうした努力はあればマシではありますけれど、慣例として定着させるなり
> > 法令として今後も永続できるようにはした方がいいですよね。
> > ホワイトハウスや青瓦台では登録式になっているようですが・・・

> 法令としてやるのは無理・・・と言うか、ダメでしょ?
> 取材する側の権利を制限する事になりますので。
> でもまあ、慣例を打ち破ってさえしまえば、定着すると思いますよ。
> ひとたび門戸を開放すれば、ふたたび閉ざすのは難しいでしょうし。

あ、法令は権利を侵害しますか。民主党が政権取った時点で、記者クラブと馴れ合ったら
不味いなあと思いますけど(汗)
自社政権時代には朝日の記者が官邸で「進言」していたらしいので、旧社会党系議員を抱える
民主党がマスコミとの「持ちつ持たれつ」に目覚めるのでは。心配しすぎでしょうか

> > それにしても、自民党内では廃止運動が起こらないのが不思議ですね。
> まあ、マスコミと自民党は「持ちつ持たれつ」の関係でしたからねえ。
> 共に相手をうまく利用していたのですから、わざわざ変える必要はないでしょうし。

ここでも万年与党時代の弊害ですか。政局のスキャンダルは往々にして主要マスコミ系列で無い
傍流の週刊誌がすっぱ抜いてしまいますからねw週刊誌に多いのもそういうことなのかなと。
昭和期であれば官僚も法律の立案に参与していましたが、そちらとマスコミの
関係も「持ちつ持たれつ」に近いですからね。田中真紀子外相時代の外務省では官僚がリークを多用して
次官を追い落とそうとしたり・・・。民主党が政権を取ったら、再びそんなことが起こるのでしょうか。

> > > ただし、報道に対して政治の手が入る事には、私は反対ですね。
> > > 報道とは根元的に、政治への監視役を担っている訳で、
> > > 監視対象者がその監視役へ手を突っ込むのは、民主政治の根幹に関わる問題なので。

> > 民主主義の常道には外れますが、今のこうした状況を作り出したのは他ならぬマスコミ自身では。

> しかしその一方で、マスコミをそうさせたのは消費者である国民自身です。
> マスコミと言えど営利団体なので、消費者の反応には逆らえません。
> 結局、日本人がそれを求めてこなかった事にも、問題の一端はあると思いますよ。

そうですね・・・。責任を追及するなら、利用者の方にも問題はあったのは否めないですね。
書籍や市民運動によっても糾弾や抗議は行えたでしょうから・・・、
ただ、社会的・経済的に大きな力を持つ法人に対して一市民が立ち向かうには力の差が大きすぎるかと思います。
(公害事件のように目に見える形で被害者が出ているわけではありませんし)
また、情報革命まで情報経路をマスコミが一手に独占していたわけですので、反マスコミキャンペーンを
張ろうにも、恣意的に報道されなかった(あるいは過小化された)、という可能性はあります。
2000年代に入って、初めてではないでしょうか?ここまでマスコミ離れが進んでいるのは。
しかも先に挙げて下さったように新聞−テレビ−ラジオのトライアングルでガッチリ固めて
その上、利益護持については主要五社が横でカルテルのように連携を取るわけですから・・・
まあ、消費者の怠慢が先か、マスコミの責任が先か、ということになるのでしょうか。

> > トレンディードラマと言われつつ、今にして見ると、若い出演者はどれも演技力の高い
> > 人々が多いですね。豊作の時代だったんですよ。
> > 真田広之も、陣内孝則も、柳葉敏郎も、今の映画では主役級の人々ですし。
> > この翌年には渡辺謙で独眼流政宗を放送していますからね。

> いや、太平記は1991年放送で、独眼竜政宗は1987年放送ですよ。

おっと、そうでしたね。政宗でも真田広之と陣内孝則が出演しているようですが。

> > > 日本の立場から見れば、日清や日露は致し方ない面がありますけど、
> > > 客観的に見ると、日本が取った行動で擁護しきれないモノも確かにありますからねえ。

> > 長崎事件などの逆のケースもありましたが、旅順虐殺は著名ですね。
> > 乙未事変などは完全にテロですし。安重根を笑えない部分はありますよね・・・。
> > 坂之上の雲にそうした記述があるかどうか、撮影されるかどうかは分からないですが。

> どうなりますかねえ?
> 物議を醸しそうモノは、あっさり流してしまうのが常道でしょうけど(笑)。

でしょうねえ。まあ、バランスで戦争や残虐行為の暗い部分を描きつつ、文明開化の
ある種牧歌的でいて、毒の無い滑稽な面も描けるのが明治ですから。この時代に生きた人も殆ど鬼籍に入って、
記憶から歴史に移行しつつありますし。これが1920年代後半になると、金融恐慌→総動員体制まっしぐらなので。


[11675] 「名将の采配」7月分も判明返信 削除
2009/6/25 (木) 20:13:46 徳翁導誉

> 第四回は「ガウガメラの戦い」ですか。管理人様の好きな(?)アレクサンドロス大王が指揮した戦いですね。
ガウガメラが来ましたねえ。
好きですよ、アレクサンドロス大王(笑)。
ただ個人的には、イッソスの方を予想してましたので、ちょっと残念。
ルーキウスさん、予想的中おめでとうございます。

> それ以降についてはフリードリヒ二世など持ってくるのではと期待しています。
> 七年戦争とか逆転劇にちょうど良いですからね。

残念ながら、フリードリヒは来ませんでした。
以降の放送内容は以下の通りだそうです。
第4回 ガウガメラの戦い(アレクサンドロス大王)
第5回 上田合戦(真田昌幸)
第6回 アウステルリッツの戦い(ナポレオン)
第7回 城濮の戦い(重耳)
アウステルリッツは予想的中だったのですが、上田や城濮は予想外でしたねえ・・・・
日本で1本、中国で1本というのは当たったんですけど、源平と三国志だと予想してました。


> なるほどー。達見ですね。日本には経営状態も良くないのに、地方局が多すぎるんですね。
> キー局から切り離す分、期限付きで中央政府から助成金を工面すれば・・・。

期限付きとか、政府とかではなく、既に現実的な話として、
地方局へは、県が出資していたりします。
例えば福島テレビなんて、福島県が株式の50%握るを超筆頭株主です。
第3セクターで県が間接的にとか、電力会社などの準公的企業が出資しているケースも多いですね。
で、そこには、キー局の番組を垂れ流すだけ入ってくる利益を、
行政と地元企業と政治家で分け合う「負のトライアングル」が出来ている所も多いです。

> 地域密着と言うとNHKとぶつかりそうな気もしますが、そこはNHKに引いてもらって。
> 一県一局であれば、局地災害などの時も十全に発信力を生かせますからね。

いや、報道の客観性保持から言って、最低限2つは必要でしょうから、
公的なNHKの他に、民放局を少なくとも1つという意味ですね。


> > 別業種の大企業による新規参入とかも噂されてましたけど、
> > 現在の経済状況では、そんな余計な分野に手を出す余裕は無いでしょうし。

> 別業種の大企業による新規参入ってソフト○ンクでしょうか。

記憶が曖昧なので、間違ってる可能性も高いですが、
一応書いておくと、ソニーとか、トヨタとかがあったような気が・・・・
不正確なので、間違っていても責任は取りません(笑)。
取り敢えず、前回の募集で参入した「BS11」は、親会社がビックカメラでしたね。
この時にソフトバンクも参入を検討してましたが、結局やめたような記憶があります。

> QVCはさすがにナンセンスですが、CS局が参入しようとしている背景には何があるんですかね?
> 「e2」で視聴が容易になったということは、CS側も重々承知の上かと思いますが・・・。

簡単に言えば、通信容量が増えて「高画質・高音質」の放送が可能。
あとは、やはりCSよりもBSの方が視聴者数が多いので、
契約して貰える機会が増えるとかですかねえ?
放送電波を飛行機のシートに例えれば、
「地上派:ファーストクラス」「BS:ビジネスクラス」「CS:エコノミークラス」
って感じですか(笑)。


> 民主党が政権取った時点で、記者クラブと馴れ合ったら
> 不味いなあと思いますけど(汗)

共に損得勘定が働くので、大手マスコミとの馴れ合いが無くなるとは思いませんが、
少なくとも、現状よりはそこそこマシになると思いますよ。
今までフリーや海外の記者も受け入れてきて、
政権を取った途端、彼らを排斥し出せば、デメリットの方が大きいでしょうし(笑)。
まあ、記者クラブ制度を特に目の敵にしていたのが、前代表の小沢だったので、
マスコミが小沢おろしを煽ったのも、そうした面もあるかも知れません。

> 自社政権時代には朝日の記者が官邸で「進言」していたらしいので、旧社会党系議員を抱える
> 民主党がマスコミとの「持ちつ持たれつ」に目覚めるのでは。心配しすぎでしょうか

民主党の旧社会党系を心配する前に、
小沢も鳩山も岡田も、もともと自民党ですので(笑)。
あとついでに、一括りに旧社会党系と言っても、
そもそもあそこは右派と左派の2派に分かれていて、
小沢と組み、細川政権を誕生させたのは右派主導、
そこから離れ、自社さ連立政権を組んだのは左派主導、
そして民主党への合流後は右派主導(左派は社民党に残留組も)となっています。

> ここでも万年与党時代の弊害ですか。政局のスキャンダルは往々にして主要マスコミ系列で無い
> 傍流の週刊誌がすっぱ抜いてしまいますからねw週刊誌に多いのもそういうことなのかなと。

いや、それはもう、日本マスコミの構造になっちゃてますね。
大手メディアはミスするのを嫌う・・・と言うか、ミスした時に責任を取りたくないんですよ。
よく官僚叩きをやってますけど、彼らもかなり官僚的なので。
だから、そうした危険な綱は週刊誌にやってもらい、
果実が大きく育った所で安全にそれを頂戴し、メンツと高給は維持すると(笑)。
まあ、サラリーマン・ジャーナリストですからねえ・・・・

> 昭和期であれば官僚も法律の立案に参与していましたが、
昭和というか、今でも変わらずそうですよ(笑)。
参与どころか、彼らが主体となって法律を作ってます。
ですので官僚からすると、「良い大臣」とは「言いなり大臣」の事です。

> 田中真紀子外相時代の外務省では官僚がリークを多用して
> 次官を追い落とそうとしたり・・・。民主党が政権を取ったら、再びそんなことが起こるのでしょうか。

んん?
次官って事務次官のことですよねえ?
その次官(大臣補佐役)というのが、その省庁における官僚のトップですよ。
ですから基本的には、次官が面倒な大臣を追い落とそうとするんです。


> > > 民主主義の常道には外れますが、今のこうした状況を作り出したのは他ならぬマスコミ自身では。
> > しかしその一方で、マスコミをそうさせたのは消費者である国民自身です。
> > マスコミと言えど営利団体なので、消費者の反応には逆らえません。
> > 結局、日本人がそれを求めてこなかった事にも、問題の一端はあると思いますよ。

> そうですね・・・。責任を追及するなら、利用者の方にも問題はあったのは否めないですね。
> 書籍や市民運動によっても糾弾や抗議は行えたでしょうから・・・、
> ただ、社会的・経済的に大きな力を持つ法人に対して一市民が立ち向かうには力の差が大きすぎるかと思います。

いや、そんな大層な市民運動とかは必要ありません。
ただ単純に「買う」「買わない」ってだけの話ですので(笑)。
例えば、「日本の政治報道は、政策ではなく政局ばかりだ」と言われますが、
政策よりも政局をやっていた方が、視聴率も取れ、新聞も売れるんです。
政局よりも政策を扱った方が利益が出るなら、マスコミだってそうしますよ。
朝日新聞などは歴史がある分、過去の報道姿勢とかも解るのですが、
読者が平和を願えば反戦記事を、読者が好戦気分なら扇動記事を書きます。
報道の質も、政治家の質も、結局は国民自体の質を写す鏡でしかないんです。

日本の場合、政治ではあまり見られませんが、スポーツとかだとありますよね(笑)。
例えば、巨人で当時の長嶋監督や原監督がクビになった時など、
巨人ファンが親会社の新聞を買わなくなるので、売り上げが落ちたりとか。
そうした影響もあってか、2人とも監督に返り咲いています。
まあ、ある意味では、政治じゃ起きないけど、スポーツだと起きるというのは、
日本がそれだけ平和な事の証と言えなくも無いかも?(笑)


> > > 坂之上の雲にそうした記述があるかどうか、撮影されるかどうかは分からないですが。
> > どうなりますかねえ?
> > 物議を醸しそうモノは、あっさり流してしまうのが常道でしょうけど(笑)。

> でしょうねえ。まあ、バランスで戦争や残虐行為の暗い部分を描きつつ、文明開化の
> ある種牧歌的でいて、毒の無い滑稽な面も描けるのが明治ですから。この時代に生きた人も殆ど鬼籍に入って、
> 記憶から歴史に移行しつつありますし。これが1920年代後半になると、金融恐慌→総動員体制まっしぐらなので。

話はちょっとズレますが、いつか「西園寺公望」の大河を見てみたいなあ(笑)。

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