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[23000] 新型コロナウイルスと来るべき未来返信 削除
2020/4/5 (日) 15:04:08 初雪戦線

すみません、返信遅れました。
あと拙い文章ですみません。

・インターネットと情報の偏り

いきなりコロナに関係ない話題ですがw

> 本題に入る前に、いきなりツッコミになっちゃうのですが(笑)、
> ネットよりもリアルの方が、それこそ物理的に、近い人としか交流できませんし、
> ネット自体にしても、SNSであったり、AIによるオススメ記事であったり、
> そればかりだと入ってくる情報が偏るだけで、全体的な情報は多様で豊富かと?


うーん、インターネットには豊富な情報があるのは確かなのですが、それが各個人にまんべんなく入ってくるかどうかというのはまた別問題だと思うんですよね。
ネットの基本は検索ですが、そもそもその検索という行為自体が自分の知っている範囲のことしか検索しませんし。
そういう意味では家族なんかは逆に今の時代、それぞれがばらばらのニュースソースに接しいるので情報源としては多様性に富んでいるのではないかと思ってます。

・私の周辺でのコロナの影響

一応私のほうでも生活関連の情報を共有しておきます。
この春から新大学生なのですが、入学式は映像参加になりました。
資料配布などがあったので大学自体には集まったのですが、教室でスクリーンを見るだけ、学生以外の保護者なども不参加でした。
授業自体も20日から始まることになっています。これはほかの大学の学生も多くがそんな感じらしいです。
ただ若者自身はあまり重大視はしてない、というのは私も感じます。
あと個人的には図書館が閉まるのが結構つらいw

・コロナウイルスに関する情報

現時点で役に立った情報ソースをまとめておきます。

安川新一郎 note
https://note.com/syasukaw

専門家会議の「クラスター対策」の解説 ――新型コロナウイルスに対処する最後の希望
https://note.com/kyoshimine/n/n6bf078a369f9

NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/

堀江貴文 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=xDBtQCQ6fWk

・コロナウイルスの今後について

現在、ウイルスがアマゾンの奥地からアフリカまで拡散されてしまった以上、もうこれは「集団免疫を獲得して死者の推移が落ち着いたあたりで世間で話題にならなくなる」
というのが現実的な落としどころなのでしょうか?
仮にロックダウン等をして日本で感染者がいなくなったとしても、海外からの渡航者によってウイルスがもたらされるのは防ぎようがありませんからね。
ワクチンや治療薬の開発状況にもよるでしょうが、少なくとも1年くらいはこんな状態が続く、という感じなのでしょうか?

・世界の今後について

> > 仮に、新型コロナ自体の影響は、結果として限定的であったとしても、
> > 今回のコロナ禍がもたらした社会の変動は、歴史的に大きな転換点に成り得るかも?

> まだ終息の目処どころか、どこまで拡大するか未知数な現状ですけども、
> どんなに長期化した所で、感染拡大は数年の内には収まるでしょうし、
> コロナ後の変革された社会の方が、それよりずっと長く大きく影響があるはずなので、
> 今の内から考えてみたい気持ちはあるのですが、この状況下ですと尚早なのかなぁ?


> とりあえず、今まで頭の中で描いてた「世界の未来予想図」を、
> 大きく変更させる程の激震では無いものの、変化は劇的に加速させる気がするんです。
> そういう意味で私たちはWW2終結以降、最大の「国際有事」に直面しているのかも?
> 平成の初年度にも、冷戦構造の崩壊という一大転換点がありましたけど、
> 令和の初年度に起こった今回のコロナ禍は、それに劣らぬ転換点になるかも知れません。


「コロナが歴史を劇的に加速させる」ということは、私が勝手に頭の良いと思っている方々が皆一様に口にするので、管理人さんにもぜひ詳しく話していただきたいです。
私自身もトランプ大統領の誕生であったり、引きこもり人口が100万人近い、などのニュースを聞いているとこれから世の中変わっていくとは思っているのですが、
それが具体的にどういう方向性で変化していくのか?ということに関しては全く見当がついていません。

唯一、堀江貴文さんだけが「これからは収入と仕事が減っていき、余った時間で(お金を使わない)余暇を充実させる方向に変化していく」と具体的に未来像を提示しています。
確かにある程度そうなのだろうと思うのですが、一方でそれはコインの表側しか見てないような、実は裏側にはとんでもないことになっているのではないか?という気がしています。

話が多少それますが、ベーシック・インカムなんかも最初は明るい話かと思って調べていたのですが、調べれるうちにこれが階級制度であるというのがよくわかりましたし。


[23002] 追記:巨大IT企業と政治返信 削除
2020/4/7 (火) 21:49:02 初雪戦線

思い付いたことがあるので追記させてください。
今回のコロナウイルスの件で、LINEが健康診断をやったり、gogleが位置情報からウイルス拡散に関する人の移動のデータを公開したのはもっと注目されてもよいことだと思うんですよね。
極端に言えば、十年後にまた感染症が流行ったら、そのときに感染症対策を主導しているのはwhoではなくgogleなどかもしれない、ということです。
例えばgogleが「アメリカの感染拡大のデータから、日本ではこういう対策を行ったら良い」というような提言をしてくれば、それはもう和牛券配ろうとしてる政府よりgogleの言うことに従う、というような個人や企業が出てきてもおかしくないと思うんですよね。
彼らならば、gogleの位置情報と、Amazonの物流情報と、PayPayの経済データを総合して、こういう対策をとれば一週間後、半月後、一ヶ月後、半年後にはこれだけ感染が広がって、経済にはこれだけの影響が出る、逆にこういう対策なら感染をこれだけ防げる、というようなことを提示できちゃう気がするんですよね。

現にYouTubeは、既に正常な民主国家ならば不可能な「検閲」をやっているわけですよ。
ヘイトスピーチ規制なんかは民主国家がやろうとすると議論ばかり盛り上がってなかなか実行に至れませんが、YouTubeなんかはスパッと動画を削除してしまっている。
東浩之さんは『一般意思2.0』という本で、ネットによる新たな政治形態を模索しています。
それは例えば「地域のどこに病院を作るのか」という政治問題ならば、患者とか既存の病院のデータとかを公開してしまって、それを元に時間のある人(例えば定年後のお年寄りなど)中心に議論を進めていけば議会なんか要らないかもしれない、ということです。
それは現在のgogleならば「YouTubeでこんな動画を削除したところネットでは反発がかなりある。じゃあもっと規制を緩くしよう」みたいな形で結構実行されてるんじゃないかと思うわけです。


[23003] 元来、企業と国家は共存できないはず。その矛盾が現代社会の荒廃を招いた。返信 削除
2020/4/7 (火) 22:15:39 聖職者

 初雪戦線さんのお話に同意します。

 その上で言うと民主主義と言う主義の寿命は尽きたと言う事だと思います。
企業や投資家らにとっては民主主義は邪魔です。
企業の活動を狭める不当な主義だからです。

 古代ギリシャ・ローマの民主制は軍国主義により滅びました。(スパルタとローマ帝国軍)
近代民主主義は資本主義により滅びました。
ということです。

 巨大IT企業が支配しているプラットフォームは「荘園」の現代版とも言えるものなので、
このまま、企業が領主のデジタル封建制が始まるかもしれませんが。

 そんな巨大IT企業も敵がいます。
強権国家です。彼らは国家権力と言う一番の権力(私は国家否定論者なので国家権力の存在も否定しています。)を使って、
最新のIT技術と組み合わせて、監視国家・思想統制国家を作ることが出来ます。
全体の幸福・福祉のためとかたわごとを言ってね。

 今世紀はそういう強権国家と巨大IT企業、
国家VS企業の戦いの始まりの世紀だと思います。
で、それが後1,2世紀くらい続いて、
その勝者が第三のミレニアムの支配者となるでしょう。

以上 駄文でした。


[23005] Re:追記:巨大IT企業と政治返信 削除
2020/4/8 (水) 00:25:13 マンネルヘイム

▼ 初雪戦線さん
> 思い付いたことがあるので追記させてください。
> 今回のコロナウイルスの件で、LINEが健康診断をやったり、gogleが位置情報からウイルス拡散に関する人の移動のデータを公開したのはもっと注目されてもよいことだと思うんですよね。
> 極端に言えば、十年後にまた感染症が流行ったら、そのときに感染症対策を主導しているのはwhoではなくgogleなどかもしれない、ということです。
> 例えばgogleが「アメリカの感染拡大のデータから、日本ではこういう対策を行ったら良い」というような提言をしてくれば、それはもう和牛券配ろうとしてる政府よりgogleの言うことに従う、というような個人や企業が出てきてもおかしくないと思うんですよね。
> 彼らならば、gogleの位置情報と、Amazonの物流情報と、PayPayの経済データを総合して、こういう対策をとれば一週間後、半月後、一ヶ月後、半年後にはこれだけ感染が広がって、経済にはこれだけの影響が出る、逆にこういう対策なら感染をこれだけ防げる、というようなことを提示できちゃう気がするんですよね。
>

データはデータでしか無いと思いますけどねぇ。
そもそもグーグルは『会社』。営利目的に動く存在です。
感染症に対し対応することが利益にならなきゃきっと対応してくれません。
『主導』と言うレベルでグーグルが感染症対策に関わるインセンティブがあるんですかね?
勿論データはデータでしかありませんから、それを分析するスタッフ……きっと国立研究所でやっていけるような優秀な研究員達を集めて、
それを基に政策を立案するスタッフ……こちらは官僚に匹敵する人材を集める。そこまでするかなぁ?

政府や研究機関からの協力要請を受ける、今みたいに利用者に対し多少のサービスを提供するぐらいが関の山では?

それに……企業は利益しか追及しませんしね。
環境への取り組み、福祉への取り組み、文化振興の取り組み、これらも究極的にはそうした方が儲かるからやってるというのは否定できない側面です。
やはり企業に公共を委ねすぎるとロクな事にはなりませんし、感染症対策を『主導』するような未来は企業側も望まないでしょうし、
我々にも望ましく無いでしょう。

> 現にYouTubeは、既に正常な民主国家ならば不可能な「検閲」をやっているわけですよ。
> ヘイトスピーチ規制なんかは民主国家がやろうとすると議論ばかり盛り上がってなかなか実行に至れませんが、YouTubeなんかはスパッと動画を削除してしまっている。

企業を縛るのは利益であって人権ではありませんからねぇ。
国家はあらゆる人間(国民)の表現の自由に配慮しなくてはならない。
企業は最大の顧客の表現の自由(あるいは快適さ)に配慮した方が良い(しなければ競争に負けると言い換えても良いでしょう)

企業は一般の社会通念上許されないような言動を行う人々(顧客)を、一般の社会通念に従う遥かに多くの人々(顧客)の快適さの為に排斥できます。しても許されます。
国家は本質的に人民の権利を保障しなければならない為、一般の社会通念上許されないような言動を行う人々を容易に排斥できません。
これを以って企業の方が優れているというのは簡単かもしれませんが、
現実問題としては企業のざっくばらんな『検閲』で誤射を食らっている人々が割といますからねぇ。
今ここに文章を書いている私や、それを読んでいる貴方が何かの拍子に食らってもおかしくない程度に誤射は頻発しています。
他スレの話ですが管理人様もYouTubeから誤射を食らってましたし。
企業サービスからの排斥もまあ大変ではありますが、国家からの排斥となるとまあ……取り返しがつきませんしねぇ。

> 東浩之さんは『一般意思2.0』という本で、ネットによる新たな政治形態を模索しています。
> それは例えば「地域のどこに病院を作るのか」という政治問題ならば、患者とか既存の病院のデータとかを公開してしまって、それを元に時間のある人(例えば定年後のお年寄りなど)中心に議論を進めていけば議会なんか要らないかもしれない、ということです。
> それは現在のgogleならば「YouTubeでこんな動画を削除したところネットでは反発がかなりある。じゃあもっと規制を緩くしよう」みたいな形で結構実行されてるんじゃないかと思うわけです。

実際読むまでは何とも言えませんが……。
東さんはプライバシーの問題についてはどう考えているんですかね?
それに時間のある人が進んで参加する程政治って多分楽しくないと思うんですよねぇ……。
何か利益がある訳でも無いですしね。(利益がある、となるとそれはもう正常な政策決定過程が維持されているのか疑問ですし)


[23010] Re2:追記:巨大IT企業と政治返信 削除
2020/4/9 (木) 20:45:30 徳翁導誉

> > ここへ来て、東京での感染者増加の傾向が、
> > 「感染爆発したニューヨークの動向に似ている」という記事が増えてきましたね。
> > https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57436400R30C20A3CE0000/
> > まあ、日本の方がアメリカよりも感染自体は早かったですし、
> > 一概に似ているとは言えないと思うものの、急増する可能性は十分にあろうかと?
> > 今までの日本の対策は、基本的に、表面化したクラスター潰しに尽力してきましたけど、
> > 水面下での拡大防止は消極的でしたので、一度溢れ出したら手に負えないかも・・・・

>  なにか、違う事を考えていると思います。
> 上の方々は・・・・・・
> 私が気にしているのは人口構成とか年金財政の数字が気になっています。
> それと新型コロナウイルスの致死率をかけると地獄が見えました。
> 2〜5%の致死率で200〜500万人は死亡しますからね。

この計算だと、1億人が感染する前提なんですか!?
集団免疫だって6割くらいが目安とされてる中、8割超えは高すぎますし、
仮にそれだけ感染が広がれば、致死率は2〜5%なんて高さは維持されませんよ。
もしも、それだけの感染力と致死率の高さがあれば、現状でこの程度では済んでません。
まあ、これが新型インフルでしたら、それくらい酷くなる危険性も無くは無いでしょうけど。

あと、今回のコロナ危機で被る経済的な損失は、
年金財政がどうのとか、そんな小さなレベルの話では済まないでしょうし、
「戦争でも起きて老人がバタバタと死なない限り、年金問題は解決しない」と
口を滑らせた時の福田康夫じゃ無いですけど、ブラックな言い方をすれば、
500万人も死亡して、その多くが高齢者なら、年金の支出は抑えられますね(苦笑)。


> > > 現在我々はインターネットの普及によって自分に近い人たちとしか交流しないようになっており、
> > > コロナウイルスに関しても特定の情報源からの偏った情報しか入手できなくなっています。
> > > そこでこの掲示板で情報を共有し合うことにより、可能な限り普段自分では接しない情報源から
> > > 少しでも多角的に情報を集められればと考えています。

> > ネット自体にしても、SNSであったり、AIによるオススメ記事であったり、
> > そればかりだと入ってくる情報が偏るだけで、全体的な情報は多様で豊富かと?

> うーん、インターネットには豊富な情報があるのは確かなのですが、
> それが各個人にまんべんなく入ってくるかどうかというのはまた別問題だと思うんですよね。

もちろん、それは別問題ですよ。
ただ、それを言うのであれば、そもそも論として、
「自分に近い人たちとしか交流しない」とか、
「偏った情報しか入手できない」とか言うのも、
インターネットの普及とは、別の問題だろうと言いたい訳ですね。

そういうネットの使い方をする人は確かに存在するでしょうけど、
必ずしも、それが一般論って事は無いはずですし、
そういうタイプの人は結局、ネットでも口コミでも同じ行動をするのでは?
(ネットだと耳障りの良い情報も大量に集まるので、加速はされるかも知れませんが)
また、こうした掲示板にしたって、1つのネット情報ですからね。
ネットが、近い人としか交流せず、偏った情報しか入手できないのなら、
ここでもそうなるはずなので、多角的な情報など集められないはずかと?

・・・って、結局の所は、「交流しない」とか「入手できない」という
断言口調は行き過ぎだろうと言いたいだけなんですけどね、私としては(笑)。
それにまあ、ここは本題では無いので、特に拘ってる話でもありません。

> この春から新大学生なのですが、入学式は映像参加になりました。
おお、それは、それは。
まずは最初に、入学おめでとうございます!!
新大学生という事は、今年で20周年の当サイトより年下ですかね(苦笑)。
ちなみに私は面倒臭がって、入学式も卒業式も出なかった事を思い出しました。
やはり、真面目に出席する人の方が、多数派なんだろうなぁ・・・・

> 授業自体も20日から始まることになっています。
> これはほかの大学の学生も多くがそんな感じらしいです。

でも今の調子だと、スタートがゴールデンウィーク明けまで延びて、
下手をすれば、夏休みと繋がって、秋スタートなんて事も有り得るかも?
・・・って、いっその事、これを機会にして、
世界標準の秋スタートに切り替えても、悪くは無いのかも知れませんがね。
あと、多くの大学は2学期制を採用していると思うのですが、
もしも秋スタートという事になったら、前期の授業料とかどうなるんでしょう?
それに、5月や6月にスタートしたとしても、授業時間が足りないでしょうし、
そうなれば、夏休みが無くなって、そのまま後期と繋がったりするのかなぁ?

> ただ若者自身はあまり重大視はしてない、というのは私も感じます。
まあ、「新しい」というだけで、基本的には「風邪」ですからね。
個人レベルの話で言えば、大学生なら、そんなに過度な心配は要らないかと?
あとは、他の人に感染させる、社会レベルでの心配面だけで。

> あと個人的には図書館が閉まるのが結構つらいw
図書館が閉まっているのは、私もツラいですね(笑)。
ただ、長期の閉館を見越して、臨時休館する直前に、
20冊くらい、まとめて借りてはおきました。
とは言え、1ヶ月半で、まだ3冊しか読み終えてませんけど・・・・
それと、書店そのものは休業要請の対象外なのですが、
大きな書店は、百貨店やショッピングモールに入ってる所も多く、
そういった所は、軒並み臨時休業になっちゃってますね。

って、学生さんですと、図書館が閉まっててツラいと言うのは、
本を借りるより、自習スペースが無いという問題なのかな?
「大学図書館は出来るだけ利用しておいた方が良いですよ」と、
新大学生へのアドバイスとして、とりあえず言っておきます(笑)。
専門書は買うと高いですし、そこ以外では見掛けない蔵書も多いので。

あとは個人的に、閉館している美術館が、いつ再開されるかかなぁ?
今年の最大の目玉は、国立西洋美術館で行われる
「ロンドン・ナショナルギャラリー展」だと思うのですが、
この開催期間は、3月3日から6月14日までなんですよねえ。
開幕直前に臨時休館となり、最終日までに再開されるかも不透明なので、
最悪の場合、せっかくロンドンから東京にやってきた名画の数々が、
誰にも観られる事なく、とんぼ返りしてしまうのか否か?
借りてくるにも、莫大なレンタル料が発生しているはずで、
入場料も得られないまま、美術館側が大赤字を抱えるのかなぁ?
可能であれば、休館期間分だけ延長してもらえれば嬉しいんですけども。

> ・コロナウイルスに関する情報
> 現時点で役に立った情報ソースをまとめておきます。
> 堀江貴文 YouTube
> https://www.youtube.com/watch?v=xDBtQCQ6fWk

う〜ん、こういう時にホリエモンを紹介するのは・・・・
別に、タレントとしては嫌いじゃないですし、
決して無能な人だとは思いませんけど、言っちゃ悪いですが、
いわゆる「信者ビジネス」を行ってる人ですからねえ。
ネット時代のビジネスモデルの1つですし、それ自体をとやかくは言いませんが、
世間や常識は疑えても、自分の正しさは疑えない(揺るがせない)商法なので、
こうと発信した情報は、間違っていても覆せませんし、アップデートもされ難いです。
ですから、こういう時の情報源としては、正直、不適当だと私は思いますよ。


> > > 今回のコロナウイルスの件で、LINEが健康診断をやったり、
> > > gogleが位置情報からウイルス拡散に関する人の移動のデータを公開したのは
> > > もっと注目されてもよいことだと思うんですよね。
> > > 極端に言えば、十年後にまた感染症が流行ったら、そのときに感染症対策を主導しているのは
> > > whoではなくgogleなどかもしれない、ということです。

> データはデータでしか無いと思いますけどねぇ。
> そもそもグーグルは『会社』。営利目的に動く存在です。
> 感染症に対し対応することが利益にならなきゃきっと対応してくれません。
> 『主導』と言うレベルでグーグルが感染症対策に関わるインセンティブがあるんですかね?
> それに……企業は利益しか追及しませんしね。

まあ、そうでしょうね。
企業とは、利益を生む為に動く存在ですので。
ですから逆に考えれば、それで利益が生じるケースとなると、
もしもGoogleが、保険事業や製薬事業に参入した場合ですかねえ?
保険業なら、感染拡大を防いで支払いを抑えるのも、立派な企業利益になりますし、
製薬業なら、感染者に適切に薬を使ってもらう事で、これまた企業利益になります。
とは言え、そこは企業利益が最優先に考えられますから、
そうした感染防止策や薬投与の判断が、市民側から見て適切かは別問題ですけども。

> > > 例えばgogleが「アメリカの感染拡大のデータから、日本ではこういう対策を行ったら良い」
> > > というような提言をしてくれば、それはもう和牛券配ろうとしてる政府より
> > > gogleの言うことに従う、というような個人や企業が出てきてもおかしくないと思うんですよね。

これは、Googleという大企業がどうこうという話よりも、
「AIの政治利用」って話だと思うんですよね、多分。
で、もちろん、そうした試みは、これから世界でも始まってくるでしょうし、
既に採用されてる飛行機の自動操縦などは、それに近いかも知れません。
ハッキリ言って、人間はどうしたってミスが付き物ですから、
限られた条件下であれば、確かに判断をAI任せにした方が良い事もあるかと思います。

ですが一方で、AIだって必ずしも万全ではありません。
人間が判断基準の設定を行えば、そのAIが弾き出す答えは、
設定した人間の考えが反映されたモノになりますし、
判断基準の設定までAI任せにすると、今度は人間が基準を判断できなくなります。
これは将棋や囲碁のAIソフトで、実際に見られる光景ですね。
どういう理由でその判断が導き出されたかが、完全にブラックボックスで不明なので、
仮にAIがおかしな判断をしても、その判断の正否や原因が人間側には解りません。
そうなると、もうAIを盲信するか否かな話になって来ちゃうんですよね。
で、盲信した結果、明らかな損害が生じたとして、一体誰が責任を取るんでしょう?
AIは機械なので、もちろん責任なんて取れません・・・・
また、気付かぬ内にAIを書き換えられたとしたら、本当に危険な結果しか招きません。
この辺まで踏まえた上で、初雪戦線さんとしては、どう考えられますか?

> > > 彼らならば、gogleの位置情報と、Amazonの物流情報と、PayPayの経済データを総合して、
> > > こういう対策をとれば一週間後、半月後、一ヶ月後、半年後にはこれだけ感染が広がって、
> > > 経済にはこれだけの影響が出る、逆にこういう対策なら感染をこれだけ防げる、
> > > というようなことを提示できちゃう気がするんですよね。

> > 初雪戦線さんのお話に同意します。
> >  巨大IT企業が支配しているプラットフォームは「荘園」の現代版とも言えるものなので、
> > このまま、企業が領主のデジタル封建制が始まるかもしれませんが。

巨大IT企業による寡占・独占の支配を「デジタル荘園」と表現するのは、
なかなか言い得てる表現かと思い、感心しました!!
そうですね、ネットを利用する一般市民は、ネット上の小作農民なのかも知れません。

> >  そんな巨大IT企業も敵がいます。
> > 強権国家です。彼らは国家権力と言う一番の権力
> > (私は国家否定論者なので国家権力の存在も否定しています。)を使って、
> > 最新のIT技術と組み合わせて、監視国家・思想統制国家を作ることが出来ます。
> > 全体の幸福・福祉のためとかたわごとを言ってね。

う〜ん、巨大IT企業にとって、国家権力が最大の難敵なのは、確かにそうだと思いますし、
平時では軽視されがちなこの事実も、今回の有事状態で少しは表面化してきたと思います。
ただ、だからと言って、「元来、企業と国家は共存できない」って事は無いでしょうし、
また、ネットワークで結ばれた市民というのも、率いるリーダーが不在な繋がりだからこそ、
却ってコントロールが困難であり、団結した場合には国家や企業よりも強大に成り得る為、
主体的に行動する集団には成り得なくとも、これはこれで1つの勢力かと私は考えています。
それと、国家が企業を抱え込み、ネットワークを押さえ込んでる中国は、
これからのデジタル時代において、想像以上に強力な存在に成り得るかも知れませんね。

> >  今世紀はそういう強権国家と巨大IT企業、
> > 国家VS企業の戦いの始まりの世紀だと思います。

> 環境への取り組み、福祉への取り組み、文化振興の取り組み、
> これらも究極的にはそうした方が儲かるからやってるというのは否定できない側面です。
> やはり企業に公共を委ねすぎるとロクな事にはなりませんし、
> 感染症対策を『主導』するような未来は企業側も望まないでしょうし、
> 我々にも望ましく無いでしょう。

この辺の話は、1年前のこのスレッド↓にも通じる話題かも?
『今後の世界は「国家×企業×ネットワーク」の三国志?』
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=s22206#22206


> > > 現にYouTubeは、既に正常な民主国家ならば不可能な「検閲」をやっているわけですよ。
> > > ヘイトスピーチ規制なんかは民主国家がやろうとすると
> > > 議論ばかり盛り上がってなかなか実行に至れませんが、
> > > YouTubeなんかはスパッと動画を削除してしまっている。

> 企業を縛るのは利益であって人権ではありませんからねぇ。
> 国家はあらゆる人間(国民)の表現の自由に配慮しなくてはならない。
> 企業は最大の顧客の表現の自由(あるいは快適さ)に配慮した方が良い
> (しなければ競争に負けると言い換えても良いでしょう)

現状、検索サービスはGoogleの独り勝ち状態ですし、
ニコニコ動画が低迷して以降、動画投稿サイトはYouTubeの1強です。
まあポータル・サイトとしては、1箇所で全て集約されてる方が便利ですけど、
その一方で、選択肢が他に無いので、そこの言いなりにならざるを得ないんですよね。

> 現実問題としては企業のざっくばらんな『検閲』で誤射を食らっている人々が割といますからねぇ。
> 今ここに文章を書いている私や、それを読んでいる貴方が
> 何かの拍子に食らってもおかしくない程度に誤射は頻発しています。
> 他スレの話ですが管理人様もYouTubeから誤射を食らってましたし。

そうですね、私もYouTubeのAI検閲による誤射を喰らって、
現在、絶賛 権限停止中です(苦笑)。
「教育的または他に価値もない視聴回数を増やすだけが目的の大量コンテンツ」
という定型文の書かれたメールが、AI様から送られてきました・・・・
もちろん、なぜダメなのか尋ねた所で、AI様は答えを返してくれませんし、
市場をほぼ独占しているので、コチラは大人しく従うのみな現状です。

> > > それは現在のgogleならば「YouTubeでこんな動画を削除したところネットでは反発がかなりある。
> > > じゃあもっと規制を緩くしよう」みたいな形で結構実行されてるんじゃないかと思うわけです。

いやいや、それは幾ら何でも、YouTubeを理想化して見過ぎですよ(苦笑)。
向こうもビジネスとして運営しているので、如何に広告収入を増やすしか考えていません。
それこそ、初期のYouTubeなんて、詐欺サイトの広告を平気で出してましたし、
ここまで大きくなった現在は、大手広告主の意向を尊重して動いてますから、
「ネットで反発があるから」とか、そんな事はまるで気にしておらず、
規制が強まる事はあっても、それが緩和される事は、まず有り得ないと思いますよ。

もし仮に有り得るとすれば、ライバルのサービスが現れて、苦戦を強いられた後でしょうか?
でも現状では、国内で保護されてる中華系のネット・サービスが、
今後、アジアを中心に、世界へ打って出る展開以外だと、ちょっと難しいかも知れませんが。
だからこそ、GAFA(グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル)とか、
BATH(バイドゥ・アリババ・テンセント・ファーウェイ)といった造語が、世に踊る訳ですね。

> > > 東浩之さんは『一般意思2.0』という本で、ネットによる新たな政治形態を模索しています。
> > > それは例えば「地域のどこに病院を作るのか」という政治問題ならば、
> > > 患者とか既存の病院のデータとかを公開してしまって、
> > > それを元に時間のある人(例えば定年後のお年寄りなど)中心に議論を進めていけば
> > > 議会なんか要らないかもしれない、ということです。

> 実際読むまでは何とも言えませんが……。
> 東さんはプライバシーの問題についてはどう考えているんですかね?
> それに時間のある人が進んで参加する程政治って多分楽しくないと思うんですよねぇ……。
> 何か利益がある訳でも無いですしね。
> (利益がある、となるとそれはもう正常な政策決定過程が維持されているのか疑問ですし)

シルバー民主主義による利益誘導が、過激を極めそうな政治形態ですね(笑)。
あと、病院の話で言うと、何処に建てるかは用地の問題が大きいですし、
民間が建てるなら、それは政治ではなく企業側の判断であり、
公営で建てるなら、そもそも予算の問題が・・・・
なので、現実的な課題としては、「どこに建てるか?」よりも、
「どこを潰すか?」の方が、よりリアルな議題のような気もしますね。
そして、その判断は、お年寄りの寄り合いで適切に行えるモノか否か?


[23132] コロナ後の世界とベーシック・インカム返信 削除
2020/6/3 (水) 21:10:50 徳翁導誉

> > > 仮に、新型コロナ自体の影響は、結果として限定的であったとしても、
> > > 今回のコロナ禍がもたらした社会の変動は、歴史的に大きな転換点に成り得るかも?

> > まだ終息の目処どころか、どこまで拡大するか未知数な現状ですけども、
> > どんなに長期化した所で、感染拡大は数年の内には収まるでしょうし、
> > コロナ後の変革された社会の方が、それよりずっと長く大きく影響があるはずなので、
> > 今の内から考えてみたい気持ちはあるのですが、この状況下ですと尚早なのかなぁ?

> 「コロナが歴史を劇的に加速させる」ということは、私が勝手に頭の良いと思っている方々が
> 皆一様に口にするので、管理人さんにもぜひ詳しく話していただきたいです。
> 私自身もトランプ大統領の誕生であったり、引きこもり人口が100万人近い、などの
> ニュースを聞いているとこれから世の中変わっていくとは思っているのですが、
> それが具体的にどういう方向性で変化していくのか?ということに関しては全く見当がついていません。

とりあえず先週、全国的にも緊急事態宣言が解除されましたし、
まずは一段落という事で、この話題にも少し触れておきましょうかねえ?(笑)

まあ、短期的な予測から順に、長期的なモノへと書いていきますと、
まず最初は、新型コロナの流行は、今回限りで終わるものではなく、
今年の秋から春にかけて、来年の秋から春にかけてと、
第2波・第3波が襲ってくる可能性は、十分に有り得るという話でしたが、
これに関しては、緊急事態宣言が出される前から、
早くもコロナ疲れが見られた、3月下旬の当時ならまだしも、
既に今となっては、広く認識されてる事だと思いますので、詳しく述べる必要は無いかな?
その時の状況次第では、来年に延期した東京五輪の開催も難しいかも知れませんし、
ひょっとしたら、無観客や観客数を減らしての開催になるかも?
・・・って、ソーシャル・ディスタンスだとか、新しい生活様式だとか、
今の段階では言ってますけど、まあさすがに来年はまだ厳しいとして、
恐らく5年後の大阪万博の頃には、今まで通りに戻ってるんじゃないですかねえ?(笑)
というか、逆にこの調子のままだった場合、入場待ちの行列とか どうなるんでしょ?
もちろん、並ばずに入れるようになれば、それに越した事は無いですけども。

あとは、日本の悪平等主義と言いますか、事無かれ主義・責任回避主義と言いますか、
春の甲子園が中止に追い込まれた事で、夏の開催も危惧しましたけど、そうなりましたね。
一部の部活で、地方予選が行えてない競技があったのは、事前に把握してましたし、
その事で、横並びにインターハイ自体を中止してしまう恐れも感じていて、
高野連は高体連から独立していても、もう同調圧力には逆らえないだろうと?
正直な所、夏はやろうと思えば、出来たと思うんですけどね・・・・
また、部活だけでなく学業自体も、休校が4月までなら、何とかカバー出来たでしょうし、
逆に6月以降まで延びてれば、9月入学も本気で検討の必要があったでしょうけど、
2ヶ月(5月)というのが、帳尻合わせを無理強いさせられる形になりそう。
ただでさえ、ドタバタの教育改革や、五輪不況が就活を直撃しそうな世代なのに(泣)。
この世代は後に、「コロナ世代」とか呼ばれたりするんですかねえ?

続いては、これも最近では、見掛けるようになってきた意見ですけども、
「お金よりも命が大事」と経済を止めてしまった事で、
これから襲ってくる不況が、下手をしたらコロナ以上の被害をもたらす可能性ですね。
倒産や失業者が増えれば、どうしたって自殺者は増えてきますので、
その数が、新型コロナによる死者数を上回る事だって、十分に有り得るでしょうし、
自殺まで行かなくても、人生が狂わされる人は大勢出るかも知れません。
そういう意味では、目先のデメリットと、将来のデメリットを見据えた上で、
バランス良く政策が採れれば一番だったのでしょうが、現実的には難しいですよね。

あと、今回はリーマンショックや世界恐慌などと違い、
人為的に経済を止めただけなので、すぐに回復できるという意見もありますが、
世界規模で数ヶ月に亘り経済を止めて、ダメージが無いわけ無い気がしますし、
自粛生活によって、世界的に消費マインドが落ち込んでしまったり、
世界流通を基本とした現行の経済システムが、今まで通りに機能するのか?など、
経済分野に疎い私でも、そんな気安く楽観視できない状況にあると思うんですけどね。

また、特に日本に関して言うと、五輪特需の反動による五輪後のリスク、
加速する人口減少と少子高齢化、下降線を辿る日本の国際競争力、
AI普及と外国人労働者の流入、アベノミクスのツケとインフレ爆弾などなど、
これらの不安要因が折り重なって、ついには東京でさえ人口減少が始まる2025年頃から、
日本経済は不況に見舞われる可能性が、かなり高いのでは?と見ていたのですが、
今回のコロナ禍があり、そして東京五輪も延期(中止も?)となった事で、
その危機が前倒しで襲ってくる危険性が、少なからず有る気がするんですよね。
私も詳しくないですけど、とりあえず金でも買っておくべきなのか?(苦笑)

そして、これは世界各国も同様・・・というか、日本以上なのですが、
今回のコロナ禍を「有事」と捉え、惜しみなく資金を投じましたから、
これからの財政問題が、それこそ世界規模で心配ですよね。
特に最近は、「現代貨幣理論(MMT)」という甘い誘惑が広がり始めており、
昨今のポピュリズム傾向とも相俟って、ジャブジャブと赤字国債を刷りまくる
無自覚に綱渡りを始めてしまう国が、出てくるのでは無いでしょうか?
まあ正直な所、私も必ずしも「財政健全化しなければ財政破綻する」とは考えておらず、
MMTに関しても、そんなにトンデモ理論だとは思っていないです。
貨幣の価値は信用によって生まれ、紙切れにさえ価値を与えていますし、
結局、景気は「気」次第ですから、どんなに危なそうに見えても、
みんなが大丈夫と思えてる限りは、大丈夫なモノだと思うんです。

とは言え、どんな状況になっても、みんなが大丈夫と思い続けられるかは・・・・
MMTというのは、インフレ危機が生じない範囲内においては有効だと思いますけど、
国債をジャブジャブ刷って、インフレを考慮しないなんて理論は、不完全でしょうし、
インフレは増税と国債発行でコントロールできるという見方も、私は甘い気がします。
そんな簡単な話なら、人類の歴史からインフレが無くなりますよ(苦笑)。
また、日本国債の場合は円建てですし、購入層の大部分も日本人なので、
デフォルトの心配は無いという意見もありますけど、
敗戦直後の時のように、ハイパーインフレを起こして、国債が紙切れとなり、
日本国民の多くが資産を失った事実も、「問題ない」と思うなら、成り立つ意見でしょうね。
私は、日本がそんな状況になっても、デフォルトはしてないから大丈夫とは思えませんけど。

って、話がちょっと脱線気味になってしまいましたので、話を戻すと、
ポピュリズムの台頭、自国第一主義、対立の扇動、格差と差別の問題などなど、
コロナ禍の前から、世界中でいろいろとトラブルが生じつつあった中、
今までは抑えていく方向に進んできた、国家による強権の発動が、
今回のコロナ対応により、一転して解除される実例が生まれてしまい、
この流れだと、本当に、危険な火遊びに乗り出す国が出て来かねないというか、
コロナ以前に比べると、その確率はグッと上がってしまった気がするんですよね。
30年以内に、大国間で戦争が起こる可能性も、決して無くは無いと思います。

あと、ネットで世界が繋がり、国際企業が国家以上の存在になっていた流れも、
国家は強権を発動しない前提での力関係でしたので、それも変わってくるのかな?
コロナ前後で最も変わった事としては、長らく続いてきた国家権力の弱体化という傾向が、
ここで一転して、強まる方向に変わり始めた事なんだと思います!!
進捗著しいAIやデジタルの技術、ビッグデータなどと合わさる事で、
国民を監視したり、コントロールしたりする方向に進みそうな気がしますし、
それに対する国民側の警戒感や嫌悪感も、コロナ対策の中で薄らいだ気がするんです。
まあ、安心で合理的で、コントロールされる社会の状況を、
ユートピアと捉えるか? ディストピアと捉えるか? は、国民の気持ち次第ですけど。

ただ、こうした流れになった時に、
人権というブレーキが働かない中国は、やはり有利だと思いますし、
抱える膨大な国内市場と、成長著しい技術発展とが相俟って、
国際社会における中国の存在感がピークに達するのは、
今回のコロナ禍の影響もあって、10年か20年は早まるかも知れません。
そうなると、従来の見立てにあった、中国がピークを迎える頃には、
同時に、1人っ子政策のツケで、急激な人口減少と少子高齢化に襲われるという予想も、
社会全体が成熟しきる前に、成長の下降線を迎えるという予想も、修正が必要なのかな?
もちろん、前者に関しては、必ず訪れる中国の危機ではあるのですが、
後者に関して言うと、成長が早まれば、多少なりとも状況が変化するかもしれませんし、
そうして、中国の好調期が長く続くようだと、国際社会にも大きな影響を与えますよね。
アメリカ1強の時代から、Gゼロへの流れというのは、トランプ自身が進めちゃってますので。

って、何だか政治の話ばかりになってしまいましたので、市民生活の話に戻しますと、
今までは なかなか進まなかった、リモートによる労働や教育への転換が、
今回の世界的な外出自粛により、一気に進んだというのは、みなさん御存知の通りでしょうけど、
メディアも、ショッピングも、ネットが当たり前となった時代、
労働や教育の流れも、一旦始まれば後戻りはしないでしょうし、
逆に言えば、いち早く波に乗れた所が、1人勝ちできる状況になるかも?
そして、それは世界規模で同時に起きていて、そもそもネットは世界中に繋がってますから、
競争相手も、選択先も、全てが世界基準になっていくんですよね。
そうなると顧客側からすれば、質も上がり、選択肢も増え、メリットは大きいのですが、
サービスを提供する側、つまりは消費者目線から労働者目線に転じると、
グローバル化が更に加速する訳で、一部の人にはチャンスでも、大部分の人にはピンチでしょうね。

リモート・ワークとなれば、通勤に無駄な時間を使う必要が無くなりますけども、
つまりそれって、都会でも地方でも仕事が出来る訳で、能力がある人であれば、
田舎で暮らしながら、リモートで仕事とか、有意義な生活が送れそうでしょうが、
競争相手が増える訳で、そうじゃ無い人たちは大変ですよね・・・・
しかも、都会と地方に限らず、競合は世界にまで広がる訳ですし、
更には、デジタル向きに仕事内容が最適化されると、AIすら競合関係となります。
これだと、中間層の消滅に拍車が掛かり、格差は広がる一方になるのかな?
ギグ・エコノミーといった、労働力の切り売りが普及すると、労働単価も下がってくるでしょうし。
(いや勿論、1つの作品をみんなで作り上げるギグ・セッション自体は、価値があると思いますが)
あと、日本は全面的な都市封鎖は行わず、一部の休業要請に止めた為、
諸外国に比べると、オンライン化への大転換に乗り遅れた可能性はありますが、
とは言え、それでも日本で、ここまで急激に広まるとは、私的にも予想外でしたね。

その一方で、これは後述するのですが、
こうしたグローバル化や、AI技術の進歩などもあって、
近年では、「ベーシック・インカム」導入の意見を、耳にするケースが増えてきましたけど、
この政策は、それ自体の有効性よりも、実現の為の障壁の方が高くて、
実現性に関しては、なかなか難しいモノが今まではあったのですが、
今回のコロナ対策により、世界各国で現金給付という政策が行われましたし、
また同時に、失業者の急増や大不況、格差拡大の加速化などが重なるようだと、
上手く行くかは別として、導入に前向きな国が現れてくるかも知れませんね。
少なくとも その確率は、今回の件をキッカケに急上昇したように思われます。


> 唯一、堀江貴文さんだけが「これからは収入と仕事が減っていき、
> 余った時間で(お金を使わない)余暇を充実させる方向に変化していく」と具体的に未来像を提示しています。

ホリエモンは、都知事選に出るんですかねえ?
まあ今回は小池再選が濃厚で、自民党も独自候補の擁立を見送りましたし、
野党側も統一候補を出せ無さそうな状況なので、結果は火を見るよりも明らかですが、
それでもホリエモンが出馬してくれれば、賑やかし程度にはなりそうですからねえ(笑)。
少なくとも、都知事選が無関心にスルーされてしまうよりは、遥かにマシかと?

ちなみに、「仕事や収入が減り、金を使わない余暇が増える」というのは、
未来像と言いますか、十数年前と見比べると、そのまま現在の実状ですけどね。
まあ、仕事が減れば収入が減り、収入が減れば余暇にお金を使えないのは、
当たり前と言えば当たり前の事ですし、その傾向は今後、更に顕著になっていくでしょうが、
その一方で、「仕事が減れば時間は余るのか?」「無料や格安でも余暇は充実するのか?」
というのは、必ずしも一筋縄では行かない話のように思えます。

仕事が減っても収入が必要なら、ダブルワークやトリプルワークを強いられ、
それこそ「貧乏 暇なし」で、時間的にも、精神的にも、経済的にも、
とても余暇なんて楽しめる余裕は、なかなか持てなさそうです・・・・
また、確かに以前に比べると、無料や格安で楽しめる娯楽の質はグンと上がりましたけど、
しかし一方で、質の高い娯楽を生むには、相応の投資が必要なのは明らかであり、
逆に、そこそこ値段で楽しめる娯楽の質は、却って落ちてきている印象がありますね。
一部の金持ちであれ、多くの大衆であれ、文化を支えるにはパトロンの存在が不可欠なので。

これは何も娯楽産業に限らず、全ての業界でも言える事で、
ユニクロの服も、ダイソーの100円グッズも、安い値段でそこそこの商品が買え、
それは今までに比べると良い事である反面、高い値段で凄く良い商品との間にあった、
そこそこ値段で買えた、なかなか良い商品が消えてしまったという側面があります。
まあ要するに、1億総中流から、2極化の時代に入ったって事なんでしょうけど、
それを「充実」と呼べるかは、甚だ疑問な所がありますね・・・・

でもまあ、その2つの課題が解消される事こそ、
ホリエモンが描く未来像って事なのかも知れませんし、
恐らく、その解消法として念頭にあるのが、ベーシック・インカムの導入なんでしょうね。
ベーシック・インカムとして、最低限の生活が行える程度の金額が支給されれば、
「生きていく為の仕事」から、「充実感を得る為の仕事」に変わっていき、
生活する為に、余裕なく働く環境からは、ある程度解放されるかも知れません。
また、多少なりとも、時間的・精神的・経済的に余裕が生まれてくれば、
「娯楽への投資」も増えていき、質的にも充実する方向に進む可能性は有り得ます。

ですけど厳しい言い方をすれば、理想像を思い描くだけなら、誰にだって出来るんです。
なので、ここで重要となってくるのが、
「どうすれば、それを導入できるのか?」という方法論と、
「どうすれば、導入したモノを持続できるのか?」とい方法論なんですよね。
ハッキリ言ってしまうと、その辺りの能力が欠けている為に、
ホリエモンは、企業家としても、実業家としても、失敗してしまった訳ですし、
知らない人が聞けば、実に凄そうに思える話も、
知ってる人が聞くと、酷く薄っぺらい印象しか与えなかったので、
球団買収の件も、フジテレビ買収の件も、金の臭いに吸い寄せられた人間しか集まらず、
小泉郵政選挙で刺客候補として擁立されるも落選して、
最後は、粉飾決算で逮捕され、有罪となって刑務所送りでしたからねえ・・・・
前にも言いましたけど、常識に囚われない見方が出来る人なので、決して無能では無いですし、
良くも悪く目立つ、その行動力やアピール力というのも、別に嫌いじゃないですけど、
ただし、自分を大きく見せようというか、自らを過大評価しているタイプの人ですよね。
言動の大きさの割に、これと言う成果を何も残せていませんし、評価すらされていませんので。

まあホリエモン評は、これくらいにしておくとして、
ベーシック・インカムというのは、どうやって実現させるかのが、非常に難しい政策なんです。
まず最初に指摘されるのは、やはり財源の問題ですよね。
ぶっちゃけ、大増税をして、再配分の割合を増やす以外に、
まともな方法論は無いと思いますけど、それを大多数の有権者が納得するか否か?
それに、働かなくても生きていけるなら、怠け者ばかりの社会となり、
堕落して活力が失われる事を心配する意見も、決して少なくはないでしょう。
それらの反対意見を押し退けて、導入に持ち込むのは、並大抵の努力では出来ません。
また、仮に導入が果たせても、それが上手く回り続けられるかは別問題です。

例えば100年前にも、「共産革命」というモノが世界中を席巻しました。
正直、ベーシック・インカムよりも更に進んだ考え方ですし、理想論と言えば理想論でした。
では、それほど難しい政策が、一体どのようにして導入に至ったかと言えば、
2度の世界大戦の後に、暴力によって成し遂げられているんですよね。
そのような非常な手段が、ベーシック・インカム導入でも可能でしょうか?
(ただし今回のコロナ禍も、ある意味では有事であり、日本で言えば10万円給付のように、
 世界的にも同様の政策が採られたので、それが導入実現の端緒になる可能性は有り得ます)
そして、もし仮に、その導入が実現できたとして、
果たしてそれは、長い期間 継続して行えていけるモノなのでしょうか?
実際、ソ連も、東欧の社会主義国も、今では残ってませんよねえ?
そもそも、国家が存続していた時から、制度上の不備をいろいろと抱えており、
戦後昭和の日本こそが「世界で最も成功した社会主義国」とか言われたりしましたから(笑)。

ただこれも、実は重要な示唆を含んでいまして、
フランス革命の有名なスローガンに、「自由・平等・友愛」というのがありますが、
この中の「自由」と「平等」というのは、共存のバランスが非常に難しいモノなんですよね。
つまり何が言いたいかと言うと、冷戦期には資本主義と社会主義の2つの考え方があって、
自由を求める資本主義は、競争によって活力を生む反面、貧富の格差が生じて平等が失われ、
平等を求める社会主義は、保護によって安定を生む反面、活力が失われて自由も抑圧されました。
まあ政治的にも、権力が集中する社会主義は腐敗しやすかったり、
財力が集中する資本主義も腐敗しやすかったりと、それぞれ問題を抱えていましたけど、
立場が異なる敵が実在するという状況には、実は良い面もあったんですよね。
それは、資本主義でも保護を採り入れたり、社会主義でも競争を採り入れたりと、
敵の存在を意識する事で自制が働き、バランスが取られるという事でした。
ですが、その冷戦構造が、社会主義陣営の自壊により、あっさりと幕を閉じると、
自制を失った資本主義が暴走し始め、そして現在の状況に至る訳ですね・・・・

そういう意味では、ベーシック・インカムの政策案というのも、
ある意味では、社会主義の良い面も採り入れようとしていた
バランス感覚のある資本主義時代への懐古運動なのかも知れませんし、
技術進歩に伴う「デジタル社会主義」や「AI共産主義」といった
リバイバル運動なのかも知れません。
ただ、そうは言っても、やはり実現への道は困難ですよねえ・・・・
再配分を充実させる条件というのは、みんなが相当に余裕が有るか、
逆に、みんなが限界なほど余裕が無いかの、2択でしょうし、
まあ前者は有り得ないでしょうから、基本的には後者のケースだと思うんです。
って、この条件を迎えてる時点で、かなりヤバい社会状況ですよね(苦笑)。
そして、その前段階として、社会全体は落ちてきても、
「自分さえ何とかなれば」という、利己主義が剥き出しの時期を迎えるはずで、
その頃は再配分に対して、最も厳しい状況となるでしょうから、
ベーシック・インカムというのは、実現へのハードルが、相当に高い課題だと感じています。

> 話が多少それますが、ベーシック・インカムなんかも最初は明るい話かと思って調べていたのですが、
> 調べれるうちにこれが階級制度であるというのがよくわかりましたし。

ベーシック・インカムが階級制度になるかは、運用の仕方次第でしょうけどね。
社会階級を固定化する為の、飼い殺しの制度としてベーシック・インカムを使うなら、
確かにそうなる可能性はありますけど、必ずしもそうだとは限らないと思います。
例えば中東の産油国とかだと、国民には毎月30万円とかを配る替わりに、
王族たちによる独裁と、富の集約を認めさ、一切の文句を言わせない方法とかは、
そういう意味では、階級制度的なベーシック・インカムかも知れませんね。

とは言え、制限のない自由主義や資本主義とかも、
社会の格差を拡大させ、それを固定化させる特徴を持っていますから、
その言い方であると、自由主義や資本主義が階級制度であるとも言えてしまいます。
ですが実際は、やり方次第で、そうならない方法論とかもあるんですよね。
なのでベーシック・インカムも、例えば学費無償化とセットであれば、
貧しい家庭の出身者でも、実力次第で立身出世が叶い、階級の固定化は避けられます。
実際、教育や福祉が充実していた社会主義国の方が、
世襲の多い資本主義国よりも、そうしたケースは多かったでしょうから。

あとは、実際に配る金額の多寡であったり、
どの部分を無償化したり、限度額を設けたりするかですよね?
ベーシック・インカムの利点としては、
年金・医療費・学費・雇用保険・生活保護などを一律に一括して渡す事で、
それぞれの運用経費で失われる、大幅な支出分を抑えられると共に、
これ以上は補償しないよという、制限を設ける制度でもあります。
その為、例えば支給額以上に医療費が掛かる場合、その人たちは切り捨てるのか?
それとも、限度額を設けて救済するのか?で、
同じ制度でも、意味合いがかなり変わってくるはずです。
また、どれだけの金額を配るかで、「最低限の生活」で言う所の
「最低限」の度合いが、やはり動いては来ますよねえ・・・・

要するに、ベーシック・インカム導入で、明るくなるか? 暗くなるか? は、
正直な所、全ては運用次第であり、制度自体で決まる話では無いという事です。


[23172] 都知事選と解散総選挙返信 削除
2020/7/8 (水) 19:42:53 徳翁導誉

> > > > 仮に、新型コロナ自体の影響は、結果として限定的であったとしても、
> > > > 今回のコロナ禍がもたらした社会の変動は、歴史的に大きな転換点に成り得るかも?

> > > まだ終息の目処どころか、どこまで拡大するか未知数な現状ですけども、
> > > どんなに長期化した所で、感染拡大は数年の内には収まるでしょうし、
> > > コロナ後の変革された社会の方が、それよりずっと長く大きく影響があるはずなので、
> > > 今の内から考えてみたい気持ちはあるのですが、この状況下ですと尚早なのかなぁ?

> > 「コロナが歴史を劇的に加速させる」ということは、私が勝手に頭の良いと思っている方々が
> > 皆一様に口にするので、管理人さんにもぜひ詳しく話していただきたいです。
> > 私自身もトランプ大統領の誕生であったり、引きこもり人口が100万人近い、などの
> > ニュースを聞いているとこれから世の中変わっていくとは思っているのですが、
> > それが具体的にどういう方向性で変化していくのか?ということに関しては全く見当がついていません。

> とりあえず先週、全国的にも緊急事態宣言が解除されましたし、
> まずは一段落という事で、この話題にも少し触れておきましょうかねえ?(笑)

う〜ん、そして再び、誰からも反応ナシと(苦笑)。
緊急事態宣言の解除を待ったので、話題的に時機を逸したのか?
それとも、コロナ後の世界など、そもそも あまり関心を持たれてない話題だったのか?
今回のコロナ不況は、下手をすると、第二次大戦前の世界恐慌さえ、
連想させる感じになりつつある気が、個人的にはしてるんですけどねえ・・・・

もちろん、歴史そのままな再展開は有り得ませんし、
消費が落ち込んだまま、大規模な資金投入が続けば、
実体経済と大きく乖離した金融バブルさえ、一時的に起こる危険性もありそうですけど、
自国主義や保護主義だとか、ブロック化だとか、社会主義的政策だとか、
ポピュリズムにファシズムだとかは、歴史をなぞりそうな気がするんですよ。
ニューディール政策的なモノや、大企業の国有化など、世界各国でも起こり得るかも?
あと、コロナ対策だけでなく、コロナ不況による失業対策や、左派的ポピュリズムにより、
定額給付金が常態化して、ベーシック・インカムとなれば、見方次第では共産主義的ですし、
ビッグデータやAIの活用によって、100年前よりは上手く運用できるかも知れません。

また、それこそ最悪の場合、そこから戦争という危険性も、決して無く無いと思います。
そして、その危険性を軽視した政治家が暴走した時、それは現実になっていくと・・・・
実際に戦争が始まるまで、「自分たちは戦前にいる」などと、多くの人は考えもしないでしょうし。


> > 唯一、堀江貴文さんだけが「これからは収入と仕事が減っていき、
> > 余った時間で(お金を使わない)余暇を充実させる方向に変化していく」と具体的に未来像を提示しています。

> ホリエモンは、都知事選に出るんですかねえ?
> まあ今回は小池再選が濃厚で、自民党も独自候補の擁立を見送りましたし、
> 野党側も統一候補を出せ無さそうな状況なので、結果は火を見るよりも明らかですが、
> それでもホリエモンが出馬してくれれば、賑やかし程度にはなりそうですからねえ(笑)。
> 少なくとも、都知事選が無関心にスルーされてしまうよりは、遥かにマシかと?

結局、ホリエモン自身は都知事選に出馬しなかったものの、
ホリエモン新党からN国党の立花が出るも、日本第一党の桜井にすら遠く及ばない大惨敗・・・・
維新の小野も供託金没収ラインをギリギリ越えられず、れいわの山本も伸び悩み、
結果的には、思ってた以上に現職・小池の圧勝に終わりましたね。

とは言え、この人が今後4年間、
都知事を勤め上げると思っている人は、一体どれくらい居るのかなぁ?(苦笑)
来年の東京五輪が、開催されるにせよ、中止されるにせよ、
そこを終えてしまえば、当人にも都政への関心など、さほど無いでしょうし、
一段落後に、衆院選があるようなら、国政復帰も普通に有り得そうな気が・・・・
ただ、そうなると今度は、衆議院の解散が何時あるかですよね?
衆議院の任期は来年10月までなので、それまでに選挙があるのは確実ですが、
噂されてるように、今年の秋にでも解散があるようだと、
さすがに、このタイミングでは、都知事を辞職しての国政復帰は無さそう。
それこそ前回の衆院選同様、野党の足並みや準備が整わない状況ですので、
このコロナ下での解散批判を気にせず、「今なら負けない」と打って出れば、
自公で過半数は十分にキープできるとは思いますけど、どうするんでしょ?
(まあ、そこには当然、日本や国民の事など二の次なのですが・・・・)

とりあえず現状では、ポスト安倍に向けて、自民党内の抗争が激化し始めた中で、
(最近、自民党議員の事件が続いてるのは、内ゲバによるリークの結果だと見ています)
総理がレイムダック化しないよう、解散カードをちらつかせてる印象ですけど、
このまま政権求心力の低下が続けば、本当に解散に打って出る可能性はある気がします。
とりあえず選挙をやれば、党内における求心力は回復できますからねえ。
まあ、自民党の総裁任期は来年9月ですから、真っ当な政治であれば、
新総裁のもと、衆院選に挑むのが本来の姿なのでしょうけど、
影響力を残す為の「禅譲」を考えるのであれば、小泉政権末期のように、
安倍政権で選挙を行った上で、後継者にバトンタッチという手順になるかも?
以前は党内からも、安倍4選を求める声がありましたけど、
コロナ対応のマズさと、総理本人の疲労度合いから見て、その線はもう無いかと。
それでも、五輪だけは自分の手で行いたい意向が、思っていた以上に強いみたいで、
改憲着手も時間的に厳しい中、五輪から逆算した政権運営になっていくのかも知れません。

ちなみに来年7月には、都議選もあるんですけど・・・現状のままでは、
前回大勝した都民ファーストの急落は避けられないでしょうし、
年内に衆院選が無いようなら、小池側から何かを仕掛けてくる可能性も?
小池本人の政治目標は、一にも二にも「日本初の女性総理」の座でしょうから、
いざとなれば、東京五輪や都民ファーストだって、切り捨て対象なはずで、
国政転身の起爆剤として、自ら「五輪返上」を決断する可能性もある気はします。
五輪開催となると、来年の夏まで都知事として縛られる為、
却って政治的には、開催に固執しない方が自由にカードを切れる面はあるんですよね。
(勿論こちらも、東京や都民の事など二の次なのですが・・・・)

とは言え、小池自身には、組織や資金力はありませんから、
特に国政となると、どこかに寄宿せねばならないんですけど、
前回の衆院選では民進党を乗っ取ろうとするも、「排除」発言で自爆しましたし、
現状での選択肢となると、なかなか見当たらないのが実状だと思うんですよねえ。
小池人気にしても、3年前ほど高い状態では無く、勢いだけでは勝てないので。
そうなると、他力の要素は強くなりますけど、維新と国民民主が合併して、
そこの首相候補として担いでもらうのが、一番現実的なのかなぁ?
旧・希望の党である国民民主の面々が、小池にどういう感情を抱いてるかは不明ですけど、
今の国民民主には小沢が居るというのは、関係性の上では何気に大きい気はします。
ただ、この新党の場合は、自公から政権の座を奪い取ると言うよりは、
自公を過半数割れに追い込み、自公と連立して政権参画を目指す形になりそうかな?
(自民党の改憲勢力からしても、数の問題だけでなく、公明党に対する牽制に使えますし)

あと、辞職する都知事の後任候補としては、後継者なんて育てていませんから、
ここはもう橋下に立ってもらい、都民ファーストは看板を「東京維新」に変えるのが、
手っ取り早い気はしますし、これなら維新側にもメリットはありそうかも?
今回の都知事選にしても、維新の候補は供託金没収でしたし、
維新は現状、やはり大阪の地域政党から、勢力を拡大できてはいませんので、
都民ファーストを居抜き出来るなら、双方にとってWin-Winかも知れません。
小池ブームが沈静化した今、現状だと都議員たちの再選も、なかなか厳しいでしょうし。
(この場合、既に都民ファーストから維新に乗り換えた音喜多は、活用法がありそう)
また、維新と旧民主で新党となれば、名古屋の河村も合流しやすいかも?
そうなれば、3大都市から国政に「新しい風」を吹き込む構図を演出できるかと。

・・・って、これだけ書いておいて何ですけども、
本当にこんな風に展開するとは、まるで思ってませんけどね(苦笑)。

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