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21179
[21179] ちいさい文字のバグについて返信 削除
2017/7/8 (土) 22:37:24 赤い嵐 現代版(試験版)南アフリカ

チイサイなと試験場や赤い嵐ww2版で打つと
変な漢字に勝手に変わってしまいます。
オオキイ=亀群
とか


[21189] Re:ちいさい文字のバグについて返信 削除
2017/7/13 (木) 20:27:57 徳翁導誉

> チイサイなと試験場や赤い嵐ww2版で打つと
> 変な漢字に勝手に変わってしまいます。
> オオキイ=亀群
> とか

考えてみると、最近は「文字化け」とか起きる事が少なくなりましたし、
ここまでネットが一般普及すると、今では知らないネット利用者が大多数なのかな?
技術的な話をすると長くなるので、ここでは結論だけ簡単に説明しますと、
文字幅が半分の「半角カタカナ」や、丸囲み数字・絵文字などの「機種依存文字」は、
送信側と受信側の仕様の違いから、正しく表示されなかったり、時にはデータを壊したりするんです。
問題はタブレット使用時に発生したらしいので、恐らく理由はその辺の仕様の違いにあると思いますが、
まあとりあえず、普通の全角カタカナで打っておけば、問題は生じないと思いますよ。


[21195] Re2:ちいさい文字のバグについて返信 削除
2017/7/13 (木) 20:41:32 赤い嵐 現代版(試験版)南アフリカ

▼ 徳翁導誉さん
> > チイサイなと試験場や赤い嵐ww2版で打つと
> > 変な漢字に勝手に変わってしまいます。
> > オオキイ=亀群
> > とか

> 考えてみると、最近は「文字化け」とか起きる事が少なくなりましたし、
> ここまでネットが一般普及すると、今では知らないネット利用者が大多数なのかな?
> 技術的な話をすると長くなるので、ここでは結論だけ簡単に説明しますと、
> 文字幅が半分の「半角カタカナ」や、丸囲み数字・絵文字などの「機種依存文字」は、
> 送信側と受信側の仕様の違いから、正しく表示されなかったり、時にはデータを壊したりするんです。
> 問題はタブレット使用時に発生したらしいので、恐らく理由はその辺の仕様の違いにあると思いますが、
> まあとりあえず、普通の全角カタカナで打っておけば、問題は生じないと思いますよ。


ありがとうございます!

20909
[20909] 銀英伝、おすすめの二次創作返信 削除
2017/3/6 (月) 00:37:44 マンネルヘイム

銀英伝個人戦にキャラを追加するかどうかの話をしてて書きたくなったので新規で。

このサイトは銀英伝のゲームを置いているだけあって、銀英伝のファンが少なくないと思います。
そこで私の一番好きな二次創作を皆さんに紹介したいなと。
「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者」です。

二次創作というものは往々にして原作を蔑ろにすることが多いものですが、この作品は原作への敬意にあふれています。
ヤンやラインハルトは文字通り化け物ですし、原作で欠点ばかりが描かれたドーソンやホーランドといったキャラに関しても一般人からしたら
はるかに有能な人物として書かれています。
たまに、銀英伝は無能な敵しか出て来ないという批判がありますが、この作品ではそうではなく、ヤンやラインハルトは有能な敵を倒したからこそ、
天才なのだということが描かれています。

ストーリーは以下の通りです。
原作終了後のバーラト自治領で一人の老人がその生涯を終えた。
その老人の名はエリヤ・フィリップス、かつてエル・ファシル星系警備軍に所属し、
司令官アーサー・リンチ少将の「第7管区方面軍に救援を求めに行く」という嘘を信じた結果、
卑怯者としてずっと迫害されてきた逃亡者だ。
彼がその生を終えたと思った時、気付けば彼は運命の分岐点、エル・ファシル星系警備隊宇宙港へとタイムリープしていた。
「もう二度と逃亡者として迫害される人生は送りたくない」その一心で彼は部隊を抜け、エル・ファシル民間宇宙港へと向かう。
エル・ファシルの英雄、ヤン・ウェンリーの下へと・・・。

原作とは違う、凡人ならではの視点で非凡な英雄たちの姿、そして彼らに敗れ、無能の烙印を押された凡人たちの姿を描き直しています。
また、原作で省略された経済や政治に関しても深く考察されており、銀英伝原作を理解する一助にもなるはずです。
旧版と新版の2つがあり、旧版は概ね原作に沿った展開であり、新版はバタフライ効果で大きく展開が変わっています。
どちらから読んでも良いですが、旧版は要塞対要塞の前で更新が停止しています。

銀英伝ファンならぜひ読んだ方が良い作品だと思います。
伊賀殿の言う通り、ワイドボーンもホーランドも原作を読んだだけだと確かにそう思ってしまいますが、
逃亡者を読むと、一概に無能扱いもできない気がしてきまして・・・。
まあ、原作と二次を混同するのは良くないのですが。


[20921] 銀英伝のその後の世界返信 削除
2017/3/9 (木) 22:08:39 徳翁導誉

> 銀英伝個人戦にキャラを追加するかどうかの話をしてて書きたくなったので新規で。
> このサイトは銀英伝のゲームを置いているだけあって、銀英伝のファンが少なくないと思います。
> そこで私の一番好きな二次創作を皆さんに紹介したいなと。
> 「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者」です。

話題としては脱線してしまいますけど、二次創作の話が出るといつも気になるのが、
「物語後の世界はどうなるんだろう?」って事なんですよね。
誕生したばかりの新王朝で、皇帝は幼帝。
しかも問題は山積なのに、残されたメンツがあれでは、
新国家をまともに運営できるなんて、全く思えず・・・・
正直な話、リアルに考えると、ロクな未来図じゃなさそうなんですよね(苦笑)。

公式な続編は恐らく無いという事らしいですが、
同人作品の方で、よく出来た後日談の二次創作とかもあるのでしょうか?


[20927] Re:銀英伝のその後の世界返信 削除
2017/3/10 (金) 14:44:58 マンネルヘイム

> 話題としては脱線してしまいますけど、二次創作の話が出るといつも気になるのが、
> 「物語後の世界はどうなるんだろう?」って事なんですよね。
> 誕生したばかりの新王朝で、皇帝は幼帝。
> しかも問題は山積なのに、残されたメンツがあれでは、
> 新国家をまともに運営できるなんて、全く思えず・・・・
> 正直な話、リアルに考えると、ロクな未来図じゃなさそうなんですよね(苦笑)。
>
> 公式な続編は恐らく無いという事らしいですが、
> 同人作品の方で、よく出来た後日談の二次創作とかもあるのでしょうか?

まず、原作後の帝国がどうなったかに関してはファンの間でも意見が分かれていますよね。
管理人殿の考えも有力ですが、反対に帝国が成功したという考えも有力です。
「帝国が大変な状況である」という解釈を取っている作品で一番良いのはハーメルンの「仮定未来クロニクル」
「帝国が盤石であった」という解釈を取っている作品で一番良いのは「エル・ファシルの逃亡者」だと私は思います。

仮定未来クロニクルはよく出来ていたとは思いますが・・・。
「バーラト自治政府にとって最良のシナリオ」を描いている感があって、帝国好きには納得の出来ない部分も多々あるかと。
客観的に見ても、「そこまで都合良くいくだろうか・・・」と思う部分が有りますから、管理人殿を満足させられる作品かは微妙ですね。
恐らく、帝国に関する解釈は管理人殿と近いと思いますけど。
ただ、それを補って余りある感動と面白さが有りますし、私としても自信を持って人に勧められる「仮定ストーリー」ですね。

そして、前回もお勧めした逃亡者の方は帝国が盤石であり、バーラトがかなり荒廃している状況で物語が始まりました(すぐに過去へ戻ってしまいますが・・・)
あまりここで内容を書いても、ネタばれになりますので省きますが、私は帝国に関する逃亡者の描写にはかなり納得しましたね。

私自身、帝国がそう簡単に揺らぐとは思えないんですよね。
確かに新皇帝が幼帝なのは不安材料ではありますが、原作の描写をストレートに解釈すれば、
地球教団は壊滅、同盟は滅亡、ヤン一党はバーラト自治政府を建て、友好関係にあるわけで、「外敵」が存在しないわけです。
そして、簒奪ではありますが、ローエングラム朝は別にゴールデンバウム朝そのものと対立してクーデターを起こしたわけではありませんから、
リップシュタットの高級貴族やリヒテンラーデ派等、高級官僚たちは粛清されたものの、官僚組織自体は旧王朝から引き継いでいるわけです。
そして、銀英伝本編の登場人物はほぼ軍人ですが開明派や新領土のエルクスハイマー氏など何人か名前ありの文官も登場していました。
その人々は少なくとも優秀な人物と考えても良さそうです。
残された面子に関しては軍人だけで考えるとちょっと心配ですが、文官も入れればそこまで悲観的に成らなくても良いレベルではないでしょうか?

ミッターマイヤーが変心、あるいは暗殺された場合は軍部の暴走から帝国崩壊ということも有りそうですが・・・。


[20935] Re2:銀英伝のその後の世界返信 削除
2017/3/16 (木) 19:50:09 徳翁導誉

> > 話題としては脱線してしまいますけど、二次創作の話が出るといつも気になるのが、
> > 「物語後の世界はどうなるんだろう?」って事なんですよね。
> > 誕生したばかりの新王朝で、皇帝は幼帝。
> > しかも問題は山積なのに、残されたメンツがあれでは、
> > 新国家をまともに運営できるなんて、全く思えず・・・・
> > 正直な話、リアルに考えると、ロクな未来図じゃなさそうなんですよね(苦笑)。
> >
> > 公式な続編は恐らく無いという事らしいですが、
> > 同人作品の方で、よく出来た後日談の二次創作とかもあるのでしょうか?

> 仮定未来クロニクルはよく出来ていたとは思いますが・・・。
> 「バーラト自治政府にとって最良のシナリオ」を描いている感があって、
> 帝国好きには納得の出来ない部分も多々あるかと。
> 客観的に見ても、「そこまで都合良くいくだろうか・・・」と思う部分が有りますから、
> 管理人殿を満足させられる作品かは微妙ですね。
> 恐らく、帝国に関する解釈は管理人殿と近いと思いますけど。

よくよく考えてみると、私って同盟贔屓でも帝国贔屓でも無いので、
基本的にファンの作品愛から作られる二次創作とは、相性が悪いかも知れませんね・・・・
バーラト自治政府なんて、帝国以上に、ロクな未来図じゃなさそうと感じていますし(笑)。

> そして、前回もお勧めした逃亡者の方は帝国が盤石であり、
> バーラトがかなり荒廃している状況で物語が始まりました

バーラト自治政府が荒廃しているというのは、結構リアルだと思いますよ。
抵抗する軍事力を失った上での、支配者から与えられた自治権ですから、
支配者の意向さえ変わってしまえば、簡単に失われてしまう薄氷の自治権ですし、
この状態で繁栄したら、ローマ帝国に滅ぼされたカルタゴのようになるのがオチですから、
これで自治権が維持されるとなると、辺境の集落にまで堕ちる状況しか無いでしょうね。
日本史で言うなら、明治まで長らく御赦免所(年貢免除地)だった十津川郷みたいに。
って、同盟の首都星がそこまで落ちるとなると、本当にスラム街状態かな?(苦笑)
でもまあ、併合された国家の旧都が廃墟と化す例は、史実でも幾らでもありますし、
惑星同盟の中枢から、統一宇宙の辺境に落ちれば、ヒトもモノもカネも流出して、
かつての首都星が荒廃してしまうのも、十分に有り得るシナリオでしょうね。

これがまだフェザーンみたいに、複数の大勢力に囲まれてる状況であれば、
軍事力とかが無くても、政治的バランスにより、繁栄ある存続が可能なのですが。
実際、中国南北朝時代の後梁なんて、「あれでよく存続できたな」って感じです(笑)。
とは言え後梁も、隋が中国を統一する直前、用済みとばかりに併合されますけどね。
逆に言うと、歯牙にも掛けられないレベルでもなければ、併合は免れない運命だと・・・・
教団や王族に、極小規模な地域の自治権を与える例なら、枚挙に暇は無いんですけど、
旧都ともなれば、サンマリノ共和国やアンドラ公国とも同列には語れないでしょうし、
強いて挙げるなら、権威としてバグダッド周辺に存続を許されたアッバース朝とか、
現存する国家だと、アメリカ合衆国内のインディアン国家・イロコイ連邦とかでしょうか?
って、バーラト自治政府の自治権が、ソ連の自治共和国レベルな可能性もありますが(苦笑)。

> 私自身、帝国がそう簡単に揺らぐとは思えないんですよね。
> 確かに新皇帝が幼帝なのは不安材料ではありますが、原作の描写をストレートに解釈すれば、
> 地球教団は壊滅、同盟は滅亡、ヤン一党はバーラト自治政府を建て、友好関係にあるわけで、
> 「外敵」が存在しないわけです。

「外敵が存在しない」という状況は、「内紛やり放題」という状況になり得ます(笑)。
これがまだ、確固とした社会システムが出来上がってる国家であれば、
それに則って粛々と事を進めれば良い訳ですけど、新帝国はその青写真すら未完成ですし、
更には、占領地フェザーンへの遷都に加え、未だ残された帝国貴族領に旧都オーディン、
旧同盟領の統治に、バーラト自治政府への権限委譲、そして憲法と議会の設置検討と難題山積で、
唯一の裁定者となりうる皇帝が赤ん坊では、揉めるなと言う方が正直無理かと・・・・
別に幼帝ではありませんでしたが、これほどの難題山積な状況を乗り切った政治家となると、
ドイツ第二帝国の宰相ビスマルクくらいしか、パッとは思い浮かばないかも?

> そして、簒奪ではありますが、ローエングラム朝は別にゴールデンバウム朝そのものと
> 対立してクーデターを起こしたわけではありませんから、
> リップシュタットの高級貴族やリヒテンラーデ派等、高級官僚たちは粛清されたものの、
> 官僚組織自体は旧王朝から引き継いでいるわけです。

実はこれって、新国家の運営にとって、かなり重要な事なんですよね。
旧国家の統治組織を如何に上手く「居抜き」するかが、成功の鍵を握るといっても過言では無いので。
それこそ魏晋南北朝の動乱期なんて、陳羣が築いた九品官人法のシステムにより、
王朝のトップがころころ替わっても、官僚機構はそのままで、支障を来たさなかった訳ですし。
逆に失敗例だと、そうした官僚までタリバン一味として追放した、米軍のアフガン統治でしょうね。
アフガニスタンが破綻国家となったのは、タリバン統治や戦争の影響でもなく、この所為ですので。

> そして、銀英伝本編の登場人物はほぼ軍人ですが開明派や新領土のエルクスハイマー氏など
> 何人か名前ありの文官も登場していました。
> その人々は少なくとも優秀な人物と考えても良さそうです。
> 残された面子に関しては軍人だけで考えるとちょっと心配ですが、
> 文官も入れればそこまで悲観的に成らなくても良いレベルではないでしょうか?

正直な所、「ロクな未来図になりそうにない」と思う主要因が、まさにこれなんですよね。
ただ単に、皇帝がゴールデンバウム家からローエングラム家に変わるだけで、
統治機構もそのまま、同盟という敵の存在のそのままであれば、
残された后妃や元帥たちが幼帝を支える事で、新王朝もうまく運営できたかも知れません。

しかし実際には、カール・ブラッケやオイゲン・リヒターといった開明派を起用し、
(フォンの称号を外したとの事ですが、領土は返納したのか? 既に零落してたのか?)
旧来の統治機構を改革しようとして、着手しただけの段階で皇帝が急逝しましたからねえ。
現状維持でもなく、改革を成し遂げた訳でもなく、その中身や道筋すら不確かな状態で、
しかも開明派より急進的な旧同盟の政治姿勢すら聞き入れる一方で、
皇后マリーンドルフ家などのような門閥貴族も一部に残されているのに、
当の本人は既に不帰の人ですから、「正義の数はいくつあるの?」といった状態です。
安定した統治機構を作るのであれば、これを1つ正義に集約(枝切り)せねばならず、
それを成し遂げるには、また相当の混乱と流血を必要とするでしょうね。
(フランス革命のように、流血だけ進んで、混乱は収まらない事態も十分あり得ますが)

そして、やはり何だかんだ言って、ローエングラム王朝は武断的な色彩が強いですし、
「ミッターマイヤーを次期国務尚書に」なんて話が普通に出てくるくらいですから、
政治に軍人たちも関わってくるとなると、本当に滅茶苦茶な事になると思います。
外敵が不在となった以上、ただでも大規模な軍縮は絶対に避けられないのに、
今際の際でラインハルトは、元帥を大量増産してしまいましたからねえ・・・・
トップの人間を増やすと言う事は、それだけ内紛要素を増やす事にも繋がります。
また、個人として「清廉実直」な軍人ばかりだから大丈夫と言われがちですけど、
組織においては、そうした人物が上に居るほど、派閥を生む元凶となる事が多いものです。
実際、維新の十傑でありながら、明治新政府に対して兵を挙げたのも、
西郷隆盛であり、前原一誠であり、江藤新平といった、実直な人物たちでしたからねえ。

まあ、本人が率先して派閥を作るというより、その部下たちが纏まれば派閥が出来てしまい、
部下を思うほど頭目と化して、打算や腹芸で動けないから他派との対立を激化させてしまうと。
しかもこれは、ただ政治的な派閥ではなく、軍事力を保持した「軍閥」の話ですし、
新たな統治機構の建設は混迷していて、様々な正義が共存し、軍人の政治参加が寛容な一方で、
軍縮によって自分たちは失業の危機にあるとなれば・・・元帥本人はまだしも、
その下にいる部下達を抑え込み、時には切り捨てるのは、かなり困難を要するかと?
清廉実直な軍人には苦手な仕事の分野であり、逆に危険因子となりやすいのが現実です。
日本軍を見ても、東郷平八郎の後半生は老害として、海軍をボロボロにしてしまいましたし、
義憤に駆られた陸軍の青年将校たちは、二・二六事件を始めとした数多くの事件を起こしました。
私利私欲じゃないからこそ、行動に歯止めが利かず、却って暴走を招き易いんですよね。
で、新王朝に残されたメンツを見ると・・・清廉実直な危険因子ばかりの気がします(苦笑)。
現実の政治は、「白河の清きに魚も住みかねて 元の濁りの田沼恋しき」な世界なので。

> ミッターマイヤーが変心、あるいは暗殺された場合は
> 軍部の暴走から帝国崩壊ということも有りそうですが・・・。

新王朝を開いた皇帝が建国直後に死去し、残された皇后が幼子を補佐した例となると、
真っ先に思い出されるのは「周王朝」ですけども、周の場合は后妃・邑姜の他にも、
周公旦・太公望・召公セキ・畢公高といった託せる面々が居ましたからねえ・・・・
(そう言えば周王朝も、滅ぼした殷王朝の王族に宋の国を与えてましたね)
銀英伝風に言えば、ヒルダやミッターマイヤーだけでなく、
キルヒアイス、ロイエンタール、オーベルシュタインも健在なまま、幼帝を支えた感じですし、
後者の3人の方が政権運営では頼りになりそうな事を考えると、残された2人では厳しい気が?
ヒルダも、ミッターマイヤーも、政治的な融通は利か無そうですしねえ(苦笑)。

原作的には、后妃が摂政となって新王朝の礎を築いた事になってますけど、
それこそ2人とも「変心」しない限り、この困難な状況は収拾できないように思えます。
遺命を守って改革を進めるなら、流血を伴う大規模な粛清や弾圧は避けられないでしょうし、
それを避けるなら、遺命の方を捨てて、現状維持に近い路線へと舵を切り直すしか無いかと。
オーベルシュタインやロイエンタールが健在なら、前者の道でも行けたかも知れませんが、
ヒルダが呂后や北条政子のような寡婦に化さない限り、後者の道しか無いのかなぁ?
旧体制を打倒したのに、自分たちがその地位に納まるのも、別に珍しい事じゃないですから、
后妃と七元帥の八家を門閥貴族にして、ローエングラム王家を支える形で。
う〜ん、こうして考えると、ビスマルク級の帝国宰相が本当に欲しい所!!(笑)

でもまあ、どちらにせよ、仮にこうして新帝国の安定を築く事となったとして、
アレクやフェリックスには、自分たちの親の姿が、人としてどう見えるのか・・・・
って、こうした子供たちの葛藤と成長の物語の方が、個人的には好みかも?
ただし二次創作で考えれば、あまり好まれない分野でしょうけど(笑)。


[20937] Re3:銀英伝のその後の世界返信 削除
2017/3/16 (木) 21:41:33 マンネルヘイム

管理人殿のように前の通信の文章を残した方が見やすいのでしょうが、
毎回何かしらミスってしまうのでご勘弁を。
上のまとまりから順番に返信していきます。

同盟贔屓でも帝国贔屓でも無いのですか?
それじゃ、ひょっとしてフェザーン贔屓だったり?(笑)
管理人殿は銀英伝のどういった部分を好まれているのでしょうか?

逃亡者のバーラトは管理人殿が言及しているようにスラム街同然ですね。
原作終盤のハイネセン大火やルビンスキーの火祭り、ヤン一党のハイネセン脱出などで
出た被害からの復興が、ロイエンタールの反乱やオーベルシュタインの草刈りなどの混乱で全く進まず、
原作終了時点で経済活動が停止している状態です。
旧同盟の政府債務を引き継がざるを得なかった上にエルスハイマー、アレクサンドル・ジークフリード帝が
それぞれ実施した新領土開発事業からも取り残され、反帝国の極右団体が乱立、まさしくスラム街同然の状態になってしまう・・・
という想定でしたね。
一方の帝国側もやはり管理人殿が言っておられたように貴族制度が復活、
7元帥は国家の安定を優先して軍縮や貴族制度復活を支持したものの、軍内部ではクーデターの声さえ上がります。
最後の元帥であるミュラーの退役後は実際にクーデターを起こそうとした軍人も出てきますが、その頃にはヒルダが中心になって作り上げた官僚貴族制度
が整っており、未然に防がれます。
その後、クーデターを封じられたフェルナー、トゥルナイゼン、ブラウヒッチらが反撃の手段としてバーラトで細々と残る議会制度に着目し、
帝国では彼らの主導によって帝国議会が開かれることになります。

十津川郷というのは坂本竜馬について軽く調べている時に聞いたことがありますが、
軽く調べただけでも興味深いですね。
しかし、辺境の集落に「堕ちた」というのはどういうことでしょう?
地租改正の後はよくある山村に落ちぶれたということですかね?
どうやら元々ほとんど米の取れない地域だったみたいですが・・・

欧州史は多少興味があり、恐らく同世代の中では知識のある方ですが、
中国史に関してはほとんど興味を持たずに今まで生きてきたので、後梁について急いで調べてきました。
第一印象としては「ちっさ!」ですね(笑)
やはり、この後梁も銀英伝のフェザーンのように三国のバランスを保つように動いていたのでしょうか?

サンマリノに関しては中学生の時に地図帳を眺めるのにハマっていたころがあったのですが、
その時に存在自体は認識していました。
・・・しかし、現存する中で世界最古の共和国だとは知りませんでした。
ですが、迫害されたキリスト教徒がルーツでローマ教皇から独立を承認されているのならば、バーラト自治政府と
同列には語りにくいでしょうね。何よりも、バーラトが辺境に落ちぶれる可能性が高いのに対して、サンマリノは立地良好ですし。

アンドラはほとんど忘れていましたが地図帳にはまっていた頃に調べたことがあります。
当時は欧州の複雑な関係が全く理解できず、興味を失いました。
・・・うーん、しかし「●●伯爵位」とか「フランス大統領が司教位」を継承とか、
今でもイメージがわかないといいますか、過程が分からないと言いますか、
そもそも欧州の貴族制度自体が複雑でイマイチ分からないんですよね。
そういう複雑な身分制度とかを見ると何となくワクワクするんですが、結局理解できないと。
欧州を扱っていて、簡単すぎず、難しすぎない本があれば教えてほしいです。
欲を言えば、伝記物というか物語の体裁を取っているものが良いですね。

イロコイ連邦についてちょっと調べてみたのですが、
アメリカの連邦制度の原型になっている・・・という話もあるみたいですね。
アメリカの歴史学界では主流ではないようですが、事実だとしたら興味深いです。
多分に私の偏見が入りますが、何となくアメリカの人たちはイロコイ連邦をモデルにしたということが事実でも、
「フィクションだ」「あり得ない」「HAHAHA!」と流してしまいそうな気がします(笑)
バーラト自治政府と似ているかといわれると、どうなのでしょうかね・・・。
バーラト自体、どうなるか分からない部分はありますが・・・。
「仮定未来クロニクル」ではイロコイと米国初期の指導者の様に、
官僚制度とか、議会制度を帝国に教える側に立っていましたね。


残りはまた今度返信します。


[20955] Re3:銀英伝のその後の世界返信 削除
2017/3/21 (火) 21:53:56 マンネルヘイム

敵が居ない=新たな敵を作り出す、というのは私も同感です。
万事逃亡者を引用するのも、私としては少々情けないですが、
そのあたりのことは原作以上に逃亡者では強調されていると思います。

うーん、正直私も揉めはすると思います。可能性としてはそちらの方が高いでしょうが、
原作ファンとして2代目までは何とか乗り切るという方に一票・・・って完全に希望ですけどね(笑)
前にどこかで聞いた話によると、銀英伝は田中さんが出版社に作品を持ち込んだ時、おまけで作った年表が元に成っているそうです。
で、担当が持ち込んだ作品ではなく、「この年表のヤンとラインハルトのとこ面白そうだ」と言ったのがきっかけだったとか。
だとするならば、田中さんの設定の中ではローエングラム朝もどこかのタイミングで崩壊してしまうのでしょうねぇ・・・。当然ではありますが。

カール・ブラッケ、オイゲン・リヒターがどういう貴族だったのかに関しては原作ファンでも色々な意見がありますよね。
私自身、原作を読んで以来、ずっと疑問でした。
私が聞いたことがある説では
1、ゴールデンバウム王朝の血を引く名門、あるいは実は大貴族
2、「フォン」の称号を取りはらっているのは自称で公的には普通の貴族である
3、領地貴族の領地はある程度の自治が認められている、彼らが改革を行っていたのは自己の領地
4、官僚貴族として元から政権内に存在していた
の4つくらいですかね?
ちなみに、逃亡者の話をすると逃亡者は4の説でした。
というか逃亡者はリヒテンラーデ、カストロプら官僚主体の貴族とブラウンシュヴァイク、リッテンハイムら領地貴族の間に
潜在的な対立軸が存在している設定でしたから、官僚貴族全体に「改革はしたい」という空気が有る状態ですね。
その改革がブラッケ、リヒターは議会制の導入も含めた国体に関わる大きなもので、シルヴァーベルヒはそう言った制度的なものには拘らず、
リヒテンラーデ、ゲルラッハは国体維持の為の貴族への課税と、それぞれで違う訳ですが、
要は開明派は官僚内部に元々存在した勢力だ、という解釈ですね。
そして、現在手元に8,9,10巻がありますのでまた読み返したいと思いますが、
実際具体的に旧同盟の制度を導入すると明言した記述は無かった気が致します。

西郷隆盛、前原一誠、江藤新平は確かに管理人殿の言う通りの人柄かもしれませんが、
一概に帝国元帥諸将と同じとは言えない気もするんですよね。
しかし、改めて彼らの名を聞いてみると逃亡者のクーデター失敗から議会開設の流れは
維新から自由民権運動の流れを意識しているのかもしれません。
その場合、ミッターマイヤー達はむしろ大久保、木戸で、
クーデターを企画した中堅将校が西郷、江藤らで、フラウビッチ、トゥルナイゼン達が板垣や大隈にあたるのかな?

東郷平八郎を帝国諸将に当てはめるのはちょっと違うかと私は思うのですが・・・。
大角人事については昔調べたことがあり、そこで東郷元帥の名も見ましたが、
私は東郷元帥の資質的に「英雄」たることに向いていなかったのではないかと思います。
山本権兵衛は彼の忠実さを評価して連合艦隊司令長官に任じました。また、彼は参謀たちの意見も良く取り入れる人物でした。
しかし逆に言えば率先してリーダーとして引っ張っていくタイプの将ではないと思うのです。
彼の器量は2番手以下の軍人として充分ですが、最高権威、軍神と振舞うには向いていなかったのかと。
彼の問題は彼が自身の影響力を過小、あるいはその影響力を使うことを過小に考えていたことだと私は思います。
つまるところ、某猪突さんはともかくとして帝国諸将がこのような軽率な態度を取るかといわれると少し疑問です。

また、東郷元帥が口出しした時、海軍主流派は加藤友三郎以来の条約派でしたが、艦隊派の言うことに理が無かったかというとそういうわけではありません。
つまり、秋山実之と佐藤鉄太郎が算出した対米7割論をベースに、「最低7割必要だ」という立場だったのが艦隊派、
「7割に満たなくても協調外交等で補える」と考えたのが条約派です。
要するに、艦隊派の理屈を正しいと思える余地があったわけで、
銀河を統一したローエングラム朝で主流派になるであろう軍縮論を
ひっくり返せる(7元帥を説得できる)だけの反主流派が出来てきますかね?
やっぱり某猪突さんはともかくとして7元帥は理が無ければわざわざ反旗を翻さないと思います。

私は疾風や義手あたりはむしろ山本権兵衛の様な余生を送るのではないかと思います。
某猪突さんはやっぱり心配ですけどね・・・。

二・二六事件を始めとする陸軍の諸事件は何と言うか・・・袋小路の様な印象を受けます。
うまく説明はしにくいのですが、起こるべくして起きたというか、歴史の流れでおきたと言いますか・・・
日本陸軍全体が暴走しつつあり、その一端が吹き出したと言えば良いのでしょうか?
根本的な原因はそれこそ維新までさかのぼるような感じで。

銀英伝で言えばそれこそマリーンドルフ父やブラッケ、リヒターらが残っていると思うのですが・・・。
ラインハルト本人はともかくヒルダは開明派との相性は悪くないでしょうし、
ヒルダは有る程度政治的に融通をつけられると思うのですが・・・。

アレクやフェリックスの成長物語ならばやはり仮定未来が良いと思いますよ。


[20970] Re4:銀英伝のその後の世界返信 削除
2017/3/25 (土) 06:16:44 徳翁導誉

> 同盟贔屓でも帝国贔屓でも無いのですか?
> それじゃ、ひょっとしてフェザーン贔屓だったり?(笑)

まあ贔屓では無いですけど、強いて1つ選べと言われれば、
個人的に、最も興味深いのはフェザーンでしょうね(笑)。
今では休止中のCGIゲーム「銀河凡将伝説」でも、
フェザーンの商人・宗教・政治といった要素には、そこそこ力を入れて作りましたし。

> 管理人殿は銀英伝のどういった部分を好まれているのでしょうか?
ぶっちゃけて言うと、リンク先にも名があるMIKさんに薦められたからですね。
で、当時たまたまCSでアニメ版の一挙放送があり、見てみたと。
まあ、面白かったから全110話あっても最後まで見られた訳ですが、
ただ、ハマったかと言われると、正直そこまでは行かなかったので、
「声優が実力派揃いだったから」というのが、意外と大きかったのかも?
中国史の舞台を宇宙に持ってきた、架空SF風味の群像劇という認識でしたし。

> 逃亡者のバーラトは管理人殿が言及しているようにスラム街同然ですね。
> 原作終盤のハイネセン大火やルビンスキーの火祭り、ヤン一党のハイネセン脱出などで
> 出た被害からの復興が、ロイエンタールの反乱やオーベルシュタインの草刈りなどの混乱で全く進まず、
> 原作終了時点で経済活動が停止している状態です。
>  (中略)
> 一方の帝国側もやはり管理人殿が言っておられたように貴族制度が復活、
> 7元帥は国家の安定を優先して軍縮や貴族制度復活を支持したものの、
> 軍内部ではクーデターの声さえ上がります。
> 最後の元帥であるミュラーの退役後は実際にクーデターを起こそうとした軍人も出てきますが、
> その頃にはヒルダが中心になって作り上げた官僚貴族制度が整っており、未然に防がれます。

なるほど、そうした経緯であるならば、
バーラトの自治も、新王朝の安定も、どちらも可能かと思われます。

> その後、クーデターを封じられたフェルナー、トゥルナイゼン、ブラウヒッチらが
> 反撃の手段としてバーラトで細々と残る議会制度に着目し、
> 帝国では彼らの主導によって帝国議会が開かれることになります。

この辺は、日本の自由民権運動が下敷きになってる印象ですね。
薩長の藩閥政治により、冷や飯を食わされた土佐などが、
民権運動を利用して、権力に食い込もうとした面が実際ありましたからねえ。
議会開設派のメンツも何だかリアルですし、フェルナーが居るなら運動も成功しそう(笑)。


> 十津川郷というのは坂本竜馬について軽く調べている時に聞いたことがありますが、
> 軽く調べただけでも興味深いですね。
> しかし、辺境の集落に「堕ちた」というのはどういうことでしょう?
> 地租改正の後はよくある山村に落ちぶれたということですかね?
> どうやら元々ほとんど米の取れない地域だったみたいですが・・・

いやいや、十津川郷が辺境の集落に堕ちたという話ではなく、
政治的・軍事的・宗教的な要因も無く、自治権を容認されるには、
バーラトが中央にとって、「無益無害」な存在になる必要があるという話ですね。
有益であれば、カルタゴのように、併合の運命は避けられないので・・・・
で、そうした存在の歴史的な具体例として、十津川郷を挙げてみたと。
「フィクション作品のその後」という、まさに「架空の架空」の話なので、
内容にリアリティーを持たせるべく、あれこれと史実から部分的に引いてみたのですが、
引用先の全体像に引きずられて、却って話を解り難くしてしまったかも? 申し訳ないです。

> 欧州史は多少興味があり、恐らく同世代の中では知識のある方ですが、
> 中国史に関してはほとんど興味を持たずに今まで生きてきたので、後梁について急いで調べてきました。
> 第一印象としては「ちっさ!」ですね(笑)
> やはり、この後梁も銀英伝のフェザーンのように三国のバランスを保つように動いていたのでしょうか?

フェザーンが帝国の一部だったように、
後梁も関中・四川を押さえた西魏(後に北周→隋)の支配下にありました。
ですが都の江陵は、その立地もあって、文化的にも経済的にも発展していたと。
ただ正直な話、外交の両輪は軍事力と経済力なので、「バランスを保つ」と言っても、
その一方(軍事力)を欠く状況では、正直無理なのが現実ですからねえ・・・・
それでも史実に例を探すなら、西域のオアシス都市とか、地中海の都市国家でしょうか?
ちなみに後梁に関しては、『侯景の乱始末記(中公新書)』に1章が立てられており、
できればオススメしたい所なのですが・・・如何せん絶版本なので、図書館を探すしか無いかも?

あと、もしも中国史について知りたいと言う事であれば、まずはコチラを推薦しておきます。
  『中国の大盗賊・完全版(講談社現代新書)』
  https://www.amazon.co.jp/dp/4061497464/
東大で中国文学を学んだエッセイストによる著作ですから、
学術書のような堅苦しさは無く、それでいて史実重視なので、なかなか読みやすいかと。
王朝の開祖を「大盗賊」と捉える事で、中国社会の特徴を日本人にも理解しやすく描き、
しかも登場人物は教科書に出てくるメジャー所ばかりで、新書なので値段も文章量も手頃です。
(とは言え、あくまで保守系文化人による歴史エッセイなので、その点は割り引いて下さい・笑)
まあ中国史にハマる事があれば、戦後日本の歴史学界を代表する大家でありながら、
一般人にも読みやすい書籍の多い、宮崎市定の著作なども薦めたい所がね(笑)。

また、中国の通史を扱っていて、それでいて読みやすい本であれば、コチラですね。
  『小説十八史略(講談社文庫 全6巻)』
  https://www.amazon.co.jp/dp/4061850776/
「十八史略」という、中国がモンゴル帝国に征服される前後の宋末元初に書かれた
文字通り、史記から宋鑑までの正史18書の概略をまとめた本があるのですが、
それを更に、戦後日本を代表する歴史小説家の陳舜臣が、小説化したのがこれですね。
そもそも原作が700年前なので、当然その時代までしか描かれていませんけども、
概略本として読みやすいモノが、陳舜臣の手によって更に面白い作品に仕上がっていますし、
あくまで小説ですけども、陳は宮崎市定の孫弟子なので、内容は決して悪くありません。
実は私も、中国史はこの「小説十八史略」から入りました(笑)。
ちなみに宋以降に関しては、同じく陳作品の「中国の歴史」で一応は補完可能ですし、
「中国の大盗賊」みたいな列伝モノだと、「中国傑物伝(中公文庫)」がありますね。
こちらは王朝の開祖よりも、No.2タイプを中心に16名が扱われていて私好みでした。

って、そう言えば、銀英伝の原作者である田中芳樹にも、
中国史の列伝モノがあるのですが、ご存知でしたでしょうか?
  『中国武将列伝(中公文庫 全2巻)』
  https://www.amazon.co.jp/dp/4122035473/
まあ、作者本人の好き嫌いが全開なので、賛否両論ある作品なのですが(笑)、
銀英伝の読者という事であれば、こちらも選択肢の1つとしてアリかと思われます。
上下2巻で99名も扱っているので、1人1人の記述は薄いですが、
逆に言えば、少ないページ数で網羅的に、中国史の人物を覚えられるかも?


> そもそも欧州の貴族制度自体が複雑でイマイチ分からないんですよね。
> そういう複雑な身分制度とかを見ると何となくワクワクするんですが、結局理解できないと。
> 欧州を扱っていて、簡単すぎず、難しすぎない本があれば教えてほしいです。
> 欲を言えば、伝記物というか物語の体裁を取っているものが良いですね。

求めてる本とは、ちょっと違うタイプかも知れませんが、この作品はどうですかねえ?
  『英仏百年戦争(集英社新書)』
  https://www.amazon.co.jp/dp/408720216X/
歴史小説家として人気のある佐藤賢一によって書かれた、百年戦争の概説本です。
そもそも百年戦争は、「英国王がフランス王位を狙った戦争」と思われがちですが、
その内実は「英国を植民地に持つフランス貴族が、王位継承を争った」モノであり、
日本人にはイメージしにくい、欧州社会における国王と貴族の関係がよく解る内容ですし、
直木賞作家が書いた歴史本なので、一般的な啓蒙書よりも読みやすいのは確かです。
東北大の大学院で西洋史を学んだ人なので、内容もいい加減じゃありませんしね。

この本に、「神聖ローマ帝国」と「ハプスブルク家」(共に講談社現代新書)を加えた
3冊を読めば、中近世の欧州史も結構解ってくると思います。
英仏百年戦争でイギリス&フランス、神聖ローマ帝国でドイツ&イタリア、
ハプスブルク家で中欧・東欧・南欧の歴史がカバーできますからね。
そこに欧州周辺も付け加えるなら、「オスマン帝国(講談社現代新書)」や
「ロシアとソ連邦(講談社学術文庫)」あたりもですかねえ?
欧州と世界の関わりだと、先日読んだこの本は良かったですね。
  『砂糖の世界史(岩波ジュニア新書)』
  https://www.amazon.co.jp/dp/4005002765/
内容が素晴らしかったのは勿論の事、中高生向けに書かれたジュニア新書という事で、
非常に読みやすい文章となっており、皆さんにもオススメしたい1冊でした!!

> イロコイ連邦についてちょっと調べてみたのですが、
> アメリカの連邦制度の原型になっている・・・という話もあるみたいですね。
> アメリカの歴史学界では主流ではないようですが、事実だとしたら興味深いです。
> バーラト自治政府と似ているかといわれると、どうなのでしょうかね・・・。
> バーラト自体、どうなるか分からない部分はありますが・・・。

「バーラト自治政府とイロコイ連邦が似ている」という話ではなく、
「バーラトみたいに生き残った実例って、史実だとイロコイくらいかな?」という話ですね。
逆に言えば、それくらいバーラト自治政府は、現実的に存続が困難な設定を与えられていると。

> 「仮定未来クロニクル」ではイロコイと米国初期の指導者の様に、
> 官僚制度とか、議会制度を帝国に教える側に立っていましたね。

勝者が敗者のシステムを取り入れるというのが・・・まず、なかなか無いですよねえ。
もちろん、中国の征服王朝に代表されるように、
武力で勝る少数派の遊牧民が、高い文明を持つ多数派の農耕民を支配する際は、
そうした実例もあるのですが、帝国と同盟にそこまでの差がある感じはしませんし・・・・
ハッキリ言って、それ相応のメリットが無い限り、なかなか難しい設定だと思っています。


> 敵が居ない=新たな敵を作り出す、というのは私も同感です。
> 万事逃亡者を引用するのも、私としては少々情けないですが、
> そのあたりのことは原作以上に逃亡者では強調されていると思います。

う〜ん、「新たな敵を作り出す」というのも、有効な手段ではあります。
しかしそれは、あくまで政治面での話であって、
敵が居ようが居まいが、あの規模の軍隊を維持すれば財政面で破綻してしまいます。
例えば、ユダヤ人迫害でナチス政権が求心力を高める事は出来ても、
それで軍人たちの腹を満たせる(給料を支払える)訳じゃ無いですからねえ。
常識的に考えて、同盟を占領するだけの兵員を動員したという事は、
小競り合いを繰り返していた時期に比べて、軍の規模も急膨張してるはずなので、
解り易く言えば、そのままなら北朝鮮の先軍政治みたいな状況に陥る訳です・・・・

もちろん、門閥貴族や同盟領から接収した資産を吐き出せば、一時しのぎは可能でしょうけど、
中長期的に考えた場合、収入を増やすか、支出を減らすか、どちらかは絶対必要となります。
要するに、領民に更なる増税を強いるか? 軍人の大規模リストラを行うか?ですね。
それを両方とも避けて、安定した新政権を作るなど、正直言って非現実的なので・・・・
(フィクション作品なので「それでも上手く行った」と言われれば、それまでですが・笑)

> カール・ブラッケ、オイゲン・リヒターがどういう貴族だったのかに関しては
> 原作ファンでも色々な意見がありますよね。
> 私自身、原作を読んで以来、ずっと疑問でした。
>  (中略)
> そして、現在手元に8,9,10巻がありますのでまた読み返したいと思いますが、
> 実際具体的に旧同盟の制度を導入すると明言した記述は無かった気が致します。

「上からの改革」というのは、現実的になかなか難しいんですよねえ・・・・
特に新王朝の場合、民主共和制を享受してきた旧同盟領の民衆も大量に内包している以上、
どう転んだって、保守派からも改革派からも叩かれる中途半端なポジションですし、
改革成功の為には絶対必要な「強力な後ろ盾」も、ラインハルト死去で不在となれば、
リアルに考えると、開明派貴族は早晩に失脚する運命を免れない気がするんです。
と言いますか、歴史的に見ると、こうした上流階層の開明派って、
有能な好人物であるほど、悲惨な末路に終わってるケースが非常に多いんですよねえ・・・・

> 西郷隆盛、前原一誠、江藤新平は確かに管理人殿の言う通りの人柄かもしれませんが、
> 一概に帝国元帥諸将と同じとは言えない気もするんですよね。
>  (中略)
> 東郷平八郎を帝国諸将に当てはめるのはちょっと違うかと私は思うのですが・・・。
>  (中略)
> 二・二六事件を始めとする陸軍の諸事件は何と言うか・・・袋小路の様な印象を受けます。

繰り替えしになってしまいますが、私は何も、
こうして挙げた人物たちが、帝国元帥たちと似ていると言っている訳ではありません。
「個人」として優れた人物であろうと、人間社会というのは組織で出来ており、
個々に置かれた立場の中で、「組織人」と振舞う事を余儀なくされるのが現実ですから、
銀英伝の世界で好意的に描かれるタイプの人間ほど、現実的にはそのギャップに堕ちてしまい、
却って組織を壊しかねない危険因子にってしまうのが、人間社会の悲哀だと言いたい訳です。
「領民からの搾取を強化するか? 部下たちの大量クビ切りとするか?」
この避けられない二者択一を迫られた時、
后妃や帝国元帥たちは、一体どういう選択をするんでしょう?

> 銀英伝で言えばそれこそマリーンドルフ父やブラッケ、リヒターらが残っていると思うのですが・・・。
> ラインハルト本人はともかくヒルダは開明派との相性は悪くないでしょうし、
> ヒルダは有る程度政治的に融通をつけられると思うのですが・・・。

個人としては良くても、やはり各人の背後には組織がありますからねえ。
そこを無視して突き通せるのは、それこそ絶対的な地位にある創業者くらいですけど、
この新政権の場合、まさにそれにあたるラインハルトが、既に故人ですからねえ・・・・
立場が変われば利害も変わりますし、組織を背負えば妥協も難しくなります。
融通をつけると言っても、八方美人で収まるような生易しい状況ではない以上、
アメとムチを上手く使い分けても尚、着地点を見出すには相当の粛清が必要になろうかと?

> アレクやフェリックスの成長物語ならばやはり仮定未来が良いと思いますよ。
この2人が作中で、どう描かれてるかは勿論知りませんけど、
健全にすくすく育つような成長物語だった場合・・・正直、私には合わないかと?
闇堕ちしろとまでは言いませんが、それ相応の苦悩は、個人的に欲しい所(笑)。
それこそフェリックスなんて、苦悩させなきゃ不自然なくらいの設定ですし。
・・・って、こうして、いろいろ設定とか考えてる方が楽しいので、
結局の所、私は「読者」よりも「作者」でありたいタイプなんでしょうね。


[20978] Re5:銀英伝のその後の世界返信 削除
2017/3/30 (木) 00:20:18 マンネルヘイム

▼ 徳翁導誉さん
> > 同盟贔屓でも帝国贔屓でも無いのですか?
> > それじゃ、ひょっとしてフェザーン贔屓だったり?(笑)

> まあ贔屓では無いですけど、強いて1つ選べと言われれば、
> 個人的に、最も興味深いのはフェザーンでしょうね(笑)。
> 今では休止中のCGIゲーム「銀河凡将伝説」でも、
> フェザーンの商人・宗教・政治といった要素には、そこそこ力を入れて作りましたし。

私がこのサイトに来た時、丁度凡将伝説がプレイヤー不足で凍結されたんですよね。
それだけに、何と言いますかね?初めてプレイした時のワクワク感みたいなのが今でも持続しています。
> > 管理人殿は銀英伝のどういった部分を好まれているのでしょうか?
> ぶっちゃけて言うと、リンク先にも名があるMIKさんに薦められたからですね。
> で、当時たまたまCSでアニメ版の一挙放送があり、見てみたと。
> まあ、面白かったから全110話あっても最後まで見られた訳ですが、
> ただ、ハマったかと言われると、正直そこまでは行かなかったので、
> 「声優が実力派揃いだったから」というのが、意外と大きかったのかも?
> 中国史の舞台を宇宙に持ってきた、架空SF風味の群像劇という認識でしたし。

私がハマったのは少々変則的で、銀英伝のタイトルに惹かれていた時に
何かのきっかけでたどり着いたこのサイトで銀英大戦を見て、それで銀英伝を読む決心がついて、
このサイトと銀英伝にハマっていった感じです。
最も、このあたりの記憶は若干曖昧で、サイトに来るのが早かったのか、銀英伝にハマったのが早かったのか
ちょっと分からない感じですが、銀英伝ファンになった一因としてこのサイトのゲームが有るのは間違いありませんね。
>
> > 逃亡者のバーラトは管理人殿が言及しているようにスラム街同然ですね。
> > 原作終盤のハイネセン大火やルビンスキーの火祭り、ヤン一党のハイネセン脱出などで
> > 出た被害からの復興が、ロイエンタールの反乱やオーベルシュタインの草刈りなどの混乱で全く進まず、
> > 原作終了時点で経済活動が停止している状態です。
> >  (中略)
> > 一方の帝国側もやはり管理人殿が言っておられたように貴族制度が復活、
> > 7元帥は国家の安定を優先して軍縮や貴族制度復活を支持したものの、
> > 軍内部ではクーデターの声さえ上がります。
> > 最後の元帥であるミュラーの退役後は実際にクーデターを起こそうとした軍人も出てきますが、
> > その頃にはヒルダが中心になって作り上げた官僚貴族制度が整っており、未然に防がれます。

> なるほど、そうした経緯であるならば、
> バーラトの自治も、新王朝の安定も、どちらも可能かと思われます。
>
> > その後、クーデターを封じられたフェルナー、トゥルナイゼン、ブラウヒッチらが
> > 反撃の手段としてバーラトで細々と残る議会制度に着目し、
> > 帝国では彼らの主導によって帝国議会が開かれることになります。

> この辺は、日本の自由民権運動が下敷きになってる印象ですね。
> 薩長の藩閥政治により、冷や飯を食わされた土佐などが、
> 民権運動を利用して、権力に食い込もうとした面が実際ありましたからねえ。
> 議会開設派のメンツも何だかリアルですし、フェルナーが居るなら運動も成功しそう(笑)。
>

もし興味が出て来られたのならば是非一読してみてください。
私がここで長々と語るよりも読んだ方が早いでしょうし(笑)
>
> > 十津川郷というのは坂本竜馬について軽く調べている時に聞いたことがありますが、
> > 軽く調べただけでも興味深いですね。
> > しかし、辺境の集落に「堕ちた」というのはどういうことでしょう?
> > 地租改正の後はよくある山村に落ちぶれたということですかね?
> > どうやら元々ほとんど米の取れない地域だったみたいですが・・・

> いやいや、十津川郷が辺境の集落に堕ちたという話ではなく、
> 政治的・軍事的・宗教的な要因も無く、自治権を容認されるには、
> バーラトが中央にとって、「無益無害」な存在になる必要があるという話ですね。
> 有益であれば、カルタゴのように、併合の運命は避けられないので・・・・
> で、そうした存在の歴史的な具体例として、十津川郷を挙げてみたと。
> 「フィクション作品のその後」という、まさに「架空の架空」の話なので、
> 内容にリアリティーを持たせるべく、あれこれと史実から部分的に引いてみたのですが、
> 引用先の全体像に引きずられて、却って話を解り難くしてしまったかも? 申し訳ないです。
>
> > 欧州史は多少興味があり、恐らく同世代の中では知識のある方ですが、
> > 中国史に関してはほとんど興味を持たずに今まで生きてきたので、後梁について急いで調べてきました。
> > 第一印象としては「ちっさ!」ですね(笑)
> > やはり、この後梁も銀英伝のフェザーンのように三国のバランスを保つように動いていたのでしょうか?

> フェザーンが帝国の一部だったように、
> 後梁も関中・四川を押さえた西魏(後に北周→隋)の支配下にありました。
> ですが都の江陵は、その立地もあって、文化的にも経済的にも発展していたと。
> ただ正直な話、外交の両輪は軍事力と経済力なので、「バランスを保つ」と言っても、
> その一方(軍事力)を欠く状況では、正直無理なのが現実ですからねえ・・・・
> それでも史実に例を探すなら、西域のオアシス都市とか、地中海の都市国家でしょうか?
> ちなみに後梁に関しては、『侯景の乱始末記(中公新書)』に1章が立てられており、
> できればオススメしたい所なのですが・・・如何せん絶版本なので、図書館を探すしか無いかも?
>
> あと、もしも中国史について知りたいと言う事であれば、まずはコチラを推薦しておきます。
>   『中国の大盗賊・完全版(講談社現代新書)』
>   https://www.amazon.co.jp/dp/4061497464/
> 東大で中国文学を学んだエッセイストによる著作ですから、
> 学術書のような堅苦しさは無く、それでいて史実重視なので、なかなか読みやすいかと。
> 王朝の開祖を「大盗賊」と捉える事で、中国社会の特徴を日本人にも理解しやすく描き、
> しかも登場人物は教科書に出てくるメジャー所ばかりで、新書なので値段も文章量も手頃です。
> (とは言え、あくまで保守系文化人による歴史エッセイなので、その点は割り引いて下さい・笑)
> まあ中国史にハマる事があれば、戦後日本の歴史学界を代表する大家でありながら、
> 一般人にも読みやすい書籍の多い、宮崎市定の著作なども薦めたい所がね(笑)。
>
> また、中国の通史を扱っていて、それでいて読みやすい本であれば、コチラですね。
>   『小説十八史略(講談社文庫 全6巻)』
>   https://www.amazon.co.jp/dp/4061850776/
> 「十八史略」という、中国がモンゴル帝国に征服される前後の宋末元初に書かれた
> 文字通り、史記から宋鑑までの正史18書の概略をまとめた本があるのですが、
> それを更に、戦後日本を代表する歴史小説家の陳舜臣が、小説化したのがこれですね。
> そもそも原作が700年前なので、当然その時代までしか描かれていませんけども、
> 概略本として読みやすいモノが、陳舜臣の手によって更に面白い作品に仕上がっていますし、
> あくまで小説ですけども、陳は宮崎市定の孫弟子なので、内容は決して悪くありません。
> 実は私も、中国史はこの「小説十八史略」から入りました(笑)。
> ちなみに宋以降に関しては、同じく陳作品の「中国の歴史」で一応は補完可能ですし、
> 「中国の大盗賊」みたいな列伝モノだと、「中国傑物伝(中公文庫)」がありますね。
> こちらは王朝の開祖よりも、No.2タイプを中心に16名が扱われていて私好みでした。
>
> って、そう言えば、銀英伝の原作者である田中芳樹にも、
> 中国史の列伝モノがあるのですが、ご存知でしたでしょうか?
>   『中国武将列伝(中公文庫 全2巻)』
>   https://www.amazon.co.jp/dp/4122035473/
> まあ、作者本人の好き嫌いが全開なので、賛否両論ある作品なのですが(笑)、
> 銀英伝の読者という事であれば、こちらも選択肢の1つとしてアリかと思われます。
> 上下2巻で99名も扱っているので、1人1人の記述は薄いですが、
> 逆に言えば、少ないページ数で網羅的に、中国史の人物を覚えられるかも?
>
>
> > そもそも欧州の貴族制度自体が複雑でイマイチ分からないんですよね。
> > そういう複雑な身分制度とかを見ると何となくワクワクするんですが、結局理解できないと。
> > 欧州を扱っていて、簡単すぎず、難しすぎない本があれば教えてほしいです。
> > 欲を言えば、伝記物というか物語の体裁を取っているものが良いですね。

> 求めてる本とは、ちょっと違うタイプかも知れませんが、この作品はどうですかねえ?
>   『英仏百年戦争(集英社新書)』
>   https://www.amazon.co.jp/dp/408720216X/
> 歴史小説家として人気のある佐藤賢一によって書かれた、百年戦争の概説本です。
> そもそも百年戦争は、「英国王がフランス王位を狙った戦争」と思われがちですが、
> その内実は「英国を植民地に持つフランス貴族が、王位継承を争った」モノであり、
> 日本人にはイメージしにくい、欧州社会における国王と貴族の関係がよく解る内容ですし、
> 直木賞作家が書いた歴史本なので、一般的な啓蒙書よりも読みやすいのは確かです。
> 東北大の大学院で西洋史を学んだ人なので、内容もいい加減じゃありませんしね。
>
> この本に、「神聖ローマ帝国」と「ハプスブルク家」(共に講談社現代新書)を加えた
> 3冊を読めば、中近世の欧州史も結構解ってくると思います。
> 英仏百年戦争でイギリス&フランス、神聖ローマ帝国でドイツ&イタリア、
> ハプスブルク家で中欧・東欧・南欧の歴史がカバーできますからね。
> そこに欧州周辺も付け加えるなら、「オスマン帝国(講談社現代新書)」や
> 「ロシアとソ連邦(講談社学術文庫)」あたりもですかねえ?
> 欧州と世界の関わりだと、先日読んだこの本は良かったですね。
>   『砂糖の世界史(岩波ジュニア新書)』
>   https://www.amazon.co.jp/dp/4005002765/
> 内容が素晴らしかったのは勿論の事、中高生向けに書かれたジュニア新書という事で、
> 非常に読みやすい文章となっており、皆さんにもオススメしたい1冊でした!!
>

中国史に関しても気になっていますし、学ばないまま死ぬのは勿体ないと常々思っております。
しかし、申し訳ないですが先に欧州史を知りたいので、「英仏百年戦争」「砂糖の世界史」から読んでみたいと思います。
図書カードが山ほど溜まってましたし、丁度時間も余っていますしね。

> > 敵が居ない=新たな敵を作り出す、というのは私も同感です。
> > 万事逃亡者を引用するのも、私としては少々情けないですが、
> > そのあたりのことは原作以上に逃亡者では強調されていると思います。

> う〜ん、「新たな敵を作り出す」というのも、有効な手段ではあります。
> しかしそれは、あくまで政治面での話であって、
> 敵が居ようが居まいが、あの規模の軍隊を維持すれば財政面で破綻してしまいます。
> 例えば、ユダヤ人迫害でナチス政権が求心力を高める事は出来ても、
> それで軍人たちの腹を満たせる(給料を支払える)訳じゃ無いですからねえ。
> 常識的に考えて、同盟を占領するだけの兵員を動員したという事は、
> 小競り合いを繰り返していた時期に比べて、軍の規模も急膨張してるはずなので、
> 解り易く言えば、そのままなら北朝鮮の先軍政治みたいな状況に陥る訳です・・・・
>
> もちろん、門閥貴族や同盟領から接収した資産を吐き出せば、一時しのぎは可能でしょうけど、
> 中長期的に考えた場合、収入を増やすか、支出を減らすか、どちらかは絶対必要となります。
> 要するに、領民に更なる増税を強いるか? 軍人の大規模リストラを行うか?ですね。
> それを両方とも避けて、安定した新政権を作るなど、正直言って非現実的なので・・・・
> (フィクション作品なので「それでも上手く行った」と言われれば、それまでですが・笑)
>
> > カール・ブラッケ、オイゲン・リヒターがどういう貴族だったのかに関しては
> > 原作ファンでも色々な意見がありますよね。
> > 私自身、原作を読んで以来、ずっと疑問でした。
> >  (中略)
> > そして、現在手元に8,9,10巻がありますのでまた読み返したいと思いますが、
> > 実際具体的に旧同盟の制度を導入すると明言した記述は無かった気が致します。

> 「上からの改革」というのは、現実的になかなか難しいんですよねえ・・・・
> 特に新王朝の場合、民主共和制を享受してきた旧同盟領の民衆も大量に内包している以上、
> どう転んだって、保守派からも改革派からも叩かれる中途半端なポジションですし、
> 改革成功の為には絶対必要な「強力な後ろ盾」も、ラインハルト死去で不在となれば、
> リアルに考えると、開明派貴族は早晩に失脚する運命を免れない気がするんです。
> と言いますか、歴史的に見ると、こうした上流階層の開明派って、
> 有能な好人物であるほど、悲惨な末路に終わってるケースが非常に多いんですよねえ・・・・
>
> > 西郷隆盛、前原一誠、江藤新平は確かに管理人殿の言う通りの人柄かもしれませんが、
> > 一概に帝国元帥諸将と同じとは言えない気もするんですよね。
> >  (中略)
> > 東郷平八郎を帝国諸将に当てはめるのはちょっと違うかと私は思うのですが・・・。
> >  (中略)
> > 二・二六事件を始めとする陸軍の諸事件は何と言うか・・・袋小路の様な印象を受けます。

> 繰り替えしになってしまいますが、私は何も、
> こうして挙げた人物たちが、帝国元帥たちと似ていると言っている訳ではありません。
> 「個人」として優れた人物であろうと、人間社会というのは組織で出来ており、
> 個々に置かれた立場の中で、「組織人」と振舞う事を余儀なくされるのが現実ですから、
> 銀英伝の世界で好意的に描かれるタイプの人間ほど、現実的にはそのギャップに堕ちてしまい、
> 却って組織を壊しかねない危険因子にってしまうのが、人間社会の悲哀だと言いたい訳です。
> 「領民からの搾取を強化するか? 部下たちの大量クビ切りとするか?」
> この避けられない二者択一を迫られた時、
> 后妃や帝国元帥たちは、一体どういう選択をするんでしょう?
>

なるほど・・・管理人殿の言う通りかもしれません。
しかし、後世でヒルダが評価されていることを考えると、
軍人の大規模リストラを敢行したということになりますね。
その過程で猪突提督等は苦しんだでしょう。
もっとも疾風や芸術家辺りはそれでもリストラを断行できる人間だと原作を読んで思いました。
というよりは軍の組織人ではなく国の組織人であることを優先できると思ったのですが・・・
やはり甘いですかね。
 > > 銀英伝で言えばそれこそマリーンドルフ父やブラッケ、リヒターらが残っていると思うのですが・・・。
> > ラインハルト本人はともかくヒルダは開明派との相性は悪くないでしょうし、
> > ヒルダは有る程度政治的に融通をつけられると思うのですが・・・。

> 個人としては良くても、やはり各人の背後には組織がありますからねえ。
> そこを無視して突き通せるのは、それこそ絶対的な地位にある創業者くらいですけど、
> この新政権の場合、まさにそれにあたるラインハルトが、既に故人ですからねえ・・・・
> 立場が変われば利害も変わりますし、組織を背負えば妥協も難しくなります。
> 融通をつけると言っても、八方美人で収まるような生易しい状況ではない以上、
> アメとムチを上手く使い分けても尚、着地点を見出すには相当の粛清が必要になろうかと?
>
> > アレクやフェリックスの成長物語ならばやはり仮定未来が良いと思いますよ。
> この2人が作中で、どう描かれてるかは勿論知りませんけど、
> 健全にすくすく育つような成長物語だった場合・・・正直、私には合わないかと?
> 闇堕ちしろとまでは言いませんが、それ相応の苦悩は、個人的に欲しい所(笑)。
> それこそフェリックスなんて、苦悩させなきゃ不自然なくらいの設定ですし。
> ・・・って、こうして、いろいろ設定とか考えてる方が楽しいので、
> 結局の所、私は「読者」よりも「作者」でありたいタイプなんでしょうね。

設定を考えていた方が楽しいというのはわかる気がします。


[20983] Re6:銀英伝のその後の世界返信 削除
2017/3/30 (木) 20:17:28 徳翁導誉

> > 今では休止中のCGIゲーム「銀河凡将伝説」でも、
> > フェザーンの商人・宗教・政治といった要素には、そこそこ力を入れて作りましたし。

> 私がこのサイトに来た時、丁度凡将伝説がプレイヤー不足で凍結されたんですよね。
> それだけに、何と言いますかね?初めてプレイした時のワクワク感みたいなのが今でも持続しています。

そもそも、参加者が30名くらい居ないと回らない設定のゲームで、
あの停止直前の当時に、そこまで感じて頂けたのでしたら、
もしも50〜60名ほど居た往時であれば、一体どれ程だったんでしょ?(笑)

まあ、あのゲームは、「要望があれば、出来るだけ入れてみる」という方針だったので、
シンプルなシステムが好きな私としては、正直、ゴチャゴチャし過ぎてる印象でしたけど、
それでも、資産No.1を目指す商人や、政権奪取を狙う同盟政治家に、地球教徒の帝国軍将校、
どの陣営にも顔の利く情報屋に、混乱大好きな陰謀家テロリストなどなど、
各人が思い思いにプレーしていて、時には外国人の参加者まで現れてましたからねえ。
こんな個人サイトに、日本全国だけでなく、アメリカ・台湾・香港などからも人が訪れるなんて、
昭和世代の私にとっては、まさに「新時代の到来」を肌で実感させられるゲームでした!!

> > > 管理人殿は銀英伝のどういった部分を好まれているのでしょうか?
> > ぶっちゃけて言うと、リンク先にも名があるMIKさんに薦められたからですね。
> > で、当時たまたまCSでアニメ版の一挙放送があり、見てみたと。

> 私がハマったのは少々変則的で、銀英伝のタイトルに惹かれていた時に
> 何かのきっかけでたどり着いたこのサイトで銀英大戦を見て、それで銀英伝を読む決心がついて、
> このサイトと銀英伝にハマっていった感じです。
> 銀英伝ファンになった一因としてこのサイトのゲームが有るのは間違いありませんね。

となると、私も微力ながら、銀英伝の普及活動に参加できたのかな?(笑)
思い返してみると、私が銀英伝の多人数用CGIゲームを作ったのも、
「銀英伝音楽館」さんの自作MIDI音楽ファイルに刺激を受けて、
「この曲をゲームのBGMとして使ってみたい」と思ったのが、制作の発端でしたね。
今になって思うと、あの当時はインターネット自体も黎明期でしたから、
技術的制約は今よりずっと大きくても、熱気や活気は今以上に満ち溢れていた気がします。

> > > その後、クーデターを封じられたフェルナー、トゥルナイゼン、ブラウヒッチらが
> > > 反撃の手段としてバーラトで細々と残る議会制度に着目し、
> > > 帝国では彼らの主導によって帝国議会が開かれることになります。

> > この辺は、日本の自由民権運動が下敷きになってる印象ですね。
> > 薩長の藩閥政治により、冷や飯を食わされた土佐などが、
> > 民権運動を利用して、権力に食い込もうとした面が実際ありましたからねえ。
> > 議会開設派のメンツも何だかリアルですし、フェルナーが居るなら運動も成功しそう(笑)。

> もし興味が出て来られたのならば是非一読してみてください。
> 私がここで長々と語るよりも読んだ方が早いでしょうし(笑)

そうですね(笑)。
正直な所、私はほとんど小説を読まないので、その機会が訪れるかは解りませんが、
それでも最初の頃に比べれば、興味の方は高まってますので、
ひょっとしたら、そのうち読む機会も訪れるかも?
銀英伝の二次創作小説という事であれば、かなり以前ですけど、
ゼロの使い魔との異質なクロスオーバーである「ゼロな提督」を読んだ事もありますし(笑)。
(作者の方はいろいろ問題を起こしたらしいですが、作品自体は普通によく出来ていたかと)

> > あと、もしも中国史について知りたいと言う事であれば、まずはコチラを推薦しておきます。
> >   『中国の大盗賊・完全版(講談社現代新書)』
> >   https://www.amazon.co.jp/dp/4061497464/
> > また、中国の通史を扱っていて、それでいて読みやすい本であれば、コチラですね。
> >   『小説十八史略(講談社文庫 全6巻)』
> >   https://www.amazon.co.jp/dp/4061850776/
> > > 欧州を扱っていて、簡単すぎず、難しすぎない本があれば教えてほしいです。
> > > 欲を言えば、伝記物というか物語の体裁を取っているものが良いですね。

> > 求めてる本とは、ちょっと違うタイプかも知れませんが、この作品はどうですかねえ?
> >   『英仏百年戦争(集英社新書)』
> >   https://www.amazon.co.jp/dp/408720216X/
> > この本に、「神聖ローマ帝国」と「ハプスブルク家」(共に講談社現代新書)を加えた
> > 3冊を読めば、中近世の欧州史も結構解ってくると思います。
> > 欧州と世界の関わりだと、先日読んだこの本は良かったですね。
> >   『砂糖の世界史(岩波ジュニア新書)』
> >   https://www.amazon.co.jp/dp/4005002765/

> 中国史に関しても気になっていますし、学ばないまま死ぬのは勿体ないと常々思っております。
> しかし、申し訳ないですが先に欧州史を知りたいので、
> 「英仏百年戦争」「砂糖の世界史」から読んでみたいと思います。
> 図書カードが山ほど溜まってましたし、丁度時間も余っていますしね。

伝記物ではありませんが、「英仏百年戦争」も「砂糖の世界史」も読みやすい本だと思います。
あと、中国史のオススメ書籍に関しては、別に気にしないで下さい。
日本史を進めていくと、中国史の知識は必要不可欠になって来ますから、
「欧州史の本を紹介するなら、ついでに」と、後から付け加えてみただけですので(笑)。

> > 「個人」として優れた人物であろうと、人間社会というのは組織で出来ており、
> > 個々に置かれた立場の中で、「組織人」と振舞う事を余儀なくされるのが現実ですから、
> > 銀英伝の世界で好意的に描かれるタイプの人間ほど、現実的にはそのギャップに堕ちてしまい、
> > 却って組織を壊しかねない危険因子にってしまうのが、人間社会の悲哀だと言いたい訳です。
> > 「領民からの搾取を強化するか? 部下たちの大量クビ切りとするか?」
> > この避けられない二者択一を迫られた時、
> > 后妃や帝国元帥たちは、一体どういう選択をするんでしょう?

> なるほど・・・管理人殿の言う通りかもしれません。
> しかし、後世でヒルダが評価されていることを考えると、
> 軍人の大規模リストラを敢行したということになりますね。
> その過程で猪突提督等は苦しんだでしょう。
> もっとも疾風や芸術家辺りはそれでもリストラを断行できる人間だと原作を読んで思いました。
> というよりは軍の組織人ではなく国の組織人であることを優先できると思ったのですが・・・
> やはり甘いですかね。

ただ、少なくとも私の知る限りにおいて、
流血を伴わずに済んだ「勝者の軍縮」は、まず存在しないんですよねえ・・・・
これは考えてみれば当たり前の事でして、兵士たちは身を危険に晒して戦い、
ある者は死亡し、ある者は負傷し、それでようやく勝利を掴み取り、戦争が終わってみると、
上層部がその恩恵にあずかる一方で、勝者のはずの自分たちは用済みとばかりに切り捨てられる。
しかも、彼らの手には武器が残されてる訳ですから・・・そうなれば反旗を翻して上層部と戦うか、
もしくは、そうなる前に上層部による粛清の嵐が吹き荒れるかが、人の世の常ですからねえ。
「クーデターを未然に防いだ」とか、「軍縮を断行した」とかでは、現実的には済まない話です。

軍の組織人である事より、国の組織人である事を優先するというのは、
自分や直属の部下たちは、国家という組織を回す為に、権力(恩恵)ある立場に就く一方で、
末端の方の部下たちに対して、その苦境を訴えられても押さえ付け、
反発したら弾圧し、反発しなくても弾圧しなければならない立場となります。
そして、后妃の統治が後世でも評価される展開をリアルに考えると、
それらの汚れ仕事は全て帝国元帥たちが担わせた上、仕事が終わった後には、
その責任を全て元帥たちに負わせて、彼らを処断しなければならないんですよね・・・・
とは言え、そんな后妃や元帥たちの姿は、原作のキャラ描写的に見たくないと。
まあ、フィクション作品の世界観を、リアルに捉える行為は無粋かも知れませんし、
題名通り、銀河の英雄たちの伝説だと考えれば、「上手く行った」でOKなんですけどね(笑)。


[21015] Re7:銀英伝のその後の世界返信 削除
2017/4/26 (水) 00:55:00 マンネルヘイム

▼ 徳翁導誉さん
> > > 今では休止中のCGIゲーム「銀河凡将伝説」でも、
> > > フェザーンの商人・宗教・政治といった要素には、そこそこ力を入れて作りましたし。

> > 私がこのサイトに来た時、丁度凡将伝説がプレイヤー不足で凍結されたんですよね。
> > それだけに、何と言いますかね?初めてプレイした時のワクワク感みたいなのが今でも持続しています。

> そもそも、参加者が30名くらい居ないと回らない設定のゲームで、
> あの停止直前の当時に、そこまで感じて頂けたのでしたら、
> もしも50〜60名ほど居た往時であれば、一体どれ程だったんでしょ?(笑)
>
> まあ、あのゲームは、「要望があれば、出来るだけ入れてみる」という方針だったので、
> シンプルなシステムが好きな私としては、正直、ゴチャゴチャし過ぎてる印象でしたけど、
> それでも、資産No.1を目指す商人や、政権奪取を狙う同盟政治家に、地球教徒の帝国軍将校、
> どの陣営にも顔の利く情報屋に、混乱大好きな陰謀家テロリストなどなど、
> 各人が思い思いにプレーしていて、時には外国人の参加者まで現れてましたからねえ。
> こんな個人サイトに、日本全国だけでなく、アメリカ・台湾・香港などからも人が訪れるなんて、
> 昭和世代の私にとっては、まさに「新時代の到来」を肌で実感させられるゲームでした!!
>

想像もつかない世界ですね・・・。
その時代にこのサイトに来たかったです。
私がこのサイトに来てから少しした頃はプレイヤーの減少が肌で感じられました。
今は若干回復してきているのではないかと思うのですが、それでも昔には到底及ばないと言うことですね。
> > > > 管理人殿は銀英伝のどういった部分を好まれているのでしょうか?
> > > ぶっちゃけて言うと、リンク先にも名があるMIKさんに薦められたからですね。
> > > で、当時たまたまCSでアニメ版の一挙放送があり、見てみたと。

> > 私がハマったのは少々変則的で、銀英伝のタイトルに惹かれていた時に
> > 何かのきっかけでたどり着いたこのサイトで銀英大戦を見て、それで銀英伝を読む決心がついて、
> > このサイトと銀英伝にハマっていった感じです。
> > 銀英伝ファンになった一因としてこのサイトのゲームが有るのは間違いありませんね。

> となると、私も微力ながら、銀英伝の普及活動に参加できたのかな?(笑)
> 思い返してみると、私が銀英伝の多人数用CGIゲームを作ったのも、
> 「銀英伝音楽館」さんの自作MIDI音楽ファイルに刺激を受けて、
> 「この曲をゲームのBGMとして使ってみたい」と思ったのが、制作の発端でしたね。
> 今になって思うと、あの当時はインターネット自体も黎明期でしたから、
> 技術的制約は今よりずっと大きくても、熱気や活気は今以上に満ち溢れていた気がします。
>

昔の方々から話を聞くと、そういう熱気や活気のある時代を羨ましく思います。
今の時代はインターネットという未知の分野の開拓が一通り終わり、良くも悪くも落ち着いている気がします。
何の根拠もないただの印象ですけどね(笑)
> そうですね(笑)。
> 正直な所、私はほとんど小説を読まないので、その機会が訪れるかは解りませんが、
> それでも最初の頃に比べれば、興味の方は高まってますので、
> ひょっとしたら、そのうち読む機会も訪れるかも?
> 銀英伝の二次創作小説という事であれば、かなり以前ですけど、
> ゼロの使い魔との異質なクロスオーバーである「ゼロな提督」を読んだ事もありますし(笑)。
> (作者の方はいろいろ問題を起こしたらしいですが、作品自体は普通によく出来ていたかと)
>

銀英伝二次創作界隈でも同様の評価だと思います。
私は読んだことないので論評できないんですけどね(笑)
異質なクロスオーバーと言うと、fateクロスが有名ですね。私は3回ほど通して読みましたが、とても面白かったです。
最もfateファンからすると色々納得のいかない部分が多いらしいですけど・・・。
まあ、私はfateを知らないですし、あのいけすかない金ぴかに好意を持つ理由が無いので、気になりませんでした。
> > 中国史に関しても気になっていますし、学ばないまま死ぬのは勿体ないと常々思っております。
> > しかし、申し訳ないですが先に欧州史を知りたいので、
> > 「英仏百年戦争」「砂糖の世界史」から読んでみたいと思います。
> > 図書カードが山ほど溜まってましたし、丁度時間も余っていますしね。

> 伝記物ではありませんが、「英仏百年戦争」も「砂糖の世界史」も読みやすい本だと思います。
> あと、中国史のオススメ書籍に関しては、別に気にしないで下さい。
> 日本史を進めていくと、中国史の知識は必要不可欠になって来ますから、
> 「欧州史の本を紹介するなら、ついでに」と、後から付け加えてみただけですので(笑)。
>

「砂糖の世界史」読み終わりました。
私は本を読むのが好きですが、感想を述べるのが苦手でして・・・。
月並みな表現ですが、とても面白かったです。

あまり良い考えでないのは重々承知していますが・・・あの時代の欧州人に対しては「いい加減にしろよ・・・」とため息が出てしまいます。
そして、過去の植民地支配を棚に上げて文明国を気取っているのが、どうにもやるせないと言いますか・・・。
いや、日本ももちろん人のことを言える立場ではないですけどね。

何と言うか・・・私は自国を上に置いて他国を見下すような風潮に激しい違和感を覚えます。
特にそれが悪意のあるものではなく、自然な表現であればある程、恥ずかしさを感じます。
以前、管理人殿が日本を称賛する番組が増えていることに苦言を呈しておられたと記憶していますが、
私もまったく同感です。常々違和感を感じていました。
> ただ、少なくとも私の知る限りにおいて、
> 流血を伴わずに済んだ「勝者の軍縮」は、まず存在しないんですよねえ・・・・
> これは考えてみれば当たり前の事でして、兵士たちは身を危険に晒して戦い、
> ある者は死亡し、ある者は負傷し、それでようやく勝利を掴み取り、戦争が終わってみると、
> 上層部がその恩恵にあずかる一方で、勝者のはずの自分たちは用済みとばかりに切り捨てられる。
> しかも、彼らの手には武器が残されてる訳ですから・・・そうなれば反旗を翻して上層部と戦うか、
> もしくは、そうなる前に上層部による粛清の嵐が吹き荒れるかが、人の世の常ですからねえ。
> 「クーデターを未然に防いだ」とか、「軍縮を断行した」とかでは、現実的には済まない話です。
>
> 軍の組織人である事より、国の組織人である事を優先するというのは、
> 自分や直属の部下たちは、国家という組織を回す為に、権力(恩恵)ある立場に就く一方で、
> 末端の方の部下たちに対して、その苦境を訴えられても押さえ付け、
> 反発したら弾圧し、反発しなくても弾圧しなければならない立場となります。
> そして、后妃の統治が後世でも評価される展開をリアルに考えると、
> それらの汚れ仕事は全て帝国元帥たちが担わせた上、仕事が終わった後には、
> その責任を全て元帥たちに負わせて、彼らを処断しなければならないんですよね・・・・
> とは言え、そんな后妃や元帥たちの姿は、原作のキャラ描写的に見たくないと。
> まあ、フィクション作品の世界観を、リアルに捉える行為は無粋かも知れませんし、
> 題名通り、銀河の英雄たちの伝説だと考えれば、「上手く行った」でOKなんですけどね(笑)。

こうして話して思いますが、管理人殿が書く銀英伝のアフターストーリーも読んでみたいなあと思います。
管理人殿の意見には説得力がありますし、「伝説」の後の話としてはそういうリアルな話の方が適している気もするんですよね。


[21030] 「その後の世界」の物語プロットを悪戯書き返信 削除
2017/4/28 (金) 22:54:15 徳翁導誉

> > もしも50〜60名ほど居た往時であれば、一体どれ程だったんでしょ?(笑)
> > 資産No.1を目指す商人や、政権奪取を狙う同盟政治家に、地球教徒の帝国軍将校、
> > どの陣営にも顔の利く情報屋に、混乱大好きな陰謀家テロリストなどなど、
> > 各人が思い思いにプレーしていて、時には外国人の参加者まで現れてましたからねえ。

> 想像もつかない世界ですね・・・。
> その時代にこのサイトに来たかったです。

「通信ログを公開されると、次回セッションに支障を来たす」との意見が多く、
WW2オンラインと違って、銀河凡将伝説の過去ログは保存対象外にしていたのですが、
今から考えると、「10年後に公開」とかの条件で、残しておけば良かったですね。
って、当時は10年後もサイトを続けてるとは思ってませんでしたけど(笑)。

> 私がこのサイトに来てから少しした頃はプレイヤーの減少が肌で感じられました。
> 今は若干回復してきているのではないかと思うのですが、それでも昔には到底及ばないと言うことですね。

まあ私も以前のように、ちゃんとしたサイト管理が出来なくなってますからねえ・・・・
もともと成り行きでのサイト開設でしたし、そうなった時点でスパッと閉鎖も考えたのですが、
「それでも良いから続けて欲しい」と言われて、こうしてダラダラ続いていると(苦笑)。

> > 今になって思うと、あの当時はインターネット自体も黎明期でしたから、
> > 技術的制約は今よりずっと大きくても、熱気や活気は今以上に満ち溢れていた気がします。

> 昔の方々から話を聞くと、そういう熱気や活気のある時代を羨ましく思います。
> 今の時代はインターネットという未知の分野の開拓が一通り終わり、良くも悪くも落ち着いている気がします。
> 何の根拠もないただの印象ですけどね(笑)

このサイトは2000年の開設ですけど、ちょうどその前後でネットの世界も激変しましたからねえ。
Yahoo、2ch、Google、YouTube、Wikipedia、Amazon、ブログ、SNS、Twitter、ニコ動、LINEなどなど、
インターネットの歴史も逐一体験できましたし、普及率のグラフで見ても本当に一目瞭然かと?
http://www.garbagenews.com/img16/gn-20160727-07.gif
http://www.garbagenews.com/img16/gn-20160727-06.gif
ただ正直な所、もともとはマニア(趣味人)の世界だったネットが、
こうして急速に一般化した事で、ネット内の雰囲気も瞬く間に変わってしまい、
新たなネット・コンテンツの登場も鈍化している昨今、以前のネットが懐かしくはあります。

考えてみると2000年前後って、音楽業界では毎年何曲もミリオン・ヒットが生まれ、
PS2などの登場でゲーム業界も活況を呈し、スポーツ界では日韓W杯催に、野球代表へのプロ参戦、
アニメの放送数↓も激増するなど、いろいろあった時代性が、ネットの成長と上手くリンクしたのかも?
https://www.youtube.com/watch?v=vJU-srGCCrU
関ヶ原400年という事で、歴史SLGの分野も活気があり、そこから私もネットにハマりましたからねえ。
・・・って、「ネットがあるのが当たり前」な今の若い世代からすると、
この「ネットにハマる」という感覚すら、ひょっとしたら既に解り難いのかなぁ?
冷戦の終結や、ネットの普及、新興国の台頭などによって生まれた、現在のグローバル社会も、
ここ10年ほどの世界でしかないのですが、それしか知らない世代には、それが全てでしょうし。
それを思うと、イギリスの若者に与えたEU離脱の衝撃は、相当なモノだと思われます。

ちなみに、この2000年頃の時代も、当時はあまり大して凄いと感じられなかったのは、
その一昔前である1990年前後が、バブル景気あり、昭和の終了あり、冷戦構造の崩壊ありと、
それ以上に激動の時代だったからなんでしょうね(笑)。
ギリギリながら昭和を体験できた事は、少しラッキーだったかも知れません。
平成世代の弟なんて、1990年前後は勿論、上記のような2000年前後の事すら、
年齢的に、あまり覚えていない(体感していない)らしいので。

> > 銀英伝の二次創作小説という事であれば、かなり以前ですけど、
> > ゼロの使い魔との異質なクロスオーバーである「ゼロな提督」を読んだ事もありますし(笑)。

> 異質なクロスオーバーと言うと、fateクロスが有名ですね。
> 私は3回ほど通して読みましたが、とても面白かったです。
> 最もfateファンからすると色々納得のいかない部分が多いらしいですけど・・・。
> まあ、私はfateを知らないですし、
> あのいけすかない金ぴかに好意を持つ理由が無いので、気になりませんでした。

私も以前、ここで薦められて「Fate/Zero」を読んだ事↓があるので、
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s15179#15179
「あの金ピカ」で通じますけど、普通はいきなり言われても意味不明なのでは?(笑)
でもまあ、Fateのギルガメッシュは、あの俺様キャラこそが魅力なのでしょうし、
それを魅力にまで昇華できず、いけ好かないレベルの描写で止まっているのだとしたら、
Fateのファン層が「納得いかない」と言うのも、何となく解る気はしますね。


> > > 中国史に関しても気になっていますし、学ばないまま死ぬのは勿体ないと常々思っております。
> > > しかし、申し訳ないですが先に欧州史を知りたいので、
> > > 「英仏百年戦争」「砂糖の世界史」から読んでみたいと思います。
> > > 図書カードが山ほど溜まってましたし、丁度時間も余っていますしね。

> > 伝記物ではありませんが、「英仏百年戦争」も「砂糖の世界史」も読みやすい本だと思います。
> > あと、中国史のオススメ書籍に関しては、別に気にしないで下さい。

> 「砂糖の世界史」読み終わりました。
> 私は本を読むのが好きですが、感想を述べるのが苦手でして・・・。
> 月並みな表現ですが、とても面白かったです。

いやいや、「面白かった」だけで十分ですよ(笑)。
私も「何か感想を書け」と言われたら、同時進行は無理なタイプなので、
まず最初は純粋に楽しみ、続いて感想用に見直しや読み直しをする感じですから、
その分だけ手間が増えてしまうと・・・・
でもまあ、内容の整理とかする時には、この方法も結構有効なんですけどね。

ちなみに私は、メインの内容もそうですけど、結構サブ的な記述も面白かったですね。
例えば、食品が持つ栄養素や嗜好性と、食品交易との関係を踏まえた場合、
「砂糖」という商品作物がもつ、各民族の食文化に偏らない需要の普遍性と、
気候や労働力により生産地が偏る供給の特殊性を、改めて思い知らされ、
大航海時代を経て、砂糖が史上初の「世界商品」となった事も大いに納得しました。
紅茶・コーヒー・カカオなど嗜好食品の需要も、砂糖が前提に有ればればこそですし。
また、有史でも稀有な深化度を見せる、中南米における入植と同化は、
レコンキスタによる入植と同化を経験した直後のイベリア諸国だったからこそ、
可能だったという事も、何気に目から鱗でしたね(笑)。

> あまり良い考えでないのは重々承知していますが・・・
> あの時代の欧州人に対しては「いい加減にしろよ・・・」とため息が出てしまいます。
> そして、過去の植民地支配を棚に上げて文明国を気取っているのが、どうにもやるせないと言いますか・・・。
> いや、日本ももちろん人のことを言える立場ではないですけどね。
> 何と言うか・・・私は自国を上に置いて他国を見下すような風潮に激しい違和感を覚えます。
> 特にそれが悪意のあるものではなく、自然な表現であればある程、恥ずかしさを感じます。

日本の事で言いますと、無意識な「アジア人蔑視」の風潮というのは、
それでも、ここ十数年で随分と軽減したのは確かですねえ。
いや本当、平成の初頭くらいまでは、本人も無自覚な名誉白人意識が普通に残っており、
日本人は自分たちをアジア人だと思ってませんでしたから、アジア人扱いされる事を嫌いました。
これは昨今の嫌韓反中とも違い、世間一般でも当然の感覚だったのが根深い問題だったかと・・・・
逆に、私のアジア人意識が異様に高いのも、そうした当時の風潮を嫌っていたのが原因でしょうね。
歴史や仏像が好きだった私から見れば、「日本がアジア」なのは当然の事だと思えましたので。

それを一変させたのが、グローバル化の時代に丁度重なった、日本経済の低迷と、アジアの経済発展。
そしてJリーグ誕生以降、急激に熱気を帯び出したサッカー代表戦の影響も大きかったと思います。
そういう意味では、マネーの影響力と、スポーツの影響力というのは、本当に凄いモノだと実感します!!
今となっては、「日本はアジアの一員」と言われても、嫌な顔をする人は少数派では無いでしょうか?

しかし一方で、2000年頃を境に世界が急速にグローバル化した事により、
目に見えず、よく知らないから生じる「無意識な差別」の時代から、
目に見える、少し知るからこそ生じる「意識的な差別」の時代へと、
今がちょうど移り変わっていく、過渡期の時期なのかも知れませんね?
情報や実態が断片的に見られる時代だからこそ、
悪く捉えれば、いくらでも相手の事が悪く見えてしまい、
良く捉えれば、いくらでも自分の事が良く見えてしまうと・・・・

いわゆる「トランプ現象」というのは、目に見えない時代への回帰運動の側面もありますけど、
正直言って、この時代的な流れを逆流させようというのは、長期的に見て困難でしょうし、
これからの時代は、どういった方向へと流れていくんですかねえ?

> 以前、管理人殿が日本を称賛する番組が増えていることに苦言を呈しておられたと記憶していますが、
> 私もまったく同感です。常々違和感を感じていました。

まあ、ただ単に、私は根が天邪鬼だという側面もあるんですけど、
欧米礼賛が過ぎれば、「日本にも良い所はたくさんあるんだよ」と言いたくなり、
日本賛美が過ぎると、「日本にも悪い所はたくさんあるんだよ」と言いたくなると(笑)。
でもまあ、最近の「外国人に褒めてもらう、日本凄い」系は、
凄い事よりも、褒めてもらう事に、その目的が寄り過ぎていて、
その傾向が行き過ぎると、「本当に凄いかどうかは関係ない」って所まで行っているのが・・・・
(そして逆に、何かを叩きたい場合には、同じく真実か否かは軽視して、叩くの主眼に行動すると)

日本に良い所があれば伸ばし、悪い所があれば直し、海外の良い所は見習う。
それこそが本来、日本にとって最善の道なのでしょうけどね。
『見たか!日本の底力!メイド・イン・ジャパンに感謝!!』という番組で、
日本製として外国人に賞賛させたオモチャが、実は海外メーカーの製品だったとか、
そういうのは、まだ笑い話で済まされる範囲なんですけど(苦笑)、
「愛国ポルノ」と呼ばれる、過度な自国賞賛を好む人たちが、
「ポスト真実」の潜在的な支持層であろう事を考えると、あまり笑えず・・・・
あと、結局は幻想だったのかも知れませんけど、
アメリカさえ本気で追い抜こうと、上を目指していたバブル期の日本を覚えていると、
下を見て、「あの国よりマシ」とか「日本凄い」とか言って満足してる現状は、本当に寂しく映ります。


> > ただ、少なくとも私の知る限りにおいて、
> > 流血を伴わずに済んだ「勝者の軍縮」は、まず存在しないんですよねえ・・・・
> > 「クーデターを未然に防いだ」とか、「軍縮を断行した」とかでは、現実的には済まない話です。
> > とは言え、そんな后妃や元帥たちの姿は、原作のキャラ描写的に見たくないと。
> > まあ、フィクション作品の世界観を、リアルに捉える行為は無粋かも知れませんし、
> > 題名通り、銀河の英雄たちの伝説だと考えれば、「上手く行った」でOKなんですけどね(笑)。

> こうして話して思いますが、管理人殿が書く銀英伝のアフターストーリーも読んでみたいなあと思います。
> 管理人殿の意見には説得力がありますし、
> 「伝説」の後の話としてはそういうリアルな話の方が適している気もするんですよね。

いや〜、この無駄な長文癖を何かに活かせないかと、考える事は確かにあるのですが、
小説を読まない理系の私には、解説文は書けても、物語文は書けないでしょうからねえ・・・・
自分自身に文才があるとも、ちょっと思えませんし(苦笑)。
とか言いつつ、即興で物語のプロットとか考えてみると、こんな感じでしょうか?

物語の主人公は、幼帝アレクと幼馴染のフェリックス、そしてキャゼルヌ次女の3人で、
物語構成は、10代中盤・20代前半・20代後半・30代中盤の4部構成。
まあ作中では、シャルロットの妹として名前すら与えられてない次女ですが、
年齢的には2人のちょっと上くらいなので、物語的には丁度良いくらいかな?と。
それこそ、ラインハルト&キルヒアイスと、アンネローゼの関係性を、引き合いに出せますしね。

国家の為、そして何より息子の為、手を汚して政治を行う母ヒルダと、
そんな母の姿を複雑な感情で見つめながら、唯一の王朝血統者である故に、
多くの重圧を課される中で、カゴの鳥として過保護に育てられた、優しく傷付きやすい息子アレク。
逆臣である実父の十字架と、功臣である養父の威光を、2つ同時に背負わされる事で、
真面目で正義感が強く何事にも優等生な自分を演じつつ、アレクを何か助ける幼馴染のフェリックス。
(ミッターマイヤー夫妻の実子である弟とか登場させれば、更にフェリックスのキャラが立つかも?)
そして、バーラト自治政府からの半ば人質として、帝都へと送られてきたものの、
芯の強さと物腰の柔らかさが魅力的で、2人に淡い恋心を抱かせる少し年上のキャゼルヌ次女。

で、まずは10代中盤の学生時代から物語を始めて、3人の人間関係を構築。
続いて第2部の20代前半では、成人して皇帝の見習いを始めるアレクと、軍に入るフェリックスに、
アレク経由で知己を得たヒルダの後援を受け、帝国全土で慈善活動を行うキャゼルヌ次女を描き、
ヒルダが摂政の座から退き、アレクが親政を始める第3部では、
フェリックスは皇帝の若き右腕となる一方、帰国した次女はバーラトの若きヒロインとなっており、
そして、帝国軍急進派によるバーラト自治政府の再征服計画によって、3人の関係性も激変・・・・
最後の第4部は、下野したフェリックスが、形式的に設置されただけの帝国議会で変革運動を起こし、
貴族院と庶民院の優越を逆転させる事で、帝国に「君臨すれども統治せず」の立憲君主制が確立。
しかしそれは結果的に、専制君主に向かないアレクを助ける事に繋がっていた・・・って感じですか?

う〜ん、我ながら、あまり独創性は感じられないストーリー展開ですねえ(苦笑)。
でも、いろいろ設定とか妄想するのは、結構好きみたいです(笑)。
史実の方でも、その時の状況を整理しつつ、if展開を考えるのは楽しいですし。


[21073] Re:「その後の世界」の物語プロットを悪戯書き返信 削除
2017/5/27 (土) 01:06:54 マンネルヘイム

▼ 徳翁導誉さん
> > > もしも50〜60名ほど居た往時であれば、一体どれ程だったんでしょ?(笑)
> > > 資産No.1を目指す商人や、政権奪取を狙う同盟政治家に、地球教徒の帝国軍将校、
> > > どの陣営にも顔の利く情報屋に、混乱大好きな陰謀家テロリストなどなど、
> > > 各人が思い思いにプレーしていて、時には外国人の参加者まで現れてましたからねえ。

> > 想像もつかない世界ですね・・・。
> > その時代にこのサイトに来たかったです。

> 「通信ログを公開されると、次回セッションに支障を来たす」との意見が多く、
> WW2オンラインと違って、銀河凡将伝説の過去ログは保存対象外にしていたのですが、
> 今から考えると、「10年後に公開」とかの条件で、残しておけば良かったですね。
> って、当時は10年後もサイトを続けてるとは思ってませんでしたけど(笑)。
>

惜しいですね(笑)

> > 私がこのサイトに来てから少しした頃はプレイヤーの減少が肌で感じられました。
> > 今は若干回復してきているのではないかと思うのですが、それでも昔には到底及ばないと言うことですね。

> まあ私も以前のように、ちゃんとしたサイト管理が出来なくなってますからねえ・・・・
> もともと成り行きでのサイト開設でしたし、そうなった時点でスパッと閉鎖も考えたのですが、
> 「それでも良いから続けて欲しい」と言われて、こうしてダラダラ続いていると(苦笑)。
>

私がこのサイトに来て思ったのは「本当にこんなサイトが有ったんだ」ですね。
こういうゲームが無料で出来るサイトがあればなあ・・・と常々妄想していましたが、本当にあると思っていなかったので。
何と言いますか・・・このサイトはそういう夢があると思います。

> > > 今になって思うと、あの当時はインターネット自体も黎明期でしたから、
> > > 技術的制約は今よりずっと大きくても、熱気や活気は今以上に満ち溢れていた気がします。

> > 昔の方々から話を聞くと、そういう熱気や活気のある時代を羨ましく思います。
> > 今の時代はインターネットという未知の分野の開拓が一通り終わり、良くも悪くも落ち着いている気がします。
> > 何の根拠もないただの印象ですけどね(笑)

> このサイトは2000年の開設ですけど、ちょうどその前後でネットの世界も激変しましたからねえ。
> Yahoo、2ch、Google、YouTube、Wikipedia、Amazon、ブログ、SNS、Twitter、ニコ動、LINEなどなど、
> インターネットの歴史も逐一体験できましたし、普及率のグラフで見ても本当に一目瞭然かと?
> http://www.garbagenews.com/img16/gn-20160727-07.gif
> http://www.garbagenews.com/img16/gn-20160727-06.gif
> ただ正直な所、もともとはマニア(趣味人)の世界だったネットが、
> こうして急速に一般化した事で、ネット内の雰囲気も瞬く間に変わってしまい、
> 新たなネット・コンテンツの登場も鈍化している昨今、以前のネットが懐かしくはあります。
>
> 考えてみると2000年前後って、音楽業界では毎年何曲もミリオン・ヒットが生まれ、
> PS2などの登場でゲーム業界も活況を呈し、スポーツ界では日韓W杯催に、野球代表へのプロ参戦、
> アニメの放送数↓も激増するなど、いろいろあった時代性が、ネットの成長と上手くリンクしたのかも?
> https://www.youtube.com/watch?v=vJU-srGCCrU
> 関ヶ原400年という事で、歴史SLGの分野も活気があり、そこから私もネットにハマりましたからねえ。
> ・・・って、「ネットがあるのが当たり前」な今の若い世代からすると、
> この「ネットにハマる」という感覚すら、ひょっとしたら既に解り難いのかなぁ?
> 冷戦の終結や、ネットの普及、新興国の台頭などによって生まれた、現在のグローバル社会も、
> ここ10年ほどの世界でしかないのですが、それしか知らない世代には、それが全てでしょうし。
> それを思うと、イギリスの若者に与えたEU離脱の衝撃は、相当なモノだと思われます。
>
> ちなみに、この2000年頃の時代も、当時はあまり大して凄いと感じられなかったのは、
> その一昔前である1990年前後が、バブル景気あり、昭和の終了あり、冷戦構造の崩壊ありと、
> それ以上に激動の時代だったからなんでしょうね(笑)。
> ギリギリながら昭和を体験できた事は、少しラッキーだったかも知れません。
> 平成世代の弟なんて、1990年前後は勿論、上記のような2000年前後の事すら、
> 年齢的に、あまり覚えていない(体感していない)らしいので。
>

あんまり世代をばらしたくないですが、私は管理人さまの言うところの今の若い世代なので、
やはり「ネットにはまる」という感覚は分からないかなあ・・・。
それでも「ネット」が一般的な物になったのは義務教育の後半の頃ですし、
丁度ネットの大衆化と合わせて育っている感じですね。

私の感覚だと全くネットをしない人間が1割程度、普通にネットにふれている人間が8割程度、
「お前大丈夫か・・・?」と心配になる人間が1割程度ですね。
> > > 銀英伝の二次創作小説という事であれば、かなり以前ですけど、
> > > ゼロの使い魔との異質なクロスオーバーである「ゼロな提督」を読んだ事もありますし(笑)。

> > 異質なクロスオーバーと言うと、fateクロスが有名ですね。
> > 私は3回ほど通して読みましたが、とても面白かったです。
> > 最もfateファンからすると色々納得のいかない部分が多いらしいですけど・・・。
> > まあ、私はfateを知らないですし、
> > あのいけすかない金ぴかに好意を持つ理由が無いので、気になりませんでした。

> 私も以前、ここで薦められて「Fate/Zero」を読んだ事↓があるので、
> http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s15179#15179
> 「あの金ピカ」で通じますけど、普通はいきなり言われても意味不明なのでは?(笑)
> でもまあ、Fateのギルガメッシュは、あの俺様キャラこそが魅力なのでしょうし、
> それを魅力にまで昇華できず、いけ好かないレベルの描写で止まっているのだとしたら、
> Fateのファン層が「納得いかない」と言うのも、何となく解る気はしますね。
>

好き嫌いをあまり私は出さないようにしていまして、出す時はあくまで感情論にとどめ、理論的なこじつけをしないように心がけております。
が、少し言わせていただくと、ギルガメッシュって最古の英雄だなんだって言っても微妙な存在じゃないですか
それがアーサー王だのク・フーリンだのと対等どころか超越しているのが何となく気に入らないんです。
別にアーサー王が美少女になって聖剣からビームを出したって何の文句も無いですし、
駆逐艦が美少女になろうが、伊達政宗が六刀流でレッツ・パーティしていようが構わないんですが、
なんかギルガメッシュは嫌なんですよね。歴史への敬意が感じられないと言いますか・・・。
>
> > > > 中国史に関しても気になっていますし、学ばないまま死ぬのは勿体ないと常々思っております。
> > > > しかし、申し訳ないですが先に欧州史を知りたいので、
> > > > 「英仏百年戦争」「砂糖の世界史」から読んでみたいと思います。
> > > > 図書カードが山ほど溜まってましたし、丁度時間も余っていますしね。

> > > 伝記物ではありませんが、「英仏百年戦争」も「砂糖の世界史」も読みやすい本だと思います。
> > > あと、中国史のオススメ書籍に関しては、別に気にしないで下さい。

> > 「砂糖の世界史」読み終わりました。
> > 私は本を読むのが好きですが、感想を述べるのが苦手でして・・・。
> > 月並みな表現ですが、とても面白かったです。

> いやいや、「面白かった」だけで十分ですよ(笑)。
> 私も「何か感想を書け」と言われたら、同時進行は無理なタイプなので、
> まず最初は純粋に楽しみ、続いて感想用に見直しや読み直しをする感じですから、
> その分だけ手間が増えてしまうと・・・・
> でもまあ、内容の整理とかする時には、この方法も結構有効なんですけどね。
>
> ちなみに私は、メインの内容もそうですけど、結構サブ的な記述も面白かったですね。
> 例えば、食品が持つ栄養素や嗜好性と、食品交易との関係を踏まえた場合、
> 「砂糖」という商品作物がもつ、各民族の食文化に偏らない需要の普遍性と、
> 気候や労働力により生産地が偏る供給の特殊性を、改めて思い知らされ、
> 大航海時代を経て、砂糖が史上初の「世界商品」となった事も大いに納得しました。
> 紅茶・コーヒー・カカオなど嗜好食品の需要も、砂糖が前提に有ればればこそですし。
> また、有史でも稀有な深化度を見せる、中南米における入植と同化は、
> レコンキスタによる入植と同化を経験した直後のイベリア諸国だったからこそ、
> 可能だったという事も、何気に目から鱗でしたね(笑)。
>

言われてみれば何気にイベリア半島もそういう経験がありますね。
最近、サウンド・ホライズンの聖戦のイベリアを聞きまして、
レコンキスタにも若干の興味が湧いています。俗なきっかけで恥ずかしいですけど(笑)

ちなみに今は「王様で見る英国史」という本を読んでいます。
分かりやすくまとまった本だと思いますね。
管理人殿が「フランスの大貴族がイギリス王を兼ねている」と言った意味が分かります。
しかし、神聖ローマ皇帝とイギリス王に加えて、フランスの2伯爵が連合を組んでフランスと戦ったことがあったそうですが、
個人的にそこに引っ掛かっていたり。
フランスの半分近くを押える大貴族に加えて、神聖ローマ帝国、そして有力な2伯爵を合わせた、
強大な敵にフランスは勝っていますし、特にイギリス王と共闘した2伯爵がどういう立場なのかが気になります。

> > あまり良い考えでないのは重々承知していますが・・・
> > あの時代の欧州人に対しては「いい加減にしろよ・・・」とため息が出てしまいます。
> > そして、過去の植民地支配を棚に上げて文明国を気取っているのが、どうにもやるせないと言いますか・・・。
> > いや、日本ももちろん人のことを言える立場ではないですけどね。
> > 何と言うか・・・私は自国を上に置いて他国を見下すような風潮に激しい違和感を覚えます。
> > 特にそれが悪意のあるものではなく、自然な表現であればある程、恥ずかしさを感じます。

> 日本の事で言いますと、無意識な「アジア人蔑視」の風潮というのは、
> それでも、ここ十数年で随分と軽減したのは確かですねえ。
> いや本当、平成の初頭くらいまでは、本人も無自覚な名誉白人意識が普通に残っており、
> 日本人は自分たちをアジア人だと思ってませんでしたから、アジア人扱いされる事を嫌いました。
> これは昨今の嫌韓反中とも違い、世間一般でも当然の感覚だったのが根深い問題だったかと・・・・
> 逆に、私のアジア人意識が異様に高いのも、そうした当時の風潮を嫌っていたのが原因でしょうね。
> 歴史や仏像が好きだった私から見れば、「日本がアジア」なのは当然の事だと思えましたので。
>
> それを一変させたのが、グローバル化の時代に丁度重なった、日本経済の低迷と、アジアの経済発展。
> そしてJリーグ誕生以降、急激に熱気を帯び出したサッカー代表戦の影響も大きかったと思います。
> そういう意味では、マネーの影響力と、スポーツの影響力というのは、本当に凄いモノだと実感します!!
> 今となっては、「日本はアジアの一員」と言われても、嫌な顔をする人は少数派では無いでしょうか?
>
> しかし一方で、2000年頃を境に世界が急速にグローバル化した事により、
> 目に見えず、よく知らないから生じる「無意識な差別」の時代から、
> 目に見える、少し知るからこそ生じる「意識的な差別」の時代へと、
> 今がちょうど移り変わっていく、過渡期の時期なのかも知れませんね?
> 情報や実態が断片的に見られる時代だからこそ、
> 悪く捉えれば、いくらでも相手の事が悪く見えてしまい、
> 良く捉えれば、いくらでも自分の事が良く見えてしまうと・・・・
>
> いわゆる「トランプ現象」というのは、目に見えない時代への回帰運動の側面もありますけど、
> 正直言って、この時代的な流れを逆流させようというのは、長期的に見て困難でしょうし、
> これからの時代は、どういった方向へと流れていくんですかねえ?
>

私は管理人殿の考える若い世代なのですが、アジア人蔑視という考えもあまり分からないですね。
同世代の連中も韓国や中国への敵視は時折見ますが、アジア人蔑視というのを感じたことはないですね。
少なくとも私の周りではアジア人蔑視という感覚はないなと。
> > 以前、管理人殿が日本を称賛する番組が増えていることに苦言を呈しておられたと記憶していますが、
> > 私もまったく同感です。常々違和感を感じていました。

> まあ、ただ単に、私は根が天邪鬼だという側面もあるんですけど、
> 欧米礼賛が過ぎれば、「日本にも良い所はたくさんあるんだよ」と言いたくなり、
> 日本賛美が過ぎると、「日本にも悪い所はたくさんあるんだよ」と言いたくなると(笑)。
> でもまあ、最近の「外国人に褒めてもらう、日本凄い」系は、
> 凄い事よりも、褒めてもらう事に、その目的が寄り過ぎていて、
> その傾向が行き過ぎると、「本当に凄いかどうかは関係ない」って所まで行っているのが・・・・
> (そして逆に、何かを叩きたい場合には、同じく真実か否かは軽視して、叩くの主眼に行動すると)
>
> 日本に良い所があれば伸ばし、悪い所があれば直し、海外の良い所は見習う。
> それこそが本来、日本にとって最善の道なのでしょうけどね。
> 『見たか!日本の底力!メイド・イン・ジャパンに感謝!!』という番組で、
> 日本製として外国人に賞賛させたオモチャが、実は海外メーカーの製品だったとか、
> そういうのは、まだ笑い話で済まされる範囲なんですけど(苦笑)、
> 「愛国ポルノ」と呼ばれる、過度な自国賞賛を好む人たちが、
> 「ポスト真実」の潜在的な支持層であろう事を考えると、あまり笑えず・・・・
> あと、結局は幻想だったのかも知れませんけど、
> アメリカさえ本気で追い抜こうと、上を目指していたバブル期の日本を覚えていると、
> 下を見て、「あの国よりマシ」とか「日本凄い」とか言って満足してる現状は、本当に寂しく映ります。
>

またまた若い世代として言わせていただくと、正直、第2位(第3位)の経済大国と言われてもピンとこないんですよね。
我々が生まれた時、既に日本は不況でしたし、経済成長していく時代を味わったことが無いんです。
だから、有数の経済大国と言われても実感がわきませんし、他国へ追いつけ追い越せなんて感覚も生まれないんですよ。
下を見て、「あの国よりマシ」とか「日本凄い」とか言っている人を見るとやるせないですけど、
感覚としては分からなくもないです。アメリカや中国を見ても日本がこれらと張り合える国だとは到底思えない。
だから下を見て距離を測るしかないんです。

これは何の根拠もない意見ですけど、日本社会といいますか、日本全体が国際的な立ち位置を見失っているんじゃないかなあと。
国民全体がマージナル・マンなんじゃないかと。
そう考えると過剰な自国称賛も自信のなさの裏返しなのかもしれません。
>
> > > ただ、少なくとも私の知る限りにおいて、
> > > 流血を伴わずに済んだ「勝者の軍縮」は、まず存在しないんですよねえ・・・・
> > > 「クーデターを未然に防いだ」とか、「軍縮を断行した」とかでは、現実的には済まない話です。
> > > とは言え、そんな后妃や元帥たちの姿は、原作のキャラ描写的に見たくないと。
> > > まあ、フィクション作品の世界観を、リアルに捉える行為は無粋かも知れませんし、
> > > 題名通り、銀河の英雄たちの伝説だと考えれば、「上手く行った」でOKなんですけどね(笑)。

> > こうして話して思いますが、管理人殿が書く銀英伝のアフターストーリーも読んでみたいなあと思います。
> > 管理人殿の意見には説得力がありますし、
> > 「伝説」の後の話としてはそういうリアルな話の方が適している気もするんですよね。

> いや〜、この無駄な長文癖を何かに活かせないかと、考える事は確かにあるのですが、
> 小説を読まない理系の私には、解説文は書けても、物語文は書けないでしょうからねえ・・・・
> 自分自身に文才があるとも、ちょっと思えませんし(苦笑)。
> とか言いつつ、即興で物語のプロットとか考えてみると、こんな感じでしょうか?
>
> 物語の主人公は、幼帝アレクと幼馴染のフェリックス、そしてキャゼルヌ次女の3人で、
> 物語構成は、10代中盤・20代前半・20代後半・30代中盤の4部構成。
> まあ作中では、シャルロットの妹として名前すら与えられてない次女ですが、
> 年齢的には2人のちょっと上くらいなので、物語的には丁度良いくらいかな?と。
> それこそ、ラインハルト&キルヒアイスと、アンネローゼの関係性を、引き合いに出せますしね。
>
> 国家の為、そして何より息子の為、手を汚して政治を行う母ヒルダと、
> そんな母の姿を複雑な感情で見つめながら、唯一の王朝血統者である故に、
> 多くの重圧を課される中で、カゴの鳥として過保護に育てられた、優しく傷付きやすい息子アレク。
> 逆臣である実父の十字架と、功臣である養父の威光を、2つ同時に背負わされる事で、
> 真面目で正義感が強く何事にも優等生な自分を演じつつ、アレクを何か助ける幼馴染のフェリックス。
> (ミッターマイヤー夫妻の実子である弟とか登場させれば、更にフェリックスのキャラが立つかも?)
> そして、バーラト自治政府からの半ば人質として、帝都へと送られてきたものの、
> 芯の強さと物腰の柔らかさが魅力的で、2人に淡い恋心を抱かせる少し年上のキャゼルヌ次女。
>
> で、まずは10代中盤の学生時代から物語を始めて、3人の人間関係を構築。
> 続いて第2部の20代前半では、成人して皇帝の見習いを始めるアレクと、軍に入るフェリックスに、
> アレク経由で知己を得たヒルダの後援を受け、帝国全土で慈善活動を行うキャゼルヌ次女を描き、
> ヒルダが摂政の座から退き、アレクが親政を始める第3部では、
> フェリックスは皇帝の若き右腕となる一方、帰国した次女はバーラトの若きヒロインとなっており、
> そして、帝国軍急進派によるバーラト自治政府の再征服計画によって、3人の関係性も激変・・・・
> 最後の第4部は、下野したフェリックスが、形式的に設置されただけの帝国議会で変革運動を起こし、
> 貴族院と庶民院の優越を逆転させる事で、帝国に「君臨すれども統治せず」の立憲君主制が確立。
> しかしそれは結果的に、専制君主に向かないアレクを助ける事に繋がっていた・・・って感じですか?
>
> う〜ん、我ながら、あまり独創性は感じられないストーリー展開ですねえ(苦笑)。
> でも、いろいろ設定とか妄想するのは、結構好きみたいです(笑)。
> 史実の方でも、その時の状況を整理しつつ、if展開を考えるのは楽しいですし。

管理人殿が本当にこのストーリーを書かれたら逆に新鮮でしょうね。
キャラへの愛着とかでどうしても二次物は甘くなりがちですから。


[21094] もうほぼ銀英伝とは無関係な雑談(笑)返信 削除
2017/6/1 (木) 20:38:00 徳翁導誉

> > まあ私も以前のように、ちゃんとしたサイト管理が出来なくなってますからねえ・・・・
> > もともと成り行きでのサイト開設でしたし、そうなった時点でスパッと閉鎖も考えたのですが、
> > 「それでも良いから続けて欲しい」と言われて、こうしてダラダラ続いていると(苦笑)。

> 私がこのサイトに来て思ったのは「本当にこんなサイトが有ったんだ」ですね。
> こういうゲームが無料で出来るサイトがあればなあ・・・と常々妄想していましたが、本当にあると思っていなかったので。
> 何と言いますか・・・このサイトはそういう夢があると思います。

夢なのか、遺物なのか、骨董品なのかは解りませんけど、
ネット黎明期の雰囲気を、色濃く残してるサイトである事は確かでしょうね(笑)。
ホームページ作成にしても、作成ソフトを使わず、未だにメモ帳でタグ打ちですし。

ちなみに余談ですが、このサイト内では「○○殿」と呼び合う事が多いのは、
14年前、初めて設置したCGIゲーム「不如帰オンライン」が、
戦国時代を題材にしたゲームだった事に由来します。
ゲーム自体は倉庫行きとなりましたが、当時の呼称だけは脈々と受け継がれていると(笑)。


> > ・・・って、「ネットがあるのが当たり前」な今の若い世代からすると、
> > この「ネットにハマる」という感覚すら、ひょっとしたら既に解り難いのかなぁ?
> > ギリギリながら昭和を体験できた事は、少しラッキーだったかも知れません。
> > 平成世代の弟なんて、1990年前後は勿論、上記のような2000年前後の事すら、
> > 年齢的に、あまり覚えていない(体感していない)らしいので。

> あんまり世代をばらしたくないですが、私は管理人さまの言うところの今の若い世代なので、
> やはり「ネットにはまる」という感覚は分からないかなあ・・・。
> 私の感覚だと全くネットをしない人間が1割程度、普通にネットにふれている人間が8割程度、
> 「お前大丈夫か・・・?」と心配になる人間が1割程度ですね。

昨年末に行われた内閣府の調査によると、スマホの所有率は、
小学生で27%、中学生で52%、高校生だと95%らしいですからねえ。
成長後にネットが登場した世代だと、ネットとリアルには明確な線引きがあるのですが、
ネットが当たり前な世代からすると、ネットとリアルに線引きが無く融合しているのは、
例えば昨今のLINEの使い方とかを見ても、明らかなように思います。
と言いますか、中高生がこれだけスマホを持っている現状では、今やLINEナシだと、
友達とのコミュニケーションや、学校や部活の連絡すら、不自由を来たす時代になってる気も?

まあネットって、凄く便利で効果的なツールですから、
上手く利用すればメリットが大きい反面、使い方が悪いとデメリットも半端無いですし、
良くも悪くも、そんなモノ自体が無かった自分の子供時代と比べると、
今の子供世代や、育ててる親世代は、いろいろ大変だろうなぁ、と思います(笑)。


> > > 最もfateファンからすると色々納得のいかない部分が多いらしいですけど・・・。
> > > まあ、私はfateを知らないですし、
> > > あのいけすかない金ぴかに好意を持つ理由が無いので、気になりませんでした。

> > でもまあ、Fateのギルガメッシュは、あの俺様キャラこそが魅力なのでしょうし、
> > それを魅力にまで昇華できず、いけ好かないレベルの描写で止まっているのだとしたら、
> > Fateのファン層が「納得いかない」と言うのも、何となく解る気はしますね。

> ギルガメッシュって最古の英雄だなんだって言っても微妙な存在じゃないですか
> それがアーサー王だのク・フーリンだのと対等どころか超越しているのが何となく気に入らないんです。
> 別にアーサー王が美少女になって聖剣からビームを出したって何の文句も無いですし、
> 駆逐艦が美少女になろうが、伊達政宗が六刀流でレッツ・パーティしていようが構わないんですが、
> なんかギルガメッシュは嫌なんですよね。歴史への敬意が感じられないと言いますか・・・。

あれっ!? てっきり、ギルガメッシュの俺様キャラが癇に障ったのかと思いきや、
伝説の英雄として、ギルガメッシュが最強扱いなのが、気に喰わなかった感じなんですか?(笑)

う〜ん、まあ確かに日本だと、知名度の低い英雄なのかも知れませんね。
でも英雄というのは、もちろん悲劇の英雄とか、中興の英雄とかも居ますけど、
やはり1番は、始祖となる「初代」こそが、最も持て囃される存在だと思うんです。
そしてギルガメッシュは、人類史上で最古、「初代の中の初代」の英雄ですからねえ。
日本で「古代文明」というと、ピラミッドの知名度からエジプトをイメージしがちですが、
メソポタミアのシュメール文明こそ、その古代エジプトに影響を与えた人類最古の文明であり、
特に西洋社会においては、ギリシャも、ローマも、その文明の源流は古代メソポタミアに行き着きます。
で、その文明が誇る英雄こそがギルガメッシュですから、ある意味では全ての英雄の始祖とも言えるかも?
しかも、英雄という存在は、人々に語り継がれてこそ「英雄」な訳でして、
だからアレクサンドロス大王も、自らの英雄譚(叙事詩)を詠うホメロスのような詩人を欲したのですが、
そうした英雄譚の人類最古のモノもまた、古代メソポタミアの「ギルガメシュ叙事詩」ですからねえ。
プロレスに例えれば、偉業の数なら猪木や馬場が上でも、やはりNo.1は神格化されてる力道山だと(笑)。
それこそギルガメッシュは、神話と伝説と英雄譚が混ざり合った、まさに神のような存在ですし。

・・・な〜んて、ちょっと面白半分に擁護をしてみましたけど、
結局は「Fateの原作設定で、そうだから」としか、言い様がありません(苦笑)。
で、この辺は意外と見逃されがちなのかも知れませんが、
そもそもFateって、18禁アダルトのPCゲーム、いわゆるエロゲーが大本の原作なんです。
(作中で、アーサー王が美少女になっているのも・・・つまりは、そういう事の為です)
10年ほど前、斜陽となりつつあったPCゲーム業界に、ちょっとしたエロゲー・ブームが起こりまして、
作品を量産する為に、エロ要素さえ入れておけば、どんなシナリオでも通る時代があったんです。
その為、多くの若手作家がシナリオ作りに参加して、中には名作と呼ばれるソフトも誕生しました。
(1970〜80年代、若手の映画監督を多く輩出した日活ロマン・ポルノと、構造的には似てるかも?)
要するにFateシリーズも、最初はそうした所から始まっていた訳ですね。

そして、当時若手だった20代30代、つまりは現在の30代40代の世代ですと、
「ギルガメッシュ」と言われたら、上でダラダラと書いた英雄の方ではなく、
伝説的な深夜のお色気番組「ギルガメッシュNIGHT」を思い出すんですよ!!(笑)
逆に言うと、そんな世代がエロゲー作りで「最強」の英雄を選ぶとなれば、
英雄譚とかは理由付けで、ギルガメッシュという名前のインパクトだけで満場一致なはずです。
・・・って、そういう意味では「歴史への敬意が感じられない」というのは、その通りかも?(笑)


> > > > 伝記物ではありませんが、「英仏百年戦争」も「砂糖の世界史」も読みやすい本だと思います。
> > > 「砂糖の世界史」読み終わりました。
> > > 月並みな表現ですが、とても面白かったです。

> > いやいや、「面白かった」だけで十分ですよ(笑)。
> > ちなみに私は、メインの内容もそうですけど、結構サブ的な記述も面白かったですね。
> > また、有史でも稀有な深化度を見せる、中南米における入植と同化は、
> > レコンキスタによる入植と同化を経験した直後のイベリア諸国だったからこそ、
> > 可能だったという事も、何気に目から鱗でしたね(笑)。

> 言われてみれば何気にイベリア半島もそういう経験がありますね。
> 最近、サウンド・ホライズンの聖戦のイベリアを聞きまして、
> レコンキスタにも若干の興味が湧いています。俗なきっかけで恥ずかしいですけど(笑)

いやいや、別に恥ずかしくなんて無いと思いますよ。
と言いますか、歴史を描いた音楽が恥ずかしいと言われてしまうと、
十数年前、似たような主旨で「Flash動画で世界史の魅力を伝えよう」とした
私たちの活動も、何だか恥ずかしいモノになってしまいますので(笑)。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/2816/flash/link.html
http://www.geocities.jp/kingo_chuunagon/flash/flash.html

> ちなみに今は「王様で見る英国史」という本を読んでいます。
> 分かりやすくまとまった本だと思いますね。

「その本は知らないなぁ」と思い、検索してみたら、数ヶ月前に発売されたばかりで、
しかも「○○でたどる各国史」として、シリーズ化されてる本なんですね。
https://www.amazon.co.jp/dp/400500847X
イギリス史を王様で、アメリカ史を大統領でたどるのは普通ですが、
フランス史が「お菓子」、イタリア史が「パスタ」、ドイツ史が「森と山と川」なのは、
何だか、ちょっと興味がそそられますね(笑)。
「お米でたどる日本史」とか、「キムチでたどる朝鮮史」など、アジア版もあれば面白そう。

> 管理人殿が「フランスの大貴族がイギリス王を兼ねている」と言った意味が分かります。
> しかし、神聖ローマ皇帝とイギリス王に加えて、フランスの2伯爵が連合を組んで
> フランスと戦ったことがあったそうですが、個人的にそこに引っ掛かっていたり。
> フランスの半分近くを押える大貴族に加えて、神聖ローマ帝国、そして有力な2伯爵を合わせた、
> 強大な敵にフランスは勝っていますし、

英独が組んでフランスと対峙する事は、地政学的にもよくあった事ですけど、
それにフランスの有力貴族も加わったとなると・・・1214年の「ブーヴィーヌの戦い」ですか?
だとすると、フランス勝利の理由は幾つかあるので、ちょっと箇条書きにしてみますね。

1.フランス王のフィリップ2世は、「尊厳王」と呼ばれるフランス史きっての賢君だった一方、
  イングランド王のジョンは、「欠地王」と呼ばれるヨーロッパ史きっての暗君だったから。

2.ジョンは、即位に反対した兄の子を殺したり、貴族の婚約者や領地を奪ったりなど、
  暗君ぶりを発揮していた為、領内の貴族たちの離反を招き、
  ブーヴィーヌの戦いの前には、フランス国内の領地の大部分を既に失っていたから。
http://www.gallimard-jeunesse.fr/encyclopediahistoiredefrance/moyenage/images/HDF_MAGE_017.jpg
(青色がフランス王家領、濃黄色がイングランド王家領、薄黄色がその他の貴族領)

3.フランス側は侵攻を受けての防衛戦争であり、その相手は暗君や外国勢力だった為、
  この時代には珍しく民衆も国王軍の味方に付き、自国内で有利に戦えたから。

4.イングランド王国や神聖ローマ帝国など、侵攻側は総兵力では勝っていたものの、
  所詮は寄せ集めの連合軍であり、バラバラに行軍した所をフランス軍に各個撃破されたから。

5.神聖ローマ皇帝は、ジョンの甥(姉の子)だった為、この戦いに参戦したものの、
  帝国内でローマ教皇や諸侯と対立して、別の人物をドイツ王に立てられるなど、
  そもそも外征などしている余裕は無かったから(この敗戦によって帝位も喪失)。

パッと思いつく所で、このあたりが理由でしょうかね?
「ジョン欠地王」は、世界史ファンの間でも数少ない、愛されるネタ・キャラの1人ですね(笑)。
コーエーの歴史ゲーム3部作で、今川氏真(信長の野望)や劉禅(三國志)と共に、
ジョン(蒼き狼と白き牝鹿)が、3馬鹿トリオとして描かれてるのも大きいかも?
私も以前、「イギリスを作った男」というタイトルで、Flash化を構想した事がありましたし、
2chの世界史板とかですと、流用ですけどAAも作られていたりします。
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> 特にイギリス王と共闘した2伯爵がどういう立場なのかが気になります。
う〜ん、日本史で例えますと、「国王と貴族」は「幕府と大名」みたいな関係でしょうか?
大名が臣下の礼に反しない限り、幕府は各藩の内政に干渉できず、自前の兵も保有していた為、
江戸幕府みたいに圧倒的だと大名も大人しいですが、室町幕府みたいに脆弱なら自由気儘と(笑)。
権威はあるけど実力はないという面で、当時のフランス王家は、室町の足利将軍家に近いかも。

そして、イングランド国王とフランス2伯爵の関係ですが、
フランス国内においては、共にフランス国王を戴く貴族同士という関係ですね。
で、この戦いに英国王ジョンに加勢したフランドル伯とブローニュ伯は、
何も売国奴のように、イングランド王国に協力した訳ではなく、
ジョンも2伯爵も同じフランス貴族として、フランス国王に反旗を翻した感じとなります。
ただ、フランドル伯領もブローニュ伯領も、イギリスの対岸にあるフランドル地域であり、
イギリス産の羊毛を海路で輸入し、それをフランドル地域で毛織物に加工して、
ドイツのハンザ同盟に売り捌いてもらってましたから、経済面での繋がりはありました。

また、このようにフランドルは商工業が盛んで豊かな地域であり、
しかも、フランス王国と神聖ローマ帝国に跨ってましたから、
国王や皇帝の干渉を嫌う一方、その富を求めて係争の地になりやすい所でもありましたね。
(フランドル地域は現在だと、北部がオランダ、中部がベルギー、南部がフランス北東部)
まあ、その辺の話までし出すと長くなるので、繁栄と争奪戦の話題は今回置いておくとして、
このフランドル地域は、後に紆余曲折を経てスペイン領となり、大航海時代と結び付く事で、
欧州内の交易中継地としてだけでなく、アジアの胡椒や、アメリカの銀まで商うようになり、
本当の意味で、人類史上初の世界貿易港になった場所だと思います。
そして、その貿易を担ったのは特権階級ではなく商人であった為、
こちらも人類の歴史上で初めて、庶民文化が花開いた場所でもあったと思います。

現在、上野の東京都美術館で、フランドル絵画の展覧会( http://babel2017.jp/ )が開催中ですが、
その画家たちの当時の肖像画が、銅版画という形で残されているんですよね。
これがまだ絵画の自画像とかなら、練習の為に描いたとかで理解できますけども、
量産を目的とした版画で描かれていたのが、以前よりずっと疑問だったんです。
ですが今回、展覧会で展示されてる版画の現物を見てビックリ!!
それは、スポーツ選手名鑑やTVタレント名鑑みたいな、画家たちの名鑑だったんです。
教会や王族を大口のスポンサーに描かれてきた今までの絵画と違い、
フランドル絵画というのは、小口顧客である庶民を相手に描かれた絵画なので
自宅に飾れるよう小振りで、絵のモチーフは解り易く、色使いも華やかなのは知ってましたが、
版画で分厚い画家名鑑が刷られるくらい、庶民の間で絵画に需要があった事を肌で実感しました。
日本で言えば戦国後期で、織田信長や武田信玄が登場した頃の話ですから、本当に驚きです!?

あるアメリカ人の学者が、「もしも18世紀に移り住むなら何処が良いか」と問われた際、
「貴族だったらロンドン、庶民なら江戸」と答えた、なんて逸話があるくらい、
浮世絵などを始め、日本の江戸中期における庶民生活・庶民文化の成熟度というは、
人類史上でさえ、指折りの凄さを持っていると思いますが、フランドルはそれを上回るでしょうね。
ちなみに、人類の歴史上で、庶民が最も幸福に暮らせた時代と場所は何処かと、
私が考えてみた所、贔屓目ナシで「実は戦後昭和の日本なのでは」と少し思っています。


> > 日本に良い所があれば伸ばし、悪い所があれば直し、海外の良い所は見習う。
> > それこそが本来、日本にとって最善の道なのでしょうけどね。
> > あと、結局は幻想だったのかも知れませんけど、
> > アメリカさえ本気で追い抜こうと、上を目指していたバブル期の日本を覚えていると、
> > 下を見て、「あの国よりマシ」とか「日本凄い」とか言って満足してる現状は、本当に寂しく映ります。

> またまた若い世代として言わせていただくと、
> 正直、第2位(第3位)の経済大国と言われてもピンとこないんですよね。

まあ日本人ですら、そんな感じですと、
GDP値が、為替ベースではアメリカに次ぐ世界2位となり、
購買力平価ベースだと、アメリカを超えて世界1位になった中国人なんて、
自分たちの生活ぶりを見て「どこが世界1位なんだ?」って感じでしょうね(笑)。
国民1人あたりのGDP値になると、世界でも70〜80位くらいになっちゃいますので。

ただ、この「国民1人あたりのGDP値」というのは、日本の低迷ぶりもよく解る指標だと思います。
平成前年の1988年には、日本はこちらでも世界3位だったんですよ。
日本より上位は、小国で金融大国のスイスとルクセンブルクでしたから、
人口1億2000万人の日本がこの位置にいるというのは、本当に驚異的な事だったんです。
しかもそれを「一億総中流」とか言って、社会主義的に皆で分け合っていたと!!
それが今では世界26位にまで落ちてしまい、更には貧富の2極化も進めつつあると・・・・
ちなみに、1988年時は日本の2割に満たなかった韓国も、既に8割近くまで迫って来ました。

それでも国別GDPだと、日本がまだ3位の位置に居られるのは、何と言っても人口の多さが理由です。
先進国で人口1億を超えているのは、日本とアメリカしかありませんからねえ。
ですが、この平成の間に、日本とアメリカの差は1.7倍から4.1倍にまで広がってしまいましたし、
日本と中国に至っては、13%から2.6倍という大逆転を喰らいました。
まあ中国のGDP値は水増しもかなりあるのでしょうが、それでも既に日本を上回るのは確かですし、
国民1人あたりのGDP値では、まだ差があっても、総力戦となる軍事や科学の分野は正直キツいです。
それに、日本人の平均以上に稼いでる中国人が、日本の人口を上回ってるとなると、
いくら「1人あたりでは上」と言った所で・・・という気持ちは、正直してきます。

> 我々が生まれた時、既に日本は不況でしたし、経済成長していく時代を味わったことが無いんです。
> だから、有数の経済大国と言われても実感がわきませんし、
> 他国へ追いつけ追い越せなんて感覚も生まれないんですよ。

それは仕方の無い事ですし、ある意味では可哀想な気もします。
ただ問題なのは、「日本ズゴい」の客層が、そうした若者層だけでは無い所なんですよね。
そもそも今の若者世代は、テレビ離れが急速に進んでいますから、
日本ズゴい系番組の視聴者ターゲットは、主に団塊世代がメインだと思うんです。
個人的には、この辺が最も問題の根が深い気がするんですよねえ・・・・
ちなみに若者だとテレビより、まとめサイトのコピペや、Twitterでのリプ拡散が多いのかな?
以前なら、日本との文化の違いを楽しめた「海外の反応」系のサイトも、
現在では、自己満足を求める客層を集めて、広告収入を得る目的のサイトばかりに(泣)。

> アメリカや中国を見ても日本がこれらと張り合える国だとは到底思えない。
まあ別に、全ての面で超大国を上回ろうなんて話ではないですし、
超大国の側でも、全ての面で上回れる訳では無いのですから、
その国の強みを活かした上で、最大限の利益を求めれば良いだけな気はします。
ただ、最大限の利益を求めるとは言っても、相手側の立場や都合を考慮せず、
自分たちの立場や都合を考えるだけでは、結局、利益を逃してしまうのですが、
どうも日本人はこの辺が苦手で、現在進行形でもドツボにハマってる状況ですけども。

> これは何の根拠もない意見ですけど、日本社会といいますか、
> 日本全体が国際的な立ち位置を見失っているんじゃないかなあと。

冷戦構造が崩壊してから早くも四半世紀、まあ国際的な立ち位置を見失っているのは、
別に日本だけに限った話ではありませんけど、それでも日本の混迷ぶりは顕著かも知れませんね?
ここへ来て、急に政治意識に目覚めてしまった40代50代の中高年層が、
冷戦時代を忘れたのか、北朝鮮の事を「戦後最大の脅威」みたいに捉えてみたり、
逆にベテランの専門家層が、未だに冷戦当時の常識を疑いなく当てハメて考えていたりと、
日本を引っ張る年代でさえ、上も下も迷走し切ってる感じはしますね・・・・

> そう考えると過剰な自国称賛も自信のなさの裏返しなのかもしれません。
その通りだと思いますよ。
日本人の気質って、余裕がある時ほど謙遜や自虐を行いますが、
いったん余裕が無くなると、空元気モードに入りますし、
本当にヤバくなると、思考停止のご都合主義モードになりますので。


> > > こうして話して思いますが、管理人殿が書く銀英伝のアフターストーリーも読んでみたいなあと思います。
> > > 管理人殿の意見には説得力がありますし、
> > > 「伝説」の後の話としてはそういうリアルな話の方が適している気もするんですよね。

> > 物語の主人公は、幼帝アレクと幼馴染のフェリックス、そしてキャゼルヌ次女の3人で、
> > 物語構成は、10代中盤・20代前半・20代後半・30代中盤の4部構成。
> > まあ作中では、シャルロットの妹として名前すら与えられてない次女ですが、
> > 年齢的には2人のちょっと上くらいなので、物語的には丁度良いくらいかな?と。
> > それこそ、ラインハルト&キルヒアイスと、アンネローゼの関係性を、引き合いに出せますしね。
> > う〜ん、我ながら、あまり独創性は感じられないストーリー展開ですねえ(苦笑)。
> > でも、いろいろ設定とか妄想するのは、結構好きみたいです(笑)。
> > 史実の方でも、その時の状況を整理しつつ、if展開を考えるのは楽しいですし。

> 管理人殿が本当にこのストーリーを書かれたら逆に新鮮でしょうね。
> キャラへの愛着とかでどうしても二次物は甘くなりがちですから。

キャラに対する感情移入が少ないので、確かに設定が甘くはならないでしょうけど、
ただその一方で、やはり二次創作は作品への愛着が少ないと、なかなか書き切れない気も?
何だかんだで創作活動というのは、完成させるのに凄い熱量を要しますからねえ。


[21159] Re:もうほぼ銀英伝とは無関係な雑談(笑)返信 削除
2017/6/24 (土) 14:34:02 マンネルヘイム

▼ 徳翁導誉さん
> > > まあ私も以前のように、ちゃんとしたサイト管理が出来なくなってますからねえ・・・・
> > > もともと成り行きでのサイト開設でしたし、そうなった時点でスパッと閉鎖も考えたのですが、
> > > 「それでも良いから続けて欲しい」と言われて、こうしてダラダラ続いていると(苦笑)。

> > 私がこのサイトに来て思ったのは「本当にこんなサイトが有ったんだ」ですね。
> > こういうゲームが無料で出来るサイトがあればなあ・・・と常々妄想していましたが、本当にあると思っていなかったので。
> > 何と言いますか・・・このサイトはそういう夢があると思います。

> 夢なのか、遺物なのか、骨董品なのかは解りませんけど、
> ネット黎明期の雰囲気を、色濃く残してるサイトである事は確かでしょうね(笑)。
> ホームページ作成にしても、作成ソフトを使わず、未だにメモ帳でタグ打ちですし。
>
> ちなみに余談ですが、このサイト内では「○○殿」と呼び合う事が多いのは、
> 14年前、初めて設置したCGIゲーム「不如帰オンライン」が、
> 戦国時代を題材にしたゲームだった事に由来します。
> ゲーム自体は倉庫行きとなりましたが、当時の呼称だけは脈々と受け継がれていると(笑)。

そういう理由があったのですか。何となく周りの方が殿と読んでいたので私も●●殿と読んでいました。
なんか、さん付けだと浮いている気がしたので(笑)
不如帰オンラインはこのサイトに来てすぐの頃よくやってました。
といっても、一人でひたすら日本中を暴れまわっているだけでしたけど(笑)
 
> > > ・・・って、「ネットがあるのが当たり前」な今の若い世代からすると、
> > > この「ネットにハマる」という感覚すら、ひょっとしたら既に解り難いのかなぁ?
> > > ギリギリながら昭和を体験できた事は、少しラッキーだったかも知れません。
> > > 平成世代の弟なんて、1990年前後は勿論、上記のような2000年前後の事すら、
> > > 年齢的に、あまり覚えていない(体感していない)らしいので。

> > あんまり世代をばらしたくないですが、私は管理人さまの言うところの今の若い世代なので、
> > やはり「ネットにはまる」という感覚は分からないかなあ・・・。
> > 私の感覚だと全くネットをしない人間が1割程度、普通にネットにふれている人間が8割程度、
> > 「お前大丈夫か・・・?」と心配になる人間が1割程度ですね。

> 昨年末に行われた内閣府の調査によると、スマホの所有率は、
> 小学生で27%、中学生で52%、高校生だと95%らしいですからねえ。
> 成長後にネットが登場した世代だと、ネットとリアルには明確な線引きがあるのですが、
> ネットが当たり前な世代からすると、ネットとリアルに線引きが無く融合しているのは、
> 例えば昨今のLINEの使い方とかを見ても、明らかなように思います。
> と言いますか、中高生がこれだけスマホを持っている現状では、今やLINEナシだと、
> 友達とのコミュニケーションや、学校や部活の連絡すら、不自由を来たす時代になってる気も?

その通りですね。部活動によってはラインが無いとやっていけないところもあるかもしれません。
 
> まあネットって、凄く便利で効果的なツールですから、
> 上手く利用すればメリットが大きい反面、使い方が悪いとデメリットも半端無いですし、
> 良くも悪くも、そんなモノ自体が無かった自分の子供時代と比べると、
> 今の子供世代や、育ててる親世代は、いろいろ大変だろうなぁ、と思います(笑)。


 
> > > > 最もfateファンからすると色々納得のいかない部分が多いらしいですけど・・・。
> > > > まあ、私はfateを知らないですし、
> > > > あのいけすかない金ぴかに好意を持つ理由が無いので、気になりませんでした。

> > > でもまあ、Fateのギルガメッシュは、あの俺様キャラこそが魅力なのでしょうし、
> > > それを魅力にまで昇華できず、いけ好かないレベルの描写で止まっているのだとしたら、
> > > Fateのファン層が「納得いかない」と言うのも、何となく解る気はしますね。

> > ギルガメッシュって最古の英雄だなんだって言っても微妙な存在じゃないですか
> > それがアーサー王だのク・フーリンだのと対等どころか超越しているのが何となく気に入らないんです。
> > 別にアーサー王が美少女になって聖剣からビームを出したって何の文句も無いですし、
> > 駆逐艦が美少女になろうが、伊達政宗が六刀流でレッツ・パーティしていようが構わないんですが、
> > なんかギルガメッシュは嫌なんですよね。歴史への敬意が感じられないと言いますか・・・。

> あれっ!? てっきり、ギルガメッシュの俺様キャラが癇に障ったのかと思いきや、
> 伝説の英雄として、ギルガメッシュが最強扱いなのが、気に喰わなかった感じなんですか?(笑)
>
> う〜ん、まあ確かに日本だと、知名度の低い英雄なのかも知れませんね。
> でも英雄というのは、もちろん悲劇の英雄とか、中興の英雄とかも居ますけど、
> やはり1番は、始祖となる「初代」こそが、最も持て囃される存在だと思うんです。
> そしてギルガメッシュは、人類史上で最古、「初代の中の初代」の英雄ですからねえ。
> 日本で「古代文明」というと、ピラミッドの知名度からエジプトをイメージしがちですが、
> メソポタミアのシュメール文明こそ、その古代エジプトに影響を与えた人類最古の文明であり、
> 特に西洋社会においては、ギリシャも、ローマも、その文明の源流は古代メソポタミアに行き着きます。
> で、その文明が誇る英雄こそがギルガメッシュですから、ある意味では全ての英雄の始祖とも言えるかも?
> しかも、英雄という存在は、人々に語り継がれてこそ「英雄」な訳でして、
> だからアレクサンドロス大王も、自らの英雄譚(叙事詩)を詠うホメロスのような詩人を欲したのですが、
> そうした英雄譚の人類最古のモノもまた、古代メソポタミアの「ギルガメシュ叙事詩」ですからねえ。
> プロレスに例えれば、偉業の数なら猪木や馬場が上でも、やはりNo.1は神格化されてる力道山だと(笑)。
> それこそギルガメッシュは、神話と伝説と英雄譚が混ざり合った、まさに神のような存在ですし。
>
> ・・・な〜んて、ちょっと面白半分に擁護をしてみましたけど、
> 結局は「Fateの原作設定で、そうだから」としか、言い様がありません(苦笑)。
> で、この辺は意外と見逃されがちなのかも知れませんが、
> そもそもFateって、18禁アダルトのPCゲーム、いわゆるエロゲーが大本の原作なんです。
> (作中で、アーサー王が美少女になっているのも・・・つまりは、そういう事の為です)
> 10年ほど前、斜陽となりつつあったPCゲーム業界に、ちょっとしたエロゲー・ブームが起こりまして、
> 作品を量産する為に、エロ要素さえ入れておけば、どんなシナリオでも通る時代があったんです。
> その為、多くの若手作家がシナリオ作りに参加して、中には名作と呼ばれるソフトも誕生しました。
> (1970〜80年代、若手の映画監督を多く輩出した日活ロマン・ポルノと、構造的には似てるかも?)
> 要するにFateシリーズも、最初はそうした所から始まっていた訳ですね。
>
> そして、当時若手だった20代30代、つまりは現在の30代40代の世代ですと、
> 「ギルガメッシュ」と言われたら、上でダラダラと書いた英雄の方ではなく、
> 伝説的な深夜のお色気番組「ギルガメッシュNIGHT」を思い出すんですよ!!(笑)
> 逆に言うと、そんな世代がエロゲー作りで「最強」の英雄を選ぶとなれば、
> 英雄譚とかは理由付けで、ギルガメッシュという名前のインパクトだけで満場一致なはずです。
> ・・・って、そういう意味では「歴史への敬意が感じられない」というのは、その通りかも?(笑)

ちょっと醒めた性格なので俺様キャラを痛々しいと感じてしまいますが、別にそれだけなら嫌いには成りませんね。
理由の一つにはなっているかもしれませんけど・・・やっぱりギルガメッシュが最強で絶対的存在として位置づけされていることに反発しているんでしょうね。
しかも、それが完全オリジナルの作品ならともかく、登場するキャラは歴史上の人物をモデルにしていますからね。
二次創作で原作を無茶苦茶にするオリジナル主人公に通じるところがあると思います。
しかも、ようやく他のキャラがギルガメッシュを倒したとしても、それは「他のキャラが頑張ったから」ではなく「英雄王が慢心したから」ですからね。
何と言いますか・・・ギルガメッシュが「最古の英雄」であることも分かりますが、やり過ぎだろうと。
現実に生きていたギルガメッシュさんも迷惑してそうな気がします。

で・・・「ギルガメッシュNIGHT」ですか・・・(笑)
その番組は知りませんでしたし、そういう視点があることに驚いています。
私も上で色々書きましたが、そういう理由ならなんか逆に清々しいと言いますか・・・
まあ、別に良いかなって気がしています。

> > > > > 伝記物ではありませんが、「英仏百年戦争」も「砂糖の世界史」も読みやすい本だと思います。
> > > > 「砂糖の世界史」読み終わりました。
> > > > 月並みな表現ですが、とても面白かったです。

> > > いやいや、「面白かった」だけで十分ですよ(笑)。
> > > ちなみに私は、メインの内容もそうですけど、結構サブ的な記述も面白かったですね。
> > > また、有史でも稀有な深化度を見せる、中南米における入植と同化は、
> > > レコンキスタによる入植と同化を経験した直後のイベリア諸国だったからこそ、
> > > 可能だったという事も、何気に目から鱗でしたね(笑)。

> > 言われてみれば何気にイベリア半島もそういう経験がありますね。
> > 最近、サウンド・ホライズンの聖戦のイベリアを聞きまして、
> > レコンキスタにも若干の興味が湧いています。俗なきっかけで恥ずかしいですけど(笑)

> いやいや、別に恥ずかしくなんて無いと思いますよ。
> と言いますか、歴史を描いた音楽が恥ずかしいと言われてしまうと、
> 十数年前、似たような主旨で「Flash動画で世界史の魅力を伝えよう」とした
> 私たちの活動も、何だか恥ずかしいモノになってしまいますので(笑)。
> http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/2816/flash/link.html
> http://www.geocities.jp/kingo_chuunagon/flash/flash.html
> > ちなみに今は「王様で見る英国史」という本を読んでいます。
> > 分かりやすくまとまった本だと思いますね。

> 「その本は知らないなぁ」と思い、検索してみたら、数ヶ月前に発売されたばかりで、
> しかも「○○でたどる各国史」として、シリーズ化されてる本なんですね。
> https://www.amazon.co.jp/dp/400500847X
> イギリス史を王様で、アメリカ史を大統領でたどるのは普通ですが、
> フランス史が「お菓子」、イタリア史が「パスタ」、ドイツ史が「森と山と川」なのは、
> 何だか、ちょっと興味がそそられますね(笑)。
> 「お米でたどる日本史」とか、「キムチでたどる朝鮮史」など、アジア版もあれば面白そう。

パスタで見るイタリア史を読んでみました。
最初はパスタの話ばかりでしたが、パスタの種類の違いを通じて、かつてのイタリアが都市国家の集まりであり、
統一したイタリア人としての意識は無かったと言うことが書かれていました。
同時に、イタリアにルーツを持たないトマト・ジャガイモなどによって、イタリア中で別々の進化を遂げていたパスタが統合され、
国民の統一のシンボルになった流れも書かれており、パスタがいかにイタリア史を知る上で大切かが分かりました。

> > 管理人殿が「フランスの大貴族がイギリス王を兼ねている」と言った意味が分かります。
> > しかし、神聖ローマ皇帝とイギリス王に加えて、フランスの2伯爵が連合を組んで
> > フランスと戦ったことがあったそうですが、個人的にそこに引っ掛かっていたり。
> > フランスの半分近くを押える大貴族に加えて、神聖ローマ帝国、そして有力な2伯爵を合わせた、
> > 強大な敵にフランスは勝っていますし、

> 英独が組んでフランスと対峙する事は、地政学的にもよくあった事ですけど、
> それにフランスの有力貴族も加わったとなると・・・1214年の「ブーヴィーヌの戦い」ですか?
> だとすると、フランス勝利の理由は幾つかあるので、ちょっと箇条書きにしてみますね。
>
> 1.フランス王のフィリップ2世は、「尊厳王」と呼ばれるフランス史きっての賢君だった一方、
>   イングランド王のジョンは、「欠地王」と呼ばれるヨーロッパ史きっての暗君だったから。
>
> 2.ジョンは、即位に反対した兄の子を殺したり、貴族の婚約者や領地を奪ったりなど、
>   暗君ぶりを発揮していた為、領内の貴族たちの離反を招き、
>   ブーヴィーヌの戦いの前には、フランス国内の領地の大部分を既に失っていたから。
> http://www.gallimard-jeunesse.fr/encyclopediahistoiredefrance/moyenage/images/HDF_MAGE_017.jpg
> (青色がフランス王家領、濃黄色がイングランド王家領、薄黄色がその他の貴族領)
>
> 3.フランス側は侵攻を受けての防衛戦争であり、その相手は暗君や外国勢力だった為、
>   この時代には珍しく民衆も国王軍の味方に付き、自国内で有利に戦えたから。
>
> 4.イングランド王国や神聖ローマ帝国など、侵攻側は総兵力では勝っていたものの、
>   所詮は寄せ集めの連合軍であり、バラバラに行軍した所をフランス軍に各個撃破されたから。
>
> 5.神聖ローマ皇帝は、ジョンの甥(姉の子)だった為、この戦いに参戦したものの、
>   帝国内でローマ教皇や諸侯と対立して、別の人物をドイツ王に立てられるなど、
>   そもそも外征などしている余裕は無かったから(この敗戦によって帝位も喪失)。
>
> パッと思いつく所で、このあたりが理由でしょうかね?
> 「ジョン欠地王」は、世界史ファンの間でも数少ない、愛されるネタ・キャラの1人ですね(笑)。
> コーエーの歴史ゲーム3部作で、今川氏真(信長の野望)や劉禅(三國志)と共に、
> ジョン(蒼き狼と白き牝鹿)が、3馬鹿トリオとして描かれてるのも大きいかも?
> 私も以前、「イギリスを作った男」というタイトルで、Flash化を構想した事がありましたし、
> 2chの世界史板とかですと、流用ですけどAAも作られていたりします。
>       .。   。   。   。
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> > 特にイギリス王と共闘した2伯爵がどういう立場なのかが気になります。
> う〜ん、日本史で例えますと、「国王と貴族」は「幕府と大名」みたいな関係でしょうか?
> 大名が臣下の礼に反しない限り、幕府は各藩の内政に干渉できず、自前の兵も保有していた為、
> 江戸幕府みたいに圧倒的だと大名も大人しいですが、室町幕府みたいに脆弱なら自由気儘と(笑)。
> 権威はあるけど実力はないという面で、当時のフランス王家は、室町の足利将軍家に近いかも。
>
> そして、イングランド国王とフランス2伯爵の関係ですが、
> フランス国内においては、共にフランス国王を戴く貴族同士という関係ですね。
> で、この戦いに英国王ジョンに加勢したフランドル伯とブローニュ伯は、
> 何も売国奴のように、イングランド王国に協力した訳ではなく、
> ジョンも2伯爵も同じフランス貴族として、フランス国王に反旗を翻した感じとなります。
> ただ、フランドル伯領もブローニュ伯領も、イギリスの対岸にあるフランドル地域であり、
> イギリス産の羊毛を海路で輸入し、それをフランドル地域で毛織物に加工して、
> ドイツのハンザ同盟に売り捌いてもらってましたから、経済面での繋がりはありました。
>
> また、このようにフランドルは商工業が盛んで豊かな地域であり、
> しかも、フランス王国と神聖ローマ帝国に跨ってましたから、
> 国王や皇帝の干渉を嫌う一方、その富を求めて係争の地になりやすい所でもありましたね。
> (フランドル地域は現在だと、北部がオランダ、中部がベルギー、南部がフランス北東部)
> まあ、その辺の話までし出すと長くなるので、繁栄と争奪戦の話題は今回置いておくとして、
> このフランドル地域は、後に紆余曲折を経てスペイン領となり、大航海時代と結び付く事で、
> 欧州内の交易中継地としてだけでなく、アジアの胡椒や、アメリカの銀まで商うようになり、
> 本当の意味で、人類史上初の世界貿易港になった場所だと思います。
> そして、その貿易を担ったのは特権階級ではなく商人であった為、
> こちらも人類の歴史上で初めて、庶民文化が花開いた場所でもあったと思います。
>
> 現在、上野の東京都美術館で、フランドル絵画の展覧会( http://babel2017.jp/ )が開催中ですが、
> その画家たちの当時の肖像画が、銅版画という形で残されているんですよね。
> これがまだ絵画の自画像とかなら、練習の為に描いたとかで理解できますけども、
> 量産を目的とした版画で描かれていたのが、以前よりずっと疑問だったんです。
> ですが今回、展覧会で展示されてる版画の現物を見てビックリ!!
> それは、スポーツ選手名鑑やTVタレント名鑑みたいな、画家たちの名鑑だったんです。
> 教会や王族を大口のスポンサーに描かれてきた今までの絵画と違い、
> フランドル絵画というのは、小口顧客である庶民を相手に描かれた絵画なので
> 自宅に飾れるよう小振りで、絵のモチーフは解り易く、色使いも華やかなのは知ってましたが、
> 版画で分厚い画家名鑑が刷られるくらい、庶民の間で絵画に需要があった事を肌で実感しました。
> 日本で言えば戦国後期で、織田信長や武田信玄が登場した頃の話ですから、本当に驚きです!?
>
> あるアメリカ人の学者が、「もしも18世紀に移り住むなら何処が良いか」と問われた際、
> 「貴族だったらロンドン、庶民なら江戸」と答えた、なんて逸話があるくらい、
> 浮世絵などを始め、日本の江戸中期における庶民生活・庶民文化の成熟度というは、
> 人類史上でさえ、指折りの凄さを持っていると思いますが、フランドルはそれを上回るでしょうね。
> ちなみに、人類の歴史上で、庶民が最も幸福に暮らせた時代と場所は何処かと、
> 私が考えてみた所、贔屓目ナシで「実は戦後昭和の日本なのでは」と少し思っています。

勉強になりました。有難うございます。
特に国王軍に民衆が協力した、というのは大きな要因みたいですね。
いわゆる国民皆兵制に基づく近代軍と同じような状態だったのでしょうか。
 
> > > 日本に良い所があれば伸ばし、悪い所があれば直し、海外の良い所は見習う。
> > > それこそが本来、日本にとって最善の道なのでしょうけどね。
> > > あと、結局は幻想だったのかも知れませんけど、
> > > アメリカさえ本気で追い抜こうと、上を目指していたバブル期の日本を覚えていると、
> > > 下を見て、「あの国よりマシ」とか「日本凄い」とか言って満足してる現状は、本当に寂しく映ります。

> > またまた若い世代として言わせていただくと、
> > 正直、第2位(第3位)の経済大国と言われてもピンとこないんですよね。

> まあ日本人ですら、そんな感じですと、
> GDP値が、為替ベースではアメリカに次ぐ世界2位となり、
> 購買力平価ベースだと、アメリカを超えて世界1位になった中国人なんて、
> 自分たちの生活ぶりを見て「どこが世界1位なんだ?」って感じでしょうね(笑)。
> 国民1人あたりのGDP値になると、世界でも70〜80位くらいになっちゃいますので。
>
> ただ、この「国民1人あたりのGDP値」というのは、日本の低迷ぶりもよく解る指標だと思います。
> 平成前年の1988年には、日本はこちらでも世界3位だったんですよ。
> 日本より上位は、小国で金融大国のスイスとルクセンブルクでしたから、
> 人口1億2000万人の日本がこの位置にいるというのは、本当に驚異的な事だったんです。
> しかもそれを「一億総中流」とか言って、社会主義的に皆で分け合っていたと!!
> それが今では世界26位にまで落ちてしまい、更には貧富の2極化も進めつつあると・・・・
> ちなみに、1988年時は日本の2割に満たなかった韓国も、既に8割近くまで迫って来ました。
>
> それでも国別GDPだと、日本がまだ3位の位置に居られるのは、何と言っても人口の多さが理由です。
> 先進国で人口1億を超えているのは、日本とアメリカしかありませんからねえ。
> ですが、この平成の間に、日本とアメリカの差は1.7倍から4.1倍にまで広がってしまいましたし、
> 日本と中国に至っては、13%から2.6倍という大逆転を喰らいました。
> まあ中国のGDP値は水増しもかなりあるのでしょうが、それでも既に日本を上回るのは確かですし、
> 国民1人あたりのGDP値では、まだ差があっても、総力戦となる軍事や科学の分野は正直キツいです。
> それに、日本人の平均以上に稼いでる中国人が、日本の人口を上回ってるとなると、
> いくら「1人あたりでは上」と言った所で・・・という気持ちは、正直してきます。
>
> > 我々が生まれた時、既に日本は不況でしたし、経済成長していく時代を味わったことが無いんです。
> > だから、有数の経済大国と言われても実感がわきませんし、
> > 他国へ追いつけ追い越せなんて感覚も生まれないんですよ。

> それは仕方の無い事ですし、ある意味では可哀想な気もします。
> ただ問題なのは、「日本ズゴい」の客層が、そうした若者層だけでは無い所なんですよね。
> そもそも今の若者世代は、テレビ離れが急速に進んでいますから、
> 日本ズゴい系番組の視聴者ターゲットは、主に団塊世代がメインだと思うんです。
> 個人的には、この辺が最も問題の根が深い気がするんですよねえ・・・・
> ちなみに若者だとテレビより、まとめサイトのコピペや、Twitterでのリプ拡散が多いのかな?
> 以前なら、日本との文化の違いを楽しめた「海外の反応」系のサイトも、
> 現在では、自己満足を求める客層を集めて、広告収入を得る目的のサイトばかりに(泣)。
>
> > アメリカや中国を見ても日本がこれらと張り合える国だとは到底思えない。
> まあ別に、全ての面で超大国を上回ろうなんて話ではないですし、
> 超大国の側でも、全ての面で上回れる訳では無いのですから、
> その国の強みを活かした上で、最大限の利益を求めれば良いだけな気はします。
> ただ、最大限の利益を求めるとは言っても、相手側の立場や都合を考慮せず、
> 自分たちの立場や都合を考えるだけでは、結局、利益を逃してしまうのですが、
> どうも日本人はこの辺が苦手で、現在進行形でもドツボにハマってる状況ですけども。
>
> > これは何の根拠もない意見ですけど、日本社会といいますか、
> > 日本全体が国際的な立ち位置を見失っているんじゃないかなあと。

> 冷戦構造が崩壊してから早くも四半世紀、まあ国際的な立ち位置を見失っているのは、
> 別に日本だけに限った話ではありませんけど、それでも日本の混迷ぶりは顕著かも知れませんね?
> ここへ来て、急に政治意識に目覚めてしまった40代50代の中高年層が、
> 冷戦時代を忘れたのか、北朝鮮の事を「戦後最大の脅威」みたいに捉えてみたり、
> 逆にベテランの専門家層が、未だに冷戦当時の常識を疑いなく当てハメて考えていたりと、
> 日本を引っ張る年代でさえ、上も下も迷走し切ってる感じはしますね・・・・
>
> > そう考えると過剰な自国称賛も自信のなさの裏返しなのかもしれません。
> その通りだと思いますよ。
> 日本人の気質って、余裕がある時ほど謙遜や自虐を行いますが、
> いったん余裕が無くなると、空元気モードに入りますし、
> 本当にヤバくなると、思考停止のご都合主義モードになりますので。

何と言うか・・・救いようが無いですね。
結局、私たちはどう生きていけば良いのか・・・。
 
> > 管理人殿が本当にこのストーリーを書かれたら逆に新鮮でしょうね。
> > キャラへの愛着とかでどうしても二次物は甘くなりがちですから。

> キャラに対する感情移入が少ないので、確かに設定が甘くはならないでしょうけど、
> ただその一方で、やはり二次創作は作品への愛着が少ないと、なかなか書き切れない気も?
> 何だかんだで創作活動というのは、完成させるのに凄い熱量を要しますからねえ。

大作と呼ばれるような作品にオリ主最強系が少なくないのはそのあたりも影響しているのかもしれませんね。
自分の作ったキャラクターへの愛着が原作への愛着を超えてしまう感じで。


[21169] 食べ物と歴史の話&貴族の爵位の話返信 削除
2017/6/29 (木) 20:13:16 徳翁導誉

> > ちなみに余談ですが、このサイト内では「○○殿」と呼び合う事が多いのは、
> > 14年前、初めて設置したCGIゲーム「不如帰オンライン」が、
> > 戦国時代を題材にしたゲームだった事に由来します。
> > ゲーム自体は倉庫行きとなりましたが、当時の呼称だけは脈々と受け継がれていると(笑)。

> そういう理由があったのですか。何となく周りの方が殿と読んでいたので私も●●殿と読んでいました。
> なんか、さん付けだと浮いている気がしたので(笑)
> 不如帰オンラインはこのサイトに来てすぐの頃よくやってました。
> といっても、一人でひたすら日本中を暴れまわっているだけでしたけど(笑)

ただ不如帰は、1人で遊んでも面白く無そうですけどね(苦笑)。
もちろん、多人数じゃないと国盗りゲームとしてツマらないという事もありますが、
あのゲームの主題は「世代交代」にあり、年齢を重ねると大名キャラは老化して能力が落ちる為、
他のプレイヤーから姫をもらって、次の世代に引き継ぐ仕様が、醍醐味の1つでしたからねえ。
跡を継ぐ息子の顔や能力は、先代の実父と、姫の義父の要素を受け継ぎ、ランダムで決まるので、
同盟目的での政略結婚の要素だけでなく、その点を考えながらの相手選びとなりました。

そして「地元」の要素も加味して、郷土愛と家族愛の演出を試みたのですが、
しかし、こういう仕様にしてしまうと、やはり愛着度が強くなり過ぎてしまい、
ゲームが進むほど、展開が膠着したり、持ち回りで天下を取ったりして、
結果的に、古参同士の馴れ合い感と、新規への排他的な空気感が出来てしまったと・・・・
で、そうなってしまっては、ゲームとしての面白味を欠きますからねえ。
その反省から、これ以降に作ったWW2オンラインや赤い嵐などでは、
セッションごとに別ゲームとして、完全初期化するようになった次第です。
(登録名ではなく国名で遊べる所も、こうしたシガラミを排除するのに役立ちました)


> > > ちなみに今は「王様で見る英国史」という本を読んでいます。
> > > 分かりやすくまとまった本だと思いますね。

> > 「その本は知らないなぁ」と思い、検索してみたら、数ヶ月前に発売されたばかりで、
> > しかも「○○でたどる各国史」として、シリーズ化されてる本なんですね。
> > https://www.amazon.co.jp/dp/400500847X
> > イギリス史を王様で、アメリカ史を大統領でたどるのは普通ですが、
> > フランス史が「お菓子」、イタリア史が「パスタ」、ドイツ史が「森と山と川」なのは、
> > 何だか、ちょっと興味がそそられますね(笑)。

> パスタで見るイタリア史を読んでみました。
> 最初はパスタの話ばかりでしたが、パスタの種類の違いを通じて、
> かつてのイタリアが都市国家の集まりであり、
> 統一したイタリア人としての意識は無かったと言うことが書かれていました。

そうですね。
そもそも国家とか国民なんて意識を庶民が持ち出すのは、近代以降の話で、
欧米で200年前、日本や東欧で150年前、アジア諸国で50〜100年前、
アフリカや中東だと・・・まだまだって国もありますかねえ?(笑)
でもまあ、アフリカや中東とかは、植民地分割の時代に、
民族とか無関係に引かれた国境線が残ってる所なので、仕方の無い面もありますが・・・・

ちなみに日本でも、江戸時代は300諸藩がそれぞれ国家みたいなモノだったので、
幕末に異国船が襲来するまで、「日本人」という意識がほとんど無かったのは事実ですね。
逆に言うと、外部からの脅威があって、初めて内部(日本)というモノが深く意識され、
それを集合する為に用いられたのが、水戸学による尊王思想であり、御旗としての天皇だったと。
それでも日本の場合は島国でしたし、歴史的経緯を見ても、イタリアとかよりはマシだったかも?
5世紀に西ローマ帝国が滅亡して以降、19世紀にイタリア王国が成立するまで、
一時的に東ローマ帝国が再征服した時代を除いて、1000年以上ずっとバラバラでしたからねえ。
このイタリア統一の歴史は、なかなか面白いので、以前 歴史Flash化した事があります。

「Risorgimento 〜イタリア統一運動〜」
https://www.youtube.com/watch?v=55fsRzx6Rww

って、初期作とは言え、もう12年も経ってる事に、私自身も少しビックリ(笑)。
でも、今こうして再び見返してみると、ちょっとバランスを欠いているかなぁ・・・・
「統一」を主題にしたとは言え、そればかりに目線が行き過ぎていて、
未だに続く南北対立の問題などには、全く目が向けられてませんからねえ。
(その分、ストーリー的には解りやすくはなってる気はしますけど)
私は未読なので、この「パスタでたどるイタリア史」では、
イタリアの南北問題が、どれくらい触れられてるかは解りませんけど、
もし興味があるようでしたら、こちらの1冊をオススメしておきます。

「ナポリのマラドーナ イタリアにおける南とは何か(山川出版社)」
https://www.amazon.co.jp/dp/dp/4634491915/

この本は、イタリア半島における南北関係の歴史的な経緯だけでなく、
南米のイタリア移民国家であるアルゼンチンについても触れられていて、なかなか興味深いです。
それに、リーマン・ショック以降のイタリア経済の悪化により、
こうした対立は過去の話どころか、再燃しつつあるような状況なので、
もし御存知なければ、読んでおいて損は無い1冊だと思います。
あとは・・・サッカーの話を絡めてあるのが、吉と出るか? 凶と出るか? ですね。
サッカーが好きな人にはプラスでしょうけど、スポーツに興味なければ蛇足でしょうし(笑)。
でも、特にユーゴ関連とか、サッカーを通して見た現代史ルポには、意外と秀作も多いです。
と言いますか、様々な国へ行ってのサッカー観戦記が、そのまま現代史ルポになっちゃってると。

> > 「お米でたどる日本史」とか、「キムチでたどる朝鮮史」など、アジア版もあれば面白そう。
> 同時に、イタリアにルーツを持たないトマト・ジャガイモなどによって、
> イタリア中で別々の進化を遂げていたパスタが統合され、
> 国民の統一のシンボルになった流れも書かれており、
> パスタがいかにイタリア史を知る上で大切かが分かりました。

そう、そう、そうなんですよ!!(笑)
イタリア料理と言ったらピザにパスタ、ピザやパスタと言ったらトマト味。
普通は誰もが、そう連想しますけど、しかしトマトは南米原産の野菜であり、
トマトが食材としてイタリアで普及してから、まだ300年くらいなんですよねえ。
もちろん、トマト伝来の前からピザやパスタは存在した訳ですけど、
もう、トマト無しのピザやパスタは想像し難いくらい、それは当たり前の存在になっています。

日本で「歴史の授業」というと、どうも政治史に偏りがちですが(それはそれで重要ですけど)、
人々の生活の基本にあるのは「食」ですし、政治などより遥かに関心を寄せやすい以上、
例えば小学校とかでしたら、そういう生活史からの切り口から教えても良いと思うんですよね。
イタリア料理とトマトの関係と同じく、韓国料理に欠かせないトウガラシもまた、
トマトと同じく新大陸からやって来た農作物ですから、300〜400年くらいの歴史しか無く、
更に言うと、私たちがイメージする あの品種の白菜が伝来したのも、わずか100年前なんです。
つまり、あの真っ赤な白菜漬けのキムチも、実はごく最近生まれたモノであると!!
まあキムチ自体、本来は発酵させた野菜の塩漬け全般の事なので、
それ以前は、山椒やニンニクで味を付け、大根やキュウリなどを漬けていたのですが、
ここまでトウガラシ&白菜の印象が定着すると、それ以外はキムチと認識し辛いですよね(笑)。

で、そんなトウガラシや白菜が、どのように朝鮮半島に伝わったかですけど、
いろいろと説はあるものの、日本で普及している説では、
南蛮貿易で日本に入ってきたトウガラシが、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に半島へと持ち込まれ、
白菜もまた、明治に韓国を保護国化した際に、伊藤博文が持ち込んだとされています。
一方で韓国では、江戸幕府へ送られた朝鮮通信使が、日本からトウガラシを本国に持ち帰り、
白菜に関しても、隣接する原産地の中国北部から直接伝来したとするのが、一般的な説ですかね?
でもまあ、こういう切り口からの方が、日本と韓国との身近な関係を語りやすい気はしますし、
伝来ルートなんて正確に特定できない以上、日本も韓国も互いに都合の良い説を採用している点で、
そういう切り口からも、「政治」の本質的な部分を学び取る事が出来るかと思います(笑)。

そして「食と政治」という面では、「お米と日本人」ほど特異な関係は、世界でも少し例が無いかと?
貨幣経済が急速に発展した近世において、日本くらい経済・文化が発達した国で、
経済制度の中心を銀や金ではなく、米に置いた所なんて、正直言って私は他に知りません。
あの時代に、領地の規模が米の取れ高で表され、給料も米で支払われる訳ですから(笑)。
(まあ逆に言うと、そんな独特の制度でも成り立つくらい、貨幣経済が発達してたって事ですが)
また、主食というのも、海外だと文字通り「主に食べるモノ」くらいの軽い意味ですが、
日本の米のように、絶対視と言うか、食事の中心として捉えているのは、日本独自なんですよね。
欧米どころか、韓国や中国でも、日本人がイメージする主食の概念は無いような気がします。
その一方で、日本人が独自の食材と考えがちな「納豆・味噌・醤油」なんて、
逆に、東アジアや東南アジアの全域に広がっていて、そのバリエーションも実に豊富です。
(大豆ではなく魚から作られた醤油とか、様々な種類や調理法が存在する納豆とか・笑)

って、前回 思い付きで書いた「お米でたどる日本史」や「キムチでたどる朝鮮史」ですが、
こうして改めて考えてみると、本当に書籍になっても おかしくない題材かも?


> > > 管理人殿が「フランスの大貴族がイギリス王を兼ねている」と言った意味が分かります。
> > > しかし、神聖ローマ皇帝とイギリス王に加えて、フランスの2伯爵が連合を組んで
> > > フランスと戦ったことがあったそうですが、個人的にそこに引っ掛かっていたり。
> > > フランスの半分近くを押える大貴族に加えて、神聖ローマ帝国、そして有力な2伯爵を合わせた、
> > > 強大な敵にフランスは勝っていますし、

> > 英独が組んでフランスと対峙する事は、地政学的にもよくあった事ですけど、
> > それにフランスの有力貴族も加わったとなると・・・1214年の「ブーヴィーヌの戦い」ですか?
> > だとすると、フランス勝利の理由は幾つかあるので、ちょっと箇条書きにしてみますね。
> > 3.フランス側は侵攻を受けての防衛戦争であり、その相手は暗君や外国勢力だった為、
> >   この時代には珍しく民衆も国王軍の味方に付き、自国内で有利に戦えたから。

> 特に国王軍に民衆が協力した、というのは大きな要因みたいですね。
> いわゆる国民皆兵制に基づく近代軍と同じような状態だったのでしょうか。

う〜ん、国民皆兵というよりは、義勇兵に近い感じでしょうねえ。
中世の頃だと、まだ庶民の国民意識なんて皆無な時代ですし、
領主が誰に替わろうと、庶民には、年貢を納める相手が変わる程度の話でしたから。
ですので、善政を行ってくれるなら、領民は別に領主が異民族とかでも気にしませんでした。
この辺の感覚は、島国育ちの日本人からすると、ちょっと想像しにくい所なんですけど、
洋の東西を問わず、欧州だろうが、中国だろうが、インドやアフリカだろうが、そんな感じでした。

では、なぜ民衆が協力したかというと、自分たちの生活を守る為だったんでしょうね。
領主たちが土地の領有権を争い、自分たちと関係ない所で戦ってる分には、庶民も別に構わないんです。
しかし、領主たちの兵隊が、自分たちの村を襲うような事となれば、話は変わります。
領主と騎士だけであれば、その後の統治も考えて、あまり無茶はしませんけど、
臨時に雇われた傭兵とかなら、そんな事など御構い無しですし、
言葉の通じない外国人や、信仰が異なる異教徒が攻めて来たとなれば、庶民の不安も募ります。
まあ実際、旅の恥はかき捨てじゃないですけど、やりたい放題になるケースは多いですからねえ。

話題になった時代より少し下りますが、英仏百年戦争とかだと、もっと解りやすいでしょうか?
英仏と言って、確かに上層部の方では、フランス人同士の争いではありますけど、
ただ、イングランド王はフランス人でも、彼が率いる軍隊の兵士はイングランド人ですからねえ。
文化も言語も異なるイングランドの兵隊が、大挙して海を渡ってフランスにやってきて、
時には戦争に巻き込まれるとなれば、やはり庶民にも不満や怒りといった感情も出てきます。
だからこそ、ただの農夫の娘でありながら、ジャンヌ・ダルクのような存在も登場してくると。
まあ、ジョン欠地王の時も、こうした感情は少なからずあったでしょうし、
それ以前に、フランス内の領主として課した重税や狼藉の悪評も、既に広がっていたので、
「こんな男の領民にはされたくない」という思いが、庶民たちの間にもあったのかも知れません。

> > > 特にイギリス王と共闘した2伯爵がどういう立場なのかが気になります。
> > う〜ん、日本史で例えますと、「国王と貴族」は「幕府と大名」みたいな関係でしょうか?
> > 大名が臣下の礼に反しない限り、幕府は各藩の内政に干渉できず、自前の兵も保有していた為、
> > 江戸幕府みたいに圧倒的だと大名も大人しいですが、室町幕府みたいに脆弱なら自由気儘と(笑)。
> > 権威はあるけど実力はないという面で、当時のフランス王家は、室町の足利将軍家に近いかも。

> 勉強になりました。有難うございます。

・・・って、今更ながら思ったのですが、
これは「貴族制度」に関する質問だったんですかねえ?(笑)
という事で、遅ればせながら、そちらの話も少し追記。
まずは、その階級について。
まあ欧州内でも、その国々で制度は異なりますけど、ザックリ言うと こんな感じです。
「皇帝>王>大公>公爵>侯爵>辺境伯>伯爵>子爵>男爵>準男爵>士爵(騎士)」

大雑把に言うと、この階級はだいたい領地の広さで決まります。
解りやすいよう、誤解を恐れず、現在の日本で例えますと、
王が首相で、公爵が県知事、伯爵が市長って感じでしょうか?
つまりは、県や市があるから県知事や市長と呼ばれるのと同様に、
公領や伯領を任されているから、公爵や伯爵と呼ばれる訳ですね。
で、その国で1番偉いのが皇帝なら、その国は帝国、
王なら王国で、大公なら大公国、公爵なら公国って具合です。
つまり、連邦国家の中に国や州があるみたいに、帝国内に王や大公がいる場合もあれば、
現代でも見られるように、県レベルの大きさしかない国家というのもある訳ですね。
例えば、イギリスやスペインが王国で、ルクセンブルクが大公国、モナコが公国だと言えば、
国土の広さと称号の関係性も、大まかにイメージしやすいでしょうか?

そして、時代が時代ですから、こうした役職が次第に世襲されるようになり、
世襲化されれば、結果として、その領地は国家のような存在になって行き、
もっと時代が進むと、爵位と領地がズレていって、肩書き化していくと。
まあ日本でも、元々は役職であった官位が、次第に肩書き化していく流れに似てますね。
で、明治維新を向かえた事で、新時代の肩書きとして欧州の爵位が導入されると。
欧州での複雑な歴史的経緯とかは関係なく、単にシステムとして取り入れたので、
日本の華族制度は、物凄く解りやすく、シンプルな構造となっています。
ただ、だからこそ逆に、そのイメージが邪魔をして、
本来の欧州での爵位制度が、日本人には理解し難くなっていると(苦笑)。
日本では単純に階級の事なので、1人1爵位で、公爵は公爵、伯爵は伯爵ですけども、
欧州では領主の事なので、1人の人間が、○○王であり、△△公であり、××伯だったりします。

最後に、明治日本の階級を整理すると、大体こんな感じですね。
(見やすいよう、その後の昇格とかは対応しませんでした)

 天皇
 皇族 天皇親族・世襲4親王家
 王族 朝鮮王家
 公族 朝鮮王分家
 公爵 摂関家5貴族・三条家・岩倉家、徳川将軍家・薩摩島津家・長州毛利家
 侯爵 清華家8貴族・中山家、徳川御三家・大藩大名(15万石以上)・大久保家・木戸家、琉球王家
 伯爵 中流貴族、徳川御三卿・中藩大名(5万石以上)、西&東本願寺の当主、維新の元勲
 子爵 下流貴族、小藩大名(5万石未満)、維新の勲臣
 男爵 貴族分家、大名分家、琉球王分家、大寺社&大財閥の当主、旧南朝の遺臣、維新の功臣


> > > 我々が生まれた時、既に日本は不況でしたし、経済成長していく時代を味わったことが無いんです。
> > > だから、有数の経済大国と言われても実感がわきませんし、
> > > 他国へ追いつけ追い越せなんて感覚も生まれないんですよ。
> > > アメリカや中国を見ても日本がこれらと張り合える国だとは到底思えない。

> > まあ別に、全ての面で超大国を上回ろうなんて話ではないですし、
> > 超大国の側でも、全ての面で上回れる訳では無いのですから、
> > その国の強みを活かした上で、最大限の利益を求めれば良いだけな気はします。
> > ただ、最大限の利益を求めるとは言っても、相手側の立場や都合を考慮せず、
> > 自分たちの立場や都合を考えるだけでは、結局、利益を逃してしまうのですが、
> > どうも日本人はこの辺が苦手で、現在進行形でもドツボにハマってる状況ですけども。
> > > そう考えると過剰な自国称賛も自信のなさの裏返しなのかもしれません。
> > その通りだと思いますよ。
> > 日本人の気質って、余裕がある時ほど謙遜や自虐を行いますが、
> > いったん余裕が無くなると、空元気モードに入りますし、
> > 本当にヤバくなると、思考停止のご都合主義モードになりますので。

> 何と言うか・・・救いようが無いですね。
> 結局、私たちはどう生きていけば良いのか・・・。

国家レベルの話ですと、以前なら「あの手はどうか? この手はどうか?」とありましたけど、
時間が経てば経つほど、その選択肢の幅もドンドン狭まって来てますからねえ。
そして、苦しくなるほど最善手が求められるのに、現実は悪手の数だけ増えていると(泣)。
正直な所、2〜3年くらい前から、私程度では手を全く見付けられない局面まで来てしまい、
諦めの気持ちが広がると共に、ニュース報道とかも、ほとんど追わなくなってしまいました。

「栄枯盛衰とは言うけども、なぜ大国は残されたメリットを活かせないのか?」
人類の歴史を見ていて、そう思わされる事は何度もあったのですが、
こうして自国でリアルタイムに経験できるなんて、十数年前までは想像してませんでした(苦笑)。
まあ結局の所、こうなるともう、個人レベルで個人の利益を守っていくしか無い状況ですが、
しかし、多くの人がその方向性に進んでいるからこそ、国家レベルでの悪化に拍車を掛ける訳で、
更には、そうした風潮が世界規模で広がっている為に、このような国際情勢になっているんですよね。
ひょっとしたら、そう遠くない未来に、世界大戦さえ体験できるかも・・・・

と、そんな暗い展望で話を締めるのも何なので、実現性や成功確率は低いでしょうけど、
強いて手を考えるとすれば、私が思いつくのは「道州制」くらいですかねえ?
アメリカの強さというのも、50の州政府が競争している所が一因としてありますし、
国鉄を分割民営化して、経済性や競争力を高めたように、中央集権を複数に分割すると。
解りやすく言うと、政府をいくつか作り、政治家や官僚にも競争をさせる訳です。
ただしJR各社の現状を見ても、経営難が予想された3島会社(北海道・四国・九州)のうち、
JR九州は副業の成功で上場できる所まで来た一方で、JR北海道は破綻寸前の状態ですからねえ。
制度バランスや各州の成果次第で、地方ごとの明暗がハッキリ分かれる恐れはあります。
でもまあ、人口減少と少子高齢化を迎えた現在の日本において、
何を優先して、何を諦めるかという選択は、現場の地方ごとに判断すべきでは無いかと?
中央からの一方的な目線だけだと、どんなに「地方創生」などと言っても、
結局、やってる事は「お友達優先」にしかなって無かったりしますので(苦笑)。


> > > ギルガメッシュって最古の英雄だなんだって言っても微妙な存在じゃないですか
> > > それがアーサー王だのク・フーリンだのと対等どころか超越しているのが何となく気に入らないんです。
> > > 別にアーサー王が美少女になって聖剣からビームを出したって何の文句も無いですし、
> > > 駆逐艦が美少女になろうが、伊達政宗が六刀流でレッツ・パーティしていようが構わないんですが、
> > > なんかギルガメッシュは嫌なんですよね。歴史への敬意が感じられないと言いますか・・・。

> > あれっ!? てっきり、ギルガメッシュの俺様キャラが癇に障ったのかと思いきや、
> > 伝説の英雄として、ギルガメッシュが最強扱いなのが、気に喰わなかった感じなんですか?(笑)

> やっぱりギルガメッシュが最強で絶対的存在として位置づけされていることに反発しているんでしょうね。
> しかも、それが完全オリジナルの作品ならともかく、登場するキャラは歴史上の人物をモデルにしていますからね。
> 二次創作で原作を無茶苦茶にするオリジナル主人公に通じるところがあると思います。
> しかも、ようやく他のキャラがギルガメッシュを倒したとしても、
> それは「他のキャラが頑張ったから」ではなく「英雄王が慢心したから」ですからね。
> 何と言いますか・・・ギルガメッシュが「最古の英雄」であることも分かりますが、やり過ぎだろうと。
> 現実に生きていたギルガメッシュさんも迷惑してそうな気がします。

「艦これ」では駆逐艦が、「刀剣乱舞」では日本刀が擬人化され、
遂には「文豪とアルケミスト」で偉人が擬人化(!?)されたように、
Fateのサーヴァントも、そんな感じで捉えられてるという所でしょうか?
でもまあ、Fateのは、イタコが英霊を降ろしてるようなモノですからねえ。
SF的に本人を召還したり、単に名前だけ拝借したりというのとも、また違い、
実在した人物ではなく、その伝説を具現化した存在なので・・・う〜ん、説明が難しい。
もう結局は、「そういう設定だから」としか、言い様が無いですね(笑)。

> > > 管理人殿が本当にこのストーリーを書かれたら逆に新鮮でしょうね。
> > > キャラへの愛着とかでどうしても二次物は甘くなりがちですから。

> > キャラに対する感情移入が少ないので、確かに設定が甘くはならないでしょうけど、
> > ただその一方で、やはり二次創作は作品への愛着が少ないと、なかなか書き切れない気も?
> > 何だかんだで創作活動というのは、完成させるのに凄い熱量を要しますからねえ。

> 大作と呼ばれるような作品にオリ主最強系が少なくないのはそのあたりも影響しているのかもしれませんね。
> 自分の作ったキャラクターへの愛着が原作への愛着を超えてしまう感じで。

この発言を聞くと、ギルガメッシュの強さが気になるというのも、
原作設定ではあるものの、二次創作に見られる暴走的なキャラ設定を、
きっとマンネルヘイムさんは、嫌に感じてるんでしょうね。
くだけた言い方をすれば、「いくら何でも、厨二設定すぎるやろ」と(笑)。


[21184] Re:食べ物と歴史の話&貴族の爵位の話返信 削除
2017/7/10 (月) 19:10:25 マンネルヘイム

▼ 徳翁導誉さん
> ただ不如帰は、1人で遊んでも面白く無そうですけどね(苦笑)。
> もちろん、多人数じゃないと国盗りゲームとしてツマらないという事もありますが、
> あのゲームの主題は「世代交代」にあり、年齢を重ねると大名キャラは老化して能力が落ちる為、
> 他のプレイヤーから姫をもらって、次の世代に引き継ぐ仕様が、醍醐味の1つでしたからねえ。
> 跡を継ぐ息子の顔や能力は、先代の実父と、姫の義父の要素を受け継ぎ、ランダムで決まるので、
> 同盟目的での政略結婚の要素だけでなく、その点を考えながらの相手選びとなりました。
>
> そして「地元」の要素も加味して、郷土愛と家族愛の演出を試みたのですが、
> しかし、こういう仕様にしてしまうと、やはり愛着度が強くなり過ぎてしまい、
> ゲームが進むほど、展開が膠着したり、持ち回りで天下を取ったりして、
> 結果的に、古参同士の馴れ合い感と、新規への排他的な空気感が出来てしまったと・・・・
> で、そうなってしまっては、ゲームとしての面白味を欠きますからねえ。
> その反省から、これ以降に作ったWW2オンラインや赤い嵐などでは、
> セッションごとに別ゲームとして、完全初期化するようになった次第です。
> (登録名ではなく国名で遊べる所も、こうしたシガラミを排除するのに役立ちました)
>

毎回、途中で何となく虚しくなって止めてましたね(笑)
でも暫くすると暇だから統一してみようと思うのですが、やっぱり1人なので作業が面倒になって止めちゃいました。

正直、根に持つタイプなのでセッションごとに別ゲームなのは有難い仕様かなと(笑)
ひょっとすると管理人殿もご存知かもしれませんが、昔は熱くなりやすく、見苦しい姿も何度か見せてしまっているので逆に恨まれたかもしれないですし。
特に、最初に登録した時のゲームは黒歴史です。過去戦場に言動が残っているのが恥ずかしい・・・。
実は私がやたら新規の人に優しいのは自分の黒歴史を見ている気分になるからです。それはそれで新規の人に失礼ですけど・・・(笑)
>
> そうですね。
> そもそも国家とか国民なんて意識を庶民が持ち出すのは、近代以降の話で、
> 欧米で200年前、日本や東欧で150年前、アジア諸国で50〜100年前、
> アフリカや中東だと・・・まだまだって国もありますかねえ?(笑)
> でもまあ、アフリカや中東とかは、植民地分割の時代に、
> 民族とか無関係に引かれた国境線が残ってる所なので、仕方の無い面もありますが・・・・
>
> ちなみに日本でも、江戸時代は300諸藩がそれぞれ国家みたいなモノだったので、
> 幕末に異国船が襲来するまで、「日本人」という意識がほとんど無かったのは事実ですね。
> 逆に言うと、外部からの脅威があって、初めて内部(日本)というモノが深く意識され、
> それを集合する為に用いられたのが、水戸学による尊王思想であり、御旗としての天皇だったと。
> それでも日本の場合は島国でしたし、歴史的経緯を見ても、イタリアとかよりはマシだったかも?
> 5世紀に西ローマ帝国が滅亡して以降、19世紀にイタリア王国が成立するまで、
> 一時的に東ローマ帝国が再征服した時代を除いて、1000年以上ずっとバラバラでしたからねえ。
> このイタリア統一の歴史は、なかなか面白いので、以前 歴史Flash化した事があります。
>
> 「Risorgimento 〜イタリア統一運動〜」
> https://www.youtube.com/watch?v=55fsRzx6Rww
>
> って、初期作とは言え、もう12年も経ってる事に、私自身も少しビックリ(笑)。
> でも、今こうして再び見返してみると、ちょっとバランスを欠いているかなぁ・・・・
> 「統一」を主題にしたとは言え、そればかりに目線が行き過ぎていて、
> 未だに続く南北対立の問題などには、全く目が向けられてませんからねえ。
> (その分、ストーリー的には解りやすくはなってる気はしますけど)
> 私は未読なので、この「パスタでたどるイタリア史」では、
> イタリアの南北問題が、どれくらい触れられてるかは解りませんけど、
> もし興味があるようでしたら、こちらの1冊をオススメしておきます。
>
> 「ナポリのマラドーナ イタリアにおける南とは何か(山川出版社)」
> https://www.amazon.co.jp/dp/dp/4634491915/
>
> この本は、イタリア半島における南北関係の歴史的な経緯だけでなく、
> 南米のイタリア移民国家であるアルゼンチンについても触れられていて、なかなか興味深いです。
> それに、リーマン・ショック以降のイタリア経済の悪化により、
> こうした対立は過去の話どころか、再燃しつつあるような状況なので、
> もし御存知なければ、読んでおいて損は無い1冊だと思います。
> あとは・・・サッカーの話を絡めてあるのが、吉と出るか? 凶と出るか? ですね。
> サッカーが好きな人にはプラスでしょうけど、スポーツに興味なければ蛇足でしょうし(笑)。
> でも、特にユーゴ関連とか、サッカーを通して見た現代史ルポには、意外と秀作も多いです。
> と言いますか、様々な国へ行ってのサッカー観戦記が、そのまま現代史ルポになっちゃってると。
>

南北問題についても軽くではありますが、触れられていました。

南北問題について本とは別の話になりますが、
各国の有名企業の本社の場所が載った地図を読んだのですが、驚きました。
イタリア南部、ドイツ東部、日本の東北部がすっからかんなんですよね(笑)

最近は時間が無い上に気の迷いで「サイコパス」とかいう本を読み始めてしまって・・・。
その道の権威の人が書いている解説本の様なものなのですが、海外の研究者の方の文章を日本人が翻訳しているので、
文章が何か読みにくくて全然進みません。という訳で管理人殿に勧めてもらった本は今後時間が出来てから読ませていただきます。

> そう、そう、そうなんですよ!!(笑)
> イタリア料理と言ったらピザにパスタ、ピザやパスタと言ったらトマト味。
> 普通は誰もが、そう連想しますけど、しかしトマトは南米原産の野菜であり、
> トマトが食材としてイタリアで普及してから、まだ300年くらいなんですよねえ。
> もちろん、トマト伝来の前からピザやパスタは存在した訳ですけど、
> もう、トマト無しのピザやパスタは想像し難いくらい、それは当たり前の存在になっています。
>
> 日本で「歴史の授業」というと、どうも政治史に偏りがちですが(それはそれで重要ですけど)、
> 人々の生活の基本にあるのは「食」ですし、政治などより遥かに関心を寄せやすい以上、
> 例えば小学校とかでしたら、そういう生活史からの切り口から教えても良いと思うんですよね。
> イタリア料理とトマトの関係と同じく、韓国料理に欠かせないトウガラシもまた、
> トマトと同じく新大陸からやって来た農作物ですから、300〜400年くらいの歴史しか無く、
> 更に言うと、私たちがイメージする あの品種の白菜が伝来したのも、わずか100年前なんです。
> つまり、あの真っ赤な白菜漬けのキムチも、実はごく最近生まれたモノであると!!
> まあキムチ自体、本来は発酵させた野菜の塩漬け全般の事なので、
> それ以前は、山椒やニンニクで味を付け、大根やキュウリなどを漬けていたのですが、
> ここまでトウガラシ&白菜の印象が定着すると、それ以外はキムチと認識し辛いですよね(笑)。
>
> で、そんなトウガラシや白菜が、どのように朝鮮半島に伝わったかですけど、
> いろいろと説はあるものの、日本で普及している説では、
> 南蛮貿易で日本に入ってきたトウガラシが、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に半島へと持ち込まれ、
> 白菜もまた、明治に韓国を保護国化した際に、伊藤博文が持ち込んだとされています。
> 一方で韓国では、江戸幕府へ送られた朝鮮通信使が、日本からトウガラシを本国に持ち帰り、
> 白菜に関しても、隣接する原産地の中国北部から直接伝来したとするのが、一般的な説ですかね?
> でもまあ、こういう切り口からの方が、日本と韓国との身近な関係を語りやすい気はしますし、
> 伝来ルートなんて正確に特定できない以上、日本も韓国も互いに都合の良い説を採用している点で、
> そういう切り口からも、「政治」の本質的な部分を学び取る事が出来るかと思います(笑)。
>
> そして「食と政治」という面では、「お米と日本人」ほど特異な関係は、世界でも少し例が無いかと?
> 貨幣経済が急速に発展した近世において、日本くらい経済・文化が発達した国で、
> 経済制度の中心を銀や金ではなく、米に置いた所なんて、正直言って私は他に知りません。
> あの時代に、領地の規模が米の取れ高で表され、給料も米で支払われる訳ですから(笑)。
> (まあ逆に言うと、そんな独特の制度でも成り立つくらい、貨幣経済が発達してたって事ですが)
> また、主食というのも、海外だと文字通り「主に食べるモノ」くらいの軽い意味ですが、
> 日本の米のように、絶対視と言うか、食事の中心として捉えているのは、日本独自なんですよね。
> 欧米どころか、韓国や中国でも、日本人がイメージする主食の概念は無いような気がします。
> その一方で、日本人が独自の食材と考えがちな「納豆・味噌・醤油」なんて、
> 逆に、東アジアや東南アジアの全域に広がっていて、そのバリエーションも実に豊富です。
> (大豆ではなく魚から作られた醤油とか、様々な種類や調理法が存在する納豆とか・笑)
>
> って、前回 思い付きで書いた「お米でたどる日本史」や「キムチでたどる朝鮮史」ですが、
> こうして改めて考えてみると、本当に書籍になっても おかしくない題材かも?
>

重要性は分かっているのですが、どうしても特産品とか食べ物に興味をそそられないんですよね。
いや、砂糖の世界史とかパスタ〜は面白いんですけど、授業でやるとなると、そういう「特産品や食べ物の視点の歴史」みたいな授業は難しいと思うんですよね。
単純に覚える食品とかの量が増えるだけみたいな。
最近分かり始めてきたのですが、食べ物に限らず何かを関連づけて歴史を考えると定着率が上がるものの、それをやっていると時間が圧倒的に足りなくなるんですよね。
つまり、こういう話題で盛り上がって歴史が好きになっても成績と言いますか、利益には繋がらないんですよね・・・悲しいです。
私は小さいころから歴史にリソースを注ぎ込んでいたので両立できますけど。

キムチは分からないですけど、お米でたどる日本史って何かそのまま日本史の全てというか・・・とにかく凄いボリュームになりそうな気が(笑)

> う〜ん、国民皆兵というよりは、義勇兵に近い感じでしょうねえ。
> 中世の頃だと、まだ庶民の国民意識なんて皆無な時代ですし、
> 領主が誰に替わろうと、庶民には、年貢を納める相手が変わる程度の話でしたから。
> ですので、善政を行ってくれるなら、領民は別に領主が異民族とかでも気にしませんでした。
> この辺の感覚は、島国育ちの日本人からすると、ちょっと想像しにくい所なんですけど、
> 洋の東西を問わず、欧州だろうが、中国だろうが、インドやアフリカだろうが、そんな感じでした。
>
> では、なぜ民衆が協力したかというと、自分たちの生活を守る為だったんでしょうね。
> 領主たちが土地の領有権を争い、自分たちと関係ない所で戦ってる分には、庶民も別に構わないんです。
> しかし、領主たちの兵隊が、自分たちの村を襲うような事となれば、話は変わります。
> 領主と騎士だけであれば、その後の統治も考えて、あまり無茶はしませんけど、
> 臨時に雇われた傭兵とかなら、そんな事など御構い無しですし、
> 言葉の通じない外国人や、信仰が異なる異教徒が攻めて来たとなれば、庶民の不安も募ります。
> まあ実際、旅の恥はかき捨てじゃないですけど、やりたい放題になるケースは多いですからねえ。
>
> 話題になった時代より少し下りますが、英仏百年戦争とかだと、もっと解りやすいでしょうか?
> 英仏と言って、確かに上層部の方では、フランス人同士の争いではありますけど、
> ただ、イングランド王はフランス人でも、彼が率いる軍隊の兵士はイングランド人ですからねえ。
> 文化も言語も異なるイングランドの兵隊が、大挙して海を渡ってフランスにやってきて、
> 時には戦争に巻き込まれるとなれば、やはり庶民にも不満や怒りといった感情も出てきます。
> だからこそ、ただの農夫の娘でありながら、ジャンヌ・ダルクのような存在も登場してくると。
> まあ、ジョン欠地王の時も、こうした感情は少なからずあったでしょうし、
> それ以前に、フランス内の領主として課した重税や狼藉の悪評も、既に広がっていたので、
> 「こんな男の領民にはされたくない」という思いが、庶民たちの間にもあったのかも知れません。
>

そこら辺は日本も同じような感じでしたよね?
とりあえず、通常の領主たちの兵、って言うのは農民ではなく下級貴族であった、と考えても大丈夫なんでしょうか?

> ・・・って、今更ながら思ったのですが、
> これは「貴族制度」に関する質問だったんですかねえ?(笑)
> という事で、遅ればせながら、そちらの話も少し追記。
> まずは、その階級について。
> まあ欧州内でも、その国々で制度は異なりますけど、ザックリ言うと こんな感じです。
> 「皇帝>王>大公>公爵>侯爵>辺境伯>伯爵>子爵>男爵>準男爵>士爵(騎士)」
>
> 大雑把に言うと、この階級はだいたい領地の広さで決まります。
> 解りやすいよう、誤解を恐れず、現在の日本で例えますと、
> 王が首相で、公爵が県知事、伯爵が市長って感じでしょうか?
> つまりは、県や市があるから県知事や市長と呼ばれるのと同様に、
> 公領や伯領を任されているから、公爵や伯爵と呼ばれる訳ですね。
> で、その国で1番偉いのが皇帝なら、その国は帝国、
> 王なら王国で、大公なら大公国、公爵なら公国って具合です。
> つまり、連邦国家の中に国や州があるみたいに、帝国内に王や大公がいる場合もあれば、
> 現代でも見られるように、県レベルの大きさしかない国家というのもある訳ですね。
> 例えば、イギリスやスペインが王国で、ルクセンブルクが大公国、モナコが公国だと言えば、
> 国土の広さと称号の関係性も、大まかにイメージしやすいでしょうか?
>
> そして、時代が時代ですから、こうした役職が次第に世襲されるようになり、
> 世襲化されれば、結果として、その領地は国家のような存在になって行き、
> もっと時代が進むと、爵位と領地がズレていって、肩書き化していくと。
> まあ日本でも、元々は役職であった官位が、次第に肩書き化していく流れに似てますね。
> で、明治維新を向かえた事で、新時代の肩書きとして欧州の爵位が導入されると。
> 欧州での複雑な歴史的経緯とかは関係なく、単にシステムとして取り入れたので、
> 日本の華族制度は、物凄く解りやすく、シンプルな構造となっています。
> ただ、だからこそ逆に、そのイメージが邪魔をして、
> 本来の欧州での爵位制度が、日本人には理解し難くなっていると(苦笑)。
> 日本では単純に階級の事なので、1人1爵位で、公爵は公爵、伯爵は伯爵ですけども、
> 欧州では領主の事なので、1人の人間が、○○王であり、△△公であり、××伯だったりします。
>
> 最後に、明治日本の階級を整理すると、大体こんな感じですね。
> (見やすいよう、その後の昇格とかは対応しませんでした)
>
>  天皇
>  皇族 天皇親族・世襲4親王家
>  王族 朝鮮王家
>  公族 朝鮮王分家
>  公爵 摂関家5貴族・三条家・岩倉家、徳川将軍家・薩摩島津家・長州毛利家
>  侯爵 清華家8貴族・中山家、徳川御三家・大藩大名(15万石以上)・大久保家・木戸家、琉球王家
>  伯爵 中級貴族、徳川御三卿・中藩大名(5万石以上)、西&東本願寺の当主、維新の元勲
>  子爵 下級貴族、小藩大名(5万石未満)、維新の勲臣
>  男爵 貴族分家、大名分家、琉球王分家、大寺社&大財閥の当主、旧南朝の遺臣、維新の功臣
>

爵位に関しては大体分かっているつもりですが、逆に日本の爵位の分け方を初めて知りました(笑)
よく知らないのですが、太平洋戦争期には日本の国政は親王家や貴族家の影響も受けていたとか。
版籍奉還から廃藩置県の流れで日本の華族制度はどちらかというと邪魔な大名達をお飾りにしているイメージがあったのですが・・・。

> 国家レベルの話ですと、以前なら「あの手はどうか? この手はどうか?」とありましたけど、
> 時間が経てば経つほど、その選択肢の幅もドンドン狭まって来てますからねえ。
> そして、苦しくなるほど最善手が求められるのに、現実は悪手の数だけ増えていると(泣)。
> 正直な所、2〜3年くらい前から、私程度では手を全く見付けられない局面まで来てしまい、
> 諦めの気持ちが広がると共に、ニュース報道とかも、ほとんど追わなくなってしまいました。
>
> 「栄枯盛衰とは言うけども、なぜ大国は残されたメリットを活かせないのか?」
> 人類の歴史を見ていて、そう思わされる事は何度もあったのですが、
> こうして自国でリアルタイムに経験できるなんて、十数年前までは想像してませんでした(苦笑)。
> まあ結局の所、こうなるともう、個人レベルで個人の利益を守っていくしか無い状況ですが、
> しかし、多くの人がその方向性に進んでいるからこそ、国家レベルでの悪化に拍車を掛ける訳で、
> 更には、そうした風潮が世界規模で広がっている為に、このような国際情勢になっているんですよね。
> ひょっとしたら、そう遠くない未来に、世界大戦さえ体験できるかも・・・・
>
> と、そんな暗い展望で話を締めるのも何なので、実現性や成功確率は低いでしょうけど、
> 強いて手を考えるとすれば、私が思いつくのは「道州制」くらいですかねえ?
> アメリカの強さというのも、50の州政府が競争している所が一因としてありますし、
> 国鉄を分割民営化して、経済性や競争力を高めたように、中央集権を複数に分割すると。
> 解りやすく言うと、政府をいくつか作り、政治家や官僚にも競争をさせる訳です。
> ただしJR各社の現状を見ても、経営難が予想された3島会社(北海道・四国・九州)のうち、
> JR九州は副業の成功で上場できる所まで来た一方で、JR北海道は破綻寸前の状態ですからねえ。
> 制度バランスや各州の成果次第で、地方ごとの明暗がハッキリ分かれる恐れはあります。
> でもまあ、人口減少と少子高齢化を迎えた現在の日本において、
> 何を優先して、何を諦めるかという選択は、現場の地方ごとに判断すべきでは無いかと?
> 中央からの一方的な目線だけだと、どんなに「地方創生」などと言っても、
> 結局、やってる事は「お友達優先」にしかなって無かったりしますので(苦笑)。
>

最近ではふるさと納税について引っ掛かっています。
例えば富山市は元々ふるさと納税に対して碌なお返しをしない自治体でした。
そのせいでふるさと納税の恩恵をほとんど受けられなかったとか。
それはそれで気の毒ですし、お返しを過剰にしないのはある意味正しいと思いますが・・・。
1円でも多く集める為の地方自治体の努力が悪いとは思えないんですよね。

ハッキリ言ってしまうと国如きが何余計な口出しをしているんだ、「地方創生」は口だけか。とそう思ってしまう訳です。
最終的に全ての自治体が大体同じような金額を得られるようにしようとしているなら、わざわざお返しなんてするのが馬鹿らしいじゃないかと。
そんな仲良し納税なんて国民がやらないと思うんですけどね。
もちろん、今の状況には私が知らないだけで、深刻なデメリットがあるのかもしれませんけど。

> 「艦これ」では駆逐艦が、「刀剣乱舞」では日本刀が擬人化され、
> 遂には「文豪とアルケミスト」で偉人が擬人化(!?)されたように、
> Fateのサーヴァントも、そんな感じで捉えられてるという所でしょうか?
> でもまあ、Fateのは、イタコが英霊を降ろしてるようなモノですからねえ。
> SF的に本人を召還したり、単に名前だけ拝借したりというのとも、また違い、
> 実在した人物ではなく、その伝説を具現化した存在なので・・・う〜ん、説明が難しい。
> もう結局は、「そういう設定だから」としか、言い様が無いですね(笑)。
>

一応、そこら辺は勉強しました。あの世界観でギルガメッシュが最強なのは論理的に正しいと思います。
気に食わないという気持ちを押えきれないですが・・・。

> この発言を聞くと、ギルガメッシュの強さが気になるというのも、
> 原作設定ではあるものの、二次創作に見られる暴走的なキャラ設定を、
> きっとマンネルヘイムさんは、嫌に感じてるんでしょうね。
> くだけた言い方をすれば、「いくら何でも、厨二設定すぎるやろ」と(笑)。

そうですね(笑)
二次創作は二次創作ですから、まあ暴走的でも仕方ない側面があると思いますけど、
公式でそういうキャラを出されると何か困るな、と(笑)

ただまあ、いわゆる俺ツェー系を全否定するつもりはないです。
最近の映画の悟空とかフリーザをボコボコにしてましたけど、だから悟空が嫌いかといわれるとそんなことはないですし。

ところで俺ツェー系で思いだしましたが、管理人殿は「小説家になろう」とか見てみたことありますか?


[21188] ifの歴史(貴族の爵位の話に少し関連)返信 削除
2017/7/13 (木) 18:57:05 玉川大納言

もし、華族制度が戦後も残ってたら、どういう影響があったと思います?

またざっくりとして質問ですみません(笑)

結構そういうif話が好きなもので。


[21192] Re:ifの歴史(貴族の爵位の話に少し関連)返信 削除
2017/7/13 (木) 20:29:31 徳翁導誉

> > > ゲームが進むほど、展開が膠着したり、持ち回りで天下を取ったりして、
> > > 結果的に、古参同士の馴れ合い感と、新規への排他的な空気感が出来てしまったと・・・・
> > > その反省から、これ以降に作ったWW2オンラインや赤い嵐などでは、
> > > セッションごとに別ゲームとして、完全初期化するようになった次第です。
> > > (登録名ではなく国名で遊べる所も、こうしたシガラミを排除するのに役立ちました)

> > 正直、根に持つタイプなのでセッションごとに別ゲームなのは有難い仕様かなと(笑)
> > ひょっとすると管理人殿もご存知かもしれませんが、
> > 昔は熱くなりやすく、見苦しい姿も何度か見せてしまっているので逆に恨まれたかもしれないですし。
> > 特に、最初に登録した時のゲームは黒歴史です。過去戦場に言動が残っているのが恥ずかしい・・・。

正直な所、私はゲームの展開自体にはノータッチなので、
何かトラブルなどが起きて、調査依頼でも受けない限り、
「誰がどんなプレーをしているか」という所までは、ほとんど把握していませんね。
なので、ゲーム内での出来事などは、実際にプレーされてる皆さんの方が詳しいです(笑)。

> > 実は私がやたら新規の人に優しいのは自分の黒歴史を見ている気分になるからです。
> > それはそれで新規の人に失礼ですけど・・・(笑)

まあ、別にそれで良いんじゃないですかねえ?
科学的に見た場合、人間界に限らず、自然界全体において、
全ての生物は自己の「利」の為にしか動かないのが、実際の所でしょうし、
生物の知性に応じて、その利の在り方も、複雑性や多様性が増すってだけの話ですので。
(逆説的に言えば、利己的な活動をするモノを、私たちは「生物」と呼んでいると)
そして、その自己の利が、他者の利にも繋がるのであれば、それは利として良い事ですから。
・・・な〜んて、こんな話をしていると、自然哲学的な方向に話が脱線しちゃいそうですが(笑)。


> > > > パスタで見るイタリア史を読んでみました。
> > > > 最初はパスタの話ばかりでしたが、パスタの種類の違いを通じて、
> > > > かつてのイタリアが都市国家の集まりであり、
> > > > 統一したイタリア人としての意識は無かったと言うことが書かれていました。

> > > 私は未読なので、この「パスタでたどるイタリア史」では、
> > > イタリアの南北問題が、どれくらい触れられてるかは解りませんけど、
> > > もし興味があるようでしたら、こちらの1冊をオススメしておきます。
> > >
> > > 「ナポリのマラドーナ イタリアにおける南とは何か(山川出版社)」
> > > https://www.amazon.co.jp/dp/dp/4634491915/
> > > この本は、イタリア半島における南北関係の歴史的な経緯だけでなく、
> > > 南米のイタリア移民国家であるアルゼンチンについても触れられていて、なかなか興味深いです。

> > 南北問題についても軽くではありますが、触れられていました。
> > 南北問題について本とは別の話になりますが、
> > 各国の有名企業の本社の場所が載った地図を読んだのですが、驚きました。
> > イタリア南部、ドイツ東部、日本の東北部がすっからかんなんですよね(笑)

日独伊の企業地図というと、これ↓の事ですかねえ?
http://www.all-nationz.com/archives/1006223691.html

ただまあドイツの場合は、冷戦期の東西分断の影響が大きいですよね。
元々、シュレジエン周辺は鉱工業の先進地域でしたし、
冷戦期においても、東側陣営では重要な工業地帯でしたから。
あと、日本の地図を見ると、東北だけでなく四国や九州も空白地帯になってますし、
それに何より、日本人だからこそ、企業の選考や所在地がちょっと変な事に気付くかと。
断定は出来ませんけど、日本に関しては、あまり詳しくない人が作ったんだと思われます。
(ゲーム制作会社が多かったり、アニメ制作会社が入ったりしてるので、外国人のオタク系かな?)

投稿者の国旗表示が本当なら、イタリア人による投稿という事になるので、
日本やドイツはあくまでオマケで、イタリア南部を弄るのが本心だったのかも?
って、それならそれで、イタリアの南北問題を心理面から現しては居ますがね(笑)。

> > 最近は時間が無い上に気の迷いで「サイコパス」とかいう本を読み始めてしまって・・・。
> > その道の権威の人が書いている解説本の様なものなのですが、
> > 海外の研究者の方の文章を日本人が翻訳しているので、文章が何か読みにくくて全然進みません。

「サイコパス」というと、昨年末あたりに文春新書から出た本ですかねえ?
本屋での陳列具合から「どうやら売れてるみたいだなぁ」と思ってましたけど、
著者が中野信子だという時点で、私はスルーしてました(笑)。
歴史モノに例えますと、研究者が書いた入門書というよりは、
史学科の出身者が書いた時代小説みたいな分類なので、
大まかな所を気軽に知りたい時には良くても、正確な知識を欲する時には向かない感じでしょうか?
TVコメンテーターもしてるので、知名度が高い人なのは確かですが、その道の権威と言われると・・・・

それにしても、最近たまにサイコパスという単語を耳にするようになったのは、
数年前に一部でヒットした、アニメ「PSYCHO-PASS」の影響もあるんですかねえ?
いわゆる「トランプ現象」とかも、最近はサイコパスの実例として説明される事が増えてますけど、
わざわざ、そんな単語を用いなくても、超自己中な人間はいつの世にも居ますし、
社会全体に余裕が無くなって来ると、そういう人が目立ち、増えてくるというだけの話なんですよねえ。
歴史を見ても、英雄なんて呼ばれる人は、有能かつ超自己中なタイプが多いですし、
人類社会のシステム論で言うと、通常時は迷惑な存在かも知れませんが、
そういう非常時の為に、そうした性格の人間も一定数確保されているのかも?(笑)

> > という訳で管理人殿に勧めてもらった本は今後時間が出来てから読ませていただきます。
いや別に、私としても「この分野なら、こうした本もあるよ」と紹介しただけですので、
読む読まないは、正直どちらでも構いませんよ(笑)。
ただ読書と言うのは、実際に本を読む事よりも、良い本を探す事の方が意外と大変だったりするので、
その助けになればと、1つのデータとして提供したみたいな感じですから。

> > > 日本で「歴史の授業」というと、どうも政治史に偏りがちですが(それはそれで重要ですけど)、
> > > 人々の生活の基本にあるのは「食」ですし、政治などより遥かに関心を寄せやすい以上、
> > > 例えば小学校とかでしたら、そういう生活史からの切り口から教えても良いと思うんですよね。

> > 重要性は分かっているのですが、どうしても特産品とか食べ物に興味をそそられないんですよね。
> > いや、砂糖の世界史とかパスタ〜は面白いんですけど、授業でやるとなると、
> > そういう「特産品や食べ物の視点の歴史」みたいな授業は難しいと思うんですよね。
> > 単純に覚える食品とかの量が増えるだけみたいな。
> > 最近分かり始めてきたのですが、食べ物に限らず何かを関連づけて歴史を考えると
> > 定着率が上がるものの、それをやっていると時間が圧倒的に足りなくなるんですよね。
> > つまり、こういう話題で盛り上がって歴史が好きになっても成績と言いますか、
> > 利益には繋がらないんですよね・・・悲しいです。

いや別に、今の授業内容にプラスしようという話ではなく、
各教科の指導方法というのを、そろそろ根本的に見直した方が良いと思うんですよ。
今のままでは、高校や大学に進む為の「テスト」としての部分に偏重していて、
「何故その教科を学ぶのか?」という、本来なら最も大事な部分が欠落してる気がするんです。
例えば社会科で言うと、テストの直前だけ、年号や用語を覚えて高得点を取っても、
過去の出来事や社会の仕組みを理解せず、嘘ニュースや陰謀論を信じて拡散するようでは、
義務教育で教えている意味が無いですからねえ・・・・

専門的で高度な事は、高校や大学で学べば良い話で、
小中学生であれば、生活に身近で大事なことを重点的に学ばせるべきでは無いかと?
結局、そちらの方が専門知識を理解する上でも助けになると思いますし、
子供に「こんな勉強して何になるんだ?」と思わせて、
本当に「何の役にも立たない」で終わるようでは、勉強する価値も低いでしょうから。

> > > そして「食と政治」という面では、「お米と日本人」ほど特異な関係は、世界でも少し例が無いかと?
> > > 貨幣経済が急速に発展した近世において、日本くらい経済・文化が発達した国で、
> > > 経済制度の中心を銀や金ではなく、米に置いた所なんて、正直言って私は他に知りません。
> > > あの時代に、領地の規模が米の取れ高で表され、給料も米で支払われる訳ですから(笑)。
> > > (まあ逆に言うと、そんな独特の制度でも成り立つくらい、貨幣経済が発達してたって事ですが)
> > > また、主食というのも、海外だと文字通り「主に食べるモノ」くらいの軽い意味ですが、
> > > 日本の米のように、絶対視と言うか、食事の中心として捉えているのは、日本独自なんですよね。
> > > 欧米どころか、韓国や中国でも、日本人がイメージする主食の概念は無いような気がします。
> > > って、前回 思い付きで書いた「お米でたどる日本史」や「キムチでたどる朝鮮史」ですが、
> > > こうして改めて考えてみると、本当に書籍になっても おかしくない題材かも?

> > キムチは分からないですけど、お米でたどる日本史って
> > 何かそのまま日本史の全てというか・・・とにかく凄いボリュームになりそうな気が(笑)

中国やインドでは、北と南で主食が異なったりしますけど、
日本の場合、北から南まで、とにかく「米」ですからねえ(笑)。
縄文時代から弥生時代への転換にも、稲作の伝来というのは大きな要素を占めますし、
秀吉の太閤検地により、日本全国が米の収穫高で現されるようになり、
そして江戸時代に入ると徳川幕府により、米が社会制度の機軸に据えられました。
だからこそ、単なる一食品である米が、日本人にとってここまで重要な存在となったと。

ですが一方で、稲作に適さない東北地方などは、これにより色々と苦しむ事になります。
そもそも稲って南方の植物ですから、豪雪地帯での栽培には不向きなんです。
しかし、政治の軸が米になってしまえば、東北諸藩も稲作中心で行かねばならず、
その為に起きる凶作は、飢饉を頻発させ、それは江戸時代が終わっても変わりませんでした・・・・
米中心の社会とは言っても、江戸時代はあくまで武士社会の話でしたけど、
国民皆兵の徴兵制となり、陸軍が白米至上主義だった事もあってか、
米を特別視する風潮が全ての階層に広がり、米の需要が急増したのかも知れません。

今では、北海道・東北・新潟で、国産米の4割以上を生産しており、
こうした豪雪地帯には、大穀倉地帯のイメージが定着してますけども、
そうなったのは、冷害に強い品種改良が進んだ戦後の話でして、
東北が飢饉に苦しむ状況というのは、戦前でさえも見られる現象だったんです。
と言いますか、昭和の二・二六事件も、東北の大飢饉を背景に起こりましたからねえ。
(米不足を解消するべく、朝鮮南部で行った米増産が、国内の農村を更に苦しめる結果に)
前出の「東北には本社が少ない」という話も、歴史的な遠因はこの辺りにあるのかも?

それと日本人は、小麦でパンを作り、ブドウでワインを作っていた西欧人とは違い、
それほどまでに特別視している主食の米で、嗜好品である酒まで造っていましたので、
米を使わない人造酒(合成清酒)の研究開発というのも、戦前には盛んに行われていました。
戦国時代でも、足軽が兵糧で酒を造ってしまう問題が発生したりしたのですが、
近現代の戦争ともなれば、その問題の深刻さは、戦国時代の比じゃないでしょうから(苦笑)。


> > > > 特に国王軍に民衆が協力した、というのは大きな要因みたいですね。
> > > > いわゆる国民皆兵制に基づく近代軍と同じような状態だったのでしょうか。

> > > う〜ん、国民皆兵というよりは、義勇兵に近い感じでしょうねえ。
> > > 中世の頃だと、まだ庶民の国民意識なんて皆無な時代ですし、
> > > 領主が誰に替わろうと、庶民には、年貢を納める相手が変わる程度の話でしたから。
> > > ですので、善政を行ってくれるなら、領民は別に領主が異民族とかでも気にしませんでした。
> > > ただ、イングランド王はフランス人でも、彼が率いる軍隊の兵士はイングランド人ですからねえ。
> > > 文化も言語も異なるイングランドの兵隊が、大挙して海を渡ってフランスにやってきて、
> > > 時には戦争に巻き込まれるとなれば、やはり庶民にも不満や怒りといった感情も出てきます。

> > そこら辺は日本も同じような感じでしたよね?
> > とりあえず、通常の領主たちの兵、って言うのは
> > 農民ではなく下級貴族であった、と考えても大丈夫なんでしょうか?

う〜ん、「そこら辺は日本も同じ」の「そこら辺」が、
具体的に何を指しているかが解らないので、ちょっと答えようが無いのですが、
兵に関しての話ですと、基本的には、農民でも貴族でもなく「兵士」ですね。
もっと具体的に言うと、貴族の家来なので、貴族ではありませんし、農民でもありません。
同じ欧州でもシステムは国ごとにバラバラですけど、騎士(ナイト)が一番馴染み深いでしょうか。
日本で言えば、武士に相当するようなイメージですかねえ?
そして、その武士の下に、一族や従者なども兵として加わってくると。
中には平氏や源氏のように、上級武士であり下級貴族である人も居ましたけど、本当に一握りです。

ちなみにイギリスでは、日本だと国民栄誉賞や文化勲章を贈るみたいな感じで、
スポーツ界や芸能界、学問や文化の方面などで活躍した人に、
今でもナイトの称号を贈っており、その人は「サー・○○」と呼ばれるようになります。
漢字表記だと「士爵」とか言ったりするのですが、しかし貴族としては扱われません。
そもそも騎士自体が、世襲ではなく、官職として貴族より授けられるモノでしたからねえ。
ただ、だからと言って完全に庶民と見なすのも難しいですから、「準貴族」と言ったりもします。

で、ここまで話したのは、あくまでも中世の話であり、
近世になってくると、兵の中でも傭兵の占める割合が大きくなってきますね。
日本ですと、今年が勃発から550年という事で、少しブームになっている応仁の乱が、
武士と一族郎党だけで戦う時代から、傭兵を雇って戦う時代への、大きな転換点となりました。
そして傭兵の中には、食い詰めた農民からの転職組や、農民のバイト組なども居たので、
ある意味では、これ以降は兵の一部は農民だったという事もできるかと。
ただし日本の場合は島国でしたので、祖国や郷土の防衛の為にと、
農民たちが無償で立ち上がるなんて事は、ほとんどありませんでした。

戦国時代のイメージだと、農民は強制的に徴兵されてそうな感じですけど、
彼らは大事な労働力であり、無理強いをすれば他国に逃れてしまいますし、
村ごとの自治の力も強かったので、思われてるよりも丁重に扱われていました。
農民が虐げられるというのは、社会システムが固まった江戸時代のイメージですね。
そして、幕末維新の戊辰戦争では、侵攻して来た新政府軍に対して、
普通に協力する領民も珍しくは無かった事を考えると、
そこからわずか20年余りで徴兵制まで持っていくのですから、まさに大変革だったかと。
ヨーロッパの場合、17世紀には傭兵が大暴れした三十年戦争があり、
18世紀にはアメリカ独立戦争やフランス革命があり、
19世紀にはナポレオン戦争を経験しての、国民皆兵制でしたからねえ・・・・

> > > ・・・って、今更ながら思ったのですが、
> > > これは「貴族制度」に関する質問だったんですかねえ?(笑)
> > > まあ欧州内でも、その国々で制度は異なりますけど、ザックリ言うと こんな感じです。
> > > 「皇帝>王>大公>公爵>侯爵>辺境伯>伯爵>子爵>男爵>準男爵>士爵(騎士)」
> > > 最後に、明治日本の階級を整理すると、大体こんな感じですね。
> > >  天皇
> > >  皇族 天皇親族・世襲4親王家
> > >  王族 朝鮮王家
> > >  公族 朝鮮王分家
> > >  公爵 摂関家5貴族・三条家・岩倉家、徳川将軍家・薩摩島津家・長州毛利家
> > >  侯爵 清華家8貴族・中山家、徳川御三家・大藩大名(15万石以上)・大久保家・木戸家、琉球王家
> > >  伯爵 中級貴族、徳川御三卿・中藩大名(5万石以上)、西&東本願寺の当主、維新の元勲
> > >  子爵 下級貴族、小藩大名(5万石未満)、維新の勲臣
> > >  男爵 貴族分家、大名分家、琉球王分家、大寺社&大財閥の当主、旧南朝の遺臣、維新の功臣

> > 爵位に関しては大体分かっているつもりですが、逆に日本の爵位の分け方を初めて知りました(笑)
> > 版籍奉還から廃藩置県の流れで日本の華族制度はどちらかというと
> > 邪魔な大名達をお飾りにしているイメージがあったのですが・・・。

まあ大名自身は江戸時代の頃から「お飾り」みたいなモノだったので(笑)、
華族制度というのは、それまで朝廷が公家・武家・僧侶とバラバラに与えていた「官位」を、
システムとして1つにまとめて、華族としたというイメージの方が正しいかも?
そして華族に求められたのは、一部特権を与える代わりに、皇室を守る役割を担う事ですね。
具体的に言えば、皇族の結婚相手だったり、学友だったり、儀式要員だったり、貴族院議員だったり。
とは言え、華族として与えられる特権以上に、華族としてキチンと振舞う為の出費の方が多かったので、
わずか数十年の間に、没落している家も、意外と多かったりするんですよねえ・・・・

> > よく知らないのですが、太平洋戦争期には日本の国政は親王家や貴族家の影響も受けていたとか。
う〜ん、たぶん何か勘違いされてるような気も・・・・

大戦中に国政への影響力を持っていた華族というと、
木戸幸一(父・孝正は木戸孝允の甥で養子)が居ますけど、
木戸が影響力を持ったのは別に華族だからではなく、天皇の側近である内大臣の職にあったからで、
西園寺公望の死去により元老不在となると、内大臣が元老の代役になったからですね。
華族という事であれば、旧加賀藩・前田家16代当主の前田利為は侯爵でしたけど、
陸軍では東條英機と犬猿の仲だった事もあり、南方戦線に送られて戦死していますし、
徳川慶光や近衛文隆といった公爵家の当主や跡取りも、召集令状で普通に徴兵されてます。
ですから、華族だからという理由で、何か特別な待遇があった訳でも無いですね。
それ所か、軍人や官僚の世界は、貧しい士族や平民から登り上がった人たちも多かった為、
特権階級の華族出身とかですと、却ってイジメの対象となった事も有ったそうですし。

一方で皇族の方は・・・影響力が全く無かった訳でもありませんね。
それは、皇族の成人男子というのは基本的に、陸軍か海軍の軍人になるのが通例で、
立場が立場ですから昇進も早く、お飾りながら高いポストに就く場合もありました。
ただ、そこは皇族ですから、余計な事はしないよう教育されており、普通なら問題ないんですけど、
実際に動かれてしまうと・・・皇族であり、軍の高官ともなれば、その影響力は絶大でしたし、
だからこそ物言う皇族軍人は、軍部の方からも、政治的に利用される事が多かったですね。
そして、そんな事となれば大概、事態は碌な方向に進まないと・・・・
また、実際に権限が振るわれる事は無かったですけど、皇族は終身の貴族院議員なので、
その気になれば、政界にも絶大な影響力を及ぼす事も可能ではありました。
与えられてるけど行使しない権限を、本当に行使した場合、制度的に何でも出来てしまうと(笑)。
それを止める為には天皇御意しか無いのですが、そちらも暴走すると本当に止められないシステムでした。

でもまあ日本の場合は敗戦によって、そうした危険性もかなり排除されたのですが、
戦勝国であるイギリスとかでは、そうしてシステム上の不安が、実は意外と残されてるんですよね。
例えば首相の任命とかも、慣習として第一党の党首を任命しているだけで、
慣習を無視してしまえば、国王は自分が任命したい人物を首相に据える事が可能ですし、
そこまで行かなくても、どの政党も過半数に達せず、連立協議も不発に終われば、
それこそ、国王が「最もふさわしい」と思う人物を首相に任命するんですよね。
ただ、こうした人治的な側面が残っている事で、憲政の常道が保たれてる面はあるのかも?
実際に戦後日本の政界では、選挙も経ずに首相職をたらい回しする事が普通になっちゃってますし。

> もし、華族制度が戦後も残ってたら、どういう影響があったと思います?
> またざっくりとして質問ですみません(笑)
> 結構そういうif話が好きなもので。

どういう状況下で華族制度が残ったのかの「if設定」が無いと、
話は大きく変わってくると思いますよ(笑)。
それこそ、今の社会に、ただ単に華族制度だけ残ったとしたら、存在感はほぼ無い気がします。
現にヨーロッパには多くの王国があり、もちろん貴族制度も残ってますけど、
外国人である日本人からすると、その存在すら、ほとんど認識されてませんので。
まあ、イギリスの上院として貴族院が残っているみたいに、
戦後の日本でも、貴族院が残されていれば、もう少し事情は変わってくるでしょうがね。
ただ、現実的に見れば、敗戦したのに貴族院や華族制度が存続する展開は、あまり現実味が無いかと?

> > > と、そんな暗い展望で話を締めるのも何なので、実現性や成功確率は低いでしょうけど、
> > > 強いて手を考えるとすれば、私が思いつくのは「道州制」くらいですかねえ?
> > > 国鉄を分割民営化して、経済性や競争力を高めたように、中央集権を複数に分割すると。
> > > 解りやすく言うと、政府をいくつか作り、政治家や官僚にも競争をさせる訳です。
> > > 制度バランスや各州の成果次第で、地方ごとの明暗がハッキリ分かれる恐れはあります。
> > > でもまあ、人口減少と少子高齢化を迎えた現在の日本において、
> > > 何を優先して、何を諦めるかという選択は、現場の地方ごとに判断すべきでは無いかと?

> > 最近ではふるさと納税について引っ掛かっています。
> > 例えば富山市は元々ふるさと納税に対して碌なお返しをしない自治体でした。
> > そのせいでふるさと納税の恩恵をほとんど受けられなかったとか。
> > それはそれで気の毒ですし、お返しを過剰にしないのはある意味正しいと思いますが・・・。
> > 1円でも多く集める為の地方自治体の努力が悪いとは思えないんですよね。

う〜ん、そもそも「ふるさと納税」の問題点は、そのシステムにあるんですよね・・・・
第1次の安倍政権が構想し、福田政権が法制化して、麻生政権で実施された為、
その責任の所在がどこにあるかは、実に解り難いのですが(苦笑)、
もしこれが、仮に申請分だけ国税から地方自治体に移される仕組みであれば、
恐らく国側としてもキチンと制度設計したんだと思います。

しかし実際は、財政的にまだ余裕のある大都市自治体の税収を当て込んで、
本来なら申請者が住んでる自治体に納められる税が、申請先の自治体に納められるシステムを、
国が地方の頭越しに作ってしまった為、現在のような状況に陥ってしまっていると・・・・
まあ、申請先となる自治体としては、元々無かった税収が新たに入ってくる訳ですから、
例えば10万円の納税に対して、9万円もの返礼を行っても、1万円の増収になるので、
赤字にならない限りは、返礼率を安易にどこまでも上げてしまう事が可能となります。
ですが本来、この10万円は居住先の自治体に納められるべき地方税だったので、
申請先の自治体から見れば1万円のプラスでも、日本全体で見れば9万円のマイナスな訳です。

今や、どの自治体も財政的に厳しく、予算削減や増税を強いられてる中で、
自分が育った故郷の自治体を少しでも助けようと始まったはずの制度が、
全体として税収を減らしてるとなれば、本末転倒も良い所でしょうね・・・・
しかも、その減収分が、この制度を利用した納税者の懐に入るとなれば、
個人として見た場合には、利用しなければ損ですけども、
公的に見た場合には、そうして利用者が増えるほど、社会的には損をすると(泣)。
そもそも論で言えば、社会サービスを充実させる為に納めるのが「税」であり、
それを返礼品という別の形で見返りを受け、しかも社会的にはマイナスだなんて、
納税の概念的にも本末転倒なんですよね(まあ制度的に寄付金扱いなので、返礼も可能なのですが)。

もちろん、これは企業努力ならぬ自治体努力なので、
返礼品競争になった事自体を非難するつもりはありませんし、
この方式を最初に思い付いた自治体には、正直言って関心もしました。
ただ結局の所は、国側が作ったシステムが不十分だった為に、
自治体側の努力の方向性が、望まぬ方へ進んでしまっただけだと。
ですから理想を言えば、国は地方の競争や努力が上手く働くような制度設計をすべきですし、
その為にも、国から地方への「権限と財源」の移譲が最重要課題なのですが、
自分たちが持つ「チカラとカネ」と、自ら手放す決断をするというのは、なかなか難しい話です。
(更に言うと、JRみたいに勝ち組と負け組に二分しないよう、各間を上手く調整する仕組みも重要)

> > ハッキリ言ってしまうと国如きが何余計な口出しをしているんだ、「地方創生」は口だけか。
> > とそう思ってしまう訳です。

政治的な「中央集権」という面では、もちろん戦前の方が今より強力だったのですが、
経済的な「一極集中」という面だと、そちらは戦後になって一気に加速したんですよねえ。
そういう意味では、意外と戦前の方が、地方都市の競争力も高かったりしましたし、
特に大阪などは、東京に負けず劣らずといった感じでした。

「100年前の大阪都構想 〜2人の名市長と大大阪時代〜」
http://www.youtube.com/watch?v=TS-NYXOQLQk

そもそも、江戸時代の幕藩制度自体が、究極の地方分権体制みたいなモノであり、
大正デモクラシー以降には、東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸の6大都市が、
更なる権限と財源の移譲を求める「特別市」設置の運動が起こっていたりしました。
イメージ的に言えば、特別市だけで府県とほぼ同格になる感じでしょうか?
まあ史実では、戦時中に東京府と東京市の合併(=東京都の誕生)する事で、
東京だけがそれを満たす事となり、残る5大都市は置いてけぼりを喰らい、
大都市が損をする戦後の地方税改革と、権限は譲るが財源は譲らない政令指定都市の設置で、
結果的に5大都市は、その競争力を次第に失って行くようになると・・・・

それでもまだ、高度経済成長やバブル景気の頃は、日本全体が右肩上がりだったので、
競争力の低下もそこまで目立ちませんでしたし、それ以下の地方都市も結構潤っていたんです。
例えば、昭和末期から平成初頭に掛けて、地方博覧会ブームなんてモノが起こり、
それこそ「ミニ万博」とも言える催しが日本各地で行われ、そのほとんどが黒字でした。
ちょっと今では考えられない状況ですよね(笑)。
しかし2000年前後になると、こうした右肩上がりの時代も終焉を向かえ、
更にはバブル期の無謀な計画の数々が、地方の足を大きく引っ張る事となり、
そんな状態がズルズルと十数年あまり続いたまま、
遂には、少子高齢化と人口減少の時代に突入してしまったと・・・・

人口減少と過疎化のスピードを考えると、「地方分権で活性化」を目指すとしても、
その猶予期間はもう数年しか残ってないと思われます。
って、今すぐ移行しても、上手く回り出すまで10年や20年は掛かるでしょうから、もう手遅れかも?
しかも現状では、チカラとカネを自ら手放す考えなど丸でない「地方創生」案ですから、
大した成果など出ないのは、やる前から目に見えちゃってるんですよねえ。
やってる当人たち的には本気でも、まあ客観的に見れば「口だけ」という事になっちゃいます。
あと、1人勝ちの東京都に関しても、まだ時間的な猶予は十数年くらい残されてますが、
同じく移行期間を考えれば、今がまさにタイム・リミットなのでしょうけど・・・小池ブームと(苦笑)。


> > > > 大作と呼ばれるような作品にオリ主最強系が少なくないのはそのあたりも影響しているのかもしれませんね。
> > > > 自分の作ったキャラクターへの愛着が原作への愛着を超えてしまう感じで。

> > > この発言を聞くと、ギルガメッシュの強さが気になるというのも、
> > > 原作設定ではあるものの、二次創作に見られる暴走的なキャラ設定を、
> > > きっとマンネルヘイムさんは、嫌に感じてるんでしょうね。

> > 二次創作は二次創作ですから、まあ暴走的でも仕方ない側面があると思いますけど、
> > 公式でそういうキャラを出されると何か困るな、と(笑)
> > ただまあ、いわゆる俺ツェー系を全否定するつもりはないです。

考えてみると、以前は王道だった「友情・努力・勝利」系の作品が廃れて、
「俺TUEEEE系」「脈絡なきハーレム系」「まったり日常系」「傍観ダリー系」
みたいな作品が主流になったのって、いつ頃からなんでしょう?
(この辺の要素を全てゴチャ混ぜにすれば、意外と人気作になるのかなぁ・笑)

でもまあ、こうした趣向は「今の若者がどうこう」と言う以上に、
ここ十数年の閉塞感ある「今の社会」の方に、真の原因がありそうな気はしますが・・・・
ただそれにしても、以前どこかで見掛けた
「主人公が努力するとリアリティーを失う」という言葉は、個人的に結構衝撃的でした(苦笑)。

> > ところで俺ツェー系で思いだしましたが、管理人殿は「小説家になろう」とか見てみたことありますか?
小説の投稿サイトでしたっけ?
要はPixivの小説版みたいな所ですよねえ?
という事で、サイトの存在は何となく知ってますけど、
以前にも言った通り、私は小説自体をほぼ読まないので(近年は特に)、
「読んだ作品があるか?」という事でしたら、1作もありませんね。
しかも私の場合、電子書籍というのが苦手で、「読書=紙媒体」という古いタイプですから、
著作権切れした名著を公開している「青空文庫」ですら、確か10作品も読んでいないと思います。

21187
[21187] [SiteMix実験版(定数削減 対応版)]が終了しました。返信 削除
2017/7/11 (火) 21:48:47 神の死者(自由進歩党大長老)

[SiteMix実験版(定数削減 対応版)]が終了しました。

 定数が削減されましたが特にプレイなどに支障を感じませんでした。

つきましては再開の程、よろしくお願いします。


[21190] Re:[SiteMix実験版(定数削減 対応版)]が終了しました。返信 削除
2017/7/13 (木) 20:28:18 徳翁導誉

> [SiteMix実験版(定数削減 対応版)]が終了しました。
> 定数が削減されましたが特にプレイなどに支障を感じませんでした。
> つきましては再開の程、よろしくお願いします。

まずは、お疲れ様です。
定数削減版に関しても、特に支障は無いとの事なので、
XREAサーバーへの移転を機に、次回の正規セッションから導入したいと思います。

という事で、SiteMix実験版の役割は終わりましたし、
コチラは初期化する事なく、CGIページからのリンクも外しちゃいますね。
SiteMixよりもXREAの方が、使い勝手も良さそうですから。

21146
[21146] 第9回AKB48選抜総選挙&フランス国民議会選挙返信 削除
2017/6/22 (木) 13:35:31 玉川大納言

選抜総選挙は大波乱でしたね。まゆゆ卒業も印象深かったですが…(個人的には、推しメンの森保まどかが31位に回復したのが嬉しかったです)、
なんといっても、20位のりりぽんこと、須藤凜々花(NMB48)が「結婚宣言」して、卒業も発表したことが、最大の衝撃でしょう。

こういうところですので、正直に言いますが、私は、別に卒業しなくても良かったんじゃないかと思っています。無論、結婚にも祝福する側です。
そもそも、「恋愛禁止」自体が、憲法的にもグレーなわけですし、個人的にも「恋愛禁止」には大反対です。プライベートで恋愛することで、
仕事へのモチベーションも上がるのではないか、と考えています。なので、OG達や現役メンバーによる非難の嵐を、苦々しく見ている立場でもあります。
なぜ、「恋愛禁止」が憲法違反の可能性があると思っているのかと言いますと、基本的人権や婚姻の自由に、恋愛の自由も含まれていると考えているからです。
ですので、契約において、彼女たちは、そもそも国憲に違反する条項にサインさせられている、と考えている次第です。

と、まぁ、まじめな文体で書いてしまいました(笑)
実際、昔この場で話した、高校時代の政治・アイドルの研究会でも、恋愛禁止の解釈について話したこともありますし、
そもそも、「恋愛禁止」「プロデューサーA氏、T氏」に反対でなければ、入れないというルールさえありました(笑)


あとは、フランス議会選ですね。やっぱり新興勢力は強かったですね〜。大統領与党勢力が577議席中350議席を獲得して圧勝、
かつての二大政党である共和党と社会党が、それぞれ112議席と30議席に激減、フランス政治の新しい風を感じることができました。
ただ、それもつかの間、政治スキャンダルで複数閣僚が辞任に追い込まれていますね…。小池都知事同様、いきなり先が思いやられます(苦笑)
本当にこれから、マクロン大統領は、フランスをリードしていくことができるんでしょうかね…。


[21155] Re:第9回AKB48選抜総選挙&フランス国民議会選挙返信 削除
2017/6/23 (金) 00:13:57 玉川大納言

皆様はどう思われますか?


[21160] Re2:第9回AKB48選抜総選挙&フランス国民議会選挙返信 削除
2017/6/24 (土) 14:34:26 PEICHAN

▼ 玉川大納言さん
> 皆様はどう思われますか?

AKB48はさて置いて。

フランス議会選挙については、まあ、「共和国前進」が強かったと感じます。
FNもあまり議席を取らなかったですし、共和党・社会党共ダブルスコア以上で負けているので数的には安泰でしょう。
ただ、閣僚人事が気になりますね。
350議席も私としてはもっと取っていいはずだとも思いましたから、先行き不安な面も少しあります。
マクロン氏には素質はあると思いますが、労働政策が引っかかりましたね。
まあ、共和も社会も嫌、かと言って左翼は右翼はもっと嫌、じゃあどこに行くかと言えば中道のマクロン氏しかないですからね。
どこでも選挙は消去法で決まる傾向があるので民意の何たるかが少し問題となってきますよね。
今年はヨーロッパでは重要選挙が多いので注目は続きます。AfDあたりも気になります。

さあ、アキバの総選挙は結婚発表を批判する人もいましたが、
「恋愛禁止」はそもそもれっきとした人権侵害でしょうし、
どのような目的であれ正当化されるものではないと考えます。
(まあ、女の世界は妬み嫉みだらけなので、「アイドル」を全うするためには有効なのかもしれませんが。)
結局、人の恋愛を祝福できない人は心が狭いのでしょう。
私自身まったくモテませんがw街を歩くカップル達には笑顔が溢れていますね。それを見るとやっぱり微笑ましく思えます。「あぁ、平和だな。」と。
人は笑顔が一番ですよ。そして、幸せは壊すものではなく築き積み上げるものですからね。
私は不幸だからお前も不幸になれという考え方や、自称不幸者達が苦労話や嫉妬話、噂話をたらたらとやっている事は早く直したほうがいいでしょうね。
要は気持ちの持ち様です。
人は変化し難い生き物ですが、意識次第ではそうとも限らないのですから。


[21170] Re3:第9回AKB48選抜総選挙&フランス国民議会選挙返信 削除
2017/6/29 (木) 20:15:30 徳翁導誉

▼ AKB総選挙での結婚宣言について
引用が無いと、話の流れが解り難くなるので、
とりあえず、まずは今までのを貼っておきますね。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s20718#20718
> > > > どうでもいいですが、グループごとに現在の私の推しメンを1〜2人でも並べときます(笑)
> > > > AKB:(なし)
> > > > SKE:松井珠理奈
> > > > NMB:須藤凜々花・山本彩
> > > > HKT:森保まどか・田中美久
> > > > 乃木坂:生田絵梨花・中元日芽香
> > > > 欅坂:長濱ねる・平手友梨奈

> > > ・・・NGTは、要らない子ですか?(笑)
> > > まあ冗談はさて置き、最大勢力のAKBが「推しメン:なし」では寂しいでしょうし、
> > > とりあえず、久保怜音あたりでも推薦しておきましょうかねえ?(笑)
> > >

http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=r21081
> > > > そして、6月17日にはAKB48の選抜総選挙があります。私の予測では、指原が3連覇するような気がします。
> > > > まゆゆも、ドラマが不調ですし、松井珠理奈も、TBSドラマに主演するなど、
> > > > メディア露出度は多くなった気はしますが、指原に勝つための決定打には欠いていると思っています。
> > > > あとは、宮脇咲良がどこまで伸びるか、山本彩の代わりに、誰がNMB48からの選抜に選ばれるか気になりますし、
> > > > そして、個人的に、森保まどかには、何とかアンダーメンバーに戻ってほしいところです(笑)

> > > あと、優勝予想となると・・・最後の総選挙出馬であるなら、
> > > やはりHKT指原が最有力候補なんでしょうね。
> > > さすがにこのまま、暫定1位のNGT荻野が逃げ切るとは思えませんし、
> > > この段階で4位の状況だと、AKB渡辺も、ここから大逆転は難しいでしょうし、
> > > 暫定2位のSKE松井も、3位の指原との票差は僅差ですので・・・・

> > 選抜総選挙は大波乱でしたね。まゆゆ卒業も印象深かったですが…
> > (個人的には、推しメンの森保まどかが31位に回復したのが嬉しかったです)、
> > なんといっても、20位のりりぽんこと、須藤凜々花(NMB48)が「結婚宣言」して、
> > 卒業も発表したことが、最大の衝撃でしょう。
> > こういうところですので、正直に言いますが、私は、
> > 別に卒業しなくても良かったんじゃないかと思っています。無論、結婚にも祝福する側です。

以前、推しメンとして名前を挙げられたNMB須藤の「結婚宣言」という爆弾発表を、
玉川さんは一体どう感じただろうと思ってましたけど・・・祝福するスタンスなんですね(笑)。
今回の騒動で初めて須藤の名前を知った世間の人が、総選挙がどういうイベントかを知らないまま、
「アイドルが結婚しても別に良いんじゃない」と、漠然とした一般論で祝福するのとは、
推しメンと言っている以上、やはり違うと思いますけど、ただ、
実際に投票した上での祝福か、そうで無くての祝福かでも、また意味合いが大きく変わってくるかと。
(今回の事情に疎い人には、マツコの説明が理解しやすいみたいですね・笑)
https://www.youtube.com/watch?v=wOzFZ8hsWhk

それにしても、「別に卒業しなくても」とは、また凄く酷な意見じゃないですか?
このままグループに残ったとしても、ファンや他のメンバーから、
怒りをぶつけられたり、冷たく扱われたり、嫌な弄られ方をされたりするのは、目に見えてます。
それらに耐え、そして乗り越えられれば理想的ですけど、基本的には相当困難な道であり、
多くの場合はサンドバック状態になり、精神的にボロボロになっていくだけです。
(もちろん、本人がそれでも頑張りたいと言うなら、その時は応援するのも良いと思いますけど)
解りやすく学校を例にすれば、転校を決めたイジメられっ子に対して、
「別に転校しなくても」と言うようなモノですからねえ・・・・
その後の事を意識せず言うのは無責任でしょうし、解ってて言うのは悪趣味だと思います。

運営側が発言している「別に卒業しなくても」の中身は、もちろん後者です。
指原のように、奇跡的なカムバックを果たせれば拾い物ですけど、
まあ、そうならなくても、見世物や叩かれ役としての利用価値は当分あるでしょうからねえ。
即卒業ではなく、握手会にも今まで通り参加となれば、契約期間内は存分に利用する気かと。

> > そもそも、「恋愛禁止」自体が、憲法的にもグレーなわけですし、
> > 個人的にも「恋愛禁止」には大反対です。プライベートで恋愛することで、
> > 仕事へのモチベーションも上がるのではないか、と考えています。

仮にモチベーションが上がったとしても、クオリティーが落ちては元も子もない話ですがね(苦笑)。
別に私はアイドル・ファンでは無いので、外野としてトラブルも野次馬的に見てられますけど、
3万票を超えてるという事は、概算で3000万円以上のカネが、この子に投じられた訳で、
その金額に見合うパフォーマンス内容を期待され、少なくとも、その努力は求められるはずです。
で、今回の言動の場合、費用対効果とか以前に、その努力義務が果たされたかとなると・・・・
それ所か、その後のあの舞台すら、台無しにしてしまった事を考えると、
ハッキリ言って今回の場合は、結婚宣言や恋愛禁止がどうこうと言う以上に、
あまりにも、その場所とタイミングが最悪だった事が、最大の問題点なんだと思いますよ。
解りやすく言えば、「TPOを全く弁えてなかった」という事ですね。

まあ、「初恋もまだ未経験」みたいなキャラ付けで、自らを売り込んでいた以上、
全てを素っ飛ばして、いきなり結婚宣言となれば、どのみち批判の声はあったでしょうけど、
それでも、もう少しキチンと立ち回れば、ここまで事を大きくせずに済んだはずなんです。
確かに結婚は慶事であっても、祝福されない状況を自ら作り出してしまった訳ですね。
でもまあ、個人的にはそれよりも、あの時点では彼女の一方的な勇み足の危険性もあったので、
その後の会見で、彼氏側からのプロポーズがあったらしいのは、少なくとも良かったと思いますが。

ところで、来年の総選挙は、地上波で放送があるんですかねえ?
ただでも視聴率は年々落ちているのに、ファンとメンバーを蔑ろしては、
状況を悪くする事はあっても、良くする事は無いでしょうし、
今回の件がどれだけ話題になっても、そこから新規ファンが大量に増えたり、
ハプニング発生を期待して、世間が野次馬的な関心で一斉に見るとも思えませんので、
この調子だと、総選挙の地上波放送は、今回で最後の可能性はあると思います。
と言いますか、下手をすれば、今年の紅白歌合戦への出場すら、どうなる事やら・・・・
それで無くても、3年前は全4組が出場したのに、昨年は選抜で1組だけでしたし、
今度AKBが出場すれば、モーニング娘。に並び、10回の大台に乗るのですが、
昨今のNHKは見切りが速くなってますし、これに並べない可能性も出てきたように思います。
そして「紅白落選」の烙印が捺され、世間から「落ち目」と見なされた時、
このままで大所帯を今まで通りに支えるは、まず無理でしょうからねえ。

って、逆に言うと、来年の総選挙はマニア的な見所は満載になるかも(笑)。
果たして来年は、地上波での生中継が行われるのか?
ここ数年、330万票前後で安定していた総得票数に、大きな変化はあるのか?
冒険しすぎて失敗した今回の沖縄開催を受け、来年はどこで、どのように開催するのか?
そして、1位争いを続けた指原&渡辺が姿を消し、いったい誰が新たなセンターの座を掴むのか?
順当に行けば、SKE松井とHKT宮脇の争いに、今回急上昇したNGT荻野が挑む構図でしょうけど、
今回の一件を受けてNMB山本が、グループの名誉挽回の為に再出馬する可能性もあるでしょうし、
AKBにも本店の意地があり、新顔のSTUもどうなるかなど、いろいろありますので。

> > なので、OG達や現役メンバーによる非難の嵐を、苦々しく見ている立場でもあります。
> 結局、人の恋愛を祝福できない人は心が狭いのでしょう。
> 人は笑顔が一番ですよ。そして、幸せは壊すものではなく築き積み上げるものですからね。

正直言うと、私の中での高橋みなみの株が少し上がりましたね。
伊達に総監督として、あれだけの人数のメンバーを纏めて来た訳じゃないなと。
同じOGからの批判でも、大島優子の場合は、
自分たちが懸命に作ってきたモノを、無為に壊された事に対する怒りだったのでしょうが、
高橋の方は、現役メンバーが犠牲となるのに、GOサインを出した運営に対する怒りなんですよね。

確かに、予定調和じゃツマらないですし、なのでサプライズ要素は重要ではありますが、
喜びや悲しみではなく、怒りや呆れを抱かせる「負のサプライズ」というのは、
短期的にどれほど大きなインパクトを残しても、長期的にはマイナスにしかなりません・・・・
ファンとメンバーの間に生まれる不信感に、メンバー同士の間で生まれる疑心暗鬼。
既に売れてるメンバーはまだしも、これから売れようと頑張っている若いメンバーたちは、
その十字架を背負って活動しなければならなくなった訳です。
「努力は必ず報われるとは限らない。でも、頑張っている人が報われて欲しい」
最後の総選挙で、そうスピーチした高橋の言葉を借りて言うなら、
今回の一件を契機に、「努力しても報われない」確率が、劇的に上がってしまったと。
PEICHANさんの「幸せは壊すものではなく築き積み上げるもの」という発言を引用するなら、
今まで築き上げてきた、他のメンバーの努力や、多くのファンの思いや、裏方さんの支えを、
この1発で全てブチ壊してしまった訳で、それでも1人が幸せならばOKなのでしょうか?

しかも、これがまだ、一個人による暴走であれば、話はマシだったのですが、
運営側も知っていてGOサインを出したというのは、状況を本当に悪くしています。
梅雨時の沖縄で野外開催を決めるも、雨天イベント中止で無観客となる不手際を起こした運営側が、
本来なら今回のメインだった、渡辺の卒業や、指原の3連覇では、ビジネスとして不十分と判断し、
その後の悪影響もプロとして理解した上で、このGOサインを出した訳ですから・・・・
AKBのキャバクラ的な手法、特にその代名詞である総選挙に関しては、
その商業主義性が問題視される事も多かったですけど、
独自の小さな世界で、客と演者が満足してるなら、外野がとやかく言う話ではありませんでした。
そしてこれはショウビズである以上、運営側がそこから利益を得るのも当たり前の事です。
とは言え今回の決断には、演者を「商品」と見なす運営トップの価値観が、あまりにも露骨なんです。

確かに漫画やドラマでも、長く続き過ぎてピークを越えた物語というのは、
尚も話を盛り上げようとすれば、それまで作り上げた世界観を壊す事しか手段は無くなります。
渡辺の卒業により「神セブン」が全て姿を消すAKBも、そうした時期を迎えたのかも知れませんが、
しかしAKBの場合、登場人物は架空のキャラクターではなく、実在の少女たちですからねえ。
作者の方は、また別の人気作品(坂道シリーズ)の方に注力すれば言いだけの話ですけど、
こうして使い捨てにされる少女たちの存在はどうなるのでしょう・・・・
高橋の発言は、そこまで見越してのモノだと思いますが、それでもまだ苦々しく感じますか?

> > なぜ、「恋愛禁止」が憲法違反の可能性があると思っているのかと言いますと、
> > 基本的人権や婚姻の自由に、恋愛の自由も含まれていると考えているからです。
> > ですので、契約において、彼女たちは、
> > そもそも国憲に違反する条項にサインさせられている、と考えている次第です。

> さあ、アキバの総選挙は結婚発表を批判する人もいましたが、
> 「恋愛禁止」はそもそもれっきとした人権侵害でしょうし、
> どのような目的であれ正当化されるものではないと考えます。

神様が創った自然界のルールを読み解く「物理」が私の専門分野だからか、
人間が作った社会のルールである「法律」の話は、正直あまり好きじゃないのですが(笑)、
(法律とはあくまで社会を円滑に動かす道具であり、絶対視するようなモノでは無いと)
でも、憲法とか人権とかいう話とは、微妙にズレてる気がするんですよねえ・・・・

とりあえず、過去の判例を実際に見て、法律的な面を考えてみますと、
一般社会においても、「社内恋愛の禁止」を規則化している企業は意外と多いです。
これは、公私混同や人間関係の拗れ、情報漏洩の危険性などを未然に防ぐのが目的で、
特に不倫関係などが表沙汰になると、会社に迷惑を掛けたとして解雇になるケースがあり、
解雇となれば生活の糧を奪われる訳ですら、解雇は不当と裁判になる事もあるんです。
この場合、具体的な実害が認められれば、解雇は妥当と判決されたりしてるんですよね。

続いて、恋愛禁止ルールに違反したアイドルの裁判の判例ですと、
事務所側がアイドルに対して損害賠償を請求する案件が、近年に2件ありました。
アイドル業界とはショウビズである以上、ファンからは見えにくい裏方では、
多くの人と大きな金が動いてますし、先行投資も多いですからねえ・・・・
それを個人の行動で台無しにされたとなれば、事務所側からすると損害賠償請求もしたくなると。
で、実際の判決はどうなったかと言うと、一方は支払いを命じ、一方は請求を却下しました。
この2つの判決を分けた差は、結局、「故意や過失による損害か否か」という事でした。

アイドルの恋愛発覚が、解雇理由として妥当か否かを争った裁判を、私は知らないのですが、
上記のアイドル裁判では、それにより損害賠償の責任を負うかの判断は分かれたものの、
アイドルという特殊な職業上、恋愛発覚で事務所が金銭的な損害を受けた事は認めてるんですよね。
しかもタレントの場合、一般的な労働者の雇用関係とは違って、基本的には個人事業主であり、
事務所はタレントの仕事を仲介する「マネジメント契約」の場合がほとんどですからねえ。
それを考慮すると・・・恋愛の自由を盾に契約の違法性を訴えても、実際は難しいかも知れません。
個人事業主である以上、フリーなり、別の事務所なりで、アイドル活動は継続できますし。

> > 高校時代の政治・アイドルの研究会でも、恋愛禁止の解釈について話したこともありますし、
> > そもそも、「恋愛禁止」「プロデューサーA氏、T氏」に反対でなければ、
> > 入れないというルールさえありました(笑)

う〜ん、そもそも論になってしまうのですが、
アイドルというのは、プロレスやマスコット、マジックなどと同じく、
「夢を見せて楽しませるエンターテイメント」ですからねえ。
ぶっちゃけて言ってしまうと、アイドルの「恋愛禁止」というのは、
根本的な部分では、演出上の建前やお約束みたいなモノだと思ってます。
そして、演者と観客とが一緒になって、世界観や物語を作っていくのが醍醐味な分野であると。
言うなれば、「リアル・ロールプレイング・ゲーム」を楽しむ感じでしょうか?

マジックで言うなら、「種も仕掛けもございます」と言うような感じですよね(笑)。
そして大部分の観客も、それを理解した上で、ショウとして楽しんでいる訳です。
ただし中には、それを超能力として本気で信じちゃう観客もいるも確かで、
そういう人が真相を知った時に、「マジシャンなんて詐欺師だ」となる事も珍しくありません。
ですから、「アイドルに幻想なんて抱くな」みたいな発言も、
要は「プロレスは八百長だ」とか、「マスコットの中には人が入ってる」と言う様なもので、
解ってる層からは「無粋なヤツ」と思われ、信じてる層から「適当な事を言うな」となる訳です。
秋元康の「恋愛禁止はネタ」発言も、前者の層から見れば、ネタばらしなメタ発言に映りますし、
後者の層からすると、無責任な裏切り行為に見えるかも知れませんね。

プロレスで言えば、リング上で「ぶっ殺してやる」と、バチバチにやり合っていた2人が、
リングを降りた後のプライベートで、友人として仲良くしてるみたいな感じですかねえ?
あくまで対立構図はショウとしての演出であり、友人関係をとやかく言うファンは少ないと思います。
ですが、例えば外食先とかで、そうした仲の良い姿を見せるのは、一体どうでしょう?
大人のファンは気にしないかも知れませんが、子供のファンはショックを受けるかも知れません。
だからこそ、プロ意識の高いレスラーほど、そうした面でも他人の目を結構気を付けているんですよね。

そういう意味では、上手く立ち回れるのであれば、アイドルだって恋愛はOKだと思います。
解りやすく言い換えると、「バレなきゃOK、バレても処理できるならOK」という事ですね(笑)。
とは言え、現実問題として考えた場合、若い子がそんなに上手く振舞えるかと言えば・・・・
付き合いが発覚しないように気を付け、もし発覚してもセーフな範囲を意識して行動し、
実際に発覚しても自らの商品価値の低下を最低限に留め、今まで以上に努力して人気回復に努める。
それらを全て自己責任で行うなんて、普通に考えれば相当困難な事ですから、
初めからキッチリ「恋愛禁止」と定められた方が、当人たちにとっても実は楽なのは確かでしょうね。
そもそもアイドル業とは、用意された舞台で役者が物語上のキャラを演じるのと同じなのですが、
メンバーもファンも若いと、そうした根本的な部分を理解できてない人も多いでしょうし、
役者なら舞台を下りれば、アクターなら気ぐるみを脱げば、そこでキャラは終わりですけど、
プロレスやアイドルの個人とキャラとの線引きは、役者やアクターほど明確じゃないですからねえ。
だからこそ、公私の分別を付けやすいようにと、敢えて芸名で活動させてる事務所もあったりします。

そして、売れっ子と研究生が似たようなスキャンダルを起こしたとして、
その対応が異なるのも、こうした事情が大きく関わっていると。
既に売れてるメンバーであれば、ファン離れが起きても一定数は残りますし、再帰のチャンスもあります。
ですが、売れる見込みが薄くなった研究生へ、更に先行投資を続けろというのは、やはり無茶な話です。
ビジネスとしてキチンと回らなければ、ショウビズとしてのアイドル活動すら継続できませんしね。
あと、別にアイドルだからと言って、一概に恋愛禁止のルールがある訳では無く、
例えば、エビ中とか一応は恋愛禁止じゃないですし、E-girlsは恋愛OKの方針を示しています。
逆説的に言えば、AKBグループや坂道シリーズという秋元プロデュースのアイドルは、
そういう方向性で演出がなされ、そこがウケて売れている訳で、
それでファンになり、その方向性を否定すると言うのは・・・何だか自己矛盾な気や、
結局は全て、秋元康の手の上で遊ばれてるだけのような気もします(苦笑)。
グループ内で競わせても、悪役のメンバーを作らない以上、秋元が演出上の悪役を担ってる訳ですし。

ただ、それにしても、今回のAKBでの騒動は流石に・・・・
例えば、ディズニーランドでパレードの最中に、ミッキーを差し置いて、
7人の小人役の1人が突然、頭の着ぐるみを取り、沿道の彼女に公開プロポーズをしたとして、
全員が全員、それを美談と感じるかと言えば・・・まあ無理でしょうね。
子供たちは泣いちゃうかも知れませんし、「カネ返せ」と言われても仕方ないと思いますよ。
各キャラの中に人が入ってるのは重々承知でも、折角の世界観がブチ壊しですからねえ。
それを怒った観客に対して、「心が狭い人」と断じる事は、少なくとも私には出来ません。
で、今回のAKB総選挙における須藤の結婚宣言というのは、これに近い所があるかと?
しかも何より大問題なのが、これが1人の暴走ではなく、会社側も認めてたという事なんです。
TDRを運営するオリエンタルランドが、そんな公開プロポーズにOKを出していたとしたら、
アミューズメント企業としての信頼は急落してしまうでしょうし、
それを解っていても、目先の話題性を欲して敢えて行ったとなれば、本当に深刻な状況に映ります。
ディズニーランドのファンであればあるほど、それを御気楽に美談とは語れないでしょうし、
今回、AKBグループで起きた事と言うのは、まさにそういう事なんですよね・・・・


▼ 政治と選挙の話について
> > > > フランス大統領には、下馬評通り、マクロン氏が就任しましたね。
> > > > そのフランスも近々国民議会選挙で、
> > > > マクロン大統領の与党(?)「共和国前進」がどれだけ票と議席が取れるのか、
> > > > フランスの二大政党である共和党と社会党の動向、
> > > > それによってフランス政治の勢力図に大きな変化が現れるのか;

> > > フランスの議会選挙ですか?
> > > う〜ん、個人的には、ほとんど関心ないですね(笑)。
> > > あの国は「外交は大統領・内政は首相」という分業制なので、日本側との関わりは薄く、
> > > しかも、1人を選ぶ大統領選挙と違い、数百人を選ぶ議会選挙は、結果が平板化しやすいので。
> > > 特にフランスの場合、決選投票ありの小選挙区制なので、小政党が躍進するのは困難ですし、
> > > 仮にそんな事が起きたとしても、結局は看板の掛け替えで、中身は変わらないでしょうから。

> > あとは、フランス議会選ですね。やっぱり新興勢力は強かったですね〜。
> > 大統領与党勢力が577議席中350議席を獲得して圧勝、
> > かつての二大政党である共和党と社会党が、それぞれ112議席と30議席に激減、
> > フランス政治の新しい風を感じることができました。

> フランス議会選挙については、まあ、「共和国前進」が強かったと感じます。
> FNもあまり議席を取らなかったですし、共和党・社会党共ダブルスコア以上で負けているので数的には安泰でしょう。
> 350議席も私としてはもっと取っていいはずだとも思いましたから、先行き不安な面も少しあります。

共和党の112議席というのは、まあ完全小選挙区制ですから、そういう事もありますよね。
実際、日本の衆院選でも小選挙区だけを見れば、政権交代が起きた際には、
全300議席で、自民党は「219議席→64議席」、民主党は「221議席→27議席」と激減させたように、
得票数で少し差が開くと、議席数では大きな差となり現れる制度なので、決して珍しくはありません。
まあ確かに、フランス議会で右派政党がここまで大敗するのは、1981年以来の事ですけど、
でも議席の2割を押さえた共和党が、次回の選挙で復活する展開も、普通に有り得る事です。

ただ社会党の方は、さすがに30議席ともなると、建て直しは厳しいですかねえ?
1968年の議会選挙で57議席と旧社会党が惨敗した翌年、看板の掛け替えで誕生した現社会党は、
「57→102→104→269☆→207→262☆→54→252☆→140→186→280☆→30」
という議席数の変遷(☆は選挙勝利)をしてきました。
54議席まで落ち込んだ後も、次の選挙では勝利してますので、
数字だけを見れば、ここからの再帰も決して不可能では無い気はしますが、
しかし今までとの大きな違いは、「共和国前進」という社会党に変わる新たな受け皿が登場した事です。
ぶっちゃけて言うと、社会党の復権がなるか否かは、社会党自身よりも共和国前進の動向次第かと?
今後の5年間で、「共和国前進は社会党の代替にならない」と判断されれば、社会党も延命できるかも。

そもそも2大政党制というのは、受け皿となる大きな政党が2つある体制の事で、
その政党自体が常に不変であるとは限りません。
イギリスでは労働党が自由党に、アメリカでは共和党がホイッグ党に取って代わり、
近年ではカナダで進歩保守党が保守党へと、2大政党を担う政党が変わりました。
とは言え、そんな大政党が一朝一夕で出来る訳が無い以上(仮に出来たとしても所詮は張りぼて)、
程度の差こそあれ、以前2大政党を担った党を引き継ぐ事となり、基本は看板の掛け替えとなります。

で、共和国前進はどうかと言うと、現職議員の移籍組は社会党から24名と少なかったものの、
マクロン大統領が社会党政権の大臣であり、組織や後援も社会党から移籍組が多いみたいなので、
「右でも左でもない中道の新党」を自称してはいるものの、その実態としては、
やはり「中道左派の新党」と見るのが妥当な所かと思われます。
(投票模様を見ると、社会党・改革派の支持層を軸に、共和党・穏健派の支持層も取り込んだ感じ?)
ちなみにフランスは、欧米では珍しい中央集権制の国なのですが、地方と中央を結ぶ為に、
国会議員と地方議員・市長・県知事との兼職を認めており、その数は国会議員の8割に及ぶそうです。
ただ近年では兼職のデメリットも目立ち、共和国前進ではその兼職を禁じたらしく、
結果として、現職議員は移籍を見送ったり、基盤である地方政治に専任したりとなり、
旧来の社会党のイメージを引き摺らない印象戦略が、今回は採られたみたいなんですよね。
その戦略の一環として、大統領選挙ではマクロンを応援してくれた
社会党で前首相のバルスの新党移籍を、マクロンは認めなかったと(ただし対立候補は立てず)。

え〜と、「排除の論理」という言葉が流行語大賞を取ったのは、もう20年も前の話ですか?
日本の国政でも、こうした「バルス前首相の排除」みたいな事があったんでよね。
その時に対象となったのが、奇しくもフランスと同じく日本の社会党でした。
平成元年、消費税導入やリクルート事件などにより、過去に無かった激風が自民党に吹いて、
万年野党の社会党に「土井ブーム」が起こり、都議選→参院選→衆院選と大幅に議席を伸ばしたんです。
ですが、続く1993年の衆院選で今度は「新党ブーム」が起こり、
自民党は過半数を割って遂に下野するものの、社会党の方も議席数が半減・・・・
そして、8党連立による非自民政権が混迷すると、何と社会党は自民党と手を組み連立政権が誕生!?
この際、自民党と社会党の緩衝材として、リベラル保守な小政党「新党さきがけ」も連立に加わり、
軽量ポストである厚生大臣の職を与えられたのが、当時さきがけ所属の菅直人でした。

世襲、官僚や秘書出身、組合や団体の代表ばかりだった、当時の国会議員の中で、
市民活動家から大臣にまでなった菅は、まさに異色な存在でしたし、
そうした経歴から、国側がミスを認めたがらない薬害問題なども積極的に解決へと動き、
この新世代の当時40代の政治家に対して、国民は絶大な支持を送ったんですよね。
しかし一方で、自民党と手を組んだ事で、社会党と新党さきがけの支持率は急落・・・・
政権運営でも、経験豊富な自民党の思うがままとなり、両党は存在価値を失っていきました。
そこで、次の衆院選を前に登場したのが、両党合併による新党構想だったのですが、
新党の中核である鳩山兄弟と菅は、イメージ刷新の為に両党代表の参加を拒否!!
こうして、党の看板は菅直人で、鳩山兄弟がカネを出し、
議席数の多くは旧社会党だけど、運営は枝野・前原などの旧さきがけの若手が握り、
旧社会党の中堅・若手が実行部隊となる、「旧民主党」が誕生するに至りました。

これを見るとマクロンは、日本政界で例えると「フランスの20年前の菅直人」なのかも?(笑)
ただしマクロンと違うのは、その1996年の衆院選で勝てなかった事ですかねえ。
あの時は既に反自民の政党として、8党連立から誕生した「新進党」がありましたし、
新進党と民主党が反自民票を喰い合う事で、逆に自民党が漁夫の利を得る結果となりました。
そして、政権交代を実現できなかった新進党は、親小沢派と反小沢派に分かれて空中分解・・・・
その後、旧民主党と分裂した旧新進党が合併して誕生したのが、あの「新民主党」です。
あと菅直人は、後に不倫スキャンダルを暴露されて、女性人気が失墜しました。
ちなみに、排除された両党代表と共に、新党から切り捨てられた旧社会党の守旧派は、
党名を社民党に変えて衆院選を戦うも15議席と惨敗。
土井ブームがあった2回前の衆院選と比べると、その議席数は10分の1にまで激減しました。
ですから、日本の2大政党の座が、社会党から民主党に移ったように、
フランスでも、社会党から共和国前進に移る可能性も、十分にあるかも知れませんね。

> > ただ、それもつかの間、政治スキャンダルで複数閣僚が辞任に追い込まれていますね…。
> ただ、閣僚人事が気になりますね。

まあ、急遽集めた新人ばかりなので、その手の話は今後も続くでしょうし、
本人たちにとっても、ある程度は織り込み済みの話だと思われます。
そうしたトラブル回避よりも、イメージ刷新の方が利があると、採られた戦略ですし。

それにフランス国民は10年前にも、「サルコジ現象」を体験してますからねえ。
共和党の大統領だけども、社会党からも閣僚に抜擢。
ハンガリー移民2世だけども、移民排斥論者。
非エリート出身の庶民だけども、富裕層。
共和国の精神を叫ぶけども、独裁的。

期待された最初の内は、右派も左派も、自分たちの見たいサルコジ像を抱いて熱狂しましたが、
実際に政権運営が始まると、その矛盾が噴出して、右派からも左派からも不満が爆発!!
しかも最後は、アラブの春をキッカケに、独裁国家のシリアやリビアへ安易に手を突っ込み、
自分で収拾できなくなると、嫌がるアメリカを引っ張り出すも、両国とも泥沼状態に・・・・
その結果、陸と海で欧州と繋がる両国からは、難民が大量に流れ出して、
彼らがフランスにまで辿り付くと、「俺に言った通りだろ」と再び移民排斥論を展開。
そして、その言動を見てみると、どうやら自分で放火した自覚がまるで無いんですよねえ!?
最近、トランプがどうの、安倍がこうのと言われてますが、最先端は間違いなくサルコジです(苦笑)。

それにしても、10年前にこれを体験した上での、今回のマクロン現象って、
ナポレオンから続く「ピンチの時の英雄待望論」は、今後のフランスにどんな結果をもたらすやら?
そう言えばサルコジ登場の時も、その前の大統領選挙でルペン父が、
社会党候補を破って決選投票に進んだ事で、フランス国内で危機感が広まった状況でした。
そして、国民の融和・団結・成長を訴えたサルコジに、右派も左派も期待して、結果はああなると。

> > 本当にこれから、マクロン大統領は、フランスをリードしていくことができるんでしょうかね…。
> マクロン氏には素質はあると思いますが、労働政策が引っかかりましたね。
> まあ、共和も社会も嫌、かと言って左翼は右翼はもっと嫌、
> じゃあどこに行くかと言えば中道のマクロン氏しかないですからね。
> どこでも選挙は消去法で決まる傾向があるので民意の何たるかが少し問題となってきますよね。

マクロンの場合、軸足は左翼の改革派なのですが、掲げる経済政策は新自由主義的なんですよねえ。
まあ確かに、伝統的に左翼も強かったフランスでは、権利や福祉が手厚すぎて、
今ではそれが重荷になってる部分はあるので、改革する余地はあるとは思います。
それに、議会の方でもこれだけ圧勝して、しかも兼職禁止で地方と中央の繋がりを切り、
残るは新人のイエスマンばかりとなれば、強攻路線で行っても罷り通りそうですからねえ。
あとは、それで有権者が満足する結果が得られるかどうか・・・・

正直な所、世界的にどこも経済や財政が苦しい中、
隣に同じEU圏のドイツがあるから、比較で悪そうに見えるだけで、
EU結成後のフランスは、そこまで悪くないらしいんですよねえ。
もちろん、EUという巨大な市場が誕生した事で、得する産業もあれば、損する産業もあり、
そこで生じる不満や危機感を、政治的に過度に騒ぎ立ててしまっただけで・・・・
そうなると、仮にマクロンの改革が成功しても、その分だけ痛みも出る訳でして、
これはもう、「どう成功させるか」より、「どう納得させるか」が重要になってくるかも?

ちなみに、EU内における政治の方では、早くもドイツのメルケル首相にべったりですね。
サルコジ時代のメルケルとの蜜月関係が、「メルコジ」と揶揄されていたように、
両者の関係から、既に「メルクロン」などという造語が出来ているらしいです。
この議会選挙での大勝により、国内では強力な権限を握ったマクロンですけども、
国際政治となると、百戦錬磨なメルケルに丸め込まれる可能性が、向こうでは語られてますね。
マクロンには政治経験が圧倒的に不足してますし、投資家の経験で経済は操作できないでしょうから。
あとは、国内改革の成功と、EU団結を旗印に、1人勝ちするドイツを説得するか、
25歳も年上の奥さんを落とした熟女キラーぶりを、メルケルにも発揮するか(苦笑)。

> > > まあ、同じ議会選挙を注目するなら、議院内閣制の国の方でしょうね。
> > > 今月の8日には、EU離脱交渉を誰に託すかを問う、イギリスの解散総選挙があり、
> > > 9月には難民問題を抱えるドイツでも、連邦議会の選挙がありますますし、
> > > 任期満了は来年ですが、既に選挙気運のイタリアでも、年内に行われる可能性はあります。

> 今年はヨーロッパでは重要選挙が多いので注目は続きます。AfDあたりも気になります。

衝撃度で言えば、今回はフランスの議会選挙よりも、イギリスの方が衝撃的でしたね。
保守党の圧勝が予想される中、選挙の洗礼を受けていないメイ新首相が、
EU離脱交渉で強力な権限を握る為にも、イギリスでは異例の解散総選挙に打って出たのに、
自らの慢心とテロ事件の発生により、圧勝どころか、結果は まさかの過半数割れって・・・・
いや〜、さすがにもう圧勝は無理でも、過半数はギリギリ確保するかと思ってました(笑)。
しかも、比較第1党を確保する程度には勝ってしまった事で、保守党が政権に留まったまま、
少数与党として国会を運営し、EUと交渉するだなんて、イギリスにとって本当に最悪な結果かと。
いやはや、イギリスは今後、一体どうなってしまうのやら???
まあ、離脱するイギリスの末路が酷いほど、EU内の団結は強まるかも知れませんけど(苦笑)。

あと、ドイツの連邦議会選挙の方は、この調子なら大きな波乱は無く、やり過ごせそうですかねえ?
現在のEU体制を享受するドイツでは、新興の右派政党が台頭する欧州においても、
その傾向は最も軽微でしたし、昨今の流れでは、弱まる事はあっても強まる事は無さそうかと。
比例代表制であるドイツの連邦議会は、政党支持率がほぼそのまま議席数に表れますし、
合計支持率が7割近い「キリスト教民主同盟&社会民主党」の大連立政権に対して、
支持率が10%に満たない「ドイツのための選択肢」が、影響を及ぼす事は無いと思います。
もしかしたら、連立パートナーである社民党の方が、メルケルの民主同盟より票を取って、
首相が交代するシナリオなら有り得るかも知れませんけど、その可能性も低い感じはします。

ちなみに、英仏の選挙と同時期に、統一地方選があったイタリアでは、
どうやら「5つ星運動」が大敗を喫したそうなので、
国政選挙の実施日が遅れれば遅れるほど、こちらの心配は薄まりそうかも?
ドイツ&フランスのタッグが上手く物事を進め、イギリスが勝手に自滅したとしても、
もしイタリアが破滅したりすれば、やはりEUの未来は閉ざされてしまうでしょうし・・・・

でもまあ、この6月は欧州の選挙以上に、中東情勢の方が大変な状況に・・・・
サウジ&友好国による、カタールとの集団断交と国境封鎖。
それに伴う、トルコ軍のカタール駐留と物資支援。
アメリカ有志連合軍による、シリア政府軍機の撃墜。
イラン義勇軍のシリア入国を抑える為の、米軍によるイラクとの国境駐留。
イランのISミサイル攻撃と、イラン中枢部を狙った首都での同時多発テロ。
イラン軍による、イラクのクルド自治区への越境攻撃。
インド&パキスタンの上海協力機構 加盟と、イラン&トルコの加盟前進。
イラク首相のサウジ電撃訪問(湾岸戦争以降で初)。
サウジ介入で内戦が泥沼化するイエメンで、コレラの急拡大。
エジプトによる、係争地2島のサウジへの返還決定。
サウジによる、アルジャジーラ閉鎖要求。
そして、国王息子へのサウジ皇太子の差し替え。

トランプ大統領の中東歴訪の際、サウジ国王にどんな言質を与えたのかは知りませんが、
それ以降、サウジが急激に中東情勢を掻き回す様相を見せています。
モスルの陥落も時間の問題と見られている以上、
IS後の中東情勢も睨みつつ、各国が積極的に動き出した事で、本当にきな臭くなってきました。
ここまで勢力を広げてしまえば、今までみたいにクルド人を抑えておくのも無理でしょうし、
かと言って、当事国のイラク・シリア・トルコ・イランが独立を認めるべくも無く、
本来なら、アメリカの舵取りが物凄く重要な展開になってきているのですが、
それどころか当のトランプは、サルコジじゃないですけど、
自分の言動の意味を、どうも理解していないみたいで・・・・

> > 小池都知事同様、いきなり先が思いやられます(苦笑)
そう言えば、もう今週末には都議会選挙があるんでしたね。
私の想像以上に、都民ファーストの会は議席を取りそうですけど、一体どうなるんでしょ?
都政の方では公明党が離れた上に、国政自民党の方がこれだけ足を引っ張る展開だと、
自民党も1〜2割の減少では、済みそうに無い状況になったとは思いますけど、
都民ファーストが単独過半数なんて記事は、さすがに飛ばしだと思いますし・・・・
でも、もしかしたら、都民ファーストの比較第1党や、都民&公明での過半数は、
現実的に、有り得るくらいの情勢になってきたのでしょうか!?

まあ当日は、日本テレビ・TBS・テレビ朝日は通常放送のままな一方、
いつもなら「何があっても通常編成」が基本のテレビ東京では、
池上選挙特番(しかも2部構成)があるそうなので、そちらを見てみようかな?(笑)
都議レベルじゃ国会の新人議員以上に、池上無双の餌食で斬られ放題でしょうし。

それと、せっかく維新に拾ってもらい、副代表にまで据えてもらった渡辺喜美が、
都議選で維新を応援せず、都民ファーストを応援して、離党届を提出し、
届は受理されずに維新から除名処分って、相変わらず お騒がせ者ですねえ(苦笑)。
でも、若狭を含めて2議席となれば、政党要件まで残り3人ですし、
今回の結果次第では、ファーストの会の国政進出とかもあるのでしょうか?
自公を過半数割れに追い込みつつ、自公と連立して総理就任というのは、
石原の国政復帰時のシナリオ(妄想)でしたけど、同じ轍を目指すんですかねえ?


[21171] Re3:第9回AKB48選抜総選挙&フランス国民議会選挙返信 削除
2017/6/29 (木) 20:16:06 玉川大納言

▼ PEICHANさん
> ▼ 玉川大納言さん
> > 皆様はどう思われますか?
>
> AKB48はさて置いて。
>
> フランス議会選挙については、まあ、「共和国前進」が強かったと感じます。
> FNもあまり議席を取らなかったですし、共和党・社会党共ダブルスコア以上で負けているので数的には安泰でしょう。
> ただ、閣僚人事が気になりますね。
> 350議席も私としてはもっと取っていいはずだとも思いましたから、先行き不安な面も少しあります。

それでも安定多数ですから、大丈夫だとは思いますが…。
ただ、日本では衆院で与党が2/3取っていますからね。それを考えると、もっと欲しい気も?

> マクロン氏には素質はあると思いますが、労働政策が引っかかりましたね。
完全に新自由主義ですね。規制緩和、民営化ですよね。確かマクロン氏自身、トニー・ブレア元英国首相(労働党)を尊敬している、って言っていましたね。
その上で他民族などを受け入れる、という考えですよね。と、考えると、政策は(政治コンパス的には)リベラル右派ですね。因みに外交的には親米派ですよね。

> さあ、アキバの総選挙は結婚発表を批判する人もいましたが、
> 「恋愛禁止」はそもそもれっきとした人権侵害でしょうし、
> どのような目的であれ正当化されるものではないと考えます。
> (まあ、女の世界は妬み嫉みだらけなので、「アイドル」を全うするためには有効なのかもしれませんが。)
> 結局、人の恋愛を祝福できない人は心が狭いのでしょう。

そうだと思います。結局、大多数のオタクたちは、かなり心や器が小さい人たちが多いと思いますよ。
なので、私はかなり少数派で、アイドルオタク界では結構浮きがちになります(笑)

> 私自身まったくモテませんがw街を歩くカップル達には笑顔が溢れていますね。それを見るとやっぱり微笑ましく思えます。
> 人は笑顔が一番ですよ。そして、幸せは壊すものではなく築き積み上げるものですからね。
> 私は不幸だからお前も不幸になれという考え方や、自称不幸者達が苦労話や嫉妬話、噂話をたらたらとやっている事は早く直したほうがいいでしょうね。

う…、最近、自身の苦労話を結構している気がする…(但し、自分が不幸者とは、そこまで思っていません(苦笑))。噂話はほとんどしませんが。

> 要は気持ちの持ち様です。人は変化し難い生き物ですが、意識次第ではそうとも限らないのですから。
政治の世界でも、日常生活も、そうであってほしいですね。


[21176] フランス議会選挙&東京都議会選挙返信 削除
2017/7/6 (木) 19:30:15 徳翁導誉

▼ フランス議会選挙&今後のマクロン政権
> > フランス議会選挙については、まあ、「共和国前進」が強かったと感じます。
> > FNもあまり議席を取らなかったですし、共和党・社会党共ダブルスコア以上で負けているので数的には安泰でしょう。
> > ただ、閣僚人事が気になりますね。
> > 350議席も私としてはもっと取っていいはずだとも思いましたから、先行き不安な面も少しあります。

> それでも安定多数ですから、大丈夫だとは思いますが…。
> ただ、日本では衆院で与党が2/3取っていますからね。それを考えると、もっと欲しい気も?

まあ日本の国会ですと、衆参両院の議決が異なった場合には、
衆議院「3分の2」以上で再可決が可能というルールがありますから、
そこを満たす為の大勝に価値が出てきますけど、これは世界的にも珍しい制度ですからねえ。

例えば、他のG7諸国の上院(日本だと参議院)を見てみると、
アメリカやイタリアは、下院(日本だと衆議院)とほぼ同じ権限を持ってますし、
イギリスやフランスは、両院による調整が不発だと、下院の議決が優先され、
カナダでは、法的にはほぼ同権ですけど、運用によって下院の優越が実施されてます。
ちなみにドイツは少し独特で、各州政府と連邦政府の調整機関みたいな感じです。
要するに日本以外だと、過半数以上の議席獲得に、そこまで大きな意味は無いという事ですね。

もちろん、「国民の信任」の度合いを表す意味で、圧勝にも意味があるかも知れませんけど、
今回のフランス議会選挙の投票率は、1回目が48.70%で、2回目が42.6%でしたからねえ。
前回の57.2%→55.4%、前々回の60.4%→60.0%と比べても、棄権者が増えて5割を切ってますし、
(日本の住民投票でも、投票率が5割を切ったら無効という例は多く、やはり1つの目安です)
マクロン新党がもっと議席数を増やすとしたら、固定票の更なる棄権増加が求められる為、
仮に、見た目の議席数が増えたとしても、信任度のイメージは却って低下してしまうかも?


> > マクロン氏には素質はあると思いますが、労働政策が引っかかりましたね。
> 完全に新自由主義ですね。規制緩和、民営化ですよね。
> 確かマクロン氏自身、トニー・ブレア元英国首相(労働党)を尊敬している、って言っていましたね。
> その上で他民族などを受け入れる、という考えですよね。
> と、考えると、政策は(政治コンパス的には)リベラル右派ですね。

政治思想的には左翼だけど、経済政策は新自由主義という、リベラル右派の政治家にとって、
イギリス元首相のブレアというのは、代表的な成功例という存在なんでしょうね。
確か、イタリア前首相のレンツィも、尊敬する政治家としてブレアを挙げていた気がします。

3年前、マクロンと同じく39歳の若さで首相に就任したレンツィは、
人気と自信を背景に、新鮮味はあるが経験に欠ける人選で組閣し、
競争力のアップや社会保障の削減などの政策を、スピーディーかつ強行の実施。
(日本の政治家だと小泉進次郎が36歳ですから、マクロンもレンツィも本当に若いですね)
まあ成果自体は賛否両論でしたが、自信過剰だったのか、手詰まりだったのか、
昨年末に、なぜか憲法改正の国民投票というギャンブルに出て、結果は敗北・・・・
首相は引責辞任して、劇場型のネット民主主義政党「5つ星運動」の更なる台頭を許すと。

しなくて良い勝負に出て、しかも負けたという点では、イギリスのメイ首相に先んじてましたし、
今の所、フランスのマクロン新大統領が進んでる道をも、先んじているんですよね(苦笑)。
あとはマクロンが、レンツィよりも優秀である事を祈るばかりでしょうか?
ただイタリアの場合、上下両院が同権な上、共に比例代表制ですから、制度的に混迷必至ですけど、
今回のフランスは、大統領職も議会もマクロンが握っているので、その点ではかなり有利かと。
独裁批判さえクリアできれば、結構やりたい放題に出来る体制が整っていますし。

> 因みに外交的には親米派ですよね。
う〜ん、マクロンはフレンチ・アメリカン財団の会長職にあった人物ですし、
アメリカ人たちから、「ウチの国の大統領より英語が上手い」と褒められているので(笑)、
歴代のフランス大統領の中では、確かに「親米派」に属する人物かも知れませんけど、
そもそもフランスは「独自路線」が国是なので、日本人がイメージする親米とは、かなり違うかと?
冷戦中は、過度なアメリカ依存を嫌って、NATOの軍事部門から離脱し(完全復帰は2009年)、
地政学的なパートナーであるソ連とも一定の関係を維持したのが、フランスという国であり、
イラク戦争の時にはドイツと手を組み、アメリカ&イギリスの軍事攻撃に反対しましたからねえ。

ちなみにマクロン自身も、トランプと初対面の場になったNATO首脳会議では、
両手を広げてハグをしようとしたトランプをスルーして、真っ先にメルケルの元へ行き、
各国首脳との挨拶を終えて、一番最後にトランプと握手した際には、
強く握って相手を威圧するトランプ流の握手に対し、逆に強く握り返して返り討ちにしてました。
そして、アメリカがCO2対策のパリ協定から脱退を表明した際には、
トランプの決まり文句である「Make America Great Again(アメリカを再び偉大に)」をもじり、
「Make Our Planet Great Again(私たちの星を再び偉大に)」と演説して、
アメリカの気候研究者が職を失う事があれば、フランスが雇い入れると表明しましたからねえ。
歴代のフランス大統領のように、アメリカに対する対抗意識とかは乏しそうですけど、
まずはEU重視で、ドイツとの関係を最優先し、アメリカとは仏独の共同歩調で是々非々に対応かと?

ただ、イスラエルに対して好意的である一方、ロシアに対して距離を取るスタンスなので、
娘夫婦がユダヤ教徒であり、親イスラエル政策を深めようとするトランプ政権にとっても、
中東問題においては、マクロン政権とも上手く協力して行けるかも知れません。
しかし、無節操で身勝手で国益第一が伝統であるフランス外交からすると、
単純明快で少し心配な気はします(サルコジみたいに無思慮なのは更に困りますけど・苦笑)。
でもまあ、個人的な印象だとマクロンには、そこまで国際政治に深い関心は無いような・・・・
一方で、自信家で目立ちたがり屋だとは思うので、変なタイミングで首を突っ込む危険性も?
あと、日本との関係で言うと、日産と三菱を傘下に収めるルノー社の株式を、
フランス政府は2割持ってますので、マクロン改革が日本に影響するとしたらこの辺でしょうか?


▼ 東京都議会選挙&今後の小池都政
都民55・公明23・自民23・共産19・民進5・生活ネット1・維新1 (計126)

いや〜、追加公認も含めて、都民ファーストが55議席も取るだなんて、
仮に大勝したとしても、正直、ここまで圧倒的になるとは思ってませんでした。
都議選は中選挙区制ですから、自民党が大敗を喫したとしても、
流石に30議席は割らないだろうと見てましたけど・・・まさか6割減の23議席とは!?
今後の政局で仮に公明と組み直しても、自公で過半数に及ばない程、完全なる惨敗でしたね。
また、公明党は7回連続の全員当選という事で、現在の所、その組織力は相変わらずだと再確認。

あと、共産党が議席を増やしたと言うのも、個人的には意外でした。
共産党というのは、与党も野党第一党も人気が無い時の、批判票の受け皿であり、
まさに前回はそんな感じで、既に8議席から17議席に膨れてる状態でしたから、
都民ファーストがある今回は、きっと議席数を減らすだろう見てましたので。
そして、もう1つ意外だったのが、民進党がまさかの2議席減で踏み止まった事(笑)。
都民ファーストへの離党ドミノで、選挙前から既に死に体だった為、
「下手をすれば、都議会から姿を消すんじゃ?」という程に、存在感は薄かったですし。

で、議員の任期が4年という事は、このメンツで都議会は東京五輪を迎えるんですね。
知事職も議会も押さえて、残された3年間に対しての「自由裁量権」を与えられた訳ですが、
今後それをどう使っていくのか、本来なら見物ではあるのですが・・・どうなるんでしょうね?
国際的な都市間競争が行われる今の時代に、五輪開催という旗印と大義名分を掲げて、
1都市でカナダ1国に匹敵する東京都を、思うようにデザインできるとなれば、
意欲ある政策家には垂涎のポジションなんですけど・・・国政へのステップに使っちゃうのかな?
まあ、国政進出となれば、政党交付金の関係で年末までの結党が必要ですから、
あと半年もしない内に、その答えは恐らく明確に見えてくるのでしょうけど。

21103
[21103] オロチ遊記〜オロチ鯖はまた旅に出たようです〜返信 削除
2017/6/7 (水) 17:18:55 物秦

鯖落ち確認
臨時避難所ゲーww2現代版(内政無し)募集中

ww2内政版・・・


[21104] 首相選挙実験版返信 削除
2017/6/7 (水) 22:02:02 神の死者

首相選挙の実験版はこちらです。

[SiteMix実験版(0増6減 対応版)]

http://tokuou.sitemix.jp/cgi/prime_minister/menu.html


[21105] 鯖について返信 削除
2017/6/8 (木) 18:50:18 物秦

sitemix.jp/こっちは24時付近の他重くて入れない時あります
夕方は大丈夫そうです
赤い嵐の方は今のところ大丈夫ですが
ターンが募集ターンから動かないので実際の行軍や外交文章での負荷で
不都合が出る可能性は残ってます


[21108] 今回は短期間で、ABCオロチ・サーバー復活返信 削除
2017/6/8 (木) 20:24:29 徳翁導誉

とりあえず今回は、短期間のダウンで済んだみたいですね。
最近、どうやらhotcomサーバーは安定して来たみたいですし、
そろそろABCオロチ・サーバーの方も、安定してもらいたいです。


> > > 鯖落ち確認
> > > 臨時避難所ゲーww2現代版(内政無し)募集中

避難先として提示するなら、やはりリンクは貼った方が良いかと。

XREAサーバー「赤い嵐・現代版(内政なし)」
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/gendai_war/gendai_war.html


> > 首相選挙の実験版はこちらです。
> > [SiteMix実験版(0増6減 対応版)]
> > http://tokuou.sitemix.jp/cgi/prime_minister/menu.html

今更ですけど、こちらは動作確認が主目的の実験版ですし、
小選挙区の6減だけでなく、比例の4減も、先行導入した方が良いですかねえ?

> sitemix.jp/こっちは24時付近の他重くて入れない時あります
> 夕方は大丈夫そうです

報告ありがとうございます、そういう情報提供は助かります。
う〜ん、サーバーの仕様も独特で使い難い面がありますし、
これで使用面でも不都合があるとなると、移転先としては向かないかも?


[21120] Re:今回は短期間で、ABCオロチ・サーバー復活返信 削除
2017/6/14 (水) 23:14:25 神の死者

▼ 徳翁導誉さん
>> > > 首相選挙の実験版はこちらです。
> > > [SiteMix実験版(0増6減 対応版)]
> > > http://tokuou.sitemix.jp/cgi/prime_minister/menu.html

> 今更ですけど、こちらは動作確認が主目的の実験版ですし、
> 小選挙区の6減だけでなく、比例の4減も、先行導入した方が良いですかねえ?
>


 可能であればどうかよろしくお願いいたします。


[21126] 首相選挙SiteMix版を選挙区6減&比例4減に返信 削除
2017/6/15 (木) 19:43:02 徳翁導誉

> > > [SiteMix実験版(0増6減 対応版)]
> > > http://tokuou.sitemix.jp/cgi/prime_minister/menu.html

> > 今更ですけど、こちらは動作確認が主目的の実験版ですし、
> > 小選挙区の6減だけでなく、比例の4減も、先行導入した方が良いですかねえ?

> 可能であればどうかよろしくお願いいたします。

了解しました。
では、初期化要請の際に、比例4減の件もお願いします。
最近どうも、私は忘れっぽいもので(笑)。


[21133] Re:首相選挙SiteMix版を選挙区6減&比例4減に ※首相選挙SiteMix版第1回選挙終了のお知らせ返信 削除
2017/6/17 (土) 18:35:52 緑の党

▼ 徳翁導誉さん
> > > > [SiteMix実験版(0増6減 対応版)]
> > > > http://tokuou.sitemix.jp/cgi/prime_minister/menu.html

> > > 今更ですけど、こちらは動作確認が主目的の実験版ですし、
> > > 小選挙区の6減だけでなく、比例の4減も、先行導入した方が良いですかねえ?

> > 可能であればどうかよろしくお願いいたします。

> 了解しました。
> では、初期化要請の際に、比例4減の件もお願いします。
> 最近どうも、私は忘れっぽいもので(笑)。


首相選挙SiteMix版第1回選挙は「自由進歩党」の首相就任にて終了いたしましたことをお知らせしに参りました。

それと、個人的な質問なのですが、SiteMix版の過去ログとポイントランキングは如何されるのですか?


[21137] 首相選挙SiteMix版第1回選挙の終了報告返信 削除
2017/6/19 (月) 21:51:41 神の死者

▼ 緑の党さん
> ▼ 徳翁導誉さん
> > > > > [SiteMix実験版(0増6減 対応版)]
> > > > > http://tokuou.sitemix.jp/cgi/prime_minister/menu.html

> > > > 今更ですけど、こちらは動作確認が主目的の実験版ですし、
> > > > 小選挙区の6減だけでなく、比例の4減も、先行導入した方が良いですかねえ?

> > > 可能であればどうかよろしくお願いいたします。

> > 了解しました。
> > では、初期化要請の際に、比例4減の件もお願いします。
> > 最近どうも、私は忘れっぽいもので(笑)。

>
> 首相選挙SiteMix版第1回選挙は「自由進歩党」の首相就任にて終了いたしましたことをお知らせしに参りました。


 いろいろ、バタバタしまして、終了報告が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
自由進歩党の代理人神の死者です。
緑の党様、代わりの報告ありがとうございました。

 
> それと、個人的な質問なのですが、SiteMix版の過去ログとポイントランキングは如何されるのですか?
 私の方からも同じ質問をしておきます。
過去ログは保存ができるのでしょうか?
データ容量的に無理とかなら無理で仕方ないですが。

 また、第2回については参加者募集の方が第1回目では手間取ったことを踏まえ、
参加者募集等に励みますのでどうかよろしくお願いします。


[21148] Re:首相選挙SiteMix版第1回選挙の終了報告返信 削除
2017/6/22 (木) 23:30:43 徳翁導誉

> > > > > 今更ですけど、こちらは動作確認が主目的の実験版ですし、
> > > > > 小選挙区の6減だけでなく、比例の4減も、先行導入した方が良いですかねえ?

> > > > 可能であればどうかよろしくお願いいたします。

> > > 了解しました。
> > > では、初期化要請の際に、比例4減の件もお願いします。
> > > 最近どうも、私は忘れっぽいもので(笑)。

> > 首相選挙SiteMix版第1回選挙は「自由進歩党」の首相就任にて
> > 終了いたしましたことをお知らせしに参りました。

お疲れ様です。
比例4減版に差し替えて、初期化しておきました。


> > それと、個人的な質問なのですが、SiteMix版の過去ログとポイントランキングは如何されるのですか?
> 私の方からも同じ質問をしておきます。
> 過去ログは保存ができるのでしょうか?
> データ容量的に無理とかなら無理で仕方ないですが。

こちらは実験用であり、目的はあくまで新サーバーの動作確認ですから、
正規版とのポイント合算は考えておりません。

また、ログの保存に関しては、容量の問題とかは特にありませんけど、
まあ実験版ですし、保存されないからこそ、言いたい放題というのも良いかと?(笑)
それでも、「どうしても保存して欲しい」という事であれば、そちらは一応可能です。
以前、WW2オンライン・欧州版で要望を受け、通信文のみながら特別保存した事はあるので。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/kako_log.html#euro


[21140] オロチ鯖落again返信 削除
2017/6/20 (火) 01:10:18 玉川大納言

再度鯖落確認…。

願、鯖復活。


[21141] Re:オロチ鯖落again返信 削除
2017/6/20 (火) 19:16:19 徘徊者

▼ 玉川大納言さん
> 再度鯖落確認…。
>
> 願、鯖復活。

オロチ<Zzzzzz.....


[21143] オロチサーバーについては静観必須返信 削除
2017/6/21 (水) 22:35:22 真正大明神

 あきらめましょう。

 それが真正なる神の教えです。
あきらめが感じです。

 あきらめる事が出来ず、損切りが出来ず破産し破滅した投資家や、
莫大な損害を負ってしまった企業などがいる世の中ですから。


[21152] XREAサーバーの使い勝手は、どうですか?返信 削除
2017/6/22 (木) 23:33:32 徳翁導誉

どうやらhotcomサーバーは、とりあえず元に戻ったようですが、
ABCオロチ・サーバーは、まだまだ不安定みたいですね・・・・

ところで、同じく実験中のSiteMixサーバーの方は、少し情報を得られましたけど、
特に報告のないXREAサーバーに関して、どんな感じなんでしょう?
苦情が出ないという事は、それほど使い勝手は悪くない感じですかねえ?


[21158] Re:XREAサーバーの使い勝手は、どうですか?返信 削除
2017/6/24 (土) 01:32:40 かんぱーん

▼ 徳翁導誉さん
> どうやらhotcomサーバーは、とりあえず元に戻ったようですが、
> ABCオロチ・サーバーは、まだまだ不安定みたいですね・・・・
>
> ところで、同じく実験中のSiteMixサーバーの方は、少し情報を得られましたけど、
> 特に報告のないXREAサーバーに関して、どんな感じなんでしょう?
> 苦情が出ないという事は、それほど使い勝手は悪くない感じですかねえ?


今のところ特に問題ないと思います。
しかし、まだ大戦争がないので高負荷での信頼性はわかんないです。


[21164] オロチ起床返信 削除
2017/6/28 (水) 23:36:15 徘徊者

オロチ<zz...!はっ!? 勤務時間中に寝てしまった。


[21166] オロチ再々鯖落返信 削除
2017/6/29 (木) 20:02:09 玉川大納言

何度目の鯖落ちか?


[21167] Re:オロチ再々鯖落返信 削除
2017/6/29 (木) 20:11:42 徳翁導誉

> > オロチ起床
> > オロチ<zz...!はっ!? 勤務時間中に寝てしまった。

報告、どうもです。
サーバー・ダウンの情報だけでなく、
こうして復旧の情報もあると、何かと助かります。

> オロチ再々鯖落
> 何度目の鯖落ちか?

・・・って、今回は復帰して即ダウンですか。
もう本当に、XREAサーバーへの移転を決断する時が来たのかなぁ?


[21174] オロチ鯖再々復活返信 削除
2017/6/30 (金) 01:22:46 玉川大納言

▼ 徳翁導誉さん
> > > オロチ起床
> > > オロチ<zz...!はっ!? 勤務時間中に寝てしまった。

> 報告、どうもです。
> サーバー・ダウンの情報だけでなく、
> こうして復旧の情報もあると、何かと助かります。
>
> > オロチ再々鯖落
> > 何度目の鯖落ちか?

> ・・・って、今回は復帰して即ダウンですか。
> もう本当に、XREAサーバーへの移転を決断する時が来たのかなぁ?

そして、即ダウンしたかと思ったら、即復活しました…
オロチサーバーって、気分屋ですね(苦笑)


[21168] Re2:XREAサーバーの使い勝手は、どうですか?返信 削除
2017/6/29 (木) 20:12:19 徳翁導誉

> > ところで、同じく実験中のSiteMixサーバーの方は、少し情報を得られましたけど、
> > 特に報告のないXREAサーバーに関して、どんな感じなんでしょう?
> > 苦情が出ないという事は、それほど使い勝手は悪くない感じですかねえ?

> 今のところ特に問題ないと思います。
> しかし、まだ大戦争がないので高負荷での信頼性はわかんないです。

そうですか、情報ありがとうございます。
ABCオロチ・サーバーも、最近はダウンする状況が続いてますし、
もし問題が無いようでしたら、XREAサーバーへの移転を検討しても良いかも知れませんね。
まあ、とりあえずは、こちらでの実験版が終わってから、考えてみる事にします。
あまり急いで、後から別の問題が生じても大変ですので・・・・

20677
[20677] おんな城主直虎・PPAP・大石恵三・三浦九段の名誉回復・機能美と様式美・謎の囲碁棋士「Master」返信 削除
2017/1/3 (火) 23:30:48 ほのぼのさん

年も明けたということで、新たなスレッドを立ててみました。

▼おんな城主直虎

2017年大河ドラマの最初の発表があった頃は全然期待していなかったのですが、
今はけっこう期待感があります。とりあえず始めの数話は見てみようかと。
どうしても多くの人の見る目は昨年の「真田丸」との対比になってしまうと思いますが、
良い意味で事前の予想を裏切ってくれることを期待しています。
「戦国の世を生き延びる」という意味では真田丸第一章(第一次上田合戦まで)と同じですが、
このテーマにリアリティを持たせることができれば主人公への感情移入が深まるのではないかと思います。

> P.S.
> 最後に、今年の大河が終わったという事は、来年の大河が始まる事とイコールであり、
> 大河ドラマの題材になると、新たに史料が発見されて、研究が進むメリットもある訳ですが、
> 放送開始の直前で、この新発見はちょっと痛いかも!?(笑)
>
> 『「おんな城主直虎」は男だった? 大河主人公に新史料』
> http://www.asahi.com/articles/ASJDB62T9JDBPLZB00K.html


ははは、確かにドラマ開始直前に大きな爆弾がきましたね(笑)。
主人公にほとんど知名度がないというのがせめてもの救いでしょうか。
直虎の一生をほとんどの人が今まで全く知らないからこそ、いかようにも脚本に創意工夫を盛り込むことができるでしょうし。

▼PPAP

昨年末の紅白ではピコ太郎が大活躍でしたね。
新作が始まった途端にニュースに切り替えられたのもネタ的には美味しいですし、
何よりPPAPと第九合唱団との共演にはびっくりたまげました。
(ピコ太郎の真後ろの合唱団の人が笑いをこらえていたのが印象的でした)

PPAPがなぜこんなに流行したかというと、やはり子供への影響力が大きいですね。
うちの子供たち(幼稚園児〜小学生低学年)も毎日のようにPPAPやってますし。
ただ、大人からすれば単調すぎるので飽きられるのも案外早いような気がします。
それこそ今年の夏ころには流行も終わるのではと予想しておきます(8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」のように・・・)。
まあPPAPに限らず、リズムネタコントの宿命でもありますが。。。

リズムネタコントだと、個人的には2011年キングオブコントの決勝に登場した
2700の「キリンスマッシュ」が一番好きですね。
いつ観てもくすっと笑ってしまいますね。
https://www.youtube.com/watch?v=i1YSbQjdNMw

どう面白いのか説明しろと言われても説明できないのですが、何故か中毒性のあるコントです。
(当時も賛否両論があったので面白いと感じない人には意味不明なコントだったでしょうが)

▼大石恵三

> ♪ I have a 恵    I have a 石塚   アーン ホンジャマカ〜
>    I have a 三村  I have a 大竹   アーン バカルディ〜
>    ホンジャマカ〜 バカルディ〜   アッ 「大石恵三」 半年で打ち切り


いやあ、当時は裏番組の電波少年を観ていたので、大石恵三は全くノーチェックでしたが
去年の年末にホンジャマカ2人が登場したバラエティ番組では、当時は全く実力不足だったと恵が振り返っていましたね。
大石恵三は関東若手の2組にとって大きな挫折でしたが、その後の歩みが好対照ですな。
ホンジャマカの2人は、自分たちのお笑い芸人としての仕事よりも、世間から求められる仕事を大切にし、
それぞれピンでの司会者、グルメレポーターとしての資質を開花させていく。
大石恵三が打ち切りになった直後に、大竹まことが恵に言った
「どんなにやりたい仕事でも『やってください』といわれなくてはできない。
どんなにやりたくない仕事でも『やれ』と言われればやる」
「自分の人生は自分たちで決められるわけじゃない」
という言葉が印象的でしたね。
一方、さまぁ〜ずの2人は大石恵三の打ち切り後もひたすらお笑いの道を歩むことになります。
再びお笑い芸人として脚光を浴びるのは内村光良によりバカルディから強制的に改名させられた後ですが、
90年代は不遇の時期を過ごしながらもひたすらお笑いの実力を蓄えていったんでしょうね。
さまぁ〜ずに限らず、雨上がり決死隊、くりぃむしちゅー等の「ミドル3」世代は
90年代はネプチューンを除いていずれも不遇の時代を過ごしていますね。
(それだけ、ダウンタウンやウッチャンナンチャン等の第三世代の力が当時は強かったのでしょう)。
例えばの話ですが、しゃべくり007でチュートリアルの代わりにさまぁ〜ずが入っていたら、
それはそれは濃い番組になっていたのでしょう。濃すぎて胸やけをおこしそうなので、
チュートリアルのような「薄いコンビ」がうまく調和しているんでしょうかね。

▼三浦九段の名誉回復

年末の第三者調査委員会の発表から急激に話が動きましたが、
三浦九段のほぼ白が認められ、将棋連盟が謝罪するという流れに話が進みましたね。
濡れ衣を着せられていた三浦九段の名誉回復に向けて第一歩が進められたのは良かったですね。
それにしても拙いのは将棋連盟の対応でした。
世間の多くの将棋ファンは将棋連盟に対して強烈な不信を残したわけで、
三浦九段への補償とともに、将棋連盟が信頼を回復していくのは容易ではないと思いますね。
(とりあえず、将棋連盟の反対にもかかわらず上州将棋祭りに三浦九段が登場したというニュースに
多くの将棋ファンは救われたのではないでしょうか)
渡辺竜王も現時点で第三者調査委員会の発表に対して何ら声明を発表していないわけで、
「竜王返上」くらいでは世間の非難は収まらないような気がします。

▼機能美と様式美

> う〜ん、この「美しさ」の正体って何なんですかねえ?
> 美しさというモノを考えると、大雑把に「機能美」と「様式美」に分けられると思うんです。
> 言い換えれば、前者がサイエンス的な美しさであり、後者がアート的な美しさですね。


確かに言われてみればそうですね。
我々が「洗練されたもの」と感じるのは、「過去の膨大な記憶」と「身体的な反応」の2つから構成されるという説には納得させられました。

将棋でいうと、「穴熊囲い」というのは王将を一番隅っこに寄せてそれを金銀で守るので
一見「機能美」のように感じるんですよね。
実際に穴熊の勝率はプロでも高いので、隙あらば穴熊に囲おうとするし。
それに対し、居飛車穴熊破りの戦法として藤井九段が編み出した「藤井システム」は、てっきり「様式美」と思っていましたが、
よくよく考えるとこの戦法も「機能美」なんですよね。穴熊囲いを破るのに最も合理的な手をして編み出されたのが藤井システムなわけで、
究極的には美しさよりも機能を求めているわけですね。

別の例でいうと、アマチュアは振り飛車を好む傾向がありますが、トッププロになればなるほど居飛車党になるわけでして、
これも広義の意味では「居飛車は機能美で振り飛車は様式美」といえそうですかね。
ちなみにプロがソフトと戦うときに、振り飛車だとほぼソフトに勝つことができなくて、まだ居飛車のほうがましだという
話を聞いたことがありますが、ソフトの進化によりこのあたりの識別がなされるようになるんでしょうかね??

▼謎の囲碁棋士「Master」

と将棋ソフトの話に入ろうとしたところで、囲碁界に衝撃的なニュースが!
謎の囲碁棋士「Master」が囲碁サイトで日中韓のプロ囲碁棋士を軒並み打ち破っているそうで。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/03/news011.html

あの井山六冠も「Master」に完敗したのは衝撃的でした。
(井山六冠によれば、二子のハンディがなければ「Master」と互角に戦えないとか)
噂によると、「Master」はあのアルファ碁という話もあるようで・・・
マンガ「ヒカルの碁」を地でいくような展開に、今後も目が離せないですね。


[20679] 追記(謎の囲碁棋士「Master」が世界ランク1位の柯潔さんに勝利?)返信 削除
2017/1/4 (水) 23:17:20 ほのぼのさん

> ▼謎の囲碁棋士「Master」
>
> と将棋ソフトの話に入ろうとしたところで、囲碁界に衝撃的なニュースが!
> 謎の囲碁棋士「Master」が囲碁サイトで日中韓のプロ囲碁棋士を軒並み打ち破っているそうで。
> http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/03/news011.html
>
> あの井山六冠も「Master」に完敗したのは衝撃的でした。
> (井山六冠によれば、二子のハンディがなければ「Master」と互角に戦えないとか)
> 噂によると、「Master」はあのアルファ碁という話もあるようで・・・
> マンガ「ヒカルの碁」を地でいくような展開に、今後も目が離せないですね。


本当かどうかはわかりませんが、謎の囲碁棋士「Master」は囲碁サイトで世界ランク1位の柯潔さんにも勝利したという噂があるそうで。
これでMasterは世界のトップクラスの囲碁棋士にことごとく勝利して50連勝らしいです。

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/04/news040.html

プロ囲碁棋士の大橋拓文六段は、Masterを以下のように評しています。

「Masterの棋譜に囲碁をやりこんだ人が群がるのは、結局それが美しいからだと思います。
いやそう思いたいだけかもしれないけどそうなんです。他のAIはまだ「AIの囲碁」という
カテゴリーの範囲ですが、Masterはそんなレベルを大分超えていて、物理的な法則を体現
してるように見えます。」

ここでいうMasterの棋譜の美しさとは、やはり「機能美」の方ですかね?!
囲碁のことはよくわかりませんが、「物理的な法則を体現している」というのは最大級の賛辞ではないでしょうか。
それにしても、つい1年半前は囲碁ソフトはプロ棋士に全く敵わなかったのに、
ソフトの進化の速さには驚かされるばかりです。


[20682] 更に追記(謎の囲碁棋士「Master」の正体)返信 削除
2017/1/5 (木) 22:36:27 ほのぼのさん

更に追記ですが、謎の囲碁棋士「Master」はあのアルファ碁の進化版だったようです。
囲碁の世界でもソフトの進化がとんでもないことになっていますが、
それに対してプロ囲碁棋士が紳士的態度で真剣に臨んでいるところにとても好感を持てます。

http://www.asahi.com/articles/ASK151P83K15UCLV002.html


[20698] 囲碁・将棋界の年末年始&お笑い番組とリズムネタ返信 削除
2017/1/12 (木) 20:50:41 徳翁導誉

> 年も明けたということで、新たなスレッドを立ててみました。
一応、旧スレッドのリンクも貼っておきますね↓
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=r20313
久しぶりの返信となるので、またまた長文です(笑)。

▼ サッカーW杯、出場枠を32ヶ国から48ヶ国に拡大
今年はWBCイヤーだなぁ・・・とか思っていのに、いきなりサッカーの話題が(笑)。
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21802
まあ、規定路線として既に情報は出ていたので、「ついに決まってしまったか」って感じですけど、
やはり正式に「16ヶ国(1.5倍)の出場枠拡大」が決定されると、それなりに強い衝撃が!?
お祭り気分が高まるのは嫌いじゃないですけど、同じく枠拡大をした昨年のEUROを見てしまうと、
大陸選手権は16ヶ国、ワールドカップは32ヶ国が、レベルを維持する為には限度な気が・・・・
(逆にアジア杯などは、まずは盛り上がって欲しいので、枠の拡大に大賛成だったり・笑)

とりあえず2026年大会から、グループリーグを「3ヶ国×16組」にしてPK戦を導入し、
各組2位以上の32ヶ国で、決勝トーナメントを行う草案が出されており、
大陸枠は「欧州16、アフリカ9.5、アジア8.5、南米6.5、北中米6.5、オセアニア1」とも?
でもまあ48ヶ国では数字的にアンバランスですから、64ヶ国になるのも時間の問題でしょうね。
・・・って、再拡大は20〜30年後の話でしょうし、私なんて生きてるかも微妙な所ですけど(苦笑)。

▼ おんな城主直虎
> 2017年大河ドラマの最初の発表があった頃は全然期待していなかったのですが、
> 今はけっこう期待感があります。とりあえず始めの数話は見てみようかと。
> どうしても多くの人の見る目は昨年の「真田丸」との対比になってしまうと思いますが、
> 良い意味で事前の予想を裏切ってくれることを期待しています。

まあ私は大河ドラマの視聴が習慣化してるので、どっちみち見るんですけどね(笑)。
1987年の「独眼竜政宗」から、2011年の「江」までは、批評ページでレビューも書いてますし、
(「真田丸」もあった事ですし、余裕があれば、ここ5年分のレビューを追加投稿したい気も?)
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/review/hihyou.cgi?mode=saiten_jump
歴代最低の視聴率を記録した「平清盛」や「花燃ゆ」だって、何だかんだで全話見てますので。
特に平清盛なんかは、視聴率は苦戦しても、後半からは そこそこ面白かったんですよ。
って、やはり全50話もあると、途中から視聴というのは何かとハードルが高く、
視聴率的に、どうしても右肩下がりになってしまうのは、致し方ない事なんでしょうが・・・・

> 「戦国の世を生き延びる」という意味では真田丸第一章(第一次上田合戦まで)と同じですが、
> このテーマにリアリティを持たせることができれば主人公への感情移入が深まるのではないかと思います。

題材が題材だけに、個人的には今川義元の描き方が気になる所ですかねえ?
近年では流石に少なくなりましたが、桶狭間の結果と信長贔屓から、
どうしても今川義元は「バカ殿」のイメージが流布されてしまっていますけど、
今回は春風亭昇太の義元が思いのほか良さそうで、ちょっと期待してしまいます。
(って、本業での多忙さを考えると、昇太の出番はあまり多くないのかな?)
また、役者陣の方から見ると、井伊家の家老を務めた小野父子が吹越満&高橋一生なので、
この2人が上手く活きてくる様だと、ドラマとしても面白くなるんじゃないでしょうか?

あと第1話の感想としては、何より3人の子役の好演が印象に残りましたね。
子役の方から、後に出てくる役者の方に、キャラを寄せてるのも面白かったです(笑)。
あそこまで子役が寄せてくれれば、成長後の役者にもスムーズに移行できるかと。
近年の大河では「主演は全話出す=子役は2話まで」という縛りがありましたけど
今作では子役を4話まで使うそうで、その点も良い事だと思います。
主人公の人生を描く上で、幼少期をスッ飛ばしてしまうのは、ドラマとしても薄くなりますし、
だからと言って、江みたいに主演者に子役相当の時代まで演じさせるのもキツいので(苦笑)。
・・・って、歴代最高の視聴率を記録した「独眼竜政宗」なんて、
主演の渡辺謙が登場するまで2ヶ月を費やしましたから、制作上の都合も解りますが、
単純にドラマ作りの面で考えれば、人格が形成される青少年期はもっと長くて良いくらいかも?

それと最後に、まあ南北朝好きとしては、
南朝方として宗良親王を奉じて井伊谷で戦った井伊氏と、
北朝方であり足利一門である今川氏との複雑な歴史関係も、
作中で触れてくれれば、個人的には嬉しいのですが・・・やはり無理でしょうね。
ただ、2年続けて戦国モノなので、そういう意味でも少し箸休めも欲しい所。
2018年は維新150年で「西郷隆盛」、2019年は東京五輪前年で「東京&五輪」だそうですが、
2020年は日本書紀1300年という事で、古代史でもやってくれませんかねえ?(笑)
良いか悪いかは別として、昨今は愛国ブームですし、神話を扱いやすい環境下にはあるかと。

▼ 三浦九段の名誉回復
> 年末の第三者調査委員会の発表から急激に話が動きましたが、
> 三浦九段のほぼ白が認められ、将棋連盟が謝罪するという流れに話が進みましたね。
> 濡れ衣を着せられていた三浦九段の名誉回復に向けて第一歩が進められたのは良かったですね。
> それにしても拙いのは将棋連盟の対応でした。

いや〜、それでも私は、「実質上のシロ判定」を下した第三者委員会の発表と、
「来期のA級保障」と「金銭補償」を決めた連盟側の決断には、正直驚きましたけどね。
個人的には「望まれる最低ライン」を、まさにこの3点に置いていましたが、
連盟も、第三者委員会も、そこまでは踏み込めないだろうなぁ・・・と予想していたので。
逆に言えば、この3点をキッチリ押さえて来たと言う事は、
第三者委員会の構成が司法のプロでしたから、その提言を素直に聞き入れたんでしょうね。

もちろん、今回の一連の対応は「稚拙」としか言い様の無いモノだったものの、
それでも組織の論理と、日本的なムラ社会の特性を考えた場合、
押し切ったり、誤魔化したりなど、もっと醜い結末に終わる例も現実的には多いだけに、
私は却って、連盟と会長を見直しました(謝罪会見を音声&写真のみにしたのは悪手でしたが・苦笑)。
自ら非を認めるか、公権力の介入がない限り、基本的にメディアは組織の過ちを責める事はしない以上、
こうして連盟側が目に見えるケジメを付けたからこそ、情報番組でも、あれだけ報じられたのだと。
って、日米両首脳の真珠湾慰問のニュースに先んじて扱われたのは、さすがに驚きましたけどね(笑)。
「藤井聡太×加藤一二三」戦もニュースで扱われましたけど、その報道量はまさに段違いでした。

> (とりあえず、将棋連盟の反対にもかかわらず上州将棋祭りに三浦九段が登場したというニュースに
> 多くの将棋ファンは救われたのではないでしょうか)

そもそも何故、連盟側が三浦九段の出席を取り消したのかが意味不明なんですよね?
処分内容の通りでも昨年いっぱいの出場停止ですから、新年のイベント参加は問題ないはずで、
処分を受けた事を理由に、主催者側から出場要請を辞退させたなら、最初から名前が無いはずで、
それなのに、第三者委員会の調査発表がある直前に、三浦九段の出席を取り消すなんて・・・・
もうこれは、組織的に何らかの確固たる意思があり働いたというより、
個々がバラバラに忖度と事なかれ主義で動いた結果、
最悪な結末に進んで行くという、見本のようなケースかも知れません。
まあ結局、それだけ組織としてグダグダだって事なんですよね(苦笑)。
とにもかくにも、こうして三浦九段の復帰への道筋が出来て良かったです。

> 渡辺竜王も現時点で第三者調査委員会の発表に対して何ら声明を発表していないわけで、
> 「竜王返上」くらいでは世間の非難は収まらないような気がします。

非公式ではあるものの、一応、週刊文春の新春特別号で、
渡辺竜王は「今回の行動を後悔していない」と、短く答えてはいましたよ。
文中ではそれに続けて、渡辺竜王の友人でもある文春の将棋記者が、
「第三者委員会は将棋を知らない素人の調査で、プロ棋士から見ればクロだと解ってる」
みたいな感じで、記事をまとめる格好にはなっていました。
ただ、最初はあれだけ大騒ぎしたのに、最後は一応 両論併記の半ページでしたから、
一方的な勝利宣言だけしてトンズラという形で、文春側としては撤退なんでしょうね・・・・

「一日も早く三浦さんが復帰して、将棋界がいつも通りに戻ることを願っています」という
新年一発目の行事での羽生三冠のコメントで、もう今回の件は落着の格好じゃないですかねえ?
もちろん、渡辺竜王には道義的な責任はあると思いますけど、それだけで裁けるモノじゃないですし、
道理を無視して感情的に処分しては、それこそ三浦九段を処した悪例を再び繰り返してしまいますので。
まあ個人的には、少なくとも反省くらいはして欲しい所ですけど、
私的利益を公的利益と無自覚に脳内変換し、責任感や罪悪感も皆無なまま、他者を叩いて悦に入るのは、
今の日本社会に蔓延する風潮ですから、渡辺竜王個人がどうこうで済まない話なんですよね(泣)。
暴走する無責任な正義感によって起きるバッシングは、今や日本社会の全体を覆っているので・・・・
例えば、災害時にデマを信じて拡散し、「自分は良い事をした」と満足しているタイプは、
その事を責められても反省などせず、逆に相手を責め立てて再び悦に入り、留まる事を知らないと。
モンスター・ペアレンツの存在とかも、単純に「自分さえ良ければ」と身勝手なのではなく、
こうした都合の良い正義感を背景とした 無自覚が故の暴走にある事に、昨年ようやく気が付きました。

> > う〜ん、この「美しさ」の正体って何なんですかねえ?
> > 美しさというモノを考えると、大雑把に「機能美」と「様式美」に分けられると思うんです。
> > 言い換えれば、前者がサイエンス的な美しさであり、後者がアート的な美しさですね。

> 確かに言われてみればそうですね。
> 我々が「洗練されたもの」と感じるのは、
> 「過去の膨大な記憶」と「身体的な反応」の2つから構成されるという説には納得させられました。

「また理屈っぽい話を」とか、実は思われてません?(笑)
「なんで? どうして?」という幼稚園児みたいな考えが、いい年して未だに収まらない私は、
あれこれ理由を知りたい気持ちが強い一方、それを表に出すと嫌がられるのも理解しているので、
日頃は相手を選び、こうした話をあまりしないのですが、ほのぼのさんは大丈夫ですかねえ?

> 将棋でいうと、「穴熊囲い」というのは王将を一番隅っこに寄せてそれを金銀で守るので
> 一見「機能美」のように感じるんですよね。
> 実際に穴熊の勝率はプロでも高いので、隙あらば穴熊に囲おうとするし。

ただ、私みたいな縁台将棋レベルだと、穴熊は固過ぎて「美しくない」という認識に(笑)。
穴熊は防御力が高く、その分だけ勝率も高くなるのは解るんですけど、
打ち合わないボクシングみたいなモノで、それでは将棋を指していても楽しくないと!!
要するに、「ガチガチに守りを固めるなんて、粋じゃない」という素人的な美意識ですね。
(ラリーを楽しむ温泉卓球でスマッシュをかまし、顰蹙を買うような感じでしょうか?)
もちろん、プロ棋士の対局にまで、そんな戦いを求めている訳ではありませんが。

> それに対し、居飛車穴熊破りの戦法として藤井九段が編み出した「藤井システム」は、
> てっきり「様式美」と思っていましたが、よくよく考えるとこの戦法も「機能美」なんですよね。
> 穴熊囲いを破るのに最も合理的な手をして編み出されたのが藤井システムなわけで、
> 究極的には美しさよりも機能を求めているわけですね。

そうですね、私も機能美に属すると思います。
そして、そこにアート的な美をも見出しているのであれば、
それは飛行機や自動車の流線形に、アート的な美を感じるのと同じ構図かと。
究極的に言うと、将棋や囲碁は「解」の存在する数学ですので、
有効性のある手に美を感じるなら、それはやはり機能美なんじゃないですかねえ?

と、升田幸三賞を受賞した藤井システムの話で、ふと思い付きましたけど、
将棋史に残る今回の渡辺竜王の盤外戦術には、「大山康晴賞」を与えても良いのでは?
いや、でも、「将棋界の寿命を300年縮めた男」という意味では、やはり升田幸三賞?
な〜んていう皮肉を言いつつ、この話を〆たいと思います(苦笑)。

▼ 謎の囲碁棋士「Master」
> と将棋ソフトの話に入ろうとしたところで、囲碁界に衝撃的なニュースが!
> 謎の囲碁棋士「Master」が囲碁サイトで日中韓のプロ囲碁棋士を軒並み打ち破っているそうで。
> http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/03/news011.html
> あの井山六冠も「Master」に完敗したのは衝撃的でした。
>    ↓↓↓ 追記 ↓↓↓
> 本当かどうかはわかりませんが、謎の囲碁棋士「Master」は
> 囲碁サイトで世界ランク1位の柯潔さんにも勝利したという噂があるそうで。
> これでMasterは世界のトップクラスの囲碁棋士にことごとく勝利して50連勝らしいです。
> http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/04/news040.html
> それにしても、つい1年半前は囲碁ソフトはプロ棋士に全く敵わなかったのに、
> ソフトの進化の速さには驚かされるばかりです。
>    ↓↓↓ 追記 ↓↓↓
> 更に追記ですが、謎の囲碁棋士「Master」はあのアルファ碁の進化版だったようです。
> 囲碁の世界でもソフトの進化がとんでもないことになっていますが、
> それに対してプロ囲碁棋士が紳士的態度で真剣に臨んでいるところにとても好感を持てます。

いや〜、耳が早いですねえ(笑)。
本当にこの年末年始は、激変なんて言葉じゃ片付けられないほど、囲碁界は激変でした!!
(仮に将棋界に例えれば、正月3が日で名人&A級棋士が全滅を喰らったような状況です)
囲碁は舞台が国際的なので、若手棋士のネット参戦は日常化してますけども、
ネットに疎いベテラン棋士などだと、今ごろ遅れて事態を知るような状況じゃないですかねえ?
もちろん、リアルタイムで歴史の転換を感じられた事にも興奮しましたけど、
まったりと正月を過ごし、新年が明けてみれば、囲碁界の風景が一変している訳で、
そんな浦島太郎状態に陥って、ポカ〜ンとなってるベテラン棋士の姿を想像できるのも面白い所。
おかげで、大晦日に行われた年越し電王戦「合議制マッチ」の事は・・・完全に忘れてました(苦笑)。

でもまあ、日本No.1の井山裕太、中国No.1の柯潔、韓国No.1の朴廷桓をはじめ、
世界ランク上位陣が軒並み薙ぎ倒されてる様は、驚きをも超えて、もう既に爽快感さえあります。
あの3月のイ・セドル戦から、まだ1年経っていない上に、
わずか2〜3日で、世界のトップ棋士が一同に撫で斬りにされた訳ですからねえ・・・・
去年の正月に戻り、この事実を伝えても、きっと誰も信じてくれないと思いますよ(笑)。
もう本当、単に囲碁界だけの話でなく、AI研究がこのレベルまで来たんだなぁ、と実感します。
しかも今年は新年早々、こんなニュース↓までありましたしね。

『量子コンピューター実現に不可欠な技術開発 東大』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170103/k10010828021000.html
これでハード面まで異次元に進化したら、本当に人類社会はどんな変革を遂げるんでしょ!?

> (井山六冠によれば、二子のハンディがなければ「Master」と互角に戦えないとか)
如何に早碁とは言え、トップ棋士を相手に60連勝とかされてしまうと、
正直な所、2子のハンデでも厳しい印象が・・・・
ところで2子といえば、Zenもあの趙治勲戦の後、
アマ王者や新人プロを相手に、2子を置かせて勝利するなど、ジワジワと実力を高めていましたけど、
もうこうなってしまうと、3月開催の「ワールド碁チャンピオンシップ」も一気に茶番化(苦笑)。
朝日新聞の正月3日号でも、「棋界vs.AI、勝負の年」と題して、
囲碁の井山六冠と、将棋の佐藤名人のインタビュー記事が並んで掲載されたのですが、
こんな展開は想像できないでしょうし、仕方ないですけど、読んでて微妙な気分を味わいました。

そもそも、この年末年始にネット囲碁へ現れたスーパー人工知能は、
アルファ碁の最新版であると明かされた「Master」だけでなく、
現在の世界No.1棋士である柯潔を相手に五分の戦績を残した「刑天」や、
Zenを子供扱いするかのように一蹴した「God Moves」など、短期間にボコボコ現れたんですよね!?
ちなみに柯潔はMasterと対戦する前、自らは刑天に敗れ、井山もMasterに敗れた事で、
「刑天はイ・セドル戦時のアルファ碁と同レベルで、Masterはそれよりも強い」と評していましたし、
昨年を締め括る言葉として、年越し間際にこんなコメントを残していました。
 
「人類が数千年を掛けて築き上げた戦略を、AIは『間違っている』と指摘しているのかも知れない・・・・
 もしかしたら我々棋士は、未だ誰1人として囲碁の真理に近付けていなかったのではないか?
 しかし私たちは、この全く見た事のない新しい世界を、AIと共に進んで行かなくてはならない。
 もうじき世界を嵐が襲う!!
 その中で私は、全身全霊の知恵を振り絞り戦い続けるつもりだ」
う〜ん、幾ら囲碁は強くても そこは18歳の少年なので、何だか香ばしいポエム調ですけど(笑)、
でもまあ、だからこそ、ほとばしる若さと大きな不安が胸を打つ 名文なのかも知れません。

> 噂によると、「Master」はあのアルファ碁という話もあるようで・・・
まあ、出身国が「韓国」(韓国棋院はイ・セドル戦で名誉九段を贈呈)でしたし、
あまりの突出した実力から、その可能性が最も高いとは予想してましたけど・・・ある意味で残念。
それこそMasterがアルファ碁と無関係であれば、神の世界の異次元バトルも期待できたので!!(笑)
とは言え現時点では、刑天とGod Movesの正体は不明なままなんですよねえ・・・・
イ・セドル敗戦の後、中国や韓国で囲碁AI開発のプロジェクトが動き出した噂話は聞きましたけど、
この2つがそうなのかなぁ?(「刑天=God Moves=中国企業テンセントのAI」説が最有力?)

正体不明の噂話だったので、以前のワールド碁チャンピオンシップの話の際、
日中韓のトップ棋士だけでなく、日中韓のAIも参加させる「6者勝負」の妄想案を一旦は書いたものの、
「さすがにまだ早いか?」と思って削除したのですが、まさかこのような展開になろうとは・・・・
でもこれって、科学全体を考えれば喜ばしい事ですけど、日本の立場を考えるとキツイですよね!?
AIは今後恐らく、第4次産業革命の軸となってくる存在でしょうし、
その分野で欧米だけでなく、後発の中国や韓国にまで遅れを取るようだと、本当に日本は・・・・
逆にこれが、在野の天才プログラマーによるものとかど、却って夢は広がるんですけどね(笑)。

> マンガ「ヒカルの碁」を地でいくような展開に、今後も目が離せないですね。
「スーパー人工知能(Super Artificial Intelligence)」、
略して「sai」って事だったんですかねえ?(笑)
と、まあ冗談はさて置き「Zen×God Moves」戦では、God Movesが「初手天元」という、
ヒカルの碁の「進藤×社」戦を思い起こさせる手を打ってきたんですよねえ・・・・
そもそもGod Movesという名前からして「神の一手」を連想させますし、
God Moves側が敢えて、演出として行われている可能性も?

> プロ囲碁棋士の大橋拓文六段は、Masterを以下のように評しています。
> 「Masterの棋譜に囲碁をやりこんだ人が群がるのは、結局それが美しいからだと思います。
> いやそう思いたいだけかもしれないけどそうなんです。他のAIはまだ「AIの囲碁」という
> カテゴリーの範囲ですが、Masterはそんなレベルを大分超えていて、物理的な法則を体現
> してるように見えます。」
> ここでいうMasterの棋譜の美しさとは、やはり「機能美」の方ですかね?!
> 囲碁のことはよくわかりませんが、「物理的な法則を体現している」というのは最大級の賛辞ではないでしょうか。

私も囲碁の棋力は全くなので、あまり偉そうな事は言えないのですが、
ただ、将棋と囲碁とを比べた場合、
将棋は駒の初期配置や動きなどにより、手に縛りがありますけども、
囲碁は好きな所に石を打てますので、手の縛りが極端に少ないんですよね。
なので、囲碁は強くなればなるほど、手の無駄が削ぎ落とされていき、
もしも行く所まで行くと、そうした物理法則を体現するかのような動きに行き着く気もします。

「Zen×God Moves」戦の初手天元は、さすがにネタ(人間が入力)だと思いますが、
しかし数学的な第一感では、初手は天元(ど真ん中)が正解のような気がするんですよね。
ただし人間の頭脳では、無難に隅から押さえて行った方が有効だとも思いますし、
ルールがシンプルが故に、棋士とAIの囲碁の差が、明確に見えてくるような感じもするんです。
そうして部分が、将棋よりも容易に実力差を認める背景としてあるのかも知れません?
それにまあ、そもそも囲碁の場合、勝敗が「○○目半差」と数字で表されちゃいますしね(笑)。
潔く実力差を認めると言いますか、問答無用に認めさせられるゲームであるとも言えるかと。

まあ、イメージ的に無理矢理、物理学の方程式に囲碁と将棋を当てはめるとすれば、
囲碁は万有引力で、将棋は流体力学みたいな感じですかねえ?(我ながら強引過ぎる表現とは思います)
万有引力の式はシンプルですけど、それで宇宙すら表す事が出来ますし、
シンプルが故に、棋士とAIの考え方の違いというのも、将棋ほど大きく離れていないと思います。
一方、流体力学の式は複雑ですけども、水の流れとかは宇宙よりも身近ですよね?
そして複雑であるが故に、棋士は経験則で水の流れを「こんな感じ」と捉えるでしょうし、
AIはシミュレーション計算によって「この確率が高い」と導き出すとすれば、考え方が違ってくると。
囲碁と将棋を比べた場合、囲碁は局面局面の状況判断で、将棋は一連の流れというイメージなので、
(もちろん、囲碁だって手の流れは重要ですし、将棋にも局面ごとに状況判断は必要ですけどね)
ゲームとしてのこの辺の違いも、AIの手を受け入れやすいか否かに関わっている気もします。
・・・って、物理は専門だからこそ、「変な表現になっているな」とか凄く感じてしまい、
書いていても何だか恥ずかしくなってくるので、この例え話はここで終了(笑)。
そもそも前提として、「物理学の方程式で例えて伝わるのか?」という根本的な不安もありますし。

▼ PPAP
> 昨年末の紅白ではピコ太郎が大活躍でしたね。
> 新作が始まった途端にニュースに切り替えられたのもネタ的には美味しいですし、

年越し番組は近年、「クラシック・ハイライト」から「ジルベスター・コンサート」の流れなので、
(数年前の「Different Trains」は本当に圧巻でした http://www.nicovideo.jp/watch/sm3910848
「紅白歌合戦」に関しては録画だけしておいたんですけど、
いや〜、それを見る前から、ネットでは悪評が大量に溢れてましたねえ(笑)。
で、「どれだけ酷かったんだろう?」と、逆に楽しみに見てみたら・・・・
う〜ん、やはり紅白というのは特別な番組だからですかねえ???

今の時代に視聴率40%を超すオバケ番組であればこそ、
どのように作っても、どこかからは批判の声が出て来るでしょうし、
同じく大晦日の定番だった「レコード大賞」や「年忘れ にっぽんの歌」の現状を見れば、
変えなければ生き残れないのも事実だと思うので、批判を承知でいろいろ挑んでるんでしょうね。
もともと期待値が低く、録画で早送りしながら見たからかも知れませんが、
個人的な感想としては、決して悪くなかったかと?

あと、ピコ太郎の時間切れ演出も、私はよくあるお笑い演出と感じましたけど、あれを見て、
「紅白の番組進行が破綻した」とか「新曲を聞きたかった」という反応もあるのを知ると、
「制作側も大変だなぁ」と思う反面、そんな人まで見ている「視聴者の厚さ」を改めて感じました。
考えてみれば、視聴率40%超なんですから、冗談が通じる人も通じない人も当然両方いますよね!?
しかも昔に比べれば人々の好みも多様化し、世代を超えたヒット曲も生まれなくなっている時代に、
国民を満足させる最大公約数を求める戦いが続く訳で、本当に想像を絶する苦労がありそうです。

私なんて、このサイトでの最大公約数探しだけでも、いっぱい いっぱいですし(苦笑)。
サイト開設の当初なんて、それこそ気心の知れた3〜4人の常連さんばかりだったので、
笑い好きな私は、それこそ掲示板の書き込みの半分くらいが冗談でしたけど、
今となっては、そうしたやり取りも困難なのが実情なので、時々ネタ企画をやる程度と・・・・
「日本民主主義人民共和国」をジョークと解らない「お客さん」も、かなり多く居ましたからねえ。
うん、その事を思えば、ピコ太郎の時間切れを演出と捉えない視聴者が多く居るのも納得できます!!

> PPAPがなぜこんなに流行したかというと、やはり子供への影響力が大きいですね。
と言いますか、子供にまでウケるようじゃないと、「流行ネタ」とは言えませんからねえ。
子供レベルでもウケると言う事は、誰にでもウケる普遍性がある訳で、
やはり、それくらいでないと「ブーム」と呼ばれる程の広がりは見せないでしょうから。

また理屈っぽい話になってしまいますけど、そもそも「笑い」のメカニズムというのは、
脳が情報の処理を誤った際に、それを正常へ戻す為の作用として現れます。
ちなみに、感情の処理を正常状態へ戻す為の作用が「泣く」という行為ですね。
(ちなみに「微笑み」は、英語だと「laugh」と「smile」となるように、笑いとは別の現象です)
泣いたり笑ったりする事で、気持ちがスッキリするのは、
その行為自体が、脳を正常状態へ戻す為の作業だからです。
で、笑いの仕組みについて、もうちょっと詳しく語りますと、
人間というのは、常に物事の先を想定しながら生活しているので、
その想定とは外れた事をが起きると、情報のズレを修正する為に笑いという現象が現れると。
例えば、人違いをして思わず笑ってしまうのも、こうしたメカニズムによるモノですね。
(笑いと痴呆症の様々な関連性も、脳の情報処理という側面から見れば理解できるかも?)

つまり、笑いを起こさせるには「想定とのズレ(ギャップ)」が重要な訳で、
この想定というのは、個々人によってレベルが異なる以上、
多くの人にウケる為には、想定の最大公約数、もっと言えば下のレベルに合わせる必要があり、
その想定レベルの下の層を具体的に表現すれば、それは子供という事になると思うんです。
もちろん、子供にしかウケないネタとか、大人にしかウケないネタなど、いろいろ有りますけど、
子供にもウケる大人のネタというのが、やはりカバーする層が最も厚くなるんじゃないですかねえ?
(お笑い番組だと解り難いかも知れませんが、クイズ番組とか思い浮かべるとイメージしやすいかも)

赤ちゃんや幼稚園児が、「いない いない ばあ」や「たかい たかい」で喜ぶのは、
見えなかった顔が突然現れたり、視点が急上昇する事で視界が変化したりなど、
それまで見ていた光景が一変して、脳の情報にズレが生じる為ですが、
何故この程度で笑う(=ズレる)かと言えば、まだ幼過ぎて想定の力が凄く低い為ですね。
そして子供が成長して経験を積み、次の状況を想定できるようになると、
「顔が隠れてるだけ」とか、「上から見ればこんな感じ」と解るので、別に笑わなくなると。
大人になると、同じ効果を引き出す為には、ジェットコースターや展望台などが必要になりますが、
それにしたって、大人でも個々人で想定できる範囲が異なってきますから、反応は様々になりますね。
安易な下ネタで大爆笑の居酒屋と、力不足な噺家を仏頂面で睨む演芸場では、笑いのツボも異なります。
(ちなみに内輪ネタが賛否両論なのも、聞き手が内か外かで、共有する想定レベルが極端に異なる為です)

要するに「お笑い」とは、「相手の想定レベルを把握し、理解できる範囲で大きくズレさせる」事でしょうか?
フリが解らない、オチが解らないでは笑えませんし、ズレが小さ過ぎてもツマらないですので・・・・
この「想定してる所から飛ばす」笑いの構造を、
立川談志は『イリュージョン』という言葉で表現しています。
http://numbers2007.blog123.fc2.com/blog-entry-1759.html
で、成長すると想定力は深まりますけど、その分だけ固定概念も強まって、
想定を超して飛躍させる想像力を失ってしまい、その点は却って子供の方が天然的に凄かったりします。
なので笑いを突き詰めると、「大人の想定力と、子供の想像力」の両立が重要になってきますけど、
それって実際の所、クリエイティブな分野では共通する事であるように私は思いますね。

・・・と、何だかお笑い論全般の話になってしまいましたが(笑)、
結局、リズムネタというのは、大人にも子供にもウケるので流行やすいって事でしょうか?
笑いに音楽を付属させるのは、都々逸にギター漫談、古くは明治のオッペケペー節などありますけど、
それはあくまで、笑いが主・音楽が従でしたが(この主従が逆転するとコミック・ソングに)、
リズムネタというのは、「お笑い」と「音楽」が同格で融合している気がしますし、
多くは更に「踊り(動き)」も加わり、複合的なエンタメを作っているように思うんですよね。
分野が複合的なのでいろんな面から入りやすく、音楽と踊りによるズレの助長は理解をしやすくし、
難しい予備知識とか必要ないので子供など誰にでもウケやすく、
それでいて、音楽で言えばCMソングにように、短い時間でキュッと凝縮されていると。
その反面、コンパクトでゴチャ混ぜだから軽薄短小なイメージは付きまといますし、
新たな複合分野なので、お笑い・音楽・踊りの各分野から見れば、異端・亜種・変則という評価となり、
そして演者の方も、そうした理屈が解ってて作ってる訳ではないので、どうしても一発屋になると・・・・
(もしかしたら、それを理解してリズムネタをやってるのは、オリラジくらいかも?)
こうして「リズムネタ」というのは、比較的バカにされがちですけども、
しかし、よくよく考えてみると、結構奥が深いような気もするんですよねえ。

何だかんだ言って、毎年2つ3つのリズムネタが流行るくらい、世間的には需要がありますし、
まさに時代は「バラエティー(お笑い)のバラエティー(多様性)」を求められる時代であろうかと。
そして、その最大公約数となり得るのが、恐らくはリズムネタなのでは無いでしょうか?
そういう意味では、意外と紅白歌合戦とも親和性が高いのかも?(笑)
今後も紅白が最大公約数を求め続けるなら、番組の総合エンタメ化というのも1つの方法だと思いますが、
ただまあ、「歌」って入っちゃってますので、そっちへ進むと文句も出そうですよね・・・・
う〜ん、音楽にしても、笑いにしても、これだけ好みが多様化してしまうと、
ビッグデータを用いた個々人へのオススメの振り分けや、AIによる創作とかも起きるんですかねえ?
前者なんて、既に書籍探しや動画探しでは、AmazonやYouTubeが実現化していますし、
AIがバッハの楽曲を分析して、バッハ風の作曲をし、それを人が聞き分けられないとなると、
http://www.gizmodo.jp/2016/12/deep-bach-ai-composition.html
笑いの分野でも、個々のフリとオチの想定レベルを把握し、好む方向や範囲のズレをする事で、
人間がAIに笑わせてもらう時代が来るかも知れませんね(苦笑)。
まあ、お笑いAIは大変そうですが、各項目を備えたお笑いデータベースは今すぐに出来そうな気も?
・・・って、ある意味でボキャブラの「バカパク」や「シブ知」などは、それを先取りしてたのかな?

> うちの子供たち(幼稚園児〜小学生低学年)も毎日のようにPPAPやってますし。
良いなぁ〜、いちばん可愛い頃じゃないですか?
いい年齢して独り身な者からすると、羨ましい限りです(笑)。
同時に、近年の子供に優しくない社会の現状ですと、いろいろ大変だろうなぁとも・・・・
弟夫婦に子供が生まれたり、隣の家の小学生兄弟に妙に懐かれたりなど、
最近は私も急に子守りをする機会が増えたのですが、
そんな短時間ですら、「今の子供たちは、随分と息苦しい環境を強いられてるな」と感じますし。
(70年続いた上野公園の「こども遊園地」を、あっさり潰した東京都の判断には驚きと怒りが!)
例えば大晦日のテレビ番組とかも、以前はドラえもんの長時間放送とかありましたけど、
今となっては、「子供たちは何を見ればいいの?」って番組構成になっちゃってますからね。

> ただ、大人からすれば単調すぎるので飽きられるのも案外早いような気がします。
まあ個人的には、同じ古坂大魔王の音楽ネタであれば、PPAPよりも、
「サンバ・ジャ・ネイヨ・ネブタ・ダヨ」の方が、好みではあるんですけどね。
https://www.youtube.com/watch?v=MV2dNprlt_k
単純に、私が祭り好きだからって面も強いですけど、
もしもリオ五輪の引継ぎ式で使えたら、最適の1曲だったかも知れません。
・・・って、今回こうして動画を探した事で知ったのですが、
ピンク色のミニスカ浴衣で踊るメンバーが、例のアンタッチャブル柴田の元嫁なんですね!?
昨年、世間を騒がせた2人が、まさかこんな所で共演していようとは(苦笑)。

> それこそ今年の夏ころには流行も終わるのではと予想しておきます
いや〜、流石に夏までは、もたないのでは?(笑)
「流行ネタは年を越さない」というのが、私の認識としては有りますね。
新年になると、気持ち的にも一旦そこでリセットされ、新しいモノを求め始めますし、
年末年始の特番では、流行った芸人やネタが出まくるので、どうしても飽きが来てしまうと。
そうした事情を考えると、年初めに流行ったネタは、勢いは落ちても年末まで生き残る一方で、
年終わりに流行ったネタは、新年を境にして急激に落ちていく傾向があると思います。
だからこそM-1グランプリは12月に行われ、年末年始の特番期で一気に世間へ売り出し、
翌年の1年間を丸々活かすスケジュール設定になっている訳ですね。

> (8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」のように・・・)。
> まあPPAPに限らず、リズムネタコントの宿命でもありますが。。。

まあ確かに、消耗品であるリズムネタは、賞味期限が切れれば一気に廃れるのが常ですけど、
8.6秒バズーカーの場合は、ネトウヨによる悪質な反日叩きのターゲットになったのが・・・・
「ラッスンゴレライとは、漢字で落寸号令雷と書き、米軍の原爆投下指令の暗号だった」とか、
「ちょっと待っての合いの手は、日本を空襲したB-29チョットマッテ号から取られた」とか、
「8.6秒バズーカーとは、まさに8月6日の原爆投下から名付けられた」とか、
意味不明なデマがネット上で拡散し、出演番組のスポンサー攻撃にまで発展しましたからねえ!!
その一方で、ラッスンゴレライのネタが一気に人気となったのも、
YouTubeなどへの動画アップと、中高生によるSNSでの話題の拡散でしたので、
ネット時代の功罪を、両面で大きく大きく体験した芸人なのだと思います。
(ちなみにYouTuberは、「クラスの面白い人」レベルがネットで共有されてる印象ですね)

ちなみに、ラッスンゴレライが何故流行ったかという分析では、
講談社新書「ヒットの崩壊」の著者である 音楽ライターの方のブログ記事が面白かったです。
リズムネタを楽譜に起こして、音楽的な側面から切るのは今までにない見方でしたし、
「オーソドックスな三三七拍子と 裏拍の合いの手による リズムの交錯効果」という結論は、
立川談志のイリュージョン論にも通じるように思え、リズムネタも実に奥深いという印象に(笑)。

『「ラッスンゴレライ」はどこが面白かったのか』
http://shiba710.hateblo.jp/entry/2015/03/23/073000

> リズムネタコントだと、個人的には2011年キングオブコントの決勝に登場した
> 2700の「キリンスマッシュ」が一番好きですね。
> いつ観てもくすっと笑ってしまいますね。
> https://www.youtube.com/watch?v=i1YSbQjdNMw
> (当時も賛否両論があったので面白いと感じない人には意味不明なコントだったでしょうが)

これは「フリ」という想定の基準域が、面白さに大きく関わって来るんじゃないですかねえ?
こうして「一番好き」と振られてしまうと、見る前から期待値が高まってしまいますし、
私など結構、ブッ飛んだネタも好物なので、かなり高い所(行き過ぎたネタ)を想定して見ると、
正直な所、「・・・なるほど」という感想になってしまいます(笑)。

その一方で、これ自体はキングオブコントの決勝という舞台で披露されたネタという事で、
逆に、その状況でこのネタが出された事を想定すると、それなら凄くハマったのも頷けます。
正統派のコントを期待される舞台で、これだけ飛んだネタをやった訳ですからねえ!!
しかしそれは、他の参加者たちによる正統派コントという前フリがあったからこそでもあり、
もしも客席が温まってない状況で披露していれば、ダダ滑りしていた危険性もあった訳ですから、
賛否両論というのも、「面白ければ何でもアリ」と見るなら高評価になる反面、
「単独では成り立たない芸」と見られれば、おのずと低評価に終わってしまうと・・・・
もちろん、それ以前として、「意味が解らん・・・」という視聴者も居たでしょうけどね(笑)。

まあこれは、「コウメ太夫で笑う芸人など存在するのか?」とかでも、顕著な事かと?
https://www.youtube.com/watch?v=lursA66K0Yo
通常、お笑い番組を見る時というのは、笑いの期待値が自然と高めに設定されるものですが、
これを敢えて低く設定させる事で、視聴者が笑いやすい状態へと持って行き、
しかも実際のネタ見せで、視聴者の想定よりも高い所ではなく、逆に低い所に持っていくという、
お笑いでは禁じ手のような手法を使い、笑わせるというトンデモない企画でした(笑)。
その一方、ロンブー淳は、これを「今までで一番笑った番組」として、
水曜日のダウンタウンで紹介してましたけど、
2〜3分のダイジェストでは、その面白さが伝わるはずもなく・・・・

前述の通り、笑いを起こす要因の正体は「想定のズレと修正」なのですが、
ズレというのは、フリとオチの相対的な差によって生じるモノであり、
それをキッチリ整えないと、相手側にちゃんとズレは生じませんし、
そのズレ幅が相手の修正領域を超えると、理解不能で面白くも何とも無くなってしまうんですよね。

P.S.
最後に、私のお気に入りも お返しで紹介(笑)。
リズムネタ・・・というのとは、ちょっと違いますけども、
日本昔話のナレーションで お馴染み、常田富士男が歌う『私のビートルズ』という曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=TOG09LFlu34

> どう面白いのか説明しろと言われても説明できないのですが、何故か中毒性のあるコントです。
私なりに分析して解説しますと、面白さの理由は こんな感じですかね?

まず第一点に、登場キャラが二足歩行のキリンとゾウであるというシュールさでしょうか?
まあそれだけであれば、子供アニメとかでも よく見かける世界観なのですが、
このコントの場合は、体型はリアルな人型で、動きも人間的なのに、2匹ともしゃべる事はなく、
キリンは裸でラケットを振り、ゾウはスーツを着て賭け事を行う異様な世界観・・・・
幼稚園児が見たら怖くて泣いちゃうかも知れませんけど、大人が見ればそこが面白い訳ですね。
ただし純粋にシュール・ネタとして見た場合、ちょっと飛び具合が弱過ぎるかとも思います。

続いて第二点に、BGMとしてかかる音楽のテンポの良さでしょうか?
しかも、キリンとゾウはコント中に一切しゃべりませんから、その歌詞が更に映えて来て、
意味不明な世界観を助長しつつ、見る方にスーッと自然に音楽が入ってくるんですよね。
この部分に関しては、小学生とかでも比較的ウケたりしやす要素だと思いますし、
もしも「キリ〜ン スマッシュ」のフレーズが脳内で繰り返されているなら、
リズムネタにハマるような感じで、この点がツボに来たのではないでしょうか?

そして第三点に、絶対に負けるギャンブルを続け、破産するゾウの姿でしょうか?
まあ、この部分に関しては、思いっ切りベタな笑いですよね。
それこそ、賭場で八百長に気付かず鴨にされる男の話など、江戸時代の落語ですら有りそうですし。
でも、この点が1番ツボに来る人というのは、恐らく少数派なんでしょうけども。

で、第四点に、これが最大の要因かも知れませんが、コントの常識の逆を行ってる所でしょうか?
そもそもコントとは、漫才のように徐々に聞き手を設定を理解させて世界観に引き込むのではなく、
衣装や小道具なども使い、いきなり世界観に連れ込むので、設定の理解を迅速に行わせるのが基本です。
ですが このネタの場合、世界観の設定が謎なまま話が進んで行くんですよね。
説明も無ければ、ツッコミも無く、見る方が1つ1つ「こういう設定なんだ」と理解してコントが終わる。
なので、お笑いに詳しい人には、コントの常道とは真逆に行かれて、裏をかかれて面白く、
そうでない人には、設定探しみたいなゲーム感覚で、見れば見るほど理解が深まって楽しいと。
(ツコッミが居ない場合、客がツッコミ役を担う必要がある為、ここで振るい落しが生じますがね)
一方で、「所詮は奇策に過ぎない」とか「フリだけで終わり中途半端」と見られると、
逆にこの点が、最大の批判ポイントにもなってしまう訳ですね。

そして最後、第五点に、「キングオブコント決勝」という舞台だからこそ生まれる意外性でしょうか?
つまり、その時の場の空気感も込みで、面白かった記憶としてパッケージで残されていると。
でもまあ、こちらも前述の通り、第四点と同じく賛否が大きく分かれる部分ではあるでしょうね・・・・

以上、5つの要素が単独or複合的に引っかかった人は、「面白い」と感じたのだと思います。
・・・って、ここまで語っちゃってますけど、私自身は賞レース形式のお笑いがあまり合わないので、
爆笑問題の「検索ちゃん ネタ祭り」とかは、ほぼ毎年見ているものの、
M-1、R-1、キングオブコント、THE MANZAIなどは、ほとんど見た事が無いんですよね(苦笑)。
情報のズレを楽しむお笑いと、情報をキチンと整理する評価とでは、情報の扱いが相反しますし、
審査の時間やコメントが設けられると、視聴者側にも評価の部分に頭が割かれてしまう為、
どうしても、ただ純粋にお笑いを楽しむというのが、個人的に難しくなるもので・・・・

▼ 大石恵三
> > ♪ I have a 恵    I have a 石塚   アーン ホンジャマカ〜
> >    I have a 三村  I have a 大竹   アーン バカルディ〜
> >    ホンジャマカ〜 バカルディ〜   アッ 「大石恵三」 半年で打ち切り

> いやあ、当時は裏番組の電波少年を観ていたので、大石恵三は全くノーチェックでしたが

まあ私も私で、当時は「たけし・所のドラキュラが狙ってる」の方を見ていたので、
(たまにゲストで立川談志が登場する回など、いま考えてもブッ飛んでたと思います・笑)
実際に「大石恵三」を見たのは、2〜3回くらいじゃないですかねえ?
で、その後、大石恵三の後番組として始まった「料理の鉄人」に視聴が移り、
料理の鉄人が金曜に移動してから、ようやく「電波少年」を見始めましたね。

> 去年の年末にホンジャマカ2人が登場したバラエティ番組では、
> 当時は全く実力不足だったと恵が振り返っていましたね。
> 大石恵三は関東若手の2組にとって大きな挫折でしたが、その後の歩みが好対照ですな。

フジではその前に「夢で逢えたら」で、ウッチャンナンチャン&ダウンタウンが売れ、
それに続いて大抜擢されたのが、ホンジャマカとバカルディでしたから、
始まる前の期待感は高かったのですが・・・結果は半年で打ち切りでしたからねえ。
でもまあ実際、個人的な感想としても、大して面白くなかった記憶はありますし、
ぶっちゃけ、同時期に深夜で放送されてた「とぶくすり」の方が、ずっと面白かったので。
(深夜にJOCX-TV2の番組群、早朝にウゴウゴルーガと、当時のフジは本当に凄かった!!)

実際、ナインティナイン・よゐこ・極楽とんぼ等、この番組のメンバーが「めちゃイケ」に繋がり、
夢逢い世代が「第3世代」、めちゃイケ世代が「第4世代」と呼ばれるようになると、
ホンジャマカやバカルディの世代は、完全にその狭間の世代扱いになってしまうと・・・・
期待の番組がコケて、若手が台頭した事で、実力以上に不遇を囲った面は確かになったと思います。
その一方で、時間は掛かりましたが、後にこうして4人とも売れた事を考えると、
この2組を期待の次世代として大抜擢した当時の判断も、決して間違ってはいなかったのかな?

> さまぁ〜ずに限らず、雨上がり決死隊、くりぃむしちゅー等の「ミドル3」世代は
> 90年代はネプチューンを除いていずれも不遇の時代を過ごしていますね。
> (それだけ、ダウンタウンやウッチャンナンチャン等の第三世代の力が当時は強かったのでしょう)。

厳密に言うと、ミドル3の元ネタである ビッグ3を擁した「第2世代」という障害でしょうけどね。
ビートたけし・タモリ・明石家さんま・島田紳助・笑福亭鶴瓶、非芸人ですが所ジョージなど、
1970年代に若くして天下を取った人たちが、未だに第一線を走ってる訳で、これは厳しいですよ(苦笑)。
1度低迷してからバラで復活してきたウンナンを除き、とんねるずやダウンタウンなど、
下手をしたら第3世代の方が、先に息切れを起こしている感すらありますしねえ・・・・
芸人も50代になると流石に、今まで通りの尖った芸風ではキツいでしょうし、
逆に、ユルいが故に一旦落ちたウンナンが再浮上したのも、キャラに合う年頃になったからかと?

でもまあ、遅咲きの第3世代の さまぁ〜ず、第4世代の雨上がり、ボキャブラ世代のくりぃむと、
細かく分ければ別世代の彼らが、一纏めに「ミドル3」世代と名付けられてしまう程に、
第3世代のラインを境目として、本当にクッキリと分けられてしまっている感はありますよね(笑)。
その一方で、第2世代も既に還暦を過ぎており、10年もすれば ほとんど引退でしょうから、
そうなった時に、お笑いの勢力図がどう変化するのかは、ちょっと気になる所ではあります。
・・・って、テレビ時代の申し子だった第2世代が去り、テレビも今以上に存在感を失うとすると、
勢力図という以前に、お笑いの土台自体が一変してしまう可能性だって有り得そうな気も?

> 例えばの話ですが、しゃべくり007でチュートリアルの代わりにさまぁ〜ずが入っていたら、
> それはそれは濃い番組になっていたのでしょう。濃すぎて胸やけをおこしそうなので、
> チュートリアルのような「薄いコンビ」がうまく調和しているんでしょうかね。

そう言えば「しゃべくり007」って、くりぃむしちゅーとネプチューンはボキャブラ世代ですけど、
チュートリアルはM-1世代で、世代的にはちょっとズレてるんですよね。
それでもあまり浮いた感じにならないのは、世代差とかに関係なく、
第3世代以降は比較的に、ユルさの面で共通しているような気もします。
例えば、第2世代と第3世代を一緒にしたら、何らかの違和感が残るでしょうしねえ。

・・・って、よくよく考えてみると、この「第3世代の境界線」って、
時代で言えば昭和と平成、経済で言えばバブル以前と崩壊以後と、社会に大きな変化が生じて、
テレビも、芸人も、視聴者も、需要面と供給面が共に変化したって部分に要因があるのかも?
そう捉えると、第2世代が昭和芸人、第3世代が過渡期芸人、それ以降は全て平成芸人なのかな?
もしそうだとすると、「遅咲きの第3世代」と呼ばれた芸人たちの苦労も見て取れますね。
爆笑問題や浅草キッドなどは、前の世代に追い付こうとして、
さまぁ〜ずやホンジャマカなどは、後の世代に合流して行った訳ですから。
でもこれって、前者の方は茨の道ですけど、後者は後者で満たされない気持ちが残るでしょうし、
どちらの選択を行っても、芸人としてきっと大変だったと思います・・・・

で、ちなみに私は、深夜ラジオの「伊集院光」と、深夜テレビの「上岡龍太郎」で育ってるので、
昨今のユルい感じのバラエティー番組は、正直、あまり波長が合わないんですよねえ・・・・
しゃべくり007にしても、私の中では「徹子の部屋」と同じ分類になってますし(苦笑)。
毎週楽しみに見ていたバラエティー番組って、2012年放送の「テベ・コンヒーロ」が最後かも?
そう言えば、お笑いについての雑談を以前もしたなぁ・・・と思い出し、
ちょっと掲示板を検索してみたら、7〜8年前の事でした。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s13622#13622
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s8342#8342
おかげで今更ながら、とんでもない量のログが貯まっているもんだと再認識する共に、
いま読むと、我ながら思う以上に稚拙な文章だなぁ、と少し恥ずかしくなります(笑)。
・・・って、あと何年か経てば、この雑談も同じように感じるのかなぁ?
いい加減、成熟した文章を書けるようになりたいですけどね(苦笑)。

あと最後に、参考データとして、NHKが毎年正月に 民放各局の事まで含め、
テレビ全体の1年を語り合う「新春TV放談」という番組の調査結果を、
バラエティー番組の人気ランキングだけ抜き出して、ちょっと貼っておきますね。
定点観測ですし、最新版は1000人調査だったので、それなりに価値はあろうかと。

◆ バラエティー番組・人気ランキング(NHK調査) ◆

2009年
 1位(新) アメトーーク!(テレ朝:2003年〜放送中)
 2位(新) 爆笑レッドカーペット(フジ:2008年〜2010年)
 3位(新) ロンドンハーツ(テレ朝:1999年〜放送中)
 4位(新) 人志松本の○○な話(フジ:2009年〜2012年)
 5位(新) クイズ!ヘキサゴン2(フジ:2005年〜2011年)
 5位(新) めちゃ×2イケてるッ!(フジ:1996年〜放送中)
 7位(新) しゃべくり007(日テレ:2008年〜放送中)
 8位(新) 世界の果てまでイッテQ!(日テレ:2007年〜放送中)
 8位(新) リンカーン(TBS:2005年〜2013年)
 8位(新) お試しかっ!(テレ朝:2008年〜2015年)

2010年
 1位(--) アメトーーク!(テレ朝)
 2位(新) ホンマでっか!?TV(フジ:2009年〜放送中)
 3位(+4) しゃべくり007(日テレ)
 4位(新) ひみつの嵐ちゃん!(TBS:2008年〜2013年)
 5位(--) めちゃ×2イケてるッ!(フジ)
 6位(新) 池上彰の学べるニュース(テレ朝:2010年〜2011年)
 6位(+2) リンカーン(TBS)
 8位(新) 秘密のケンミンSHOW(日テレ:2006年〜放送中)
 8位(新) 嵐にしやがれ(日テレ:2010年〜放送中)
 8位(新) VS嵐(フジ:2008年〜放送中)

2011年
 1位(--) アメトーーク!(テレ朝)
 2位(--) ホンマでっか!?TV(フジ)
 3位(--) しゃべくり007(日テレ)
 4位(再) 世界の果てまでイッテQ!(日テレ)
 5位(新) シルシルミシル(テレ朝:2008年〜2014年)
 6位(再) ロンドンハーツ(テレ朝)
 7位(新) ぐるぐるナインティナイン(日テレ:1994年〜放送中)
 7位(+1) VS嵐(フジ)
 9位(再) お試しかっ!(テレ朝)
 10位(新) 大改造!!ビフォーアフター(テレ朝:2002年〜2016年)

2012年
 1位(--) アメトーーク!(テレ朝日)
 2位(--) ホンマでっか!?TV(フジ)
 3位(+1) 世界の果てまでイッテQ!(日テレ)
 4位(新) マツコ&有吉の怒り新党(テレ朝:2011年〜放送中)
 5位(-2) しゃべくり007(日テレ)
 6位(--) ロンドンハーツ(テレ朝)
 7位(+2) お試しかっ!(テレ朝)
 8位(新) 鶴瓶の家族に乾杯(NHK:1995年〜放送中)
 9位(再) めちゃ×2イケてるッ!(フジ)
 10位(新) ほこ×たて(フジ:2011年〜2013年)

2013年
 1位(--) アメトーーク!(テレ朝)
 2位(+2) マツコ&有吉の怒り新党(テレ朝)
 3位(--) 世界の果てまでイッテQ!(日テレ)
 4位(-2) ホンマでっか!?TV(フジ)
 5位(+3) 鶴瓶の家族に乾杯(NHK)
 6位(新) ザ!世界仰天ニュース(日テレ:2001年〜放送中)
 7位(新) ザ!鉄腕!DASH!!(日テレ:1998年〜放送中)
 8位(-3) しゃべくり007(日テレ)
 9位(新) 踊る!さんま御殿!!(日テレ:1997年〜放送中)
 10位(新) 世界の村で発見!こんなところに日本人(テレ朝:2013年〜放送中)

2014年
 1位(+8) 踊る!さんま御殿!!(日テレ)
 2位(+6) しゃべくり007(日テレ)
 3位(-2) アメトーーク!(テレ朝)
 4位(新) 月曜から夜ふかし(日テレ:2012年〜放送中)
 5位(+1) ザ!世界仰天ニュース(日テレ)
 6位(--) ザ!鉄腕!DASH!!(日テレ)
 7位(-5) マツコ&有吉の怒り新党(テレ朝)
 8位(-5) 世界の果てまでイッテQ!(日テレ)
 9位(新) Youは何しに日本へ?(テレ東:2013年〜放送中)
 10位(再) ホンマでっか!?TV(フジ)

2015年
 1位(+7) 世界の果てまでイッテQ!(日テレ)
 2位(+4) ザ!鉄腕!DASH!!(日テレ)
 3位(+1) 月曜から夜ふかし(日テレ)
 4位(+5) Youは何しに日本へ?(テレ東)
 5位(-2) アメトーーク!(テレ朝)
 6位(新) ブラタモリ(NHK:2009年〜 )
 7位(新) マツコの知らない世界(TBS:2011年〜放送中)
 8位(+2) ホンマでっか!?TV(フジ)
 9位(-8) 踊る!さんま御殿!!(日テレ)
 10位(新) 開運!なんでも鑑定団(テレ東:1994年〜放送中)

2016年
 1位(+4) アメトーーク!(テレ朝)
 2位(+5) マツコの知らない世界(TBS)
 3位(+6) 踊る!さんま御殿!!(日テレ)
 4位(-1) 月曜から夜ふかし(日テレ)
 5位(-3) ザ!鉄腕!DASH(日テレ)
 6位(-5) 世界の果てまでイッテQ!(日テレ)
 7位(-3) Youは何しに日本へ?(テレ東)
 8位(再) ザ!世界仰天ニュース(日テレ)
 9位(再) しゃべくり007(日テレ)
 10位(--) 開運!なんでも鑑定団(テレ東)
 11位(新) しくじり先生(テレ朝:2014年〜放送中)
 12位(再) マツコ&有吉の怒り新党(テレ朝)
 13位(再) 嵐にしやがれ(日テレ)
 14位(新) 笑点(日テレ:1966年〜放送中)
 15位(再) ブラタモリ(NHK)
 16位(新) 笑ってコラえて(日テレ:1996年〜放送中)
 17位(再) ホンマでっか!?TV(フジ)
 18位(再) 金曜ロンドンハーツ(テレ朝)
 19位(再) 大改造!!劇的ビフォーアフター(テレ朝)
 20位(新) 世界ふしぎ発見(TBS:1986年〜放送中)

視聴率的には現在、日テレの天下ですけど、こうして見ると私には合ってないのかな?
黄金リレーと呼ばれる「笑点→DASH→イッテQ→行列」も見てませんし(行列はランク外なんですね)、
前出の「しゃべくり007」の時間帯は、BGM代わりにBS-TBSがついていて、
「酒場放浪記→江戸のススメ(現在は歴史鑑定)」という流れになっており、
マツコ曰く「悪意あるケンミンSHOW」だった頃の「夜ふかし」は見てましたけど、
番組内容が「名物シロウト弄り」に替わってしまって以降、全く見なくなりましたので・・・・
あっ、特番で時々やってる「有吉の壁」は、日テレですけど欠かさず見てますね(笑)。

ちなみに昨年のトップ20の中ですと、私が常に見ているのは15位の「ブラタモリ」くらいで、
たまに見るのが「アメトーク」「知らない世界」「しくじり先生」「怒り新党」でしょうか?
う〜ん、私は昔からテレビっ子だっただけに、見たい番組が無いのは本当に寂しい限りです(泣)。
今ではニュースすら視聴習慣から外れてしまい、情報にも疎くなっちゃいましたからねえ。


[20706] Re:囲碁・将棋界の年末年始&お笑い番組とリズムネタ返信 削除
2017/1/18 (水) 23:12:18 ほのぼのさん

▼ 徳翁導誉さん
> > 年も明けたということで、新たなスレッドを立ててみました。
> 一応、旧スレッドのリンクも貼っておきますね↓
> http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=r20313
> 久しぶりの返信となるので、またまた長文です(笑)。


長文全て読ませていただきました。
新年早々、ものすごく気合の入った文章ですね。
全てにお返事したかったのですが、ちょっと時間もあまりないので
一部にコメしますね。

> ▼ サッカーW杯、出場枠を32ヶ国から48ヶ国に拡大
> 今年はWBCイヤーだなぁ・・・とか思っていのに、いきなりサッカーの話題が(笑)。
> http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21802
> まあ、規定路線として既に情報は出ていたので、「ついに決まってしまったか」って感じですけど、
> やはり正式に「16ヶ国(1.5倍)の出場枠拡大」が決定されると、それなりに強い衝撃が!?


うーん、やっぱり出場枠48カ国は増やしすぎですねえ。
アジア枠8.5なんて、日本にとっては緩すぎてアジア予選がつまらないものになってしまいます。
むしろ本戦でのアジア代表に低レベルの国が入ったりすると
それこそ8-0とか大味なゲームが増えそうですし。
また、こんなに参加国数が増えると大会開催にかかる費用も増えるので、
それこそ金持ち国家しか開催国に立候補できなくなるんじゃないですかねえ。
(それか共催を前提とするか・・・?)
私も、大会のレベルを維持するには32カ国が上限だと思うんですけどねえ。

> ▼ WBC

毎年大会が始まるまでは盛り上がりに欠けて、大会が始まって日本チームがピンチに陥ると
急激に盛り上がるWBCですが、今大会の日本代表の力はどうでしょうかねえ?
大谷一人に注目が集まってしまっていますが、その他の選手も比較的レベルが高いと思うのですが・・・
ただ、アメリカも今回は本気のようで、今までの大会よりも相当チーム力が上がっているようですね。
日本代表はとりあえずベスト4くらいには進んでもらいたいところですね。

> ▼ おんな城主直虎

第1話、第2話を観ましたが、なかなか良かったと思いますよ。
おっしゃる通り、子役が演技で頑張っているのが印象的でしたね。
これが第5話からの大人編にスムーズにつながるといいのですが、
大人の直虎の演技ってそれはそれで難しいと思いますね。
今川義元も今のところ無能では無さそうな感じなので、
今後に期待が持てるんじゃないですかねえ。
(それでも桶狭間で退場してしまいますが・・・)

> ▼ 三浦九段の名誉回復
> もちろん、今回の一連の対応は「稚拙」としか言い様の無いモノだったものの、
> それでも組織の論理と、日本的なムラ社会の特性を考えた場合、
> 押し切ったり、誤魔化したりなど、もっと醜い結末に終わる例も現実的には多いだけに、
> 私は却って、連盟と会長を見直しました(謝罪会見を音声&写真のみにしたのは悪手でしたが・苦笑)。
> 自ら非を認めるか、公権力の介入がない限り、基本的にメディアは組織の過ちを責める事はしない以上、
> こうして連盟側が目に見えるケジメを付けたからこそ、情報番組でも、あれだけ報じられたのだと。


今週はいろいろ動きがあって、第三者調査委員会の報告書の発表、竜王就位式での渡辺竜王の謝罪、
あと谷川会長(と島理事)の辞任でとりあえずの一区切りといったところでしょうか。
いろいろ思うところはあるのですが、連盟側が最低限のケジメを付けて
騒動にようやく一区切りできたという印象ですかね。
(あとは三浦九段に十分な補償ができれば言うことなしなのですが)

> まあ個人的には、少なくとも反省くらいはして欲しい所ですけど、
> 私的利益を公的利益と無自覚に脳内変換し、責任感や罪悪感も皆無なまま、他者を叩いて悦に入るのは、
> 今の日本社会に蔓延する風潮ですから、渡辺竜王個人がどうこうで済まない話なんですよね(泣)。
> 暴走する無責任な正義感によって起きるバッシングは、今や日本社会の全体を覆っているので・・・・
> 例えば、災害時にデマを信じて拡散し、「自分は良い事をした」と満足しているタイプは、
> その事を責められても反省などせず、逆に相手を責め立てて再び悦に入り、留まる事を知らないと。
> モンスター・ペアレンツの存在とかも、単純に「自分さえ良ければ」と身勝手なのではなく、
> こうした都合の良い正義感を背景とした 無自覚が故の暴走にある事に、昨年ようやく気が付きました。


これは私も自覚しないといけないですね。読んでいてはっと目が覚めさせられました。
ただ、渡辺竜王については、謝罪だけではなく何らかの形でけじめをつけた方が本人にためにとっても
いいと思うんですがねえ。
このままだと多くの将棋ファンに今回のことを一生糾弾されることになってしまいます。
連盟もそうですが、今回のことで失った信用はあまりにも大きいので、
それを取り戻すには地道に誠実な態度を見せ続けないといけないと思いますね。

> ▼ お笑い全般

> そう言えば、お笑いについての雑談を以前もしたなぁ・・・と思い出し、
> ちょっと掲示板を検索してみたら、7〜8年前の事でした。
> http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s13622#13622
> http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s8342#8342


おお、過去にも雑談していたんですね。
いやあ、お笑いについてももっといろいろ語りたいのですが、
すみません、なかなか時間がなくて。

> ちなみに昨年のトップ20の中ですと、私が常に見ているのは15位の「ブラタモリ」くらいで、
> たまに見るのが「アメトーク」「知らない世界」「しくじり先生」「怒り新党」でしょうか?
> う〜ん、私は昔からテレビっ子だっただけに、見たい番組が無いのは本当に寂しい限りです(泣)。
> 今ではニュースすら視聴習慣から外れてしまい、情報にも疎くなっちゃいましたからねえ。


私も今はあまりお笑い番組を観なくなってしまいましたねえ。
ランキングに挙がっているのも、番組名と内容はだいたい分かるものの、
実際に毎週欠かさず見ているってのはないですね。
見たい番組が無いってのもそうですし、テレビ自体も見る時間が少なくなっていますね。
(年をとって脳が老化しているだけかもしれません(笑))


[20714] サッカーW杯・WBC・渡辺竜王の謝罪・TV視聴状況返信 削除
2017/1/20 (金) 19:47:35 徳翁導誉

> > 久しぶりの返信となるので、またまた長文です(笑)。
> 長文全て読ませていただきました。
> 新年早々、ものすごく気合の入った文章ですね。

以前の「脳とコンピューター&渋谷と秋葉原」の際は、内容的に長文化する前提で書きましたけど、
前回の場合は、それだけ「謎の囲碁AI続出&トップ棋士全滅」が衝撃的だったのと、
「お笑い」という新たな話題が為、気付いたら長文化していたというケースですね(笑)。

▼ サッカーW杯の出場枠拡大
> うーん、やっぱり出場枠48カ国は増やしすぎですねえ。
> アジア枠8.5なんて、日本にとっては緩すぎてアジア予選がつまらないものになってしまいます。

まあ結局、つまりはそういう事なんでしょうね。
今回のアジア予選にしても、下手をすれば日本も予選落ちしかねない展開になってますし、
もしそうなった場合、放映権ビジネスの面からすると、途轍もないリスクになると・・・・
そして出場枠を広げれば、W杯出場を逃し続けている中国とかの出場確率も上がりますので。
もう今や世界のスポーツ界は、放映権料が中心に物事が決まっていく状況になっちゃってますからねえ。

> むしろ本戦でのアジア代表に低レベルの国が入ったりすると
> それこそ8-0とか大味なゲームが増えそうですし。

でもまあ、前回の準決勝では「ドイツ 7-1 ブラジル」なんて試合もありましたしね(笑)。
それに、あまりに実力差があると、弱いチームは徹底的に守備を固めますし、
強いチームも、得失点争いが絡まなければ、勝ち点3を確実に確保できれば十分なので、
試合内容はしょっぱくなりますけど、そこまで大差になる試合は意外と少ないかと?
大差の試合は却って、負けたら終わりの決勝トーナメントの方が多い印象がありますしね。
試合中に敗退が濃厚となり、選手たちの集中力が切れてしまうと、一気に持って行かれてしまうので。
あとは、伝統的に虐殺好きなドイツ代表の試合とかが危ないですね(苦笑)。

> また、こんなに参加国数が増えると大会開催にかかる費用も増えるので、
> それこそ金持ち国家しか開催国に立候補できなくなるんじゃないですかねえ。
> (それか共催を前提とするか・・・?)
> 私も、大会のレベルを維持するには32カ国が上限だと思うんですけどねえ。

もちろん、共催が前提だと思いますよ。
「8万人以上:1会場 6万人以上:2会場 4万人以上:9会場」という現状の基準ですら、
これを満たすのに多くの開催国が苦しんでいる(負の遺産を抱え込んでる)のに、
現状の「32ヶ国64試合」から「48ヶ国80試合」へ増えれば、
必要なスタジアムの数も、更に3〜4会場は増えますからねえ・・・・
W杯に先んじて出場枠を拡大した欧州選手権にしても、次回はなんと「13ヶ国共催」ですよ!?

ただ一方で、発想を逆転してみると、W杯の本大会とは「決勝トーナメント」の事と捉えて、
グループ・リーグは本大会直前の「世界最終予選プレーオフ」と考えれば、意外とそれも良いかも?(笑)
試合会場にしても、決勝トーナメントを単独開催にして、
グループ・リーグは各組ごとに周辺各国へと分散すれば、選手の移動負担など大きな支障とならず、
しかも開催国の負担も軽減できる上、現地の盛り上がりを周辺各国への拡大できるので、一石二鳥かと?
まあ以前は、グループ・リーグの事を「予選リーグ」と呼んでましたし、
それこそこの方法なら、数大会に1度のペースで、日本でも試合が開催されるでしょうし、
中小国としても、これなら大会開催国の一翼を担う事が可能になりますからねえ。
ここまでやってくれるのであれば、逆にさっさと、規定路線の64ヶ国まで広げてくれって気分に(笑)。
「3ヶ国×16組」という奇数の組み合わせでは、どうしたって日程上の歪みが生じますからねえ。

▼ WBC
> 毎年大会が始まるまでは盛り上がりに欠けて、
> 大会が始まって日本チームがピンチに陥ると 急激に盛り上がるWBCですが、

いや本当、私自身は野球人間なので、つい忘れがちになるのですが、
世間のイメージ的には、まさにそんな感じなんですよね、WBCって(笑)。
ちなみに私個人としては、「祭りは始まる前が一番楽しい」って事で、
気持ち的に、今くらいが最も盛り上がってる時期かも?
いざ大会が始まってしまえば、あとはストレスが溜まる一方ですし・・・・

まあ逆に言うと、だからこそ却って、日本と無関係な試合が凄く楽しかったりするんですけどね!!
今大会は初めて韓国でも試合が行われ、しかも完成したばかりの高尺スカイドームが会場なので、
なかなか見る事がない海外の野球場を見られるのも、楽しみの1つではあります。
もちろん、イスラエルやコロンビアといった初顔を見られるのも、今大会の楽しみではありますが。
(第1回大会も、南アフリカとオランダが大会を盛り上げましたからねえ)

> 今大会の日本代表の力はどうでしょうかねえ?
今回最大の不安要素は、投手でも野手でもなく、間違いなく監督ですよね・・・・
第1回の王、第2回の原と、人選に関して当時はいろいろ言われましたけど、
それでも共に日本一を達成するなど、経験は豊富な現役の監督だったんですよね。
それが第3回では、7年ぶりの監督復帰で、日本一経験も無い山本浩二が監督を務め、
そして今回は、指導者経験すら全く無い小久保を抜擢ですからねえ・・・・
いや本当、なんで回を重ねるごとに、監督の質が落ちていくのか???
案の定、1年前のプレミア12では、未熟な采配で優勝を逃したようなモノでしたし、
それもあってか大会後、80歳近い大ベテランの権藤がコーチとして招集されました(苦笑)。

あと、戦力面での不安を言いますと、現在のプロ野球界には、
抑え投手と正捕手が本当に居ないという事ですね・・・・
一昔前までは、抑えなら佐々木・高津・岩瀬、捕手には古田・伊東・谷繁がいた事を思うと、
これらの大事なポジションで人材不足を起こしているのは、球界としても深刻な状況です。
いや本当、近年は日本球界の醍醐味だった「緻密な野球」が、完全に影を潜めてしまったので(泣)。

その一方で、ここ10年あまり不作続きだった打者陣は、ここへ来て人材が登場してきてますね!!
故障により柳田が不出場なのは残念ですが、それでも2年連続トリプル3の山田も居ますし、
中田翔&筒香という左右の大砲が居て、彼らをも上回る素材をもつ大谷まで居ると(笑)。
(世界規模で言えば もちろん投手大谷ですけど、こと日本球界で言えば打者大谷の方が希少価値が高いです)
そして高校野球にも目を向ければ、話題の清宮くんまで居ますからねえ。
イチロー&松井秀喜のようなレジェンド級は欠けますけど、それでも全体の質は近年なく凄く高いです。

> 大谷一人に注目が集まってしまっていますが、その他の選手も比較的レベルが高いと思うのですが・・・
勿論そうですけど、でもやはり、大谷って本当に異次元な選手なんですよね(笑)。
80年を超す日本プロ野球の歴史の中でも、最高の安打製造機であるイチローと、
王貞治に次ぐ長距離砲である松井秀喜を、同時に見られた私たちは幸せな世代ですけども、
それでも大谷翔平の希少価値というのは、その2人すらも上回りますからねえ!!

> ただ、アメリカも今回は本気のようで、今までの大会よりも相当チーム力が上がっているようですね。
いや別に、メンバーだけを見れば過去の大会だって、かなりの選手が集まっているんですよ(笑)。
今大会も、田中・ダルビッシュ・岩隈・前田・上原・田沢などメジャーの投手が出場し無そうなので、
下手をすれば、ベストメンバーから最も遠いのは日本かも?ってくらい、従来から各国とも選手は揃ってます。
まあ、そもそもオープン戦の時期なので、スタメン野手陣やリリーフ陣は辞退する理由に乏しく、
しかも中南米系の選手にとっては、日頃は祖国を離れてプレーしているからこそ、
こうして母国を背負って戦う機会には気合が入り、いつもほぼフルメンバーで挑んでますね!!
強いて言えば、そうしたモチベーションをもたないアメリカだけ、あまり気合が乗らない感じでしょうか。
(大リーグのスター選手は中南米系が多く、アメリカ人選手は層が厚いけど飛び抜けた選手は少ないという事情も)

ただまあ、今までの大会にしても、アメリカはかなりガチなメンツを揃えてましたし、
結局は勝てない事への言い訳という面も強かったのですが、前回ドミニカが優勝して少し状況も変わったかも?
過去の2大会は、決勝のカードが「日本×キューバ」や「日本×韓国」だったので、
優勝して喜んでる選手を見ても、彼らにとっては知らない人たちなので、どこか他人事な印象でしたけど、
前回は「ドミニカ×プエルトリコ」と、彼らも見知った仲間が喜んでいたので、急に現実感が出てきたと(苦笑)。
そうした事情もあり、今回はアメリカもかなり本気だったのですが・・・先発の2枚看板が負傷リタイア!?
この大会の最大のネックは、開催時期や大会形式の関係で、先発投手の招集が難しい点にあるんですよね。
なので、予定していたエースたちに故障や不調があったりすると、チーム構成が途端に苦しくなると・・・・
投手大国の日本にいると鈍感になりますけど、そもそも質の高い先発投手自体が希少な存在ですからねえ。
逆に言えば、だからこの日本人投手はメジャーリーグで引く手あまたであるとも言えます。

> 日本代表はとりあえずベスト4くらいには進んでもらいたいところですね。
そうですね、最低限でも太平洋は越えてもらわなければ困るかと・・・・

▼ おんな城主直虎
> 今川義元も今のところ無能では無さそうな感じなので、
> 今後に期待が持てるんじゃないですかねえ。
> (それでも桶狭間で退場してしまいますが・・・)

雰囲気だけは凄くあるんですけど、そこは役者経験など無いであろう落語家だけに、
あまり出演シーンが多くても、却ってボロが出てしまいそうな気も・・・・(苦笑)
ただ、だからと言って、あまり早く退場させても、
題材が題材だけに「本当に1年もつの?」という不安も再燃しちゃうんですよね。
「八重の桜」や「花燃ゆ」の時みたいに、兄上様パートで盛り上げるって訳にも行きませんし。

▼ 三浦九段の名誉回復
> 今週はいろいろ動きがあって、第三者調査委員会の報告書の発表、竜王就位式での渡辺竜王の謝罪、
> あと谷川会長(と島理事)の辞任でとりあえずの一区切りといったところでしょうか。
> いろいろ思うところはあるのですが、連盟側が最低限のケジメを付けて
> 騒動にようやく一区切りできたという印象ですかね。

そうですね、形式的にはそんな感じに落ち着くかと思います。
ただまあ、報告書の発表の方では、隠しアドレスにあった草案版が見つかり、
公開版と草案版で姑息な書き換えが発覚して、また一悶着起きてますけどね(苦笑)。
(公開版が「report_1.pdf」で、草案版が「report.pdf」じゃ、そりゃ発見されますよ)

> (あとは三浦九段に十分な補償ができれば言うことなしなのですが)
でもまあ、1度付いてしまった印象は、完全には拭い切れないのも現実ですからねえ・・・・
この前、将棋界に関心が無い方と、この件で雑談をした際にも、
「でもきっと数年後には、今回の細かい内容とかは忘れてしまい、
 この人の顔を見ても『何かやらかした人だったな』って記憶しかない残ってないと思うよ」と言われ、
「あ〜、世間的にはそれがリアルな所だよなぁ・・・」と感じてしまいました。
そして、それはまだマシな話であり、普通は全てのニュースに触れる訳ではない以上、
「スマホ不正があった」というニュースで止まっている人もいれば、
謝罪のニュースに触れても、「でも実際はクロなんでしょ?」って理解の人も大勢いるでしょうからねえ。

ただそれでも、これだけの量の修正報道がなされるのは、本当に珍しい事ですし、
それは連盟側の謝罪会見があったればこそなので、
自業自得であるのは勿論ながらも、その点は評価したいと私なんかは思いますね。
例えば以前、大学野球部員による集団痴漢事件の報道があった際にも、
マスコミは顔写真と実名を大々的に報じ、バンキシャなどは かなり悪意ある再現劇を行いました。
しかし蓋を開けてみると、確かに1人の部員が痴漢行為をしたのは事実だったものの、
それ以外の部員たちは、たまたま同じ車両に乗り合わせていただけで、
「集団痴漢事件」自体は、決め付けで動いた警察官によるデッチ上げである事が発覚したんです!!
ですが警察側としては、痴漢犯罪自体は実際にあった事を盾に、謝罪など一切行わず、
その為、マスコミとかも修正報道を全く行いませんでしたからねえ・・・・

あと、こうした事件報道で、個人的に凄く心に残っているのが、
「自殺の練習」があったとされる 大津いじめ事件↓に関してですね。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s19706#19706
あの件を見てしまうと、連盟側は今回、保身の為に三浦九段を生贄とする展開も有り得ただけに、
その選択肢を採らず、自ら謝罪する方向で決着させたのは、本当に良かったと思っています。

> ただ、渡辺竜王については、謝罪だけではなく何らかの形でけじめをつけた方が本人にためにとっても
> いいと思うんですがねえ。
> このままだと多くの将棋ファンに今回のことを一生糾弾されることになってしまいます。
> 連盟もそうですが、今回のことで失った信用はあまりにも大きいので、
> それを取り戻すには地道に誠実な態度を見せ続けないといけないと思いますね。

いや〜、確かに謝罪はあったんですけど、その内容が・・・・
私も謝罪ニュースの記事を見つけた際には、「ちゃんとケジメを付けたんだ」と感心しましたが、
それはタイトルを見た時の印象で、発言の全文を読んだら、その印象が完全に引っ繰り返りました!!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170118-00010002-spht-soci

 「皆様、本日はお忙しいところをお集まりいただきまして誠にありがとうございます。
  まず始めに、今回の件では7番勝負の直前というタイミングでメディアの取材に応じたことにより、
  三浦九段、読売新聞社さま、また将棋ファンの皆様方にご迷惑をお掛けしました。
  お騒がせしたことを申し訳なく思いますし、今後はこのようなことがないように
  将棋連盟の一員として将棋界の発展に努力して参ります。」

だってこれ、確かに謝罪はしてますけども、その対象と言うのはあくまで、
「文春のインタビューに答えて、騒動を大きくした事」だけなんですよね!?
三浦九段を疑った事も、その疑いが間違えだった事も、それを根拠に告発した事も、
非公式な秘密会議を開いた事も、処分の決定に自ら加わった事も、週刊誌にリークした事も、
それらの事に関しては全く謝罪内容としては触れず、ただただインタビューに答えた事を謝った訳です。
これがまだ、言葉が下手な人とかなら、ここまで気になる事は無かったのですが、
渡辺竜王の場合、解説などで話を聞く機会も多い為、凄く頭が良くて論理的に話すタイプであり、
意志が強くて自らの考えを負けず、心に無い事は言えない人なのを、将棋ファンは知ってますからねえ。
だからこそ、不自然に「敢えて言わない」部分から、その奥にある真意も見えてしまうと・・・・

なので、シロ判定後に文春で報じられた「告発を後悔していない」という言葉を、
今回の謝罪発言によって、自ら裏付けてしまったように思いますし、
それどころか、「素人判断でシロとなっただけで、プロからみればクロだ」という記事も、
単に文春記者の負け惜しみではなく、本当にそうした空気が一部にあるんだろうなと感じました。
そして、そこには恐らく、渡辺竜王も含まれるのだろうなと・・・・
仮に渡辺竜王自身が、自らの告発や疑念を覆す事をせずとも、
謝罪時に「第三者委員会」という単語を入れるだけで、うまく誤魔化す事も可能だったのに、
それすらしなかったという事は、シロ判定に対する不満な気持ちを持っているように感じられますし、
クロと断じた最後の決め手が「プロ棋士としての直感」あった以上、もう覆す事は無いのだろうなと。

要するに、今回の報道に疎い一般層の「でも実際はクロなんでしょ?」という見解を、
棋界最高峰の竜王である棋士までもが持ち続け、今後の将棋界を引っ張っていくとの宣言ですから、
確かに形式的には謝罪をした事になるので、これで一件落着となるでしょうけど、
私個人としては、この一連の騒動で、今回の事が断トツで不愉快な件となりました!!
人間なんて誰であれ、失敗や誤解をするものですし、今までの事は勇み足として理解できましたけど、
自らの過ちに気付いた時、それを隠そうとして更なる過ちを起こす事は、これはもう「故意」であり、
私自身の価値基準として、この一線を越えるか否かは、とても大きな事なんですよね。

そして一番気になったのが、渡辺竜王だって妻子がある身なんですし、
三浦九段は会見で、「家族が酷い目にあった」事を最も辛かったと言っていた以上、
謝罪時に「三浦九段」と言った所を、「三浦九段とそのご家族」と言うだけでも、
随分と印象も変わったでしょうに、それすらしませんでしたからねえ・・・・
そもそも謝罪と言うのは、自らの罪悪感を軽減する目的もあって行われるモノですが、
自らの週刊誌リークにより、記事となった誌面上で、出産したばかりの新妻に対し、
「三浦の妻は元キャバ嬢で金遣いが荒く、死んだ姑とも折り合いが悪かった」などと
散々な書かれ様だったのに、それすら全く気にして無かったんだなぁ・・・と。
仕事上のイザコザを、その家族にまで及ぼして平然としている人は、確かに世間でも居ますし、
勝負師の人間性をあまりとやかくは言いませんけど、それでも流石にこれは個人的にドン引きしました。

まあ、「深読みのし過ぎだよ」と言われれば、確かにそうなのかも知れませんけど、
個人的な感情としては、もう渡辺竜王への心証は、今回の事で挽回不能なまでに落ちてしまいましたね。
それと、この度の不正疑惑問題の中でも、最も腹に据えかねる気分で書いた為、
感情的で、読んでいて気持ちの良い文章では無いかも知れませんが、そこはどうか御容赦ください(笑)。

> > まあ個人的には、少なくとも反省くらいはして欲しい所ですけど、
> > 私的利益を公的利益と無自覚に脳内変換し、責任感や罪悪感も皆無なまま、他者を叩いて悦に入るのは、
> > 今の日本社会に蔓延する風潮ですから、渡辺竜王個人がどうこうで済まない話なんですよね(泣)。
> > 暴走する無責任な正義感によって起きるバッシングは、今や日本社会の全体を覆っているので・・・・
> > 例えば、災害時にデマを信じて拡散し、「自分は良い事をした」と満足しているタイプは、
> > その事を責められても反省などせず、逆に相手を責め立てて再び悦に入り、留まる事を知らないと。
> > モンスター・ペアレンツの存在とかも、単純に「自分さえ良ければ」と身勝手なのではなく、
> > こうした都合の良い正義感を背景とした 無自覚が故の暴走にある事に、昨年ようやく気が付きました。

> これは私も自覚しないといけないですね。読んでいてはっと目が覚めさせられました。

いや、ハッと思える感覚がある人は、たぶん大丈夫だと思いますよ(苦笑)。
こういう問題を起こすタイプは、「世の中の正義=自分の価値観」となっており、
言われてもハッとする事が無いからこそ、その言動が暴走化しまう訳ですので・・・・

ただまあ、こういうタイプの人というのは、昔から一定数は居た筈なんですよね。
しかし最近になって、それが特に目立ち始めたのは、「世の中の正義」を現す具体的な概念が、
以前は「常識」という言葉であったのに、それが「公益(国益)」に変わったからでは無いかと?
・・・って、このまま話を続けると、それこそ「現代日本の社会論」になってしまい、
話題が将棋から大きく脱線してしまうので、とりあえず今回は止めておきますね(笑)。

▼ お笑い全般
> いやあ、お笑いについてももっといろいろ語りたいのですが、
> すみません、なかなか時間がなくて。

ではまた、お時間がある時にでも(笑)。
私も、お笑いは好きですので。

> > ◆ バラエティー番組・人気ランキング(NHK調査) ◆
> > 2016年
> >  1位(+4) アメトーーク!(テレ朝)
> >  2位(+5) マツコの知らない世界(TBS)
> >  3位(+6) 踊る!さんま御殿!!(日テレ)
> >  4位(-1) 月曜から夜ふかし(日テレ)
> >  5位(-3) ザ!鉄腕!DASH(日テレ)
> >  6位(-5) 世界の果てまでイッテQ!(日テレ)
> >  7位(-3) Youは何しに日本へ?(テレ東)
> >  8位(再) ザ!世界仰天ニュース(日テレ)
> >  9位(再) しゃべくり007(日テレ)
> >  10位(--) 開運!なんでも鑑定団(テレ東)
> >  11位(新) しくじり先生(テレ朝:2014年〜放送中)
> >  12位(再) マツコ&有吉の怒り新党(テレ朝)
> >  13位(再) 嵐にしやがれ(日テレ)
> >  14位(新) 笑点(日テレ:1966年〜放送中)
> >  15位(再) ブラタモリ(NHK)
> >  16位(新) 笑ってコラえて(日テレ:1996年〜放送中)
> >  17位(再) ホンマでっか!?TV(フジ)
> >  18位(再) 金曜ロンドンハーツ(テレ朝)
> >  19位(再) 大改造!!劇的ビフォーアフター(テレ朝)
> >  20位(新) 世界ふしぎ発見(TBS:1986年〜放送中)
> > ちなみに昨年のトップ20の中ですと、私が常に見ているのは15位の「ブラタモリ」くらいで、
> > たまに見るのが「アメトーク」「知らない世界」「しくじり先生」「怒り新党」でしょうか?
> > う〜ん、私は昔からテレビっ子だっただけに、見たい番組が無いのは本当に寂しい限りです(泣)。
> > 今ではニュースすら視聴習慣から外れてしまい、情報にも疎くなっちゃいましたからねえ。

> 私も今はあまりお笑い番組を観なくなってしまいましたねえ。
> ランキングに挙がっているのも、番組名と内容はだいたい分かるものの、
> 実際に毎週欠かさず見ているってのはないですね。
> 見たい番組が無いってのもそうですし、テレビ自体も見る時間が少なくなっていますね。

私の場合、毎週録画して見ているのが、前出の「ブラタモリ」と今月から再開された「銀魂」。
毎週録画して見たり見なかったりが、「ぶらぶら美術・博物館」「夜の巷を徘徊する」「ドキュメント72時間」。
時々録画するのが、「NHK系ドキュメンタリー(主にBS)」「タモリ倶楽部」「探検バクモン」「クレイジージャーニー」。
録画はしてないものの ほぼ毎週見ているのが、「大河ドラマ」「球辞苑」「クイズ・スター名鑑」って感じですね。
・・・って、これにスポーツ中継とかが加わる事を考えると、
以前に比べて見なくなったというだけで、世間的にはテレビをよく見ている方なのかも?
近年ではテレビ離れが加速し、1人暮らしだと自宅にテレビの無い人も珍しくないそうなので。

ちなみに、現在放送中で最も好きな番組を1つ挙げるとすれば、それは「球辞苑」でしょうね。
NHK-BS1の放送ですけど、もし野球好きであれば、是非ともオススメな番組です!!
そもそも第1回の放送から、「一塁の守備」というマニアックなテーマで始まり、
王貞治への特別インタビューでも、打撃の話は一切聞かず、ただ守備の話を聞くだけの構成でしたし、
今週放送のテーマは、「ファウル」だけで1時間だそうです(苦笑)。

あと、ほのぼのさんであれば、「ブラタモリ」も気に入ると思いますよ。
まあ個人的には、もうちょっと内容を濃くして欲しい気持ちはあるのですが、
ただそれでも、日本各地を巡る地形と歴史の番組なんていうのは、
「タモリ×NHK×土曜ゴールデン」という組み合わせじゃなきゃ、実現しない企画でしょうからね(笑)。
このサイトのWW2オンラインにしても、地理と歴史の関わりを知って欲しくて作ったゲームでしたし、
そういった題材の番組があるだけで、個人的には凄くありがたいです!!
真田丸SPで堺雅人と上田を巡った回などは特に面白かったですけど、ご覧になられましたかねえ?
https://www.youtube.com/watch?v=kSZf7whKnQ8
という事、真田丸に引き続き、お気に入り回(ゴールデン限定)のランキングを考えてみました。

 1位 「仙台(前編)」
 2位 「奥日光」
 3位 「上田」
 4位 「函館」
 5位 「裏磐梯」
 次点 「平泉」

> (年をとって脳が老化しているだけかもしれません(笑))
でも、お子さんが居るのなら、日々新しい刺激とかもあるのでは?(笑)
子供って固定観念に囚われてませんから、本当に気付かされる事ばかりですし。
・・・って、私の場合は、たまに相手するから言える事であって、
それが毎日だと、苦労が先立っちゃたりするのかな???


[20814] 再び、オススメの1冊を紹介返信 削除
2017/2/9 (木) 20:49:21 徳翁導誉

> あと、ほのぼのさんであれば、「ブラタモリ」も気に入ると思いますよ。
> まあ個人的には、もうちょっと内容を濃くして欲しい気持ちはあるのですが、
> ただそれでも、日本各地を巡る地形と歴史の番組なんていうのは、
> 「タモリ×NHK×土曜ゴールデン」という組み合わせじゃなきゃ、実現しない企画でしょうからね(笑)。
> このサイトのWW2オンラインにしても、地理と歴史の関わりを知って欲しくて作ったゲームでしたし、
> そういった題材の番組があるだけで、個人的には凄くありがたいです!!
> 真田丸SPで堺雅人と上田を巡った回などは特に面白かったですけど、ご覧になられましたかねえ?
> https://www.youtube.com/watch?v=kSZf7whKnQ8

え〜と、お忙しいかも知れませんが、
歴史と地形に関する面白い本を見つけたので、忘れない内に紹介だけしておきます(笑)。

  『鳥瞰イラストでよみがえる歴史の舞台』
  https://www.amazon.co.jp/dp/4056111677

イラストが中心という事で見ていて楽しく、解説文はオマケ程度でスラスラ読めますし、
私が勝手に「大正の吉田初三郎 平成の黒澤達矢」と呼んでいる
お気に入りの鳥瞰図絵師・黒澤氏の作品も多く掲載されていて、個人的には結構オススメです!!
(昨年の真田丸ブームにより、真田郷や大坂の陣にもページが割かれています)

年末年始に発売されたばかりですから、まだ書店でも簡単に手に入る一方、
雑誌分類での流通だと思うので、時間が経てば手に入りにくくなるタイプの書籍だと思い、
とりあえず、薦めるなら早い方が良いだろうという事もあり、こうして紹介してみました。


[20834] Re:再び、オススメの1冊を紹介返信 削除
2017/2/15 (水) 23:59:39 ほのぼのさん

▼ 徳翁導誉さん

すみません、前回の徳翁導誉さんの長文のレスとか全て興味深く読まさせていただいているのですが、
何分まとまった時間がなくてお返事が遅くなってしまいました。すみません。

> え〜と、お忙しいかも知れませんが、
> 歴史と地形に関する面白い本を見つけたので、忘れない内に紹介だけしておきます(笑)。
>
>   『鳥瞰イラストでよみがえる歴史の舞台』
>   https://www.amazon.co.jp/dp/4056111677


おお、なかなか面白そうな本ですね!
私も歴史と地理の両方が好きなので、ドストライクの本かもしれません。
週末に大きな本屋に寄る機会があるので、是非とも探して買ってみたいと思います。

最近、通勤時間の間に「日米開戦と情報戦(森山優)」という本を読んでいるのですが、
これもなかなか面白いですね。

https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E7%B1%B3%E9%96%8B%E6%88%A6%E3%81%A8%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%88%A6-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%A3%AE%E5%B1%B1-%E5%84%AA/dp/4062883988/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1487168981&sr=1-1

ボリュームがとても多いのでまだ半分くらいしか読んでいないのですが、
太平洋戦争開始前夜の日米英のインテリジェンスの比較が興味深いです。
日本も諜報能力だけでいうと決して米英に引けを取らないのですが、
上層部がそれをうまく生かし切っていなかったり省庁の組織間の
対立で握りつぶされてしまったりすることで、最終的に情報戦で米英に負けてしまうことが赤裸々に書かれています。
(米英にもそれぞれインテリジェンス面で問題がありましたが、日本ほど酷くはなかった)
このあたりは最近の日本の政治にもそのまま当てはまることでして、
ようやく第二次安倍政権でインテリジェンス面が改善されてきたと個人的には思います。

▼三浦九段復帰

今週の竜王戦1組予選でようやく三浦九段が復帰しました。
総じて温かい雰囲気で三浦九段を迎えられたことは良かったかと思いますが、
それでも新会長の佐藤康光九段がおっしゃるように三浦九段の完全なる名誉回復まではまだまだ時間がかかりそうです。
(そもそも三浦九段は竜王戦の挑戦権があるはずなのに、予選に入れられること自体おかしい)

反面、将棋連盟の内部紛争はヒートアップしてきましたね。
別の週刊誌(週刊ポスト)には毎週のように内紛のありさまが面白おかしく書かれるし。
理事解任の投票が行われる今月27日の臨時総会は、別の意味で興味がありますね。組織の自浄作用が働くか否か。

それにしても、今年に入ってからプロ棋戦、とりわけタイトル戦に全く興味をなくしてしまいましたね。
郷田vs久保の王将戦にも、渡辺vs千田の棋王戦にも全然興味が持てないです。
プロ棋士に対する尊敬とか、憧憬とか、そういうものが剥がれ落ちてしまったもので。。。
そういう意味で、千田六段がソフト学習によってどれくらい強くなったか、
そういうことにも興味がなくなってしまいました。去年はあれだけ熱く語っていたのに、すみません。


[20840] 将棋の次は、地形と歴史の話でもします?返信 削除
2017/2/17 (金) 00:27:54 徳翁導誉

> すみません、前回の徳翁導誉さんの長文のレスとか全て興味深く読まさせていただいているのですが、
> 何分まとまった時間がなくてお返事が遅くなってしまいました。すみません。

「多分、お忙しいんだろうなぁ」と思いつつ、
「怒らせるような事は書いてないよなぁ?」と、少し気にしていたりも(笑)。

> > 歴史と地形に関する面白い本を見つけたので、忘れない内に紹介だけしておきます(笑)。
> >   『鳥瞰イラストでよみがえる歴史の舞台』
> >   https://www.amazon.co.jp/dp/4056111677

> おお、なかなか面白そうな本ですね!

真田丸における大坂の陣での「迎撃案」の話とかも、
この本の「壬申の乱」や「光秀の三日天下」の鳥瞰図があれば、解り易かったかも?

ついでなので、同本では掲載漏れした黒澤氏の鳥瞰図を少し紹介↓
 ・明治 横浜 https://net.jmc.or.jp/map_aerialphotograph/variousmap/jeo/yokohama.jpg
 ・現代 横浜 http://prnavi.jp/wp-content/uploads/2013/02/yokohama.jpg
 ・現代 京都 http://www.u-canshop.jp/daitizu/img/daitizu2017_sec03_06.jpg
 ・スカイツリー http://www.u-canshop.jp/daitizu/img/daitizu2017_sec06_06.jpg

> 私も歴史と地理の両方が好きなので、ドストライクの本かもしれません。
では次は、地形と歴史の話でもしましょうか?
私も好きな分野なのですが、そうした機会もなかなか無いですし、
どこか、お望みの場所を挙げてもらえれば、いろいろ語れるかも(笑)。

> 最近、通勤時間の間に「日米開戦と情報戦(森山優)」という本を読んでいるのですが、
> これもなかなか面白いですね。
> https://www.amazon.co.jp/dp/4062883988/
> ボリュームがとても多いのでまだ半分くらいしか読んでいないのですが、
> 太平洋戦争開始前夜の日米英のインテリジェンスの比較が興味深いです。

なるほど、それは面白そうな題材ですね。
近所の本屋には置いてませんでしたが、そろそろ花粉症の季節ですし、
そうなると読書モードに入る事が多いので、候補リストに入れておきます(笑)。

> 日本も諜報能力だけでいうと決して米英に引けを取らないのですが、
> 上層部がそれをうまく生かし切っていなかったり省庁の組織間の
> 対立で握りつぶされてしまったりすることで、最終的に情報戦で米英に負けてしまうことが赤裸々に書かれています。
> (米英にもそれぞれインテリジェンス面で問題がありましたが、日本ほど酷くはなかった)
> このあたりは最近の日本の政治にもそのまま当てはまることでして、
> ようやく第二次安倍政権でインテリジェンス面が改善されてきたと個人的には思います。

いや、え〜と、私の印象は全く逆ですけどね(苦笑)。
韓国との慰安婦問題、北朝鮮との拉致問題、ロシアとの北方領土問題、アメリカとのTPP問題などなど、
「いったい何を考えてるんだ?」と、疑問に感じる行動が多いですし・・・・
正直、「情報と国益」よりも「感情と私益」で動いてるようにしか見えません(自覚の有無はさて置き)。
それと、以前よりも状況の悪化を実感するのは、メディアが事なかれ主義に浸かりまくってる点ですね。
以前ならアパホテルの件にしても、「中国がおかしい」って報じ方だけで終わりではなかったはずです。

でもまあ、冷静になって考えると、情報能力が悪化していると言うよりも、
日本の国力が落ちた上に、国際的な問題事も増えて、それを問われる機会が単純に増えただけなのかも?
安倍政権の肝煎りで誕生した国家安全保障会議(日本版NSC)の長官、谷内の評判はボロクソですけど、
その前身である内閣安全保障室の初代室長であった佐々淳行にしたって、
2chのホモAVネタの冗談コピペを真に受け、テレビで「確かな情報筋によると」とか語ってましたし(苦笑)。

> 今週の竜王戦1組予選でようやく三浦九段が復帰しました。
> 総じて温かい雰囲気で三浦九段を迎えられたことは良かったかと思いますが、

そして、最後にその雰囲気を作ったのも、やはり羽生さんの代弁Twitterだったと。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/30/news094.html
結局、今回の件は何から何まで、羽生さんにおんぶに抱っこでしたね(苦笑)。

> 反面、将棋連盟の内部紛争はヒートアップしてきましたね。
> 別の週刊誌(週刊ポスト)には毎週のように内紛のありさまが面白おかしく書かれるし。

そんな事になってるんですね・・・・
正直、そうした内部のゴタゴタには関心が無いので、全く把握してませんでした。

> それにしても、今年に入ってからプロ棋戦、とりわけタイトル戦に全く興味をなくしてしまいましたね。
> 郷田vs久保の王将戦にも、渡辺vs千田の棋王戦にも全然興味が持てないです。
> プロ棋士に対する尊敬とか、憧憬とか、そういうものが剥がれ落ちてしまったもので。。。
> そういう意味で、千田六段がソフト学習によってどれくらい強くなったか、
> そういうことにも興味がなくなってしまいました。去年はあれだけ熱く語っていたのに、すみません。

いえいえ、別に構いませんよ(笑)。
私も、例の渡辺竜王の謝罪内容で、気持ちが切れてしまった面があるので・・・・
女性や子供に危害を加える事と、権威を笠に自分のミスを他人に擦り付ける事。
男として「これだけは絶対にダメ」という、私の中でのたった2つのタブーを、
あの会見は見事に両方踏んだ以上、それまでの事は酌量できても、個人的にはもうアウトですね。


[20856] Re:将棋の次は、地形と歴史の話でもします?返信 削除
2017/2/22 (水) 23:09:35 ほのぼのさん

▼ 徳翁導誉さん
> 「多分、お忙しいんだろうなぁ」と思いつつ、
> 「怒らせるような事は書いてないよなぁ?」と、少し気にしていたりも(笑)。


ははは、そんなことは全くありませんよ。
確かにこれだけいろいろ論じていると意見の相違はいろいろあるでしょうが、
徳翁導誉さんの長文はいつも興味深く読ませていただいております。
書き込みがないときは、ちょっと忙しくて余裕がないと思っていただければ幸いです。

> > > 歴史と地形に関する面白い本を見つけたので、忘れない内に紹介だけしておきます(笑)。
> > >   『鳥瞰イラストでよみがえる歴史の舞台』
> > >   https://www.amazon.co.jp/dp/4056111677

> > おお、なかなか面白そうな本ですね!


本屋で見つけてさっそく買いました。
いやあ、とても面白かったです。
一番興味を引いたのが、江戸(東京)、大阪、京都の3都市の対比ですね。
江戸、大阪は周りが川や濠で何重にも囲まれていて、難攻不落な感じが一目でわかります。
また、水運が発達して商業の中心地になったというものうなずけます。
現在首都圏に住んでいることもありますが、江戸の推移とかも今の東京と比較してみると楽しいですね。
今の溜池山王のあたりに、当時はあんな大きな池があったとは知らなかったです。
家康時代に日比谷入江を埋め立てたのが、今でも東京の発展に効いていますね。
幕末の江戸の品川台場(海上砲台)も、こうやって鳥瞰図で見てみると
いかに幕府が外国の海軍から江戸を守ろうとしたかの苦心がうかがえますね。

京都は碁盤の目の整然とした感じがほんと美しいですね。
平安京のモデルとなった中国の長安との対比も面白かったです。
てっきり中国の長安あたりは平安京の10倍くらいの大きさがあると勝手に想像していましたが、
なかなか平安京も長安に対してそんなに小さくはなく健闘していると思いました。
あとは秀吉時代の聚楽第も当時の京都の中でひときわ目立ちますね。
この地図が頭の中にあったら真田丸の大坂編ももっと実感が持てたかも。

> 真田丸における大坂の陣での「迎撃案」の話とかも、
> この本の「壬申の乱」や「光秀の三日天下」の鳥瞰図があれば、解り易かったかも?


たしかに、近畿地方の当時の地図は、「壬申の乱」や「光秀の三日天下」の鳥瞰図で一発でイメージがわきますね。
琵琶湖の南西に「巨椋池」ってのが当時あったんですね。なかなかこの池も交通の妨げになっていますね。
これらの鳥瞰図を見ると近畿地方も結構山々が険しく、軍を進めるのに細い道を通らざるを得ないのがわかりますね。
大坂の冬の陣でも大坂方が城に籠らずにうまく迎撃すれば、要衝を抑えることができそうな感じです。
それにしても大坂冬の陣の鳥瞰図を見るにつけ、あれだけ難攻不落の大坂城なのに
惣構や濠を埋め立ててしまったことの愚かさが実感できますね。
真田丸の鳥瞰図を見ると、大河ドラマの真田丸は金をかけたこともあって結構史実通りに頑張って作ったように思えます。
あれを1話で壊してしまうのはなんだかもったいないです(笑)。

いやあこの本は見ていて飽きないですね。
面白い本を紹介していただきありがとうございました!

> いや、え〜と、私の印象は全く逆ですけどね(苦笑)。
> 韓国との慰安婦問題、北朝鮮との拉致問題、ロシアとの北方領土問題、アメリカとのTPP問題などなど、
> 「いったい何を考えてるんだ?」と、疑問に感じる行動が多いですし・・・・
> 正直、「情報と国益」よりも「感情と私益」で動いてるようにしか見えません(自覚の有無はさて置き)。
> それと、以前よりも状況の悪化を実感するのは、メディアが事なかれ主義に浸かりまくってる点ですね。
> 以前ならアパホテルの件にしても、「中国がおかしい」って報じ方だけで終わりではなかったはずです。
>
> でもまあ、冷静になって考えると、情報能力が悪化していると言うよりも、
> 日本の国力が落ちた上に、国際的な問題事も増えて、それを問われる機会が単純に増えただけなのかも?
> 安倍政権の肝煎りで誕生した国家安全保障会議(日本版NSC)の長官、谷内の評判はボロクソですけど、
> その前身である内閣安全保障室の初代室長であった佐々淳行にしたって、
> 2chのホモAVネタの冗談コピペを真に受け、テレビで「確かな情報筋によると」とか語ってましたし(苦笑)。


まあこの辺りは見解の相違もあるのでしょうが、
私としては「国民が平和に暮らせていること」「国内でテロの発生を抑止していること」
「明確な形で領土を侵害されていないこと」という点で十分合格点をあげられると思うんですよね。
民主党政権の末期や第二次安倍内閣の初期の状況だと、2010年代半ばに尖閣諸島が中国によって奪われていた
可能性も十分にあると思うんですよ。当時は中国や韓国の国力が伸びていたのに対して
日本は東日本大震災等でガタガタの状態でしたからね。オバマも最初は安倍首相に対してものすごく冷淡だったし。
それを今は中国から手出しのできない状況まで持ってこれたことは個人的には十分に評価できると思います。
まあ、慰安婦問題、拉致問題、北方領土問題では不満はあるでしょうが、
ある意味国民生活には直接響かない問題でもあるのかなと。ニュースでは話題になりますが、
身近でこれらの問題で実害を受けることもないですし。むしろ変にナショナリズムが煽られるほうが
政権の運営の選択肢を狭めるような気もします。

そういえば、ほとんど興味を失っている将棋の話ですが、
人間vs最強ソフトの電王戦も今年で最後だそうで。
たしかに時の名人を引っ張りだしたので、ドワンゴ的にはこれが潮時かと思ったんですかね。
ある意味去年の騒動で、トップ棋士でもソフトに敵わないというのを自白したようなものですから。
まあ佐藤名人には何とか1勝でもあげてもらいたいものです。
あと、何らかの形で、羽生さんvsソフト(ハードの制限なし)の真剣勝負を見たかったんですけどね。
NHKスペシャルとかでやってくれないかなあ。


[20867] 日本アニメ100周年のNHKアニソン人気投票返信 削除
2017/2/24 (金) 21:01:45 徳翁導誉

> > 「多分、お忙しいんだろうなぁ」と思いつつ、
> > 「怒らせるような事は書いてないよなぁ?」と、少し気にしていたりも(笑)。

> ははは、そんなことは全くありませんよ。
> 書き込みがないときは、ちょっと忙しくて余裕がないと思っていただければ幸いです。

まあ、ただ単に、私が心配性な性分なだけなので、
こうして素直に発言してるのは、逆に本気で心配して無い表れだったりも(笑)。


▼ 歴史と地形の話
> > > > 歴史と地形に関する面白い本を見つけたので、忘れない内に紹介だけしておきます(笑)。
> > > >   『鳥瞰イラストでよみがえる歴史の舞台』
> > > >   https://www.amazon.co.jp/dp/4056111677

> > > おお、なかなか面白そうな本ですね!

> 本屋で見つけてさっそく買いました。
> いやあこの本は見ていて飽きないですね。
> 面白い本を紹介していただきありがとうございました!

どうやら好評だったみたいで、オススメして良かったです(笑)。
鳥瞰図というのは「地図の似顔絵」みたいなモノで、
出来が良ければ、それこそ実物の航空写真とかよりも特徴を掴み易いですからねえ。

もしも私が歴史の教科書を作れるなら、ふんだんに掲載したい所です(笑)。
こうしたイメージ図がある方が、当時の人々の息吹きを感じやすいでしょうし、
そもそも日本の歴史教科書は政治史に偏り過ぎなので、
特に小学生が学ぶモノには、衣食住を中心とした庶民の生活史を入れて良いと思います。
それは結果的に、政局ではなく政策への理解や関心を深める事に繋がるでしょうから。

> 一番興味を引いたのが、江戸(東京)、大阪、京都の3都市の対比ですね。
> 江戸、大阪は周りが川や濠で何重にも囲まれていて、難攻不落な感じが一目でわかります。
> また、水運が発達して商業の中心地になったというものうなずけます。

贅沢を言えば、もっといろんな時代や都市の鳥瞰図も欲しい所!!
もっと言うと、もしも世界史版も出版されれば最高ですけどね(笑)。

ちなみに、私のお気に入りは「古代の大宰府」です。
と言いますか、サーバー側の運営終了により、黒澤氏のサイトが今月突然閉鎖されてしまい、
そこで公開されていた大宰府の鳥瞰図を再び見たくて、いろいろ調べてみた所、
今回の書籍に辿り着いたという事情が、実はあったりしました。

> 現在首都圏に住んでいることもありますが、江戸の推移とかも今の東京と比較してみると楽しいですね。
ほのぼのさんも、首都圏に在住なんですね。
いきなりですけど、ちなみに茶道具とかは関心ありますでしょうか?
(ガチ茶人でなくとも、今では「信長の野望」や「へうげもの」でも親しまれてるので・笑)
実は4月から上野の東京国立博物館で、「特別展 茶の湯」という展覧会があるのですが、
そこでなんと、8つある国宝茶碗のうち4つが一堂に会するんですよ!!
このレベルの展覧会は、私が生きている内にもう見られないと思うんです(今回は実に37年ぶり)。
http://www.tnm.jp/uploads/r_press/169.pdf
しかも、なんでも鑑定団の曜変天目騒動が影響したのか、稲葉天目の出展も先日決まりまして、
もう今から興奮してしまい、誰かに薦めたくて仕方なくなり、脱線承知で話を振ってみました(笑)。

> 今の溜池山王のあたりに、当時はあんな大きな池があったとは知らなかったです。
そりゃぁ文字通り「溜池」ですから・・・と、突っ込んでみる(笑)。
でもまあ、わざわざ地名の由来なんて意識しないのが普通でしょうからねえ。
これだけ「谷」の付く地名が多いのに、東京の地形は平坦と思ってる人も多いですし。

> 家康時代に日比谷入江を埋め立てたのが、今でも東京の発展に効いていますね。
> 幕末の江戸の品川台場(海上砲台)も、こうやって鳥瞰図で見てみると
> いかに幕府が外国の海軍から江戸を守ろうとしたかの苦心がうかがえますね。

江戸・東京の開発史は、未完に終わったものの、歴史Flashの題材として扱いましたので、
語ろうと思えば、かなり語れちゃいますね(苦笑)。
いや本当、江戸・東京の開発史はめちゃくちゃ面白いですよ!!
ちなみに、江戸の鳥瞰図が気に入ったのであれば、より本格的な書籍もあります。
(地図の似顔絵というより、航空写真に近い鳥瞰図なので、好みは分かれる所)

『大江戸鳥瞰図』
https://www.amazon.co.jp/dp/4023311669

> 京都は碁盤の目の整然とした感じがほんと美しいですね。
> 平安京のモデルとなった中国の長安との対比も面白かったです。
> てっきり中国の長安あたりは平安京の10倍くらいの大きさがあると勝手に想像していましたが、
> なかなか平安京も長安に対してそんなに小さくはなく健闘していると思いました。

それでも長安城は、平安京の4倍くらいありますけどね(笑)。
中国4000年の歴史の中でも、唐の長安は最も栄えた都だと思いますので。
(個人的な好みを言えば、宋の開封や、元の大都も、甲乙つけ難いですが)
まあ逆に言えば、それだけ唐の長安は凄かったという話で、
日本の平安京だって、実は世界史的にも、なかなかの大都市ですからねえ↓

「世界都市の人口変遷」 ※日本の都市は800年からランクイン※
http://www.geocities.jp/kingo_chuunagon/kikaku/city_population.html

> あとは秀吉時代の聚楽第も当時の京都の中でひときわ目立ちますね。
各地に移築されてる建物や内装を見ても、とても豪華なモノばかりですし、
もしも聚楽第が残っていたら、絶対に世界遺産だったんですけどね(笑)。
う〜ん、でもまあ、徳川時代どころか、秀吉の時代に取り壊されちゃってますし、
後で近くに建てられた同規模の二条城が世界遺産になってますから、行って来いなのかな?

あと、平安・戦国・幕末の京都を見比べて、個人的に気になったのは「方広寺」ですね。
平安時代には何も無かった清水山の麓に、戦国時代になると巨大な大仏殿がドーンと現れ、
そして幕末になると立派な台座だけが残され、隅っこに小さなお堂が建つのみと・・・・
秀吉が作らせた方広寺の「京の大仏(19m)」は、奈良(14m)や鎌倉(11m)の大仏と共に、
江戸時代には三大大仏の一つに数えられてたんですけどねえ。
ちなみに秀吉の大仏自体は、真田丸でも描かれた慶長伏見地震で完成目前に倒壊。
父の遺志を継いだ秀頼が大仏を再建させて、絵図面を見て満足するシーンもありましたよね。
でもまあ、それよりも、大仏の開眼供養の為に作らせた、
「国家安康」「君臣豊楽」という例の梵鐘の銘文の方が、それよりも印象に残ってるかも?

ちなみに大仏と大仏殿は、豊臣家の滅亡後も残されるのですが、
江戸初期の地震で銅製の大仏が破損すると、寛永通宝に鋳潰されて、大仏は木造で再建され、
続いて江戸中期の落雷により、大仏も大仏殿も消失して、幕末には図のような感じと・・・・

> > 真田丸における大坂の陣での「迎撃案」の話とかも、
> > この本の「壬申の乱」や「光秀の三日天下」の鳥瞰図があれば、解り易かったかも?

> たしかに、近畿地方の当時の地図は、
> 「壬申の乱」や「光秀の三日天下」の鳥瞰図で一発でイメージがわきますね。

こうした地図を見れば、東国からの進軍を食い止める為に、
「瀬田と宇治の橋を落とす」という作戦の重要性も、よく理解できるかと思います。
瀬田は琵琶湖から宇治川への流出点、宇治は宇治川から巨椋池への流入点にあり、
巨椋池を過ぎて淀川になると、木津川や鴨川の水も加わって渡河が困難になるので、
東国から大坂や奈良に行く場合は、瀬田と宇治で渡るのが最適ルートなんですよね。

> 琵琶湖の南西に「巨椋池」ってのが当時あったんですね。
実は巨椋池って、昭和の初めまでは残ってたんですよ!!
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/57/Ogura-Ike.JPG
で、その後の大規模な国家干拓事業により、
「巨椋池→八郎潟→諫早湾」の順番で姿を消していったと・・・・
しかし、土地は地形を記憶しているもので、やはり干拓地は周辺より低いですから、
大雨が降ったりすると、一時的に巨椋池が復活してしまう事もあったみたいです。

ちなみに桓武天皇は、北からは鴨川、東から宇治川、南からは木津川が流れ込み、
そして西へと淀川が流れ出る巨椋池を、舟運の要所として目を付け、
木津川の上流付近にあった平城京と、淀川の河口部にあった難波宮の両都を、
巨椋池のほとりであった長岡の地へと、まとめて遷してくるんですよね。
(本書18ページにある「日本古代の都の変遷」を見ると解り易いです)
勿論それには、強力になり過ぎた奈良の仏教勢力を切り離したいとか、
山城は高い土木技術を持っていた渡来系が開発した地である事や(桓武天皇の母が渡来系)、
土砂の堆積で難波津の港湾機能が既に衰えていた事など、理由はいろいろ有りますが、
巨椋池に地の利を見ての遷都だったのは確かなんですよねえ。

ですが、3本もの河川が合流する湖沼というのは、当然ながら洪水被害に見舞われ易く、
一度水浸しになってしまうと、なかなか水が引かずに湿地のようになり、
そこへ密集する都市住民が下水を流せば、簡単に疫病の流行地になってしまうと・・・・
ただ、こうした事情は当時の人たちには理解しにくいですからねえ。
また、長岡京遷都の責任者だった藤原種継が、遷都直後に暗殺される事件が起こり、
その事件の黒幕として疑われた桓武天皇の弟・早良親王が、流罪に処されて憤死した為、
これらの洪水や疫病の被害も「早良親王の祟り」として恐れられて、
わずか10年で長岡京は廃され、巨椋池から少し離れた平安京の地に、都はそのまま移されると。

> なかなかこの池も交通の妨げになっていますね。
そこを逆に交通の要衝へと替えてしまうのが、スーパーゼネコン秀吉組の凄い所!!(笑)
宇治川と巨椋池を築堤して分離させ、宇治川と淀川をダイレクトに結ぶ事で、
「大坂−伏見(京都の河川港)−琵琶湖」の水上輸送路として整備した上に、
鴨川や木津川の水が巨椋池に流れ込まないよう、こちらも築堤して分離。
更には巨椋池の真ん中に「太閤堤」と呼ばれる仕切りを作り、
池を2つに分けて水位をコントロールしやすくし、
太閤堤の上には陸路を通して、宇治川には橋を架け、京都と奈良を結ぶ街道を整備。
(当然かも知れませんが、干拓前に敷設された鉄道の線路は、太閤堤の上を走っています)
http://qta.chicappa.jp/history02_p02.jpg
で、大坂と琵琶湖を結ぶ東西の水路と、京都と奈良を結ぶ南北の水路の交点こそ、
昌幸が秀吉から築城を任され、秀次が出奔する原因となり、秀吉の死後に家康が入城するなど、
真田丸でも、たびたび登場した「伏見」の地なんですよね!!
ちなみに伏見城は、大坂の陣の後に廃城となるのですが、
その廃城跡に桃の木が大量に植えられて、桃山の愛称で親しまれていたので、
織田信長と豊臣秀吉の治世は「安土桃山時代」と呼ばれるようになった訳です。
(大坂ではなく伏見なのは、大坂城はあくまで豊臣家の自宅で、政務は伏見城で行われていた為)

> これらの鳥瞰図を見ると近畿地方も結構山々が険しく、
> 軍を進めるのに細い道を通らざるを得ないのがわかりますね。

京都・奈良・大阪・堺・神戸の地形は、それぞれ異なる特徴があり、
それが関西の歴史と発展に繋がってる部分は大きいんですよね。
例えば、日本初の王朝がなぜ「奈良」の地で誕生したかと言えば、
広大で傾斜の緩い奈良盆地には、縄文時代に大きく浅い湖が広がっており、
古墳時代には、そこが稲作に大変適した広大な湿地帯を形成したいた事で、
多くの人口を養え、その分だけ勢力として強力だったからですしねえ。
http://ikomashinwa.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2015/07/13/53_2.jpg
つまりは、あの近畿地方の山々が生んだ地形こそが、古代日本の発展を生んだ訳です!!

ちなみに、行軍についても語りますと、
十分に船を用意できるような状況であれば、河川は高速道路と化すのですが、
まあ現実的には、大軍になればなるほど、船の準備は困難なので、
その山間を縫う細い道の方が、実は行軍する上で便利だったりするんですよね。
なので大坂の陣でも、徳川軍は京都からそのまま淀川を下って大坂へ進むのではなく、
わざわざ奈良を通る大回りをして、大坂城へと進軍した訳です。

> 大坂の冬の陣でも大坂方が城に籠らずにうまく迎撃すれば、要衝を抑えることができそうな感じです。
> それにしても大坂冬の陣の鳥瞰図を見るにつけ、あれだけ難攻不落の大坂城なのに
> 惣構や濠を埋め立ててしまったことの愚かさが実感できますね。

しかも、大坂城の北側は淀川で、西側は大阪湾というのは、今も昔も大きく違いませんが、
「壬申の乱」の鳥瞰図を見ると解ると思いますけど(大坂城は難波京の跡地に建設)、
大坂城の東側って、もともとは大阪湾と繋がる「草香江」という湖だったんですよね。
http://v1.cocolog-nifty.com/blog/files/05.jpg
まあ秀吉の頃には、湖はほとんど干拓されて、幾つかの池に分かれた状態だったのですが、
河川の堤防を崩してしまえば、湿地帯に戻るような地形であった為、
実際に大坂の陣でも、豊臣方は堤を切る工作を何度か試みるものの、徳川方に阻止されています。
とは言え、それでも東側は大軍を展開しにくい地形でしたので、
やはり結局は南側から攻めるしかなく、だからこそ真田出丸は尚更重要な砦だったと!!
(ちなみに徳川の大軍が進行したルートは、上記リンク地図の奈良古道と被る所が多いです)

> 真田丸の鳥瞰図を見ると、大河ドラマの真田丸は金をかけたこともあって
> 結構史実通りに頑張って作ったように思えます。
> あれを1話で壊してしまうのはなんだかもったいないです(笑)。

真田丸で「もったいない精神」を学んだのか(笑)、
今作の直虎では地元有志を支援する形で、
休耕田となっていた棚田を復活させて、ロケ地として使ってますね。
http://img01.dosugoi.net/usr/y/o/y/yoyoryuu/IMG_4613.JPG
大河の放送が終わっても、活動が続いてくれれば、棚田は残る事となります。
・・・って、ほのぼのさんが、まだ今年の大河を見続けているかは解りませんけど(笑)。


▼ 政治と情報収集の話
> > > このあたりは最近の日本の政治にもそのまま当てはまることでして、
> > > ようやく第二次安倍政権でインテリジェンス面が改善されてきたと個人的には思います。

> > いや、え〜と、私の印象は全く逆ですけどね(苦笑)。
> > 韓国との慰安婦問題、北朝鮮との拉致問題、ロシアとの北方領土問題、アメリカとのTPP問題などなど、
> > 「いったい何を考えてるんだ?」と、疑問に感じる行動が多いですし・・・・
> > 正直、「情報と国益」よりも「感情と私益」で動いてるようにしか見えません(自覚の有無はさて置き)。

> まあこの辺りは見解の相違もあるのでしょうが、
> 私としては「国民が平和に暮らせていること」「国内でテロの発生を抑止していること」
> 「明確な形で領土を侵害されていないこと」という点で十分合格点をあげられると思うんですよね。

それだと、戦後以降の政権は、ほぼ全てが合格点になるでしょうし、
「インテリジェンス面の改善」という話とは、あまり繋がらないのでは?

先日の金正男暗殺事件の際にしても、複数の政府関係者からの情報として、
「実行犯2名は既に自殺」なんて話が流されましたけど、実際は御存知の通りですし、
非公式だったとは言え、この事件に対して、そんな不確かな情報を流す意味が解らないんですよね。
結果的に、この流言は韓国側の情報機関を一時的に慌てさせたのと、
その慌てぶりを見て喜ぶ日本のネット民に、格好の餌をあげただけであり、
「いったい何を考えてるんだ?」という疑問を、私は再び感じてしまいました。
(森友学園問題のカモフラージュ目的であれば、趣旨はどうあれ、理解は出来ますけど・笑)

> 民主党政権の末期や第二次安倍内閣の初期の状況だと、2010年代半ばに尖閣諸島が中国によって奪われていた
> 可能性も十分にあると思うんですよ。当時は中国や韓国の国力が伸びていたのに対して
> 日本は東日本大震災等でガタガタの状態でしたからね。オバマも最初は安倍首相に対してものすごく冷淡だったし。
> それを今は中国から手出しのできない状況まで持ってこれたことは個人的には十分に評価できると思います。

昨年の6月には、中国海軍の艦艇が初めて尖閣周辺の接続水域を航行し、
同じく8月には、中国公船の航行が過去最高を記録したのですが・・・・
手を出せない所か近年は常態化してますし、昨年は特に酷かったはずですよ?

でもまあ確かに、尖閣問題がここまで拗れたのは、民主党政権の所為ではあるのですが、
それは対応が生温かったからではなく、原理原則で厳しく対応したからですしね・・・・
日中の間で交わした口約束を、「そんな話は知らない」と破れば、そりゃ揉めますよ。
ただ、実際に尖閣が急襲される可能性があったかと言えば、私はほぼ皆無だったと思います。
現場の末端が暴走でもすれば別ですが、中国政府側から見れば得の無い危険な火遊びに過ぎませんから。
とは言え、このままでは、偶発的な衝突が発生する危険性が高まるばかりなので、
国民平和や領土保全を重視するなら、実質的に放置してるだけの現状は、決して望ましく無いかと?

> まあ、慰安婦問題、拉致問題、北方領土問題では不満はあるでしょうが、
> ある意味国民生活には直接響かない問題でもあるのかなと。ニュースでは話題になりますが、
> 身近でこれらの問題で実害を受けることもないですし。むしろ変にナショナリズムが煽られるほうが
> 政権の運営の選択肢を狭めるような気もします。

「自ら煽ったナショナリズムに縛られ、選択肢を狭めてる」のが、
まさに現政権だと思うんですけどねえ?
安倍首相自身は、まだ上手く折り合いを付けて振る舞ってますけど、
稲田防衛相の行動とかに、思いっ切り振り回されたりしてますし・・・・

韓国側が釜山の少女像を撤去させた直後に、日本の防衛大臣が靖国を参拝したら、
少女像の再設置に対してノーと突っぱねるのは現実的に困難でしょうし、
しかも、真珠湾慰問からの帰国直後の参拝でしたからねえ。
そりゃ国内メディアは現在、首根っこを押さえられてるに近い状態なので、
「韓国側が約束を守らない」とか、「素晴らしい慰問だった」と報じてくれますけど、
欧米のメディアからも、「日本側が韓国を挑発」とか「慰問も台無し」って報じられてますし、
それでいて、帰す算段もないままに大使を帰国させるって、本当にどうする気なのかと?
安倍首相としても稲田大臣の靖国参拝を控えさせるべく、わざわざ終戦記念日に外遊へ出したのに、
こんな行動をされては腹も立ってるでしょうけど、自分も煽ってた立場なので怒れないんですよね。
でも、冷静に国益として考えた場合、同陣営で先進国の隣国と断交してても損なだけですし、
(日韓FTA交渉が店晒しのままなのは、国際競争力の面で実害が出ていると思います)
韓国側の行動がおかしいからと言って、日本側も同じような行動を取るのは、それこそおかしな話です。

あと、拉致問題なんて、昨今の愛国ビジネスに完全に乗っ取られてしまい、
被害者家族とか、もう悲惨な状況に陥ってますけど・・・確かに、国民生活に実害は無いですし、
下手をすれば無責任な国民自体が、そうした状況を後押しすらしている現状なのですが、
この辺の話まで始めると脱線し過ぎるので、今回は止めておきますね。
ただ領土・国境の問題に関しては、早く解決した方が良いと思います。
冷戦が終結して30年近くが経ち、各国が国境線の画定作業を進める中で、
いつまで経っても、自己の主張を繰り返すだけで、妥協点を探ろうとしないのは、
陸地の国境で無いから安心して煽れる面もあり、愛国ビジネス的には得でしょうけど、
貿易・投資・観光などの面で、常に経済的リスクを抱える損失に繋がっている以上、
目立たないかも知れませんが、これも地味に国民の実生活にダメージを与えてるかと?


▼ 電王戦 完結
> そういえば、ほとんど興味を失っている将棋の話ですが、
> 人間vs最強ソフトの電王戦も今年で最後だそうで。
> たしかに時の名人を引っ張りだしたので、ドワンゴ的にはこれが潮時かと思ったんですかね。

まあ、将棋よりも困難と見られていた囲碁のAIですら、既にあのレベルまで達してしまった以上、
将棋なら尚更、AI側が勝って当たり前、そうでなければAI開発側が低レベルという感じになり、
これ以上続けた所で、棋士側はもちろんの事、AI開発側も得をしませんからねえ・・・・
現役の名人との対戦が決まったとなれば、ここで幕を引くのも丁度良い頃合いだとは思います。
第1局が日光東照宮、第2局が姫路城と、最後の対戦を飾るには豪華な会場ですし(笑)。

> まあ佐藤名人には何とか1勝でもあげてもらいたいものです。
う〜ん、これで「棋士vs.AI」の真剣勝負は最後となると、
個人的には、キッチリ引導を渡す結果の方が、却って次に進み易い気がします(笑)。

> あと、何らかの形で、羽生さんvsソフト(ハードの制限なし)の真剣勝負を見たかったんですけどね。
> NHKスペシャルとかでやってくれないかなあ。

NHKスペシャルは、自らそうした事を行う番組では無いですし、
NHK自体も、既に教育テレビの方で独自の棋戦を持ってますから、それは無いと思います。
まあ有り得るとすれば、新たに将棋チャンネルを新設したネットTV局の「AbemaTV」とか、
以前、欧州チェス女王と羽生さんの特別対局を放送した「BSスカパー」とかでしょうか?
もちろん、一日の長があるニコニコ動画が、特別企画で行う可能性も残されてるでしょうけどね。


▼ NHKのアニソン・ランキング
今年は日本で国産アニメが公開されてから100周年の節目という事で、
NHKでは「ニッポンアニメ100」と題して、様々な企画や番組を行っており、
先週は歴代アニメソングの人気ランキング特番があったのですが・・・・想像以上に酷い事態に。
まあ、「ネット投票&組織票OK」という段階で、碌な結果にならないのは予想してましたけど、
それを大きく上回る惨劇を、まさかNHKの生放送で見させられるとは(苦笑)。

 『ベスト・アニソン100』
  1位  「Snow halation」 ラブライブ! School idol project
  2位  「僕たちはひとつの光」 ラブライブ!The School Idol Movie
  3位  「オリオンをなぞる」 TIGER & BUNNY
  4位  「History Maker」 ユーリ!!! on ICE
  5位  「Butter-Fly」 デジモンアドベンチャー
  6位  「only my railgun」 とある科学の超電磁砲
  7位  「プラチナ」 カードキャプターさくら
  8位  「残酷な天使のテーゼ」 新世紀エヴァンゲリオン
  9位  「シュガーソングとビターステップ」 血界戦線
  10位 「TRAGEDY」 金田一少年の事件簿R
  11位 「コネクト」 魔法少女まどか☆マギカ
  12位 「君の知らない物語」 化物語
  13位 「マジLOVE1000%」 うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%
  14位 「M@STERPIECE」 劇場版 THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!
  15位 「紅蓮の弓矢」 進撃の巨人
  16位 「宇宙戦艦ヤマト」 宇宙戦艦ヤマト
  17位 「ハレ晴レユカイ」 涼宮ハルヒの憂鬱
  18位 「God knows...」 涼宮ハルヒの憂鬱
  19位 「ライオン」 マクロスF
  20位 「Daydream cafe」 ご注文はうさぎですか?
  21位 「それは僕たちの奇跡」 ラブライブ! School idol project
  22位 「めざせポケモンマスター」 ポケットモンスター
  23位 「愛してるばんざーい!」 ラブライブ! School idol project
  24位 「Angelic Angel」 ラブライブ!The School Idol Movie
  25位 「SUNNY DAY SONG」 ラブライブ!The School Idol Movie
  26位 「CHANGE THE WORLD」 犬夜叉
  27位 「ETERNAL BLAZE」 魔法少女リリカルなのはA's
  28位 「Get Wild」 シティーハンター
  29位 「ゼロイチキセキ」 ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
  30位 「Catch You Catch Me」 カードキャプターさくら
http://www.nhk.or.jp/anime/anime100/anison/rank.html

一部ファン向けの番組があっても、それは別に構わないとは思いますが、
NHKが大々的に行ってる記念企画である以上、この結果は幾らなんでもダメでしょ!?
「現在、どの作品が熱心な信者を抱えているか?」くらいしか解りませんよ、本当・・・・
同じマニア向けでも、これならまだ、10年前にあった2chアニソン人気投票の方がマシかと。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm506356
http://animationsong.com/archives/556220.html

ちなみに、この「ニッポンアニメ100」の目玉企画として、
アニメ・ランキングの方も、現在応募が続いているのですが、
アニソンと同時に行われた中間発表も、当然ながら酷い状態に・・・・
ネット投票はまだしも、組織票OKなんて投票条件にしたら、
まともな結果にならない事くらい、考えなくたって解るでしょ!?
いや本当、久しぶりに「受信料、返せ」と思ってしまいました(笑)。

 『ベスト・アニメ100(中間発表)』
  1位  TIGER & BUNNY
  2位  魔法少女まどか☆マギカ
  3位  おそ松さん
  4位  カードキャプターさくら
  5位  コードギアス 反逆のルルーシュ
  6位  ラブライブ!(第1期)
  7位  銀魂
  8位  ジョーカー・ゲーム
  9位  ラブライブ!(第2期)
  10位 【劇場版】TIGER&BUNNY The Rising
  11位 新世紀エヴァンゲリオン
  12位 【劇場版】ラブライブ!The School Idol Movie
  13位 [OVA]銀河英雄伝説
  14位 コードギアス 反逆のルルーシュR2
  15位 機動戦士ガンダム
  16位 ご注文はうさぎですか?
  17位 【劇場版】TIGER&BUNNY The Beginning
  18位 名探偵コナン
  19位 デジモンアドベンチャー
  20位 PSYCHO-PASS サイコパス
http://www.nhk.or.jp/anime/anime100/ani_report/

P.S.
初作品から半年後の1917年6月に公開された
現存最古の日本アニメ「なまくら刀」がコチラ↓
https://www.youtube.com/watch?v=UFeL9vFTVeQ


[20984] 野球WBCと囲碁WGC、そして将棋電王戦返信 削除
2017/3/30 (木) 20:18:18 徳翁導誉

先週、WBCとWGC(ワールド碁チャンピオンシップ)が終了し、
そして今週末には、将棋電王戦の第1局が開催されるという事で、
半分 独り言みたいに、とりあえず季節的な返信をば(笑)。


▼ 意外に盛り上がったWBC(笑)
> > 毎年大会が始まるまでは盛り上がりに欠けて、
> > 大会が始まって日本チームがピンチに陥ると 急激に盛り上がるWBCですが、

> いや本当、私自身は野球人間なので、つい忘れがちになるのですが、
> 世間のイメージ的には、まさにそんな感じなんですよね、WBCって(笑)。

いや〜、想像以上に盛り上がりましたねえ、今大会も(笑)。
今回の日本代表は、メジャー組が青木だけでしたし、
しかも、国内組で最大の目玉だった大谷も不在という事もあり、
「世間的には、そこまで話題にならないだろうなぁ」と思っていたので、
ここまで盛り上がろうとは、正直な所、予想外でした!!
楽しみにしていた大谷の不在で、大会前は私自身も、
今回は日本代表より、大会自体を楽しむ方向にシフトしていたのですが、
終わってみれば日本戦中心に(もちろん、日本戦以外も存分に満喫しましたけど・笑)。
そして個人的には、「やはり自分の根幹は野球人なんだ」と再認識させられましたね。
オランダ戦なんて入り込み過ぎて、それこそ試合中ずっと配球を考えながら見ていた為、
棋士じゃないですけど、試合終了後には、頭の方が本当にヘトヘトでしたよ(苦笑)。
逆に言うと、将棋や囲碁の観戦では、そこまで行ける棋力が私に無いのが残念な所・・・・

あと、これに関連して、もう1つ再認識できたのは、
「やはり私は、ベースボールよりも野球が好きだな」って事ですね!!
もちろん、メジャーリーガーの圧倒的なパワーとスピードも、見ていて凄く楽しいですし、
ベースボールにはベースボールの戦術があるのですが、緻密さであれば野球の方が上かと?
でもまあ、野球の柔だけでなく、ベースボールの剛だけでもなく、
「柔よく剛を制す」も「剛よく柔を断つ」もあるからこそ、国際大会は刺激的なんでしょうね。
ただし国際化が進み過ぎると、近年のサッカー界みたいに均一化の方向に進み、
そうした個性や特徴が目立ち難くなりそうですが・・・・
現に日本球界も昨今はそうなりつつあり、ベースボール化が進むプロ野球は、
古い野球ファンからすると雑に見えて、一部の超人選手以外だと面白味を欠いてしまい(泣)。

ただ一方で、今後、AIやビッグデータが本格的に野球界への参入するようになれば、
配球の論理体系もグッと成熟してくるでしょうから、再び緻密な方向に深化が進む可能性も?
「ID野球から、AI野球へ」というのも、これまた刺激的な気がします(笑)。
何だかんだ言って、現状では配球って「個人の経験則」の域を出ていませんし、
なので里崎みたいに、「配球なんて結果論」と断言するWBC優勝キャッチャーも居ると。
まあ確かに結果は結果論なのですが、それでもやはり確率論でもあるはずなんですよね。
だからこそ、その確率を具体的に数値化して可視化できれば面白い気がします・・・って、
そんな事を思っていたら、何やらNHKが興味深いチャレンジを始めるそうで!?(笑)

「AI野球解説プロジェクト ZUNOさん」
http://www4.nhk.or.jp/zuno-san/
頭脳野球、略して「頭野(ZUNO)」だそうです。
予定では来年のプロ野球中継から、解説に挑戦させたいそうで、
将来的には、人間の監督と監督対決をして勝利する事が夢なのだとか。
でもまあ、単独使用はまだ厳しそうですけど、
理論家の解説者と組ませれば、結構面白い中継になるかも?
NHKは時々、挑戦的なスポーツ中継を試みるので、ちょっと期待しています。

> まあ逆に言うと、だからこそ却って、日本と無関係な試合が凄く楽しかったりするんですけどね!!
> 今大会は初めて韓国でも試合が行われ、しかも完成したばかりの高尺スカイドームが会場なので、
> なかなか見る事がない海外の野球場を見られるのも、楽しみの1つではあります。
> もちろん、イスラエルやコロンビアといった初顔を見られるのも、今大会の楽しみではありますが。
> (第1回大会も、南アフリカとオランダが大会を盛り上げましたからねえ)

「楽しみな初顔」なんてレベルじゃなかったですね、イスラエルとコロンビアは(笑)。
イスラエルは韓国や台湾といったアジアの強豪国を撃破して、A組を首位で通過し、
コロンビアもあと1歩で、アメリカやドミニカを押し退けてC組を首位通過だった訳で、
本当にこの両国の存在は、完全に今大会の台風の目となっていました!!

ただ、そうした新興国や欧州勢などの台頭がある一方で、
キューバ・韓国・台湾といった、これまでの国際野球大会を盛り立てて来た伝統国や、
カナダ・メキシコといった、アメリカ隣接国の相対的な実力の衰退が目立つ大会に・・・・
う〜ん、それはそれで、古くからの野球ファンとしては寂しい所(泣)。
ジワジワとですが、着実に力を上げて来ている中国も、遂に次回は予選行きとなりましたし、
前回大会で日本を苦しめたブラジルや、確実にレベルアップしている欧州勢の存在などを考えると、
WBCの予選枠拡大だけでなく、本大会の出場枠拡大も、そろそろ必要な頃だと思うんですよね。

現状の1組4チームの総当たり戦だと、野球の競技性に合わない失点率判定の発生確率が高く、
それを改善する為にも、総当たりのままで行くのなら1組5〜6チームに拡大し、
その代わり2次ラウンドを廃して、いきなり上位8チームでの決勝トーナメントで良い気がします。
これなら、当然ながら出場国を増やせる上に、早期敗退国にも相応の試合数を確保でき、
優勝までの試合数は不変で選手の負担増ともならず、それでいて白熱の一発勝負の数は増やせると。


▼ 「EUC杯→WGC→電聖戦」の囲碁AIウィーク
> > と将棋ソフトの話に入ろうとしたところで、囲碁界に衝撃的なニュースが!
> > 謎の囲碁棋士「Master」が囲碁サイトで日中韓のプロ囲碁棋士を軒並み打ち破っているそうで。
> > あの井山六冠も「Master」に完敗したのは衝撃的でした。
> > (井山六冠によれば、二子のハンディがなければ「Master」と互角に戦えないとか)

> でもまあ、日本No.1の井山裕太、中国No.1の柯潔、韓国No.1の朴廷桓をはじめ、
> 世界ランク上位陣が軒並み薙ぎ倒されてる様は、驚きをも超えて、もう既に爽快感さえあります。
> あの3月のイ・セドル戦から、まだ1年経っていない上に、
> わずか2〜3日で、世界のトップ棋士が一同に撫で斬りにされた訳ですからねえ・・・・
> Zenもあの趙治勲戦の後、ジワジワと実力を高めていましたけど、
> もうこうなってしまうと、3月開催の「ワールド碁チャンピオンシップ」も一気に茶番化(苦笑)。

以前の雑談でも話題に上がった「ワールド碁チャンピオンシップ」も、無事終了。
頭文字をとった略称は「WGC」なので、日程だけでなく名前も被り気味ですが(笑)、
こちらも国際大会という事で、会場は日本語・中国語・韓国語・英語が飛び交い大賑わいだったとか。
そして、出場棋士は、国内タイトル独占で国際大会に出場する余裕の無い
井山の為に作られた棋戦なので、日本代表の棋士は当然ながら井山裕太。
囲碁AI代表も、囲碁電王戦で趙治勲に1勝2敗だったDeepZenGoが既に発表済みでしたが、
一方で、どんなメンツが来るか心配された中国&韓国の代表棋士は、
韓国No.1の朴廷桓に、中国No.2のミ・イクテイというガチな顔触れに!!
特に中国なんて、トップ棋士8名による国内予選までやって選考したらしいです。
少し調べてみた所、中国や韓国の棋戦は優勝賞金が最高額でも1000万円前後だそうで、
わずか3日間で優勝賞金3000万円の棋戦は、思ってた以上に大きかったみたいですね。
(ちなみに日本の棋戦の優勝賞金は、棋聖戦4500万円・名人戦3300万円・本因坊戦3200万円)

世間がWBCの決勝ラウンドに沸く中、同じ日程でひっそりとWGCも開幕。
そして、結果の方は・・・・
 1日目 ○韓国vs.日本×  ○中国vs. AI ×
 2日目 ○中国vs.日本×  ○韓国vs. AI ×
 3日目 ○ AI vs.日本×  ○韓国vs.中国×
最終日の直接対決を制した韓国のパク九段が優勝、中国のミ九段が準優勝で、
井山戦だけ勝利したZenが3位で、3戦全敗の井山六冠が最下位という大惨事に(苦笑)。

6戦とも実力拮抗の良い対戦揃いで、個人的には素晴らしい大会だったと思うのですが、
やはり結果が全ての世界ですし、その結果も日本の囲碁ファンには最悪な結果だったので・・・・
これだけの賞金額を出して、この結果だと、果たしてスポンサー的には大丈夫なのかと不安に?
井山にしても、中韓のトップ棋士に決して劣らない実力を見せましたが、
国際経験の少なさから来る勝負所でのミスが、大事な局面で響いた印象でした。
それを思うと、今の日本囲碁界が「井山1強」状態なのは不幸な事なんですよねえ。
世界と戦える棋士が1人しか居ないから、井山は国内タイトルを独占し、
国内タイトルを独占したからこそ、国際舞台でしのぎを削る機会が失われて、
アルファ碁の登場と今大会の3連敗により、全7冠独占の偉業までも霞んでしまったと。
井山6冠も既に27歳なので、ここから国際経験を積むのも正直厳しい所ですから、
こうなると名誉挽回の為にも、予定通り再来年まで大会は開催してもらいたい所です!!

あとそれと、井山の3連敗に加えて痛かったのが、Zenの結果ですね。
全3局とも、中盤まではトップ棋士を上回る程の強さは見せいただけに、
中国戦や韓国戦では終盤に暴走して、最後は自滅で終わったのは興醒めでしたし、
最後の井山戦だけ、暴走せずに勝ち切ったので、ネット上では非難轟々な状態でした(笑)。
これがまだアルファ碁の存在がなければ、AIの発展として賞賛されたのでしょうが、
あれを見せ付けられた後では、日本の技術力低下の象徴として罵倒される始末・・・・
しかもZen自体も、標準搭載の中国ルールと、今大会の日本ルールの違いに苦労し、
大会中も微調整して強さが変わるという、公正さを欠く感じになってましたからねえ。
(逆に棋士側は、3日目ともなると連戦の疲れで、小さなミスも増える状況に)
でもまあ、戦前の予想以上に善戦したZenの実力は、もっと評価されて良いと思いました。
とは言え、次回以降も大会があるなら、やはり囲碁AIの予選はやってもらいたい所です。
電気通信大学(EUC)が主催する囲碁AI世界大会の「UEC杯」も、今年で終了みたいですから。

ちなみにUEC杯は、平日3日間に行われたWGC直前の週末に行われ、
UEC杯の優勝&準優勝AIがトップ棋士と戦う「電聖戦」は、WGC直後の週末にあったので、
言うなればあの1週間は、まさに「囲碁AIウィーク」といった感じでしたね(笑)。
一昨年の電聖戦では、優勝したフランス「Crazy Stone」が3子、
準優勝した韓国「Dolbaram」が4子のハンデを貰い、名誉名人の趙治勲を相手に1勝1敗。
そして昨年の電聖戦は、優勝した「Zen」と、準優勝のFacebook製「dark forest」が、
共に3子で名誉棋聖の小林光一と戦い、こちらも1勝1敗という結果でした。
いや〜、棋士vs.AIの戦いが、この電聖戦だけであったなら、凄く熱い展開だったのですが、
昨年の電聖戦直前、Google製「アルファ碁」がイ・セドルを撃破して、一気に茶番化・・・・
しかもイ・セドル撃破の1週間前には、ドワンゴが東大や日本棋院とタッグを組んで
Zenを強化する「DeepZenGo」プロジェクトが発足されたばかりだっただけに、
アルファ碁の衝撃というのは、プロ囲碁界は勿論の事、囲碁AI界にも計り知れないものでした。

で、今年で最後となるUEC杯&電聖戦の結果ですが、
まずUEC杯の方は、正月早々、トップ棋士相手に60連勝したGoogleの「Master」は不参加でしたが、
同じく年末年始にネット囲碁を騒がせた、中国ゲーム企業・テンセント「絶芸」は参加して優勝。
(近年のゲーム事情とか全く解らないのですが、企業規模は任天堂の4倍もあるみたいですね)
WGC直前の「DeepZenGo」は、絶芸にだけ敗れて準優勝だったそうで、
双方のPCスペックこそ不明ですが、ネット対戦ではZenが勝利する事もあるらしく、
まあ、Masterとの実力差はまだしも、絶芸との差は言われてる程では無いのかも?
少なくともDeepZenGoは現状、Masterや絶芸に次ぐ3番手の囲碁AIくらいとは言えそうです。
って、その辺をスッキリさせる意味でも、囲碁AIの国際大会は是非とも見てみたいですね!!
将棋AIに比べると国際色豊かなので、国家や企業のメンツを争う感じも加わりますし。
そして、こちらも最後となる電聖戦では、ポスト井山と目される若手No.1の一力遼が登場し、
今年はハンデ無しの互い先で、絶芸&DeepZenGoと対決して、予想通りと言うか2連敗。
そもそも電聖戦は1日2局の早碁戦なので、やはり棋士側に厳し過ぎますよねえ・・・・
囲碁AIの異常な急成長に、まさに大会ルールの方が追い付かない感じです。
とは言え、そんな厳しい条件の中でも、絶芸相手にかなり食い下がったのですから、
19歳の一力七段にかかる日本囲碁界の期待は、やはり大きいと言えるかと?


▼ 将棋電王戦・第1局&棋王戦・第5局
> > 人間vs最強ソフトの電王戦も今年で最後だそうで。
> > たしかに時の名人を引っ張りだしたので、ドワンゴ的にはこれが潮時かと思ったんですかね。
> > まあ佐藤名人には何とか1勝でもあげてもらいたいものです。

> まあ、将棋よりも困難と見られていた囲碁のAIですら、既にあのレベルまで達してしまった以上、
> 将棋なら尚更、AI側が勝って当たり前、そうでなければAI開発側が低レベルという感じになり、
> これ以上続けた所で、棋士側はもちろんの事、AI開発側も得をしませんからねえ・・・・
> 現役の名人との対戦が決まったとなれば、ここで幕を引くのも丁度良い頃合いだとは思います。
> 第1局が日光東照宮、第2局が姫路城と、最後の対戦を飾るには豪華な会場ですし(笑)。

第1局が4月1日(土)、第2局が5月20日(土)という事で、第1局は今週末ですね。
プロ棋士側は遂に棋界最高峰の名人が登場し、対戦相手となる将棋AI側も最強ソフトのPonanzaで、
しかもこれが「棋士vs.AI」の最終決戦ともなれば、何だかんだ言われても、やはり楽しみです!!
特に、互いに五里霧中な第1局前のワクワク感は、第2局のそれとは段違いですし。

> > それにしても、今年に入ってからプロ棋戦、とりわけタイトル戦に全く興味をなくしてしまいましたね。
> > 郷田vs久保の王将戦にも、渡辺vs千田の棋王戦にも全然興味が持てないです。
> > プロ棋士に対する尊敬とか、憧憬とか、そういうものが剥がれ落ちてしまったもので。。。
> > そういう意味で、千田六段がソフト学習によってどれくらい強くなったか、
> > そういうことにも興味がなくなってしまいました。去年はあれだけ熱く語っていたのに、すみません。

> いえいえ、別に構いませんよ(笑)。
> 私も、例の渡辺竜王の謝罪内容で、気持ちが切れてしまった面があるので・・・・

という事でしたが、一応決着したので、最後に棋王戦の話題を少し。
最終局まで縺れたものの、最後は千田六段を押し切り、渡辺竜王が5連覇で永世棋王位を獲得。
ソフト学習によるタイトル獲得という命題は、あと一歩で達成されませんでした。
それでも囲碁界の動きを見ても、プロ棋士がソフトから学ぶ時代はすぐ近くまで来てそうですね。

囲碁界なんて既に「Masterがそう打ってるから」と、トップ棋士が真似してみてる状況ですし、
それを考えると、まさに文字通り「Master(師匠)」って事なのかも?(笑)
将棋界だと千田六段の存在は異端視されてますけど、囲碁界では案外すんなりと受け入れられ、
特にオセロ界など、今では「どれだけソフト通りに打てるか」の一致率が強さの基準だそうなので、
そうした全般的な流れを踏まえつつ、サラリと「不屈の棋士」を読み直してみると、
・・・後世には「過渡期の貴重な証言集」として扱われる1冊なのかも知れませんね?
ただ、こうしたAIに対する将棋界の抗いを「無様」と見る向きも、一部で確かにあるのでしょうけど、
その一方で、あまりにも突然に追い越され、そしてアッという間に置き去りにされたとは言え、
囲碁棋士の反応も反応で、さすがに潔すぎると言うか? 無抵抗すぎると言うか?(苦笑)
ゲーム性の違いもあるのかも知れませんが、無様に抗う矜持もあると思うんですよね、個人的には。


▼ 三度、オススメの1冊
結局、今年の3月はWBCモードに入ってしまったので、
この花粉症の時期に入りやすい、読書モードに入る事は無かったのですが、
(枕元には、読みかけも含めて、20冊ほど積んでおいたんですけどね・笑)
その中でも、「赤い嵐の経済ゲーム化」を考える参考資料として、
たまたま読んだ1冊が、なかなか名著だったので、ちょっと紹介しておきますね。
中高生向けのジュニア新書という事で、気軽に読めそうと手を出したのですが、
砂糖という1つの商品作物を軸に、世界経済の成り立ちを解り易く描いており、
確かに文章は平易で読みやすかったんですけど、中身の方は実にダイナミックで、
いや〜、「ジュニア新書、侮りがたし」と再認識させられる1冊でした!!

「砂糖の世界史(岩波ジュニア新書)」
https://www.amazon.co.jp/dp/4005002765/

・・・って、私が今まで手を付けなかっただけで、有名な1冊ですから、既にご存知かも?
でもまあ、大人同士で薦め合うよりも、それこそ中高生に薦めたい1冊ではありますが(笑)。


[20986] ご無沙汰しております返信 削除
2017/3/31 (金) 15:32:20 ほのぼのさん

▼ 徳翁導誉さん

> 先週、WBCとWGC(ワールド碁チャンピオンシップ)が終了し、
> そして今週末には、将棋電王戦の第1局が開催されるという事で、
> 半分 独り言みたいに、とりあえず季節的な返信をば(笑)。


すみません、2月〜3月は仕事も年度末モードの怒涛の忙しさでお返事が遅くなってしまいました。
前回のアニソンも読んでいたのですがお返事する余裕がなくすみません・・・

▼ 意外に盛り上がったWBC(笑)

いや〜、ほんど盛り上がりましたね。始まる前は大谷離脱とかネガティブな情報しかなかったですが、
いざWBCが始まって日本が連勝を続けると過去の優勝時に匹敵する盛り上がりになったのではないでしょうか。
それにしても、今回の日本は第1ラウンド、第2ラウンドを無敗で突破したため過去4回で最も勝率が高いんですよね。

日本の過去成績
第1回 5勝3敗
第2回 7勝2敗
第3回 5勝2敗
第4回 6勝1敗

ある意味、過去最高の日本代表だったのではないでしょうか(笑)。
小久保監督も、采配はともかくこの4年で監督として大きく成長したのではないでしょうか。
今回のWBCで退任とのことですが、ここは2020年オリンピックまでやらせてもいいと思うんですけどね。

> あと、これに関連して、もう1つ再認識できたのは、
> 「やはり私は、ベースボールよりも野球が好きだな」って事ですね!!
> もちろん、メジャーリーガーの圧倒的なパワーとスピードも、見ていて凄く楽しいですし、
> ベースボールにはベースボールの戦術があるのですが、緻密さであれば野球の方が上かと?
> でもまあ、野球の柔だけでなく、ベースボールの剛だけでもなく、
> 「柔よく剛を制す」も「剛よく柔を断つ」もあるからこそ、国際大会は刺激的なんでしょうね。
> ただし国際化が進み過ぎると、近年のサッカー界みたいに均一化の方向に進み、
> そうした個性や特徴が目立ち難くなりそうですが・・・・
> 現に日本球界も昨今はそうなりつつあり、ベースボール化が進むプロ野球は、
> 古い野球ファンからすると雑に見えて、一部の超人選手以外だと面白味を欠いてしまい(泣)。


準決勝の日米戦を観ていたのですが、アメリカも緻密な野球をやっていたと思いましたよ。
投手の継投リレーとか、8回の筒香を封じるためにここまでやるかという感じでしたし。
あと、アメリカで選ばれた救護ピッチャーを見ていると、単に剛速球を投げるのではなく
変則派を揃えて短期決戦では攻略できないようにした感じだったと思います。
あの日米戦の緊迫さ、エラーにならない小さなミスが勝敗を決するってのは世紀の名勝負でした。
まあオランダとかイスラエルとかは粗があったと思いますが、メジャーリーグも
ここ10年くらいむしろ緻密な野球に向かっているんじゃないですかねえ?
私も古い野球ファンなので、野村ヤクルトvs森西武の頭脳戦の日本シリーズとか大好きなんですけね〜。

> ただ一方で、今後、AIやビッグデータが本格的に野球界への参入するようになれば、
> 配球の論理体系もグッと成熟してくるでしょうから、再び緻密な方向に深化が進む可能性も?
> 「ID野球から、AI野球へ」というのも、これまた刺激的な気がします(笑)。
> 何だかんだ言って、現状では配球って「個人の経験則」の域を出ていませんし、
> なので里崎みたいに、「配球なんて結果論」と断言するWBC優勝キャッチャーも居ると。
> まあ確かに結果は結果論なのですが、それでもやはり確率論でもあるはずなんですよね。
> だからこそ、その確率を具体的に数値化して可視化できれば面白い気がします・・・って、
> そんな事を思っていたら、何やらNHKが興味深いチャレンジを始めるそうで!?(笑)


なんかこのあたりもメジャーリーグの方が進んでいるような気がします。
メジャーリーグではかつて一世を風靡した「マネーボール」から「ビッグデータ・ベースボール」への流れがあるようですよ。
ご存じかもしれませんが、この本は最新のメジャーリーグを知る上でもお勧めです。

ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF-%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB-20%E5%B9%B4%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%B2%A0%E3%81%91%E8%B6%8A%E3%81%97%E7%90%83%E5%9B%A3%E3%83
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(この本の簡単な紹介はこちらで。http://synodos.jp/international/16575

> ただ、そうした新興国や欧州勢などの台頭がある一方で、
> キューバ・韓国・台湾といった、これまでの国際野球大会を盛り立てて来た伝統国や、
> カナダ・メキシコといった、アメリカ隣接国の相対的な実力の衰退が目立つ大会に・・・・
> う〜ん、それはそれで、古くからの野球ファンとしては寂しい所(泣)。
> ジワジワとですが、着実に力を上げて来ている中国も、遂に次回は予選行きとなりましたし、
> 前回大会で日本を苦しめたブラジルや、確実にレベルアップしている欧州勢の存在などを考えると、
> WBCの予選枠拡大だけでなく、本大会の出場枠拡大も、そろそろ必要な頃だと思うんですよね。
>
> 現状の1組4チームの総当たり戦だと、野球の競技性に合わない失点率判定の発生確率が高く、
> それを改善する為にも、総当たりのままで行くのなら1組5〜6チームに拡大し、
> その代わり2次ラウンドを廃して、いきなり上位8チームでの決勝トーナメントで良い気がします。
> これなら、当然ながら出場国を増やせる上に、早期敗退国にも相応の試合数を確保でき、
> 優勝までの試合数は不変で選手の負担増ともならず、それでいて白熱の一発勝負の数は増やせると。


そうですよね。今の1次ラウンド、2次ラウンドの制度だとどうしても勝敗数が同じになって失点率判定になったり
2勝1敗が2回続いても(下手したら1勝2敗でも)決勝トーナメントに行けたりと、興を削がれる部分がありますね。
ぶっちゃけ、第1回の日本優勝でも「5勝3敗で優勝ってどうなの?」って気持ちも正直ありますし。
1組5チームだと抜けチームができて公平性が損なわれるので、ここは本戦に24チーム登場(予選は1組6チームの4組)にしても
いいんじゃないですかね。そして各組上位2チームが決勝トーナメント行きにすると最低でも4勝1敗が求められるから緊迫感が出ると思います。

▼2026年サッカーW杯 出場枠 現在の32チームから48チームに拡大(アジアは8に)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170331/k10010931731000.html
出場国の増加という話つながりですが、サッカーW杯の出場枠が48チームに拡大するのが正式に決まったようで。
アジア枠が8だと、日本は少なくとも今後50年は毎回楽々出場できそうですね!!
と単に喜べる話ではなく、ほんとW杯の価値低下が危ぶまれます。
いくら世界的なマーケット枠の拡大のためとはいえ、これはひどいと日本のサッカーファンの嘆きの声が多いようです。
予選のヒリヒリした感じが好きなのに、出場枠が48チームになると予選は楽しめず本戦ですぐに敗れるというのが続いて
フラストレーションがたまりそうです。

▼ 「EUC杯→WGC→電聖戦」の囲碁AIウィーク

あまり詳しくはニュースを追っていなかったのですが、井山さんが「DeepZenGo」に完敗したのは大きなニュースになっていましたね。
「Master」以外のトップクラスの囲碁ソフトは世界のトップ棋士と互角といった状況でしょうか。
次は「Master」と日韓中のトップ棋士の公式戦でのガチな勝負を見てみたいですね。

▼ 将棋電王戦・第1局&棋王戦・第5局

> 第1局が4月1日(土)、第2局が5月20日(土)という事で、第1局は今週末ですね。
> プロ棋士側は遂に棋界最高峰の名人が登場し、対戦相手となる将棋AI側も最強ソフトのPonanzaで、
> しかもこれが「棋士vs.AI」の最終決戦ともなれば、何だかんだ言われても、やはり楽しみです!!
> 特に、互いに五里霧中な第1局前のワクワク感は、第2局のそれとは段違いですし。


直前になりますが、佐藤名人vsPonanzaの2番勝負は楽しみですね。
ただ、佐藤名人も昨年のような好調さはなくて今年は調子を落としているようなので、
どこまでPonanzaに食い下がることができるかというところでしょうか。
これでPonanzaが2連勝するようだと、「冷静な棋士とソフトの力の比較」よりも「棋士の威厳」を最優先してきた
将棋界のメンツが完全に潰されるようになるわけですが(今でさえ8割方は潰されていますが)。

▼ 三度、オススメの1冊
 
> 「砂糖の世界史(岩波ジュニア新書)」
> https://www.amazon.co.jp/dp/4005002765/
> ・・・って、私が今まで手を付けなかっただけで、有名な1冊ですから、既にご存知かも?
> でもまあ、大人同士で薦め合うよりも、それこそ中高生に薦めたい1冊ではありますが(笑)。


ええ、この本は確か10年くらい前に読んだと思います。
内容についてはほとんど憶えていないのですが・・・
貿易から歴史を追うってのは私も大好きですね。
高校の世界史の授業もこういう観点ですれば生徒の食いつきも良いと思うんですけどねえ。

▼おんな城主直虎

今のところ全部視聴していますよ。先週は初恋の人(?)の当主直親が今川勢に打ち取られて
いよいよ直虎が城主になるところまででしたね。
当初思っていたよりも楽しめている感じですね。脚本がしっかりしているし人間ドラマをしっかりと描いているし。
弱小勢力の悲哀と生き残りに向けての地を這うような想いもちゃんと表現できていますし。
まあ雰囲気は真田丸とは正反対に振れていますが、どちらの雰囲気も良いんじゃないでしょうか。
ただ、城主になってからの話があと3/4もあって、一番の盛り上がりどころである直親死亡&直虎城主就任も終わってしまって、
どう話を続けていくか不安もありますが・・・。
あとは海老蔵信長がどんな感じになるかですね。

▼ NHKのアニソン・ランキング

> 今年は日本で国産アニメが公開されてから100周年の節目という事で、
> NHKでは「ニッポンアニメ100」と題して、様々な企画や番組を行っており、
> 先週は歴代アニメソングの人気ランキング特番があったのですが・・・・想像以上に酷い事態に。
> まあ、「ネット投票&組織票OK」という段階で、碌な結果にならないのは予想してましたけど、
> それを大きく上回る惨劇を、まさかNHKの生放送で見させられるとは(苦笑)。


いやあ、これは酷いですね。
せめて年代や世代で区切らないと、全部ごっちゃにすると熱心な信者の忠誠度ランキングになってしまいますな。
私は「ラブライブ!」は視聴していなかったので、1位、2位がさっぱり分からない非国民になってしまいました。
国民的なアニソンというと、サザエさんとかドラえもんとかドラゴンボールとか妖怪ウォッチとかアンパンマンとかも入れないと。
幼児や学童向けのアニメの主題歌は「アニメソング」として認められないということですかねえ。

あと、これは個人的な考えですが、やはり「1アニメ1主題歌」であるべきだと思うんですよ。
10年以上続くアニメだとまた違うんでしょうが、1年以上続くアニメで1クールや2クール毎に主題歌を変えるのは、
世間に広く親しまれるアニソン作りに反するような気がするんですよね。
「妖怪ウォッチ」でもせっかく「ゲラゲラポーのうた」や「ようかい体操第1」が紅白にも出るような国民的アニソンになったのに
その後は主題歌を1クール毎に変えていて何だかなあという感じです。



[20993] 野球・サッカー・AI・アニソンなど、諸々雑談(長文)返信 削除
2017/4/7 (金) 19:14:16 徳翁導誉

> > 先週、WBCとWGC(ワールド碁チャンピオンシップ)が終了し、
> > そして今週末には、将棋電王戦の第1局が開催されるという事で、
> > 半分 独り言みたいに、とりあえず季節的な返信をば(笑)。

> すみません、2月〜3月は仕事も年度末モードの怒涛の忙しさでお返事が遅くなってしまいました。
> 前回のアニソンも読んでいたのですがお返事する余裕がなくすみません・・・

いえいえ、構いませんよ。
こうして書く事で、漠然と抱いた感想を整理する事も出来ますし。
ただ久しぶりに書いたでの、またまた長文となってしまいました(笑)。


▼ WBCと日本野球論
> それにしても、今回の日本は第1ラウンド、第2ラウンドを無敗で突破したため
> 過去4回で最も勝率が高いんですよね。
> 日本の過去成績
> 第1回 5勝3敗
> 第2回 7勝2敗
> 第3回 5勝2敗
> 第4回 6勝1敗
> ある意味、過去最高の日本代表だったのではないでしょうか(笑)。
> ぶっちゃけ、第1回の日本優勝でも「5勝3敗で優勝ってどうなの?」って気持ちも正直ありますし。

でもまあ野球は、100試合以上戦って、勝率6割で優勝、勝率4割で最下位な競技ですからねえ。
相当な実力差があれば別ですけど、それ相応の相手たちとの連戦であれば、
ある程度は「負け」も計算に入れつつ、目標から「逆算」するのも、1つの強さだったりします。
こうした老獪な強さが見られたのが、第1回WBCで準優勝したキューバでした。
逆に失敗例としては、「全勝で金メダル」を目標に掲げ、
予選を全勝で突破しつつ、最も大切な準決勝を落とした、アテネ五輪の日本代表でしょうか?

まあ確かに、第1回WBCでの日本の優勝は、それこそ棚ボタな結果でしたけど(笑)、
第2回WBCでの優勝は、そうした計算や柔軟な対応が、結構うまくハマってたんですよね。
逆に最も稚拙だったのは・・・第3回大会のような気もしますが、
冷静になって考えると、実は第1回大会が一番ヤバかったかも知れません(苦笑)。
9回に1点差で負けてる場面で、「ホームランが出れば同点」という王采配は、
「世界のホームラン王」にしか出来ない采配ですけど、それでも初代王者に輝くのですから、
やはりそこが、強運の星のもとに生まれたスーパースターなのかも?
そういう意味では、王や原にあり、山本浩二や小久保に無かったのは、その差なのか!?

と、冗談はさて置き、何だかんだで今回の日本代表も強かったと思いますよ。
大会結果を見ても、「投手陣は過去最低だが、打撃陣は過去最高」という前評判通りだったかと。
これだけ打った日本代表も、これだけ打たれた日本代表も、過去に無かったのでは?
そして最後は、心配された投手陣が頑張り、期待された打撃陣が不発で、
最終的には、軽視していた守備力の差で負けたのも、勝負の綾なのかも知れませんね。

> > もちろん、メジャーリーガーの圧倒的なパワーとスピードも、見ていて凄く楽しいですし、
> > ベースボールにはベースボールの戦術があるのですが、緻密さであれば野球の方が上かと?
> > でもまあ、野球の柔だけでなく、ベースボールの剛だけでもなく、
> > 「柔よく剛を制す」も「剛よく柔を断つ」もあるからこそ、国際大会は刺激的なんでしょうね。

> 準決勝の日米戦を観ていたのですが、アメリカも緻密な野球をやっていたと思いましたよ。
> 投手の継投リレーとか、8回の筒香を封じるためにここまでやるかという感じでしたし。

ああいう継投は、まさにWBCならではかも知れませんね。
投手のメンツを重んじるメジャーで、あれほどシビアな交代はシーズン中だと絶対有り得ませんし、
下手をすればワールド・シリーズですら、あそこまで徹しては出来ない気がします。
であればこそ、その采配を断行した老名将の決断力と、それすら受け入れる選手たちの本気度が、
本当にビシビシと伝わってくる、アメリカの継投リレーでした!!
日本の野球ファンが思っている以上、あれはトンデモない事なんです。

> あと、アメリカで選ばれた救護ピッチャーを見ていると、単に剛速球を投げるのではなく
> 変則派を揃えて短期決戦では攻略できないようにした感じだったと思います。

まあこの辺は、昨年活躍して出場を希望した中継ぎ投手に、たまたま変則派が多かったり、
元々メジャーで活躍する豪腕投手や長距離砲は、意外とアメリカ人選手が少なかったり、
前回のWBCでは、アメリカ屈指の豪腕・キンブレルが打ち砕かれたりとかあった結果、
こういう人選になった面は、ちょっとありそうですけどね。
ドミニカ、ベネズエラ、プエルトリコの打撃陣とは、日常的にメジャーで対戦しており、
彼らと初対戦なのは、日本の打撃陣くらいでしたので(笑)。

とは言え、見慣れない変則派をぶつけるのは、短期決戦において有効な手段なので、
対戦経験の面で言えば、それこそ日本代表が有効に使いたい作戦ではあります。
ただ、これも気を付けなければならないのは、日本では変則でも海外では多く居たり、
逆に日本では普通でも海外では珍しいタイプなどを、キチンと把握する事ですね。
あとは今回の牧田みたいに、海外の打者もアンダースローには不慣れだけど、
捕手の小林もアンダースローに不慣れ・・・みたいな事は避けて欲しいです(苦笑)。
変則投手を活用するなら、そのトリセツを事前に熟知しておくのは必須だろうと。

> あの日米戦の緊迫さ、エラーにならない小さなミスが勝敗を決するってのは世紀の名勝負でした。
今回のアメリカ代表は、投手を除く野手8人をゴールド・グラブで固めてましたし、
あそこまで守備力の高いチームを組んだのは、恐らく初めてだったと思います。
しかも、GMにはジョー・トーリ、監督にはリーランドという、古強者な名将を2人揃え、
選手選考も志願制みたいに、「星条旗の為に戦いたい」という選手だけを選び、
それでも苦戦しながら1次・2次ラウンドを突破しての、悲願の初優勝でしたからねえ。
2年連続本塁打・打点王&4年連続ゴールド・グラブの主砲アレナドにしても、
思わぬ打撃不振に苦しんだり、信じられないエラーを見せる一方で、
気迫のヘッド・スライディングを見せるなど、本当に気合と重圧が見て取れましたした。

今大会は貧打で苦しんだアメリカ代表でしたが、それでも優勝できた理由は、
投手力も含めた守備力の高さと、経験豊富な指導陣&やる気の高い選手たち、
そして苦しい試合を戦う事で成長していったチーム力にあるのかも知れません。
逆にその辺を考えると、日本代表が敗れたのも、ある意味で必然だったのかなぁ?
アメリカの勝因と見比べると、残念ながら、どうしても全てが見劣りしてしまうので・・・・
その辺の事情を考えると、1次・2次ラウンドの全勝突破というのも、
決して最良であるとも言い切れないのが、こうした大会の難しい所だと思います。
短期決戦ともなると、1つの苦戦や敗戦で、却ってチームが強くなる事も珍しくないですから。

でもまあ、結果的に「日本×アメリカ」戦の勝敗を分けたのも、この守備力の差でしたよね。
ゴールド・グラブをズラリと並べたアメリカに対して、
日本は小久保&仁志コンビの影響もあってか、どうも以前より守備軽視で・・・・
菊池が選外になるほど極端だったプレミア12に比べれば、WBCでは幾らか改善されたものの、
松田&坂本を始め、守備に不安を感じる野手陣をバックに投げるのは、
正直な話、投手心理で言うと、ちょっと勘弁してもらいたい気持ちはあります(苦笑)。
もちろん、野手陣はみんな頑張ってましたし、彼らを腐す気持ちは毛頭ないですけど、
今大会は今までよりも、守備面で「おいおい」と思わせる場面が多かったですからねえ。
「打撃陣は過去最高」と言っても、それはあくまで日本代表に限っての話であり、
本来の強みである「守備力の高さ」を疎かにしてしまったのは、やはり心残りではあります。

> まあオランダとかイスラエルとかは粗があったと思いますが、メジャーリーグも
> ここ10年くらいむしろ緻密な野球に向かっているんじゃないですかねえ?

う〜ん、この辺は私とほのぼのさんとで、「緻密な野球」という言葉の捉え方が違うのかも?
100試合やって勝率6割を目指す方法と、その1試合の勝率を少しでも上げる方法は、
ちょっと異なる所があり、WBCで求められる後者の戦い方は、日本が断トツだと思うんです。
それはやはり、日本のアマチュア野球は、良くも悪くもトーナメント戦が主体ですが、
海外だとリーグ戦が基本で、選手の強化には適していても、一戦必勝の戦い方には不慣れだと。
(サッカーの選手育成だと、こうしたアマの仕組みが、諸悪の根源のように叩かれてますね)

そもそも、これは日本と海外とのシステムの違いであり、それが今後も変化無さそうな以上、
求められる戦い方も異なるままでしょうから、この差はあまり埋まっていかないと思います。
ただ一方で、日本でもプロ野球は前者の勝率6割が求められるので、
今後も一層、アマとプロとの戦い方に乖離が広がり続けていけば、
代表戦では日本野球の独自性が、次第に薄らいでいく可能性はありますけどね。

> 私も古い野球ファンなので、
> 野村ヤクルトvs森西武の頭脳戦の日本シリーズとか大好きなんですけね〜。

私自身が投手出身なので、どうしても投手目線で見てしまうのですが、
1992年の野村ヤクルトは・・・岡林の酷使が子供心にちょっとトラウマで、
確かに凄い日本シリーズだったとは思うのですが、
心理的に手放しでは評価できないんですよね、申し訳ない。
勝てない投手に肘を痛めるシュートを投げさせても、それはプロ生活を延ばす事ですし、
伊藤智の故障についても、元々リスクと球威が同居する投球フォームでしたので、
これらに関して批判する気は無いですし、監督や解説者としての野村も高く評価してますけど、
やはり岡林の件だけは目に余るので、いろいろと思う所はあります。
中学3年までパラグアイで育ったという特殊な背景も、岡林にはありましたし・・・・

> > ただ一方で、今後、AIやビッグデータが本格的に野球界への参入するようになれば、
> > 配球の論理体系もグッと成熟してくるでしょうから、再び緻密な方向に深化が進む可能性も?
> > 「ID野球から、AI野球へ」というのも、これまた刺激的な気がします(笑)。

> なんかこのあたりもメジャーリーグの方が進んでいるような気がします。
> メジャーリーグではかつて一世を風靡した「マネーボール」から
> 「ビッグデータ・ベースボール」への流れがあるようですよ。
> ご存じかもしれませんが、この本は最新のメジャーリーグを知る上でもお勧めです。

いま流行のセイバーメトリクス(統計的な選手評価の数値化)とかもそうですけど、
正直言って、まだ現状では「数字遊び」の域を出てないと思うんですよねえ・・・・
例えば、過去のデータに基づく極端な守備位置のシフトとか、WBCでも見られましたけど、
プロとして力勝負を魅せるシーズン中ならまだしも、真剣勝負の場では愚策にしか見えません。
だって本気で勝利に徹するなら、ガラ空きの方向へ打球を転がせば良いだけですので。
それに、「ヒット性の打球をアウトにし、アウト性のをヒットにする」のと、
「ヒット性はヒットで、アウト性をアウトにする」とは、数字上では一緒でも、
マウンドで投げてる投手に与える精神的負担は、決して一緒では無いですから。

もちろん、感覚頼りだった昔に比べれば、様々な数値が出るのは助かる一方、
まだ過渡期という事もあってか、プレー感覚の無視や恣意的な解釈もかなり気になり、
絶対視できる所までは、全然到達できていないというのが、私の正直な印象ですね。
しかし実際にこうして数値で表されると、それを絶対視というか神聖視してしまう層もおり、
仕方の無い事なのかも知れませんが、悪い面も目立っているのが現状かと・・・・
WHIPやOPSなどにしても、野球に新たな指標が増えたというだけの話で、
これらの新数値を有り難がり、打率や防御率などを腐すような傾向は、何だか面倒な限りです。
(野球ほど数値化される競技も少ないので、ファンが数字遊びとして楽しむ分には構いませんが)

例えば送りバントにしても、一昔前なら「バント絶対論」みたいな感がありましたが、
今では逆に、そうしたデータ解析から「バント不要論」が台頭してきている感じです。
ですが実際の試合では、送りバントが有効か? 強攻策が有効か? は状況ごとに違いますし、
絶対論者でとにかくバントも、不要論者でとにかく強攻策も、要は同タイプなんだと思います。
そして結局、どれだけ大量のデータを収集できても、分類の方が未成熟なので、
経験則による漠然として解析にさえ、なかなか追いつけてない気がするんですよね。
なので現状では、大量のデータと経験則を、うまくリンクさせられるタイプが最良なのかも?

あとそれと、amazonのリンクを貼る際は、アドレスに余分な情報が多く付いているので、
「amazon.co.jp」の後は「/dp/商品番号」だけにした方が、スッキリすると思います。

▼ 日本代表の新監督&東京五輪の野球競技
> 小久保監督も、采配はともかくこの4年で監督として大きく成長したのではないでしょうか。
> 今回のWBCで退任とのことですが、ここは2020年オリンピックまでやらせてもいいと思うんですけどね。

確かにこの4年間で、監督として小久保も成長したと思いますけど、
ただ、これはサッカー日本代表でも、よく言われる事ですが、
代表は選手や監督を育成する場所じゃないですからねえ・・・・
監督経験という面では、昨年新人監督だった高橋由伸にすら、既に抜かれてるかと?
確かに代表戦の方が、1試合あたりの重みは大きいですけど、やはり実戦数が少な過ぎますよ。
今後の小久保の指導者人生を考えても、これ以上続けるのはマイナス面が大きいでしょうし、
現金な話、代表の給料は激安ですからねえ(苦笑・前回WBCの月給は監督30万円、コーチ15万円)。

今年の11月には、日韓台で新設した若手プロ限定の代表戦があり、
これからの4年間には東京五輪もありますので、選択肢はかなり限られると思います。
若い指導者に代表監督のポジションは、負担もリスクも大きいですし、
かと言って、高齢だと視察や国際試合も大変でしょうし、
監督を任せられる名声や実績があって、安月給でも問題ない金銭的余裕があるとなると、
新監督としての新鮮味には欠けるものの、やはり原が最有力候補だと思いますよ。
落合や秋山も条件的には当てはまりますけど、今回は五輪もあるので、まず無難に行くのでは?
って、もしも小久保を選んだような路線を続けるなら、次は宮本あたりが有力かも知れませんが。

ちなみに、今後4年間の野球界スケジュールは、こんな感じ↓
  2017年 9月:U-18野球W杯(清宮&安田が揃い踏み?)
       11月:アジア・プロ野球チャンピオンシップ(若手限定の新設代表戦)
  2018年 8月:夏の甲子園・第100回記念大会(出場校を拡大予定 55校? 64校?)
       8月:アジア大会(アジア版五輪・金メダルで兵役免除の韓国は毎回ガチ)
  2019年 9月:U-18野球W杯
       11月:世界野球プレミア12
  2020年 3月:WBC予選(ベスト4の日本は予選免除)
       7月:東京オリンピック(横浜&福島で開催)
  2021年 3月:第5回・WBC

それにしても、東京五輪の野球競技はどうなるんですかねえ?
レスリング残留の煽りを食い、正式競技化を逃したスカッシュ(野球はオマケ)を救済するべく、
IOC新体制が新設した「追加競技」枠を、な〜んにも忖度できない東京五輪の組織委員会が、
スカッシュを外して野球だけ入れ、空手・スケボー・クライミング・サーフィンを選ぶ暴挙に出た為、
野球実施は東京五輪限りが濃厚ですけど、ところで出場選手の方はどうなるんでしょ?
この調子では、メジャーリーガーの出場など夢のまた夢でしょうし、
個人的に契約で盛り込むにしても、WBCすら不参加な日本人メジャーリーガーは、やはり不在?
結局は東京五輪の日本代表も、プレミア12みたいに、国内選手のみで行く事になりそうなので、
こうなるともう、大谷がメジャーに行ってるかが関心の中心になりますかねえ。
もちろん今すぐ渡米しても活躍するでしょうけど、選手としては未だ成長過程なので、
出来れば完成してから渡米して欲しいというのが、個人的には正直な感想ですね。
ただ、本人も以前は五輪に出たいと言ってましたけど、流石に4年後ともなると望み薄かな・・・・

と言いますか、メジャーリーガーの五輪参加が、どうこうと言う以前に、
これからの五輪は人気競技ほど、トップ・プロの出場が減っていくかも知れません。
近年はIOC側も金儲け主義が行き過ぎて、各競技連盟に稼がせて上納させる事を企んだのですが、
IOCから改革を強要された結果、各競技連盟も自前の大会で稼げるようになれば、
その反動として、五輪の意図的な軽視化が進むのは必然の流れかと・・・・
自前の世界大会を権威付けようと思えば、五輪競技の権威を下げるのは当然ですからねえ。
こうした力関係の逆転は、今まで、サッカー競技のFIFAくらいしか無かったのですが、
平昌五輪では遂に、アイスホッケーの北米プロリーグNHLが不参加を決め、
東京五輪においてもバスケが、サッカー同様に23歳以下する差別化を検討しており、
陸上競技とかもプロ化が進んだ事で、選手も昔ほど五輪を絶対視しなくなって来ています。
人気の高い競技や選手ほど、高額の賞金も集まる為、五輪なんて名声だけの無給大会になると。
まあ視聴者側から言えば、プロ解禁から23歳以下になるまでの短期間、
五輪サッカーが「ミニW杯」の様相を呈していたみたいに、
人気競技のミニW杯が集結した五輪は確かに魅力的ですし、IOC側もそれを目論んでましたけど、
そりゃ各競技連盟やプロ組織の都合から考えれば、そうは問屋が卸しませんよね(苦笑)。

「アマの祭典」だった五輪が、冷戦終結とプロ解禁で「世界最大の祭典」に変化したように、
東京五輪あたりを境にして、次世代の五輪は「2流大会と2流競技の祭典」に移行するのかも?
それでも、五輪競技から除外されてる野球の復帰は、かなり重要事項だったりします。
WBCや世界野球が成功するなら、既に野球が盛んなトップの国々は、五輪とか別に良いんですけど、
野球が2流・3流競技扱いの国々での普及面を考えると、五輪の存在って凄く重要になんですよね。
現状だと野球の普及活動は、メジャーリーグが市場拡大の為に、私財を投じて行ってる状態ですが、
五輪競技に復帰できれば、各国内で公的支援を受けやすくなりますし、いろいろ変わってくるかと。

> > WBCの予選枠拡大だけでなく、本大会の出場枠拡大も、そろそろ必要な頃だと思うんですよね。
> > 現状の1組4チームの総当たり戦だと、野球の競技性に合わない失点率判定の発生確率が高く、
> > それを改善する為にも、総当たりのままで行くのなら1組5〜6チームに拡大し、
> > その代わり2次ラウンドを廃して、いきなり上位8チームでの決勝トーナメントで良い気がします。

> そうですよね。今の1次ラウンド、2次ラウンドの制度だと
> どうしても勝敗数が同じになって失点率判定になったり
> 2勝1敗が2回続いても(下手したら1勝2敗でも)決勝トーナメントに行けたりと、
> 興を削がれる部分がありますね。
> 1組5チームだと抜けチームができて公平性が損なわれるので、
> ここは本戦に24チーム登場(予選は1組6チームの4組)にしてもいいんじゃないですかね。

確かに公平性を求めるのであれば、偶数の1組6チームが良いのですが、
しかし現実的な話をすると、4チームなら全6試合、5チームなら全10試合なのに対して、
6チーム総当たりだと全15試合になるので、なかなか難しいんですよねえ・・・・
やはり国際試合は1日2試合が限界ですし(WBC東京ドームのデーゲームは正午開始でした)、
そうなれば「1会場のまま8日間か?」「2会場用意するか?」となり、どちらにしても大変と。
一方で5チームなら、1日2試合でも5日間で終わる上、6チーム時より消化試合を減らせますし、
現状の4チームでも、3日間ではなく4日間なので、既に日程的に不公平ですからねえ(苦笑)。
5チーム制の欠点を挙げるなら、全チームが「2勝2敗」で並ぶ危険性がある事でしょうか?(笑)

1組6チームといえば、東京五輪の野球&ソフトも、そんな感じになるみたいですね。
まあこちらは組数も1つしかないので、6チーム中4チームが決勝トーナメント進出で、
そこで1勝すればメダル確定、つまりは出場チームの半分がメダル獲得なりますが(苦笑)。
一応、会場は横浜スタジアムと福島あづま球場で2つらしいですけど、
野球とソフトで球場を共用するのであれば、日程的に両球場間の移動が大変そうですね・・・・
日本代表は開幕戦で福島を使うみたいなので、移動面の負担は最も少ないのでしょうけど。


▼ サッカーW杯が48ヶ国に拡大、アジア枠も8.5に倍増
> > サッカーW杯、出場枠を32ヶ国から48ヶ国に拡大
> > 大陸枠は「欧州16、アフリカ9.5、アジア8.5、南米6.5、北中米6.5、オセアニア1」とも?

> http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170331/k10010931731000.html
> 出場国の増加という話つながりですが、
> サッカーW杯の出場枠が48チームに拡大するのが正式に決まったようで。
> アジア枠が8だと、日本は少なくとも今後50年は毎回楽々出場できそうですね!!
> と単に喜べる話ではなく、ほんとW杯の価値低下が危ぶまれます。

いや、48ヶ国への拡大は、前回話題にした時に決まった話で、
今回は各大陸の出場枠がトップ会談で合意できたよ、という話ですね。
まあ枠数自体は、前回出ていた構想案とほとんど変わらず、
オセアニアと開催国大陸にも、大陸間プレーオフの出場枠が新たに与えられたくらいです。

> 予選のヒリヒリした感じが好きなのに、出場枠が48チームになると予選は楽しめず
でもまあ、ドーハの悲劇の時はアジア2枠で、ジョホールバルの歓喜の時は3.5枠、
それ以降は現在まで4.5枠ですから、既に予選でヒリヒリする感覚はかなり減じているのですが、
それでも流石に8.5枠まで増えてしまうと、順当に行けば日本は予選通過できそうですね。
あとは、予選方式次第ですか?
8組に分けて1位のみとか、アジア杯のベスト8とかだと、
中堅国に1発喰らって終了とかも、普通に有り得ますし・・・・
逆に言えば、これならアジア8.5枠でもヒリヒリ出来ますね(笑)。

またFIFAの新会長は、南米連盟と北中米連盟に「共同予選」を提案したそうなので、
多分無いでしょうけど、アジアも他大陸と共同予選を行えば、結構厳しくなるかも?
ちなみに南北アメリカ統一予選は、強豪国有利で南米&FIFAには美味しい話ですけど、
北中米側(特に中米カリブ諸国)にメリットが乏しいので、恐らく却下でしょうね。
(救済策として、中米杯とカリブ杯の優勝国にW杯出場権を与えれば、実現の可能性も?)
とは言え昨年には、南米連盟&南米選手権の100周年を記念して、
南米連盟が北中米連盟と共催で、南米選手権の記念大会をアメリカで開催しましたし、
欧州の1人勝ち状態を打開すべく、今後は大陸間の連携がいろいろ模索されるかも知れません。

と言いますか、日本も強化の為には、こうした流れに是非とも一枚噛みたい所です!!
東アジア開催の南米選手権とか、ちょっと見てみたくありません?(笑)
昨年の記念大会に準ずれば、南米10ヶ国+日中韓&東・東南アジア予選3ヶ国って感じで。
まあそれが難しいようなら、マンネリ化している東アジア杯に招待国枠を作り、
欧州や南米からチームを呼んできて、日中韓の3ヶ国共同で強化を図っても良いかと。
せっかくアジア連盟とは別枠で、FIFA直轄の東アジア連盟を作ったんですし。

> 本戦ですぐに敗れるというのが続いてフラストレーションがたまりそうです。
本命案の「16組×3ヶ国で、決勝トーナメント32ヶ国」だと、
グループ・リーグ戦が2試合になるので、やはり少ないですよね。
大陸予選は長期化していて、現状の3試合でも正直物足りないくらいなのに・・・・
そこまでやるなら、いっそ戦前みたいに、最初から決勝トーナメントでも良いくらい(苦笑)。
でもまあ結局、改革案の本心はそういう事なんでしょうけど。
つまり、全体の出場国数を増やす一方で、1試合の商業価値を高めるべく、
注目度の低いリーグ戦は極力減らして、注目度の高いトーナメント戦を増やしたいと。

この本命案が通るくらいなら、個人的には対抗案である
「上位16国はシードで、残る32ヶ国は一発プレーオフを行い、あとは現状維持」の方が良いかも?
これなら大陸予選の1位突破に意味が出てきますし、リーグ戦も3試合で変わらないと。
ただ問題点は、日程や試合数が増える上に、プレーオフで敗退すると1試合で終わる事ですね。
プレーオフ組でのW杯出場は補欠合格みたいなモノとは言え、実際に敗退するとキツそう・・・・

リーグ戦3試合に拘るなら、ほぼ現状通りのまま「12組×4ヶ国」にして、
各組1位の12ヶ国と、2位の上位4ヶ国で、決勝トーナメントを行っても良さそうですが、
これだと試合数が4割増にもなるので、恐らく難しいでしょうね。
決勝トーナメント進出枠が狭き門となり、グループ・リーグ戦から熾烈になるのですが、
この方式で最も割を食うのが、日本みたいな2位抜け狙いの国でしょうね(笑)。

▼ FIFA新会長によるクラブW杯の改革案
FIFA新会長のW杯改革案が、こうもすんなり承認されたとなると、
同じく提案されてる「クラブW杯の拡大&隔年化」と「コンフェデ杯の廃止」も実現するのかな?
今のサッカー界のカレンダーでは、隅数年のオフにW杯とEUROが交互に行われており、
奇数年のオフは日程的に余裕があるのですが、ここに拡大版のクラブW杯を入れたいみたいです。
現状のままでは大会の注目度が低いままなので、こうした改革案が出るのも理解できますし、
強大な発言力のある欧州クラブ側も、この案には意外と反対してないんですよね。
トップ選手はそれこそ休み無しになるので、そこから反対する声が起きても良さそうですが、
欧州のスポーツだからか、アメリカのスポーツみたいに選手会の力が強くないと・・・・

ちなみにFIFA新会長の案では、それこそ実際のW杯みたいに、
出場クラブ数は32チームにして、欧州シーズン終了後に1ヶ月かけて大会を行いたいそうですが、
欧州クラブ側は16〜24チームで、欧州シーズン開幕前に短期集中で行いたいみたいです。
まあ結局、欧州クラブ側の提案は、調整&集金を目的にしたプレシーズン大会でしょうね。
実際、欧州クラブ側は「出場クラブの半分は欧州にくれ」と言っていますし、
欧州CL王者以外は、名門強豪に有利なクラブ・ランキングで選ぶらしいので(苦笑)。
とは言え、これは他大陸の出場クラブとしても、嬉しい案なのかな?
どうせ戦うなら、誰もが知ってる欧州の名門クラブと多く対戦したいでしょうから。

とりあえず、今年と来年は既に現行方式でのUAE開催が決まっていますし、
来年のオフには、ロシアW杯の予行演習ともなるコンフェデ杯が行われるので、
これらの改革案が実施されるのは、早くてもロシアW杯後の2019年らしいです。
そうなると、トヨタカップの時代から続いていた日本開催の歴史が途絶えるでしょうから、
クラブW杯が拡大されるのは面白そうでも、やはり寂しい面はありますね・・・・
って、それこそ「新クラブW杯も招致しろ!」って話になるかも知れませんが(笑)。
それとコンフェデ杯に関しては、2022年のカタールW杯が11月開催になった影響で、
予行演習としてカタールは、コンフェデ杯ではなくクラブW杯を行う事で決まっている為、
来年の大会を最後に、コンフェデ杯は本当に廃止されてしまうかも知れません。
でもまあコンフェデ杯も、元々はサウジアラビアがアジア杯を制したのを祝して、
サウジ国王が各大陸王者をサウジに招いたのが始まりなので、よく続いたと言えるのかも?
W杯の予行演習になったのも、韓国の開催能力が不安視された日韓大会がキッカケでしたし。

▼ 乾の帰国問題&中学の授業で銃剣道!?
同じくサッカーの話題ですが、こちらはかなり不愉快な話。
「スペイン国王晩餐会出席のため一時帰国する乾は 忖度の犠牲者か?」
https://thepage.jp/detail/20170403-00000004-wordleafs
いくらスペイン国王が来日するからって、安倍首相主催の晩餐会に出席させる為だけに、
シーズン中の乾を2試合休ませ、往復2万kmをトンボ返りさせるって、本当異常ですよ!?
しかも乾本人は当然ながら一旦断ったものの、クラブ上層部に説得されての帰国って、
これがサッカーの乾だから、そこまで大きな話題になってませんけども、
もし今後、アメリカのトランプ大統領が来日する事になった際、
レギュラー争い中のイチローを、晩餐会に出席させる為に一時帰国させるのか?って話です。
いくら霞ヶ関がアレでも、さすがにこんな事態は過去に例が無かったかと思います。
いったい誰がこんな非常識な発案をし、なぜ誰もこの程度の指摘が出来なかったのか・・・・

更にスポーツ・ネタで言うと、こちらも驚いたというか、呆れた話。
4月1日のニュースだったので、最初はエイプリル・フールのネタかと思いましたもん(笑)。
「中学校の授業に? 銃剣道とは」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170331/k10010932851000.html
競技者が基本的に自衛隊員しか居らず、隊員から登録料や用具費を徴収する一方で、
国から補助金を得ている銃剣道は、現状では防衛省の小さな利権と化しており、
五輪でメダル争いをしている競技ですら、まだ未実施なモノが残されてる国体において、
以前より除外すべき競技として、いろいろ指摘されているのですが、まさかそれを、
「国体競技だから」なんて理由で、改正案公表後の新指導要領に捻じ込むとは・・・・
一部で人気なヒゲの隊長ですけど、国会議員になってからの仕事ぶりで言うと、
こうした「防衛省の族議員」としての活躍ばかりが、本当に悪目立ちしていますね。

第1次安倍政権時の肝煎りで行われた「愛国・道徳・武道」を導入した教育改革ですが、
日本会議系との関係も相俟って、今や安直な排外主義と幼稚な利己主義に陥っています。
道徳でパン屋を和菓子屋に替えたり、武道でレスリングはNGとかが、愛国なのでしょうか?
森友学園の一件により、KYタイプが無自覚に「忖度」を強いる現政権の特徴が、
ようやく世間的にも知られる様になりましたけど、正直ヤバいですよ、これは・・・・
洋の東西や今昔を問わず、過度な忖度が蔓延した組織は、碌でも無い結果を招いており、
前の大戦においても、その実例はドイツや日本で嫌ってほど見られました。
特に日本は「空気」という妖怪が支配する社会なので、これを暴走させるのは本当に危険です。
個々人の小さな保身や我儘が、権力や群衆を介して集約し、巨大な化け物に育て上げますからねえ。

ちなみに忖度の件で言えば、昨年の大河ドラマだった真田丸にしても、
元々は豊臣家滅亡&大坂城落城から400年にあたる2015年の目玉企画だったのに、
NHK側に忖度させた結果、吉田松陰の妹を主人公とした「花燃ゆ」が急遽捻じ込まれ、
1年ズラされた真田丸は、結果的に「大坂落城401年」の記念大河となりました(苦笑)。
でもまあ、遅筆で有名な三谷脚本に、1年の猶予を与えられた事は、作品的には良かったのか?
後半よりも前半の脚本が良く出来ていたのは、この辺の時間的な事情も恐らくあったでしょうし。
・・・という事で、愚痴はここまでにしておき、続いては大河ドラマの話題に(笑)。


▼ 大河ドラマあれこれ
> > ・・・って、ほのぼのさんが、まだ今年の大河を見続けているかは解りませんけど(笑)。
> 今のところ全部視聴していますよ。先週は初恋の人(?)の当主直親が今川勢に打ち取られて
> いよいよ直虎が城主になるところまででしたね。
> 当初思っていたよりも楽しめている感じですね。
> 脚本がしっかりしているし人間ドラマをしっかりと描いているし。

そうですね、私も似たような感想です。
初めの期待値が低かった事もあり、「意外と面白いじゃないか」と(笑)。

> 弱小勢力の悲哀と生き残りに向けての地を這うような想いもちゃんと表現できていますし。
> まあ雰囲気は真田丸とは正反対に振れていますが、どちらの雰囲気も良いんじゃないでしょうか。

こちらに関しても同感です。
思い返してみると、戦国時代を扱った過去の歴代大河って、
主人公はほとんど大名でしたから、どうしても当時の支配層社会の描写が中心で、
今作のように、ここまで戦国時代の地方領主や農民社会を描いた作品は、ちょっと例が無いかも?
(検地や徳政令なども、今までは「される側」ではなく「する側」の描写のみでしたし)
地味な題材なので放送前は不安でしたけど、現状では、それが却って功を奏してる感じですね。

> ただ、城主になってからの話があと3/4もあって、
> 一番の盛り上がりどころである直親死亡&直虎城主就任も終わってしまって、
> どう話を続けていくか不安もありますが・・・。

領主・直虎という事で言うと、今やってる検地の話が、
最大というか、唯一のエピソードなんですけど、それがこの時期に放送ですからねえ。
このままでは少し話のテンポが速すぎるので、逆に考えますと、
終盤は実質的な主人公が、養子の井伊直政に移っていくのかも知れませんね。
久しぶりに子役主人公で引っ張った今作であれば、その可能性も有り得るかと?
あと、井伊直親役の三浦春馬も、小野政次役の高橋一生も、今後登場する井伊直政役の菅田将暉も、
それぞれ今人気の売れっ子役者ですから、そう長くは拘束できないという事情もありそう(苦笑)。
直親の退場なんて、それこそ冬ドラマのクール終了に合わせた感じでしたし。

ちなみにリレー形式での大河主人公という話だと、2019年の東京五輪モノがそうなるらしいですね。
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/266692.html
主人公は、以前ここでも話したマラソンの金栗四三と、五輪招致の中心人物だった田畑政治の2人。
そしてナレーション役には、生粋の江戸っ子だった古今亭志ん生を据えて、
「東京オリムピック噺」という架空の落語を語らせる形で、テーマの「東京&五輪」を描くのだとか。
それと、この作品から大河は4K撮影に移行するのだそうです。
明治末期から昭和中期までの東京の変遷を描くのも、この4K初大河のテーマという事で、
異色のクドカン脚本だけでなく、そちらの映像面の方も、この大河は少し楽しみかも?
戦前の東京のカラー映像とか、いま見ても結構趣きがありますし。
https://www.youtube.com/watch?v=dCWxEeL9eEo
https://www.youtube.com/watch?v=Qndcio-NjYY
ちなみに五輪自体は、1912年のストックホルム大会、1936年のベルリン大会、
そして1964年の東京大会と、以上の3大会を中心に描くのだとか。
(ヒトラー関連なので批判されがちですが、ベルリン五輪の記録映画は優れた出来です)

▼ 新書「応仁の乱」が異例の大ヒット!?
> > 「砂糖の世界史(岩波ジュニア新書)」
> > https://www.amazon.co.jp/dp/4005002765/
> > ・・・って、私が今まで手を付けなかっただけで、有名な1冊ですから、既にご存知かも?

> ええ、この本は確か10年くらい前に読んだと思います。

既読でしたか。 そうですよね、有名な1冊ですものね(笑)。
ところで、有名な1冊といえば最近、
中公新書の「応仁の乱」が、20万部を超える異例の大ヒット中だそうですね。

「新書が20万部超のヒット なぜ?」
http://www9.nhk.or.jp/nw9/digest/2017/03/0302.html
「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱(中公新書)」
https://www.amazon.co.jp/dp/412102401X/

正直、以前に斜め読みした時には、応仁の乱への予備知識が少しある事もあり、
「よくある出来の良い新書の1つ」くらいの感想しか無かったので、
書店の売り上げランキングで、ジワジワ上昇するだけでも驚きだったのに、
こうしてTVニュースや一般紙の記事でも触れられるほどヒットするとは、本当にビックリ!!
どうやら発端は、新聞広告での自虐的なキャッチコピーが話題だったらしいですが、
しかしここまで売れるとなると・・・応仁の乱のプチ・ブームが到来したと考えて良いのかな?(笑)
何事も「解り易く、単純に」というのが求められてる昨今だからこそ、
却って逆に「複雑で解り難いから面白い」というのは、これも1つの時代性なのかも知れません。
一部とは言え、これがウケる時代であるならば、応仁の乱のゲーム案とか考えてみるのも面白いかも?
WW2オンラインの戦国戦場で作った日本マップも、あまり活用されてませんし。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/kako_log.html#sengoku


▼ 「プロ棋士vs.囲碁AI」戦の行方
> > 最終日の直接対決を制した韓国のパク九段が優勝、中国のミ九段が準優勝で、
> > 井山戦だけ勝利したZenが3位で、3戦全敗の井山六冠が最下位という大惨事に(苦笑)。
> > 6戦とも実力拮抗の良い対戦揃いで、個人的には素晴らしい大会だったと思うのですが、
> > やはり結果が全ての世界ですし、その結果も日本の囲碁ファンには最悪な結果だったので・・・・
> > これだけの賞金額を出して、この結果だと、果たしてスポンサー的には大丈夫なのかと不安に?

> あまり詳しくはニュースを追っていなかったのですが、
> 井山さんが「DeepZenGo」に完敗したのは大きなニュースになっていましたね。
> 「Master」以外のトップクラスの囲碁ソフトは世界のトップ棋士と互角といった状況でしょうか。

囲碁って将棋以上に、世間一般から関心を持たれていないだけに、
今回くらいの注目度でも、やはり囲碁界では破格と言えるのかも知れませんね?
それに今大会のWGCは、日経新聞の特別協賛だった事もあり、
子会社・テレビ東京のBS局でも、ゴールデンタイムに1時間の特番が組まれてましたし。

まあ、大会終了後の放送でしたから、私も当然のように、
総集編ドキュメントの番組かと思っていたのですが、フタを開けてみたらビックリ!!
井山vs.Zenの一局を、「日本史上 屈指の棋譜」みたいな扱いにして、
BSとは言えゴールデンタイムに、1時間まるまる大盤解説という予想外の番組構成でした(笑)。
珍しく一般ウケしそうな大会だからこそ、この番組構成には正直疑問な一方、
NHKのように丁寧に取材を重ね、人間ドラマや大会の魅力を簡潔に伝えるのも良いですけど、
もしも将棋で「羽生vs.Ponanza」戦が行われたら、こんな番組構成もアリかな?とは思いましたね。

> 次は「Master」と日韓中のトップ棋士の公式戦でのガチな勝負を見てみたいですね。
昨年の3月には「アルファ碁×イ・セドル」戦がありましたし、開発側からの小出しな情報からも、
今年の3月には「Master×柯潔」戦の開催が噂されてたのですが・・・結局、ポシャったのかな?
Masterも柯潔もWGCの出場を辞退した状況証拠もあり、構想自体は恐らくあったのでしょうけど、
やはり、Googleの国内アクセスを規制している中国政府との調整が不発に終わったのかなぁ・・・・

でもまあ、ネット上での早碁とは言え、Masterは既に柯潔を破ってますし、
ここから更に公式の場で、完全版のアルファ碁と対戦なっても・・・勝敗への興味は抱けないかと。
まあこの辺は、第1局目の将棋電王戦「Ponanza×佐藤名人」戦の結果を知った上で、
第2局目の前に行われる世界コンピュータ将棋選手権に登場予定の「完全版Ponanza」との再戦を、
果たして見てみたいかと問われた時に、「・・・」となってしまうのと同じ心境かも知れませんね?
(もちろん電王戦の場合は、第1局で対戦したバージョンのPonanzaと、第2局でも対戦します)
ここまで強くなってしまうと、完全版アルファ碁との公式対戦は難しいかも知れませんし、
EUC杯も電聖戦も今年で最後でしたから、WGCが終わってしまえば、囲碁AIとの戦いは実質終了かも?

歴史的に見れば、「馬車と自動車」や「ガス灯と電灯」が共存した時代が一瞬だったように、
プロ棋士とAIが実力を競う時代も、後世から見た場合、アッと言う間の出来事なのでしょうね。
そういう意味で私たちは、時代の変わり目を体感できる、貴重な時代を生きているとも言えます。
ただ一方で、インターネットの無い時代を知らない「デジタル・ネイティブ世代」みたいに、
今後は一般社会でも、「AIネイティブ世代」が登場してくるであろう事を思うと、
私みたいなアナログ世代は時代にどんどん置いて行かれそうで、少し怖くもありますが(苦笑)。

▼ 電王戦・第1局&森内九段のフリークラス転出
> > 第1局が4月1日(土)、第2局が5月20日(土)という事で、第1局は今週末ですね。
> > プロ棋士側は遂に棋界最高峰の名人が登場し、対戦相手となる将棋AI側も最強ソフトのPonanzaで、
> > しかもこれが「棋士vs.AI」の最終決戦ともなれば、何だかんだ言われても、やはり楽しみです!!
> > 特に、互いに五里霧中な第1局前のワクワク感は、第2局のそれとは段違いですし。

> 直前になりますが、佐藤名人vsPonanzaの2番勝負は楽しみですね。
> ただ、佐藤名人も昨年のような好調さはなくて今年は調子を落としているようなので、
> どこまでPonanzaに食い下がることができるかというところでしょうか。

予想通りと言いますか、予想以上と言いますか、第1局はPonanzaの圧勝に終わりましたね。
ただそれ以上に、大会運営側のPCトラブルによって、途中で1時間も止まったのは・・・・
見ている側としても興醒めでしたし(まあ私は甲子園決勝&プロ野球開幕2戦目との同時見でしたが・笑)、
そして何より、週明けには名人戦の初戦を控える佐藤名人に対して凄く失礼だったかと。
「早指しで150局ほど練習対局して、ほとんど勝てなかった」という、対局後の会見での発言が示す通り、
1時間の中断に関係なく、勝負の結果は出たのでしょうが、やはりスッキリしない感は残りました。
まあ第2局は棋士側の先番ですし、結果はともあれ、その辺のモヤモヤは晴らしてもらいたい所かも?

それにしても、中継を見ていて気付いたのですが、今回は全くスポンサーが集まらなかったんですね。
あのようなトラブルも、ドワンゴ側の運営資金の不足による影響が出ていたのかも?
もっと言うと、実力面よりも金銭面の影響で、1年早めて電王戦を今回で最後にしたのかも?
確かに以前に比べれば、注目度の面で落ちているのは否めないものの、それでも今回は名人登場ですし、
NHKでもこうして↓番組で取り扱うくらいの関心はある以上、ドワンゴ側の能力不足も否めないかと。
「最後の将棋電王戦 コンピューターの"創造性"は?」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/266433.html
とは言え、そうした活力ある新興企業だからこそ、このような企画を立ち上げられた面は確かにあり、
状況が悪くなり、新興が故の悪い面が目立っても、ある程度は酌む必要があるかも知れませんが・・・・

って、名人敗戦も確かにニュースではあるのですが、将棋界的に言うと、
同時に流れた、森内九段のフリークラス転出というニュースの方が、より衝撃的だったかと!?
A級から陥落したとは言え、何と言っても、3年前の竜王名人ですからねえ。
将棋AIの台頭&席巻に、それに伴う三浦九段の一件、そして連盟内でのゴタゴタと、
近年の将棋界は立て続けに色々あっただけに、今回の決断もそれらと無関係とは思えず・・・・
良く考えれば、将棋界の危機だからこそ、今後は裏方として支える心積もりかも知れない一方、
悪く考えれば、こうした現状に嫌気が差してしまった可能性だって、十分に有り得ますからねえ。
ただ、そのどちらであっても、やはり第一線から退いてしまうのは寂しい面があります。
もしも、「第2の人生はバックギャモンに捧げる」とかなれば、それはそれで応援したいですけど(笑)。


▼ 私個人のアニソン・ランキング
> > 今年は日本で国産アニメが公開されてから100周年の節目という事で、
> > NHKでは「ニッポンアニメ100」と題して、様々な企画や番組を行っており、
> > 先週は歴代アニメソングの人気ランキング特番があったのですが・・・・想像以上に酷い事態に。
> > まあ、「ネット投票&組織票OK」という段階で、碌な結果にならないのは予想してましたけど、
> > それを大きく上回る惨劇を、まさかNHKの生放送で見させられるとは(苦笑)。

> いやあ、これは酷いですね。
> せめて年代や世代で区切らないと、
> 全部ごっちゃにすると熱心な信者の忠誠度ランキングになってしまいますな。

「1人1日3曲まで」という投票条件が、そもそも おかしいんですよ。
普通に投票を募るなら、「1人1回3曲まで」とかでしょ!?
恐らく総投票数を水増ししたいから、こんなふざけた条件にしたのでしょうが、
これにより、毎日みんなで投票する組織票運動を加速させましたし、
この3曲という縛りが、同じ作品のOP曲・ED曲・挿入歌への一括投票に繋がったと。
小規模な趣味的企画とかならまだしも、NHKの特別企画でこれは無いですよ、本当。

> 私は「ラブライブ!」は視聴していなかったので、
> 1位、2位がさっぱり分からない非国民になってしまいました。

私もラブライブは見ていないので、投稿時には気が付かなかったのですが、
前々回の紅白歌合戦で歌った「それは僕たちの奇跡」って、21位なんですね。
てっきり1位か2位の曲が、紅白での楽曲なのかと思ってました。
ちなみにTOP30だと、23位も、24位も、25位も、ラブライブの楽曲だと(苦笑)。
・・・って、更によく見ると、TV版が1位・21位・23位、劇場版が2位・24位・25位ですから、
私たちが見えない所で、TV版派と劇場版派による暗闘が繰り広げられてたみたいです(笑)。

> 国民的なアニソンというと、
> サザエさんとかドラえもんとかドラゴンボールとか妖怪ウォッチとかアンパンマンとかも入れないと。
> 幼児や学童向けのアニメの主題歌は「アニメソング」として認められないということですかねえ。

う〜ん、この辺はちょっと難しい問題かも?(笑)
例えばこれが、「好きな食べ物ランキング」とかであったとして、
恐らく上位には、寿司・焼肉・ラーメン・カレー・ピザなどが並ぶと思いますけど、
ここで「なんで、ご飯や味噌汁じゃないんだ」と言うのと、似てるような気もします(笑)。
例えばサザエさんの主題歌とか、日本人なら多くの人が歌えるでしょうけど、
だからと言って、カラオケとかで皆が歌っているかとなると・・・・
要するに「国民的アニメ」にまでなると、あまりに存在自体が当たり前すぎて、
それはもう既に、好きとか嫌いとかの対象には、なかなか含まれて来ないと思います。

それともう1つ、アニメ本編とアニソンは密接な関係にありつつ、厳密には別ですからねえ。
「作品自体は好きだけど、主題歌は嫌い」というケースもあれば、
「作品自体は嫌いだけど、主題歌は好き」というケースもあり、
「作品は見たこと無いけど、主題歌は好き」なんてケースもある以上、
本気でランキングを考える場合には、やはり本編の評価とは分けて考えるべきかと?
とは言え、やはり作品の出来や相性とかも、アニソンの評価にリンクしてしまうのも事実。
特にオープニングなんて作品の冒頭部な上に、何度も使い回すので作画的にも質が高いですし、
言うなればプロレスの入場シーンみたいに、魅力の半分くらいは、そこに詰まっているかと(笑)。
こうやって深く考えていくと、アニソンの評価って実は意外と難しいんですよね。
そもそも曲調で括られる音楽ジャンルではないので、アニソンの定義自体も千差万別なので。

> 1年以上続くアニメで1クールや2クール毎に主題歌を変えるのは、
> 世間に広く親しまれるアニソン作りに反するような気がするんですよね。
> 「妖怪ウォッチ」でもせっかく「ゲラゲラポーのうた」や「ようかい体操第1」が
> 紅白にも出るような国民的アニソンになったのに
> その後は主題歌を1クール毎に変えていて何だかなあという感じです。

まあ、アニメ制作にはタイアップの件とかも絡んでくるので、仕方ない面はあるのでしょうが、
それでも妖怪ウォッチのOP/ED曲の変更は、確かに残念でしたよね・・・・
ドラえもん・アンパンマン・ポケモンなどに並び、子供向けの定番になりそうな作品の上、
あれだけ子供たちを魅了した曲って、近年ではなかなか無かったので、それだけに本当に勿体無い。
とは言え最近は、ドラえもんやポケモンも主題歌を変えたりしてますからねえ。

そう考えると、未だにOP曲もED曲も変えずに貫いてるアンパンマンは、逆に凄い(笑)。
って、あの曲は両方とも、漫画原作者であり詩人でもあった、やなせたかしの作詞なので、
アニメと主題歌は不可分という考え方が、残された制作側にも有るのかも知れません。
特に劇場版なんて、その晩年まで、やなせ本人も制作に関わってましたし。

P.S.
以前、この雑談で「個人的なアニメ・ランキング」↓を書いたので、
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s20466#20466
ついでに今回も、好きなアニソンTOP30を何となく考えてみました。
(とりあえず今回は、TVアニメのOP曲・ED曲・挿入歌と、劇場版の主題歌に限定)
如何にも近年のアニソンらしい、電波ソングとかも結構好きなのですが、
いざこうして挙げてみると、どうやら私はバラード系や熱血系が好きみたいです(笑)。

 「個人的なアニソン・ランキング」
  1位 「万事屋ブルース」 銀魂(挿入歌)
  2位 「ニ中のファンタジー」 劇場版クレヨンしんちゃん アッパレ戦国大合戦(主題歌)
  3位 「The Galaxy Express 999」 劇場版 銀河鉄道999(主題歌)
  4位 「哀 戦士」 劇場版 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編(主題歌)
  5位 「Wo Qui Non Coin」 カウボーイ・ビバップ(挿入歌)
  6位 「遠い叫び」 serial experiments lain(ED曲)
  7位 「太陽がまた輝くとき」 幽☆遊☆白書(ED曲)
  8位 「雷伝説」 銀河戦国群雄伝ライ(OP曲)
  9位 「HEATS」 真ゲッターロボ 世界最後の日(OP曲)
  10位 「悲しみの向こうへ」School Days(挿入歌)
  11位 「スターダスト・ボーイズ」 宇宙船サジタリウス(OP曲)
  12位 「時を刻む唄」 CLANNAD AFTER STORY(OP曲)
  13位 「euphoric field」 ef - a tale of memories.(OP曲)
  14位 「鳥の詩」 AIR(OP曲)
  15位 「家路」 宇宙海賊ミトの大冒険(ED曲)
  16位 「CALL ME CALL ME」 カウボーイ・ビバップ(挿入歌)
  17位 「暁の車」 機動戦士ガンダムSEED(挿入歌)
  18位 「Little Busters!」 リトルバスターズ(OP曲)
  19位 「THANATOS」 劇場版 新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に(主題歌)
  20位 「謡III -Reincarnation-」 劇場版 GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊(主題歌)
  21位 「時の河」 横山光輝 三国志(OP曲)
  22位 「空の名前」 NINKU -忍空-(ED曲)
  23位 「雪のツバサ」 銀魂(ED曲)
  24位 「プラチナ」 カードキャプターさくら(OP曲)
  25位 「戦士よ、起ち上がれ!」 魔装機神サイバスター(OP曲)
  26位 「RISING」 X-MEN(OP曲)
  27位 「UNDER GROUND」 天元突破グレンラガン(ED曲)
  28位 「アイアンリーガー -限りなき使命-」 疾風アイアンリーガー(OP曲)
  29位 「魂のルフラン」 劇場版 新世紀エヴァンゲリオン シト新生(主題歌)
  30位 「地球ぎ」 聖闘士星矢 冥王ハーデス編(OP曲)


[20997] Re:野球・サッカー・AI・アニソンなど、諸々雑談(長文)返信 削除
2017/4/8 (土) 19:57:40 物秦

> 昨年の記念大会に準ずれば、南米10ヶ国+日中韓&東・東南アジア予選3ヶ国って感じで。
オーストラリアが確実に一枠埋めるのでは・・・・
韓国最終予選で最下位に沈んでますし豪州とチェンジがまだ3枠混戦模様になるかと

> ようやく世間的にも知られる様になりましたけど、正直ヤバいですよ、これは・・・・
> 洋の東西や今昔を問わず、過度な忖度が蔓延した組織は、碌でも無い結果を招いており、
> 前の大戦においても、その実例はドイツや日本で嫌ってほど見られました。
> 特に日本は「空気」という妖怪が支配する社会なので、これを暴走させるのは本当に危険です。
> 個々人の小さな保身や我儘が、権力や群衆を介して集約し、巨大な化け物に育て上げますからねえ。


与党牽制する野党が自滅しては残念がら慢心となつのは当然です
まともな野党出た時にまた自民党野党入りコースかと

> > 私は「ラブライブ!」は視聴していなかったので、
> > 1位、2位がさっぱり分からない非国民になってしまいました。

> 私もラブライブは見ていないので、投稿時には気が付かなかったのですが、
> 前々回の紅白歌合戦で歌った「それは僕たちの奇跡」って、21位なんですね。
> てっきり1位か2位の曲が、紅白での楽曲なのかと思ってました。
> ちなみにTOP30だと、23位も、24位も、25位も、ラブライブの楽曲だと(苦笑)。
> ・・・って、更によく見ると、TV版が1位・21位・23位、劇場版が2位・24位・25位ですから、
> 私たちが見えない所で、TV版派と劇場版派による暗闘が繰り広げられてたみたいです(笑)。


連動してるソーシャルゲームも劇場版のが出来良かったり
ただ長年配信されて馴染み有るのはTV版のだったり
ラブライブは神田神社とタイアップ企画やってたので
そっち方面で知りました


[21032] サッカー代表戦「環太平洋カップ」の妄想案(笑)返信 削除
2017/4/28 (金) 22:56:49 徳翁導誉

> > 昨年の記念大会に準ずれば、南米10ヶ国+日中韓&東・東南アジア予選3ヶ国って感じで。
> オーストラリアが確実に一枠埋めるのでは・・・・
> 韓国最終予選で最下位に沈んでますし豪州とチェンジがまだ3枠混戦模様になるかと

えっ!? 韓国はW杯出場圏内のA組2位ですよ(豪州はプレーオフ圏のB組3位)。
ちなみにA組の最下位は、2022年W杯の開催国であるカタールです。
直近の東アジア杯にしても、優勝したのは韓国で、日本は最下位でしたし、
過去6大会の予選突破国は、北朝鮮3回・香港2回・豪州1回です(日中韓はシード国)。

あと、昨今のサッカー界事情を考慮すれば、日中韓の連携は今後の国際戦略的に不可欠ですし、
そもそも豪州は東アジア連盟所属じゃ無い上に、共催するには地理的に遠くて季節も逆ですからねえ。
豪州は東南アジア連盟所属ですけど、予選となるASEAN選手権(スズキカップ)には不参加であり、
これがASEAN諸国のように、優遇する事で十分なメリットが望めるなら話は別ですけど、
単に実力面だけの話であれば、それこそ南米諸国との対戦で補って余りある訳で・・・・
それに、ここまで世界の代表日程が、各大陸内での試合が中心となってしまうと、
日本サッカーの強化の為には、アジア中堅国の底上げも重要な課題になってきます。

まあ理想を言えば、加速するばかりの欧州一強時代に対抗する為にも、
南米のスター選手と、北米のビジネス力と、アジアの市場規模で、タッグを組みたい訳ですね!!
南米も北中米もアジアも大陸選手権はW杯翌年にあり、EURO開催年の夏は日程が空いてますし、
もし本当にコンフェデ杯が廃止されるなら、環太平洋の3大陸王者を集めるのも面白いと思うんです。
商業面も考えて、北中米ゴールド杯のように、各大陸の最重要国にはシード枠を設けつつ、
第4ポットにアジア各地域の大会王者枠を設ければ、地域大会の方も今以上に盛り上がるでしょうし、
サッカー熱は高いけど、世界大会には縁遠い東南&南アジア勢も、これなら上手く巻き込めるかと。
妄想で「環太平洋カップ」のポット分けを考えると、こんな感じでしょうか?(笑)

 第1ポット 日本・韓国・中国+アジア王者(シード国の日中韓を除くアジアカップの最上位国)
 第2ポット ブラジル・アルゼンチン+南米王者&準優勝国(伯亜除くコパ・アメリカの上位2ヶ国)
 第3ポット アメリカ・メキシコ+北中米王者&準優勝国(米墨除くゴールドカップの上位2ヶ国)
 第4ポット 東アジア杯・東南アジア選手権・南アジア選手権・ガルフカップの各地域王者
 ※ 北中米2位に替えてオセアニア王者や、東アジア最上位と東南アジア2位のプレーオフでもOK ※

イメージしやすいように、直近の大会成績から上記順に組分けすると、こんな感じですね。
 A組 日本・ブラジル・アメリカ・北朝鮮orインドネシア
 B組 韓国・アルゼンチン・メキシコ・タイ
 C組 中国・チリ・ジャマイカ・インド
 D組 豪州・コロンビア・NZ(orパナマ)・カタール

まあ実現は困難でしょうけども、昨年には北中米&南米の共同大会が実際に行われましたし、
環太平洋の4大陸連盟が手を組めば、FIFA内の政治力学的にもかなりの発言力を望め、
しかもアジア市場をちらつかせる事で、FIFA側にも実益を見せれば、決して不可能では無いかと?
中国・インド・ASEANの市場規模というのは、アジアにとって強力な武器ですからねえ。
極端な話、アジア連盟を東西分割して、東部はオセアニアと合併する案が本当に実現すれば、
新連盟の大陸選手権に、他大陸からのゲスト国も参加させる事で、これに近い大会にする事は可能です。
まあ個人的には、中東でのアウェー戦とかも好きなのですが、やはり選手の移動は大変ですし、
今後も湾岸諸国の発言力が強く、中東の気候や断食月の影響で、東部に不自由な日程を組まされるなら、
アジア連盟の東西分割も選択肢の1つかと(それも込みでの「東アジア連盟」設立だったでしょうし)。


> > ようやく世間的にも知られる様になりましたけど、正直ヤバいですよ、これは・・・・
> > 洋の東西や今昔を問わず、過度な忖度が蔓延した組織は、碌でも無い結果を招いており、
> > 前の大戦においても、その実例はドイツや日本で嫌ってほど見られました。
> > 特に日本は「空気」という妖怪が支配する社会なので、これを暴走させるのは本当に危険です。
> > 個々人の小さな保身や我儘が、権力や群衆を介して集約し、巨大な化け物に育て上げますからねえ。

> 与党牽制する野党が自滅しては残念がら慢心となつのは当然です
> まともな野党出た時にまた自民党野党入りコースかと

「まともな野党が出た時」と言われましても、
政党って何処かから突然に、ポンと生まれてくる訳じゃないですからねえ・・・・
って、魅力的に映る扇動ポピュリズム政党がいきなり台頭したら、それこそ危険信号ですが。
(解り易く警戒される極右・極左とかより、イタリアの5つ星運動みたいな方が実はヤバい気も?)

民主主義の社会において、政治とはまさに国民レベルと社会状況を映す鏡です。
「政党は有権者が育てる」という認識も無いまま、ジミンガー、ミンスガーと非難しているようでは、
与党も野党もマスコミも、そのレベルに合わせるだけなので、この泥沼からは脱せないでしょうね。
政府やマスコミの対応を見る限り、政治的な失言・失態は大した問題にならないのに、
(それでも復興担当大臣の2連発は、さすがにカバー出来なかったようですね)
私的な愛人問題で議員辞職や離党に追い込まれるのが、今の有権者(特に政権支持層)の声ですので。
(それにしても、昨今の不倫叩きブームは凄いなと感じつつ、NHK教育の攻めっぷりも逆に凄い・笑)
 障害者情報バラエティー バリバラ「目を覚ませ乙武さん」
 http://www6.nhk.or.jp/baribara/lineup/single.html?i=412

民主政治の先駆者であるアメリカやイギリスですら、今の社会下ではあんな事になってますし、
昭和末期から四半世紀かけて積み上げたモノを、野田政権が一気に壊してしまった以上、
つたない日本の民主政治を、ここから何とか形にしていくのは、かなり絶望的だと思いますよ。
55年体制からの脱却どころか、55年体制以下の政治レベルまで急落しちゃいましたし・・・・
ここから立て直せるシナリオが本当にあるのなら、是非とも是非とも知りたいです!!


> > > 私は「ラブライブ!」は視聴していなかったので、
> > > 1位、2位がさっぱり分からない非国民になってしまいました。

> > 私もラブライブは見ていないので、投稿時には気が付かなかったのですが、
> > 前々回の紅白歌合戦で歌った「それは僕たちの奇跡」って、21位なんですね。
> > てっきり1位か2位の曲が、紅白での楽曲なのかと思ってました。

> 連動してるソーシャルゲームも劇場版のが出来良かったり
> ただ長年配信されて馴染み有るのはTV版のだったり
> ラブライブは神田神社とタイアップ企画やってたので
> そっち方面で知りました

神田明神だけでなく、鷲宮神社とかもそうなんですけど、
聖地巡礼自体は良いと思いますし、百歩譲って痛絵馬とかも許せるにしても、
流石に、所構わずコスプレ撮影会場にしちゃうのは、どうにかなりませんかねえ?

自分で言うのも何ですが、世間一般のレベルに比べると、
サブカル文化に対して理解はある方だと、私自身では思ってますけど、
傍迷惑なオタ活動が、最近ちょっと目に余るようになって来た気がします。
公共地だろうが、観光地だろうが、住宅地だろうが、我が物顔でお構いなしとか、
意識高い系に嫌がらせする為の「痛車でスタバに行こう」ブームなんて、
一昔前のオタ社会の倫理観からすると、ちょっと考えられなかったかと?
・・・って、ただ単に、以前は日陰な存在だったオタク層が、今では日の目を見て、
人数自体も増えた事で、一部が悪目立ちするようになっただけかも知れませんけどね。

私も以前なら、秋葉原と神保町をハシゴする際には大体、
「神田明神→湯島聖堂→ニコライ堂」を経由するルートで行ってましたけど、
ラブライブ以降は、神田明神をスルーする事が多くなったかも知れません。
まあ神田明神はあまりに秋葉原に近過ぎるので、もう半ば諦めてますが(苦笑)。
ただその一方で、例えば最近の「刀剣乱舞」ブームによって、
今までは博物館に死蔵されがちだった名刀が、これを機会に展示される事も多くなり、
しかもグッズ販売によって、金欠気味の博物館側にも臨時収入が入ってるみたいなので、
一概に悪い事ばかりではなく、要は共存や棲み分けの問題なんですよね(笑)。
もっと解り易く言えば、既存の客層に迷惑を掛けない上で、新規の客層になるが理想と。


[21016] 野球、将棋、アニソン等の雑談の続き返信 削除
2017/4/26 (水) 01:29:30 ほのぼのさん

掲示板用サーバーが復旧して良かったです。
しばらくの間掲示板が落ちていたときは、もう復旧しないのかとヒヤヒヤしていましたので。
ということで、前回のお返事も兼ねてとりとめのない話題をいろいろと。

▼野球論全般

> う〜ん、この辺は私とほのぼのさんとで、「緻密な野球」という言葉の捉え方が違うのかも?
> 100試合やって勝率6割を目指す方法と、その1試合の勝率を少しでも上げる方法は、
> ちょっと異なる所があり、WBCで求められる後者の戦い方は、日本が断トツだと思うんです。
> それはやはり、日本のアマチュア野球は、良くも悪くもトーナメント戦が主体ですが、
> 海外だとリーグ戦が基本で、選手の強化には適していても、一戦必勝の戦い方には不慣れだと。
> (サッカーの選手育成だと、こうしたアマの仕組みが、諸悪の根源のように叩かれてますね)


確かに100試合以上戦うリーグ戦と短期決戦では求められるものが違いますよね。
野球は統計のスポーツといいますが、リーグ戦ではやはり個々の選手のパフォーマンスの積み重ねが
勝率につながると思います。それこそ控え選手も含めて総合力がないとリーグ戦を制することはできない。
それに対し、1試合1試合が大事な短期決戦では、極論ですが「ピッチャーが全て」だと思うんですよね。
どんなにチームの総合力が良くても、相手ピッチャーが素晴らしかったり自チームの主力打者と相手ピッチャーの
相性が悪ければ点を取るのは難しい。
そういう意味では、メジャーの一線級の投手を呼ぶことができなかった時点で、WBC準決勝からのトーナメント戦は
日本にとって不利だったような気もします。これも言ってしまえば結果論ですが。

> いま流行のセイバーメトリクス(統計的な選手評価の数値化)とかもそうですけど、
> 正直言って、まだ現状では「数字遊び」の域を出てないと思うんですよねえ・・・・
> 例えば、過去のデータに基づく極端な守備位置のシフトとか、WBCでも見られましたけど、
> プロとして力勝負を魅せるシーズン中ならまだしも、真剣勝負の場では愚策にしか見えません。
> だって本気で勝利に徹するなら、ガラ空きの方向へ打球を転がせば良いだけですので。
> それに、「ヒット性の打球をアウトにし、アウト性のをヒットにする」のと、
> 「ヒット性はヒットで、アウト性をアウトにする」とは、数字上では一緒でも、
> マウンドで投げてる投手に与える精神的負担は、決して一緒では無いですから。
>
> もちろん、感覚頼りだった昔に比べれば、様々な数値が出るのは助かる一方、
> まだ過渡期という事もあってか、プレー感覚の無視や恣意的な解釈もかなり気になり、
> 絶対視できる所までは、全然到達できていないというのが、私の正直な印象ですね。
> しかし実際にこうして数値で表されると、それを絶対視というか神聖視してしまう層もおり、
> 仕方の無い事なのかも知れませんが、悪い面も目立っているのが現状かと・・・・
> WHIPやOPSなどにしても、野球に新たな指標が増えたというだけの話で、
> これらの新数値を有り難がり、打率や防御率などを腐すような傾向は、何だか面倒な限りです。
> (野球ほど数値化される競技も少ないので、ファンが数字遊びとして楽しむ分には構いませんが)


いやあ、私もこの前紹介した本(ビッグデータ・ベースボール)を読む前は同じような意見でしたが、
この本を読んで考えが大きく変わりましたね。メジャーリーグのベースボールはここまで緻密になっているんだと圧倒されました。
物語は、20年間連続で負け越しのピッツバーグ・パイレーツがイチかバチかの統計的手法を取り入れることから始まります。
野村ID野球もそうですが、やはり統計的手法を取り入れるってのは「資金も一流選手もない弱者の戦略」に他ならないんですよね。
強いチームが率先して取り入れないのは、やはり伝統的な考えが依然として選手やコーチ、監督の中では主流であり、
統計的手法を取り入れることは自分たちの過去を否定することになるからだと思います。
そして、この本が最も主張しているのは、統計的手法そのものではなく、それを古い考えの選手たちに
受け入れさせる「コミュニケーション」の大切さです。監督がいかに選手やコーチたちと、データの「分析者」たちを調和させたかに
ついて事細かに書かれています。
どのチームも統計的手法の重要性には気づいているものの、それを現場に納得させることが最大のハードルとなるわけです。
そして、両者が結びつくことによって初めて、弱者が強者を倒すことができることをパイレーツの快進撃とともに描いています。

> そして結局、どれだけ大量のデータを収集できても、分類の方が未成熟なので、
> 経験則による漠然として解析にさえ、なかなか追いつけてない気がするんですよね。
> なので現状では、大量のデータと経験則を、うまくリンクさせられるタイプが最良なのかも?


そういうわけで、おっしゃる通りこの本ではまさに大量のデータと経験則をうまくリンクさせることの大切さが書かれています。
ただ、統計的手法のアドバンテージは他のチームも真似することができること、パイレーツの快進撃を見た他のチームが
同じ手法を取り入れることにより、弱小チームであるパイレーツは更なる別の統計的な視点が求められるようになってきます。
このあたりはまさにいたちごっこですね。そういえば日本のバレーボール代表も統計的手法により身体的に劣っていながら
強国を破ってきましたが、他の国も真似し始めるようになると勝てなくなってしまい更なる改善が求められるってのも似ているような気がしますね。

ただ、そうやってリーグ戦で高い勝率を残したパイレーツも、ディビジョンシリーズ進出をかけたワイルドカードゲーム(1試合の短期決戦)では
2年連続で相手の素晴らしい投手の前に屈してしまいます。冒頭に挙げた短期決戦は投手が全てという意見はここからもきているわけですね。

あと、この本を読んでいて興味深かったのは、アメリカの場合在野の統計オタクたちの数と情熱がすごいというところですかね。
統計オタクたちはブログ等で大量のデータを様々な角度から分析して紹介する。
そして、それを見たプロ球団が「分析官」として彼らを雇用するようになります。このようにして、マイナーリーグを含めたプロ野球経験が全くない
人たちがメジャーリーグの各チームのフロントにどんどん入っていくわけです。
当然のことながら現場の選手たちはまるで宇宙人のように彼らを見るわけですが、パイレーツではこのような分析官を選手たちに受け入れさせるのに成功しています。
野球好きの統計オタクからしたら、プロ球団のフロント入りできるというのはまるで夢のようなお話ですね。まさにアメリカンドリームです。

私も結構データ分析とか根っから好きで、「日本大統領選挙」ではどのプレーヤーよりも統計的にこのゲームを捉えようとしていましたが、
アメリカの在野の統計オタクの凄さには驚かされるばかりです。

▼将棋の電王戦第1局
佐藤名人とPonanzaの第1局はやはりというかPonanzaの圧勝でしたね。
Ponanzaのあの初手、第3手で勝ってしまうのをみると、今までの定跡は何だったんだという気持ちもあります。
将棋ソフトとトップ棋士との間には「角落ち」くらいの実力差があるんじゃないですかね。
思うに、将棋ソフトとトッププロ棋士が拮抗していたのは2012〜2013年あたりだったと思います。
「不屈の棋士」によれば、三浦九段がGPSに敗れた時点で、将棋ソフトがトッププロ棋士に追いついたと
考える棋士も多いようでしたし。あのときに羽生名人やトップ棋士が将棋ソフトと対戦していれば白熱した勝負が見られたと思うんですけどね。
第2局も佐藤名人の先手ですがおそらくはPonanzaが圧勝するのではないかと予想します。

> それにしても、中継を見ていて気付いたのですが、今回は全くスポンサーが集まらなかったんですね。
> あのようなトラブルも、ドワンゴ側の運営資金の不足による影響が出ていたのかも?
> もっと言うと、実力面よりも金銭面の影響で、1年早めて電王戦を今回で最後にしたのかも?
> 確かに以前に比べれば、注目度の面で落ちているのは否めないものの、それでも今回は名人登場ですし、
> NHKでもこうして↓番組で取り扱うくらいの関心はある以上、ドワンゴ側の能力不足も否めないかと。


うーん、カワンゴこと川上量生氏が興味を失ったってのも大きいような気がします。

▼数学セミナーでの川上量生氏のインタビュー

数学セミナー2017年4月号の川上量生氏のインタビューがとても面白かったのでちょっと紹介。
電王戦の話も出ており、この話も興味深いのですが、一番驚いたのは川上量生氏が3組の数学家庭教師に数学を教えてもらっているところですね。
それも、仕事に直結するような勉強はしないで、純粋に数学を楽しもうという姿勢にこの人の好奇心の強さをひしひしと感じました。

ところで、「データ」と「数学」は似て非なるもののような気がしますね。
さっきも書きましたが私はデータは好きなのですが、数学はどうもとっつきにくいところがあります。
(大学受験のときは数学が一番得意だったんですけどね・・・)
なので、理系出身にもかかわらず今の仕事は一番理系から遠いところになってしまってますね。

▼森内九段のフリークラス転出

> って、名人敗戦も確かにニュースではあるのですが、将棋界的に言うと、
> 同時に流れた、森内九段のフリークラス転出というニュースの方が、より衝撃的だったかと!?


これには私もびっくりしましたね。
そして、将棋連盟の理事選に出馬と。
三浦九段冤罪事件を収束させることができていない現状では、森内九段には将棋連盟の内側から今の散々な現状を変えていってもらいたいものですね。

▼千田六段が升田幸三賞を受賞

だいぶ前に、

> それはさておき、最近では将棋でも「ソフト発の新手」「ソフト発の新定石」が
> 話題にあげられることが多いですね。
> 最近流行りの「居角左美濃」は、ソフト発祥の戦略だと言われておりますが、
> 千田五段が去年最初に実戦で投入し、今年になってA級順位戦でも登場するなど
> けっこう注目を浴びている戦法をいえるでしょう。
> 将棋界では毎年新手や新定石を考えた人に升田賞が与えられますが、
> そろそろ「コンピュータソフト」が升田賞を受賞してもおかしくないかもしれないという状況です。


と書きましたが、まさにこれが現実になってしまいましたね。
(厳密には、千田六段の受賞理由は居角左美濃に加えて角換わり4二玉型の新工夫もありますが、
後者もソフト発の手だそうです)

本当は千田六段ではなくPONANZAが升田幸三賞を受賞すべきだったのでしょうが、それはさすがに将棋連盟が認めたくなかったと(笑)。
せめてもの救いは千田六段本人が受賞者にPONANZAまたはコンピュータ将棋それ自体を推していたことですかね。

▼藤井聡太新四段

羽生三冠を破ったということで、いろいろなところで取り上げられていますね。
実力はおそらくトップ20くらいには入るのでしょうが、それにしても報道が過熱気味ですね。あくまで非公式戦に過ぎないのに。
うがった見方をすれば、三浦九段冤罪事件でダーティーなイメージがついた将棋界が
藤井新四段を全面押しすることで少しでも不祥事をごまかそうとしているようにしか見えないのですが・・・
プロ入り1年後で王将リーグ入りし、公式戦で羽生三冠を破った近藤誠也四段の方がよっぽどすごいのですが、
彼がマスコミで大きく取り上げられることはないのが残念なところです。
(藤井聡太新四段だけをヒーロー扱いするマスコミの「スターシステム」は、やっぱり好きではないですね)

それにしても不甲斐ないのは14歳の新四段に負けたA級棋士たちです。
非公式戦とはいえ、ここまで完膚なきまでにやられたら、今までのプロ棋士ってのは何だったんだという話になってしまいます。
将棋ソフトに歯が立たないということも加えて、ここ1,2年でプロ棋士達の力や権威が虚構であったことが次々に露呈していってますね。

▼ 私個人のアニソン・ランキング

私も好きなアニソンTOP15を何となく考えてみました。
(はじめはTOP30にしようと思いましたが、途中で力尽きました・・・)

「個人的なアニソン・ランキング」
 1位 「君をのせて」 天空の城ラピュタ(ED曲)
 ・これまでの人生やこれからの人生の中でもこの曲より感動することはないでしょう。
  ドーラ達との再会時のアップテンポな曲調から、映画フィナーレの曲調に続き、そこからこの曲に入る一連の流れはまさに神展開です。
 2位 「魔訶不思議アドベンチャー」 ドラゴンボール(OP曲)
 ・ドラゴンボールといえばやはりこの曲です。初期の「冒険」という感じが前面に出されていてたまらなく好きですね。
 3位 「夢冒険」 アニメ三銃士(OP曲)
 ・メロディも良いのですが、歌詞も好きでしたね。アニメ三銃士の世界観にぴったりの曲です。
 4位 「銀の意志 金の翼」 英雄伝説 空の軌跡 THE ANIMATION(OP曲)
 ・本当はPCソフトが元ですが、好き過ぎる曲なので無理やりアニソンランキングに挿入。小寺可南子verよりも山脇宏子verが好きです。
 5位 「炎のたからもの」 ルパン三世 カリオストロの城(主題歌)
 ・ヒロインのクラリスにマッチする名曲ですね。銭形警部の最後のセリフも好きでした。

 以下、曲だけ紹介
 6位 「きみのこえ」 雲のむこう、約束の場所(主題歌)
 7位 「残酷な天使のテーゼ」 エヴァンゲリオン(OP曲)
 8位 「ルビーの願い」 劇場版それいけ!アンパンマン ルビーの願い(テーマ曲)
 9位 「夢想歌」 うたわれるもの(OP曲)
 10位 「鳥の詩」 AIR(OP曲)
 11位 「コネクト」 魔法少女まどか☆マギカ(OP曲)
 12位 「スターダスト・ボーイズ」 宇宙船サジタリウス(OP曲)
 13位 「魂のルフラン」 劇場版新世紀エヴァンゲリオン シト新生(主題歌)
 14位 「やさしさに包まれたなら」 魔女の宅急便(ED曲)
 15位 「ぼくドラえもん」 ドラえもん(OP曲)

うーん、世代がばれてしまうような選曲ですな。


[21033] 野球・数学・将棋・アニメ・茶道具の話返信 削除
2017/4/28 (金) 22:57:36 徳翁導誉

> 掲示板用サーバーが復旧して良かったです。
> しばらくの間掲示板が落ちていたときは、もう復旧しないのかとヒヤヒヤしていましたので。

どうも、心配をお掛けしました。
・・・って、この件で一番振り回されたのは、たぶん私ですけどね(笑)。
いや本当、10年分2万件のログがどうなるか、かなりヒヤヒヤさせられましたよ。
復旧しなかった場合を考えた作業も、結構大変だった上に、結局は幸運にも使わず仕舞いでしたし。


▼ 野球論全般
> > う〜ん、この辺は私とほのぼのさんとで、「緻密な野球」という言葉の捉え方が違うのかも?
> > 100試合やって勝率6割を目指す方法と、その1試合の勝率を少しでも上げる方法は、
> > ちょっと異なる所があり、WBCで求められる後者の戦い方は、日本が断トツだと思うんです。
> > それはやはり、日本のアマチュア野球は、良くも悪くもトーナメント戦が主体ですが、
> > 海外だとリーグ戦が基本で、選手の強化には適していても、一戦必勝の戦い方には不慣れだと。

> 確かに100試合以上戦うリーグ戦と短期決戦では求められるものが違いますよね。
> 野球は統計のスポーツといいますが、リーグ戦ではやはり個々の選手のパフォーマンスの積み重ねが
> 勝率につながると思います。それこそ控え選手も含めて総合力がないとリーグ戦を制することはできない。

あと、一戦必勝の戦い方では、100試合なんて疲れて持たないという面はありますね。
だからこそ、短期決戦であれば、念には念を入れて、更に念を入れる所を、
長期のリーグ戦では、とりあえず念を入れるくらいに止めておくと。

> それに対し、1試合1試合が大事な短期決戦では、
> 極論ですが「ピッチャーが全て」だと思うんですよね。
> どんなにチームの総合力が良くても、相手ピッチャーが素晴らしかったり
> 自チームの主力打者と相手ピッチャーの相性が悪ければ点を取るのは難しい。

よく言われる例として、2001年の智弁和歌山がありますね。
2000年には全国制覇を果たし、2002年も準優勝だった智弁和歌山ですが、
2001年の県大会の1回戦で、相手投手の好投にハマり、初戦敗退した事がありました。

昨夜の春の東京都大会・決勝「早稲田実業 18x-17 日大三高」みたいに、
ド派手な乱打戦も良いんですけど(それにしても、高校野球で平日にナイターって・・・)、
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170427/k10010963921000.html
私自身がピッチャーだったからかも知れませんが、やはり投手戦の方が個人的には痺れますね。
番狂わせが起きやすいのも、やはり接戦の投手戦がほとんどでしょうし、
それこそ乱打戦となれば、投手1人の力ではなく、野手全員の総力戦になると。

> そういう意味では、メジャーの一線級の投手を呼ぶことができなかった時点で、
> WBC準決勝からのトーナメント戦は日本にとって不利だったような気もします。
> これも言ってしまえば結果論ですが。

ただ、WBCの大舞台だと、「どうだ、日本国内にも凄い投手が居るだろ!!」と、
国内外に向けて見せ付けたい気持ちが結構強いので、個人的には国内組中心でも良いかも?(笑)
田中やダルビッシュではなく、菅野があれだけの好投をするからこそ、
「凄いなぁ」という思いが、より強まる側面はあると思いますし、
対戦経験のあるメジャー組より、対戦経験のない国内組の方が、上手くハマる可能性もありますし。

もちろん、一線級のメジャー投手が参戦してくれれば、それはそれで嬉しいですけどね。
あと強いて言うなら、WBCでは時期やルール的に、
リリーフ陣や野手陣の方が、メジャーリーガーの実力を発揮してくれそうですけど、
現在の日本人メジャーリーガーだと、まさにその部分で選手層が薄くて・・・・

> > いま流行のセイバーメトリクス(統計的な選手評価の数値化)とかもそうですけど、
> > 正直言って、まだ現状では「数字遊び」の域を出てないと思うんですよねえ・・・・
> > 例えば、過去のデータに基づく極端な守備位置のシフトとか、WBCでも見られましたけど、
> > プロとして力勝負を魅せるシーズン中ならまだしも、真剣勝負の場では愚策にしか見えません。
> > だって本気で勝利に徹するなら、ガラ空きの方向へ打球を転がせば良いだけですので。

> いやあ、私もこの前紹介した本(ビッグデータ・ベースボール)を読む前は同じような意見でしたが、
> この本を読んで考えが大きく変わりましたね。
> メジャーリーグのベースボールはここまで緻密になっているんだと圧倒されました。

う〜ん、そこまで言われると、少し興味も湧いてくるのですが(笑)、
でも私も、その本は読んでませんけど、実際のMLBの試合で実例は目にしており、
それでも尚、引っかかる所が多いんですよねえ・・・・
これがまだ私だけの意見なら、「思い過ごしかな?」とも思えるのですが、
日本とアメリカの野球を両方体験した、小宮山や黒田も同じような発言をしているので、
それを聞いてからは、「そんなに的外れじゃないのでは?」と考えていますね。

> 統計的手法を取り入れることは自分たちの過去を否定することになるからだと思います。
> そして、この本が最も主張しているのは、統計的手法そのものではなく、
> それを古い考えの選手たちに受け入れさせる「コミュニケーション」の大切さです。
> 監督がいかに選手やコーチたちと、データの「分析者」たちを
> 調和させたかについて事細かに書かれています。

確かに実際の運用を考えた場合、そういった調整はとても重要ですけど、
技術面の話に関心が向いてる時には、その背景にある人間ドラマみたいなモノって、
個人的には正直、ほとんど関心が向かないんですよねえ・・・・

> > > > もちろん、メジャーリーガーの圧倒的なパワーとスピードも、見ていて凄く楽しいですし、
> > > > ベースボールにはベースボールの戦術があるのですが、緻密さであれば野球の方が上かと?

> > > 準決勝の日米戦を観ていたのですが、アメリカも緻密な野球をやっていたと思いましたよ。

> > そして結局、どれだけ大量のデータを収集できても、分類の方が未成熟なので、
> > 経験則による漠然として解析にさえ、なかなか追いつけてない気がするんですよね。
> > なので現状では、大量のデータと経験則を、うまくリンクさせられるタイプが最良なのかも?

> そういうわけで、おっしゃる通りこの本ではまさに
> 大量のデータと経験則をうまくリンクさせることの大切さが書かれています。
> ただ、統計的手法のアドバンテージは他のチームも真似することができること、

例えば、ここ数年、メジャーリーグで急増した極端な守備シフトにしても、
確かに効果が出ているからこそ、これ程までに急増しているのでしょうけど、
でも、極端なシフトで成績が落ちるような選手は、時間が経てば淘汰されて行くでしょうし、
逆に生き残る選手は、その極端なシフトを破り、シフトの取り方も落ち着いてくるでしょうから、
それが有効な内って、果たして「緻密な野球」と言えるのだろうか?と思う訳ですね。
もっと言うと、この流れって既に日本野球では、50年前に通過している道なんです。
(広島が親会社マツダのコンピューターを使い、統計分析から「王シフト」を行ったのは有名かと?)
MLB程じゃ無いにしても、日本にもアソボウズやデータスタジアムみたいな分析会社はあり、
各球団ともそのデータを活用してますけど、MLBほど極端な守備はほぼ見られません。
それはある意味で、落ち着く所に落ち着いてる証のような気もします。

極端なシフトが有効なのは、アメリカの文化や不文律の影響もあるのですが、
興行的な不文律で普段は縛っていても、真剣勝負の場では勝利の為に破られますし、
その辺の二律背反が、前回のWBCでは「乱闘」という形で現れましたね(笑)。
6点差以上ある終盤に、勝ってる側は盗塁やバントをしないと言うのが、MLBの流儀ですが、
一戦必勝、しかも失点率まであるWBCでは、1点でも多くのリードが欲しいのは当然で、
WBCで勝つ為に行った「MLBの掟破り」が、結果として7人もの退場者を出す事になると・・・・
まあ確かに、極端なシフトも力勝負も面白いですが、それを緻密とは感じられないんですよね。
データ活用は最先端でも、「お約束」の上に成り立ってるなら、果たして「緻密」と言えるのかと?
日本だとアマチュア野球で「勝利」に徹した戦い方を、散々 見せられ&行わされているので、
そういう意味ではベースボールよりも野球の方が、「団体競技」としての色彩が強いんだと思います。

カウントやイニング、得点差などに応じて、内野手は守備位置を変えるとか、
アウトローで決める為に、インハイを活用するみたいな配球リードなんて話も、
メジャーでは新しいのかも知れませんが、日本では高校球児でもやってる当たり前の事ですし、
それだけの項目では足りないので、もっと複雑に微調整しながらプレーしてますからねえ。
とは言え、こうした経験則だけに頼らない「マニュアル作り」というのは、
経験則を作るのが苦手な人や、経験の乏しい新人などには、非常に効果的だとは思います。
しかし、そうしたマニュアルを遵守するだけでは、職人技は超えられない気もするんですよね。
で、私が求める次世代のデータ活用というのは、プロの職人技すら超えるレベルなんです。
(将棋ソフトで例えれば、Bonanza登場前の激指ではなく、現在のPonanzaを求めてる感じ?・笑)

そうは言っても、投げたボールの回転軸や回転数を計測できる技術とか、
「アメリカは進んでるなぁ」と驚かされる事は、本当に数多いの事実ですけどね。
伸びのある速球とか、キレのある変化球とか、原理的には解っていても、
それがどれくらい実現できてるかの判断は、今まで経験と感覚が頼りでしたが、
このように具体的に数値化されると、より精度を上げやすくなりますので。
思い出してみると、私が物理学の道に進んだキッカケも、
「変化球を投げたい」という所がスタートでしたからねえ(笑)。
私が野球を始めた当時は、理屈派よりも感覚派の方が大勢でしたけど、
こうして様々な技術が登場する事で、今後はその比率も逆転するのでは?と考えています。
って、この辺は他のスポーツでも、それこそ同様の事が言えるのでしょうが。
そしてトップクラスになる程、各分野の専門家による分業サポート体制が確立されると。

▼ スポーツにおける統計データ活用
> そういえば日本のバレーボール代表も統計的手法により
> 身体的に劣っていながら強国を破ってきましたが、
> 他の国も真似し始めるようになると勝てなくなってしまい
> 更なる改善が求められるってのも似ているような気がしますね。

まあ、基本的にどのスポーツでもそうなのでしょうけど、
やはり技術力や作戦力が同じならば、どうしたって身体能力の高い方が有利でしょうからねえ。
野球だって、あのスピードとパワーを持つ外国人選手に、
緻密なプレーをされたら太刀打ちできないかも知れませんし、
サッカーとかでも、以前は日本人選手の売りだった「チームへの献身性」が、
南米のスター選手にも、それが求めれられる現在では、以前ほどアドバンテージがありません。

それでもまだ球技とかは、いろいろ戦い様がありますけども、陸上とかはキツいですよね。
特に如実なのはマラソンだと思いますけど、あんなハイスピードで2時間走られたら、
日本人選手がメダル争いに絡むのは、相当厳しいかと思います。
(今度ナイキが、マラソンの2時間切りを目指す実験プロジェクトを行うらしいですね)
昨年のリオ五輪で世界を驚かせた4x100mリレーにしても、
他の国々もバトンパスが上達すれば、9秒台ランナーの居ない日本は勝負できないでしょうし。

人種的な身体能力で差が出ない競技となると・・・それこそ、
2006年と2010年のアジア大会(アジア版五輪)で行われたチェスですか?(笑)
って、チェスはれっきとしたIOC加盟競技ですし、スポーツはスポーツですよね。
でもまあ、日本人が抱くスポーツの概念には、やはり当て嵌まりませんが。
広州で行われた2010年大会では、チェスだけでなく、囲碁や中国将棋も競技でしたが、
これらの頭脳系競技でも同様にドーピング検査が行われるのは、少しシュールでした。
そして、次回2018年のアジア大会からは、何と「eスポーツ」も行われます!!

eスポーツと言うのは、まあ簡単に言ってしまえば「TVゲーム」ですね。
格闘ゲームやレースゲーム、サッカーゲームなどが、アジア版五輪の中で行われ、
陸上や水泳などと同じメダルを貰うのは、正直おかしな感覚はありますけども、
プロ大会とか、下手なスポーツ大会より人気が有りますし、将来的には五輪採用なんて事も?
これなら日本も勝てそう・・・って、最近はTVゲームも下火だし難しいのかな?
逆に、プロ・ゲーマーが多くいて、金メダル獲得だと兵役免除になる韓国は、
何だか凄くなりそうな気がします(野球だと以前、大リーガーのパク・チャンホ参戦とかありました)。

とりあえず、ニュースのスポーツ・コーナーで扱われるのかが楽しみ(笑)。
2026年のアジア大会は、早くも名古屋開催が決まってますし、
(リニア開業に向け再開発ラッシュ&名古屋城本丸も木造で再建)
広島開催の時にも、カバディやセパタクローという競技を知ったんですよね。
名古屋でも、何か面白い新競技を見たい気はします。
チェスがOKなら、いっそチェス・ボクシングみたいな複合競技とか(笑)。

> あと、この本を読んでいて興味深かったのは、
> アメリカの場合在野の統計オタクたちの数と情熱がすごいというところですかね。
> 統計オタクたちはブログ等で大量のデータを様々な角度から分析して紹介する。

はい、それはよく知ってます(笑)。
まあ元々、野球という競技自体が、他のスポーツに比べても、
圧倒的にデータ量が多いという特色があるのは確かですが、
日米の野球オタクを比べると、やはりアメリカの方が数字好きの比率が高い気がします。
ただそれは、日米の野球文化の違いも影響しているような気はしますね。

例えばメジャーですと選手の入れ替えが激しく、それこそマイナーなんて把握し切れない程いますが、
日本だと全12球団&上限70人で、選手の入れ替えも少ないですから、個々の選手をかなり把握できます。
しかも日本の場合、アマチュア野球が発展&注目されているので、
高校→大学→社会人と、個々の選手のサイド・ストーリーまで実に豊富に知る事が出来ます。
誤解を恐れず言うと、アメリカの野球オタクは理系的で、日本の野球オタクは文系的なのかも?

> そして、それを見たプロ球団が「分析官」として彼らを雇用するようになります。
> このようにして、マイナーリーグを含めたプロ野球経験が全くない
> 人たちがメジャーリーグの各チームのフロントにどんどん入っていくわけです。

さすがにフロント入りとまでは行きませんが、日本ですと、
MLBオタクからMLB解説者にまでなったのが、AKI猪瀬がいますね。

そう言えば、楽天イーグルスが創設された時、初代GMに就任したアメリカ人が、
「外国人選手の獲得は、データを用いれば最適な選択が行える」と豪語して、
いろんな選手を連れてきましたが・・・やはり、上手くは行きませんでしたね(笑)。
「日本の野球に合いそうか?」「日本の生活に馴染めそうか?」などは、
データから判断するのは難しいでしょうし、そこはまだまだスカウトの眼力の方が上かと?
ただ、現在ではスカウトも、選手の掘り出しや絞り込みに、データは活用しているそうで、
何年か前、阪神の海外担当スカウトが、マイナーリーガーのデータの中から、
日本で活躍できそうな投手を見つけ、名前を確認したら「井川慶」だったという笑い話も(笑)。

> 私も結構データ分析とか根っから好きで、「日本大統領選挙」では
> どのプレーヤーよりも統計的にこのゲームを捉えようとしていましたが、
> アメリカの在野の統計オタクの凄さには驚かされるばかりです。

このサイトにある多人数ゲームの中では、
やはり「日本大統領選挙」が、最も統計的でしょうね。


▼ 数学セミナーでの川上量生氏のインタビュー
> 数学セミナー2017年4月号の川上量生氏のインタビューがとても面白かったのでちょっと紹介。
数学セミナーなんて、もう何年も目を通してないので、
正直な所、その存在すら、言われるまで忘れてました(苦笑)。
私は専門が数理物理だったので、数学科との合同授業とかもあったのですが、
ぶっちゃけ、チンプンカンプンな事も多かったのを思い出します・・・・
う〜ん、でも「面白かった」と言われると、やはり気になります(笑)。
先月号となると、大きな書店にでも行けば、まだ有ったりするのかなぁ?
機会があれば、ちょっと頭の隅にでも覚えておきますね。
今年に入り、駅の近くにあった本屋が潰れたもので(泣・Amazonの影響が大きいのかな?)。

> 電王戦の話も出ており、この話も興味深いのですが、
> 一番驚いたのは川上量生氏が3組の数学家庭教師に数学を教えてもらっているところですね。
> それも、仕事に直結するような勉強はしないで、
> 純粋に数学を楽しもうという姿勢にこの人の好奇心の強さをひしひしと感じました。

まあ昨年も、数学の祭典「Math Power 2016」なんていう
完全に個人的趣味に走ったイベントとか、開催しているくらいですからねえ(笑)。
深夜の夜通し企画として行われた「素数大富豪」とか、ちょっと私も惹かれるゲームですけど、
リアルで付き合ってくれる人なんて周囲に居ないですし、ネットには向かない遊びなので・・・・

ちなみに私は、4桁の素数が好きなのですが、
それ以上に、2桁の素数×2桁の素数で作られた4桁の積が好きで、
その一方、1桁の素数×2桁の素数で作られた3桁の積が嫌い、などという性癖があります。
ですから駐輪場に自転車を止める時など、無意識にそれらの数字を探していたりしますね。
まあ、こんな話をすると変人扱いされるので、ほとんど話した事はありませんが(苦笑)。

しかし それにしても、ビートたけしが以前、
フジの深夜でやっていた「コマ大数学科」とかもそうですけど、
こういう趣味人の多様性と質の高さこそ、日本最大の強みだと、私なんかは思うんですよねえ!!
例えば江戸時代の算額とか、ちょっと他所の国では目にしない文化ですし、
「渋谷と秋葉原」なんて話も以前しましたけど、こうした文化のディープさが、
東京を、ただ単に人口が多いだけの都市ではなく、魅力のある都市にしているのだと思います。
ですから東京の成長戦略としては、「世界の趣都」を目指す事が、結構有効なのではないでしょうか?

> ところで、「データ」と「数学」は似て非なるもののような気がしますね。
> さっきも書きましたが私はデータは好きなのですが、数学はどうもとっつきにくいところがあります。
> (大学受験のときは数学が一番得意だったんですけどね・・・)
> なので、理系出身にもかかわらず今の仕事は一番理系から遠いところになってしまってますね。

物理学の観点からすると、データは素材で、数学はツールって感じですね。
なので、そもそも別物のような気もしますけど、ここで言うデータって「統計学」の事なのかな?
そうだとしたら、確かに数学って一般的には、純粋数学の方のイメージが強いので、
応用数学に対して、似て非なるモノというイメージなのも、ちょっと解る感じはします。
ただ一方で、純粋数学も応用数学も、大きく捉えれば当然どちらも数学なので、難しい所です。
でもまあ、数学と統計学の距離よりは、物理学と統計学の距離の方が、近い気はしますね。

P.S.
数学の話になったので、最近見つけた、良い意味で少しヤバそうな本を紹介(笑)。
実は私もまだ読んではいないんですけど、
数理生物学シミュレーションや、人工生命プログラムなんて分野がある一方で、
人間だって動物であり、歴史人口学みたいな分野もありますので、
「地政学も数理モデル化できないかなぁ?」と考え、探したら出てきたのが、この1冊でした。
(中国や欧州の巨大HEXマップとか作ったまま未使用なので、シミュレーションさせても面白いかも?)

「国家興亡の方程式 歴史に対する数学的アプローチ」
https://www.amazon.co.jp/dp/4799317563/


▼ 将棋の話 全般
> 佐藤名人とPonanzaの第1局はやはりというかPonanzaの圧勝でしたね。
> Ponanzaのあの初手、第3手で勝ってしまうのをみると、
> 今までの定跡は何だったんだという気持ちもあります。

でもまあ定跡というのは、ミスを抑えたり、考える負担を減らしたりする、
言わばマニュアルのようなモノだと考えれば、それは元来「人間用」に作られたモノであり、
思考方法の異なるAIには、人間用とは全く別のマニュアルが存在するのでしょうし、
また、人間と同じタイミングで、そのマニュアルを使用するとも思えませんからねえ・・・・

そういう意味では、「今までの定跡は何だったんだ?」というのは、
AIが行うだけでなく、人間が応用できて初めて言える台詞のような気がします。
それに、これと同じ台詞は、恐らく将棋ファンより囲碁ファンの方が、多く発しているかも?(笑)
局面の変化数が多く、序盤ほど複雑な囲碁は、定石の比重が将棋以上に大きいと思いますし、
だからこそ囲碁の定石は、人間の考え方に最適化される形で作られてきたのですが、
囲碁AIなんて、そんな事など お構いなしに打ってきますので(苦笑)。

> 思うに、将棋ソフトとトッププロ棋士が拮抗していたのは2012〜2013年あたりだったと思います。
> 「不屈の棋士」によれば、三浦九段がGPSに敗れた時点で、
> 将棋ソフトがトッププロ棋士に追いついたと考える棋士も多いようでしたし。

当時、A級2位だった三浦八段が、目立ったミスもないのに力負けしたという事実は、
普通の感覚で捉えれば、将棋ソフトの実力を認めざるを得ない結果ですからねえ。

ただ難しいのは、1回の対局で「トップ棋士が敗れた」という事実は明確であっても、
将棋ソフトの実力がトップ棋士に、迫ったのか? 追い付いたのか? 追い越したのか?は、
それだけだと、ちょっと明確には解らないという事ですね。
更に、追い付いたor追い越した として、それがいつだったかも、同じく明確では無いと。
レーティング値から判断して、電王戦が始まる前には既に追い付いていたと見る人も居るでしょうし、
Bonanza・GPS・激指・YSSの合議制が、市川女流二冠を破った時には、もう追い付いていたかも知れません。
例えば、昨年のアルファ碁なんかも、まさにそんな感じだったかと思います。
ですから「三浦×GPS」戦というのは、将棋ソフトがトップ棋士に追い付いた瞬間というより、
トップ棋士に追い付いたと認識された瞬間なんですよね、厳密に言うと。

> あのときに羽生名人やトップ棋士が将棋ソフトと対戦していれば
> 白熱した勝負が見られたと思うんですけどね。
> 第2局も佐藤名人の先手ですがおそらくはPonanzaが圧勝するのではないかと予想します。

「頭脳とAI」の競争は、解り易く言うと「馬車と自動車」の競争みたいなモノでしょうからねえ。
馬車が自動車に追い付くまで、試行錯誤した期間は長かったですが、
いったん追い付いてしまえば、その共存期間は短く、あとは離されてく一方だったと。
(個人的には、馬車レーンと自動車レーンがあった、満州国の街並みとか好きですけどね・笑)
http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/500/36/91/92/500_36919272.jpg
それを考えると、白熱した勝負が期待できた時間というのは、本当にアッと言う間であり、
その瞬間を的確に捉えて対戦を実現させるというのは、思う以上に難しい事なのかも知れません。
AIの成長スピードなんて、それこそ自動車の比では無いでしょうからねえ・・・・

> > って、名人敗戦も確かにニュースではあるのですが、将棋界的に言うと、
> > 同時に流れた、森内九段のフリークラス転出というニュースの方が、より衝撃的だったかと!?

> これには私もびっくりしましたね。
> そして、将棋連盟の理事選に出馬と。
> 三浦九段冤罪事件を収束させることができていない現状では、
> 森内九段には将棋連盟の内側から今の散々な現状を変えていってもらいたいものですね。

まあ、タイミングの問題とかあったのでしょうけど、
「だったら、森内新会長で良かったのでは?」と、正直思わなくも無いです(笑)。
佐藤新会長の方はまだ、第一線で戦う気持ちを捨ててはいないでしょうし。

> だいぶ前に、
> > 最近流行りの「居角左美濃」は、ソフト発祥の戦略だと言われておりますが、
> > 千田五段が去年最初に実戦で投入し、今年になってA級順位戦でも登場するなど
> > けっこう注目を浴びている戦法をいえるでしょう。
> > 将棋界では毎年新手や新定石を考えた人に升田賞が与えられますが、
> > そろそろ「コンピュータソフト」が升田賞を受賞してもおかしくないかもしれないという状況です。

> と書きましたが、まさにこれが現実になってしまいましたね。
> 本当は千田六段ではなくPONANZAが升田幸三賞を受賞すべきだったのでしょうが、
> それはさすがに将棋連盟が認めたくなかったと(笑)。
> せめてもの救いは千田六段本人が受賞者にPONANZAまたはコンピュータ将棋それ自体を推していたことですかね。

それにしても本当、時代の流れが速過ぎますよ(苦笑)。
もちろん、将棋ソフトが名人相手に圧勝する時代ですから、
ソフト発の新手が生まれても、別におかしくは無いのでしょうが、
頭では理解していても、正直どうも心の方が追い付いて来ない・・・・

> 羽生三冠を破ったということで、いろいろなところで取り上げられていますね。
> 実力はおそらくトップ20くらいには入るのでしょうが、それにしても報道が過熱気味ですね。
> あくまで非公式戦に過ぎないのに。
> うがった見方をすれば、三浦九段冤罪事件でダーティーなイメージがついた将棋界が
> 藤井新四段を全面押しすることで少しでも不祥事をごまかそうとしているようにしか見えないのですが・・・
> (藤井聡太新四段だけをヒーロー扱いするマスコミの「スターシステム」は、やっぱり好きではないですね)
> それにしても不甲斐ないのは14歳の新四段に負けたA級棋士たちです。
> 非公式戦とはいえ、ここまで完膚なきまでにやられたら、
> 今までのプロ棋士ってのは何だったんだという話になってしまいます。

いや〜、なかなか手厳しいですねえ(笑)。
もちろん、将棋界のイメージ回復の為に、スターシステムを発動させてる面はあるでしょうし、
あくまで非公式戦である事を踏まえるにしても、やはりあのメンツを相手に、
14歳の新四段が「6勝1敗」の成績で終えるなんて、戦前は全く予想してませんでしたもん!!
それに、この快進撃は非公式戦だけでなく、公式戦の方でも連勝記録を更新し続けており、
「中学生プロ棋士は別格」という先入観と期待は、個人的にも確かにありましたけど、
その想定すら上回る この結果には、驚きと感嘆を禁じえないというのが、私の正直な感想ですね。
プロ棋士は個人業者ですから、「新星を持ち上げる為、負けてあげよう」なんて気は起き難いでしょうし、
百歩譲って非公式戦だけならまだしも、それでは公式戦の連勝記録を説明しきれませんので。
(連勝記録報道で思いっ切りネタバレですが、5/14放送のNHK杯では、ここで話題の千田六段も破ってます)

それに、囃し立てているのが将棋メディアだけであれば、
「イメージ回復の為」という穿った見方も、確かに可能かも知れませんけど、
日頃は将棋界に無関心な一般マスコミでさえ、これだけ大々的に扱うというのは、
やはり「14歳プロ&羽生撃破」というのが、それだけインパクトのあるニュースだという事かと!?
世間的にはプロ棋士なんて、それこそ羽生さんくらいしか知られていない上、
しかも七冠独占の無敵なイメージしかないので、それを破ったとなれば解りやすい強さの表現ですし、
(「羽生三冠でも勝率は7割で、低段者に敗れる事だってある」というのは、将棋ファン的な認識です)
更には14歳というのは、将棋界の事を知らなくても「若い!」と解りやすく驚ける年齢ですからねえ。
あとは・・・ちょうど「3月のライオン」が実写映画化されたタイミングでしたので、
まさに、リアル「3月のライオン」を思わせる部分が、少なからず影響しているのでは無いでしょうか?

まあ世間的に言えば、「若き天才棋士、現る」というのがネタの本題であって、
羽生撃破も、連勝記録も、その「天才性」を素人にも一目瞭然で示す役割しか無い気がします。
それに将棋界のイメージ回復と言っても、三浦九段の一件なんて、
残念ながら世間的には、既に忘却の彼方のニュースですからねえ・・・・


▼ 私個人のアニソン・ランキング
> 私も好きなアニソンTOP15を何となく考えてみました。
> (はじめはTOP30にしようと思いましたが、途中で力尽きました・・・)
>  1位 「君をのせて」 天空の城ラピュタ(ED曲)
>  2位 「魔訶不思議アドベンチャー」 ドラゴンボール(OP曲)
>  3位 「夢冒険」 アニメ三銃士(OP曲)
>  4位 「銀の意志 金の翼」 英雄伝説 空の軌跡 THE ANIMATION(OP曲)
>  5位 「炎のたからもの」 ルパン三世 カリオストロの城(主題歌)
>  6位 「きみのこえ」 雲のむこう、約束の場所(主題歌)
>  7位 「残酷な天使のテーゼ」 エヴァンゲリオン(OP曲)
>  8位 「ルビーの願い」 劇場版それいけ!アンパンマン ルビーの願い(テーマ曲)
>  9位 「夢想歌」 うたわれるもの(OP曲)
>  10位 「鳥の詩」 AIR(OP曲)
>  11位 「コネクト」 魔法少女まどか☆マギカ(OP曲)
>  12位 「スターダスト・ボーイズ」 宇宙船サジタリウス(OP曲)
>  13位 「魂のルフラン」 劇場版新世紀エヴァンゲリオン シト新生(主題歌)
>  14位 「やさしさに包まれたなら」 魔女の宅急便(ED曲)
>  15位 「ぼくドラえもん」 ドラえもん(OP曲)
> うーん、世代がばれてしまうような選曲ですな。

でもサジタリウスをみている世代は、普通、まどかマギカを見てないでしょうし、
AIRや、うたわれるものなんて、その存在すら知らないんじゃないですかねえ?
そういう意味では、見る人が見ないと、意外とバレないかも(笑)。
ちなみにサジタリウスは、ED曲の「夢光年」も名曲でしたよね。

ところで、例のNHKのアニメ100年企画ですが、
5月3日に3時間特番で、人気投票ベスト100が発表され、
上位ランクイン作品は、ゴールデンウィークの5日間に傑作選を放送するらしいです。
http://www.nhk.or.jp/anime/anime100/program/index.html
NHKのBSプレミアムといえば、WOWOWと並ぶ最高画質なので、
ランキング自体よりも、ちょっとそちらの方が楽しみかも?
進撃の巨人がNHK-BSプレミアムで再放送された際も、
「画質が綺麗なだけで、こんなにも迫力って変わるんだ!」と、正直驚きましたので。


▼ 特別展「茶の湯」
> 実は4月から上野の東京国立博物館で、「特別展 茶の湯」という展覧会があるのですが、
> そこでなんと、8つある国宝茶碗のうち4つが一堂に会するんですよ!!
> このレベルの展覧会は、私が生きている内にもう見られないと思うんです(今回は実に37年ぶり)。
> http://www.tnm.jp/uploads/r_press/169.pdf
> しかも、なんでも鑑定団の曜変天目騒動が影響したのか、稲葉天目の出展も先日決まりまして、
> もう今から興奮してしまい、誰かに薦めたくて仕方なくなり、脱線承知で話を振ってみました(笑)。

興味ないかも知れませんが、見に行ったら、やはり素晴らしかったので、
別スレッドに「茶の湯」の感想と、宣伝を書いておきました(笑)。
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/kjbn/kjbn.cgi?tree=c21034


[21054] NHKベストアニメ100発表、5/20は電王戦&村田WBA世界戦返信 削除
2017/5/18 (木) 19:23:48 徳翁導誉

▼ 最後の将棋電王戦&藤井四段の連勝記録
> > まあこの辺は、第1局目の将棋電王戦「Ponanza×佐藤名人」戦の結果を知った上で、
> > 第2局目の前に行われる世界コンピュータ将棋選手権に登場予定の「完全版Ponanza」との再戦を、
> > 果たして見てみたいかと問われた時に、「・・・」となってしまうのと同じ心境かも知れませんね?
> > (もちろん電王戦の場合は、第1局で対戦したバージョンのPonanzaと、第2局でも対戦します)

> 佐藤名人とPonanzaの第1局はやはりというかPonanzaの圧勝でしたね。
> 第2局も佐藤名人の先手ですがおそらくはPonanzaが圧勝するのではないかと予想します。

第1局から2ヶ月近く間が空き、私自身も第2局の日程をちょっと忘れかけていたので、
5/20(土)に行われる第2局の宣伝がてら、このスレッドを上げておきます(笑)。
(ちなみに完全版Ponanzaは、新星のelmoというソフトに連敗し、選手権の優勝を逃したそうですね)
http://denou.jp/2017/

って、その日はちょうど、村田諒太のボクシング世界戦があるので、話題的にはそっちかも?
あのロンドン五輪での金メダルから5年、ようやく辿り着いた世界挑戦ですからねえ。
軽量級の日本人王者は数多くおれど、中量級となると、22年前の竹原慎二以来2人目の快挙です!!
(まあ今のボクシング界は、タイトルより誰に勝つかが重要で、王者になってからがスタートですけど)
http://www.fujitv.co.jp/sports/boxing/dg_sp/

> うがった見方をすれば、三浦九段冤罪事件でダーティーなイメージがついた将棋界が
> 藤井新四段を全面押しすることで少しでも不祥事をごまかそうとしているようにしか見えないのですが・・・
> プロ入り1年後で王将リーグ入りし、公式戦で羽生三冠を破った近藤誠也四段の方がよっぽどすごいのですが、
> 彼がマスコミで大きく取り上げられることはないのが残念なところです。

藤井四段の連勝街道が続き、竜王戦6組の予選決勝まで進んだ事で、
その近藤五段との対戦カードが、5/25(木)に早くも実現しましたね(笑)。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv297727787
NHK杯での千田六段撃破に続き、竜王戦予選で近藤五段も撃破したなら、
新四段であれ、その快進撃と凄さは、さすがに認めて良いのでは無いでしょうか?


▼ NHKベスト・アニメ100の発表特番&傑作選放送
> ところで、例のNHKのアニメ100年企画ですが、
> 5月3日に3時間特番で、人気投票ベスト100が発表され、
> 上位ランクイン作品は、ゴールデンウィークの5日間に傑作選を放送するらしいです。

という事で、先日の特番で発表されたランキングを貼っておきます。

 NHK『ベスト・アニメ100』 ※ (±)は中間発表からの昇降 ※
http://www.nhk.or.jp/anime/anime100/ani_report/
http://livedoor.blogimg.jp/sonohimori/imgs/7/2/72735446.jpg (中間発表版)
  1位(--)  TIGER & BUNNY
  2位(+8) 【劇場版】TIGER&BUNNY The Rising
  3位(-1)  魔法少女まどか☆マギカ
  4位(+2)  ラブライブ!(第1期)
  5位(+4)  ラブライブ!(第2期)
  6位(+11) 【劇場版】TIGER&BUNNY The Beginning
  7位(-2)  コードギアス 反逆のルルーシュ
  8位(-4)  カードキャプターさくら
  9位(+3) 【劇場版】ラブライブ!The School Idol Movie
  10位(-7)  おそ松さん
  11位(-4)  銀魂
  12位(-4)  ジョーカー・ゲーム
  13位(--) [OVA]銀河英雄伝説
  14位(-3) 新世紀エヴァンゲリオン
  15位(-1) コードギアス 反逆のルルーシュR2
  16位(--) ご注文はうさぎですか?
  17位(-2) 機動戦士ガンダム
  18位(+1) デジモンアドベンチャー
  19位(+1) PSYCHO-PASS サイコパス
  20位(+6) ソードアート・オンライン
  21位(+7) CLANNAD 〜AFTER STORY〜
  22位(+23) ガールズ&パンツァー
  23位(-2) ハイキュー!!
  24位(-6) 名探偵コナン
  25位(-3) 氷菓
  26位(+23) 【劇場版】魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語
  27位(+5) 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
  28位(-5) 進撃の巨人
  29位(+5) 宇宙戦艦ヤマト
  30位(-5) 少女革命ウテナ

ちなみに5夜連続で放送された傑作選は、このランキング順に、
タイバニ、まどマギ、ラブライブ、コードギアス、CCさくら、
ジョカゲ、銀英伝、ごちうさ、ガンダム、デジモンの10作品。
この面々がNHKで放送されるというのも、妙な感じで何だか愉快でしたが(笑)、
逆の見方をすると、18位のデジモン以上のランキングで放送されなかったのは、
10位「おそ松さん」、11位「銀魂」、14位「エヴァンゲリオン」の3作品となりますか。

まあ、エヴァは同じNHK-BSで3月まで、劇場版を含めて全話放送されたばかりですし、
銀魂も現在テレ東で放送中ですから、この2作品が外されたのは何となく解るんですけど、
中間発表では3位だった おそ松さんが外れたのは何故なんでしょう!?
先月、第2期が放送されるとの発表があったからなんですかねえ?
でも進撃の巨人は、他局での第2期が既に決まっていたのに、以前NHK-BSで放送されましたし、
う〜ん、おそ松さんと銀魂に関しては、テレ東が貸し出しをOKしなかったのかなぁ?
NHKで放送されるとなれば、相手局側としても、良い宣伝になると思うのですが、
テレ東もスカパーにアニメ専門局AT-Xを持っているので、権利関係がいろいろ難しいのかも?

ぶっちゃけ特番本体は、3時間の生放送で、しかもランキングがこれですから、
TMR西川の無駄なアツさ再確認できた以外、内容的に案の定グダグダでしたけど、
それでも何だかんだで、傑作選の方はちょっと見ちゃいましたね(笑)。
各キャラがF1みたいに、スポンサー・ロゴを背負うのが斬新だったのに、
https://www.youtube.com/watch?v=TNsywu4fhXs
NHKでの放送なので、企業ロゴは全て外された1位の「タイガー&バニー」(苦笑)。
http://matomame.jp/user/ELI_AYASE/d71e4f0db42252e25366
高画質&高音質で見ると「やはり凄いなぁ」と再認識させられる一方で、
時間枠の関係上、劇場版の前編のみで「続き見せろよ」となった2位の「まどかマギカ」。
この2作品は特番直後の第1夜に放送されたので、そのまま流れで見てしまいましたし、
あと第3夜も、「ジョーカー・ゲーム&銀河英雄伝説」という渋い流れだったので、こちらも視聴。

おかげで、録画したまま未見だったタイガー&バニーの劇場版や、
原作小説は読んだものの、アニメ視聴は途中で止まったジョーカー・ゲームも、
これを機会に「見てみようかな?」という思いになりましたし、
こうして布教に繋がるから、その作品の信者たちも懸命に投票したんだなと感じました。

中間発表の時点では、「なぜ1位がタイバニ?」という疑問がありましたけども、
要するにこれは、単に熱狂的なファンの数が順位に反映されるのでは無く、
「ファンの布教活動が熱心なアニメ」のランキングだった訳です!!(笑)
考えれば音楽業界とかも、売れ過ぎても、マニアックでも、ファン同士は衝突してしまいがちで、
ファン同士が最も団結してるのは、意外と「上の下」くらいにあるグループなんですよね。
「もっと売れて欲しい、もっと知られて欲しい」と思うからこそ、ファンの布教活動にも熱が入ると。
例えば、最近まで玉川さんと雑談していたアイドル業界なんて、その傾向が顕著では無いでしょうか?
で、アニメ業界で言えばタイバニがまさに、そんな位置にある作品なのかも知れません。


[21057] 将棋電王戦、藤井四段の快進撃あたりの雑談返信 削除
2017/5/24 (水) 00:40:50 ほのぼのさん

▼ 宇宙船サジタリウス
> > うーん、世代がばれてしまうような選曲ですな。
> でもサジタリウスをみている世代は、普通、まどかマギカを見てないでしょうし、
> AIRや、うたわれるものなんて、その存在すら知らないんじゃないですかねえ?
> そういう意味では、見る人が見ないと、意外とバレないかも(笑)。
> ちなみにサジタリウスは、ED曲の「夢光年」も名曲でしたよね。


ははは、自分ではあくまでライトなアニメファンのつもりでしたが、
サジタリウスからまどマギまで見ている人ってのはそうそういないものなんでしょうかねえ。
サジタリウスは結構大人びたアニメだったので小学生あたりで見ている人は少ないと思っていたのですが、
wikiによると最高視聴率が19%を超えていたようで、案外サジタリウスの存在くらいは覚えている中高年が多いかも。
サジタリウスといえば前半の長編は好きだったのですが、後半の3話で1ストーリーの展開はちょっと物足りなさを感じていました。
これも最近wikiで確認したのですが、当初は2クール程度の予定でスタートしたのが思ったより人気を博したので
結局1年9か月も続けるようになったそうで。後半は付け足しでストーリーを作っていた感じだったんですかねえ。
あと、サジタリウスの思い出といえば、最終話がその前の放送の翌日にあって、しかも放送の時間帯が早まってしまっていたのですが、
そのことを知らないで最終話を見逃してしまったことですかねえ。今だと動画サイトですぐに見逃し分を見ることができるのですが、
当時は一旦見逃すともう永遠に見れないと思って悲しくなった思い出があります(これも最近動画サイトでようやく最終話を見ることができました)

▼ 直虎
いやはや、直虎思ったよりも面白いです。
やっぱり脚本がいいですね。「大河」ドラマとしては大河らしくないのかもしれませんが、
人間ドラマをしっかりと描けていると思います。
思わぬところで伏線が張られたり、思わぬ形で伏線が回収されたりと、次回の放送が待ち遠しくなるドラマです。
それにしても亀の子役のちょっと弱弱しい演技から三浦春馬のさわやか完璧王子への変遷に当時は違和感を感じたのですが、
それすら今回のスケコマシの話への伏線だったとは恐れ入ります。
前回、今回とギャグ回だったのですが、政次処刑の話への伏線が巧みに張り巡らされていましたね。
ある意味恐ろしい脚本書くものだなあと思いました(誉め言葉です)。

▼ 最後の将棋電王戦
> 第1局から2ヶ月近く間が空き、私自身も第2局の日程をちょっと忘れかけていたので、
> 5/20(土)に行われる第2局の宣伝がてら、このスレッドを上げておきます(笑)。
> (ちなみに完全版Ponanzaは、新星のelmoというソフトに連敗し、選手権の優勝を逃したそうですね)
> http://denou.jp/2017/


まあ予想通りというか、Ponanzaの圧勝に終わりましたね。
佐藤名人のtwitterで、第2局目の敗着はよくわからなかったとか。
この名人のつぶやきを見て、三浦九段vsGPSを思い出しました。
あのときも三浦九段は後でいくら精査しても敗着は見つけられなかった。
悪手を指さなくても力でねじ伏せられるというのは、ソフトと人間との差をまざまざと見せつけられる思いです。
Ponanzaがelmoに敗れたというのもコンピュータソフト界では大きな話題になったようですが、
もうどちらも雲の上の存在なので、elmoがどう凄いのかとかさっぱり分からないのが辛いところです。

> って、その日はちょうど、村田諒太のボクシング世界戦があるので、話題的にはそっちかも?
> あのロンドン五輪での金メダルから5年、ようやく辿り着いた世界挑戦ですからねえ。
> 軽量級の日本人王者は数多くおれど、中量級となると、22年前の竹原慎二以来2人目の快挙です!!
> (まあ今のボクシング界は、タイトルより誰に勝つかが重要で、王者になってからがスタートですけど)
> http://www.fujitv.co.jp/sports/boxing/dg_sp/


うーん、村田諒太は残念でしたね。あの判定はWBA会長も異議を唱えるくらいおかしかったようですし、
運が悪かったとしかいいようがないですね。
まあ、負けて評判を上げたというか、他の団体からも世界戦への誘いがあるようですし、
ここはWBA以外の場で再起を図ってほしいところですね。

▼ 藤井四段の連勝記録
> 藤井四段の連勝街道が続き、竜王戦6組の予選決勝まで進んだ事で、
> その近藤五段との対戦カードが、5/25(木)に早くも実現しましたね(笑)。
> http://live.nicovideo.jp/watch/lv297727787
> NHK杯での千田六段撃破に続き、竜王戦予選で近藤五段も撃破したなら、
> 新四段であれ、その快進撃と凄さは、さすがに認めて良いのでは無いでしょうか?


そうなんですよ!近藤五段との対戦は藤井四段がどこまで本物であるかを見極めるためにも非常に興味深いです。
いやあ、近藤五段も撃破して竜王戦本戦トーナメントに進んだら、これはとんでもない化け物ですな。

ただ、最近思うのが、近年の将棋ソフトの進化は「トッププロの棋力の平準化」を招いているのではないかということです。
昨年度からのタイトル戦の挑戦者を挙げていきますと、
名人戦 佐藤(天)八段
棋聖戦 永瀬六段
王位戦 木村八段
王座戦 糸谷八段
竜王戦 丸山九段(三浦九段)
棋王戦 千田六段
王将戦 久保九段
名人戦 稲葉八段
棋聖戦 斎藤六段
王位戦 澤田六段と菅井七段の勝者
といった感じで見事なまでに全員バラバラです。しかも、最近は羽生三冠や渡辺二冠すら挑戦者に名乗りを上げることができていない。
よく言えば「群雄割拠」といったところですが、実のところはトッププロ20名くらいの棋力が平準化して
飛び抜けた存在がいなくなったという感じだと思います。
10年くらい前まではおそらくトップ3、4名(いわゆる羽生世代)くらいの棋力が飛び抜けていて、彼らが挑戦者の常連だった。
2007年なんか、現会長の佐藤康光九段がタイトル戦5連続挑戦という偉業と成し遂げていましたが、
現在は1年にタイトル戦2挑戦すら難しくなっているような感じです(最近だと佐藤天彦名人の棋王戦、名人戦連続挑戦くらい)。
これはひとえに、プロ棋士よりも強くなったソフトを多くの若手棋士が勉強に取り入れて、
急激に棋力をトップ棋士のレベルまで上げてきているからだと思います。
(将棋ソフトの活用は千田六段の専売特許ではないはず・・・。他の若手棋士も多かれ少なかれ将棋ソフトを勉強に取り入れているのでしょう)

2004年頃に羽生善治さんの「学習の高速道路論」が話題になりましたが、
https://japan.cnet.com/blog/umeda/2004/12/06/entry_post_203/
今は将棋ソフトという高速道路が登場して各棋士の棋力が急激に向上する一方、出口で渋滞している感じなのではないでしょうか。
当時は「ITの進化によってアマチュア最高峰までの高速道路が整備された」と言われていましたが、
今回は「将棋ソフトの進化によってプロ最高峰までの高速道路が整備された」と言ったら過言でしょうか?

そこで藤井四段。私が興味があるのは、彼も他のトッププロ棋士と同様に高速道路の出口で渋滞してしまい
「その他大勢の有力若手棋士(永瀬六段や千田六段クラス)」にとどまるのか、そこを突破してタイトル挑戦者の常連になるのか、
どちらの道を歩むのかということです。後者の域にまで達すれば、大山、中原、羽生という大棋士の系譜の仲間入りは間違いないでしょう。
しかし、他の棋士も急激に力を伸ばしている今、この高速道路の出口の渋滞を突破するのは簡単なことではないと思います。

▼「アルファ碁」が柯潔九段に勝利
これも何気に衝撃的なニュースですが、囲碁の世界でもAIの強さがだいぶ認知されてきたので
それほど大きな話題にはなっていないようですね。なにしろ昨年末あたりの「MASTER」の衝撃が大きすぎた。
それにしれも、囲碁ソフトはあっという間にトッププロを追い抜かしてしまいましたね。
AIの進化の速さそのものに驚かされて、ほんとついていけないです。
そういう意味では人間vsソフトをある程度興行にできた将棋界は商売上手だったかも。第二回電王戦はドラマチックでしたし。

▼ NHKベスト・アニメ100の発表特番&傑作選放送
> > ところで、例のNHKのアニメ100年企画ですが、
> > 5月3日に3時間特番で、人気投票ベスト100が発表され、
> > 上位ランクイン作品は、ゴールデンウィークの5日間に傑作選を放送するらしいです。

> という事で、先日の特番で発表されたランキングを貼っておきます。
>
>  NHK『ベスト・アニメ100』 ※ (±)は中間発表からの昇降 ※
> http://www.nhk.or.jp/anime/anime100/ani_report/
> http://livedoor.blogimg.jp/sonohimori/imgs/7/2/72735446.jpg (中間発表版)
>   1位(--)  TIGER & BUNNY
>   2位(+8) 【劇場版】TIGER&BUNNY The Rising
>   3位(-1)  魔法少女まどか☆マギカ
>   4位(+2)  ラブライブ!(第1期)
>   5位(+4)  ラブライブ!(第2期)


うーん、ごめんなさい。TIGER & BUNNYというアニメはその存在を初めて知りました。
熱心なファンがいるということは、それなりに見て損はないアニメなんでしょうかねえ。
しかしまあ上位のアニメがNHKで全て放送されるってのもすごいですね。


[21060] IT革命、AI革命、そして次時代人類の思考法返信 削除
2017/5/25 (木) 19:59:39 徳翁導誉

▼ 将棋の話
電王戦が終結したと思ったら、今度は叡王戦がタイトル戦に昇格!?
タイトル戦を主催する各新聞社の業績悪化により、
最近ではタイトル戦の減少も噂される中、まさか逆に増えようとは(笑)。
しかも名人戦や竜王戦との兼ね合いから、賞金の減額を連盟から頼まれたそうで(苦笑)。
ただ、タイトル戦増加により、あと竜王1期で羽生さんは「永世7冠」だったのに、
ここへ来て8大タイトルとなると、さすがに永世8冠は無理でしょうね。
と言いますか、今の状態だと、叡王タイトルを1度も取れない可能性だってあるでしょうし。

> > 第1局から2ヶ月近く間が空き、私自身も第2局の日程をちょっと忘れかけていたので、
> > 5/20(土)に行われる第2局の宣伝がてら、このスレッドを上げておきます(笑)。

> まあ予想通りというか、Ponanzaの圧勝に終わりましたね。
> 佐藤名人のtwitterで、第2局目の敗着はよくわからなかったとか。
> 悪手を指さなくても力でねじ伏せられるというのは、
> ソフトと人間との差をまざまざと見せつけられる思いです。
> Ponanzaがelmoに敗れたというのもコンピュータソフト界では大きな話題になったようですが、
> もうどちらも雲の上の存在なので、elmoがどう凄いのかとかさっぱり分からないのが辛いところです。

既にAIの実力は、名人よりも上だろうとは思ってましたが、
結局、どれくらい差があるモノなんでしょう?
戦前は「10回やれば1発くらい入るのでは」なんて、希望的観測で見てましたけど、
何だか、この2戦の結果を見ると、差はもっと大きいのかも知れませんね。
でもまあ、人間とコンピューターの実力差は、今後も指数関数的に開く一方でしょうし、
あまり深く考えても、大して意味の無い事なのかも知れませんが・・・・

> > 藤井四段の連勝街道が続き、竜王戦6組の予選決勝まで進んだ事で、
> > その近藤五段との対戦カードが、5/25(木)に早くも実現しましたね(笑)。
> > http://live.nicovideo.jp/watch/lv297727787
> > NHK杯での千田六段撃破に続き、竜王戦予選で近藤五段も撃破したなら、
> > 新四段であれ、その快進撃と凄さは、さすがに認めて良いのでは無いでしょうか?

> そうなんですよ!
> 近藤五段との対戦は藤井四段がどこまで本物であるかを見極めるためにも非常に興味深いです。
> いやあ、近藤五段も撃破して竜王戦本戦トーナメントに進んだら、これはとんでもない化け物ですな。

つい先ほど、竜王戦6組の予選決勝に勝利して、これで藤井四段は19連勝!!
次勝てば大台の20連勝ですけど、大手が掛かった事よりも先ずは、
千田六段に続き、近藤五段を圧倒して撃破した事が、将棋界的に大きいかも知れませんね。
まあ情報番組とかでは、「このまま竜王に!?」とか煽られそうですけど、
将棋ファンであるほど「それはさすがに無理」だと思いつつ、
「もしかして、もしかしたら」と、尋常じゃないくらい興奮できてる頃かも?(笑)

ただ、ここまで連勝記録が続くと、「どこまで連勝が続くか?」は勿論の事、
逆に「誰が止めるんだろう?」という方にも、ちょっと関心が湧いてきます。
下手にここまで来てしまうと、もう中途半端な相手に止めて欲しくないと言いますか、
語り草に出来るくらい、相応の相手に負けて欲しいなって感じも持ってしまいます(苦笑)。

> ただ、最近思うのが、近年の将棋ソフトの進化は
> 「トッププロの棋力の平準化」を招いているのではないかということです。
>   (中略)
> よく言えば「群雄割拠」といったところですが、実のところはトッププロ20名くらいの棋力が平準化して
> 飛び抜けた存在がいなくなったという感じだと思います。
> 10年くらい前まではおそらくトップ3、4名(いわゆる羽生世代)くらいの棋力が飛び抜けていて、
> 彼らが挑戦者の常連だった。

これは2000年前後くらいから、結構どの世界においても見られる傾向じゃないですかねえ?
理屈としては、IT革命が「グローバル化」をもたらした構造と同じだと思います。
逆に言うと、将棋は比較的に狭い世界だった為、その到達も遅かっただけの話で・・・・
まあ簡潔に言うなら、成績の「平準化」というのは、あくまで現れた結果であり、
その根幹には、情報や機会の「平等化」が、まず先にあると思うんですよ。

一昔前までは、本当に場所や環境によって、得られる情報や機会に格差がありましたけど、
ここ十数年あまりで、そうした障壁は目に見えて減少しましたからねえ。
(新戦術の寿命が急速に短くなっているのも、情報格差の解消が根源にあろうかと?)
例えば囲碁の世界だと、ネット碁の登場により、欧米のレベルが急激に上がりましたし、
もちろん将棋も同様で、団体戦となった電王戦で先鋒を務めた当時17歳の阿部六段は、
地方在住でしたが、通信教育で将棋を習い、ネット将棋で腕を磨いて育った棋士でした。
今までは、強い相手と戦い棋力を上げるには、上京するしか方法が無かった訳で、
NARUTOで将棋の存在を知り、女流棋士となったポーランド人なんて、まさに今の時代の象徴かと?
https://www.shogi.or.jp/column/2017/03/post_115.html
で、こうした現象は何も、特殊な世界だけの話ではなく、一般生活のレベルにおいても、
ネット通販やショッピングモール、衛星放送に動画サイトなど、
地方住民が負わされてきた「不便さ」というのが、本当に劇的に変化したと思います。
(私は転勤族で、都会も田舎も知っているので、その実感は普通の人より強烈かも?)

ただ一方で、将棋界の成績(結果)が平準化している事に関しては、
単純に、そうした時代性の影響だけじゃ無い気も少ししますね・・・・
例えば野球界だと、近年は下位打線や控え投手のレベルも数段アップして、
一昔前みたいに、エースや4番が圧倒的に無双するケースが激減したと思います。
まあ、スターが解りやすく活躍できない時代なので、その面ではマイナスかも知れませんが、
選手たちの平均点が上がり、試合のレベルも確実に上がったので、その面を見ればプラスです。
150キロ投手なんて、1990年頃にはプロの各球団にも1人2人という感じでしたが、
1998年の甲子園に松坂&新垣が登場して以降、トレーニングの進化と普及が一気に進み、
今では野手ですら、150キロを投げる高校生が出てくる時代になりましたからねえ。

しかしそれは、相対的な実力差(情報や機会の差)が縮まっただけの話で、
田中やダルビッシュなど超一流の絶対的なレベルは、時代に関係なく、やはり高いモノです。
それを考えると、年齢により羽生世代の棋力ダウンで生じてている、現在の混戦模様は、
群雄割拠と言うべきか・・・どんぐりの背比べと言うべきか・・・・
正直に言ってしまえば、若い世代に一流は多く居ても、超一流は少ないのでは無いでしょうか?
そして一流の増加は、情報が平等化する現在の時代性に求められるかも知れませんが、
超一流の減少に関しては、将棋人口の減少など、また何か別の理由があるような気がします。

> 2004年頃に羽生善治さんの「学習の高速道路論」が話題になりましたが、
> (https://japan.cnet.com/blog/umeda/2004/12/06/entry_post_203/
> 今は将棋ソフトという高速道路が登場して各棋士の棋力が急激に向上する一方、
> 出口で渋滞している感じなのではないでしょうか。
> 当時は「ITの進化によってアマチュア最高峰までの高速道路が整備された」と言われていましたが、
> 今回は「将棋ソフトの進化によってプロ最高峰までの高速道路が整備された」と言ったら過言でしょうか?

羽生さんの「学習の高速道路論」というのは、正直初耳だったのですが、
論の主旨としては、上述した「情報や機会の平等化」と似たような感じなんですかねえ?
で、「将棋ソフトの進化によってプロ最高峰までの高速道路が整備された」が過言かとなると、
私は別に過言だとは思わないのですが、個人的な観点としは少し変わってくるかも知れません。

ITの進化も、AIの進化も、結局は「情報の質(レベル)」の違いでしか無いと思うんです。
ネット対局の登場により、地方や外国に住む人でも、強い相手と対戦できるようになりましたが、
現実的に対戦できる相手の上限がアマ最高峰レベルだからこそ、ネットだとそこが上限なだけで、
もし仮に、プロのトップ棋士ともネットで対戦できる環境さえあれば、上限はもっと上がるかと?
そして、その仮定を現実にしてしまったのが、AIの進化だったと思うので、
極端な話、強い相手と対戦して実力を高めるだけなら、相手は人間でもAIでも関係ない気がします。
あとは、現状ではAIだと感想戦とか出来ませんけど、その辺も将来的には解消されるでしょうし。
でもまあ結局、現実的な条件に制約を受け、結果が同じになるのであれば、
高速道路の話は過言どころか、私もそれと同意見だと言って良いかも知れません(笑)。

> そこで藤井四段。私が興味があるのは、彼も他のトッププロ棋士と同様に高速道路の出口で渋滞してしまい
> 「その他大勢の有力若手棋士(永瀬六段や千田六段クラス)」にとどまるのか、
> そこを突破してタイトル挑戦者の常連になるのか、どちらの道を歩むのかということです。
> 後者の域にまで達すれば、大山、中原、羽生という大棋士の系譜の仲間入りは間違いないでしょう。
> しかし、他の棋士も急激に力を伸ばしている今、
> この高速道路の出口の渋滞を突破するのは簡単なことではないと思います。

私はもう、藤井四段を「超一流」の素材だと思っていますので(笑)、
このまま道さえ踏み外さなければ、将来的にその「大棋士の系譜」に仲間入りすると見ています。
ただ、その事と、高速道路の出口どうこうとは、別の次元の話だと思ってまして、
う〜ん、何て言えば良いんですかねえ?
例えば野球界にも、大投手や大打者の系譜というのが、同じくあると思いますけども、
「巨人の4番は、球界の4番」と言える程の大打者が、今の巨人に居ないのは、
プロ野球全体のレベルがアップしている事とは、また別の話であり、
仮に早実の清宮が巨人に入団し、その系譜を継ぐ大打者になったとしても、
これもまた、高校野球全体のレベルがアップとは、また別の話だと言いましょうか・・・・
まあ要するに、技術革新の時代背景とか あまり関係なく、
藤井四段は、将棋界で久々に現れた超一流の素材なのでは無いかと?(笑)

それにそもそも、今の若手棋士は程度の差こそあれ、将棋ソフトを使って勉強してるでしょうけど、
あくまでソフトも道具の1つであって、勉強方法自体は従来と大きく変化して無いのでは?
一般的にも、新技術を道具として使ってる世代は、まだまだ旧世代の延長線上の存在で、
その技術を無意識に利用し、身体の一部とするネイティブ世代とは、やはり違うと思うんです。
そういう意味では藤井四段も、さすがにネイティブ世代では無いと思うので、
私が個人的に興味があるのは、藤井四段よりも更に後から出てくる世代の今後なんですよね。
以前、「AIネイティブ世代」とか、「知能の公式化」なんて話をしたのも、
そうしたAI新世代の思考法が、旧世代である私たちの思考法と、
どう違ってくるのか凄く興味があっての事でした。
「不屈の棋士」では、「安易にAIに頼らず、自分で考える事が大事」と主張する棋士が多かったですが、
それはAIを道具と見ている今の世代の思考法だからであって、
もし今後、AIを使って考える新世代が登場したら、前提自体が変わって来る様に思うんです。

P.S.
昨年NHKで放送された「羽生善治、人工知能を探る」の第2弾が、
今度放送されるらしいので、一応紹介しておきますね。
人間とコンピューターの対戦が、ここで一段落した以上、
もしかしたら、こうした番組が作られるのも、これで最後かも知れませんし。

6/17(土) 夜9時 NHKスペシャル「電王戦 名人vs人工知能」
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170617


▼ 囲碁の話
> 「アルファ碁」が柯潔九段に勝利
> これも何気に衝撃的なニュースですが、囲碁の世界でもAIの強さがだいぶ認知されてきたので
> それほど大きな話題にはなっていないようですね。なにしろ昨年末あたりの「MASTER」の衝撃が大きすぎた。

以前より交渉してるとの情報はありましたけど、なかなか正式決定しなかったので、
ぶっちゃけ、第1戦の報道があり、この対戦が実現したのを知ったのですが(笑)、
まあ結果の方は、やはり予想通りといった感じで、衝撃は薄かったですね。
ネット上での早碁とか、バージョンの違いとかはあっても、既に対戦済みでしたし。
それにしても、これだけ交渉を重ねたのに、結局は共産党政府とGoogleの話が纏まらず、
YouTubeを規制する中国でだけ、この対局を生中継で見られないのは、もう何が何やら(苦笑)。

あと柯潔も、序盤はアルファ碁の示す最善手を1度も外さず打ち切ってるらしいので、
それはそれで化け物だと思いますし、現役世界最強の称号は伊達ではないと!!
って、オセロやチェスでは既にそうなってましたけど、
どれだけ最善推奨手を実行できるかで実力が計られる時代に、囲碁もなっちゃったんですね。
この分野の技術革新の速さには、本当に驚かされるばかりです。
インターネットが普及してから十数年でここまで来ちゃってる訳ですし、
AIの次世代分野である自動運転・機械翻訳・医療診断も、数年の内に一般化している可能性も?
特に機械翻訳の実現は、英語の壁に阻まれた情報や機会の不平等を、一気に破壊する衝撃度がありそう。
(今まで長年かけて武道を極めていた世界に、安価で操作容易な拳銃が大量流入する感覚に近いかと)

> それにしれも、囲碁ソフトはあっという間にトッププロを追い抜かしてしまいましたね。
> AIの進化の速さそのものに驚かされて、ほんとついていけないです。

いや本当、「アッという間」という表現では生温いスピードで、劇的に追い抜かれました(苦笑)。
局面数の多さから、「囲碁AIが追いつくのは、まだまだ先」って感じでしたけど、
1度追い抜かれてしまうと、その局面数の多さが仇となり、
チェスや将棋よりも速いスピードで、人間との差を広げられてる印象がありますね。
逆に局面数が少ない程、人間も最適解に近づけるので、追いつかれ易いけど、差は開き難いと。
もう今では、人間では打てない囲碁の新局地を、楽しみに待たれてる状態です(笑)。

今回対戦しているバージョンは違うらしいですが、現在開発中のアルファ碁は、
過去の人間の棋譜を一切取り入れず、人間が打ちやすいよう生まれた定石を排除した、
純粋に囲碁のルールに則った上での最強の打ち方を目指す方向に、もうAIは進んでるらしいので。
(期待された そちらのバージョンが登場しなかった事も、今回の柯潔戦が盛り上がらない一因)
将棋のように駒の初期配置が決まっていない囲碁には、人間が参考に出来るかは別として、
囲碁AIにはこうした研究の幅が、まだまだ残っているような感じです。
だからこそ、昨年末の「Zen×God Moves」戦で、God Movesが見せた「初手天元」は衝撃だったと。
人間が打つのであれば、ミスの少ない隅から押さえるのが無難でも、
やはり初手からド真ん中(天元)を押さえるのは、感覚的に正しい気がするので。

あと、これも人間とコンピューターの考え方の違いなのですが、
大差だろうが、半目差だろうが、「リードがあれば勝ち」という打ち方を囲碁AIはするので、
序盤・中盤でリードを稼いでも、終盤になると稼いだリードを平然と捨てがちなんですよね。
人間であれば、勝利を確実にする為に、更にリードを広げたり、リードを死守したりしますけど、
AIは「半目差あれば勝ち」という事で、人間みたいにリードと言う間接的な目安よりも、
独自の勝率計算で終盤を打ち進める為、人間の視点だと手が緩んだように見える訳です。
それでも最後はAIが勝利するので、人間側としたら弄ばれてる気分になりますし、
完璧に逃げ勝ってくれるならまだしも、AIもまだ不完全ですから、
たまにミスして、本当に逆転負けする事があるのが、却ってムカつくと(笑)。
で、実力差は凄くあるのに、それをリード差で測れないので、フラストレーションも溜まる訳です。
置石があれば解るかも知れませんが、それをトップ棋士にやらせるのは、さすがに酷ですしね。

> そういう意味では人間vsソフトをある程度興行にできた将棋界は商売上手だったかも。
> 第二回電王戦はドラマチックでしたし。

確かに興行化は出来ませんでしたけど、今年正月のMasterの60連勝も、
それはそれで、電王戦に負けないくらいドラマチックでしたけどね(笑)。


▼ ボクシングの話
> > って、その日はちょうど、村田諒太のボクシング世界戦があるので、話題的にはそっちかも?
> > あのロンドン五輪での金メダルから5年、ようやく辿り着いた世界挑戦ですからねえ。
> > 軽量級の日本人王者は数多くおれど、中量級となると、22年前の竹原慎二以来2人目の快挙です!!
> > (まあ今のボクシング界は、タイトルより誰に勝つかが重要で、王者になってからがスタートですけど)

> うーん、村田諒太は残念でしたね。あの判定はWBA会長も異議を唱えるくらいおかしかったようですし、
> 運が悪かったとしかいいようがないですね。
> まあ、負けて評判を上げたというか、他の団体からも世界戦への誘いがあるようですし、
> ここはWBA以外の場で再起を図ってほしいところですね。

う〜ん、運が悪かったと言えば悪かったですし、
別にそうじゃ無いとも言えるのが、ボクシング判定の難しい所(苦笑)。
ジャッジには、有効打を重視するタイプと、手数を重視するタイプがおり、
興行的には前者が理想ですけど、主観が混じらないのは却って後者の方なので・・・・
これがWBCであれば、途中で採点が発表されれるので、ジャッジのタイプも解りますが、
WBAだと採点は最後まで公開されない為、勝ったと思った方が判定負けする事も珍しくありません。

そして更に、今回の対戦相手であるエンダムは、ダウンして2ポイントを奪われても、
接戦のラウンドを上手く拾い、ポイント差を覆すのが得意な試合巧者のタイプだったので、
「1回ダウンを奪っただけでは下手するとヤバいかも?」という不安も正直あり、
フタを開けたら・・・という感じでした(もちろん個人的には、村田優勢の採点でしたけど)。
でもまあ「運」という面で言えば、アマ競技だと完全に手数重視なので、
そういうタイプでない村田が五輪の金メダルを獲得できた事自体、強運ではあるんですがね!!

それでも今回の試合内容は、今後のマッチメイクに向けて、いろいろ有利に働くかと?
いくら五輪の金メダリストと言っても、プロの世界では実績が無く、
強敵との対戦も今回が実質初めてだったので、その実力は「不明」という認識でしたが、
この一戦で実力を証明し、観客の喜ぶファイター・タイプで、そしてカネになる日本人。
しかも、強いとは言っても、脅威的なレベルではないと判断されたとなれば、
王者の方も挑戦者に選びやすく、いろいろと「おいしい選手」だと認識されたとは思います(笑)。
(それに、こうした遺恨の生じるゴタゴタは、興行的には却って美味しい材料ですし)
まあ、あとは村田の側が、広がった選択肢の中から、どれを選ぶかですよね?
単純に「王者」の称号が欲しければ、最も組みし易そう対戦相手を選んでも良いですし、
3団体を統一した最強王者であるゴロフキンとの対戦も、今なら実現可能かも知れません。
ひょっとしたら今回の一戦以上に、次戦の選択こそが、プロボクサー村田の分岐点になるかも?

ただ、それにしても、金メダリストがミドル級タイトルに挑むというのに、
タイトル・マッチ5戦を抱き合わせて、しかも会場が主要1万人の有明コロシアムだなんて、
日本のボクシング人気は本当に下火なんだなぁと、改めて実感しました・・・・
10年くらい前までは、年間に何試合も、数万人を埋める格闘技イベントが行われていた事など、
今となっては何だか、夢か幻だったような感さえありますよね。


▼ 大河ドラマの話
> いやはや、直虎思ったよりも面白いです。
> やっぱり脚本がいいですね。「大河」ドラマとしては大河らしくないのかもしれませんが、
> 人間ドラマをしっかりと描けていると思います。
> 思わぬところで伏線が張られたり、思わぬ形で伏線が回収されたりと、
> 次回の放送が待ち遠しくなるドラマです。
> 前回、今回とギャグ回だったのですが、政次処刑の話への伏線が巧みに張り巡らされていましたね。
> ある意味恐ろしい脚本書くものだなあと思いました(誉め言葉です)。

思いっきりコメディー回でしたね、先週は(笑)。
昨年が真田丸で、今年がこれだと、王道好きな大河ファンには正直キツいかも知れませんが、
まあBSの再放送枠では風林火山がやってますし、これはこれで面白いかと?
軽いタッチの作りだからこそ、却って触れられる重いネタとかも含まれてますしね。
(マンガだと稚拙な絵柄の方が、感動モノやシリアスを描きやすいのと同じかな)
いや〜、それにしても、ここまで罪悪感や悲劇性の描写が無いまま、
あっけらかんと主人公が「人を買おう」なんて大河は、さすがに前代未聞なのでは!?(笑)

でも実際、戦国の世に、身代金ビジネスや人身売買ビジネスは付き物でしたし、
農閑期に徴用された農兵なんて、その臨時収入が目的で合戦に参加してましたからねえ。
そして戦国末期に南蛮貿易が盛んになって以降は、その商売エリアは海外にまで広がり、
東南アジアの植民地などを中心に、奴隷は日本側の重要な輸出品として送られた事など、
歴史の授業とかでは、まず触れられる事がありませんからねえ・・・・
大航海時代の奴隷となると、アフリカの黒人奴隷が思い浮かびますけど、
奴隷の大供給源は戦場であり、日本人奴隷はそれに次ぐ規模だったのは確かな訳で、
石見銀山が新大陸に次ぐ銀の供給地であった事を教えるのなら、こちらも教えるべきかと?

それにしても、こうして遠州で綿花栽培や綿糸製造が盛んとなり、
明治に入ると遠州出身の豊田佐吉や鈴木道雄が、糸車織機の自動化を進めた事により、
今のトヨタやスズキに繋がる事を思うと、あの綿花の回も意外と含蓄があって良かったかと。
ただ一方で、この回のサブタイトルは「綿毛の案(赤毛のアン)」だったみたいに、
毎回の副題が、何かの名作タイトルのパロディーなのは・・・個人的に少しキツいかな?
初めの頃は匂わせる程度でしたけど、最近は「ぬしの名は」とか、
「あるいは裏切りという名の鶴」みたいに、ド直球で遊びが過ぎる気がして(苦笑)。
しかし作品全体でいうと、思ってた以上に面白い作品である事は、私も同感ですね!!


▼ アニメの話
> > > うーん、世代がばれてしまうような選曲ですな。
> > でもサジタリウスをみている世代は、普通、まどかマギカを見てないでしょうし、
> > AIRや、うたわれるものなんて、その存在すら知らないんじゃないですかねえ?
> > そういう意味では、見る人が見ないと、意外とバレないかも(笑)。

> ははは、自分ではあくまでライトなアニメファンのつもりでしたが、
> サジタリウスからまどマギまで見ている人ってのはそうそういないものなんでしょうかねえ。

最近は、夕方のアニメ再放送枠とか無くなって久しいですし、
アニメ・オタクでも昔の子供向け作品まで追う人は極少数なので、両作品とも見ているのは、
いい年齢して未だにアニメを見ている層か、余程マニアな若い層だけになろうかと(笑)。
絶対数で言えば それなりに居そうですけど、日本の人口で言うと1%未満だと思います。

> サジタリウスは結構大人びたアニメだったので
> 小学生あたりで見ている人は少ないと思っていたのですが、

いやいや、確かに大人も楽しめる内容ですけど、あれは明らかに子供向けの作品でしたよ。
と言いますか、昔にアニメは、そういう作品が結構多かった気もします。
ただそれは、子供たちに向けたメッセージ性によるモノなのか、
作ってる大人たちの素が出てしまっているのかは、ちょっと解らない所はありますけど(笑)。
実際、アニメに限らず様々な分野で、近年の「子供向け」商品というのは、
危ない要素や汚い要素は事前に取り除かれ、過度に無害化されている傾向がありますし、
それが却って、アレルギーを起こさせ易い状況を作ってしまっている気がするんですよね・・・・

例えばアニメで言うと、「ガンバの冒険」なんてトラウマ的な怖さ(特にED)がありましたが、
21世紀になると、同じくネズミが主人公でも、「とっとこハム太郎」の世界観になると。
で、何より衝撃的なのが、この2作品とも監督は同じ、出崎統という事実ですね(笑)。
時代のニーズなのか、創作の幅の広さなのか、とにかく昭和と平成では、
名目上では同じ「子供向け」でも、その中身は一変しているのでは無いでしょうか?
そして、最近の「大人も楽しめるアニメ」というのは、始めから大人向けに作れらていたり、
子供向けの皮を被った大人向けだったり、子供向けを違う方向から大人が楽しんだりと、
良い悪いは別として、昔の「大人も楽しめる子供向けアニメ」とは、やはり異なるように思えます。
(例えば、子供向けなので賛否あるものの、劇場版クレしんの戦国大合戦やオトナ帝国は名作ですし)

> あと、サジタリウスの思い出といえば、最終話がその前の放送の翌日にあって、
> しかも放送の時間帯が早まってしまっていたのですが、
> そのことを知らないで最終話を見逃してしまったことですかねえ。

あ〜、この辺はちょっと感情を共有できないかも?(苦笑)
私は転勤族として育ったので、引っ越した先では放送が無かったり、
地方局だと途中でも改変期に突然番組が打ち切られたり、
そもそもウチはチャンネル権が父親にあって、毎週見られるとは限らなかったりと、
いろいろな条件が重なった為か、あまり通しのストーリー重視では見てませんでしたね・・・・
と言いますか私の場合、そうした反動からなのか、本格的にアニメを見出したのは、
大人になって1人暮らしを始めた以降という、ハマり方としてはヤバい順路なので(苦笑)。

> 今だと動画サイトですぐに見逃し分を見ることができるのですが、
> 当時は一旦見逃すともう永遠に見れないと思って悲しくなった思い出があります
> (これも最近動画サイトでようやく最終話を見ることができました)

そもそも当時は、録画して見る事とかも、あまり一般的ではありませんでしたし、
動画サイトはもちろん、配信サービスも無く、ソフト販売とかも非常に限定的だったので、
現在の視聴環境と比べると、隔世の感があるのは確かですよね(笑)。
でも、だからこそ、一期一会みたいな感覚で熱心に番組を見てましたし、
今と違って再放送は多かったので、古い名作と出会える頻度は高かったように思えます。
まあこの辺は、昨今のテレビ離れとニュース情報の偏りなどにも、繋がる話かも知れませんが?

> > > ところで、例のNHKのアニメ100年企画ですが、
> > > 5月3日に3時間特番で、人気投票ベスト100が発表され、
> > > 上位ランクイン作品は、ゴールデンウィークの5日間に傑作選を放送するらしいです。

> >  NHK『ベスト・アニメ100』 ※ (±)は中間発表からの昇降 ※
> > http://www.nhk.or.jp/anime/anime100/ani_report/
> > http://livedoor.blogimg.jp/sonohimori/imgs/7/2/72735446.jpg (中間発表版)
> >   1位(--)  TIGER & BUNNY
> >   2位(+8) 【劇場版】TIGER&BUNNY The Rising
> >   3位(-1)  魔法少女まどか☆マギカ
> >   4位(+2)  ラブライブ!(第1期)
> >   5位(+4)  ラブライブ!(第2期)

> うーん、ごめんなさい。TIGER & BUNNYというアニメはその存在を初めて知りました。
> 熱心なファンがいるということは、それなりに見て損はないアニメなんでしょうかねえ。

いや別に、私が「TIGER & BUNNY」を推してる訳では無いので、謝る必要も無いのですが(笑)、
でも、「見て損はない作品か?」と問われれば、個人的には「Yes」と答えますね。
そもそも この作品、ヒーロー稼業を行う単身赴任の独り親サラリーマンが主人公で、
本来の視聴者ターゲットは、子育て世代のオッサン向けに作られたアニメでしたから、
何故こんなに若い女性ファンが付いたのかが、正直言って疑問なんです(苦笑)。

強いて理由を探すなら、キャラクター・デザインが漫画家の桂正和だった事でしょうか?
一昔前は、彼が「電影少女」や「I''s」で描いたキャラが、少年たちの心を掴んだように、
現在では、彼が描いたヒーローたちが、少女たちの心を魅了したのかも?
ちなみに私は、ニューヨークをモデルにした古典アート風の街並みが結構好きでしたね。
そして肝心のシナリオの方も、少なくとも前半13話は良く出来ていたと思いますが、
後半13話がちょっと物足りない出来で、トータルだと70〜75点くらいの評価ですね、個人的には。
でもまあ、私も録画を消さずにBlurayで保存しましたし、見て損は無い作品なのは確かかと。
ただ、だからと言って、さすがに歴代1位というのは解せませんがね(笑)。

あと、同じような理由で、ランク入りが以外だったのが12位の「ジョーカー・ゲーム」です。
こちらは、私が唯一読んだ事のある同名のスパイ小説が原作でして、
舞台は太平洋戦争が開戦する直前の東京や上海、ロンドンなどですから、
あまり女性ウケする題材とは思えないのですが・・・やはり決め手はキャラと男性声優らしいです。
それでも、攻殻S.A.C.で有名なプロダクションI.G.の作るアニメーションは美しく、
当時の社会風俗や生活雑貨なども、かなり良く再現されているので、
元々の作品ターゲットである、大人の男性が見ても楽しめる作品だとは思いますよ。
ちなみにこちらも、一応Blurayに保存してあります(笑・焼くのは旧作含めて年に2〜3作)。

> しかしまあ上位のアニメがNHKで全て放送されるってのもすごいですね。
近年は負債リスク回避の為、「製作委員会方式」で作られるアニメが主流で、
それにより本放送された局以外での再放送が、ずっと容易になった事もあってか、
ここ1年間でNHKは、ラブライブ・進撃の巨人・セーラームーン・けいおん・エヴァを放送し、
現在は涼宮ハルヒの憂鬱を放送中ですからねえ・・・・

デジタル化の際にNHK-BSは3局から2局に減らされ、文化系の番組が減少した状況で、
こうしたNHKのアニメ放送強化の方針には、私も最初こそ眉をひそめましたけど、
民放で再放送枠が消滅する中、子育て世代が見ていた親子で楽しめる作品を再放送したり、
地方在住だと見られない人も居る、深夜枠や独立局系の話題作を再放送したりなど、
「公共放送の責務」を意識して放送している事を知ってからは、私の認識も少し変わりました。
アニメの再放送以外にも、コント番組・時代劇・昼ドラ系メロドラマなどが民放から姿を消す中、
逆にNHKは「日本のテレビ文化を守る」として、様々な方面から批判を受けつつも、
そうしたタイプの番組も作り始めた事には、その矜持に感じ入る面が確かにあるんですよね!!


[21165] 藤井四段の快進撃、NHKスペシャル感想、等返信 削除
2017/6/29 (木) 00:19:05 ほのぼのさん

ご無沙汰しています。ここ1か月ほどで世の中いろいろ動きがあったので、ピックアップしてみます。

▼ 藤井四段29連勝

全くもって恐れ入りました。デビューから負け知らずの29連勝で、
その中には竜王戦本戦トーナメントも含まれるので凄まじい偉業です。
マスコミがあれだけ飛びつくのも分かります。
以前にトップ20くらいの力があるみたいなことを書いたのですがとんでもない。
C1、C2クラスの相手が多かったとはいえ、29連勝を積み上げるには9割5分以上の勝率がないといけないわけで、
とあるサイトによるとこれはレーティング的に佐藤天彦名人(レーティング1位)と同格だそうで。
もはやタイトルホルダー並みの実力があると言っても過言ではなさそうです。
何とまあ末恐ろしい14歳ですな。
これで竜王戦本戦トーナメントを勝ち進めば、どんな将棋漫画や小説でもここまで劇的なものは嘘っぽくて描けないから
まさに「事実は小説よりも奇なり」を地でいく感じです。
先日「トップ棋士の平準化」について書きましたが、数年後には彼一人が突出しているかもしれませんね。

▼ 6/17(土) 夜9時 NHKスペシャル「電王戦 名人vs人工知能」

楽しみにしていたのですが、実際に視聴してみるとちょっと期待値が高すぎたのか平々凡々な内容でした。
CGは凄かったんですけどね。
失敗の一つは、将棋の電王戦をメインに据えたことでしょうか。
去年のNHKスペシャルで羽生三冠をナレーターに据えたのでどうしても将棋の話になってしまうのは仕方ないのですが、
将棋ソフトと人間の対局は今となってはもはや「電卓」vs「そろばん名人」に過ぎないわけで、
どんだけ見繕っても「計算の速さと正確さは人間はコンピュータに勝てないね」という結論になってしまうと思います。
以前は最後は羽生三冠にコンピュータと戦ってほしいなと思っていましたが、
もはや羽生三冠や渡辺竜王、藤井四段を引っ張り出してきても将棋ソフトが勝つのは自明なので
人間vs将棋ソフトについては興味が失せましたね。

AIが会社の退職者を減らすのに役立っている話とか、先週のSPA!にも同じような特集があったので
特段の目新しさはなかったですね。SPA!では就職活動でも大量のエントリーシートをAIで判読させて
就職希望者を次の段階の面接に進めるか否かを決めるとか、AIの現在と近未来の記事は読み応えがありました。
タクシーのAIのサポートにより客を拾う話とかも、言ってしまえばコンピュータの性能向上によってなせる業に過ぎないわけで、
仕組み自体に特に目新しさはないかと。
ここ1年AIについて自分自身が多少詳しく調べてみたってこともあるかもしれませんが、
NHKスペシャルの内容はどうしてもAIの初心者をターゲットにしたものであったような感じがしました。

そもそも私が初めに「AI」の存在を知ったのは、ドラクエ4の仲間の自動戦闘でソフトが戦い方を学習していくってのが初めてでして、
そのときは幼心に衝撃を受けた覚えがあります。
その頃に比べてハードの性能向上によって複雑かつ大量の計算をコンピュータがこなせることになったことに伴いAIの性能も劇的に
進化しましたが、「AIによる目新しいことに対する衝撃」を受けることは最近は減ってきているような気もします。

どうせならサッカーとかのスポーツの国対抗の国際試合で、一方を贔屓するような人間の判定を撲滅すべく、
審判を全てAIで行うとか、そこまで衝撃的なシステムが現れて欲しいと思うのですが。
フィギュアスケートとかも人間の判定に納得いかないものが多いので、これも全てAIが画像処理して点数を出すとかしてくれると
面白いと思うんですけどね。
10年後にはスポーツの判定競技は全てAIが判定を行う、そういう未来が見てみたいものです。

▼ ロシアW杯アジア予選
 
> ・・・って、来年のW杯会場をテレビ視察だなんて、
> 呑気に出来る状況じゃなくなってきましたね、日本代表も!!
> W杯出場をかけたアジア最終予選も、早いもので残り2試合。
> あと勝ち点3を上積みすれば、日本の6大会連続のW杯出場も決まるのですが、
> しかし相手は、出場2枠を争うオーストラリア&サウジアラビアとの直接対決と・・・・
> 勝利で勝ち点3、引き分けで勝ち点1ですから、どちらかに1勝すれば良いんですけど、
> ホームで戦えるとは言え、日本はW杯予選でオーストラリア相手に勝った事が1度も無く、
> そこから中4日で真夏のサウジに飛んでの最終戦となると、どちらも苦戦は必至でしょうね。
> そもそもサッカーの場合、競技的に引き分けが多いスポーツな上、
> 豪州もサウジも日本戦は引き分けでOKな状況なので、現状1位でも日本は本当に厳しいです。


いやあ、いよいよ残り2戦ですが日本の立場は厳しいですねえ。
今の日本の力だと、豪州戦、サウジ戦とも引き分けに終わる可能性が高いと思います。
最終予選前の予想ではここまでサウジが強いとは夢にも思っていませんでしたが、
サウジ、豪州で1、2位を取る可能性が一番高そうですね。
同じように韓国も残り2戦かなり厳しそうですね。
これはアジアプレーオフは日本vs韓国というこれ以上ない白熱した戦いが見れるかもしれません。

正直なところ、前回のブラジルW杯の戦前の舐め切った態度と実際の不甲斐ない戦いを見てみると、
日本代表は一回地獄のような厳しい環境に身を置き、そこから這い上がるという経験が必要なのではないかと思うんですよね。
ですので、アジアプレーオフ→大陸間プレーオフというこれ以上ない真剣勝負を4戦もするというのは、
日本代表にとっても大きな果実だと思います。
多分このまま2位以内に入ってそのままW杯本戦に出場しても、今回はチームに伸びしろが無いし
前回と同じようにあっさりと敗退してしまう可能性が高いと思います。
それならば、プレーオフで厳しい戦いに身を置いて、それで負けてW杯に出場できなければそれはそれで仕方ないと思うわけです。
もしプレーオフで勝ち上がれば、経験値を上乗せしているという意味で本戦でも少しは期待できるかもしれません。
こういううがった見方をするのも、何分前回のブラジルW杯の日本代表の甘い考えに失望させられたってのがありますね。


[21172] 将棋関連の話&サッカーW杯予選の話返信 削除
2017/6/29 (木) 20:17:23 徳翁導誉

> ご無沙汰しています。ここ1か月ほどで世の中いろいろ動きがあったので、ピックアップしてみます。
どうも、ご無沙汰です。
「ここまで来たら、返信は藤井四段の連勝記録が止まった時かな?」とか、
勝手に予想してましたけど、新記録達成のタイミングでしたね(笑)。

▼ 藤井四段29連勝
> 全くもって恐れ入りました。デビューから負け知らずの29連勝で、
> その中には竜王戦本戦トーナメントも含まれるので凄まじい偉業です。
> マスコミがあれだけ飛びつくのも分かります。

今までの記録の28連勝を射程に捉えた辺りから、
情報番組だけでなく、ニュース番組でも、普通にトップ項目ですからねえ!!
史上最年少のプロ棋士誕生に、将棋ファンだけが騒いでいたのが、
わずか数ヶ月で、まさか国民的な関心事になろうとは、本当に隔世の感があります(笑)。
羽生さんの7冠独占の時も凄かったですけど、感覚的には、その時以上の注目度かと?
ネット放送局の誕生による、対局中継の充実とかも、意外に影響あったりするんですかねえ。

それと、案の定と言いますか、思ってた以上にと言いますか、
将棋のルールすら知らない、多くの視聴者の興味を繋ぐ要素として、
テレビ番組では、ニコニコ動画の中継よりも「勝負メシ」の比重が大きくなってますね(笑)。
そして、将棋関係者が心配していた「棋士より強いAIの存在」なんて、
杞憂とも言って良い程に、世間では気にされてないも、今回の報道で感じる事が出来ました。
と言いますか、「将棋をやると頭が良くなる」とか、「物事の先が読めるようになる」とか、
その手の幻想が、一般的には未だに現役なんだと、ちょっと驚いてもいます。
全く効果が無いとは思いませんけど、所詮はボードゲームですからねえ。
本当に頭が良くなり、先が読めるのなら、三浦九段の一件もあんな騒動になってないはずで・・・・
(先日、似たような件が起きたJリーグでは、疑われた選手に軽罰を呑ませて有耶無耶に終息・苦笑)

> 以前にトップ20くらいの力があるみたいなことを書いたのですがとんでもない。
> もはやタイトルホルダー並みの実力があると言っても過言ではなさそうです。
> 何とまあ末恐ろしい14歳ですな。

いつ初タイトルを獲得するかは、やはり関心事の1つですよね!!
この連勝記録が止まった後も、そのまま今の勢いを維持できるのであれば、
もしかしたら、中学生タイトル・ホルダーなんて夢物語も現実に???
でも、ここまで注目を浴びてしまうと、タイトル獲得の最年少記録を破れなかっただけでも、
伸び悩みとか、期待外れとか、いろいろ言われてしまいそう(苦笑)。
まあ逆に言えば、それだけの凄さを、現在見せ付けている裏返しなんですけどね。

> これで竜王戦本戦トーナメントを勝ち進めば、
> どんな将棋漫画や小説でもここまで劇的なものは嘘っぽくて描けないから
> まさに「事実は小説よりも奇なり」を地でいく感じです。

ニュースや情報番組の扱いですと、将棋界の事をよく知らない為か、
「このまま竜王になるのでは?」なんて、簡単に言われちゃってますけど、
詳しければ詳しい人ほど、その困難さを理解しているだけに、
「そんなの、絶対に無理だよ」と、感じているはずなんですよね。
ですが、これだけ連勝記録を続けらてしまえば、
「もしかしたら、もしかして・・・」と考える人の割合も、少しずつ増えてる気がします。
もう、それ自体がトンデモない事だと、私なんかは思うんですけど、
その凄さが、いまいち世間に伝わらない事に、少々もどかしさを感じていたりします(笑)。

ちなみに私は、竜王どころか竜王挑戦すら「有り得ないだろう」と、まだ思っている反面、
挑戦者決定戦なら「もしかしたら」と、最近は考え始めてますね。
と言いますか、そこで羽生vs.藤井の3番勝負を見てみたいというのが、本当の所だったり(笑)。
そして羽生三冠が渡辺竜王を見事倒し、永世竜王もコンプリートすれば、大団円ではないかと?
(出来る事なら、三浦九段のリベンジ達成がベストだったんですけど、既に敗退してますし)
あと世間的には、連勝記録がどこまで続くが、最大の関心事だと思いますけど、
個人的には、竜王戦の本戦トーナメントでどこまで上がれるかの方が、それ以上に興味がありますね。

> 先日「トップ棋士の平準化」について書きましたが、数年後には彼一人が突出しているかもしれませんね。
まあ私は、史上最年少プロの誕生という事だけで、
「羽生クラスの再来?」と無邪気に期待してましたし(笑)、
このプロ入り後の結果を見せられると、そうなるモノだと信じてますね。
あとは、今後登場するAIネイティブ世代の棋士が、どれくらい強いか次第でしょうか?
つまりは、数年後は無双しているかも知れないけれども、10年後は解らないと。
それこそ、「藤井君もAIを勉強しなければ、良くて羽生さん止まり」という、
批判を呼んだ千田六段の発言も、私は決して的外れな意見だとは思っていません。
強いて違いを挙げるなら、途中から勉強し出しても、効果は限定的だろうと思うくらいで。


▼ NHKスペシャル「人工知能 天使か悪魔か 2017」
> 楽しみにしていたのですが、実際に視聴してみると
> ちょっと期待値が高すぎたのか平々凡々な内容でした。
> CGは凄かったんですけどね。

すみません。
自分で宣伝しておきながら、録画したまま、まだ見てません(笑)。
7月中旬にNHK-BSの方で、最後の電王戦のドキュメント番組があるらしく、
どうせなら、そちらと一気に見ようかと考えていたもので・・・・
って、番組名が異なるだけで、NHKスペシャルと同内容という危険性もありますが。

> 失敗の一つは、将棋の電王戦をメインに据えたことでしょうか。
> 将棋ソフトと人間の対局は今となっては
> もはや「電卓」vs「そろばん名人」に過ぎないわけで、どんだけ見繕っても
> 「計算の速さと正確さは人間はコンピュータに勝てないね」という結論になってしまうと思います。

放送直前まで、番組名は「電王戦 名人vs人工知能」となってましたし、
それを「人工知能 天使か悪魔か 2017」と改題した所で、内容までは変わりませんよね。

どうも、お気に召さなかったみたいなので、代わりにコチラを紹介しておきます(笑)。
って、こちらも全てアップされてから、一気に聞こうと思っていたので、まだ未聴ですけども。

TBSラジオ「羽生善治さんと考える将棋とAI、そして人類の未来」
 第1夜 https://www.tbsradio.jp/152190
 第2夜 https://www.tbsradio.jp/154110
 第3夜 https://www.tbsradio.jp/156389
 第4夜 https://www.tbsradio.jp/158492

> ここ1年AIについて自分自身が多少詳しく調べてみたってこともあるかもしれませんが、
> NHKスペシャルの内容はどうしてもAIの初心者をターゲットにしたものであったような感じがしました。

まあ、NHKスペシャルというのは、そういう番組ですからねえ。
取材期間も長いですし、構成的に目処が付く所まで撮り進めるので、結果的に、
「NHKが番組で放送する頃にはピークが過ぎてる」というのは、よく言われてる話です。
ですが、そんな事が解るのは、その分野の知識があるからであって、
メイン・ターゲットとなる一般の視聴者層には、あまり知られてない事の方が多いかと。
それに、ピークとブームというのは、若干ズレて起こるものですし、
NHKが特集する事でブームに火を付ける部分もあるので、やはり影響力は大きいと思いますよ。
発展途上だったり、マニアックだったり、そういう分野はNHK教育やNHK-BSの担当ですしね(笑)。

> そもそも私が初めに「AI」の存在を知ったのは、
> ドラクエ4の仲間の自動戦闘でソフトが戦い方を学習していくってのが初めてでして、
> そのときは幼心に衝撃を受けた覚えがあります。

う〜ん、そうやって改めて考えると、私の場合はドラえもんですかねえ?
確か、ドラえもんが22世紀へ里帰りした回で、ロボットが働いたり生活したりする姿を見て、
「ロボットが仕事をして働く世界で、人間はどうやって稼ぎ、暮らしているの?」
「ロボットはお金で買えるから、お金持ちとそうじゃない人の差は広がるのでは?」
「外見がいかにもロボットじゃなくなったら、人間とロボットは区別できる?」
みたいに、描かれる未来の世界に対して、いろいろ考えた事を覚えています。
・・・って、ドラえもんを見ながら、そんな風に考える小学生なんて、
我ながら「嫌なガキだなぁ」と、思わなくもありません(苦笑)。

> 「AIによる目新しいことに対する衝撃」を受けることは最近は減ってきているような気もします。
AIの衝撃というと、昨年のアルファ碁には、個人的に度肝を抜かれたのですが、
あれは物足りませんでしたかねえ? それとも、最近じゃないって事なのかな?
まあ、まだまだトップ棋士は遠いと思われていた囲碁に対して、
いきなり現れて、そして追い越して行ったのも衝撃的でしたけども、
ルールを教えず機械学習で強化とか、画像認識の技術を応用とかが驚きでした。
Googleはネット検索や音声認識で、大量のデータを収集してるでしょうし、
この技術を活用すれば、恐らくは10年もしない内に、自動翻訳とか可能になる気がします。
スマホが通訳代わりになる時代って、もうそれだけで、世界は激変するんじゃないでしょうか?
学校の英語の授業とかも、その必要性を根本的に問われる事になるかも知れません。

あと、最近でAIの話題というと・・・脳波研究での活用ですかねえ?
計測した脳波をAIを使って解析する事で、その人が、
何を思い浮かべているかや、どう感じているかが、少しだけ解る様になってきました。
例えば、0〜9の数字が書かれたカードを1枚ずつ見せて、その時の脳波を計測&解析する事で、
その人が今どんなカードを見ているのか、脳波の方から解るという技術ですね。
昨年末から今年に掛けて、この手の研究発表が、格段に増えたような気がします。

大阪大学では、脳波から その人のメンタル状態を把握すると共に、
大量の楽曲データと脳波データから、両者の関係性をAIで学習させた上で、
そのメンタル状態に応じた音楽を自動作曲し、メンタルを改善させる研究とか始めてます。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170116/icons/zu_a.jpg
(図解の「スーパー日本人」とかあると、却ってヤバそうな印象にも・苦笑)
また、金沢工業大学では、手足の動かない車椅子利用者に対して、
脳波を計測する事で、その人の行きたい場所や方向を把握し、
車椅子が自動で動いてくれる研究を始めています。
やはり最初は、「障害者支援」という形で、こうした研究は進んでいくのかも?

ただ日本の場合、脳波観測はヘッドギアを付けての外部からの収集なのですが、
アメリカではもっと直接的に、血管用カテーテルに電極を組み込み、それを脳の血管に入れる事で、
脳波をダイレクトに計ったり、逆に脳波を思うように操作したりとか、そんな研究が始まりました。
まあ、ここまで来ると、少しギョッとする感じもするんですけど、
こうした技術は、脳とAIの融合に直接関わってくる技術ですし、
恐らく人類は、その方向性に進んでいくのだろうと思います。
そしてアメリカでも、やはり障害者支援という方向から、
全身不随の人が、脳波でパソコンを操作できる技術とかを開発してますね。
簡単に言えば、マウスやキーボードが脳内にあるようなイメージでしょうか?
更に将来的には、目の見えない人向けに、モニターの方も脳内に持って行きたいみたいです。

あと、昨年辺りから、スポーツ界で俄かに話題となってきているのが「脳ドーピング」ですね。
選手が恐れや疲れを感じたり、意欲や集中を欠いたりすると、当然パフォーマンスは悪くなる訳ですが、
頭皮から頭蓋骨を介して脳へと、微弱な電気刺激を選手に与える事で、
恐れや疲れの感情を鈍化させたり、意欲や集中を高めたりが、少しずつ可能になってきました。
この脳ドーピングは、言うなれば「火事場の馬鹿力」を人為的にコントロールする感じで、
通常の薬物ドーピングとは違い、検査をしても当然、化学成分などは検出されません。
今はまだ効果も限定的ですし、器具の関係から、ヘルメットを用いる競技でのみ試されてますが、
器具の進化は勿論の事、どういう刺激が脳にどう働くかも、今後はAI活用で解明が進んでいくかと思います。
まあ、スポーツの世界では、そのうち禁止されそうですけど、日常生活はどうなる事か???
精神安定剤とか服用するよりも、遥かに効果的で、副作用も少なそうですし。
・・・って、ここまで来ると、「知能とは何か?」に続いて、「心とは何か?」を問う時代が、
もうじき やって来そうですけど、まあ来たら来たで、人類はすぐ慣れそうな気も(苦笑)。

> どうせならサッカーとかのスポーツの国対抗の国際試合で、一方を贔屓するような人間の判定を撲滅すべく、
> 審判を全てAIで行うとか、そこまで衝撃的なシステムが現れて欲しいと思うのですが。

いや〜、サッカーは今回のコンフェデ杯から「ビデオ判定」が導入されましたからねえ。
何度もゴールが取り消されたり、試合が止まったり、説明不足で判定結果が伝わり難かったりと、
システム的に成熟するまでは、かなり批判に晒されそうな感じですけども、
ルールがシンプルなサッカーでは、争点とんるシーンがかなり絞られますので、
何もAI判定まで導入しなくても、ビデオ判定で十分な気はしますね。

> フィギュアスケートとかも人間の判定に納得いかないものが多いので、
> これも全てAIが画像処理して点数を出すとかしてくれると
> 面白いと思うんですけどね。

フィギュアも・・・今ではビデオでスロー再生して採点してますし、
AIで画像処理とかしても、そこまで大きくは変わらないかも知れません。
それに問題となるのは、技術点よりも「演技構成点(旧芸術点)」なので、
こちらをAIに判断させるのは、なかなか難しい話かと思われます。
人間の主観でも揉めるのに、機械の主観で決められても、感情的に収まるかどうか?(笑)
また、仮に「美しさ」が機械的に判定できるようになった場合、
選手たちは高得点を取る為に、AIが美しいと判断する動きに集束して行くでしょうから、
みんな同じような演技内容になって、その完成度を競う競技になっちゃいそうですけどね。

とは言え、ある意味でそれは、原点回帰に当たるのかも?
そもそもフィギュアって、「図形」という意味であり、
氷上で規定の図形を、どれだけ美しく滑れるかを争う競技だったんですよ。
今でも「フリー演技」という言葉が残るのは、実はこの「規定演技」への対義語なんです。
昔は、規定の方の比重が大きかったのですが、見た目としては やはり地味ですし、
五輪商業化の波にも押され、その比重はドンドン縮小され、遂には廃止されるに至った訳です。
以下の動画は、カルガリー五輪における伊藤みどりの演技ですけど、
規定とフリーの注目度の格差を、如実に見て取れるかと思います(笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=8n575jfgXcc
https://www.youtube.com/watch?v=oodRRLwtpjo
ちなみに伊藤みどりは、この規定演技を苦手としていたので、規定廃止は僥倖でした。


▼ ロシアW杯アジア予選
> > ・・・って、来年のW杯会場をテレビ視察だなんて、
> > 呑気に出来る状況じゃなくなってきましたね、日本代表も!!
> > W杯出場をかけたアジア最終予選も、早いもので残り2試合。
> > あと勝ち点3を上積みすれば、日本の6大会連続のW杯出場も決まるのですが、
> > しかし相手は、出場2枠を争うオーストラリア&サウジアラビアとの直接対決と・・・・
> > 勝利で勝ち点3、引き分けで勝ち点1ですから、どちらかに1勝すれば良いんですけど、
> > ホームで戦えるとは言え、日本はW杯予選でオーストラリア相手に勝った事が1度も無く、
> > そこから中4日で真夏のサウジに飛んでの最終戦となると、どちらも苦戦は必至でしょうね。
> > そもそもサッカーの場合、競技的に引き分けが多いスポーツな上、
> > 豪州もサウジも日本戦は引き分けでOKな状況なので、現状1位でも日本は本当に厳しいです。

> いやあ、いよいよ残り2戦ですが日本の立場は厳しいですねえ。
> 今の日本の力だと、豪州戦、サウジ戦とも引き分けに終わる可能性が高いと思います。

とりあえず、「日本×オーストラリア」戦の2日前に、「UAE×サウジアラビア」戦があるので、
日本側は、そちらの結果を知った上での戦いになるんですよね。
サウジが先に負けてくれると、日本としても少し余裕を持てて豪州戦に挑めるのですが、
逆にサウジが勝っていた場合、何が何でも豪州戦で決めに行かなければならなくなります!!
向こうは2日多く休めて、しかも移動もほとんど無しで、ホームで待ち受ける訳ですから。

でもまあ、こうして危機感を煽りつつも、本心では、
「2試合あれば、1つくらい勝てるだろう」と、日本代表の実力を信じてはいるんですけどね。
出来れば2試合とも勝利して、B組予選を引っかき回してもらいたいです!!
サウジと豪州は現在、勝ち点で並び、得失点わずか1差でサウジがリードしてますけど、
豪州の最終戦はホームでタイ戦ですし、大量得点も予想されますから、
サウジは是が非でも、ホームで日本を相手に勝て点を取りに来るはずなんです。
首都リヤドで、白ずくめの男たち7万人を沈黙させる事が出来たら、最高に爽快かと!?(笑)

> 最終予選前の予想ではここまでサウジが強いとは夢にも思っていませんでしたが、
> サウジ、豪州で1、2位を取る可能性が一番高そうですね。

これで12年ぶりのW杯出場が決まれば、サウジアラビアとしも、
オランダの名将ファン・マルバイクを、年俸20億円で連れてきた甲斐もあったかと(笑)。
それでも、サウジか、豪州か、どちらか一方を応援するなら、豪州の方かなぁ?
古豪復活は嬉しい事ですし、以前なら間違いなくサウジの方を応援してた思いますけど、
(禁欲的なサウジから来日して、ホテルのエロビデオで寝不足となり、大敗した噂話は好き・笑)
ここ最近、サウード王家の傍若無人ぶりが、あまりにも目に余るもので・・・・
政治とスポーツは切り離して考えたい所ですけど、サウジの場合は専制国家であり、
特に代表チームなんて完全に王家の私物扱いなので、W杯出場は彼らを喜ばすだけなんですよね。

ところで、最終戦の試合開始時間が未だに決まってないんですけど、どうなるんでしょう?
まあA組の方は、ウズベクと韓国の直接対決なので、特に考慮されてないみたいですが、
熾烈な争いとなってるB組で、条件を揃える為に試合時間を合わせるとなると、
一方は豪州開催で、もう一方はサウジ開催と、時差が8時間もありますし、
これで時間を合わせるとなると、真夏のサウジで真っ昼間の試合になる訳で・・・・
現実的に考えたら、豪州戦の結果が出た上で、サウジでの最終戦は行われるんですかねえ?

> 同じように韓国も残り2戦かなり厳しそうですね。
> これはアジアプレーオフは日本vs韓国というこれ以上ない白熱した戦いが見れるかもしれません。

とりあえず、次の「日本×オーストラリア」戦は、「韓国×イラン」戦よりも、
日本の方が25分 試合開始が早いので、日本戦が終わった時に どうなってるかですよねえ。
日本が勝利してW杯出場を決めれば、韓国戦の方は高みの見学で楽しめる一方、
仮に日本が敗戦した場合には、プレーオフが現実味を帯びて、韓国戦もドキドキかと?
勝ち抜けで韓国に先を越されるのも悔しいですし、プレーオフで戦うには厳しい相手なので。

でもまあ韓国の方は、競ってる相手が、ヤラかし癖のあるウズベキスタンですからねえ(苦笑)。
個人的には、中央アジア勢で初のW杯出場を応援し続けてますけど、
だからこそ、ここ1番で勝負弱いウズベクの姿を、何度も見せられており・・・・
その中には、日本人主審の誤審によって、プレーオフ敗戦なんて不運もありました(泣)。
戦力的に見ても、以前に比べれば力が落ちてるのは明らかですし、
タシケントの気候では、恐らくホーム・アドバンテージにならないでしょうから、
A組のもう1チームは、たぶん韓国で濃厚だと思います。
ウズベクの場合、韓国との最終決戦を前に、中国戦を落とす可能性さえ十分に有り得るので。

> 正直なところ、前回のブラジルW杯の戦前の舐め切った態度と実際の不甲斐ない戦いを見てみると、
> 日本代表は一回地獄のような厳しい環境に身を置き、
> そこから這い上がるという経験が必要なのではないかと思うんですよね。
> ですので、アジアプレーオフ→大陸間プレーオフというこれ以上ない真剣勝負を4戦もするというのは、
> 日本代表にとっても大きな果実だと思います。

いや〜、確かに、あの厳しいプレーオフを突破して本戦出場となれば、
日本代表はチームとしても、相当鍛えられると思いますけども、
そこで敗退して出場を逃せば、本当に元も子も無くなりますからねえ・・・・

「負けて得るものの方が大きい」なんていうのは、まだまだ成長過程の子供に対する話であって、
「負けて得るものなど何も無い」「負けたら全てを失う」というのが、トップの世界の話かと?
しかも、サッカーの代表選手ともなれば、まさにトップの中のトップであり、
鎬に鎬を削ったからこそ、今そこに居る人たちの集団ですから、そんな簡単な話では無いと思います。

> 多分このまま2位以内に入ってそのままW杯本戦に出場しても、今回はチームに伸びしろが無いし
> 前回と同じようにあっさりと敗退してしまう可能性が高いと思います。
> それならば、プレーオフで厳しい戦いに身を置いて、
> それで負けてW杯に出場できなければそれはそれで仕方ないと思うわけです。

う〜ん、ハリルホジッチが目指してる「縦に速いサッカー」って、
守りを固められるアジアとの戦いよりも、攻めて来られる世界との戦い向いた戦術なので、
W杯本番となれば、意外とすんなりハマって、勝ち進む可能性もあるかとは思います。
そういう意味では、始まる前から、アジア予選は苦労するだろうと言う予想はありましたけど、
さすがにここまで苦しむとは、ちょっと想像外でしたね(苦笑)。

原因としては、大事な初戦をホームで落としたのが、ここまで響いているのですが、
そうした結果以上に、監督の戦術的な引き出しや柔軟性が、思ってた以上に狭かった事でしょうか?
アジアでの経験が少ないので、その辺への適応能力は、就任当初から不安点ではありましたけど、
アフリカや中東での指導経験から、正直な所、もう少し上手く立ち回れるかと思ってました・・・・
悪い指導者ではないのですが、上から目線で少し高圧的な性格も、あまり日本向きでは無かったかも。
あと、選手起用や選手交代の決断が慎重すぎる点も気になりますし、
更には、その決断が「今のタイミングで、この選手を?」となる事が多いんですよね。
それで上手く行くなら、さすがはプロって感じですけど、案の定となる結果がほとんどですし。
しかも、最大の問題点は、基本戦術である「縦に速いサッカー」が未だに身に付いていない事(泣)。
まあ、それはアジアが相手だからで、世界が相手なら また別なのかも知れませんけど、
現状のカレンダーでは仕方ない事ですが、世界と戦う機会が無いので、そこは未知数なままです。
その辺りが見えてくるのは、W杯出場が決まり、強豪国との調整試合が増えて来てからでしょうね。

21162
[21162] 宣伝 [SiteMix実験版(定数削減 対応版)]開始返信 削除
2017/6/25 (日) 22:12:39 神の死者

[SiteMix実験版(定数削減 対応版)]が始まりました。

 現在、参加者大募集中、
政治に対する不満をこのゲームで発散しましょう。

 日本をカルト宗教団体やオルグ活動団体から守る聖なる戦いが始まりました。
救国の有志達よ。今こそ立ち上がれ。

[SiteMix実験版(定数削減 対応版)]
http://tokuou.sitemix.jp/cgi/prime_minister/menu.html


[21163] オロチサーバー復活返信 削除
2017/6/28 (水) 20:05:56 玉川大納言

題名の通りです〜。

\(^o^)/

21134
[21134] バグ!?返信 削除
2017/6/18 (日) 11:37:37 徘徊者

一番最近の新冷戦版においてバグかなぁ?
と思われるものがあったので報告します。

新冷戦版の中国が滅ぶ前の北京や南京の
工業の割合がおかしいことになっています。
第二十五ターン更新時で北京の工業の割合が
48000%越えや南京の1500%越えなど、、、
バグですかねぇ?
バグじゃなかったらそこまで開発した中国プレイヤーを尊敬します(笑)


[21147] Re:バグ!?返信 削除
2017/6/22 (木) 23:30:12 徳翁導誉

> 一番最近の新冷戦版においてバグかなぁ?
> と思われるものがあったので報告します。
>
> 新冷戦版の中国が滅ぶ前の北京や南京の
> 工業の割合がおかしいことになっています。
> 第二十五ターン更新時で北京の工業の割合が
> 48000%越えや南京の1500%越えなど、、、
> バグですかねぇ?
> バグじゃなかったらそこまで開発した中国プレイヤーを尊敬します(笑)

う〜ん、時間が経っちゃってますんで、今となってはちょっと解らないですが、
そのパーセント表示は、あくまで「自給率」ですからねえ(しかも工業の)。
特に冷戦期の中国の場合は、先進度が低いので国内需要は低い一方、
国力の潜在能力は高いので、生産量(供給)を増やす伸び代は大きいですから、
そうした凄い値が出る可能性も有り得るように思えます。


[21157] Re2:バグ!?返信 削除
2017/6/23 (金) 01:00:25 徘徊者

▼ 徳翁導誉さん
> > 一番最近の新冷戦版においてバグかなぁ?
> > と思われるものがあったので報告します。
> >
> > 新冷戦版の中国が滅ぶ前の北京や南京の
> > 工業の割合がおかしいことになっています。
> > 第二十五ターン更新時で北京の工業の割合が
> > 48000%越えや南京の1500%越えなど、、、
> > バグですかねぇ?
> > バグじゃなかったらそこまで開発した中国プレイヤーを尊敬します(笑)

> う〜ん、時間が経っちゃってますんで、今となってはちょっと解らないですが、
> そのパーセント表示は、あくまで「自給率」ですからねえ(しかも工業の)。
> 特に冷戦期の中国の場合は、先進度が低いので国内需要は低い一方、
> 国力の潜在能力は高いので、生産量(供給)を増やす伸び代は大きいですから、
> そうした凄い値が出る可能性も有り得るように思えます。



ほうほう、教えてくださりありがとうございます。

21142
[21142] バグ???返信 削除
2017/6/21 (水) 22:18:40 XREA実験版ロシア

今日22時のターン更新と同時にロシアがランキングから消え、ログイン不可になりました。
何が起こっているのかよく分かりません。


[21153] データ修復&物秦さんを多重登録で削除返信 削除
2017/6/22 (木) 23:34:00 徳翁導誉

> 今日22時のターン更新と同時にロシアがランキングから消え、ログイン不可になりました。
> 何が起こっているのかよく分かりません。

恐らく、サーバー不具合による処理ミスですね。
データが壊れてましたので、修復しておきました。


・・・で、手作業で修復する為に、データを見ていて気付きましたけど、
物秦さんがサウジアラビア・イスラエル・イタリア・日本と、盛大に多重登録してますね!?
という事で、4ヶ国の登録は削除すると共に、今度やったら登録禁止処分とします。


[21156] Re:データ修復&物秦さんを多重登録で削除返信 削除
2017/6/23 (金) 00:15:01 XREA実験版ロシア

▼ 徳翁導誉さん
> > 今日22時のターン更新と同時にロシアがランキングから消え、ログイン不可になりました。
> > 何が起こっているのかよく分かりません。

> 恐らく、サーバー不具合による処理ミスですね。
> データが壊れてましたので、修復しておきました。
>
>
> ・・・で、手作業で修復する為に、データを見ていて気付きましたけど、
> 物秦さんがサウジアラビア・イスラエル・イタリア・日本と、盛大に多重登録してますね!?
> という事で、4ヶ国の登録は削除すると共に、今度やったら登録禁止処分とします。


対応ありがとうございます。

21043
[21043] 5/20にU-20W杯開幕&ラグビーW杯2019の組合け決定返信 削除
2017/5/13 (土) 14:26:57 徳翁導誉

日本代表にとっては、実に10年ぶりとなるU-20W杯出場で、
しかもこの年代は、3年後の東京五輪で中核となる世代であり、
15歳で飛び級した、元バルサ・ユースの久保という話題の選手までいる上に、
(開催国の韓国からも、バルサの2軍に所属するイ・スンウとペク・スンホが出場)
死の組に入ったものの、アジア王者ということで、海外からの注目も高いみたいですから、
最初は予想大会を行う予定でしたが、世間的な関心は薄そうなので結局は開催を見送り(笑)。

それでも一応、宣伝として放送日程だけでも貼っておきますね!!
ちなみに日本戦は、BSフジでも放送されます(勝ち進めば地上波での放送も?)。
http://www.jfa.jp/national_team/u20_2017/u20_worldcup2017/tv.html

 【生】5/21(日) 夕5時 「日本×南アフリカ」
 [録]5/24(水) 夜11時 「日本×ウルグアイ」 ※CSフジテレビONEで夜8時から生中継※
 【生】5/27(土) 夜8時 「日本×イタリア」


それにしても、2002年の日韓W杯の共催後、
韓国は、2007年にU-17W杯を、そして2017年にはU-20W杯を開催した事を思うと、
日本も久しぶりに何か、国際大会の代表戦を招致してくれないかな?とは感じますね・・・・
日韓W杯から15年が経ち、サッカー専用のスタジアムも結構増えましたし、
年代別のW杯であれば、全試合 専スタというのも可能になってきたはずです!!
Jリーグの宣伝の為にも、ここらで少し、ハード面の進歩も世界に対して見せたい所(笑)。

ところで、日本開催のW杯というと、競技こそ違いますが、
2019年に日本で開催予定の「ラグビーW杯」の組分けが、早くも決定しましたね!!
http://www.rugbyworldcup.com/pooldraw

 A組(アイルランド・スコットランド・日本・欧州予選1位・欧州2位 or オセアニア3位)
 B組(ニュージーランド・南アフリカ・イタリア・アフリカ予選1位・敗者復活戦の優勝国)
 C組(イングランド・フランス・アルゼンチン・アメリカ予選1位・オセアニア予選2位)
 D組(オーストラリア・ウェールズ・ジョージア・オセアニア予選1位・アメリカ予選2位)


ラグビーW杯は、対戦カードに応じて、スタジアムを割り振る方式を採用しており、
その調整の為にも、いつも早々に組分けが決まってしまうのですが、
やはり、まだ開幕まで2年以上もある上に、各大陸の予選も始まっていないので、
サッカーW杯の組み合わせ抽選会と比べると・・・どうしても盛り上がりに欠けますね(苦笑)。

でもまあ日本としては、南半球の強豪国との対戦を避けられた事で、
決勝トーナメント進出の可能性を、少しは望める組み合わせになったかも?
ラグビーW杯の場合、開催国にシード枠は与えられない(というか予選免除も)ので、
日本の実力的では、どの組に入っても苦戦は必至なのですが、
それでも、B組だったら突破なんて夢物語、C組でも望み薄でしたからねえ・・・・
W杯なのに対戦相手が欧州勢ばかりなのも少し残念ですが、日本が突破してくれるなら大満足(笑)。

あと、アフリカ予選1位は本大会にストレート・インなのに、
アジア予選1位は、まずはオセアニア4位に勝利した上で、
最後の1枠を争う敗者復活戦で優勝しないと、本大会に出場できないなんて、
アジア勢の日本としては、やはり納得できないですね・・・・


[21044] 次回の予想大会はいつごろの予定でしょうか?返信 削除
2017/5/13 (土) 20:27:27 聖職者

 徳翁導誉様には大変申し訳ないですが、
私は最後の最後まで
ラグビーW杯2019の日本開催に反対し続けます。


 それから、お聞きしたいですが、次回の予想大会はいつごろの開催予定でしょうか?


[21051] 予想大会は当分やらないかも?返信 削除
2017/5/18 (木) 19:20:34 徳翁導誉

> 徳翁導誉様には大変申し訳ないですが、
> 私は最後の最後まで
> ラグビーW杯2019の日本開催に反対し続けます。

ラグビーW杯について話したのは、もう何年も前の事なので、忘れているかも知れませんが、
計画的にかなり杜撰で、巨額赤字を出す心配のある日本大会の開催に対して、
もともと私は反対であり、できれば可能な内に開催を返上した方が良いと言ってましたよ。
それを「赤字なんて何とかなる」「何故そこまで反対するのか理解できない」と反論したのが、
何を隠そう聖職者さん自身だったんですけど・・・覚えてらっしゃいます?

それでも、もうここまで来たら、大会の返上なんて非現実的ですし、
仮に強引に返上しても、違約金と信用喪失により、また別の負債を抱えてしまう以上、
今となっては大会が少しでも上手く行くよう願うのが、最善の選択では無いでしょうか?
最後まで反対を貫くのは個人の自由ですけど、それで得る物は自己満足以外に無い気がします。

あと以前、イベント全般に関して「外出すると交通事故に遭う危険性がある」と反対され、
「そんな事を言ったら、通勤・通学も出来ないし、買い物にも行けない」と私が反論したら、
「人命を軽視するのか」と非難された事もありましたが、覚えてますでしょうか?
いま冷静に自身の主張を振り返ってみて、これが本当に中身のある議論だと感じられます?
もちろん、意見は人それぞれで様々ですし、その賛否自体をどうこう言う気は元から無いのですが、
しかし同じ反対するにしても、その中身が伴わず、ただ反対する事が目的化していては、
どれだけ声高に反対を唱えられても、「ああ、そうですか」としか応じようがありませんし・・・・


> それから、お聞きしたいですが、次回の予想大会はいつごろの開催予定でしょうか?
う〜ん、予想大会は当分やんないんじゃないですかねえ?
5月のU-20W杯、6月のコンフェデ杯、9月のU-18野球W杯と、どれもマニア向きですし。
それでも一応、今回の韓国U-20W杯は「10年ぶりのU-20W杯&東京五輪世代」という事で、
私自身のテンションも少し上がっており、実は予想大会の準備だけは既にしてあったんです。
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/yosou/u20_wc2017/korea2017.cgi
ですが、世間的に大会への注目度は微妙で、予想大会を開いても関心あるのは私だけかも知れず、
しかも前回のWBC予想大会みたいに、本題とは関係ない主義主張を雑談所で好き勝手にやられては、
私自身もU-20W杯を楽しめなくなる可能性があったので、最終的に予想大会の開催は見送ったと・・・・

それでも来年は、2月に平昌五輪、6月にロシアW杯というビッグ・イベントがありますし、
8月にはジャカルタで夏季アジア大会もありますから、サイトが続いていれば予想大会を開くかも?
また、W杯の直前に行われる非独立地域のW杯「ConIFA世界フットボール杯」に、
もし本当に「琉球代表」が参加するなら、そちらも予想大会の対象にしてみるのも面白いかと。
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/wfootball/2016/12/13/fc/
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/42979
https://tasuku-miyagi.amebaownd.com/posts/799517
https://tasuku-miyagi.amebaownd.com/posts/799479
って、琉球代表が不参加でも、在日選手を中心とする「統一コリア代表」が再び参加するなら、
開催時期的にロシアW杯の前座として、一緒に予想対象にする事も可能ですし、
非独立地域が集結する国際大会というのも、赤い嵐プレイヤーには結構ウケそうなので(笑)。


[21058] Re:予想大会は当分やらないかも?返信 削除
2017/5/24 (水) 20:28:48 物秦

> 5月のU-20W杯、6月のコンフェデ杯、9月のU-18野球W杯と、どれもマニア向きですし。
> それでも一応、今回の韓国U-20W杯は「10年ぶりのU-20W杯&東京五輪世代」という事で、
> 私自身のテンションも少し上がっており、実は予想大会の準備だけは既にしてあったんです。
> http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/yosou/u20_wc2017/korea2017.cgi
> ですが、世間的に大会への注目度は微妙で、予想大会を開いても関心あるのは私だけかも知れず、
> しかも前回のWBC予想大会みたいに、本題とは関係ない主義主張を雑談所で好き勝手にやられては、
> 私自身もU-20W杯を楽しめなくなる可能性があったので、最終的に予想大会の開催は見送ったと・・・・


次の五輪代表候補だけに注目してましたがウルグアイ・・・
ああいうミスを東京五輪運営はやらかすの回避欲しいものです


[21061] NHK-BSがコンフェデ杯を全試合生中継返信 削除
2017/5/25 (木) 20:00:23 徳翁導誉

> > 5月のU-20W杯、6月のコンフェデ杯、9月のU-18野球W杯と、どれもマニア向きですし。
来年のロシアW杯のプレ大会でもある「コンフェデ杯2017」が、
どうやらNHK-BSで、全試合生中継されるみたいですね。
http://www1.nhk.or.jp/sports2/soccer/index.html
日本がアジア王者として参戦した時には、全試合放送した事もありましたけど、
日本不在の同大会を、こうしてNHK-BSで放送するのは今回が初めてかも?
ただ、日本が居なくて、開催国枠もロシアで、南米王者がチリとなると、
過去のコンフェデ杯に比べて、ちょっとメンツが地味な感じは否めませんが(苦笑)。

◆ コンフェデ杯2017のNHK-BS放送予定 ◆
  6/17(土) 夜11時 A組「ロシア×ニュージーランド」
  6/18(日) 夜11時 A組「ポルトガル×メキシコ」
         深2時  B組「チリ×カメルーン」
  6/19(月) 夜11時 B組「ドイツ×オーストラリア」
  6/21(水) 夜11時 A組「ポルトガル×ロシア」
         深2時  A組「メキシコ×ニュージーランド」
  6/22(木) 夜11時 B組「カメルーン×オーストラリア」
         深2時  B組「ドイツ×チリ」
  6/24(土) 夜11時 A組「メキシコ×ロシア」
         夜11時 A組「ポルトガル×ニュージーランド」
  6/25(日) 夜11時 B組「ドイツ×カメルーン」
         夜11時 B組「チリ×オーストラリア」
  6/28(水) 深2時  準決勝「A組1位×B組2位」
  6/29(木) 深2時  準決勝「B組1位×A組2位」
  7/ 2(日) 夜9時  3位決定戦
         深2時  決勝


ただ今回、NHKの放送予定を見て、コンフェデ杯の全試合生中継以上に驚いたのは、
トゥーロン国際ユース大会の放送も決まったという事!!

◆ トゥーロン大会2017のNHK-BS放送予定 ◆
  5/29(月) 深0時  「日本×キューバ」
  6/ 1(木) 深0時  「日本×アンゴラ」
  6/ 4(日) 夜11時 「日本×イングランド」

いや〜、いくらU−19日本代表も参戦するとは言え、U-20W杯と日程が被っている為、
言ってしまえば、落選組の2軍メンバーで挑む大会ですからねえ・・・・
五輪直前の前哨戦となる時以外は、ガチ・メンバーで挑んでも基本スルーな事を思えば、
(2002年大会の松井・山瀬・森ア和・阿部・鈴木啓で組んだ中盤は、本当に美しかった)
放送してもらえるだけで有り難いですし、東京五輪の影響力の凄さも再認識させられました。
年齢制限のある五輪の男子サッカーでは、この世代が東京五輪に挑む訳ですが、
現状は落選組でも、3年後には五輪に出場してる選手は、きっと居るでしょうからねえ。
この放送は、まさにそうした「未完の原石を探せ」というのが主題に置かれているのかと?

> > それでも一応、今回の韓国U-20W杯は「10年ぶりのU-20W杯&東京五輪世代」という事で、
> > 私自身のテンションも少し上がっており、実は予想大会の準備だけは既にしてあったんです。

で、本題といいますか、ようやく現在開催中の「U-20W杯」の話題ですけど(笑)、
いきなり初戦から久保が、話題先行じゃない所を見せてくれましたねえ!!
しかも今代表の目玉選手である堂安とのコンビで見せた得点という事で、
この世代が挑む3年後の東京五輪は元より、勇み足ながら来年のロシアW杯への期待も!?
身体的にはまだまだですが、あのプレーを見せられると、サブ起用なら17歳でW杯というのも、
可能性で言えば当然低いですけど、決して夢物語とは言い切れない気がしてきました。
(時代が違うとは言え、過去には小野伸二が18歳で、フランスW杯に出場してますし)
そして東京五輪では、19歳の元バルサ久保と16歳のレアル中井君が共演する可能性も??
ちなみに、A代表の最年少出場TOP10はコチラ↓

◆ 日本A代表の最年少出場記録 ◆
  1位 17歳 322日(1998年)  市川 大祐
  2位 18歳 186日(1998年)  小野 伸二
  3位 18歳 290日(1971年)  古田 篤良
  4位 18歳 327日(2009年)  山田 直輝
  5位 19歳 34日(2010年)  米本 拓司
  6位 19歳 67日(1980年)  風間 八宏
  7位 19歳 68日(2008年)  香川 真司
  8位 19歳 94日(1925年)  竹腰 重丸
  9位 19歳 119日(1977年)  金田 喜稔
  9位 19歳 119日(1971年)  永井 良和

久保建英は2001年6月4日生まれ、中井卓大くんは2003年10月24日生まれなので、
もし市川の最年少記録を更新するなら、久保はあと2年弱、中井君は4年半弱ですか?
・・・って、神童は神童のまま終わる事が多いのが、スポーツの世界ですし、
名門クラブのユース出身でも、プロで活躍できる選手なんて本当に一握りであり、
代表選手になるのさえ、実は「奇跡的な大成功」と言えるんですけどね。
ただ、ユースであれ、バルサやレアルという肩書きを背負ってしまうと、
どうしても過度な期待を掛けられるので、それに負けず無事に育ってもらいたいです。
あとは、「無事これ名馬」という言葉があるように、怪我も十分に気をつけて。
(怪我さえなければ、山田や米本も、今の日本代表の中軸だったでしょうし・泣)


> 次の五輪代表候補だけに注目してましたがウルグアイ・・・
> ああいうミスを東京五輪運営はやらかすの回避欲しいものです

??? 最初は何を言っているのか意味不明でしたけど、
どうやらU-20W杯の日本×ウルグアイ戦で、国歌のかけ間違いがあったみたいですね。
もちろん東京五輪では、そういうミスは避けてもらいたいですが、
でもまあ、昨年のリオ五輪やコパ・アメリカでも、国歌のかけ間違いはありましたし、
意外と、よくあるミスではありますからねえ(苦笑)。
・・・って、昨年のコパでも、ウルグアイ国歌と間違えてチリ国歌をかけてしまったので、
1年間で2度も同じミスというのは、さすがに珍しいかも?

それより何より、第2戦で気になったのは、エース小川の負傷の程度。
あの感じだと、ヒザの靭帯をやっちゃってますかねえ・・・・
小川の負傷交代後、ボールは回せても誰もシュートを打たない展開になっちゃいましたし、
将来を嘱望される日本期待のストライカーだけに、怪我が重くないのを祈るばかりです。


[21079] Re:NHK-BSがコンフェデ杯を全試合生中継返信 削除
2017/5/27 (土) 22:33:09 物秦

祝突破!
堂安倒れた時イタリアの選手駆けつけてスポーツマンシップを見ました
> それより何より、第2戦で気になったのは、エース小川の負傷の程度。
> あの感じだと、ヒザの靭帯をやっちゃってますかねえ・・・・
> 小川の負傷交代後、ボールは回せても誰もシュートを打たない展開になっちゃいましたし、
> 将来を嘱望される日本期待のストライカーだけに、怪我が重くないのを祈るばかりです。

靭帯は・・・他もやってますしこれ長期離脱コースで済めば御の字ですね・・・



[21095] 東京五輪までのスケジュール返信 削除
2017/6/1 (木) 20:39:03 徳翁導誉

> 祝突破!
そして、ベスト16で敗退して大会は終了と(苦笑)。
でもまあ、U-20W杯の大会出場自体が実に10年ぶりでしたし、
ただでもメンツが小振りな上、エースの小川を欠いて以降は攻撃も不発でしたから、
残念ではありますけど、ある意味では順当な結果だったのかも知れません・・・・
無失点でアジア王者になったと言っても、準々タジク・準決ベトナム・決勝サウジと、
組み合わせの面で凄く恵まれた事が大きかったですから。
って、今回は東京で五輪があるので、この敗戦を今後、本当に活かして欲しいです!!

あと、敗戦直後に最年少の久保が、最も険しい表情だったのが印象的でしたね。
優れた才能を持っていても、まだまだ周囲のサポートがあればこそでしたし、
いろいろ学ぶ事も多かったでしょうから、この悔しさが今後の成長の糧になるかも?
それに久保の場合、年代的に10月のU-17W杯の方が本番であり、
U-20代表よりU-17代表の方が期待度は高いので、こちらはベスト16を上回ってもらいたいです。

ところで、東京五輪の監督は誰になるんでしょうかねえ?
この成績では、内山がそのまま残留というのも、正直ちょっと微妙ですし、
W杯直後のアジア大会から本格始動なので、A代表の監督が兼務するのも困難でしょうから、
日本人監督で、経験と知名度がある人材となると・・・う〜ん、誰なんでしょ?
前任の手倉森を続投という意見もあるそうですが、リオ五輪の成績が成績でしたので・・・・


> 堂安倒れた時イタリアの選手駆けつけてスポーツマンシップを見ました
う〜ん、私は心が汚れてるんですかねえ?(笑)
このままのスコアで試合を終わらせようと、双方が超消極的モードに入った場合、
ゲームとして醜悪になり、観客たちはシラケて、選手たちも晒し者になるので、
ロスタイムがあっても取らないのが普通ですが、この試合ではバカ正直に取りましたからねえ。
そこで堂安とイタリアの主将が、共同作業の時間潰しを行ったように、私には見えました。


> > それより何より、第2戦で気になったのは、エース小川の負傷の程度。
> > あの感じだと、ヒザの靭帯をやっちゃってますかねえ・・・・
> > 将来を嘱望される日本期待のストライカーだけに、怪我が重くないのを祈るばかりです。

> 靭帯は・・・他もやってますしこれ長期離脱コースで済めば御の字ですね・・・

十字靭帯の断裂って、スポーツの怪我としては最悪レベルなので、
あまり「御の字」とは言えない気もしますが、それでも今はスポーツ医学が進歩してますからねえ。
十字靭帯の断裂なんて言ったら、一昔前なら競技人生に関わる大怪我でしたけども、
専門治療を受けられるプロ選手だと、近年では1年以内の実戦復帰率が95%を超えています。

まあ一般的に、練習復帰まで6ヶ月、実戦復帰まで9ヶ月が目安とされている以上、
精神的にも肉体的にも厳しい長期間リハビリを、もちろん乗り越えなければなりませんが、
来年3月のシーズン開幕に照準を合わせたとしても、目標の東京五輪まで2年以上ありますし、
だからこそ逆に、苦しいリハビリを乗り切る為の良い糧になるような気もします。
と言いますか、人材難なセンターフォワードのポジションに、小川が不在となると、
東京五輪のオーバーエイジ枠を、ここで1つ使わざるを得なくなりそうですから・・・・
ちなみに、東京五輪までのスケジュールは、こんな感じ↓です。

 2017年 7月 U-23アジア杯・予選(カンボジア)
      10月 U-17W杯(インド)
      10月 U-19アジア選手権・予選(モンゴル)
 2018年 1月 U-23アジア杯(中国)
       6月 トゥーロン国際大会?(フランス)
       8月 アジア大会・サッカー競技(インドネシア)
      10月 U-19アジア選手権(開催地未定)
 2019年 6月 U-20W杯(エクアドル)
       6月 トゥーロン国際大会?(フランス)
       7月 U-23アジア杯・予選(開催地未定)
 2020年 1月 U-23アジア杯 兼 五輪予選(開催地未定)
       6月 トゥーロン国際大会?(フランス)
       7月 東京五輪・サッカー競技(日本)


[21154] コンフェデ杯開幕&ロシアW杯予選返信 削除
2017/6/22 (木) 23:34:39 徳翁導誉

ロシアW杯まで、あと1年。
という事で、開催国のロシアでは、プレ大会となるコンフェデ杯が開幕。
まあ今回、アジア王者を逃した日本は不参加なのですが、
NHK-BSで全試合放送という事なので、会場チェックも兼ねてテレビ観戦(笑)。
(テトリスで文字を描く開会式の演出は、本番に取っておいても良かったかも?)
今大会の開幕戦が行われ、本番のW杯では準決勝の舞台となる
サンクト・ペテルブルクの新スタジアムは、黒川紀章の遺作でもありますからねえ。
当たり前かも知れませんけど、同氏が生前に日本で作った豊田スタジアムに、
よく似ている印象を受けました(コチラは豊スタを一回り大きくした感じ)。

・・・って、来年のW杯会場をテレビ視察だなんて、
呑気に出来る状況じゃなくなってきましたね、日本代表も!!
W杯出場をかけたアジア最終予選も、早いもので残り2試合。
あと勝ち点3を上積みすれば、日本の6大会連続のW杯出場も決まるのですが、
しかし相手は、出場2枠を争うオーストラリア&サウジアラビアとの直接対決と・・・・
勝利で勝ち点3、引き分けで勝ち点1ですから、どちらかに1勝すれば良いんですけど、
ホームで戦えるとは言え、日本はW杯予選でオーストラリア相手に勝った事が1度も無く、
そこから中4日で真夏のサウジに飛んでの最終戦となると、どちらも苦戦は必至でしょうね。
そもそもサッカーの場合、競技的に引き分けが多いスポーツな上、
豪州もサウジも日本戦は引き分けでOKな状況なので、現状1位でも日本は本当に厳しいです。

いや〜、それにしても、ここまで白熱したアジア予選は、本当に久しぶりでしょうか?
ここ3大会は、何だかんだで、世界1番乗りで予選を突破してましたし、
その前は日韓大会で予選免除でしたから、考えると実に20年ぶりの苦しい予選展開なんですね。
20年ぶりともなると、若いサッカー・ファンは未体験な感覚のはず(笑)。
これでも、もしも日本がB組3位となって、プレーオフに周り、
まずはアジアA組3位、続いて北中米カリブ4位との戦いになれば、胃は痛くなりそうですけど、
これで本大会出場を決められれば、代表は鍛えられるでしょうし、世間的にも凄く盛り上がりそう!!
ただプレーオフも、現状では「ウズベキスタン戦→パナマ戦」の可能性が高そうですが、
「韓国戦→アメリカ戦」になる可能性も十分に有り得る状況なので、これだと厳しいなぁ・・・・
逆に言えば、ノックアウト戦で韓国もアメリカも破れば、本当に凄い事になりそうですがね。
(日本以外だと、初出場を狙うウズベクを応援してましたけど、そんな余裕は無くなりました・苦笑)

ちなみに韓国も、先日の試合でA組最下位のカタールにまさかの敗戦を喫した事で、
監督はクビになり、プレーオフ行きの可能性も結構出てきてしまいました。
3位ウズベキスタンとの勝ち点差はわずか1で、残る2試合の相手も、
韓国とは今までいろいろと因縁のあり、既にW杯出場を決めたイラン戦に、
最終戦はアウェーで、ウズベキスタンとの直接対決ですからねえ。
日本も、韓国も、今度の2連戦で予選を突破できる確率は、共に60〜70%くらいかと?
それを踏まえると、プレーオフでの日韓対決も2割くらいなので、実現性は意外と高いかも。

ただ、韓国を相手にホームで大金星を上げたカタールも、
観客数が「5373人」というのは・・・5年後のW杯開催国として大丈夫なのか!?
って、サウジを中心とした周辺国に国交断絶を喰らい、国境を封鎖された現在、
カタールは陸路を遮断され、海路や空路もイラン側以外は閉ざされてしまい、
予定通りにスタジアムが建設できるかも、不透明な状況になってますからねえ。
ウクライナ問題を抱えるロシアですら、W杯は予定通りに開催される方向なので、
政治的な理由により、カタールがW杯の開催権を剥奪される事は無いでしょうけど、
スタジアム建設や観客入国の面で支障を来たすのであれば、剥奪の可能性は出てくるかも?
そうなると、季節的な問題で、カタールでは行われない2021年のコンフェデ杯を、
代替開催地を狙う意味でも、やはり日本に招致してもらいたいですね!!

あと、W杯のアジア最終予選の裏で、敗退国はアジア杯の予選を行っているのですが、
(日本を含め、最終予選に進出した12ヶ国は、その時点で既にアジア杯の出場権を獲得)
インドの2連勝に、フィリピンの急成長、台湾やカンボジアが起こした番狂わせ等々、
出場国数が増える次回のアジア杯では、いろいろ新顔が増えそうで、予選から白熱してますが、
マニア性が失われた今のネットでは、話題にしてるサイトが全く見当たらなくて寂しい(泣)。

21040
[21040] また鯖落ち?返信 削除
2017/5/13 (土) 11:43:51 ブルー

また入れないんですが皆さんどうですか?


[21041] Re:また鯖落ち?返信 削除
2017/5/13 (土) 14:25:24 徳翁導誉

> また入れないんですが皆さんどうですか?
ABCオロチ・サーバーが、また落ちてますね。
長引かなければ良いんですけど・・・・


[21045] 土日はサーバーは落ちるということなのでしょうか?返信 削除
2017/5/13 (土) 20:29:25 聖職者

 こうなると土日はサーバーは落ちているという認識が必要かもしれません。
しかし、こうもサーバーが落ちるとかアクセスが集中しすぎているのか、
データが大量に流れているのか、サイバー攻撃をうけているのか・・
こわいものです。

世界100カ国でサイバー攻撃 7万5000件超 英国病院で大規模被害、日本も (産経新聞・産経ニュース)
http://www.sankei.com/world/news/170513/wor1705130013-n1.html


[21047] Re2:また鯖落ち?返信 削除
2017/5/16 (火) 17:41:21 玉川大納言

▼ 徳翁導誉さん
> > また入れないんですが皆さんどうですか?
> ABCオロチ・サーバーが、また落ちてますね。
> 長引かなければ良いんですけど・・・・

う〜ん、まだサーバーが落ちていますねぇ…。


[21048] Re3:また鯖落ち?返信 削除
2017/5/16 (火) 18:54:43 グレンベルク

ゲーム進行中にこれだけの中断期間があると
どうも、進行中のものにさえ支障をきたしそうで
不安です


[21049] Re4:また鯖落ち?返信 削除
2017/5/18 (木) 01:21:26 智代

木曜日になっても直らず
GWや土日というのはあまり関係ないようですね。


[21050] Re5:また鯖落ち?返信 削除
2017/5/18 (木) 18:24:46 物秦

復活
ただ更新延長50時間は・・・
48時間固定で良いきがします
鯖落ち数日→復活半日だけ→鯖落ち数日だと
あまり効果見込めないので


[21053] ABCオロチ・サーバー、ようやく復活返信 削除
2017/5/18 (木) 19:22:53 徳翁導誉

> しかし、こうもサーバーが落ちるとかアクセスが集中しすぎているのか、
> データが大量に流れているのか、サイバー攻撃をうけているのか・・
> こわいものです。
> 世界100カ国でサイバー攻撃 7万5000件超 英国病院で大規模被害、日本も (産経新聞・産経ニュース)
> http://www.sankei.com/world/news/170513/wor1705130013-n1.html

とりあえず、hotcomサーバーのダウン理由として、
「海外からの断続的な攻撃により」と書かれてましたね。
正直、今回の世界的なサイバー攻撃の影響は、
小規模なABCオロチやhotcom少ないかと思ってましたけど、
ネットはいろいろ繋がってますから、意外と影響を受けてる可能性もあるのかな?

> > う〜ん、まだサーバーが落ちていますねぇ…。
> ゲーム進行中にこれだけの中断期間があると
> どうも、進行中のものにさえ支障をきたしそうで
> 不安です

ターン更新や未ログイン削除など、プログラム面での対応は可能でも、
各プレイヤーのモチベーション面だけは、対応のしようが無い為、
やはり、そこが一番の問題になって来ますよねえ・・・・
所詮はゲームですから、気持ちを切らさぬよう無理強いする事も出来ませんし、
結局最後は「ゲームを盛り上げよう」という気持ちが、参加者各人に続くか否かでしょうか?

ただ、今後もこのような事が続くようなら、
@pagesサーバーで動くゲームの追加や、XREAサーバーの利用実験、新サーバーの捜索など、
そうした対応も、考えてみなければならないかも・・・・

> > こうなると土日はサーバーは落ちているという認識が必要かもしれません。
> 木曜日になっても直らず
> GWや土日というのはあまり関係ないようですね。

どういう原因でサーバーが落ちているかは、利用者である私には解らないですし、
もちろん、サーバーがダウンの理由は様々あるでしょうけど、
週末や長期休みに落ちやすいというのは、確かに多い事例ではあります。

ちょっと説明しますと、サーバーというのは大勢でPCを共用しているみたいな感じなんです。
例えばPCやスマホでも、同時に複数の作業を行うと、動作が重くなったりしますよねえ?
で、週末などでアクセスが多くなると、それと同じような事がサーバーでも起きると。
まあ動作が重くなるだけでしたら、アクセスの集中期間が過ぎれば、また正常に動作しますけど、
「動作が重いから」と無茶な連打などを行い、サーバーに更なる負荷を掛け続ければ、
無理をさせるとPCやスマホがフリーズするみたいに、サーバーも動作に不具合を来たします。
簡単に言いますと、これが「サーバー・ダウン」の生じる一例ですね。
こうしてダウンしてしまった場合、動作が重い時みたいに放っておいても元には戻らない以上、
管理者がダウンの原因を探り、問題が生じた箇所を修復しないと、サーバーは復活しない訳です。


[21055] ABCオロチ・サーバー放浪記(おかわり)返信 削除
2017/5/19 (金) 20:12:55 物秦

また鯖落ちた
> ただ、今後もこのような事が続くようなら、
> @pagesサーバーで動くゲームの追加や、XREAサーバーの利用実験、新サーバーの捜索など、
> そうした対応も、考えてみなければならないかも・・・・


提案ですが集団ディプロマシー移転してもらえませんか?
赤い嵐は現行セッション継続中で移すの難しいかと思いますが、
現在停止中の集団ディプロマシーならリセットして移転可能なら移転してもらえると
避難所代わりになるかと思います


[21056] Re:ABCオロチ・サーバー放浪記(おかわり)返信 削除
2017/5/23 (火) 18:15:14 物秦

> 提案ですが集団ディプロマシー移転してもらえませんか?
> 赤い嵐は現行セッション継続中で移すの難しいかと思いますが、
> 現在停止中の集団ディプロマシーならリセットして移転可能なら移転してもらえると
> 避難所代わりになるかと思います


現状多く人いてかつ鯖別なのが三国大戦(個人)だけなので
赤い嵐より情報量少なくて多くの人が参加出来るゲームならどれでもいいです
元々がディプロマシーより行軍簡単にとww2が始まって赤い嵐になったので
行軍複雑化しますがそれでも赤い嵐をそのまま移転するより
鯖負荷軽いディプロマシーのが実験に向いているかと思うので・・・


[21059] Re2:ABCオロチ・サーバー放浪記(おかわり)返信 削除
2017/5/24 (水) 23:22:45 ヌルドリ

多人数が登録できるので避難所としては
僕も集団ディプロマシーは良いかと思います。
オロチ鯖の状態は攻撃にせよトラブルにせよ、
ここまで来ると期間長いでしょうし、
今後も恒常化するかもしれませんし。

ただ合議制にしても更新ペース週1はさすがに長いので
外交フェイズ3日増軍撤退がそれぞれ1日がいいかと思います。
外国のdiplomacyサイトでも今は1日1ターンが標準ですし、
長いのはきついしだれちゃいます。


[21062] ◆ 新サーバーで「赤い嵐&首相選挙」を試験設置 ◆返信 削除
2017/5/25 (木) 20:01:08 徳翁導誉

> > > ただ、今後もこのような事が続くようなら、
> > > @pagesサーバーで動くゲームの追加や、XREAサーバーの利用実験、新サーバーの捜索など、
> > > そうした対応も、考えてみなければならないかも・・・・

> > また鯖落ちた

短期間で3度目の長期ダウンというのは、さすがにキツいので、
前言の通り、新サーバーの動作チェックも兼ねて、試験設置してみました。
ただ、あくまで試験目的ですから、サーバー的に不向きでトラブルが生じた場合、
ゲーム途中でも打ち切りになる可能性がある事は、事前に御了承ください。

XREAサーバー「赤い嵐・現代版(内政なし)」
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/gendai_war/gendai_war.html

SiteMixサーバー「首相選挙(0増6減 対応版)」
http://tokuou.sitemix.jp/cgi/prime_minister/menu.html


> > 提案ですが集団ディプロマシー移転してもらえませんか?
> > 赤い嵐は現行セッション継続中で移すの難しいかと思いますが、
> > 現在停止中の集団ディプロマシーならリセットして移転可能なら移転してもらえると
> > 避難所代わりになるかと思います

> 多人数が登録できるので避難所としては
> 僕も集団ディプロマシーは良いかと思います。

う〜ん、集団ディプロは・・・正直言って、避難所にはならないと思います。
ただでもディプロは戦略的にシビアなゲームですし、それを団体戦でプレーするとなれば、
各プレイヤーにも相応の負担と質が求められる為、腰掛けゲームとしては不向きですから。

> > 現状多く人いてかつ鯖別なのが三国大戦(個人)だけなので
> > 赤い嵐より情報量少なくて多くの人が参加出来るゲームならどれでもいいです

それが、前回書いた「@pagesサーバーで動くゲームの追加」案ですね。
システム的にはライトで、題材的にも人気があり、PHP言語で動く
「戦国時代(信玄の野望オンライン?)」のゲームでも作ろうかな?という思いも。
(大河ドラマが2年続けて戦国モノですし、同じく人気の三国志もCGIゲーム化したので)
まあ今すぐにと言うのは、なかなか難しいかも知れませんけど、
もし、ABCオロチがこのまま不調続きで、新規のXREAやSiteMixも不向きとなれば、
PHP言語しか使用できなくなった@pagesの再活用も、選択肢に入って来るかと・・・・

> 外国のdiplomacyサイトでも今は1日1ターンが標準ですし、
> 長いのはきついしだれちゃいます。

今はそんなに短いのが主流なんですか!?
私が知ってる頃のネット・ディプロは、1ターンが1〜2週間が主流で、
決着まで数ヶ月かかるなんてざらでしたけど、確かに終盤ダレちゃう側面はありました。
なので、1日1ターンだとスピーディーで良いとは思いますけど、
そうなると今度は、決着が付くまでの1〜2週間、相当拘束されませんか?
拘束がキツいからと外交がおざなりになると、ディプロをやる意味が無いですし。


[21063] Re:新サーバーで「赤い嵐&首相選挙」を試験設置返信 削除
2017/5/25 (木) 20:08:16 物秦

> > 外国のdiplomacyサイトでも今は1日1ターンが標準ですし、
> > 長いのはきついしだれちゃいます。

> 今はそんなに短いのが主流なんですか!?
> 私が知ってる頃のネット・ディプロは、1ターンが1〜2週間が主流で、
> 決着まで数ヶ月かかるなんてざらでしたけど、確かに終盤ダレちゃう側面はありました。
> なので、1日1ターンだとスピーディーで良いとは思いますけど、
> そうなると今度は、決着が付くまでの1〜2週間、相当拘束されませんか?
> 拘束がキツいからと外交がおざなりになると、ディプロをやる意味が無いですし。


自分も海外サイト行ってますが
外国人(非英語圏)の連中も英語でやりますから
結局下手に長文送って意味取り違えられて相手激怒から死亡って
パターン有るために、皆さん挨拶と最低限の交渉だけです


[21064] Re:◆ 新サーバーで「赤い嵐&首相選挙」を試験設置 ◆返信 削除
2017/5/25 (木) 23:03:54 ヌルドリ

> > 外国のdiplomacyサイトでも今は1日1ターンが標準ですし、
> > 長いのはきついしだれちゃいます。

> 今はそんなに短いのが主流なんですか!?
> 私が知ってる頃のネット・ディプロは、1ターンが1〜2週間が主流で、
> 決着まで数ヶ月かかるなんてざらでしたけど、確かに終盤ダレちゃう側面はありました。
> なので、1日1ターンだとスピーディーで良いとは思いますけど、
> そうなると今度は、決着が付くまでの1〜2週間、相当拘束されませんか?
> 拘束がキツいからと外交がおざなりになると、ディプロをやる意味が無いですし。


人が多いのはこことかこことか。
http://webdiplomacy.net/
http://www.playdiplomacy.com/games.php

ターンというよかフェイズですかね。
コミュニティとして活発なのは最初のほうのwebdiplomacyで、
ゲーム設定がいろいろ変えられるので、
1フェイズ5分とかもざらにありますね。
拘束量については外交付きの部屋でも1フェイズ5分で遊ぶくらいなので
1ターン24時間になると推測でしか言えませんが、
アメリカ・欧州の時差を考えるとそんな多くは無いのではないかと思います。

webdiplomacyの方で調べてみたら、
全稼働中のゲームが458中、1フェイズ2日以上のゲームは137でした。
長期間の方が稼働期間が長く残りやすいこと、
1人が参加するゲームの数は限定されることを踏まえると、
フェイズの時間が短いゲームの方がプレイヤー人口の比率が多そうですが、
フェイズの長い部屋をいくつか見てみると、
無書簡部屋中心の自分は全く記憶に無い人ばかりなので、
サイトの中でライト層とヘビー層がまた分かれてそうですね。

diplomacyを多人数将棋のようなものと捉えるか
外交ゲームと捉えるかは向うでも意見も遊ぶ設定も分かれてそうですが、
あくまで前者と捉えてる自分の印象としては
diplomacyに関しては完璧を求めず気軽に遊ぶなら
そんな外交量は要らないと思います。
大抵のゲームでは無書簡部屋でも
ステールメイトラインくらいなら大概は成立しますし。
逆にそれができないくらい戦略を知らないと、
終了後にいろいろ煽られたりすることはありますが。


[21065] Re:◆ 新サーバーで「赤い嵐&首相選挙」を試験設置 ◆返信 削除
2017/5/26 (金) 00:08:40 智代

XREAサーバーの方がエラーになってますが、私だけでしょうか?


[21066] 首相選挙登録不可能返信 削除
2017/5/26 (金) 00:28:03 物秦

▼ 智代さん
> XREAサーバーの方がエラーになってますが、私だけでしょうか?
首相選挙のコマンドの方のみですね


[21068] Re:首相選挙登録不可能返信 削除
2017/5/26 (金) 19:25:46 aaa

▼ 物秦さん
> ▼ 智代さん
> > XREAサーバーの方がエラーになってますが、私だけでしょうか?
> 首相選挙のコマンドの方のみですね

なんか私は多重登録エラーで登録できないんですが。


[21080] WW2戦場の仕切り直しを希望返信 削除
2017/5/29 (月) 23:09:22 参加者

▼ aaaさん
> ▼ 物秦さん
> > ▼ 智代さん
> > > XREAサーバーの方がエラーになってますが、私だけでしょうか?
> > 首相選挙のコマンドの方のみですね

> なんか私は多重登録エラーで登録できないんですが。


題名の通りです。
この状況下においてやる気が減ってしまうのは致命的だと思います。

そこで私は仕切り直しを希望します。


[21083] Re:WW2戦場の仕切り直しを希望返信 削除
2017/5/31 (水) 19:48:19 赤い嵐現代版風WW2日本

サーバー落ちが懸念されていた週末も無事に経過し、ひとまず安心しております。
しかしながら内政上のメンテナンスを何もできずに更新が行われたため、それなりにダメージを負ってしまったところもあるようです。
現状で、全員ではないですが多くの担当者が仕切り直しを希望しております。
全員ではないので強くは申し上げることはできないのですが、できれば今回のセッションは打ち切ってしまい、
サーバーの様子をみながら可能であるなら仕切り直しで最初から再開することをお願いする次第です。
何卒ご検討ください。


[21087] [SiteMix実験版(0増6減 対応版)] の扱いについて返信 削除
2017/6/1 (木) 05:43:24 神の死者

▼ 徳翁導誉さん
> > > > ただ、今後もこのような事が続くようなら、
> > > > @pagesサーバーで動くゲームの追加や、XREAサーバーの利用実験、新サーバーの捜索など、
> > > > そうした対応も、考えてみなければならないかも・・・・

> > > また鯖落ちた

> 短期間で3度目の長期ダウンというのは、さすがにキツいので、
> 前言の通り、新サーバーの動作チェックも兼ねて、試験設置してみました。
> ただ、あくまで試験目的ですから、サーバー的に不向きでトラブルが生じた場合、
> ゲーム途中でも打ち切りになる可能性がある事は、事前に御了承ください。
>
> XREAサーバー「赤い嵐・現代版(内政なし)」
> http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/gendai_war/gendai_war.html
>
> SiteMixサーバー「首相選挙(0増6減 対応版)」
> http://tokuou.sitemix.jp/cgi/prime_minister/menu.html



 [SiteMix実験版(0増6減 対応版)] の方ですけど、
登録者がなかなか来ないのですが、どういたしましょうか?


[21088] Re:[SiteMix実験版(0増6減 対応版)] の扱いについて返信 削除
2017/6/1 (木) 19:34:07 物秦


>  [SiteMix実験版(0増6減 対応版)] の方ですけど、
> 登録者がなかなか来ないのですが、どういたしましょうか?

登録エラー続出のようです


[21097] ABCオロチ・サーバーが復活したみたいですね返信 削除
2017/6/1 (木) 20:40:20 徳翁導誉

▼ ABCオロチ・サーバーの「赤い嵐・WW2版(内政あり)」
> 現状で、全員ではないですが多くの担当者が仕切り直しを希望しております。
> 全員ではないので強くは申し上げることはできないのですが、できれば今回のセッションは打ち切ってしまい、
> サーバーの様子をみながら可能であるなら仕切り直しで最初から再開することをお願いする次第です。
> 何卒ご検討ください。

う〜ん、それは私に検討を依頼する話ではなく、
ゲーム内のプレイヤー同士で検討する話のような気がしますけど?
例えば、1週間の期間を区切って「続行か? 再出発か?」の意見を募り、
仮に再出発意見が3分の2を超えれば、ゲーム内の結論として初期化を求めるとか。
また再出発の場合は、同じ内政ありのWW2版か、異なる戦場かの指定があっても良いですね。


▼ XREAサーバーの「赤い嵐・現代版(内政なし)」
> > XREAサーバーの方がエラーになってますが、私だけでしょうか?
え〜と、どういう状況で、どういう症状のエラーが出るのか、
もう少し詳しく教えてもえないと、コチラとしても対応のしようが・・・・
両サーバーの使用実験を兼ねての、CGI設置でもありますしね。

> この状況下においてやる気が減ってしまうのは致命的だと思います。
> そこで私は仕切り直しを希望します。

ABCオロチ・サーバーが復活したのであれば、こちらは動作チェックに徹しても良いかも?
このままABCオロチの戦場が継続されるなら、同じ仕切り直すにしても、
このタイミングで初期化を行うより、ゲーム終了後に改めて初期化した方が良いでしょうし、
もしくは、ABCオロチの戦場が不成立となった際に、改めて初期化という方が言いかと思います。


▼ SiteMixサーバーの「首相選挙」
> > > 首相選挙のコマンドの方のみですね
> > なんか私は多重登録エラーで登録できないんですが。

う〜ん、独自仕様なのか、設定ミスなのかは解りませんが、
どうやらSiteMixサーバーには、キチンと動作しない関数が幾つかありますね。
気付いたり、報告があったりしたポイントは、手作業でプログラムを変更してますけど、
このサーバー仕様だと、複雑なプログラムのCGI設置は、少し難しいかも知れません・・・・
とりあえず、IP情報をうまく取得できないみたいなので、多重登録チェックは外しておきました。

>  [SiteMix実験版(0増6減 対応版)] の方ですけど、
> 登録者がなかなか来ないのですが、どういたしましょうか?

「どういたしましょうか?」と言われましても、コチラとしては何とも・・・・
まあ、そもそも実験目的ですし、不成立なら不成立で、それも仕方ないのでは?
とりあえず、この段階でも実験版としては、それなりに使い勝手とか解りましたし、
ABCオロチ・サーバーが順調に動けば、あとはリンクを外して放置になるかと。


▼ 昨今のディプロマシー事情に関して
> > > > 外国のdiplomacyサイトでも今は1日1ターンが標準ですし、
> > > > 長いのはきついしだれちゃいます。

> > > 今はそんなに短いのが主流なんですか!?
> > > 私が知ってる頃のネット・ディプロは、1ターンが1〜2週間が主流で、
> > > 決着まで数ヶ月かかるなんてざらでしたけど、確かに終盤ダレちゃう側面はありました。
> > > なので、1日1ターンだとスピーディーで良いとは思いますけど、
> > > そうなると今度は、決着が付くまでの1〜2週間、相当拘束されませんか?
> > > 拘束がキツいからと外交がおざなりになると、ディプロをやる意味が無いですし。

> > 自分も海外サイト行ってますが
> > 外国人(非英語圏)の連中も英語でやりますから
> > 結局下手に長文送って意味取り違えられて相手激怒から死亡って
> > パターン有るために、皆さん挨拶と最低限の交渉だけです

> サイトの中でライト層とヘビー層がまた分かれてそうですね。
> diplomacyを多人数将棋のようなものと捉えるか
> 外交ゲームと捉えるかは向うでも意見も遊ぶ設定も分かれてそうですが、
> あくまで前者と捉えてる自分の印象としては
> diplomacyに関しては完璧を求めず気軽に遊ぶなら
> そんな外交量は要らないと思います。

なるほど、ルール等は変わらなくても、遊び方が変わる事で、
以前のイメージとは随分、違ったゲームになっているんですね。
教えていただき、ありがとうございました。


[21098] 赤い嵐現代版(内政無し)質問返信 削除
2017/6/2 (金) 23:54:02 物秦

簡易説明よく見てたら南北朝鮮は別民族扱いに見えるですが
実際のところどうですか?
朝鮮民族と韓民族として別民族扱い?


[21100] Re:赤い嵐現代版(内政無し)質問返信 削除
2017/6/6 (火) 20:24:41 某国

ずっと募集ターンで開始しないですけど何でですか?


[21102] 赤い嵐現代版(内政無し)返信 削除
2017/6/7 (水) 00:32:16 カナダ

カナダ担当ですがidを忘れました。
インできません。ご報告を


[21107] まとめレス返信 削除
2017/6/8 (木) 20:23:52 徳翁導誉

> > > 簡易説明よく見てたら南北朝鮮は別民族扱いに見えるですが
> > > 実際のところどうですか?
> > > 朝鮮民族と韓民族として別民族扱い?

朝鮮半島が統一されてるバージョンを改変した事による、記載漏れですね。
もちろん、南北朝鮮とも同民族扱いです。
報告ありがとうございます。
追加しておきました。


> > ずっと募集ターンで開始しないですけど何でですか?
ゲーム開幕の最低人数に達してないからでしょうね。
まあABCオロチが再開したとなると、こちらは本格的に実験目的となるので、
とりあえず、人数チェックの方は外しておきます。


> カナダ担当ですがidを忘れました。
> インできません。ご報告を

という事で、カナダを削除しておきました。
でもまあ、ゲーム開幕前ですし、実験用でもあるので、
カナダに限らず、どの国で再登録されてもOKですよ。


[21111] Re:まとめレス返信 削除
2017/6/9 (金) 14:06:39 カナダ

▼ 徳翁導誉さん
> > カナダ担当ですがidを忘れました。
> > インできません。ご報告を

> という事で、カナダを削除しておきました。
> でもまあ、ゲーム開幕前ですし、実験用でもあるので、
> カナダに限らず、どの国で再登録されてもOKですよ。


ありがとうございます!
またカナダにしました


[21113] Re:ABCオロチ・サーバーが復活したみたいですね返信 削除
2017/6/10 (土) 19:37:48 赤い嵐WW2日本

▼ 徳翁導誉さん
先週より各プレーヤーに諮りましたが、現時点で続行したいという方がいませんでしたので
正式に現在行われている赤い嵐現代版風WW2戦場を打ち切りにしていただくことを要請いたします。
また、数名の方から改めて同戦場を開始してほしいとの意見も出ましたのでお伝えいたします。
よろしくお願いします。

ここからは個人的な意見になりますが・・・
先週も一度サーバーが落ちていることもあるので新しいセッションの開始については少し様子を見た方が良いのかなとも思います。

あと、サーバーの復帰後の処理ですが更新処理が行われてしまうので、資源が乏しい国によっては大きな影響がでてしまい、
プレーヤーの続行意欲を大きく削いでしまうのなので、この時の更新処理については実行しないようにすることを可能であればお願いしたいと思います。

イレギュラー時の対応になってしまうので難しいかと思いますが、
こちらの方もご検討いただければと思います。


[21130] 赤い嵐「WW2版(内政あり)」の再初期化に関して返信 削除
2017/6/15 (木) 19:47:27 徳翁導誉

> > > 現状で、全員ではないですが多くの担当者が仕切り直しを希望しております。
> > > 全員ではないので強くは申し上げることはできないのですが、できれば今回のセッションは打ち切ってしまい、
> > > サーバーの様子をみながら可能であるなら仕切り直しで最初から再開することをお願いする次第です。
> > > 何卒ご検討ください。

> > う〜ん、それは私に検討を依頼する話ではなく、
> > ゲーム内のプレイヤー同士で検討する話のような気がしますけど?
> > 例えば、1週間の期間を区切って「続行か? 再出発か?」の意見を募り、
> > 仮に再出発意見が3分の2を超えれば、ゲーム内の結論として初期化を求めるとか。
> > また再出発の場合は、同じ内政ありのWW2版か、異なる戦場かの指定があっても良いですね。

> 先週より各プレーヤーに諮りましたが、現時点で続行したいという方がいませんでしたので
> 正式に現在行われている赤い嵐現代版風WW2戦場を打ち切りにしていただくことを要請いたします。
> また、数名の方から改めて同戦場を開始してほしいとの意見も出ましたのでお伝えいたします。
> よろしくお願いします。

了解しました。
では、「WW2版(内政あり)」のまま、赤い嵐を再初期化したいと思います。

> ここからは個人的な意見になりますが・・・
> 先週も一度サーバーが落ちていることもあるので
> 新しいセッションの開始については少し様子を見た方が良いのかなとも思います。

まあ現状では、試験戦場が「現代版(内政なし)」が稼動中ですし、
http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/gendai_war/gendai_war.html
そこまで急いで再初期化する必要性は、乏しいかも知れませんけど、
とりあえず、どれくらい様子を見た方が良さそうですかねえ?
私の方としては、ボタンを一押しするだけなので、正直いつでも構いませんが(笑)。


> あと、サーバーの復帰後の処理ですが更新処理が行われてしまうので、
> 資源が乏しい国によっては大きな影響がでてしまい、
> プレーヤーの続行意欲を大きく削いでしまうのなので、
> この時の更新処理については実行しないようにすることを可能であればお願いしたいと思います。
> イレギュラー時の対応になってしまうので難しいかと思いますが、
> こちらの方もご検討いただければと思います。

う〜ん、一応現状でも、2日以上サーバーがダウンした場合には、
ダウン日数の半分を、次のターン更新時刻に加算する仕様にはなっているんですけどね。
しかし今回の様に、長期のダウンが立て続いてしまうと、その救済策でも厳しかったと。
でも一方で、短期のサーバー不調自体は、残念ながら度々ある事ですし、
救済基準をあまり厚くしてしまうと、今度は更新のテンポが悪くなる恐れがありますし、
そもそも今回みたいにダウンが続けば、どんな仕様にしても、やはり難しい気がします・・・・


[21131] Re:赤い嵐「WW2版(内政あり)」の再初期化に関して返信 削除
2017/6/15 (木) 20:58:25 参加者

▼ 徳翁導誉さん
> > > > 現状で、全員ではないですが多くの担当者が仕切り直しを希望しております。
> > > > 全員ではないので強くは申し上げることはできないのですが、できれば今回のセッションは打ち切ってしまい、
> > > > サーバーの様子をみながら可能であるなら仕切り直しで最初から再開することをお願いする次第です。
> > > > 何卒ご検討ください。

> > > う〜ん、それは私に検討を依頼する話ではなく、
> > > ゲーム内のプレイヤー同士で検討する話のような気がしますけど?
> > > 例えば、1週間の期間を区切って「続行か? 再出発か?」の意見を募り、
> > > 仮に再出発意見が3分の2を超えれば、ゲーム内の結論として初期化を求めるとか。
> > > また再出発の場合は、同じ内政ありのWW2版か、異なる戦場かの指定があっても良いですね。

> > 先週より各プレーヤーに諮りましたが、現時点で続行したいという方がいませんでしたので
> > 正式に現在行われている赤い嵐現代版風WW2戦場を打ち切りにしていただくことを要請いたします。
> > また、数名の方から改めて同戦場を開始してほしいとの意見も出ましたのでお伝えいたします。
> > よろしくお願いします。

> 了解しました。
> では、「WW2版(内政あり)」のまま、赤い嵐を再初期化したいと思います。
>
> > ここからは個人的な意見になりますが・・・
> > 先週も一度サーバーが落ちていることもあるので
> > 新しいセッションの開始については少し様子を見た方が良いのかなとも思います。

> まあ現状では、試験戦場が「現代版(内政なし)」が稼動中ですし、
> http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/gendai_war/gendai_war.html
> そこまで急いで再初期化する必要性は、乏しいかも知れませんけど、
> とりあえず、どれくらい様子を見た方が良さそうですかねえ?
> 私の方としては、ボタンを一押しするだけなので、正直いつでも構いませんが(笑)。
>
>
> > あと、サーバーの復帰後の処理ですが更新処理が行われてしまうので、
> > 資源が乏しい国によっては大きな影響がでてしまい、
> > プレーヤーの続行意欲を大きく削いでしまうのなので、
> > この時の更新処理については実行しないようにすることを可能であればお願いしたいと思います。
> > イレギュラー時の対応になってしまうので難しいかと思いますが、
> > こちらの方もご検討いただければと思います。

> う〜ん、一応現状でも、2日以上サーバーがダウンした場合には、
> ダウン日数の半分を、次のターン更新時刻に加算する仕様にはなっているんですけどね。
> しかし今回の様に、長期のダウンが立て続いてしまうと、その救済策でも厳しかったと。
> でも一方で、短期のサーバー不調自体は、残念ながら度々ある事ですし、
> 救済基準をあまり厚くしてしまうと、今度は更新のテンポが悪くなる恐れがありますし、
> そもそも今回みたいにダウンが続けば、どんな仕様にしても、やはり難しい気がします・・・・


個人的には試験版は練習会場として扱い、
WW2内政版のの初期化を来週金曜22時にお願いします。


[21136] Re:赤い嵐「WW2版(内政あり)」の再初期化に関して返信 削除
2017/6/18 (日) 16:54:20 赤い嵐WW2日本

▼ 徳翁導誉さん
> そこまで急いで再初期化する必要性は、乏しいかも知れませんけど、
> とりあえず、どれくらい様子を見た方が良さそうですかねえ?
> 私の方としては、ボタンを一押しするだけなので、正直いつでも構いませんが(笑)。


ありがとうございます。
この週末も落ちていたみたいなので1カ月ぐらいは様子見で良いのではないでしょうか?

> > あと、サーバーの復帰後の処理ですが更新処理が行われてしまうので、
> > 資源が乏しい国によっては大きな影響がでてしまい、
> > プレーヤーの続行意欲を大きく削いでしまうのなので、
> > この時の更新処理については実行しないようにすることを可能であればお願いしたいと思います。
> > イレギュラー時の対応になってしまうので難しいかと思いますが、
> > こちらの方もご検討いただければと思います。

> う〜ん、一応現状でも、2日以上サーバーがダウンした場合には、
> ダウン日数の半分を、次のターン更新時刻に加算する仕様にはなっているんですけどね。
> しかし今回の様に、長期のダウンが立て続いてしまうと、その救済策でも厳しかったと。
> でも一方で、短期のサーバー不調自体は、残念ながら度々ある事ですし、
> 救済基準をあまり厚くしてしまうと、今度は更新のテンポが悪くなる恐れがありますし、
> そもそも今回みたいにダウンが続けば、どんな仕様にしても、やはり難しい気がします・・・・


承知しました。やっぱりサーバーが安定しないと厳しいのですね。
ご検討ありがとうございます。


[21151] Re:赤い嵐「WW2版(内政あり)」の再初期化に関して返信 削除
2017/6/22 (木) 23:32:45 徳翁導誉

> > > > > 先週より各プレーヤーに諮りましたが、現時点で続行したいという方がいませんでしたので
> > > > > 正式に現在行われている赤い嵐現代版風WW2戦場を打ち切りにしていただくことを要請いたします。
> > > > > また、数名の方から改めて同戦場を開始してほしいとの意見も出ましたのでお伝えいたします。
> > > > > 先週も一度サーバーが落ちていることもあるので
> > > > > 新しいセッションの開始については少し様子を見た方が良いのかなとも思います。

> > > > まあ現状では、試験戦場が「現代版(内政なし)」が稼動中ですし、
> > > > http://tokuou.s500.xrea.com/cgi/gendai_war/gendai_war.html
> > > > そこまで急いで再初期化する必要性は、乏しいかも知れませんけど、
> > > > とりあえず、どれくらい様子を見た方が良さそうですかねえ?

> > > 個人的には試験版は練習会場として扱い、
> > > WW2内政版のの初期化を来週金曜22時にお願いします。

> > この週末も落ちていたみたいなので1カ月ぐらいは様子見で良いのではないでしょうか?

> 初期化ってほんとに全部を初期状態に戻すんですか?

そうですね、初期化となれば登録国の選択とかも含めて、全て初期状態に戻ります。
まあ登録国くらいは、そのまま引き継げるようにする事も一応可能なのですが、
改めて始めからスタートするのであれば、引き継がない方が却って全員に平等でしょうし。
・・・って、公式発言でのやり取りを見てみると、
初期化ではなく「仕切り直し」という単語が使われている為、
見解の相違も出ているようなので、初期化はもう少し待った方が良いかも知れませんね。

21144
[21144] 推奨インターネットブラウザってありますか?返信 削除
2017/6/21 (水) 22:36:58 聖職者

 すみません、信玄の野望における推奨インターネットブラウザってありますか?
Internet Explorerからの切り替えを検討しています。


[21150] Re:推奨インターネットブラウザってありますか?返信 削除
2017/6/22 (木) 23:32:06 徳翁導誉

> すみません、信玄の野望における推奨インターネットブラウザってありますか?
> Internet Explorerからの切り替えを検討しています。

特に推奨ブラウザとかはありませんけど、
とりあえず私自身は現在、GoogleのChoromeを使ってますね。
2年前までは、拡張機能に優れたFireFoxを愛用していたのですが、
ドンドン動作が重くなっていたので、より軽い今のChoromeに替えました。

「ブラウザを自分好みにカスタマイズしたい」という方には、FireFoxを薦めますが、
未だにIEを使っているという事は、そういう願望は恐らく無いと思うので、
Googleによる情報収集を気にしないのなら、Choromeをオススメしておきます。
(情報収集を気にして、Google検索を利用しない人は少ないでしょうし)

21132
[21132] サーバー落ちについて返信 削除
2017/6/17 (土) 15:44:41 某党

政局ターンという組閣を行ったり、政権を阻止したりと
重要な時期に、サーバー落ちは不公平になってしまうので、1日
ログインが不可能な状態になったらターンを巻きもどすことを提案します。


[21145] その必要はないと思います。返信 削除
2017/6/21 (水) 22:39:49 神の死者

▼ 某党さん
> 政局ターンという組閣を行ったり、政権を阻止したりと
> 重要な時期に、サーバー落ちは不公平になってしまうので、1日
> ログインが不可能な状態になったらターンを巻きもどすことを提案します。


 ありのままを受け入れるしかないのでは?
どこまでも救済できるということはできないですしできないでしょうから。
参加者の皆様の同意も必要とも感じます。

 不公平・不平等なのが世界の在り方ですから。


[21149] Re:サーバー落ちについて返信 削除
2017/6/22 (木) 23:31:26 徳翁導誉

> 政局ターンという組閣を行ったり、政権を阻止したりと
> 重要な時期に、サーバー落ちは不公平になってしまうので、1日
> ログインが不可能な状態になったらターンを巻きもどすことを提案します。

解らなくは無い提案なのですが、政局ターンは既に「10ターン」用意されてますし、
サーバーのダウンが何日間も続いても、復旧時には「1ターン分」しか経過しませんので、
「そこまでする必要はあるのかな?」というのが、個人的な感想ですね。
日付を跨いだ数時間のダウンも、数日間に及ぶダウンも、ゲーム処理的には一緒ですから。

21135
[21135] * No Subject *返信 削除
2017/6/18 (日) 11:50:02 徘徊者

初期化ってほんとに全部を初期状態に戻すんですか?


[21138] 特定すべき。返信 削除
2017/6/19 (月) 21:55:21 聖職者

▼ 徘徊者さん
> 初期化ってほんとに全部を初期状態に戻すんですか?

 どのCGIゲームの話ですか?


[21139] Re:特定すべき。返信 削除
2017/6/20 (火) 00:23:03 徘徊者


>  どのCGIゲームの話ですか?
おっと失礼
赤い嵐WW2内政有り版です。

21121
[21121] 製品の自給率について返信 削除
2017/6/14 (水) 23:48:15 赤い嵐ww2内政あり戦場  某首相

どうやっても自給できないし、
他からも買えないという状況が続き治安が低下し始めています。
製品の需要と供給のバランスが崩れていないでしょうか?


[21122] Re:製品の自給率について返信 削除
2017/6/15 (木) 17:26:49 某軍閥

供給が追いつかず需要を満たせない事は現実でもあると思います。
製品の事ではないですが過剰生産が原因の維持費のが問題ではないですか。
金銭で過剰生産された物を破棄できるようにするか
自国生産量もしくは消費量の5倍以上の備蓄を不可能にしてほしいです。


[21127] Re2:製品の自給率について返信 削除
2017/6/15 (木) 19:43:31 徳翁導誉

> > どうやっても自給できないし、
> > 他からも買えないという状況が続き治安が低下し始めています。
> > 製品の需要と供給のバランスが崩れていないでしょうか?

う〜ん、その辺の設定はずっと弄っていませんし、
具体的な内容が書かれていないので、いまいち把握し難いんですけど、
今までのセッションも含めて、他の方の実感としてはどうなのでしょうか?
需要や供給の数値を変える事自体は簡単なのですが、
これまで問題が無かったのであれば、特に変更する必要も無いかと思いますし。


> 製品の事ではないですが過剰生産が原因の維持費のが問題ではないですか。
> 金銭で過剰生産された物を破棄できるようにするか
> 自国生産量もしくは消費量の5倍以上の備蓄を不可能にしてほしいです。

備蓄の維持費って、食糧・製品・燃料の1%相当ですし、そこまで負担になってますか?
それに、過剰生産して廃棄してを繰り返し、それで儲かるようなシステムではマズいですし、
かと言って、廃棄費用が維持費と変わらないレベルだと、導入しても意味が無いので、
この辺の話を突き詰めると結局は、以前から言ってる需給概念の一変が必要な気がしますが、
システムが大きく変わる事に対して、あまり好意的な意見を得られていない現状だと・・・・

21117
[21117] テスト戦場の更新時刻について返信 削除
2017/6/11 (日) 22:06:54 現代版赤い嵐テスト戦場  某首相

赤い嵐戦場って更新時間22:00だったと思ったんですが、
テスト戦場は0:00更新になっております。
間違っていたらすいません!


[21125] Re:テスト戦場の更新時刻について返信 削除
2017/6/15 (木) 19:41:10 徳翁導誉

> 赤い嵐戦場って更新時間22:00だったと思ったんですが、
> テスト戦場は0:00更新になっております。
> 間違っていたらすいません!

結論から先に言いますと、更新時間は特に決まってないんですよね(笑)。
でもまあ元々は、赤い嵐もWW2同様に日付変更と共にターン更新だったんです。
それが以前、同じく深夜0時更新のWW2オンラインと掛け持つプレイヤーや、
深夜のネットはキツイというプレイヤーからの要望があり、
赤い嵐の方の更新時間を、試しに2時間早めた事があったんです。
つまり簡単に言ってしまうと、要望を受けて変更した戦場は夜10時更新となり、
そうした要望が無かった戦場は、深夜0時更新のままになっていると。

で、今回の「現代版(内政なし)」は、未変更のプログラムをたまたま流用した為、
更新時間が0時設定になっている・・・というだけの事で、特に深い意味はありません。
ただ、これは試験戦場ですし、「夜10時更新の方が良い」という方が多いようでしたら、
ゲーム中でも、別に途中で設定を変更する分には構いませんよ(笑)。

21109
[21109] 銀英大戦個人戦2が終了しました返信 削除
2017/6/8 (木) 21:50:36

銀英大戦個人戦2が、第17ターンにて、帝国側の降伏により同盟勝利で終結しました。
管理人様には、ログ化と初期化をお願い致します。


[21124] Re:銀英大戦個人戦2が終了しました返信 削除
2017/6/15 (木) 19:40:49 徳翁導誉

> 銀英大戦個人戦2が、第17ターンにて、帝国側の降伏により同盟勝利で終結しました。
> 管理人様には、ログ化と初期化をお願い致します。

お疲れ様です。
過去戦場にアップしておきました。
http://www.geocities.jp/kako_log49/ginga_kako/ginga129.html

21114
[21114] 動画投稿所故障返信 削除
2017/6/10 (土) 19:49:54 玉川大納言

動画投稿所で、動画が見れなくなっておりますので、対応の方よろしくお願いします。


[21119] Re:動画投稿所故障返信 削除
2017/6/14 (水) 21:32:01 玉川大納言

▼ 玉川大納言さん
> 動画投稿所で、動画が見れなくなっておりますので、対応の方よろしくお願いします。

治ったようですね…。助かった…。


[21123] Re2:動画投稿所故障返信 削除
2017/6/15 (木) 19:40:26 徳翁導誉

> > 動画投稿所で、動画が見れなくなっておりますので、対応の方よろしくお願いします。
> 治ったようですね…。助かった…。

データの一部が壊れているのに気付いて、直しておきました。

21046
[21046] 銀英大戦個人戦1にて不具合?返信 削除
2017/5/13 (土) 21:29:31

掲示板が繋がらない時期に遭遇し、練習戦場に書き込んでいましたが、
掲示板が復活したのでこちらにも書きます。

個人戦1にて、ターン中にもかかわらず余艦上限に引っかかり切り詰められました。
ターン中に適用されるのは仕様でないと思いますので、調査をお願いしたいです。

詳細:
準備ターン中、夜0時頃にコマンドを押したところ、サーバーエラーが出て
ログインし直してみると、バーミリオンに積んでいた余艦が1万に切り詰められた

ターン更新が日付変更時の団体戦システムからの名残が残っているのでは?と思いますが、
サーバーエラーが何か関連しているかどうかも気になります。

対戦続行に致命的なダメージではなかったのですが、相手のアーダルベルトさんとの合意により、戦場2で仕切りなおしています。


一応、以下に練習戦場での投稿も転載しておきます。(そのままコピーなので下から順)

官:お手数ですが、管理人様に調査をお願いすると共に、皆様には2戦場使用をご理解頂きたいです。 (05/06 00:39)
官:不具合の内容は「ターンの途中にも関わらず(日にち変更で?)に余艦上限に引っかかった」です。 (05/06 00:39)
官:新たな戦場は個人戦2を使用予定です。2戦場枠を使うことになりますがご容赦お願いします。 (05/06 00:38)
官:銀英大戦個人戦1にて、不具合と思われる現象が出たので、双方合意の上仕切り直しします。 (05/06 00:38)


[21052] プログラム&データを修正しておきました返信 削除
2017/5/18 (木) 19:22:09 徳翁導誉

> 掲示板が繋がらない時期に遭遇し、練習戦場に書き込んでいましたが、
> 掲示板が復活したのでこちらにも書きます。

お手数をおかけします。

> 個人戦1にて、ターン中にもかかわらず余艦上限に引っかかり切り詰められました。
> ターン中に適用されるのは仕様でないと思いますので、調査をお願いしたいです。
> ターン更新が日付変更時の団体戦システムからの名残が残っているのでは?と思いますが、
> サーバーエラーが何か関連しているかどうかも気になります。

あっ、そうですね。
サーバーエラーの関係ではなく、時間更新制の設定が、
ターン更新性においても効いてしまう設定になってました・・・・
申し訳ありません、プログラムを修正しておきました。

あと、既に戦場2へ移行されてるので、コチラの扱いはどうなるか解りませんけど、
とりあえず、カットされた分は「千隻くらい?」と書かれてましたので、
バーミリオンの戦艦数を「1000隻」加算しておきました。
ただ、作業時間は1分も掛かってませんから、気にせず初期化依頼でも構いませんよ(笑)。

> 対戦続行に致命的なダメージではなかったのですが、
> 相手のアーダルベルトさんとの合意により、戦場2で仕切りなおしています。

はい、その判断で特に問題は無いと思います。
掲示板用サーバーが長期でダウンしている時でしたし、
他の戦場も、まだまだ空いている状況でしたので。


[21085] 返信&銀英個人戦1初期化依頼返信 削除
2017/5/31 (水) 23:12:40

▼ 徳翁導誉さん
> > 個人戦1にて、ターン中にもかかわらず余艦上限に引っかかり切り詰められました。
> > ターン中に適用されるのは仕様でないと思いますので、調査をお願いしたいです。
> > ターン更新が日付変更時の団体戦システムからの名残が残っているのでは?と思いますが、
> > サーバーエラーが何か関連しているかどうかも気になります。

> あっ、そうですね。
> サーバーエラーの関係ではなく、時間更新制の設定が、
> ターン更新性においても効いてしまう設定になってました・・・・
> 申し訳ありません、プログラムを修正しておきました。

お手数かけました、ありがとうございます。

> あと、既に戦場2へ移行されてるので、コチラの扱いはどうなるか解りませんけど、
> とりあえず、カットされた分は「千隻くらい?」と書かれてましたので、
> バーミリオンの戦艦数を「1000隻」加算しておきました。
> ただ、作業時間は1分も掛かってませんから、気にせず初期化依頼でも構いませんよ(笑)。

話し合った結果、戦場1は続行せず初期化を依頼、ということで合意・確認できました。
(輸送コマンド実行時にカットされたのでどう扱われたか認識が曖昧でしたが、
 しっかり他の余艦と計算したところカットされたのは770隻だったようです)

ということで手を入れて頂いたところでしたが、戦場1の初期化をお願いします。
こちら返信が遅れてしまいましたが、迅速な修正対応、ありがとうございました。


[21092] 銀英大戦・個人戦1を初期化返信 削除
2017/6/1 (木) 20:36:43 徳翁導誉

> 話し合った結果、戦場1は続行せず初期化を依頼、ということで合意・確認できました。
> ということで手を入れて頂いたところでしたが、戦場1の初期化をお願いします。
> こちら返信が遅れてしまいましたが、迅速な修正対応、ありがとうございました。

了解しました。
では、戦場1を初期化しておきますね。


[21099] Re:銀英大戦・個人戦1を初期化返信 削除
2017/6/3 (土) 23:14:00

▼ 徳翁導誉さん
> > 話し合った結果、戦場1は続行せず初期化を依頼、ということで合意・確認できました。
> > ということで手を入れて頂いたところでしたが、戦場1の初期化をお願いします。
> > こちら返信が遅れてしまいましたが、迅速な修正対応、ありがとうございました。

> 了解しました。
> では、戦場1を初期化しておきますね。

初期化されているのを確認できました、ありがとうございました。

21086
[21086] 第71回首相選挙終了返信 削除
2017/6/1 (木) 05:41:09 首相選挙管理委員会

管理人様へ
 
 第71回首相選挙が終了し、自由進歩党殿が勝利しました。
つきましては、過去ログへの登録と新規回開始のほど、よろしくお願いします。

 また、衆議院の定数削減について、
小選挙区6議席削減(青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島の6県で1ずつ削減)
比例区4議席削減(東北、北関東、近畿、九州の4ブロックで1ずつ削減)
という案がまとまり、間もなく成立するようなので、
対応のご検討を要請します。

区割り法案、1日衆院通過 特別委で可決  日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS31H24_R30C17A5PP8000/
2017/5/31 19:40

 衆院小選挙区の区割りを見直す公職選挙法改正案が31日、衆院政治倫理・公選法改正特別委員会で与野党の賛成多数で可決した。6月1日の衆院本会議で可決、参院に送付される見通し。政府は今国会で成立させる方針だ。小選挙区の定数の「0増6減」などにより「1票の格差」を2倍未満に是正する。格差は2020年の見込み人口で最大1.999倍になる。
今回の改正案は衆院選挙区画定審議会(区割り審)が4月19日に安倍晋三首相に勧告した区割り改定案に基づき、政府が国会に提出した。青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島の6県の定数を各1減する。6県を含む19都道府県の計97選挙区の区割りを見直す。比例代表では東北、北関東、近畿、九州の4ブロックの定数を各1減する。
1票の格差を巡っては最高裁が14年衆院選を「違憲状態」と判断し、格差を2倍未満に抑えるよう求めていた。これを受け、昨年5月に「0増6減」などを盛り込んだ衆院選挙制度改革関連法が成立し、区割り審が具体的な区割り案を検討していた。
都市部への人口集中による格差拡大は今後も続く見通しで、2022年以降に人口比に応じて都道府県に議席配分する「アダムズ方式」を新たに導入する大規模な区割り改定が再び行われる。


[21091] Re:第71回首相選挙終了返信 削除
2017/6/1 (木) 20:35:55 徳翁導誉

> 第71回首相選挙が終了し、自由進歩党殿が勝利しました。
> つきましては、過去ログへの登録と新規回開始のほど、よろしくお願いします。

お疲れ様です。
歴代ページに上げておきました。
http://www.geocities.jp/kako_log22/prime_minister/prime71.html


> また、衆議院の定数削減について、
> 小選挙区6議席削減(青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島の6県で1ずつ削減)
> 比例区4議席削減(東北、北関東、近畿、九州の4ブロックで1ずつ削減)
> という案がまとまり、間もなく成立するようなので、対応のご検討を要請します。

これで、ここ1年で3度目ですか、この話は・・・・
私は、同じ相手に同じ説明を何度もするが、正直好きではありません。
せっかく説明しても、人の話を全く聞いてないって事ですからね。
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=c20193
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=c20462

21081
[21081] 最近の動画投稿所&諸々の雑談返信 削除
2017/5/30 (火) 22:11:18 玉川大納言

去年以降、動画投稿所が実質的に私と聖職者殿と管理人殿の独壇場になっていますね。
特に私ばっかり投稿している気が(^_^;) と言いながら、本日も投稿しました(苦笑)
皆さんも、奮って投稿してほしいものです(笑)

東京都議会選挙が少しずつ近づいてきましたね。
都民ファーストの会の代表に小池都知事が就任して、
ついに選挙モードに突入するようですねぇ。
勢力図がどう変わるか、そして都政全体に、本当に変化は訪れるのでしょうか…。

そして、6月17日にはAKB48の選抜総選挙があります。私の予測では、指原が3連覇するような気がします。
まゆゆも、ドラマが不調ですし、松井珠理奈も、TBSドラマに主演するなど、
メディア露出度は多くなった気はしますが、指原に勝つための決定打には欠いていると思っています。
あとは、宮脇咲良がどこまで伸びるか、山本彩の代わりに、誰がNMB48からの選抜に選ばれるか気になりますし、
そして、個人的に、森保まどかには、何とかアンダーメンバーに戻ってほしいところです(笑)
さらに欲を言えば、頑張ってHKT48には、AKB48に次ぐ第2党の座を獲ってほしいですねぇ。

フランス大統領には、下馬評通り、マクロン氏が就任しましたね。
そのフランスも近々国民議会選挙で、マクロン大統領の与党(?)「共和国前進」がどれだけ票と議席が取れるのか、
フランスの二大政党である共和党と社会党の動向、それによってフランス政治の勢力図に大きな変化が現れるのか;
実のところ、都議会選挙よりこちらの選挙の方が気になります(AKB48総選挙と同率で)。

あと気になるのは、「共謀罪」ですが…、実のところあんまり分かりません(笑)

それと、乃木坂関係でちょっとした質問。
〇桜井玲香以外で、キャプテンが務まりそうなメンバーって誰だと思いますか?
 と言いましても私は、ポンコツの桜井がよくここまで乃木坂を引っ張れたなぁ、と思っている次第なのですが(笑)


[21093] いろいろな選挙の雑談返信 削除
2017/6/1 (木) 20:37:11 徳翁導誉

> 東京都議会選挙が少しずつ近づいてきましたね。
> 都民ファーストの会の代表に小池都知事が就任して、
> ついに選挙モードに突入するようですねぇ。
> 勢力図がどう変わるか、そして都政全体に、本当に変化は訪れるのでしょうか…。

まあ、変化が訪れるとしても、それは悪い方向にでしょうけどね(苦笑)。
小池都知事の本気度を測る上で、最も解りやすい指標に、
「都議選前までに、市場移転の決着を付けるか否か」というのがあったのですが、
ご覧のような状況である以上、良い方向への変化なんて、現実的にまず有り得ないかと?
五輪の都外会場における仮設費用の負担云々も、本当に無責任でグダグダな対応でしたしね。

それと、選挙後の都議会勢力図ですが、あまり変化は無いんじゃないですかねえ?
地方議会は中選挙区制なので、自民党との対立構造を作っても、両方当選とか普通ですし、
公明党や共産党は固定票が強いので、そこまで大きく増減しないでしょうから、
結局は、対立構造から漏れて存在感を失う民進党の議席が、都民ファーストの会に移るだけかと。
まあ現有議席から、自民党と共産党が微減で、民進党が半減、
その分がファーストの会に回って20議席前後くらいって所でしょうか?
って、私は選挙の票読みとか無関心なので、いつも外しまくりですけど(笑)。


> そして、6月17日にはAKB48の選抜総選挙があります。私の予測では、指原が3連覇するような気がします。
> まゆゆも、ドラマが不調ですし、松井珠理奈も、TBSドラマに主演するなど、
> メディア露出度は多くなった気はしますが、指原に勝つための決定打には欠いていると思っています。
> あとは、宮脇咲良がどこまで伸びるか、山本彩の代わりに、誰がNMB48からの選抜に選ばれるか気になりますし、
> そして、個人的に、森保まどかには、何とかアンダーメンバーに戻ってほしいところです(笑)
> さらに欲を言えば、頑張ってHKT48には、AKB48に次ぐ第2党の座を獲ってほしいですねぇ。

まあ私は最近、あの件以降、アイドル情報となるとエビ中ばかり目に付く状態で、
エビ中が出演した先週のミュージック・ステーションに、
たまたまAKBも共演していて、総選挙の対象曲を披露してた事で、ようやく、
「あ〜、今年ももう、そんな季節なんだ」と思い出したくらいのレベルですから、
ぶっちゃけ、今年の総選挙の動向は、全く把握してません(笑)。
総選挙の前夜&後夜に行われる、朝生モドキの深夜の討論会番組も、最近は放送してないので、
現時点で私が知っているのは、どうやら、渡辺と指原が今年で最後らしいって事くらいです。

という事で、少し調べてみたら、ちょうど中間発表があったんですね。
http://www.oricon.co.jp/news/2091608/full/
名前が挙がってる所を確認すると、松井2位、指原3位、渡辺4位、宮脇8位、森保95位で、
1位はなんと、またまた忘れられていた(?)NGTから、荻野由佳が入りました(笑)。
(瀬戸内の新グループSTU48は、さすがに日も浅く、兼任以外は100位圏外ですね)
ちなみに以前、AKBには推しメンが居ないとの事で、戯れに薦めてみた
研究生の久保怜音が、ギリギリながら選抜16位に入ってた事に、私自身もビックリ!!
まあ、あくまで中間発表であり、最終結果はここから大きく変動するんでしょうけど、
それでもこの順位に入るなんて、ここまで人気のある子だったとは、私も知りませんでした。

あと、優勝予想となると・・・最後の総選挙出馬であるなら、
やはりHKT指原が最有力候補なんでしょうね。
さすがにこのまま、暫定1位のNGT荻野が逃げ切るとは思えませんし、
この段階で4位の状況だと、AKB渡辺も、ここから大逆転は難しいでしょうし、
暫定2位のSKE松井も、3位の指原との票差は僅差ですので・・・・


> フランス大統領には、下馬評通り、マクロン氏が就任しましたね。
> そのフランスも近々国民議会選挙で、
> マクロン大統領の与党(?)「共和国前進」がどれだけ票と議席が取れるのか、
> フランスの二大政党である共和党と社会党の動向、
> それによってフランス政治の勢力図に大きな変化が現れるのか;
> 実のところ、都議会選挙よりこちらの選挙の方が気になります(AKB48総選挙と同率で)。

フランスの議会選挙ですか?
う〜ん、個人的には、ほとんど関心ないですね(笑)。
あの国は「外交は大統領・内政は首相」という分業制なので、日本側との関わりは薄く、
しかも、1人を選ぶ大統領選挙と違い、数百人を選ぶ議会選挙は、結果が平板化しやすいので。
特にフランスの場合、決選投票ありの小選挙区制なので、小政党が躍進するのは困難ですし、
(大統領選の決選投票に残ったルペン率いる国民戦線でさえ、議会では泡沫レベル)
仮にそんな事が起きたとしても、結局は看板の掛け替えで、中身は変わらないでしょうから。

まあ、同じ議会選挙を注目するなら、議院内閣制の国の方でしょうね。
今月の8日には、EU離脱交渉を誰に託すかを問う、イギリスの解散総選挙があり、
9月には難民問題を抱えるドイツでも、連邦議会の選挙がありますますし、
任期満了は来年ですが、既に選挙気運のイタリアでも、年内に行われる可能性はあります。

もちろん、イギリスやドイツも大変でしょうけど、一番ヤバそうなのがイタリアですね。
人気芸人がネット市民を率いるポピュリズム政党「五つ星運動」が躍進中でして、
極右政党とかと違い、主張内容が本当にスッカラカンな為、却って有権者の支持を受けやすく、
ローマやトリノの市長選に勝利したのですが、政治経験も組織力も無いので当然空転(苦笑)。
しかし今だ、政党支持率は1位らしいので・・・国政にまで波及したら一体どうなる事やら?


> あと気になるのは、「共謀罪」ですが…、実のところあんまり分かりません(笑)
まあ法律なんて結局、条文の内容自体よりも、運用の仕方次第で決まりますからねえ。
安保法制の時もそうでしたが、挙げられてる事例への対応なんて、現行法でも可能なんです。
共謀罪が無いから、今ならテロやり放題だなんて、そんな状況にある訳ないですし(苦笑)。
ただ、それを今より利用しやすくしようというのが、新法の目的であり、
一方で、それは同時に悪用もしやすくなる為、こうして揉めていると・・・・
世間側の注視があり、権力側の自制も働いてる内は、そこまで心配ありませんけど、
世間が無関心で、権力が暴走し出した時には、どんな法律でも凶器に変わりますので。

> それと、乃木坂関係でちょっとした質問。
> 〇桜井玲香以外で、キャプテンが務まりそうなメンバーって誰だと思いますか?
>  と言いましても私は、ポンコツの桜井がよくここまで乃木坂を引っ張れたなぁ、
> と思っている次第なのですが(笑)

いや、何度も言いますけど、別に私はアイドル・オタクじゃないんで、
乃木坂の次期キャプテン候補とか聞かれても、よく解らないですよ(苦笑)。
でもまあ適当に、伊藤万理華か、星野みなみを、挙げておきます。

▼ 6/8追記
> 去年以降、動画投稿所が実質的に私と聖職者殿と管理人殿の独壇場になっていますね。
> 特に私ばっかり投稿している気が(^_^;) と言いながら、本日も投稿しました(苦笑)
> 皆さんも、奮って投稿してほしいものです(笑)

でもまあ、あくまで「動画紹介所」ですから、
紹介したいような面白い動画や、みんなに知って欲しい動画などがなければ、
そんな無理をして投稿する必要も無いですけどね(笑)。
ただ、私も4ヶ月投稿してなかったので、久しぶりに、
今回の雑談の流れで、エビ中を中心にアイドル動画を集中投稿しておきました。
(って、よく聞く日本人歌手となると実際は、井上陽水や長渕剛だったりするのですが・笑)

21075
[21075] アク禁?返信 削除
2017/5/27 (土) 02:00:14 智代

数日前からゲームにアクセスしようとするとエラーでForbiddenと表示されますが
携帯からは普通にログインできるようです。
アクセス禁止になってしまったのでしょうか?


[21090] Re:アク禁?返信 削除
2017/6/1 (木) 20:35:32 徳翁導誉

> 数日前からゲームにアクセスしようとするとエラーでForbiddenと表示されますが
> 携帯からは普通にログインできるようです。
> アクセス禁止になってしまったのでしょうか?

「404」とか「403」とかは、サーバー側が出してるエラーですね。
このサイトでは、処分としてアクセス禁止まで行った事は過去に1度も無いですし、
登録禁止や削除などの処分を行う際にも、この掲示板で報告&弁明の機会を与えてますので。

21069
[21069] 別サーバー赤い嵐返信 削除
2017/5/26 (金) 21:17:03 七氏

開始まで十日近いというのはゲーム開始に不安が出ます。
もう少し緩和出来ませんか?

また、オロチ鯖以外の三国志個人戦などでも今回は早めに初期化していただけると
進行中のゲームがあることでサイトの人口が維持できないかと思っています。

余り長期間鯖落ちしていると過疎化が進みそうで嫌だなとw


[21070] Re:別サーバー赤い嵐返信 削除
2017/5/26 (金) 21:18:30 七氏

▼ 七氏さん
> 開始まで十日近いというのはゲーム開始に不安が出ます。
> もう少し緩和出来ませんか?
>
> また、オロチ鯖以外の三国志個人戦などでも今回は早めに初期化していただけると
> 進行中のゲームがあることでサイトの人口が維持できないかと思っています。
>
> 余り長期間鯖落ちしていると過疎化が進みそうで嫌だなとw


オロチ鯖復帰したようですね。
また落ちなければいいのですが・・・。


[21089] Re2:別サーバー赤い嵐返信 削除
2017/6/1 (木) 20:35:07 徳翁導誉

> 開始まで十日近いというのはゲーム開始に不安が出ます。
> もう少し緩和出来ませんか?

緩和と言うのは、「もっと短く」という意味ですよねえ?
でもそれをやると、人数が揃わない内のスタートになるので、
結局、ゲームとして成立しないと思うんですよ・・・・
って、現状では、それでも成り立たなそうですけど(苦笑)。

21039
[21039] 新三国大戦バグ報告返信 削除
2017/5/12 (金) 23:02:46 新三国大戦の馬騰

掲示板が復旧しましたので報告させていただきます。

親族の馬岱で洛陽を陥落させたところ、君主に昇進してしまいました。
もともとの君主の馬騰と合わせて君主が二人いる状態です。

登用は出来ないみたいですが、兵力上限は10000人で一回の補充で1000人補充できるみたいです。

お手数ですがご確認お願いします。


[21042] Re:新三国大戦バグ報告返信 削除
2017/5/13 (土) 14:25:45 徳翁導誉

> 親族の馬岱で洛陽を陥落させたところ、君主に昇進してしまいました。
> もともとの君主の馬騰と合わせて君主が二人いる状態です。
> 登用は出来ないみたいですが、兵力上限は10000人で一回の補充で1000人補充できるみたいです。

あっ、都市陥落時の昇格処理だけ、昇格上限が設置されてませんね・・・・
報告ありがとうございます。
プログラムを修正すると共に、馬岱を親族に戻しておきました。

21036
[21036] 提案返信 削除
2017/5/10 (水) 20:43:46 物秦

鯖不安定なので
過疎ってる募集用掲示板をhttp://www31.atpages.jpに移せませんか?
こちらが鯖落ちた時の避難先実験になると思います


[21037] Re:提案返信 削除
2017/5/11 (木) 03:13:41

▼ 物秦さん
> 鯖不安定なので
> 過疎ってる募集用掲示板をhttp://www31.atpages.jpに移せませんか?
> こちらが鯖落ちた時の避難先実験になると思います



関連して、新ww2に入れないんですが、皆さんどうでしょうか。


[21038] ABCオロチ&hotcom両サーバーがようやく復活返信 削除
2017/5/11 (木) 20:30:10 徳翁導誉

> > 鯖不安定なので
> > 過疎ってる募集用掲示板をhttp://www31.atpages.jpに移せませんか?
> > こちらが鯖落ちた時の避難先実験になると思います

> 関連して、新ww2に入れないんですが、皆さんどうでしょうか。

いや〜、CGIゲーム用「ABCオロチ・サーバー」と、掲示板用「hotcomサーバー」が、
GWで私が休んでる時に運悪く、同時に長期間ダウンしていたみたいで・・・・
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=c21034
まあGW・お盆・正月の時期は、サーバー全体でアクセスが急増するのでダウンが起きやすく、
しかも時期が時期だけに、復旧の方も遅れがちになるのは珍しくなかったのですが、
これだけ長期間で、しかも同時にというのは、サイトを17年近くやってて初めての事ですね。

で、CGIゲームのサブ用で使ってる「@pagesサーバー」の活用に関してですが、
結論から先に言いますと、残念ながら答えは『不可』ですね。
不安定なABCオロチやhotcomからの移転先候補として、@pagesも使い始めたものの、
実際に使ってみると、既存の両サーバー以上に不安定で、データも飛びやすかったんです・・・・
途中でデータが全消失し、「ラグビーW杯2011 予想大会」が中止となったのも、
試験目的で、この@pagesサーバーで行っていたのが原因でした。
その為、「これでは流石に掲示板用として使えない」となり、CGIゲームのサブ用に落ち着いたと。

ただ、そのサブ利用の面でも、以前のサーバー・トラブルでPerl言語が使用不可となってしまい、
「すぐに復旧させます」との事でしたが、もう3年以上も使用不可のまま放置なので、
第2のサブ用サーバーとして、「XREAサーバー」に登録する事となりました。
現在、@pagesで動いてるのは、未だ使用可能なPHP言語でプログラムしたCGIゲームであり、
このPHP言語の特徴として、複雑なプログラムには不向きという側面があるんですよね。
(トップページの動画紹介所を、PerlからPHPに書き換えて復活させるだけでも、一苦労でした)
ですから、@pagesサーバーに移転させる事は、以前検討して不可となった経緯がある上に、
今ではPerl言語が使えないので、ここの掲示板や赤い嵐などは、移しても動かないのが実態です。

ちなみにXREAサーバーに関しては、1年近く前から予想大会で試験利用しており、
どうやらhotcomより安定してそうなので、掲示板用サーバーの移転先として考え中。
と言いますか、前回のダウン復旧時に、hotcomにあるデータの大部分を既に移してあるので、
もし本当に移転させるのであれば、1週の移行期間あれば対応可能だと思います。
一方で、このXREAは、サーバー負荷に対する制限がちょっと厳しいみたいで、
現状の「過去のゲーム倉庫」用くらいならまだしも、本格的にCGIゲーム用として使うのは難しいかも?
それに私の運営方針として、「CGIゲーム用と掲示板用のサーバーは分けたい」という思いがあり、
掲示板用の移転先候補となると、CGIゲーム用の移転先候補としては外れてしまいます。
CGIゲームで荒らしが発生して、掲示板まで含めて全凍結や全削除されるのは、やはり避けたいので。

確かに不安定な事も多いので、ABCオロチ・サーバーに対する不満はありますけど、
でもCGIゲーム用の使用条件を考えると、あそこより好条件のサーバーって、
正直な話、ちょっと他には見当たらないのが実情なんですよね・・・・
逆に言うと、サーバーが不安定なのも、他所のサイトがCGIを暴走させてるからでしょうし。
もちろん、企業向けの有料サーバーとかを利用するなら、上回る条件の所もありますけど、
ぶっちゃけ、個人でやってる無料サイトで、そこまで負担は負いたくないと言うのが本音です(笑)。

P.S.
赤い嵐だけは、長期のサーバー・ダウンに対応してあり、
ダウンしてた日数の半分が、次のターン更新までの日数に加算され、
次のターン更新までは未ログイン削除が猶予される仕様になっています。
あと、これは他のゲームも同様ですが、サーバー・ダウンで何日空いても、
ターン数は1つしか進みませんから、システム面でのゲームへの影響は限定的です。
(もちろん、プレイヤーが興醒めしたり、戻って来なかったりなどの影響は大きいですが)

21009
[21009] 帝国主義戦場版終了返信 削除
2017/4/23 (日) 00:37:55 玉川大納言

赤い嵐帝国主義戦場が終了しましたので、ご報告いたします。


[21029] そして、赤い嵐・WW2内政あり版がスタート返信 削除
2017/4/28 (金) 22:53:32 徳翁導誉

> 赤い嵐帝国主義戦場が終了しましたので、ご報告いたします。
お疲れ様です。
過去戦場へアップしておきました。
http://www.geocities.jp/kako_log16/red_teikoku/teikoku5.html


また、既に初期化済みですけど、次回セッションはこちらとなります。

「赤い嵐:WW2内政あり版」
http://w2.oroti.net/~tokuou/frame/ww2_red_new/ww2.html


[21035] 初心者にお勧めで空いている国返信 削除
2017/4/28 (金) 23:22:59 参加者

エクアドル・アイルランド・アイスランド・ポルトガル
イラク・サラワク・NZ

参加したいけどやり方分からないと思う皆様は、
以上の国に入れば大丈夫だと思います。

21034
[21034] GW中のオススメ展覧会「茶の湯」&サイトお知らせ返信 削除
2017/4/28 (金) 22:58:30 徳翁導誉

▼ 茶道具の国宝名品が上野に集結!!
PCゲーム「信長の野望」や、マンガ「へうげもの」などの影響で、
近年、数寄者以外にも、幅広く親しまれるようになってきた茶道具の世界ですが、
今年のゴールデンウィーク、上野の東京国立博物館に、その名品たちが一堂に会します!!
「特別展 茶の湯」
http://chanoyu2017.jp/highlight.html
特に茶碗に関しては、「稲葉天目」「油滴天目」「喜左衛門井戸」「卯花墻」と、
わずか8点しかない国宝茶碗の中でも、特に優れた4点が集結するという事で、
今回を逃すと、恐らく半世紀くらい、これほど勢揃いする機会は訪れないと思います(笑)。
某大臣には難癖を付けられましたが、金・土曜は夜8時まで開いてますし、結構頑張っているかと?
有名武将由来の一品も多いですし、戦国好きにも是非ともオススメですね!!

三大肩衝の1つ「初花」の展示がGW前までだったので、私は一足先に行ってきましたが、
国宝以外にも、長次郎作の黒楽茶碗「俊寛」や赤楽茶碗「無一物」は素晴らしかったですし、
展示されてる事を知らなかった、伊勢北畠家に伝わる「国司茄子」も印象的でした。
室町から戦国、江戸そして明治へと、茶人趣味の変遷も追えるような展示になっており、
やはり私は織田有楽や細川三斎(忠興)と趣味が合うと再認識。
ただし2人とも、戦国武将としては、全く好きじゃないですがね(苦笑)。
(まあ足利義政とかも、将軍としてはダメでも、文化人としては日本史上で屈指ですし)

逆に、千利休や古田織部なんかは、人物としては結構好きなんですけど、
茶人趣味の面では、利休はストイック過ぎ、織部は作為的過ぎて、
合う所もあるのですが、合わない所も多いという感じでしょうか?
だからこそ、利休の高弟でありながら、創作的で、織部ほど行き過ぎていない
有楽や三斎などが、個人的に合うんでしょうね(茶室でも、私は利休の待庵より、有楽の如庵が好き)。
小堀遠州なども、文化政治家としては賞賛に絶えませんけど、
あの「綺麗さび」の美は、どうも嘘っぽくて、個人的には好みに合わず・・・・
同じ遠州作でも庭園であれば、「無作為の作為」が良い具合に私の趣向に合ってくるものの、
こと茶碗となると、どうも作為性が立ち過ぎる気がして・・・って、結局は個人の好みですが(笑)。

でもまあ、この美は今に続く日本美の価値観の源流みたいなモノであり、
現在も進行形で洗練し続けている為、その端緒が今では粗く見えるだけなのかも?
松平不昧くらいまで行くと、その美は私も普通に好きですしね。
って、不昧は不昧で、文化人としては尊敬するものの、大名としては失格ですが(笑)。
ただ考えてみると、茶の湯の文化も、文化は爛熟したけど、政治はダメダメだった
北宋や南宋の文化が生んだ事を思えば、不昧はまさに原点回帰していたのかも知れません。
それにしても面白いのは、日本独特の美意識である「佗び・寂び」を感じさせる一品が、
朝鮮や東南アジアなどから輸入された日用雑器に、その原点が見出される所ですね。

▼ 寝台列車3代の揃い踏みに遭遇
こちらは話題としては思いっきり脱線なのですが、
茶の湯展に向かう途中、上野駅の1駅前にある尾久駅の車両基地で、たまたま運良く、
「北斗星」「カシオペア」「四季島」と、歴代の寝台特急が揃い踏みする姿を目撃!!
北海道新幹線の開通により引退し、ブルートレインと呼ばれた車体も錆び出していた北斗星。
同じく北海道新幹線の開通により、臨時団体用でのみ生き残った 現役感が漂うカシオペア。
そして、5月1日の運行開始を控え、最終整備が行われていた 新品でピカピカの四季島。
この3本が段違いで綺麗に並んでおり、この貴重な光景に、
鉄道オタクではない私も、思わず心の中で「オォッ」と叫んでしまいました(笑)。

って、上野−札幌間が、北斗星なら3〜4万円、カシオペアなら4〜7万円でしたけど、
替わって新登場する四季島は、3泊4日コースで75万〜95万円らしいので、
私みたいな庶民には、ま〜ったく縁の無い列車ですけども・・・・

▼ 世界盆栽大会 in さいたま
最後に、こちらは茶道具や鉄道より渋い分野かも知れませんが、
今週末、さいたまスーパーアリーナで「世界盆栽大会」が開催中です。
http://world-bonsai-saitama.jp/
4年に1度の世界大会も、実に今回で8回目を迎え、28年ぶりの日本開催となりました。
また5月3〜5日には、同じく さいたま市内の盆栽町で、
こちらは毎年恒例の「盆栽まつり」が行われます。
日頃は入りにくい盆栽園とかも、この期間ばかりは気軽に入れますので、
興味のある方は是非とも・・・って、そんな趣味の人は、やはり居ないかな?(笑)
私も、以前買った山紅葉が綺麗に色付かず、ちょっと諦めモードに入ってますし・・・・
でもまあ、ついでですし、こちらも茶の湯展と一緒に宣伝しておきますね。

▼ GW中のサイト管理に関して
以前も、臨時チャットの方で少し書きましたけど、
GWは個人的に用事があるので、返信等は1週休みで2週間後となります。
ご了承ください。

20854
[20854] 赤い嵐Online(現代版):提案返信 削除
2017/2/22 (水) 22:34:22 トルドー

次回セッション時に更新してほしい点

・スコットランドの削除(結局イギリスから独立しなかったので)

・初期状態で以下の国のアメリカ軍事同盟(NATO)への加盟(現代の再現の正確化の為)
 ポーランド・チェコ・ハンガリー・ルーマニア・ブルガリア・ギリシャ・アルバニア・ラトビア

・イスラム教の宗派を再現(中東は宗派関係で根深い対立があるので)
 現在の設定でのイスラム教をスンナ派ということにし、イランをイスラム教シーア派として別の宗教に設定

・北朝鮮の宗教を儒教に変更(韓国が挑戦統一をなし遂げても南北で宗教が違い足を引っ張られるのはおかしいから)

・マリアナ諸島をパラオとして独立


[20858] Re:赤い嵐Online(現代版):提案返信 削除
2017/2/23 (木) 09:04:40 インドネシア

▼ トルドーさん
> 次回セッション時に更新してほしい点
>
> ・スコットランドの削除(結局イギリスから独立しなかったので)
>
> ・初期状態で以下の国のアメリカ軍事同盟(NATO)への加盟(現代の再現の正確化の為)
>  ポーランド・チェコ・ハンガリー・ルーマニア・ブルガリア・ギリシャ・アルバニア・ラトビア
>
> ・イスラム教の宗派を再現(中東は宗派関係で根深い対立があるので)
>  現在の設定でのイスラム教をスンナ派ということにし、イランをイスラム教シーア派として別の宗教に設定
>
> ・北朝鮮の宗教を儒教に変更(韓国が挑戦統一をなし遂げても南北で宗教が違い足を引っ張られるのはおかしいから)
>
> ・マリアナ諸島をパラオとして独立


個人的には
・中国などの消費国の国内農業値の改善と難民などによる農業値低下の緩和

・できれば。管理人さんがおっしゃった企業をベースにしたシステムの試験的な実施

・できれば。交易を全世界規模でできるようにする。例えば、イギリスからインドネシアまでの貿易は事実上、諦めているので距離上の問題だけでも解決してほしい
→解決法としては商都を二つ指定できるようにするなどの解決策があります。特に領土が大きい国はひとつじゃ厳しいのではないかと思います。ロシア、アメリカなど


[20863] Re2:赤い嵐Online(現代版):提案返信 削除
2017/2/24 (金) 20:56:33 徳翁導誉

> > ・スコットランドの削除(結局イギリスから独立しなかったので)
イギリスの分裂に関しては、今回までの限定的な時事ネタ採用でしたので、
もともと次回より、イギリス国旗復活&スコットランド独立取り消しの予定でした(笑)。

ただ、スコットランドの独立問題を過去形で語るのは、それはちょっと違うかと?
イギリスとEUとの交渉だって、まだ本格始動してないのに、
そこから更に先のあるスコットランドの独立など、そんな早く話は進みませんので。
ただ、あのゲームは「2020年スタート」の設定になってますし、
イギリスがEUを離脱するのは2019年あたりと想定されているので、
スコットランドがEU残留に拘るなら、有り得ないシナリオでも無いんですよね。

> > ・初期状態で以下の国のアメリカ軍事同盟(NATO)への加盟(現代の再現の正確化の為)
> >  ポーランド・チェコ・ハンガリー・ルーマニア・ブルガリア・ギリシャ・アルバニア・ラトビア

このゲーム内における同盟は、対等よりも従属的な関係になっているので、
同盟の初期設定に関しても、駐留軍の有無が基準となっています。

> > ・イスラム教の宗派を再現(中東は宗派関係で根深い対立があるので)
>  現在の設定でのイスラム教をスンナ派ということにし、イランをイスラム教シーア派として別の宗教に設定

確かに近年では宗派間対立が激化し始めているので、そうした事も考えないでは無いのですが、
それでも対立構造が内部から外部へと移れば、やはりイスラム教徒も宗派を超えて団結しますし、
宗派で分けるなら、キリスト教や仏教も同様にすべきでしょうからねえ・・・・

> > ・北朝鮮の宗教を儒教に変更(韓国が挑戦統一をなし遂げても南北で宗教が違い足を引っ張られるのはおかしいから)
日本・中国・台湾・韓国・北朝鮮を、それぞれ別宗教に設定したのは、
仲違いする現在の東アジア情勢を表現する為に、敢えて行っています。
逆にWW2版では、汎アジア主義の運動もあった当時の時代性を表現すべく、
これらの地域の宗教設定は、全て仏教に統一されています。
まあ要するに、ゲーム上の都合が影響している訳ですね(笑)。

ただその一方で、戦前と戦後とでは、
東アジアにおける宗教状況が大きく変わったのも、事実だったりします。
中国や北朝鮮は社会主義国家となった事で、脱宗教化が進みましたし、
一方で韓国ではキリスト教徒が増大し、今では信者が最も多い宗教になってますからねえ。
確かに根幹的な部分では、北でも南でも儒教の影響が未だに大きいとは思いますけど、
でも、この70年間に及ぶ南北の分断は、宗教面で無視できない隔絶を生んでしまったかも?

> > ・マリアナ諸島をパラオとして独立
「近未来版2030」では、アメリカのモンロー政策回帰を表現すべく、
マリアナ諸島に「パラオ」国家を配置しましたけど、
やはり現代版であれば、あの位置に米国領がある方がゲーム的にも良いと思います。


> ・中国などの消費国の国内農業値の改善と難民などによる農業値低下の緩和
あれは今後深刻化するであろう食糧問題を表現しているので・・・・
「ゲームを通して世界を知ろう」というのが、あのゲームのコンセプトである以上、
ゲーム的な事情でそれを緩和しては、本末転倒になってしまいます(苦笑)。
でもまあ、現状のシステムだと、そうした問題が理解し難いとなれば、
元々あったゲーム案に戻して、食肉需要や代替エネルギーの事を表現しても良いかも?
(データ項目が多いと解り難いかと思い、穀物と食肉を食料として後から一括)

> ・できれば。管理人さんがおっしゃった企業をベースにしたシステムの試験的な実施
企業ベースだと、ゲームとしてシステムが大きく変わってしまうので、
「試験的に」というのは、現実的には無理でしょうね。
移行するか? しないか? の二者択一の要件となります。
逆に言うと、そうした事情もあって、ここまで現状のまま来てしまった訳ですね。

> ・できれば。交易を全世界規模でできるようにする。
> 例えば、イギリスからインドネシアまでの貿易は事実上、諦めているので距離上の問題だけでも解決してほしい
> →解決法としては商都を二つ指定できるようにするなどの解決策があります。
> 特に領土が大きい国はひとつじゃ厳しいのではないかと思います。ロシア、アメリカなど

この点に関しては、「中継貿易」という事を、もう少し意識してもらい部分はありつつ、
それを促進させるには、解り易い仕様に変更する必要もあるのかな?と考えていたり・・・・
まあ、この辺を本格的に表現しようとした場合、
物資は国家単位で一括管理ではなく、エリア単位での分割管理に移行させ、
供給視点から需要視点へ変更(統制経済から自由市場へ)させるべきかも知れませんね。
(と言うか、こちらも本来のゲーム案はそんな感じでしたが、こちらもデータ削減で現状の仕様に)


[20872] Re3:赤い嵐Online(現代版):提案返信 削除
2017/2/25 (土) 07:11:52 インドネシア

▼ 徳翁導誉さん
 
> > ・中国などの消費国の国内農業値の改善と難民などによる農業値低下の緩和
> あれは今後深刻化するであろう食糧問題を表現しているので・・・・
> 「ゲームを通して世界を知ろう」というのが、あのゲームのコンセプトである以上、
> ゲーム的な事情でそれを緩和しては、本末転倒になってしまいます(苦笑)。
> でもまあ、現状のシステムだと、そうした問題が理解し難いとなれば、
> 元々あったゲーム案に戻して、食肉需要や代替エネルギーの事を表現しても良いかも?
> (データ項目が多いと解り難いかと思い、穀物と食肉を食料として後から一括)


この辺の事情も私知ってるつもりですよ。赤い嵐が始まったとき私いましたからね!
ただ現状を鑑みると、少しシビアに設定しすぎているのではないかと感じてます。
中国の暴走をもう何度も見てますのでちょっと萎えてきたかなというのが正直な感想ですし、
今回は皆さんがそうだと思うんですよね(特に全体の総意というわけではありません)。
>食肉需要や代替エネルギーの事
これがどんなものか分かりません!

例えば、20ターンくらいになってから管理人さんが手動でランダムで選んだ一部地域の農業の開発上限を爆上げするというのでもいいと思います。

> > ・できれば。管理人さんがおっしゃった企業をベースにしたシステムの試験的な実施
> 企業ベースだと、ゲームとしてシステムが大きく変わってしまうので、
> 「試験的に」というのは、現実的には無理でしょうね。
> 移行するか? しないか? の二者択一の要件となります。
> 逆に言うと、そうした事情もあって、ここまで現状のまま来てしまった訳ですね。


ではこれは無しということで・・・・。

> > ・できれば。交易を全世界規模でできるようにする。
> > 例えば、イギリスからインドネシアまでの貿易は事実上、諦めているので距離上の問題だけでも解決してほしい
> > →解決法としては商都を二つ指定できるようにするなどの解決策があります。
> > 特に領土が大きい国はひとつじゃ厳しいのではないかと思います。ロシア、アメリカなど

> この点に関しては、「中継貿易」という事を、もう少し意識してもらい部分はありつつ、
> それを促進させるには、解り易い仕様に変更する必要もあるのかな?と考えていたり・・・・


中継貿易を考えたことはあるんですが、それをやろうとすると保険をかけないと成立しないだろうと思うんです。
そうすると物資を大量に持っておくなどの方法があると思うんですが中継貿易が出来るような位置にある国はそんなに財力がないんですよね。
シンガポールやスリランカなどが位置的には最適ですが、大量の物資を保持出来ないんです。
大国に支援してもらうにしても中継貿易は利益にはなりませんからね。

> まあ、この辺を本格的に表現しようとした場合、
> 物資は国家単位で一括管理ではなく、エリア単位での分割管理に移行させ、
> 供給視点から需要視点へ変更(統制経済から自由市場へ)させるべきかも知れませんね。
> (と言うか、こちらも本来のゲーム案はそんな感じでしたが、こちらもデータ削減で現状の仕様に)

これも想像できてません!


[20892] 食糧問題&市場原理に関して返信 削除
2017/3/2 (木) 23:52:59 徳翁導誉

> > > ・中国などの消費国の国内農業値の改善と難民などによる農業値低下の緩和
> > あれは今後深刻化するであろう食糧問題を表現しているので・・・・
> > 「ゲームを通して世界を知ろう」というのが、あのゲームのコンセプトである以上、
> > ゲーム的な事情でそれを緩和しては、本末転倒になってしまいます(苦笑)。
> > でもまあ、現状のシステムだと、そうした問題が理解し難いとなれば、
> > 元々あったゲーム案に戻して、食肉需要や代替エネルギーの事を表現しても良いかも?
> > (データ項目が多いと解り難いかと思い、穀物と食肉を食料として後から一括)

> この辺の事情も私知ってるつもりですよ。赤い嵐が始まったとき私いましたからね!
> ただ現状を鑑みると、少しシビアに設定しすぎているのではないかと感じてます。
> 中国の暴走をもう何度も見てますのでちょっと萎えてきたかなというのが正直な感想ですし、
> 今回は皆さんがそうだと思うんですよね(特に全体の総意というわけではありません)。
> > 食肉需要や代替エネルギーの事
> これがどんなものか分かりません!

「食糧問題」と言うと、「人口増加で食料が足りなくなる」みたいなイメージを持たれがちですが、
実はそうした単純なこと以上に、グローバルな社会における消費システムの話なんですよね。

例えば1kgの食肉を得ようとした場合、その飼育の為に消費される穀物は、
鶏肉なら4kg・豚肉なら7kg・牛肉なら11kgくらいだと言われています。
要するに、鶏であれ豚であれ牛であれ、人間が肉を食べるという行為は、
人間がそのまま穀物を食べるよりも、ずっと多くの穀物を消費している訳です。
そして農家としても、貧困層に食糧として穀物を提供するより、
富裕層の食肉用に穀物を提供する方が儲かるとなれば、当然そちらに作物を売却します。
あくまで理論上だけの話ですけど、アメリカ人が牛肉消費量を2割減らして、
その分の穀物が飢えた人たちに渡れば、地球上から餓死者は居なくなるなんて試算もありますが、
「餓死者を減らす為に、自分たちは肉食を少し我慢しよう」とは、現実的にはなりません。

そして更に穀物の争奪戦は、人間の食糧と、食肉用の飼料だけでなく、
「バイオ燃料」の原料という競争相手も出てきましたからねえ・・・・
石油というのは、地球が長い年月をかけて、太古の植物を燃料に変えたモノですから、
その工程を人の手で行えば、コストは掛かりますけど、畑から燃料を収穫する事も可能なんです。
現状では、原油価格の変動に応じて、一進一退を繰り返しているバイオ燃料ですが、
それでも長い目で見れば、普及の方向に進んでいるとは思います(核融合でも出来れば別ですけど)。
安定供給が可能なのは強みですし、何だかんだで少しずつ設備投資も進んでますので、
石油市場を脅かす程までは行かなくても、食糧問題に影響を与えるくらいの存在にはなろうかと?

で、現在問題となりつつあるのが、アジアの経済発展に伴う食肉消費量の急増なんですよね。
もちろん、その代表格は中国なのですが、東南アジアや南アジアでもその傾向は見られます。
まあインドに関しては、ヒンズー教の影響もあるので、牛肉消費の増加は限定的ですが、
それでも全世界の人口の半数を抱えるアジア東部(東・東南・南)で、
今まではあまり無かった食肉需要が膨張しており、世界の穀物流通も変わって来つつあります。

しかし、これが赤い嵐のゲーム上の話になると、
元々が第二次大戦時の世界観を表した「WW2オンライン」から始まっているので、
国家主導で供給を行う基本システムのままでは、今の世界のような「市場原理」が働き難くく、
世界各地で食糧を買い漁ってる「リアルな中国」の現状と苦労を、上手く表現できて無いんですよね。
そして結局、輸入は現実社会よりも難しいけれど、消費の急増は再現されているので、
プレイヤーがうまく立ち回らないと、どうしても手詰まりになるケースが増えると・・・・
ただ、だからと言って、生産量そのものを安易に増やしてしまっては、本題から外れてしまいますし、
やはり行うのであれば、システムの方を、リアルからゲームへと投影するのが理想だと思います。
具体的には、供給中心から需要中心への変更(関税次第で供給重視も可)したり、
更に進めるのであれば、国家プレーから企業プレーへの変更をしたりでしょうね。
特に企業プレーであれば、中国は「暴走の危険を孕む国家」から「超巨大な市場」に変わりますので。

> > > ・できれば。交易を全世界規模でできるようにする。
> > > 例えば、イギリスからインドネシアまでの貿易は事実上、諦めているので距離上の問題だけでも解決してほしい
> > > →解決法としては商都を二つ指定できるようにするなどの解決策があります。
> > > 特に領土が大きい国はひとつじゃ厳しいのではないかと思います。ロシア、アメリカなど

> > この点に関しては、「中継貿易」という事を、もう少し意識してもらい部分はありつつ、
> > それを促進させるには、解り易い仕様に変更する必要もあるのかな?と考えていたり・・・・
> > まあ、この辺を本格的に表現しようとした場合、
> > 物資は国家単位で一括管理ではなく、エリア単位での分割管理に移行させ、
> > 供給視点から需要視点へ変更(統制経済から自由市場へ)させるべきかも知れませんね。
> > (と言うか、こちらも本来のゲーム案はそんな感じでしたが、こちらもデータ削減で現状の仕様に)

> これも想像できてません!

まず最初に、物資を「国家単位の一括管理」から「エリア単位の分割管理」へと言うのは、
例えば食糧であれば、現状のシステムだとアメリカ国民は、
ロサンゼルス市民やシカゴ市民も、首都ワシントンに貯蓄された食糧を消費するイメージですが、
これを変更して、ロサンゼルス市民はロサンゼルスに貯蓄された食糧を消費するイメージですね。
(完全にエリア管理だとプレイヤー負担が多くなるので、隣接都市からの補給もアリ)
そして現状だと、貿易をするには商都ニューヨークに食糧を輸送しなければなりませんが、
管理をエリア単位にする事で、各都市から各都市へ輸送を行う事が出来るようになると。
つまり、東京からロサンゼルスに食糧を送るのであれば、太平洋を渡るだけで良いですし、
これなら本国から遠く離れた飛び地なども、貿易中継地としての有効度も上がる訳です。

続いて、「供給視点から需要視点へ」というのは、
例えば現状だと、中国国民が消費する物資は、中国国家の貯蓄物資からのみ消費されますが、
ここへ更に、中国国内の「日本の貯蓄物資」や「アメリカの貯蓄物資」なども加えます。
上述のエリア管理であれば、各都市ごとに各国の物資倉庫があるイメージでしょうか?
(初期にあった「各都市の特権国」設定というのは、実はこの雛形に近い感じのモノでした)
そして中国国民は、物資の値段や品質に応じて、需要分に相当する物資を消費すると。
まあ簡単に言えば、国産品や各国から輸入品の概念が出来る訳ですね。
なので、現状では消費された物資量に応じて、その国に収益が入るようなシステムですが、
このシステムですと当然ながら、物資が売れた量に応じて、各国に収益が分配されます。
こちらも簡単に言い換えれば、貿易赤字や貿易黒字みたいな感じです。
こうする事で、人件費・輸送費・関税費などを、よりリアルに体現できるようになると思います。

また、解り易さ重視で纏めてしまった物資項目の復活(再分割)ですが、
例えば現状ですと、石油は油田から産出させれば、そのまま燃料として使える仕様ですけど、
原案では、産出した原油を「精製」しなければ、燃料としては使えない仕様でした。
こうして段階が1つ増えると、産油国でも先進度の低い途上国であれば、
精製コンビナートの建設を先進国に頼んだり、原油を他国へ輸出したりとなります。
もちろん手間は増えるのですが、経済ゲームとしては、こちらの方が面白いかも?
前述の食糧に関しても、現状の「食料」から、穀物と食肉に再分割させれば、
食肉を生産するのに穀物を消費しますし、穀物から燃料を生産する事もできるので、
従来どおり、食べるための穀物輸出だけでなく、穀物を食肉や燃料に変換する事も可能と。
現状は一纏めになってる「製品」も、例えばそこから「衣服」を分離させ、
「綿花→生地→衣服」という工程を表現すれば、諸条件に応じた各国の得意分野も分かれると。

でもまあ、これをいきなり現代版でやると、要素も多過ぎて理解し難いでしょうから、
まずは大航海時代や帝国主義時代などで、物資を絞った方が解り易いかも?とは考えています。
例えばこれなら、欧州からアフリカへ武器を輸出して部族間の戦争を激化させ、
そこで生じた戦争捕虜を奴隷としてアメリカ新大陸に輸出して強制労働に従事させ、
新大陸で生産された農作物を欧州へ輸出するという、「大西洋三角貿易」も表現できますし、
植民地インドで綿花を大量生産して、それを産業革命の起きたイギリス本国で加工し、
その海軍力によって市場を開拓すると共に、商品を世界で売り捌き、
貿易赤字になればアヘンを輸出という、「大英帝国プレー」も可能になります(笑)。
それに近世や近代が舞台であれば、いま現在ほど商工業が複雑化してませんので、
かなりシンプルに、こうした世界観を表現できそうですからねえ。

ちなみに、これらの時代で企業プレーを行う場合には、
各プレイヤーは「東インド会社」のオーナーになるようなイメージでしょうか?
所属する国の王から特許状を得る事で、その国の植民地を開発したり、
時には武力を用いて所属国の植民地を広げたり、遠方で新たな市場を開拓したり、
同国所属の会社と権力争いをしたり、他国の商船を襲ったり、辺境国の内戦に介入したり。
・・・って、大航海時代と帝国主義時代の間に存在する
こうした時代には、世界史的に何か適当な名称があるんですかねえ?
一応、PC内ファイルの戦場名では「英蘭戦争」と仮称してありますが・・・・


[20900] Re:食糧問題&市場原理に関して返信 削除
2017/3/3 (金) 21:24:00 アーダルベルト

▼ 徳翁導誉さん

> で、現在問題となりつつあるのが、アジアの経済発展に伴う食肉消費量の急増なんですよね。
> もちろん、その代表格は中国なのですが、東南アジアや南アジアでもその傾向は見られます。
> まあインドに関しては、ヒンズー教の影響もあるので、牛肉消費の増加は限定的ですが、
> それでも全世界の人口の半数を抱えるアジア東部(東・東南・南)で、
> 今まではあまり無かった食肉需要が膨張しており、世界の穀物流通も変わって来つつあります。
>
> しかし、これが赤い嵐のゲーム上の話になると、
> 元々が第二次大戦時の世界観を表した「WW2オンライン」から始まっているので、
> 国家主導で供給を行う基本システムのままでは、今の世界のような「市場原理」が働き難くく、
> 世界各地で食糧を買い漁ってる「リアルな中国」の現状と苦労を、上手く表現できて無いんですよね。
> そして結局、輸入は現実社会よりも難しいけれど、消費の急増は再現されているので、
> プレイヤーがうまく立ち回らないと、どうしても手詰まりになるケースが増えると・・・・
> ただ、だからと言って、生産量そのものを安易に増やしてしまっては、本題から外れてしまいますし、
> やはり行うのであれば、システムの方を、リアルからゲームへと投影するのが理想だと思います。
> 具体的には、供給中心から需要中心への変更(関税次第で供給重視も可)したり、
> 更に進めるのであれば、国家プレーから企業プレーへの変更をしたりでしょうね。
> 特に企業プレーであれば、中国は「暴走の危険を孕む国家」から「超巨大な市場」に変わりますので。



> まず最初に、物資を「国家単位の一括管理」から「エリア単位の分割管理」へと言うのは、
> 例えば食糧であれば、現状のシステムだとアメリカ国民は、
> ロサンゼルス市民やシカゴ市民も、首都ワシントンに貯蓄された食糧を消費するイメージですが、
> これを変更して、ロサンゼルス市民はロサンゼルスに貯蓄された食糧を消費するイメージですね。
> (完全にエリア管理だとプレイヤー負担が多くなるので、隣接都市からの補給もアリ)
> そして現状だと、貿易をするには商都ニューヨークに食糧を輸送しなければなりませんが、
> 管理をエリア単位にする事で、各都市から各都市へ輸送を行う事が出来るようになると。
> つまり、東京からロサンゼルスに食糧を送るのであれば、太平洋を渡るだけで良いですし、
> これなら本国から遠く離れた飛び地なども、貿易中継地としての有効度も上がる訳です。
>
> 続いて、「供給視点から需要視点へ」というのは、
> 例えば現状だと、中国国民が消費する物資は、中国国家の貯蓄物資からのみ消費されますが、
> ここへ更に、中国国内の「日本の貯蓄物資」や「アメリカの貯蓄物資」なども加えます。
> 上述のエリア管理であれば、各都市ごとに各国の物資倉庫があるイメージでしょうか?
> (初期にあった「各都市の特権国」設定というのは、実はこの雛形に近い感じのモノでした)
> そして中国国民は、物資の値段や品質に応じて、需要分に相当する物資を消費すると。
> まあ簡単に言えば、国産品や各国から輸入品の概念が出来る訳ですね。
> なので、現状では消費された物資量に応じて、その国に収益が入るようなシステムですが、
> このシステムですと当然ながら、物資が売れた量に応じて、各国に収益が分配されます。
> こちらも簡単に言い換えれば、貿易赤字や貿易黒字みたいな感じです。
> こうする事で、人件費・輸送費・関税費などを、よりリアルに体現できるようになると思います。
>
> また、解り易さ重視で纏めてしまった物資項目の復活(再分割)ですが、
> 例えば現状ですと、石油は油田から産出させれば、そのまま燃料として使える仕様ですけど、
> 原案では、産出した原油を「精製」しなければ、燃料としては使えない仕様でした。
> こうして段階が1つ増えると、産油国でも先進度の低い途上国であれば、
> 精製コンビナートの建設を先進国に頼んだり、原油を他国へ輸出したりとなります。
> もちろん手間は増えるのですが、経済ゲームとしては、こちらの方が面白いかも?
> 前述の食糧に関しても、現状の「食料」から、穀物と食肉に再分割させれば、
> 食肉を生産するのに穀物を消費しますし、穀物から燃料を生産する事もできるので、
> 従来どおり、食べるための穀物輸出だけでなく、穀物を食肉や燃料に変換する事も可能と。
> 現状は一纏めになってる「製品」も、例えばそこから「衣服」を分離させ、
> 「綿花→生地→衣服」という工程を表現すれば、諸条件に応じた各国の得意分野も分かれると。
>
> でもまあ、これをいきなり現代版でやると、要素も多過ぎて理解し難いでしょうから、
> まずは大航海時代や帝国主義時代などで、物資を絞った方が解り易いかも?とは考えています。
> 例えばこれなら、欧州からアフリカへ武器を輸出して部族間の戦争を激化させ、
> そこで生じた戦争捕虜を奴隷としてアメリカ新大陸に輸出して強制労働に従事させ、
> 新大陸で生産された農作物を欧州へ輸出するという、「大西洋三角貿易」も表現できますし、
> 植民地インドで綿花を大量生産して、それを産業革命の起きたイギリス本国で加工し、
> その海軍力によって市場を開拓すると共に、商品を世界で売り捌き、
> 貿易赤字になればアヘンを輸出という、「大英帝国プレー」も可能になります(笑)。
> それに近世や近代が舞台であれば、いま現在ほど商工業が複雑化してませんので、
> かなりシンプルに、こうした世界観を表現できそうですからねえ。


横槍して申し訳ないですが、1プレイヤーの個人的な意見としては結構面白そうだなと思いました。
軍事を主眼とした世界史ゲームは多いですが、グローバル経済を再現したゲームはあまりしたことがないので……
パラドゲーのVictoriaとかは結構近い感じかもしれませんが。

とくに赤い嵐の現代版みたいな内政重視な場所だと、戦争できなくてプレイヤーが燻ってる印象を個人的には抱くので、
経済面を掘り下げるのは個人的には賛成です。

ただの勢力拡大の戦争だけしか出来なかったのが、市場獲得や貿易のために戦争を起こすようになると
滅亡することは減るのでプレイヤーのモチベーションもさがりにくそうですし。


> ちなみに、これらの時代で企業プレーを行う場合には、
> 各プレイヤーは「東インド会社」のオーナーになるようなイメージでしょうか?
> 所属する国の王から特許状を得る事で、その国の植民地を開発したり、
> 時には武力を用いて所属国の植民地を広げたり、遠方で新たな市場を開拓したり、
> 同国所属の会社と権力争いをしたり、他国の商船を襲ったり、辺境国の内戦に介入したり。
> ・・・って、大航海時代と帝国主義時代の間に存在する
> こうした時代には、世界史的に何か適当な名称があるんですかねえ?
> 一応、PC内ファイルの戦場名では「英蘭戦争」と仮称してありますが・・・・


ウォーラーステインの近代世界システムでいうと長い十六世紀ってやつですかね?
ピシッとした名前じゃないですが。


[20911] Re:食糧問題&市場原理に関して返信 削除
2017/3/6 (月) 22:32:07 物秦

> こうした時代には、世界史的に何か適当な名称があるんですかねえ?
> 一応、PC内ファイルの戦場名では「英蘭戦争」と仮称してありますが・・・・

大航海時代と帝国主義時代のはざまだと
第二次100年戦争の期間に当てはまりますね
英蘭戦争より字面が良かったり


[20924] 赤い嵐の経済要素&ゲーム話あれこれ返信 削除
2017/3/9 (木) 22:11:54 徳翁導誉

> > > しかし、これが赤い嵐のゲーム上の話になると、
> > > 元々が第二次大戦時の世界観を表した「WW2オンライン」から始まっているので、
> > > 国家主導で供給を行う基本システムのままでは、今の世界のような「市場原理」が働き難くく、
> > > 世界各地で食糧を買い漁ってる「リアルな中国」の現状と苦労を、上手く表現できて無いんですよね。
> > > そして結局、輸入は現実社会よりも難しいけれど、消費の急増は再現されているので、
> > > プレイヤーがうまく立ち回らないと、どうしても手詰まりになるケースが増えると・・・・
> > > ただ、だからと言って、生産量そのものを安易に増やしてしまっては、本題から外れてしまいますし、
> > > やはり行うのであれば、システムの方を、リアルからゲームへと投影するのが理想だと思います。
> > > 具体的には、供給中心から需要中心への変更(関税次第で供給重視も可)したり、
> > > 更に進めるのであれば、国家プレーから企業プレーへの変更をしたりでしょうね。
> > > 特に企業プレーであれば、中国は「暴走の危険を孕む国家」から「超巨大な市場」に変わりますので。

> > 横槍して申し訳ないですが、1プレイヤーの個人的な意見としては結構面白そうだなと思いました。
> > 軍事を主眼とした世界史ゲームは多いですが、
> > グローバル経済を再現したゲームはあまりしたことがないので……
> > パラドゲーのVictoriaとかは結構近い感じかもしれませんが。
> > とくに赤い嵐の現代版みたいな内政重視な場所だと、
> > 戦争できなくてプレイヤーが燻ってる印象を個人的には抱くので、
> > 経済面を掘り下げるのは個人的には賛成です。
> > ただの勢力拡大の戦争だけしか出来なかったのが、市場獲得や貿易のために戦争を起こすようになると
> > 滅亡することは減るのでプレイヤーのモチベーションもさがりにくそうですし。

それこそ、冷戦終結後のリアルな現代世界は、戦争などより専ら経済ですし、
そもそも近代世界の、門戸開放だのブッロック経済だのと言った政策も、
軍事力を背景に行ってはいるものの、中身自体は経済そのものですからねえ。
まあ、軍事面や地政学に関しては、内政ナシのポイント制の方でも表現できますので、
内政アリの方はシンプル路線を捨てて、もっと込み入ったシステムにしても良いかも?とは考えています。
ただ、あれもこれもと、いろいろ詰め込み過ぎても、今度はプレイヤー側が付いて来れない危険性があり、
この辺の折り合いが上手く付かないので、結局は長らく、現状維持が続いちゃってるんですよね・・・・

> > > ちなみに、これらの時代で企業プレーを行う場合には、
> > > 各プレイヤーは「東インド会社」のオーナーになるようなイメージでしょうか?
> > > ・・・って、大航海時代と帝国主義時代の間に存在する
> > > こうした時代には、世界史的に何か適当な名称があるんですかねえ?
> > > 一応、PC内ファイルの戦場名では「英蘭戦争」と仮称してありますが・・・・

> > ウォーラーステインの近代世界システムでいうと長い十六世紀ってやつですかね?
> > ピシッとした名前じゃないですが。

「長い16世紀」よりは、その後にやってきた「17世紀の危機」の時代ですかねえ?
大航海時代によってヨーロッパ世界にもたらされた16世紀の繁栄が、
17世紀に入ると、経済低迷と天候不順による社会的混乱によって衰退するも、
その事が経済や社会などに劇的な変化を招き、それが世界へと波及して帝国主義に至るので。
そう考えると「重商主義」あたりが、大航海時代と帝国主義の間にピッタリ収まる単語なのかも?

まあ、扱う時代に関係なく、同じシンプルなシステムで通すのも、ゲームを遊ぶ上で良いですけど、
こうして各世紀ごとに異なる時代性の違いとかを、それぞれシステムを変えて表現するのも、
プレイヤーは大変かも知れませんが、それはそれで面白い試みかも知れませんね(笑)。
「大航海時代→重商主義時代→帝国主義時代→世界大戦期→冷戦期→現代グローバル時代」って感じで。

ただ個人的な趣味を言うと、大航海時代より前の「中世」や「古代」の方が好きだったりするので、
世界マップだけでなく、ユーラシア限定版とかも、理想を言えばやってみたい所なんですがね。
ユーラシア限定のマップなら、もっとエリア分けも細かく出来るでしょうし、
私が大好きな騎馬民族の遊牧国家を活躍させるなら、そちらの時代の方が合っていると(笑)。
妄想全快に言えば、全時代&全大陸に対応する「蒼き狼4」みたいなゲームが理想なんですよね!!
いや本当、「三国志ツクールじゃなくて、蒼き狼ツクールを作って」と思いますもん、光栄には。

> 大航海時代と帝国主義時代のはざまだと
> 第二次100年戦争の期間に当てはまりますね
> 英蘭戦争より字面が良かったり

う〜ん、単に時代を表す単語としてなら、「第2次英仏百年戦争」も悪く無いとは思いますけど、
これだと継承戦争から市民革命まで、様々な要素を含み過ぎてて、
時代を端的に表現するイメージ性の部分としては、逆に、ぼやけてしまう面もありますよね・・・・
それに、そもそも戦場名としても、最大の戦いだった「七年戦争」を既に使ってますし、
ゲームで扱われる期間も、数年から数十年(1ターンが月単位や年単位)なので、
百年戦争となると、その部分でも合わなくなってしまいますので。

でも考え様によっては、1ターンを5年とか10年の単位にして、
時代全体をプレーするゲームが有っても良いとは思います。
またはいっその事、不如帰オンラインみたいに現実の大陸を舞台としつつも、
登場するのは、各プレイヤーが作る架空の王朝や国家という事にして、
ゲームで扱う期間も紀元前から現代までとし、ターンが進む事ごとに技術革新も進むようにすれば、
「シヴィライゼーション」みたいな感じに、独自の歴史を築けて意外と面白いかも知れません。
これなら、途中参加するプレイヤーも、ゲーム内の国家を引き継ぐのではなく、
新国家として登場する事になるので、いきなり超大国が暴走みたい件も発生しませんし、
架空史だからこそ、時代性と国家の栄枯盛衰を体験できて、逆に歴史の理解を深める事に繋がるかも?


[20985] Re:赤い嵐での核大量発射による環境への影響返信 削除
2017/3/31 (金) 08:04:44 えいえいえい

題名の通りです。
環境への影響をいれないとアメリカの核一人撃ちで終わる可能性もあります。
その場合アメリカは本国に何もダメージを受けずに優勝できます。(環境の変化による不作など)
これはちょっと変じゃないかなと思って投稿させていただきました。


[20988] Re2:赤い嵐での核大量発射による環境への影響返信 削除
2017/4/1 (土) 09:08:37 七氏

ログみれば分かりますがアメリカが先制で世界中に核攻撃した例より
ロシアや中国が暴れた事例の方が多いかと。
その反撃で打ち込んだのは勿論ありますが結局のところ
金持ち喧嘩せずで初手から有利なアメリカは核打ち込んでまで周辺の状況変える必要がないのですよ。



[20989] Re3:赤い嵐での核大量発射による環境への影響返信 削除
2017/4/1 (土) 09:44:54 えいえいえい

▼ 七氏さん
> ログみれば分かりますがアメリカが先制で世界中に核攻撃した例より
> ロシアや中国が暴れた事例の方が多いかと。
> その反撃で打ち込んだのは勿論ありますが結局のところ
> 金持ち喧嘩せずで初手から有利なアメリカは核打ち込んでまで周辺の状況変える必要がないのですよ。
>

そうですか。ありがとうございます。


[20992] 再掲:原爆と原発事故の違い返信 削除
2017/4/7 (金) 19:11:41 徳翁導誉

> 環境への影響をいれないとアメリカの核一人撃ちで終わる可能性もあります。
> その場合アメリカは本国に何もダメージを受けずに優勝できます。(環境の変化による不作など)
> これはちょっと変じゃないかなと思って投稿させていただきました。

提案自体はゲーム的な事情によるモノかも知れませんが、
一応、以前行った「原爆と原発事故の違い」の説明を貼っておきますね。
ちなみに結論だけ言っておきますと、核攻撃による放射能汚染は、
ゲームに反映させるほど重篤ではない為、物理的損害のみに留まっていると。

▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 以下、該当部分をコピペ ▲▼▲▼▲▼▲▼▲
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s17132#17132
> > > 農地と石油は核戦争おきても上限に変化はないんですね。
> > > ある意味核に強いといえますね…
> > > 正直農地の汚染が恐ろしいことになっていると思う…
> > > ゲームだから反映されてないのが救い。

> > 普通に考えたら農地の汚染とかが恐ろしいことになってそうですが…。
> > 北米だけFallout3の世界ですし。
> > まあ海流や風に乗ってヨーロッパあたりまで放射性物質飛んでそうですけど。

> まぁ600位は打ち込んでますから本来人の住めない暗黒大陸とか言われるような土地になってるでしょうね。
> まぁ、食べて死ぬか食べずに死ぬか選べるだけマシだと思って以下略

私の専門が物理とは言え、この辺の分野は門外漢なので、
決して正しいとは言い切れませんが、一応説明しておきますと、
核兵器による放射能汚染の被害というのは、原発事故によるそれよりもずっと軽微になります。
それは、広島・長崎の状況と、福島の状況を比べれば分かりやすいかも知れませんね。

そもそも核兵器と原発とでは、使用する核燃料物質の量が大きく異なります。
例えば広島に落とされた原爆ですと、搭載されたウラン235の量は見解は分かれますが(25kgとも)、
実際に核分裂反応を起こしたのは、その威力から「800g」と推定されています。
(残りのウランや放射性物質の多くは、爆風で成層圏まで飛ばされ世界中に拡散して希薄化)
一方で、今回事故を起こした福島第一原発の1〜4号機には、
稼働中だった核燃料が約250t(4号機は停止中でした)、
貯蔵プールに置かれていたのが約500tなので、合わせれば750tですか。
東電によると濃縮度は約3.7%らしいので、稼働中のモノに限定しても単純計算で「9.25t」ですか。
厳密に言えば、3号機はMOX燃料(ウランとプルトニウムを混合)も使ってますが、
まあそこまで言うと話が面倒になるので、その辺の細かい部分は度外視するとして、
単位を揃えると、広島の原爆が「0.8kg」で、事故を起こした福島の原発が「9250kg」です。
ハッキリ言って、もう別次元と言って良いほど、量に違いがありますよね?
もちろん、今回の原発事故で放出された放射性物質は、全体から見ればほんの一部ですが、
それでもセシウム137の放出量で見ると、政府発表によれば福島は広島の168倍だったそうです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2011082502000106.html
極端な話、広島型の原発を168発落として、ようやく今回の規模の農業被害となると・・・・

あと、原爆は核分裂反応が瞬間的に起きて爆発して終わりますが、
原発の核燃料はプスプスと燃え続けるので、それを抑え込めないと長期化や重篤化したりします。
原爆は、放出される莫大な熱量・爆風・放射線や、拡散される放射性物質の半減期の短さなどから、
爆発時やその後数日は、即座に命を脅かす程に危険ですが、それを過ぎれば急激に危険度は低下します。
ですので核シェルターは、退避日数が1〜2週間を目途に設計されてるモノが多いはずです。
(そうは言っても、2週間後の環境で、後々の癌発生率が上昇する危険性は排除できませんけども)
ちなみに、同じ原発事故でも、チェルノブイリと福島とを比べてみた場合、
チェルノブイリのウラン235は「3600kg」で、福島の「9250kg」よりも少ないのですが、
漏れ出した程度で済んだ福島と違い、チェルノブイリは爆発して大気中に大量放出した為、
放射能汚染は福島の事故よりも、ずっと重篤な被害をもたらしました。
福島も水素爆発は起こしましたが、より強力な水蒸気爆発は起こさずに済みましたからね。
・・・って、以前、この原爆と原発事故による放射線被害の違いを説明した時には、
3・11の起きるずっと前で、広島とチェルノブイリの比較を書いたように記憶してますが、
まさかここに、日本の「福島」の名前を加わえなくてはならない日が来ようとは・・・・(泣)


▼▲▼▲▼▲▼▲▼ 3・11前の説明も、ついでにコピペ ▲▼▲▼▲▼▲▼▲
http://tokuou.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/kjb/kjbn.cgi?tree=s13053#13053
> 現代版の核兵器は使用された地域への
> 使用後の放射能の影響と言うのは適用されているのですか?

ゲーム的には、その後の影響は全く無いですね。
実際、終戦時には「50年は草木も生えない」と言われた広島も、
わずか数年で、戦前の賑わいを取り戻していますし。
チェルノブイリなどを見て、「核兵器ならもっと…」と考える方も居ますが、
そもそも原発と原爆では、その性質が違いますからねえ。

原発の場合、原爆の数十倍から数百倍と言う核物質を用いる上、
爆弾では無い為、事故が起きればその場に核物質が多くが留まり、
更には発電の過程で、半減期の長い放射性物質を大量に生成するので、
「被曝」という面だけなら、原発事故の方がその地に長期的な影響を及ぼします。
一方で核兵器は、瞬時に大量の人間を殺害しますが、
まず何より怖いのが、核爆発によって生じる熱線と爆風であって、
確かに、一次放射線による被害も大きいのですが、
大量に被曝すると、早ければ即時に、遅くても半年以内には死亡してしまいます。
(ゲーム的には1年1ターンなので、それらは全て即死扱い)
また、生成される放射背物質も、半減期が短いモノが多いですから、
爆発後の二次放射線は、2日で100分の1、2週間で1000分の1になると言われており、
そもそも使う核物質が少なく、爆風で拡散され、爆発後の黒い雨で洗い流されるので、
「被曝」という面では、その地に大きな影響を長く及ぼし続けるモノではありません。
もちろん、原爆症で苦しむ人は多く出ますし、ガンの発生率も高くなりますが、
それによって、街の復興が大きく妨げられる事は無いですからねえ。
書いていてあまり気分の良い話ではありませんが、まあ一応事実なので。


[21022] Re:赤い嵐の経済要素&ゲーム話あれこれ返信 削除
2017/4/26 (水) 22:27:55 アータルベルト

今更な話題かもしれませんが、最近岩波文庫の元朝秘史を読み初めてこのスレッドを思い出したので返信してみました。

▼ 徳翁導誉さん
> それこそ、冷戦終結後のリアルな現代世界は、戦争などより専ら経済ですし、
> そもそも近代世界の、門戸開放だのブッロック経済だのと言った政策も、
> 軍事力を背景に行ってはいるものの、中身自体は経済そのものですからねえ。
> まあ、軍事面や地政学に関しては、内政ナシのポイント制の方でも表現できますので、
> 内政アリの方はシンプル路線を捨てて、もっと込み入ったシステムにしても良いかも?とは考えています。
> ただ、あれもこれもと、いろいろ詰め込み過ぎても、今度はプレイヤー側が付いて来れない危険性があり、
> この辺の折り合いが上手く付かないので、結局は長らく、現状維持が続いちゃってるんですよね・・・・
>


自分語りになりますが私は6〜7年前までこのサイトのGCIゲームをプレイしていて、最近戻ってきたタチなのですが(当時はハンドルネームは名乗ってませんでしたが)
その頃と赤い嵐のシステム自体はほとんど変わっていないようですね。バランスは変わったり戦場が増えたりはしていますが。
様々な時代に対応可能なシステムとして完成されている面はあるものの、内政版はもう少し要素を増やしても面白いのかも、と個人的には思っています。
勿論これだけシステムが変わらず来ているのですから、おっしゃる通り今更変更するのは骨が折れることですよね……(笑)


> ただ個人的な趣味を言うと、大航海時代より前の「中世」や「古代」の方が好きだったりするので、
> 世界マップだけでなく、ユーラシア限定版とかも、理想を言えばやってみたい所なんですがね。
> ユーラシア限定のマップなら、もっとエリア分けも細かく出来るでしょうし、
> 私が大好きな騎馬民族の遊牧国家を活躍させるなら、そちらの時代の方が合っていると(笑)。
> 妄想全快に言えば、全時代&全大陸に対応する「蒼き狼4」みたいなゲームが理想なんですよね!!
> いや本当、「三国志ツクールじゃなくて、蒼き狼ツクールを作って」と思いますもん、光栄には。
>


蒼き狼4は名作ですよね。今プレイしても全然プレイできますもん。
さすがに国家数の少なさとAIの弱さが気になってしまうところではありますが。

徳翁導誉さんもシナリオを公開しておられる「戦国史」というゲームの中の在野シナリオに
有志作成の蒼き狼シナリオがあるのですが、それにも私はハマりました。
徳翁導誉さんがどのバージョンの戦国史まで知っておられるかは私はわかりませんが、
戦国史SEバージョンで使える機能を用いて描写された3d地形のユーラシアマップと、
文化圏ごとの雰囲気を良い感じに醸し出してる城アイコンのコンビネーションや、
割りと高度な処理が自作できるイベントのおかげで、蒼き狼シナリオはワクワクさせるものになってました。
(もっとも戦国史本体の更新は6年前に止まってますが……)

そのうちプレイするだけでは飽き足りなくなって、バランス調整をしたり、
南北インドや北イランのマーザンダラーン、アルメニアやアゼルバイジャンの国家や武将のデータを補ったり、
サラディン死亡後のアイユーブ朝分裂とアル=アーディルの再統一イベントや、奴隷王朝独立イベント、十字軍関係のイベントを整備したり
色々と改造したものです……
最終的には、戦国史の城を拠点とするシステムでは、遊牧民の社会や経済や軍事のシステムや、
中性の封建制度を再現できないので改造は諦めましたけどね。
まあもともと戦国時代のゲームなので遊牧民式のシステムなんか再現できなくて当然ですけどね(笑)

遊牧民族の体制を上手くゲームに表現したゲームって存在するのですかね?
昔、高校の世界史の先生に授業で「遊牧民ゲーム」なる自作ボードゲームさせて貰いましたが、それくらいしか私は知りません(笑)
牧草地を回って家畜に草を食わせながら、他の部族と協力したり襲ったり、中国の警備隊から逃れながらオアシス都市を略奪したりするゲームでした。


> また、解り易さ重視で纏めてしまった物資項目の復活(再分割)ですが、
> 例えば現状ですと、石油は油田から産出させれば、そのまま燃料として使える仕様ですけど、
> 原案では、産出した原油を「精製」しなければ、燃料としては使えない仕様でした。
> こうして段階が1つ増えると、産油国でも先進度の低い途上国であれば、
> 精製コンビナートの建設を先進国に頼んだり、原油を他国へ輸出したりとなります。
> もちろん手間は増えるのですが、経済ゲームとしては、こちらの方が面白いかも?
> 前述の食糧に関しても、現状の「食料」から、穀物と食肉に再分割させれば、
> 食肉を生産するのに穀物を消費しますし、穀物から燃料を生産する事もできるので、
> 従来どおり、食べるための穀物輸出だけでなく、穀物を食肉や燃料に変換する事も可能と。
> 現状は一纏めになってる「製品」も、例えばそこから「衣服」を分離させ、
> 「綿花→生地→衣服」という工程を表現すれば、諸条件に応じた各国の得意分野も分かれると。
>


このシステムで是非ともプレイしてみたいですね。
現実じゃ貿易のパートナーである中国と日本も今のシステムじゃほとんど貿易をすることもないですしねえ。
それに今の内政版のシステムじゃ製品を捌くことなんてあまりないですが、
日本プレイで安価で丈夫な自動車を輸出してアメリカと貿易摩擦起こしたりしたいです(笑)
プレイヤーの負担が増えそうですが(笑)

> でもまあ、これをいきなり現代版でやると、要素も多過ぎて理解し難いでしょうから、
> まずは大航海時代や帝国主義時代などで、物資を絞った方が解り易いかも?とは考えています。
> 例えばこれなら、欧州からアフリカへ武器を輸出して部族間の戦争を激化させ、
> そこで生じた戦争捕虜を奴隷としてアメリカ新大陸に輸出して強制労働に従事させ、
> 新大陸で生産された農作物を欧州へ輸出するという、「大西洋三角貿易」も表現できますし、
> 植民地インドで綿花を大量生産して、それを産業革命の起きたイギリス本国で加工し、
> その海軍力によって市場を開拓すると共に、商品を世界で売り捌き、
> 貿易赤字になればアヘンを輸出という、「大英帝国プレー」も可能になります(笑)。
> それに近世や近代が舞台であれば、いま現在ほど商工業が複雑化してませんので、
> かなりシンプルに、こうした世界観を表現できそうですからねえ。
>


凄くプレイしてみたいです。内容はブラックですけども(笑)
徳翁導誉さんが各所のスレッドで紹介しておられる、「砂糖の世界史」でもありましたが、
ブラジルや西インド諸島に奴隷を輸入しながら、
砂糖のプランテーションを行って本国で莫大な利益をあげたいです。(笑)

もしもこういったシステムを導入するなら、
現在の内政あり版みたいに国家間で輸出入を取り決めるのではなく、
ゲーム側で勝手に貿易するようにしたほうがリアルですしプレイヤーに負担少なさそうと思います。
プレイヤーは特産品の生産地を獲得したり、産業を育成したり、
あるいは航海法定めたり、大陸封鎖令だしたり、鎖国したり、開国させたり、関税自主権奪ったり、国産品愛用運動起こしたりして
ある程度は流通と消費の方向性を決めれるけど、完全な思い通りにはならないと。

ってこれはもう赤い嵐じゃないですし、僕が勝手にこういうゲームがしたいなっていう妄想なんですけどね。(笑)
申し訳ないです。


> ちなみに、これらの時代で企業プレーを行う場合には、
> 各プレイヤーは「東インド会社」のオーナーになるようなイメージでしょうか?
> 所属する国の王から特許状を得る事で、その国の植民地を開発したり、
> 時には武力を用いて所属国の植民地を広げたり、遠方で新たな市場を開拓したり、
> 同国所属の会社と権力争いをしたり、他国の商船を襲ったり、辺境国の内戦に介入したり。


これも面白そうですね。
政府に金積んで自企業に有利な戦争したりするように仕向けたりとかですかね?
イメージとしては銀凡伝の商人を思い浮かべました。

> でも考え様によっては、1ターンを5年とか10年の単位にして、
> 時代全体をプレーするゲームが有っても良いとは思います。
> またはいっその事、不如帰オンラインみたいに現実の大陸を舞台としつつも、
> 登場するのは、各プレイヤーが作る架空の王朝や国家という事にして、
> ゲームで扱う期間も紀元前から現代までとし、ターンが進む事ごとに技術革新も進むようにすれば、
> 「シヴィライゼーション」みたいな感じに、独自の歴史を築けて意外と面白いかも知れません。
> これなら、途中参加するプレイヤーも、ゲーム内の国家を引き継ぐのではなく、
> 新国家として登場する事になるので、いきなり超大国が暴走みたい件も発生しませんし、
> 架空史だからこそ、時代性と国家の栄枯盛衰を体験できて、逆に歴史の理解を深める事に繋がるかも?


プレイヤーが担当するのがシヴィライゼーションみたいに文明なのか、または国家なのか、それとも王朝なのか、
でゲーム性も変わってきそうですね。


> > 環境への影響をいれないとアメリカの核一人撃ちで終わる可能性もあります。
> > その場合アメリカは本国に何もダメージを受けずに優勝できます。(環境の変化による不作など)
> > これはちょっと変じゃないかなと思って投稿させていただきました。

> 提案自体はゲーム的な事情によるモノかも知れませんが、
> 一応、以前行った「原爆と原発事故の違い」の説明を貼っておきますね。
> ちなみに結論だけ言っておきますと、核攻撃による放射能汚染は、
> ゲームに反映させるほど重篤ではない為、物理的損害のみに留まっていると。
>


これ、えいえいえいさんは、核を撃った側のアメリカの本国への影響を懸念しておられますので、
核の冬のことを仰ってるのではないかと思いました。
核兵器による放射能汚染の話でしたら、相手の生産力の話になるでしょうし。
もっとも、報復核攻撃の可能性で抑止力は発生していると思うので、核の冬を実装する必要はないかと個人的には思いますけども。


[21031] 赤い嵐の経済要素&「遊牧民vs.農耕民」ゲーム案返信 削除
2017/4/28 (金) 22:55:20 徳翁導誉

> > まあ、軍事面や地政学に関しては、内政ナシのポイント制の方でも表現できますので、
> > 内政アリの方はシンプル路線を捨てて、もっと込み入ったシステムにしても良いかも?とは考えています。
> > ただ、あれもこれもと、いろいろ詰め込み過ぎても、今度はプレイヤー側が付いて来れない危険性があり、
> > この辺の折り合いが上手く付かないので、結局は長らく、現状維持が続いちゃってるんですよね・・・・

> その頃と赤い嵐のシステム自体はほとんど変わっていないようですね。
> バランスは変わったり戦場が増えたりはしていますが。
> 様々な時代に対応可能なシステムとして完成されている面はあるものの、
> 内政版はもう少し要素を増やしても面白いのかも、と個人的には思っています。
> 勿論これだけシステムが変わらず来ているのですから、
> おっしゃる通り今更変更するのは骨が折れることですよね……(笑)

いや、本心を言えば、私自身は「新しい事をやりたい」という気持ちは常にあるんですよ(笑)。
ただ以前、WW2オンラインの記念大会の際、それ用に特別仕様のプログラムを作ったのですが、
結局は人が集まず、そのプログラムは1回も使われないまま、お蔵入りになって以降、
掲示板などで、それなりの反応が無い限り、大きな作業は躊躇するようになってしまい・・・・
昔みたいに私にも熱意や時間があれば、それでも作るのでしょうが、やはり今ではキツいので。
(逆に言うと、掲示板で話題を振っているのは、制作のキッカケを欲してる面はありますね)

まあ、戦場数(シナリオ数)が増えているのは、その反動みたいなモノですね(苦笑)。
新シナリオのデータ作りは、プログラムほど労力を掛けずに行えますし、
システム自体は変えない事で、プレイヤー側も対応に苦労せず楽しめますから。


> > ただ個人的な趣味を言うと、大航海時代より前の「中世」や「古代」の方が好きだったりするので、
> > 世界マップだけでなく、ユーラシア限定版とかも、理想を言えばやってみたい所なんですがね。
> > ユーラシア限定のマップなら、もっとエリア分けも細かく出来るでしょうし、
> > 私が大好きな騎馬民族の遊牧国家を活躍させるなら、そちらの時代の方が合っていると(笑)。
> > 妄想全快に言えば、全時代&全大陸に対応する「蒼き狼4」みたいなゲームが理想なんですよね!!
> > いや本当、「三国志ツクールじゃなくて、蒼き狼ツクールを作って」と思いますもん、光栄には。

> 蒼き狼4は名作ですよね。今プレイしても全然プレイできますもん。
> さすがに国家数の少なさとAIの弱さが気になってしまうところではありますが。

だからこそ、「AIの弱さ」をカバーできる、多人数ゲーム向きではないかと?(笑)
それに、あの手のゲームは、必要以上にAIが強過ぎても、それはそれで萎えますけど、
強さもプレイヤー由来であれば、素直に受け入れられると思うんですよね。
そして何より、対人間プレーの場合、外交交渉は勿論の事を、
街を壊したり、姫を奪ったり、娘を嫁がせたりなどは、本当に熱が入るでしょうからねえ。
その昔、日本の中世を舞台に「一族の家系図を築く」ゲームを妄想した事がありますが、
世界を舞台にそれを行えたら、妄想世界史として楽しめる幅も、かなり広がる気がしますし。

> 徳翁導誉さんもシナリオを公開しておられる「戦国史」というゲームの中の在野シナリオに
> 有志作成の蒼き狼シナリオがあるのですが、それにも私はハマりました。
> 徳翁導誉さんがどのバージョンの戦国史まで知っておられるかは私はわかりませんが、
> 戦国史SEバージョンで使える機能を用いて描写された3d地形のユーラシアマップと、
> 文化圏ごとの雰囲気を良い感じに醸し出してる城アイコンのコンビネーションや、
> 割りと高度な処理が自作できるイベントのおかげで、蒼き狼シナリオはワクワクさせるものになってました。

「戦国史」に関しては、PCゲーム「天下統一3」が発売された際、あまりの出来の悪さに、
天下統一のファン&改造サイトである 身勝手Papaさんの掲示板でも、あれこれ不満の声が交わされ、
その内、asakaさんが「こういうのを望んでるんだよ」と、奥羽戦国史を作られて、
「だったら私も、シナリオ作りで協力」という流れでしたから、もう16年も前の話ですね。
シェアウェア版の戦国史SEが発売された頃くらいまでは、一応把握しています。

> 遊牧民族の体制を上手くゲームに表現したゲームって存在するのですかね?
う〜ん、モンゴル帝国が登場するゲームとかなら、あったりするんでしょうか?
ちなみに私が「遊牧民と農耕民」の違いを表現するゲームを作るのであれば、
赤い嵐みたいな感じなら、エリアの中に、もう1つエリアを作りますね。

簡単に言えば、「地域エリア」の内側に、「都市エリア」があると。
そして、地域エリアは更に8ブロックほどに分割されて、
各ブロックは、それぞれ「草原・農地・荒野」の3パターンで表されます。
ちなみに都市エリアは、農地から収穫された食糧を倉庫に保管する事が出来し、
周囲に城壁を築いて、都市エリアの防御力を上げる事も可能とします。
『地域:河北(草原3・農地4・荒野1) 都市:北京(倉庫5・城壁2)』みたいな感じですね。
(表示グラフィックで言うと、3×3で9分割された中央が都市で、その周囲が地域の8ブロック)
で、ここからが本題なのですが、遊牧民は地域エリアに居住するのに対して、
農耕民は都市エリアに居住する事とします。
上記の例を用いれば、遊牧民は河北エリアに暮らし、農耕民は北京エリアに暮らす訳です。

そして、河北の草原値は3なので、この地域で遊牧民は3ユニットまで生活可能で、
ユニット数が草原値を上回ると、「草原→農地」の順に超過分を食い荒らし、
食い荒らされたブロックは「荒野」と化してしまいます。
(荒野は数ターン後にはランダムで草原となり、草原や農地を荒野にするコマンドも別途あります)
なので遊牧民が5ユニットいれば、次のターンは「草原1・農地4・荒野4」となり、
もしも遊牧民が8ユニットいれば、次のターンは「草原0・農地2・荒野7」となると。
しかし、草原と農地を食い荒らしても、まだ足りない場合は、その分だけユニット数が減少します。
ですから、ユニット数と草原値のバランスが取れていれば、いつまでもそこに居れますけど、
ユニット数の多い場合は、地域エリアを転々としないと、そのユニット数は維持できません。
また、1つの地域エリアには、他のプレイヤーの遊牧民ユニットも共存可能なので、
草原値が足りなそうな場合には、弱い方が他所へ移るか、戦闘で白黒付ける必要が出てきます。

一方、都市エリアは共存NGで、1人のプレイヤーの農耕民ユニットしか居れませんが、
農地から収穫される食糧は備蓄が利くので、余った分は倉庫に貯蔵する事が可能です。
仮にユニット数が農地値を上回っても、足りない分は先ず、倉庫の備蓄食糧から消費され、
それでも足りなかった場合になって始めて、農地値の方を食い荒らす事となります。
ちなみに農耕民ユニットの方は、草原値で食い繋ぐ事は出来ません。
ですから、地域エリアの農地を、農耕民としては増やしたい訳ですが、
その為には農耕民ユニットを地域エリアへ出す必要があり、
地域エリアにいる間は、倉庫から持ち出した兵糧を消費する事となります。
そして規定のターン数、開墾コマンドを続ければ、荒地や草原を農地に替える事が出来ますし、
隣の地域エリアに移動して、そのまま移住したり、都市を攻め取ったりも可能です。

言い忘れていましたが、このゲームの勝利条件は、規定のターン数を経過した時に、
遊牧民であれ、農耕民であれ、最もユニット数が多かったプレイヤーとなります。
ユニット自体は、草原や農地を潰したり、倉庫の備蓄に手を付けなければ、
ターン更新時にランダムで1つずつ増加するのですが、
そのユニット数を維持して行くには、領地を広げ、草原や農地を増やす事が必要となります。
ここで、遊牧民と農耕民の衝突が生じるシステムになっている訳ですね。
農地を荒らされたら農耕民が困りますし、草原を農地に変えられては遊牧民が困ります。
そこで戦争が発生する訳ですが、地域エリアでの戦闘だと、攻撃力で劣る農耕民側が不利ですが、
都市に入っての籠城戦であれば、城壁による防御力アップで、遊牧民側も攻撃には苦労します。
でもまあ、そういう場合は兵糧攻めの要領で、地域エリアの農地を荒らし回れば良いと(笑)。

> 昔、高校の世界史の先生に授業で「遊牧民ゲーム」なる自作ボードゲームさせて貰いましたが、
> それくらいしか私は知りません(笑)
> 牧草地を回って家畜に草を食わせながら、他の部族と協力したり襲ったり、
> 中国の警備隊から逃れながらオアシス都市を略奪したりするゲームでした。

歴史の授業でゲームをやるというのは、なかなか良いんじゃないですかねえ?
例えば極端な話、世界史版の「信長の野望」とかあれば、きっと単語も覚えやすいかと(笑)。
とにかく覚えさせる事が目的なら、登場人物は時代性無視のオールスターでも良いでしょうし。

・・・って、ちょっと検索してみた所、こんなサイトが出てきたのですが、
その自作ゲームというのは、ひょっとしてコチラ↓だったりします?
「草原の遊牧民ゲーム」
http://www.geocities.jp/hhoottccaakkee/kyozai-NomadGame.htm


> > 例えば現状ですと、石油は油田から産出させれば、そのまま燃料として使える仕様ですけど、
> > 原案では、産出した原油を「精製」しなければ、燃料としては使えない仕様でした。
> > 前述の食糧に関しても、現状の「食料」から、穀物と食肉に再分割させれば、
> > 食肉を生産するのに穀物を消費しますし、穀物から燃料を生産する事もできるので、
> > 従来どおり、食べるための穀物輸出だけでなく、穀物を食肉や燃料に変換する事も可能と。
> > 現状は一纏めになってる「製品」も、例えばそこから「衣服」を分離させ、
> > 「綿花→生地→衣服」という工程を表現すれば、諸条件に応じた各国の得意分野も分かれると。

> このシステムで是非ともプレイしてみたいですね。
> 現実じゃ貿易のパートナーである中国と日本も
> 今のシステムじゃほとんど貿易をすることもないですしねえ。

やはり「加工」の概念が加わるだけでも、ゲーム自体は結構変化しますよね!?
まあ、いまの現代版って、食料は「穀物+食肉」の2項目を統合したのは前回書きましたけど、
製品なんて「軽工業(繊維・雑貨)+重工業(金属・化学・機械)」と、5項目統合でしたから(笑)。
その影響で、石油は化学工業の処理を経ずに、そのまま燃料扱いとなり、
鉱山に至っては、金属工業を無くしたから、単なる金銭ボーナスに化けてしまいました。

とは言え、こんな感じで全体では7〜8割ほどの項目を、原案から削りましたから、
もしも全部突っ込んでいたら、それはそれで、恐らくゲームにならなかったでしょうね・・・・
その辺を考えると、現代版の場合は「何を復活させて、何を諦めるか」が再び問題となるので、
社会システムが現在ほど複雑じゃない昔の時代の方が、まず初めに試すには良いかも知れません。
戦争や外交とのバランスも考えるなら、帝国主義時代や両世界大戦期が合いそうですけど、
貿易や開発の要素をより際立たせるなら、大航海時代や重商主義時代の方が合うのかな?
って、資本主義と社会主義の違いを表現できれば、原点回帰で冷戦期というのも面白い題材ですが。


> > でもまあ、これをいきなり現代版でやると、要素も多過ぎて理解し難いでしょうから、
> > まずは大航海時代や帝国主義時代などで、物資を絞った方が解り易いかも?とは考えています。
> > 例えばこれなら、欧州からアフリカへ武器を輸出して部族間の戦争を激化させ、
> > そこで生じた戦争捕虜を奴隷としてアメリカ新大陸に輸出して強制労働に従事させ、
> > 新大陸で生産された農作物を欧州へ輸出するという、「大西洋三角貿易」も表現できますし、
> > 植民地インドで綿花を大量生産して、それを産業革命の起きたイギリス本国で加工し、
> > その海軍力によって市場を開拓すると共に、商品を世界で売り捌き、
> > 貿易赤字になればアヘンを輸出という、「大英帝国プレー」も可能になります(笑)。
> > それに近世や近代が舞台であれば、いま現在ほど商工業が複雑化してませんので、
> > かなりシンプルに、こうした世界観を表現できそうですからねえ。

> 徳翁導誉さんが各所のスレッドで紹介しておられる、「砂糖の世界史」でもありましたが、

各所と言っても、2ヶ所ですけどね(笑)。
でもまあ、雑談スレッドとか、返信は無くても読んでる人は結構いるのかな?

> 凄くプレイしてみたいです。内容はブラックですけども(笑)
> ブラジルや西インド諸島に奴隷を輸入しながら、
> 砂糖のプランテーションを行って本国で莫大な利益をあげたいです。(笑)

奴隷とか確かにブラックなネタですけど、一方でそれは紛う事なき史実ですし、
面倒を嫌って企業系ゲームが避けるのであれば、それこそ同人系ゲームの出番かと(笑)。
とは言え、さすがに奴隷をアイテム扱いするのもアレですので、
「貴族・僧侶・官吏・兵士・農民・商人・工員・奴隷」みたいに階級分けしましょうかねえ?
奴隷は「人件費なし」という設定にすれば、それを用いるメリットも如実に伝わるでしょうし。

あとは、「どの地域に、どの作物が育つか」という縛りを付ける為にも、
各エリアごとに気候項目はあった方が良いでしょうね。
何処でも胡椒・砂糖・茶葉が作れるようなら、貿易も奴隷も必要ありませんし、
こうした気候要素は、先進度や人口増加とも密接に関わってきますので。
って、そう言えば以前、1ゲーム人用の「ナポレオンの野望」を作った際には、
エジプトの夏や、ロシアの冬によって、兵数が減少するイベントを入れた記憶が・・・・
本気で「殖民」要素とか考えるなら、こうした気候適応とかも地味に重要な気はします。

> もしもこういったシステムを導入するなら、
> 現在の内政あり版みたいに国家間で輸出入を取り決めるのではなく、
> ゲーム側で勝手に貿易するようにしたほうがリアルですしプレイヤーに負担少なさそうと思います。

完全に一致する訳ではありませんけども、この辺に関しては、
既に語っている「市場原理の導入」や「供給視点から需要視点へ」という話に被ってくるかと?
少し具体的に説明しますと、個々の商品製造には、基準となる先進度が設定されており、
先進度が基準値に達しなければ、その商品を製造できない一方、
先進度が基準値より高くなるほど、製造費(人件費)も上がるようにします。
要するに、先進度が基準値に近いほど、安く製品を作れるという訳ですね。
(複雑にするなら「商品の質」とかも追加しますが、シンプル路線であれば「価格」のみで)

ここへ更に輸送料・利益・関税が乗っかって、各国製品ごとの値段が決まり、
市場原理・需要視点ですから、同じ商品でも安さに応じて売れ行きが変わってくると。
市場を独占する為に、ダンピングで利益をマイナス設定にしても良いですし、
国内製造を守る為に、高い関税をかけて輸入品を抑えても構いません。
ただし、商品が売れて初めて金銭が入るので、売れなければ在庫の山を抱えて赤字垂れ流しです(笑)。
ちなみに、各商品の製造量や輸出量は、現状の貿易システムと同じく、
1度決めてしまえば自動処理なので、あまりプレイヤーには負担が掛からないかと思います。

> プレイヤーは特産品の生産地を獲得したり、産業を育成したり、
> あるいは航海法定めたり、大陸封鎖令だしたり、鎖国したり、開国させたり、
> 関税自主権奪ったり、国産品愛用運動起こしたりして
> ある程度は流通と消費の方向性を決めれるけど、完全な思い通りにはならないと。

この辺も上記システムで、ある程度は再現可能じゃないですかねえ?
例えば、占領地での穀物作りを止めて、商品作物を育てれば「プランテーション」ですし、
周辺国と外交で連携して、対象国への輸出入をストップさせれば「経済制裁」になりますし、
「関税率」とかも、軍事力を背景に外交を行えば、列強国の思い通りに設定させる事も可能と。

> ってこれはもう赤い嵐じゃないですし、
> 僕が勝手にこういうゲームがしたいなっていう妄想なんですけどね。(笑)
> 申し訳ないです。

いえいえ、帝国主義版とか、七年戦争版とか、
私自身も心の中で「何が赤い嵐なんだ?」と、ツッコんでますからねえ(笑)。


> > ちなみに、これらの時代で企業プレーを行う場合には、
> > 各プレイヤーは「東インド会社」のオーナーになるようなイメージでしょうか?
> > 所属する国の王から特許状を得る事で、その国の植民地を開発したり、
> > 時には武力を用いて所属国の植民地を広げたり、遠方で新たな市場を開拓したり、
> > 同国所属の会社と権力争いをしたり、他国の商船を襲ったり、辺境国の内戦に介入したり。

> これも面白そうですね。
> 政府に金積んで自企業に有利な戦争したりするように仕向けたりとかですかね?
> イメージとしては銀凡伝の商人を思い浮かべました。

まあ大体、そんな感じですね。
例えば各国間には、それぞれ「友好度」が設定しておき、
相手国との「戦争(開戦/停戦)」や「同盟(締結/解消)」は、
両国間の友好度に応じて、実行に必要な経費が決まるモノとします。
そして、賛成に資金を投じればプラスに、反対に資金を投じればマイナスに推移し、
値が基準に達した時、開戦など決定が行われるって感じですね。

ただし、停戦や同盟締結に関しては、相手国側の賛同も無ければダメなので、
両国とも同じ決定に達した時に、初めてその内容は有効となります。
ですから、相手国側が停戦や同盟締結を渋る場合には、
相手国側の商人プレイヤーに資金援助をして、実行をお願いする格好となります。
言うなれば、そういう形で賠償金や賄賂みたいな事を表現できる訳です。

理想を言うなら、国家もプレイヤーが担当できれば面白いんでしょうけど、現状では厳しいかな?
でも、大名プレイヤーと豪商プレイヤーが、異なるゲームを1つの舞台で遊ぶ
「戦国政商伝」の構想は、それこそサイト開設の前から抱いてる案ではあるんですがね・・・・
銀河凡将伝説の商人プレーも、イメージの発端はここにあるのですが、
こちらの方が大名と豪商に限定されているので、ゲーム的にはもっと洗練されてると思います。
米を売って、鉄砲を買ったりしながら、大名は天下統一を目指す一方、
豪商は資産No.1を目指し、死の商人として大名の覇道を支えたり、足を引っ張ったりと(笑)。

> > でも考え様によっては、1ターンを5年とか10年の単位にして、
> > 時代全体をプレーするゲームが有っても良いとは思います。
> > またはいっその事、不如帰オンラインみたいに現実の大陸を舞台としつつも、
> > 登場するのは、各プレイヤーが作る架空の王朝や国家という事にして、
> > ゲームで扱う期間も紀元前から現代までとし、ターンが進む事ごとに技術革新も進むようにすれば、
> > 「シヴィライゼーション」みたいな感じに、独自の歴史を築けて意外と面白いかも知れません。

> プレイヤーが担当するのがシヴィライゼーションみたいに文明なのか、
> または国家なのか、それとも王朝なのか、でゲーム性も変わってきそうですね。

基本的には「国家(王朝)プレー」でしょうね。
例えば、最初は西暦200年に、中国で漢民族の王朝を作り、150年ほどして滅んだら、
次は西暦400年頃に、中米に作った王国で、まったりと500年ほどプレーし、
その次は中央アジアで遊牧帝国を作って、わずか30年ほどだけど暴れるだけ暴れ回り、
続いてはインドの方で宗教国家を作り、周辺の他宗教国家と争い、
最後はヨーロッパの民主主義国家で、悠々自適とプレーする・・・みたいな感じですね。

どの地域に、どの民族と宗教で、どれだけの勢力を持つ、どういう体制の国家かは、
初期登録や再登録する際の年代や、ゲーム展開によっても変わってきますし、
転生プレイヤーの場合は、前の国家のポイントを引き継げる形にしても面白いかと?
要するに、長命な大帝国を築いたプレイヤーは、その国家自体は滅んでも、
次の国家プレーを始める際に、より有利な条件で国家作りを出来るって事ですね。
もしも架空の国家ではなく、史実の国家を用いるのであれば、
その時代に実在した未登録国を、所有ポイントに応じて購入する形でしょうか?
初期登録では小国しか登録できませんが、その国の存続年数や成長度合いに応じて、
引き続いての転生プレーでは、より大きな国に登録できるようになると。
でもまあ、いろんな地域で、様々なタイプの国家をプレーするのも、
1つの地域で、ずっと同じ民族の国家をプレーするのも、結局は個々人の好み次第です。
(同じコンセプトで、無人のコンピューター・シミュレーションとかやっても面白そうですが・笑)

> > > 環境への影響をいれないとアメリカの核一人撃ちで終わる可能性もあります。
> > > その場合アメリカは本国に何もダメージを受けずに優勝できます。(環境の変化による不作など)
> > > これはちょっと変じゃないかなと思って投稿させていただきました。

> > 一応、以前行った「原爆と原発事故の違い」の説明を貼っておきますね。
> > ちなみに結論だけ言っておきますと、核攻撃による放射能汚染は、
> > ゲームに反映させるほど重篤ではない為、物理的損害のみに留まっていると。

> これ、えいえいえいさんは、核を撃った側のアメリカの本国への影響を懸念しておられますので、
> 核の冬のことを仰ってるのではないかと思いました。
> 核兵器による放射能汚染の話でしたら、相手の生産力の話になるでしょうし。
> もっとも、報復核攻撃の可能性で抑止力は発生していると思うので、
> 核の冬を実装する必要はないかと個人的には思いますけども。

う〜ん、核の冬ですかぁ・・・・
あれは冷戦期に、核戦争に対する警鐘を鳴らす目的で、
かなりオーバーに語られた面がありますので、あまり現実的じゃないと思うんですよね。
歴史上、大規模な火山噴火によってもたらされた寒冷化により、
不作と飢饉が人類に影響を与えた事は確かにありますけど、核の冬ほど極端ではありません。
気候変動を起すだけのエネルギーって、本当に膨大な量が必要であるのに、
恐竜を滅ぼした隕石衝突どころか、大規模な火山噴火のエネルギーすら、
人類の科学力(核使用)では、再現する事など出来ないのが実情でしょうからねえ。

それに「不作レベル」を表現するのであれば、核使用の影響より、
ターン更新時にランダムで、「天災イベント」でも発生させた方が適当かも?(笑)
駆け引きメインで遊ばれてた頃なら、ランダム・イベントとか無粋な感じでしたけど、
現状では、そうしたモノがあった方が、膠着しがちなゲームを動かすキッカケになりそうですし。

21006
[21006] ◆ 赤い嵐「WW2内政あり版」を、4/21に初期化予定 ◆返信 削除
2017/4/20 (木) 19:21:58 徳翁導誉

ここの掲示板がダウンしていた為、現在進行中の「帝国主義版」の終了時期と、
次回セッションの開催日時を、あえて被せたのですが・・・このタイミングで復旧とは!?
いろいろ考えて行った対応が、却って悪手になっちゃいましたね(苦笑)。

まあ、前日に初期化予定を再延長させるのも何ですし、
あらかじめ日程が被る事を考慮して、すぐに「WW2版」の方は始まらないよう、
もともと開幕ターンを3日分延長してあったので、このままの設定で行っちゃいます。
(要するに、帝国主義版が終了するまで、WW2版は本格的に始まらない設定でした)


「赤い嵐:WW2内政あり版」
http://w2.oroti.net/~tokuou/frame/ww2_red_new/ww2.html

変更点は、以下の通りです。

 1.物資が余りがちとの事で、人口当たりの消費量を先進度に応じてアップ。

 2.占領地からの人口流入がキツいとの事で、駐留軍による流入阻止効果をアップ。

 3.占領時は従来の治安値だけでなく、農業値や工業値なども若干ダウン。


[21011] 参加者を募集します。返信 削除
2017/4/23 (日) 19:07:54 参加者

初心者にお勧めな国や国力のある国が大量に空いてます。
難易度も下がったようなので参加を検討ください。


[21017] 自給率について返信 削除
2017/4/26 (水) 02:35:10 インド帝国

コマンドを操作を行う画面では工業自給率が102%と表示されているのですが
国力一覧では工業自給率が97%と表示されています。
どちらが正しいのでしょうか?


[21020] Re:自給率について返信 削除
2017/4/26 (水) 21:55:34 物秦

▼ インド帝国さん
> コマンドを操作を行う画面では工業自給率が102%と表示されているのですが
> 国力一覧では工業自給率が97%と表示されています。
> どちらが正しいのでしょうか?


工業値自体ズレてないなら
計算した方が早いですよ


[21023] Re:自給率について返信 削除
2017/4/27 (木) 23:52:53 英国

▼ インド帝国さん
> コマンドを操作を行う画面では工業自給率が102%と表示されているのですが
> 国力一覧では工業自給率が97%と表示されています。
> どちらが正しいのでしょうか?


我が国もだよ。


[21028] Re:自給率について返信 削除
2017/4/28 (金) 22:53:00 徳翁導誉

> コマンドを操作を行う画面では工業自給率が102%と表示されているのですが
> 国力一覧では工業自給率が97%と表示されています。
> どちらが正しいのでしょうか?

入力ページの表示部分が、旧設定のままになってますね。
報告ありがとうございます、修正しておきました。

21014
[21014] 第70回首相選挙終了報告。返信 削除
2017/4/26 (水) 00:10:28 首相選挙管理委員会

管理人様へ
 
 第70回首相選挙が終了し、自由進歩党殿が勝利しました。
つきましては、過去ログへの登録と新規回開始のほど、よろしくお願いします。


[21026] Re:第70回首相選挙終了報告。返信 削除
2017/4/28 (金) 22:51:25 徳翁導誉

> 第70回首相選挙が終了し、自由進歩党殿が勝利しました。
> つきましては、過去ログへの登録と新規回開始のほど、よろしくお願いします。

お疲れ様です。
歴代ページに上げておきました。
http://www.geocities.jp/kako_log22/prime_minister/prime70.html

あと、今回のように「少数与党」での決着の場合は、
一覧ページのポイント処理に一手間が加わる為、
その事も同時に報告してもらえれば、ありがたいです。
ゲームに参加していない私だと、見落とす可能性がありますので。

ちなみに、これまでの少数与党回は、
第6回と第37回、そして今回の第70回と記録されてますけど、
漏れなどはありますでしょうか?

21013
[21013] ちょっと宣伝返信 削除
2017/4/24 (月) 20:29:41 玉川大納言

私、youtubeでいろんな国の国歌などを紹介しております。
よければ遊びに来てください。

https://www.youtube.com/channel/UCwL_OGr1Z3qK-Xs0kzfXdBQ


[21025] Re:ちょっと宣伝返信 削除
2017/4/28 (金) 22:50:58 徳翁導誉

> 私、youtubeでいろんな国の国歌などを紹介しております。
> よければ遊びに来てください。
> https://www.youtube.com/channel/UCwL_OGr1Z3qK-Xs0kzfXdBQ

なるほど。
当サイトの「動画紹介所」でも、よく国歌を貼られてますけど、
まさか、ご自身でYouTubeにアップされるほど好きだったとは!?

ちなみに、YouTubeのページに関しては、ただ動画としてアップするだけでなく、
「なぜ世界の国歌を紹介するのか?」という魅力について語ってみたり、
その国歌の歴史や歌詞の日本語訳とかあれば、視聴者も興味を惹かれるでしょうし、
あとはタイトルに、英語と現地語も加えれば、海外からのアクセスも増えるかと?

21012
[21012] 藤井四段強すぎる返信 削除
2017/4/24 (月) 00:42:45 物秦

非公式7番早指し勝負まさか羽生善治永世名人も食うとは・・・
新世代台頭めざましいですね
中学生でこれなら将来有望で新戦法でるか楽しみです


[21024] Re:藤井四段強すぎる返信 削除
2017/4/28 (金) 22:50:34 徳翁導誉

> 非公式7番早指し勝負まさか羽生善治永世名人も食うとは・・・
> 新世代台頭めざましいですね
> 中学生でこれなら将来有望で新戦法でるか楽しみです

中学生プロ棋士というのは、やはり素材的に別格ですからねえ。
加藤・谷川・羽生・渡辺と過去の4人は皆、のちに一時代を築いた棋士ばかりですし、
当然ながら「将来の名人候補」と期待され、求められるハードルも自ずと高くなりますけど、
デビュー以降の連勝記録など、まさかこんなにも早くも、ここまでの強さを見せようとは!?
(連勝記録のおかげで、収録であるNHK杯での注目の千田戦は、結果がネタバレに・苦笑)

ソフト不正疑惑への対応で将棋界が混迷し、名人が将棋ソフトに完敗した丁度この時に、
こうして超新星が現れるというのは、将棋界にとってはまさに幸運なのでしょうが、
ただ当人にとっては、逆に不運なタイミングだったのかも?(苦笑)
でもまあ、史上初の中学生プロであり、「神武以来の天才」と呼ばれた加藤九段との対戦も、
引退直前というタイミングで、ギリギリ間に合いましたし、
羽生三冠とのタイトルを賭けた番勝負も、ギリギリ間に合うかも知れないタイミングと、
これはもう藤井四段は、将棋界を背負うよう運命付けられているのかな!?(笑)
今回の「炎の七番勝負」にしても、AbemaTVの将棋チャンネルが解説直後という事もあり、
特別に実現した企画だったというタイミングもあった訳ですからねえ。

21018
[21018] またサーバー落ち?返信 削除
2017/4/26 (水) 21:16:46 玉川大納言

またまたまた、サーバーが落ちてませんか?皆さんいかがですか?


[21019] Re:またサーバー落ち?返信 削除
2017/4/26 (水) 21:26:00 物秦

当たり前の用に死んでますね・・・
内政版だと序盤の開発重要なのに


[21021] Re2:またサーバー落ち?返信 削除
2017/4/26 (水) 22:15:57 参加者

▼ 物秦さん
> 当たり前の用に死んでますね・・・
> 内政版だと序盤の開発重要なのに


WW2版だと序盤はたいして重要じゃない気がします。

21007
[21007] ようやく掲示板用サーバーが復旧返信 削除
2017/4/20 (木) 19:26:44 徳翁導誉

と言う事で、9日ぶりに掲示板用のhotcomサーバーが復活しました。
いや〜、ここまで長いトラブルは過去に無かったので、
正直な話、もうこのまま終了なのかと思いましたよ(苦笑)。
とにもかくにも、このサーバーを掲示板用に使い始めて10年、
つまりは10年分のログが貯まっているので、これを無事回収できたのは良かったです!!

でもまあ幸か不幸か、今年の1月末にたまたま気が向いて、
数年ぶりにバックアップ・データを取ってあったので、最悪の場合はそれを利用する予定でしたし、
実を言うと、復旧しない場合を考えて、XREAサーバーへの移転作業も少し始めた所でした。
(ここ3ヶ月分の記事は消えますが、それでも2万超の記事数があり、一気に作業は無理なので)
ですから今回の事を契機に、掲示板用のサーバーを移転しちゃっても良いんですよね。
現hotcomサーバーは、運営が結構キチンとしているものの、送信時の処理エラーが多いですし、
予想大会用に使ってみた限りでは、XREAサーバーも特に問題無さそうですけど、どうしましょ?

20990
[20990] ww2世界戦場3の参加者を募ります。返信 削除
2017/4/7 (金) 17:36:09 ww 2世界戦場3オーストリア

題名の通りです。
もう一個の掲示板の方にも書かれていましたが
こっちにも書いておきます。


[20994] Re:ww2世界戦場3の参加者を募ります。返信 削除
2017/4/7 (金) 19:16:30 徳翁導誉

> 題名の通りです。
> もう一個の掲示板の方にも書かれていましたが
> こっちにも書いておきます。

正直、「小国あり」だと必要人数も多く、集めるのも大変だとは思いますが、
応援する意味でも、既に削除された前任者が使用したポイントなどは戻しておきました。
世界戦場3は、前回の初期化から既に1年半以上も経過しており、
せっかく登録しても、「行動力なし」では気持ちが萎えるでしょうから(笑)。

あと、宣伝するならリンクも必要だと思うので、こちらも貼っておきます。

WW2オンライン「WW2世界戦場3」
http://w2.oroti.net/~tokuou/frame/ww2_03/ww2.html


[20995] Re2:ww2世界戦場3の参加者を募ります。返信 削除
2017/4/7 (金) 22:59:29 ww 2世界戦場3オーストリア

▼ 徳翁導誉さん
> > 題名の通りです。
> > もう一個の掲示板の方にも書かれていましたが
> > こっちにも書いておきます。

> 正直、「小国あり」だと必要人数も多く、集めるのも大変だとは思いますが、
> 応援する意味でも、既に削除された前任者が使用したポイントなどは戻しておきました。
> 世界戦場3は、前回の初期化から既に1年半以上も経過しており、
> せっかく登録しても、「行動力なし」では気持ちが萎えるでしょうから(笑)。
>
> あと、宣伝するならリンクも必要だと思うので、こちらも貼っておきます。
>
> WW2オンライン「WW2世界戦場3」
> http://w2.oroti.net/~tokuou/frame/ww2_03/ww2.html

ありがとうございます。


[21005] Re3:ww2世界戦場3の参加者を募ります。返信 削除
2017/4/20 (木) 19:20:07 徳翁導誉

> > > 題名の通りです。
> > > もう一個の掲示板の方にも書かれていましたが
> > > こっちにも書いておきます。

> > 正直、「小国あり」だと必要人数も多く、集めるのも大変だとは思いますが、
> > 応援する意味でも、既に削除された前任者が使用したポイントなどは戻しておきました。

> ありがとうございます。

サーバー・ダウンで時間が空いちゃったんで、
もう1回、上げておきましょうかねえ?

WW2オンライン「WW2世界戦場3」
http://w2.oroti.net/~tokuou/frame/ww2_03/ww2.html

20828
[20828] 銀河英雄大戦 帝国降伏希望返信 削除
2017/2/13 (月) 01:53:54 ローエングラム

銀河英雄大戦(団体戦:新規版)ですが
帝国としては降伏による勝敗を希望致します。
登録数が7:3、将官数32:10では物量差が開きすぎており止める術はありません。
今回のセッションはこの時点にて勝敗決着とし、残りは延長戦として欲しいです。
帝国側は無理です。戦力が倍以上差が開いています。

もちろん勝敗決定後にプレイし続けるのは構いませんし、私もやりますが。

ご検討よろしくお願いします。


[20829] 銀河英雄大戦 帝国降伏希望同意返信 削除
2017/2/13 (月) 02:27:21 エーレンベルク帝国元帥

私も降伏を希望します。
勝てる気がしないです。


[20830] Re:銀河英雄大戦 帝国降伏希望同意返信 削除
2017/2/13 (月) 23:52:10 ウランフ大将

同盟軍は降伏を受け容れる用意がありますが、
継戦、あるいは降伏を受け容れた上の継戦を希望します。

貴殿たちはもう勝てる気がしないと言われましたが、
同盟側としても徹底抗戦されればかなり苦戦すると見ています。
その間に帝国側に新規参加者が入る可能性もあるでしょう。
降伏は時期尚早ではないでしょうか?


[20831] Re2:銀河英雄大戦 帝国降伏希望同意返信 削除
2017/2/14 (火) 01:39:54 ローエングラム

▼ ウランフ大将さん
> 同盟軍は降伏を受け容れる用意がありますが、
> 継戦、あるいは降伏を受け容れた上の継戦を希望します。
>
> 貴殿たちはもう勝てる気がしないと言われましたが、
> 同盟側としても徹底抗戦されればかなり苦戦すると見ています。
> その間に帝国側に新規参加者が入る可能性もあるでしょう。
> 降伏は時期尚早ではないでしょうか?


継戦についてはそのつもりですし構いません。
しかし「勝敗」という観点においては、この後覆る可能性はほぼゼロでしょうし
現状維持すら厳しいです。こちらは偵察すらままならないのですから。
この状況・モチベーションのまま勝ち負けを競うのは正直ツライ。
残り10〜20ターンとかならまぁ、やり通すだろうと思いますが
40ターン以上をこのあと過ごすのは保てません。
かといって私が未ログイン削除になればそれこそ完全崩壊です。
ま、それもいいですけども、そういう決着はお互いにつまらないと思いましたので
お互いを振り返って健闘を称え合う事ができるのは今ではないかと思った次第です。


[20837] Re3:銀河英雄大戦 帝国降伏希望同意返信 削除
2017/2/17 (金) 00:25:54 徳翁導誉

> > 今回のセッションはこの時点にて勝敗決着とし、残りは延長戦として欲しいです。
> > 帝国側は無理です。戦力が倍以上差が開いています。

> 同盟軍は降伏を受け容れる用意がありますが、
> 継戦、あるいは降伏を受け容れた上の継戦を希望します。

要するに、「帝国側の降伏」&「以後は延長戦」って事ですよね?
こちら側としては、参加されてるプレイヤーの方々の総意であれば構わないのですが、
過去ログ保存の方はどうしましょ?
延長戦の方が終わってからで良いのでしょうか?


[20844] Re4:銀河英雄大戦 帝国降伏希望同意返信 削除
2017/2/17 (金) 19:24:22 ウランフ大将

もう一度確認したいのですが、降伏は帝国側の総意ですか?
同盟としてはこのまま延長戦をするくらいなら継戦でも良いかと思うのですが・・・。

過去ログ保存はどうなるにせよ、勝敗が付くまで待っていただけると有難いです。


[20845] Re5:銀河英雄大戦 帝国降伏希望同意返信 削除
2017/2/18 (土) 03:18:07 ローエングラム

▼ ウランフ大将さん
> もう一度確認したいのですが、降伏は帝国側の総意ですか?
> 同盟としてはこのまま延長戦をするくらいなら継戦でも良いかと思うのですが・・・。
>
> 過去ログ保存はどうなるにせよ、勝敗が付くまで待っていただけると有難いです。


勝敗をつけるとして帝国側は降伏で総意しています。
仮にこの後、同盟領土を全制圧したとしても、今回のセッションは帝国降伏という
決着でお願いします。

ログ保存はどちらでも構いませんが、終了するまでの時点でよいかとは思います。


[20855] Re6:銀河英雄大戦 帝国降伏希望同意返信 削除
2017/2/22 (水) 22:44:15 ウランフ大将

▼ ローエングラムさん
> ▼ ウランフ大将さん
> > もう一度確認したいのですが、降伏は帝国側の総意ですか?
> > 同盟としてはこのまま延長戦をするくらいなら継戦でも良いかと思うのですが・・・。
> >
> > 過去ログ保存はどうなるにせよ、勝敗が付くまで待っていただけると有難いです。

>
> 勝敗をつけるとして帝国側は降伏で総意しています。
> 仮にこの後、同盟領土を全制圧したとしても、今回のセッションは帝国降伏という
> 決着でお願いします。
>
> ログ保存はどちらでも構いませんが、終了するまでの時点でよいかとは思います。

了解しました。同盟側としても同意致します。
ログ保存もローエングラム殿の提案を受け容れます。


[20860] Re6:銀河英雄大戦 帝国降伏希望同意返信 削除
2017/2/24 (金) 20:53:49 徳翁導誉

> > もう一度確認したいのですが、降伏は帝国側の総意ですか?
> > 同盟としてはこのまま延長戦をするくらいなら継戦でも良いかと思うのですが・・・。
> > 過去ログ保存はどうなるにせよ、勝敗が付くまで待っていただけると有難いです。

> 勝敗をつけるとして帝国側は降伏で総意しています。
> 仮にこの後、同盟領土を全制圧したとしても、今回のセッションは帝国降伏という
> 決着でお願いします。
> ログ保存はどちらでも構いませんが、終了するまでの時点でよいかとは思います。

では、延長戦が終わりましたら、また報告をお願いします。


[20987] Re7:銀河英雄大戦 団体戦終了返信 削除
2017/4/1 (土) 08:56:33 ローエングラム(3代目)

管理人様

銀河英雄大戦、規定のターン数を経過いたしましたので
システム上の帝国敗北となりました。


[20991] Re8:銀河英雄大戦 団体戦終了返信 削除
2017/4/7 (金) 19:11:06 徳翁導誉

> 銀河英雄大戦、規定のターン数を経過いたしましたので
> システム上の帝国敗北となりました。

お疲れ様です。
という事で、記録上は降伏が受諾された2月22日(63ターン)の決着とする一方、
通信・操作のログは延長戦の部分も込みで、過去戦場にアップしておきました。
http://www.geocities.jp/kako_log47/ginga_kako/ginga128.html


[20996] Re9:銀河英雄大戦 団体戦終了返信 削除
2017/4/8 (土) 00:11:50 ローエングラム(3代目)

管理人様

ログ取得ありがとうございます。
今回のログですが、所属のカラムがないせいか、
提督ステータスの表示がずれて表示されていますので
ご確認いただけますでしょうか。


▼ 徳翁導誉さん
> > 銀河英雄大戦、規定のターン数を経過いたしましたので
> > システム上の帝国敗北となりました。

> お疲れ様です。
> という事で、記録上は降伏が受諾された2月22日(63ターン)の決着とする一方、
> 通信・操作のログは延長戦の部分も込みで、過去戦場にアップしておきました。
> http://www.geocities.jp/kako_log47/ginga_kako/ginga128.html


[21004] Re10:銀河英雄大戦 団体戦終了返信 削除
2017/4/20 (木) 19:19:30 徳翁導誉

> 今回のログですが、所属のカラムがないせいか、
> 提督ステータスの表示がずれて表示されていますので
> ご確認いただけますでしょうか。

単純に、私のコピペ・ミスですね(笑)。
報告、ありがとうございます。
遅ればせながら、修正しておきました。


[21001] 銀河英雄大戦 団体戦 今期の所感返信 削除
2017/4/9 (日) 20:38:59 グリーンヒル

皆様お疲れさまです。

ローエングラム(3代目)さんお見事でした。
貴殿の最後の攻撃があったからこそヴァルハラがターン内に落ちなかったのだと思います。


今期は同盟に人が偏ったことが良くも悪くも影響を及ぼしていたと思います。
過去ログ拝見いたしましたが、どうも帝国軍が降服宣言した時点で、
当時の帝国の方々は同盟側からの転生を求めていたようですね。

過去ログ見ていただけばわかると思いますが、当時の同盟の中でも転生案は出ていましたし、
私も転生をしようと思っていました。
元々私は帝国に登録しようと思ったのですが、私が登録した時点では同盟が一人帝国が三人だったので
やむを得ず同盟に登録したという事情もありましたからね。
ただ、降服宣言のあとに帝国に人が入ったことや、転生に伴う様々な弊害に対する後ろめたさもあり、話はうやむやになりましたが。

せっかく今回は人が沢山入ってこられたので、陣営で人数が偏らなければもっと面白いゲームになったのかな?と残念に思います。

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